牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part6
0001名無しさん@ピンキー2012/11/18(日) 12:32:28.52ID:z1MiaYoJ
牧場物語・ルーンファクトリーシリーズの総合エロパロスレです。

以前は外部にスレがあったのですが、業者、18歳未満であろうレスの巣窟となり、エロパロ板に戻ることとなりました。

基本ルール
・なるべく sage進行。
・荒らしが来たら寝て過ごす
・スルーするのもオトナの態度
・作品を投下する時はトリップ推奨
・オリキャラが入る場合、シチュやカプリングが特殊な場合には
 最初or名前欄に注意書きをしてホスィ
※投下、投稿する前に自分のコメ、作品を見直してみましょう。最低限の文章力と礼儀すらなければ手ひどく
 叩かれる可能性があります。
※18歳未満の方はブラウザバック、18歳以上でも18歳未満と受け取られかねない言動は慎みましょう。

まとめwiki
http://www22.atwiki.jp/ebmr/
編集は自由ですので、職人さん・一般の方問わず利用できます。

前スレ ルーンファクトリー総合エロパロ Part5
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1342795762/
0002名無しさん@ピンキー2012/11/18(日) 15:50:05.71ID:XQUUZVaZ
>1乙
0008名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 08:24:38.49ID:6bITsJ28
あげ
0010名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 18:04:28.76ID:BbGJ/RAv
コハクはプロポーズイベントが秀逸すぎる。
三部も終わってやることなくなったから
嫁のメグさんを朝からラブ飲みドリンク漬けにして翌日まで種付けし続ける爛れた生活してるわ
子供マーダー?
0012名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 23:11:28.29ID:IGYv6hzS
朝から晩までベッドで過ごすのがいいな。
畑はどうした!っていうレベルの
0013名無しさん@ピンキー2012/11/22(木) 06:29:03.90ID:oCU8jJcc
朝の挨拶に行ったらいきなりアップルパイくれて続けて挨拶したあと誘ってもないのに冒険についていきたいと申すクーちゃんを見てクロ×フレも有りだなと思いましたまる
0014埼玉昆布2012/11/22(木) 10:07:44.40ID:tbot9bdO
レストがナンパされてディラスに助けられたとき
「可愛い顔してんだから気をつけろよ!」
って言われるサブイベント起きたんだけど何これww
0015名無しさん@ピンキー2012/11/22(木) 11:06:17.90ID:2F4o41iv
ディラスは男女主人公のイベント使い回しにおける最大の被害者なんだよ…
0016名無しさん@ピンキー2012/11/22(木) 11:28:29.48ID:Qgcq1WgA
いや主人公の性別で台詞微妙に変わった気がするし使い回しじゃなくてちゃんとレスト用のイベントにしたんだとオモ
どうせならフレイと嫁のイチャコラするイベントもあれば良かったのにね
0019名無しさん@ピンキー2012/11/23(金) 14:16:28.57ID:T7Ckclqr
そんなことよりシャオちゃんを隣のセルザが心配するぐらい激しく愛してあげようぜ
0020名無しさん@ピンキー2012/11/23(金) 17:26:34.13ID:7x3+BI/c
シャオパイのドジ可愛さは半端無い
いろいろマーマと比較して落ち込んでるところを慰めたい性的な意味で
0021名無しさん@ピンキー2012/11/26(月) 10:23:38.46ID:tU/z+G9K
>>14
マジ空気よめシネ
0023名無しさん@ピンキー2012/12/01(土) 12:38:36.76ID:tj4HixSJ
結婚そんなに遠くないだろw
0024名無しさん@ピンキー2012/12/02(日) 23:20:58.93ID:Vp0/cwmN
レストくんの性器をしゃぶって、出てきた精子をごっくんしたい
0026名無しさん@ピンキー2012/12/05(水) 06:25:10.98ID:1r0mvMFN
いちゃラブシチュが似合うのはメグとフレイちゃんとクーちゃんとコハク
スケベさんとルーちゃんとシャオは背徳的な感じが漂う方が魅力アップする
0027名無しさん@ピンキー2012/12/10(月) 00:38:10.73ID:AITSIJly
3と4のキャラのカップリングとかも二次創作としてはいいかもしれん
0028名無しさん@ピンキー2012/12/10(月) 00:39:59.63ID:AITSIJly
3と4のキャラのカップリングとかも二次創作としてはいいかもしれん
0029名無しさん@ピンキー2012/12/10(月) 00:42:24.18ID:AITSIJly
↑連レススマソ
msったわ・・・すまん
0030名無しさん@ピンキー2012/12/10(月) 09:46:59.89ID:c97EysCK
そういえばマーガレットがダリアさんの妹説ってどうなったんだっけ?
0031名無しさん@ピンキー2012/12/10(月) 10:30:10.72ID:SDofsHmT
>30
親戚じゃねえの?
0032名無しさん@ピンキー2012/12/10(月) 12:49:21.41ID:T3MJEf5y
いや、姉妹であってるはず
3で音楽家の妹がいるとか言ってるし、4では食堂前のエビとかメグの話とか
そこらへんで解る
0033名無しさん@ピンキー2012/12/10(月) 16:01:54.50ID:AITSIJly
じゃあメグたんとダリアの姉妹丼もありだな
0037名無しさん@ピンキー2012/12/11(火) 23:43:34.98ID:7CRQ8rLF
でも姉妹丼食べたいな(性的な意味で)
0038名無しさん@ピンキー2012/12/12(水) 17:08:50.46ID:yzblVSpe
メグ「大好きだよ・・・すごく・・・」
てきな展開からいちゃラブのやつ知らない?
0040名無しさん@ピンキー2012/12/12(水) 18:59:21.92ID:CJc5WvJp
クソニートにやりたくない一心でセシリーと結婚した思い出
ロザリンドごめんね
0042名無しさん@ピンキー2012/12/14(金) 01:10:06.52ID:pfHN8j7Q
>>39
じゃあトゥーナは俺がもらう
0045名無しさん@ピンキー2012/12/14(金) 10:24:14.54ID:j9dNHw+i
むしろカブ神様はネタとしては人気だけど嫁としてはどうなのか
人気無いことはないけどトゥーナみたいなダントツ人気ではないだろ
というわけで僕はロゼッタちゃん!!
0046名無しさん@ピンキー2012/12/14(金) 10:29:45.28ID:j9dNHw+i
連レスごめん
>>44
それはどっちもメインヒロインではありませんやウフフフフフ
0047名無しさん@ピンキー2012/12/14(金) 16:14:11.24ID:Oc8s7+OZ
メインヒロインを差し置いて主人公と先に出会っちゃうトゥーナさん
すげー今更だが色々優遇されてるよな
0048名無しさん@ピンキー2012/12/14(金) 17:31:17.70ID:GbDEwbEK
トゥーナと何回も結婚してしまった俺
0051名無しさん@ピンキー2012/12/14(金) 19:05:59.70ID:DtmtfZT7
>>43
はあ? あんな他作品でも名前変えて来ているニートなんて、要らねーよ
他作品でも出てくるってことは正史では誰とも結ばれないということでw
0054名無しさん@ピンキー2012/12/15(土) 02:05:56.01ID:5olUP1vx
>>45は自分なんだけど、もうちょっとでIDがj9dqNになったのになぁって…
そんな事を…思ったのさ…
0055名無しさん@ピンキー2012/12/15(土) 04:34:56.42ID:SQVGo/yl
4とオーシャンズは半ば本気で誰がメインヒロインかわかんない
0057名無しさん@ピンキー2012/12/15(土) 14:34:21.43ID:b+WZ2fYy
4のメインヒロインはメグでしょ?
0058名無しさん@ピンキー2012/12/15(土) 16:45:39.94ID:Q5G3ErBP
公式ではオーシャンズは宿屋三人娘、RF4は守り人の四人がメインだったはず
0059名無しさん@ピンキー2012/12/15(土) 20:43:43.48ID:oAENN80P
4はメインヒロインが居ないという印象
3はシア、2はマナだけど、1やった人にはセシリアだろうね。
1は・・・、まあ、あの人ではないのは確か。
0060名無しさん@ピンキー2012/12/15(土) 22:48:24.39ID:DTHtbNMw
一番メインヒロインしてたのってオーシャンズくらいだよね
シアさんとマなんとかさんはメインヒロインでありながらその嫁率の低さ故にネタになった部分はあるけれど
つーか2も3もメインヒロインじゃないキャラをなぜあんなに優遇したのだ
0061名無しさん@ピンキー2012/12/15(土) 23:20:58.42ID:P9eFFfHc
自分の好きなキャラが自分にとってのメインヒロインじゃない?
結局やってると好きなキャラメインになっちゃうし
0062名無しさん@ピンキー2012/12/16(日) 01:17:16.74ID:nGZWnDVi
2はマナ→ロザリンドの順で結婚したんだけど、結婚後の会話内容に差がありすぎて吹いた
余り者枠のユエとどちらが幸せかは……
0063名無しさん@ピンキー2012/12/16(日) 14:20:12.42ID:C7mLZQDe
自分の嫁がメインヒロインといえるが、ストーリーに深く関わってるとそれっぽいよな
0064名無しさん@ピンキー2012/12/16(日) 20:31:38.07ID:pMxDjZEA
>>60
マナは相手が他に居ないから、安心して候補から外せたからじゃないの?
シアは結構グラがいいから多いはず。
0065名無しさん@ピンキー2012/12/16(日) 21:42:05.40ID:E2a8KQYW
3は実質ツナさんがメインだよな
単に人気があるだけじゃなくてストーリー的な立ち居地も
0066名無しさん@ピンキー2012/12/17(月) 00:15:13.67ID:O2DXY+4h
>>65
しかも主人公と同じような立場とかフラグ立ちすぎだろww
0067名無しさん@ピンキー2012/12/17(月) 02:06:22.49ID:DnMin3KQ
3のメインヒロインはトゥーナ
しかしスタッフに愛されているのはイオン
イベントのセリフとか2のロザリンド並w
0069名無しさん@ピンキー2012/12/17(月) 08:09:13.85ID:Fiwsmr+L
シアサンはまだ花束イベントとかあったから、マなんとかさんよりはヒロイン力ある気がする
0070名無しさん@ピンキー2012/12/17(月) 13:34:38.91ID:Q+o0+28D
Part6になって明日で1ヶ月だが作品の投下がないな
0071名無しさん@ピンキー2012/12/17(月) 16:37:22.64ID:DnMin3KQ
ほぼ雑談スレだなw
書きかけの話が何本があるんだがぶつ森で放置\(^o^)/
まぁまったり行こうや

マなんとかさんはひとり相撲感がヤバい
恋に恋して勝手に盛り上がられても「お、おう」って感じ
0072名無しさん@ピンキー2012/12/17(月) 21:07:23.29ID:j1N/w9Se
ミスト様 語りつくせない
マナ   空気
シア   笑い声が怖い
0075名無しさん@ピンキー2012/12/18(火) 10:16:46.63ID:q9uLJfQ8
単…なる…?
本当にあの圧倒的なキャラの濃さを見て言っているのか?
0076名無しさん@ピンキー2012/12/18(火) 11:19:54.77ID:uCxtY+Oi
カルディアには
それはそれは電波なカブ神様がいるんやで
0078名無しさん@ピンキー2012/12/18(火) 17:13:47.98ID:JGkagZpK
なんかみんな天罰下りそうだなwww
0079名無しさん@ピンキー2012/12/18(火) 17:21:20.21ID:2+ov3mOK
1→何故かあっさり迷宮最奥にやってくるミストさん
2→サクラカブが生まれる
F→ミストさん、精霊種最後の生き残りであるエリス以上の魔力を持つことが判明
3→カブの祭りが開催される。金のカブもある
O→特典CDでのみだが、ミストさんカブの女神に
4→カブの奇跡、金のカブの杖登場。ギャラリーにてキールがミストさんをカブ女神と呼ぶ

もうミストさんとカブのパワーは単なるの一言じゃ片付かない域に達してる
0083名無しさん@ピンキー2012/12/19(水) 01:05:33.47ID:JSbmca+z
そろそろ4竜の力を合わせてカブ女を再度封印しないとやり放題になるんじゃないの?
0084名無しさん@ピンキー2012/12/19(水) 09:55:04.08ID:1b6LHkw7
いやいくら蕪神といっても歳はとるはず
多分 とるよね…?
0085名無しさん@ピンキー2012/12/19(水) 14:27:21.96ID:pJOUshfl
魂だけ魔剣に移動させてから、無名キャラを差してそいつの体を乗っ取り、2以降にも出現しているよ。
もちろん、カブ奴隷にそうさせている。1の畑の側の墓はそういう体の捨て場。
0086名無しさん@ピンキー2012/12/19(水) 21:04:34.98ID:VMj0+746
そろそろミストさんとラグナの純愛が来てもいいんじゃないか?
0088名無しさん@ピンキー2012/12/20(木) 08:06:05.78ID:STSkElVY
ミストさん変わってるけどめっちゃ可愛いだろ!
投下あってもいいはず
0089名無しさん@ピンキー2012/12/20(木) 12:59:45.21ID:Hi0sRuiF
相当変わってるけど旦那大好きなミストさんとちょっと変わってるけど嫁大好きなラグナさんとか
個人的にはすごい好きだわ
0090名無しさん@ピンキー2012/12/20(木) 15:16:17.31ID:STSkElVY
>>89
同士よ!
保管庫のミストさんSSはなぜか逆レイプ物ばかりだったから
そういう夫婦でイチャイチャ的な作品が欲しいな
0091名無しさん@ピンキー2012/12/20(木) 15:52:04.32ID:U+WeUgCq
カブ神様はラブ度が勝手に上がるwww
0094名無しさん@ピンキー2012/12/22(土) 19:50:45.46ID:0q3DbYQP
クローリカの寝ましょう?の破壊力おかしいだろ
世間の人気はどうだか知らないが君は俺の唯一嫁だ!
0096名無しさん@ピンキー2012/12/27(木) 23:27:30.18ID:R5AwrS+E
リンファのおっぱい旦那の代わりに揉み揉みしたい
たんぱく質入り牛乳がゆプレゼントするのも飽きてきた
0097名無しさん@ピンキー2012/12/29(土) 00:10:38.83ID:zeGw18C6
パァムキャットをギュウギュウに詰めたモンスター小屋に裸一貫で乗り込んでやられたい放題されたい
0099名無しさん@ピンキー2012/12/29(土) 14:46:19.37ID:gTK8f8nz
モコモコも加えたい
0100名無しさん@ピンキー2012/12/30(日) 07:36:42.68ID:1Ae3/2ef
じゃあ俺はどうにかしてラフレシア捕まえて
ラフレシアとスライムでいっぱいの小屋に嫁を放り込む
0101名無しさん@ピンキー2012/12/30(日) 08:21:28.38ID:hr04uZv8
ラフレシアは無理だからオクトパイレーツで
0102名無しさん@ピンキー2012/12/31(月) 05:11:20.81ID:lT/HeB2/
新作投下を願って、書いたまま放置していたダグフレ置いておきますね


髪染めようかなあ、とティーナが呟く。彼女の前の席でナポリタンを食べていたリオは、唐突に思えるその呟きに、金の髪を揺らしながら首を傾げてみせた。
少し遅い昼下がりのレストランには、繁盛期ほどは客がいない。それでも空いている席は少なくて、それがこのレストランの美味しさを表しているように思う。
マジックショーの休憩時間だからと同じテーブルについていたミシェルは、紅茶のカップに口をつけながらティーナをみた。

「あら、どうしたの?」

「リオ見てるとさぁ、髪で遊ぶのも一興だなぁって……」

「私?」

確かにリオは髪型や髪色をよく変える。よくわからない称号を貰うくらいには、よく変える。
リオの感覚としては、それは服を着替えることやアクセサリを選ぶようなものだ。真っ黒から真緑に変えたときなどは流石に出会う人みんなに驚かれたけれど。

「でもリオみたいになんでも似合うとは思えないし、思いきれないんだよねー」

「わかるわー」

「……私、なんでも似合う訳じゃないと思うんだけどなぁ?」

「なにいってるの、セットしてる本人がいうんだから似合ってるんだよー」

「でも、」

それは所謂恋人の欲目とやらというやつではないのか、と思わないでもない。そう考えて、付き合う前からそう言われていたことを思いだし、むしろ営業トークのような気までしてくる。
いや、どうだろう。彼なら……リオを溺愛している彼なら、本気で言っていても不思議ではない。
0103名無しさん@ピンキー2012/12/31(月) 05:20:32.62ID:lT/HeB2/
コピペを間違えました、すみません
↑のははじまりの大地のアレリオです……


↓こっちがダグフレ(エロ無)です。一度書き込んだかも。そうだったらすみません



日が短くなり始めたとはいっても、いまだセルフィアの朝は早い。
「……ん、」
目蓋を通して突き刺さる光に深く沈んでいた意識が浮上する。
なんだかいつもと方角が違うと訝しむながら、カーテンを閉めようと伸ばした手が宙を掻いて初めて感じた違和感。
腕の中の温かさの理由と存在を思い出して開いた視界の先には、淡翠色の髪の少女、フレイがいた。
「……あ、あー…そっかそっカ……」
フレイの顔を見た途端に甦った昨夜の記憶に、意味もなく髪を掻き回す。
穏やかな寝顔に安心してしまうのは、昨夜辛い思いをさせた自覚があるからだ。
本人は否定するだろうが、この強い……肉体的にも精神的にも……フレイが泣きながら「痛い」と口にしたのだから、少なくとも彼女の身体には負担を強いたはず。
ただ、とても嬉しそうに「幸せ」と囁いたのもフレイで。
(やべェ、朝から勃ちそうダ)
健康的な朝の日差しの中で思い出すべきではなかったと反省してみる。
しかし目の前には紅い華がいくつも咲いた首筋と柔らかさを知っている唇、柔らかな曲線二つで作られた谷間。
01042012/12/31(月) 05:23:27.89ID:lT/HeB2/
フレイに触りたいと思うけれど、肌に触れると熱がぶり返しそうで、枕の上に広がっている髪を一房手にとりその滑らかさを堪能するに留めた。
頭を撫でるときとはまた違う感触を楽しんでいると、フレイが小さく愚図るような声を上げ、ぼんやりとした瞳を見せた。
「ん……だぐ……?」
「はヨ、フレイ」
「ぅん……」
舌足らずに「おはよう」と返し、フレイは俺に擦り寄る。
早朝の空気は彼女の肩を震わせるには充分に冷たく、俺もフレイをぎゅっとしてみる。
このまま布団から出たくないなと思いながらも、フレイは農場やらの仕事、こっちは店の開店準備でそうもいかない。
名残惜しさを振り切るつもりでおでこにキスをすると、フレイは嬉しそうに笑った。
「お、おはようっございます!!」
……そう、俺達はイチャイチャしていた。人の気配に気付かぬほどに。
「……」
「……」
「「!?」」
一瞬状況が理解できなかった俺達は飛び起きた。
パジャマの上を着損ねていた俺は温かさから離れて微かに寒さをかんじたがそれどころじゃなくて、目の前で顔を真っ赤にして目を泳がせているビシュナルを凝視する。
隣ではフレイもビシュナルを凝視していて、彼は俺達の視線から逃げようとしているようにも見えた。
01052012/12/31(月) 05:25:51.35ID:lT/HeB2/
「きょ……今日は、おまおまつり、で、すよ……」
噛み噛みでそれだけ言い切ったビシュナルは、今度は小声で「執事は動揺しない執事は動揺しない」と繰り返す。
彼の大先輩の教えだと理解するのに時間はかからなかった。
主人の恋愛に口を出さない、執事は動揺しない、主人の命令は絶対。
「フレイ!モーニングコールは停止しとけヨッ!?」
「忘れてたんだもんっ!」
半泣きでシーツを胸に引き寄せるフレイに悪気があるとは思えなくて、俺はため息をつく。
フレイの普段着なら見えないであろう位置につけたキスマークも、彼女のパジャマでは丸見えだろう。
ビシュナルが何を想像しているかもわかるし、それは真実だから、弁解の必要性はない。
「それでは僕はこりぇで!!」と裏返った声で告げて走り去る友人の背中を見送りながら、次に会ったら過剰反応されそうだなと心配になる。
「……明日からは解除しとけヨ……」
「うん……」
俺達のためにも、彼のためにも。
「ま、さっさと起きるカ。今日は祭らしいしナ」
ベッド近くにかけられているカレンダーを見るといろいろ釣り大会と書いてある。
フレイと、気にくわないがディラスが壮絶な優勝争いを繰り広げる祭りのひとつ。じ
っと待つのが苦手な自分にはあまり縁のない祭りだ。
……まぐれで入賞することはあるが。
脚に絡むシーツを軽く蹴飛ばして、ベッドから降りる。
伸びをしながら手に取った服は昨日着ていたやつだが、下着しか替えを持ってきていないから仕方がない。
あとで部屋で着替えてこよう、そう考えながら着替えていた俺の後ろで、ドサッという、軽いのか重いのかわからない音がした。
「……どうしタ?」
振り返ると、そこには床に座り込んだフレイがいた。
俺も驚いたが本人も驚いたらしく、もともと大きい目がさらに大きく円くなっている。
立たせてやろうと手を差し出した俺を見上げて、一拍置いて、フレイは顔を真っ赤にした。
「?」
「ぁ…脚、力入らない……」
「…………」
「ばかぁっ……」
「……!!」
俺も真っ赤になったのは当然で。……こんな体調のフレイが釣りなどできるわけもなく。
街の皆に不思議がられながら三位に甘んじたフレイの腰を労りながら、これもなかなかに幸せな過ごし方だなんて思った。




初夜翌日ってことで……
0108名無しさん@ピンキー2013/01/08(火) 01:03:56.63ID:oHIS+V35
恋人増えてからフォルテ一筋だったのがメグにいきそう・・・
どうしたもんかなぁ
0109聖夜際前日のこと2013/01/08(火) 23:19:06.87ID:oHIS+V35
おはよう。
彼の声が微かに聞こえる。
彼、やっぱりかっこいいな
彼が欲しい、どうしよう
「おはよう。」
「あっ、れっレストくん?!」
彼は私に毎日挨拶をする
私の毎日の至福の時間だ
「どうしたの?顔、赤いよ」
「火照ってるだけ!気にしないで」
もう・・・私の気持ちも知らないで
彼は笑う。切ない。苦しい。
でも彼は悪くない。悪いのは私。
「明日は聖夜祭だね、マーガレット」
聖夜祭かぁ・・・レストくんと一緒なら楽しいだろうな
「レストくんは誰と行くの?」
きっとフォルテやドルチェ行くんだろうな
「そのことなんだけど・・・」
彼は口を紡ぐ
一体どうしたんだろう
「マーガレット!一緒に聖夜祭過ごさない?」
ほら、やっぱりマーガレっ、え?
「私?!」
「駄目だった・・・かな?」
「ううん!嬉しいよ、レストくん」
「やったぁ。ありがとうマーガレット」
明日か・・・楽しみだな

0110名無しさん@ピンキー2013/01/09(水) 01:17:09.57ID:GoJAT7Dd
乙乙

レストの肌ってすべすべしてて綺麗そうだよね
まだスネ毛も生えてなさそう…
0111名無しさん@ピンキー2013/01/09(水) 02:13:28.23ID:2OaFG/39
レストでプレイしてるけどみんなどうやって6股できる度量養ってんだよ
ヤル気まんまんなのにいざ告白するとなると罪悪感でいっぱいになる
0112名無しさん@ピンキー2013/01/09(水) 02:30:19.30ID:hC6fzdEW
俺もそうだったよ
けど慣れって恐ろしいもんでな
二股してからはすぐだよ
0114名無しさん@ピンキー2013/01/09(水) 20:28:56.71ID:AM6q8g5X
罪悪感消えるの早すぎるだろw

RF4って嫁も婿もちょうど六人いるから曜日ごとに相手を変えられるね(ゲス顔)
0115名無しさん@ピンキー2013/01/09(水) 22:11:18.16ID:6IDe0hO4
家具運び込んで浮気相手連れ込めそうな別荘、一件ぐらいしかなかったような

コハク様のハチミツ奴隷たるうちのフレイには全く関係ない話だが
0117名無しさん@ピンキー2013/01/09(水) 23:35:49.15ID:3BNhre0w
そのバク技おしえろください
0118名無しさん@ピンキー2013/01/09(水) 23:57:14.50ID:FWiE3wmb
告白してすぐ別の恋人にプロポーズするやつだろ?
wikiにも載ってるよ
0121名無しさん@ピンキー2013/01/10(木) 22:39:04.65ID:2SYFLf92
てきとーにシャオパイに告白してみるかってやったら凄い可愛くて気がついたら結婚してたから6股なんてとても無理だ
0122名無しさん@ピンキー2013/01/11(金) 22:24:33.62ID:UZq6FDmI
恋人がたくさんつくれるのはいいが結婚相手が決まらない
愛人が作れればな・・
0123名無しさん@ピンキー2013/01/12(土) 02:07:03.81ID:plh2Rcwc
六股で一人を選んで結婚しても血の雨が降らないレスト君とフレイさん。
どうやって修羅場を防いだのだろうか。
0125名無しさん@ピンキー2013/01/14(月) 19:19:38.68ID:aAHVINlL
きっとセルザが記憶を消したんだ
0127「ルーン4の嫁候補をビンタしよう」12013/01/15(火) 17:54:04.99ID:Te7CqYnj
レスト「どう思う?」
セルザ「・・・はぁ、暇なのか?」
レスト「うん、もう5年目だよ?全然結婚できないし。」
セルザ「だからってビンタはないじゃろ。」
レスト「最初はクローリカかな、いってきます。」
セルザ「あ、おい・・・いってしもうた。」

VSクローリカ
クローリカ「レストさん、おはようございます〜」
レスト「おはようクローリカ」
クローリカ「はいおはようございます。」
レスト「・・・」
クローリカ「・・・コク」
パチン!
クローリカ「!?ふぇ?なに?ほっぺが痛い」
レスト「・・・」
クローリカ「あのレストさんなんでほっぺ―」
パチン!
クローリカ「あぅ!」
レスト(やばい、想像以上にゾクゾクする)
クローリカ「グス、私あなたに嫌われるようなことしましたか?」
レスト(そろそろ限界か・・・!いやまだだ!)
パチン!
クローリカ「ふぅ!グス・・・ごめんなさい!」ダッ
レスト「あぁ・・・いってしまった。想像以上に効果あるなこれ。」

レスト「て、感じになった。」
セルザ「お前最低じゃろ」
レスト「いや〜想像以上に可愛かったよ」
セルザ「クローリカが真面目に仕事し始めたのはこのせいか・・・」
レスト「じゃあ次はマーガレット辺りかな」ダッ
セルザ「わしは知らんぞ〜」

VSマーガレット
レスト「おはようマーガレット。」
マーガレット「うん朝の挨拶は、おはよ―」
パチン!
マーガレット「うっ!?」
レスト(間髪いれずの瞬間ビンタどうだ!?)
マーガレット「・・・あ、あは、どうしたのかな?急に」ウルウル
レスト(目に涙を貯めて笑ってきたか、よおし)
パチン
マーガレット「う!ね、ねぇ理由を言って、痛いよ」
パチン
マーガレット「く!痛いよぉ、痛いよぉグス、うぇぇぇ」ペタン
レスト(あーあ道の真ん中で座って泣いちゃったよ、帰るか)
0128「ルーン4の嫁候補をビンタしよう」22013/01/15(火) 17:55:25.16ID:Te7CqYnj
セルザ「で放置したのか!?」
レスト「うんその時、雨だったし妙にリアリティ出てたよ。」
セルザ「リアリティというよりかリアルじゃろ」
レスト「よし!次はシャオパイだ」ダッ
セルザ「・・・」ワクワク

VSシャオパイ
シャオパイ「はろはー、いらっしゃい、レスト」
レスト「おはようシャオパイ」
シャオパイ「ん?なにかようカ?」
レスト(くっ無防備に見えるが隙が無い!どうする)
レスト「シャ、シャオパイ」バッ
シャオパイ「な、なんだガ!?」
パチン!
シャオパイ「・・・へ?」
レスト(よし!入ったもう一発!)
パチン!
シャオパイ「ふぐ!・・・・」
レスト(いいぞもう一発)バッ
ガシッ
レスト「なに!?」
シャオパイ「・・・」ゴゴゴゴ
レスト(う、うごかない!?なんて力だ!)
シャオパイ「あ”ぁぁぁぁ!!」ズン
レスト「これは!?」
シャオパイ「鉄! 山! 靠!!」
ドン!!
レスト「ぐぅぉはぁぁぁ!!」ドゴォーン
シャオパイ「・・・ふぅ〜さて仕事にもどるガ。」

セルザ「バチがあたったの〜」
レスト「まさかレベル400の僕が病院で目を覚ますことになるなんて。」
セルザ「自業自得じゃ、で次は誰に行くんじゃ?」
レスト「え?ん〜ドルチェかな?」
セルザ「よしいって来い!」ワクワク
レスト「う、うん」ダッ
0129「ルーン4の嫁候補をビンタしよう」32013/01/15(火) 17:57:02.73ID:Te7CqYnj
VSドルチェ
レスト「おはようドルチェ」
ドルチェ「おはようレスト」
ピコ「でましたわね!ルーちゃんに近づく悪い虫め!!」
レスト「ひどいなぁピコは」
パチン!
ドルチェ「ふぐ!?」
ピコ「ルーちゃん!?ちょっとレストさん何を!」
パチン!
ドルチェ「ぐ!」
ピコ「やめてくださいまし!ルーちゃんに酷い事しないで!!」
パチン!
ドルチェ「うぁ!」
ピコ「レストさん!!」ウルウル
レスト(あぁすごいわこれ、来てる来てる)ゾクゾク
ドルチェ「ぴ、ピコちょっとむこういっててくれる?」
レスト(おや?)
ピコ「何を言ってますの!?こんな状況で離れることなんてできませんわ!」
ドルチェ「お願い、そうじゃないとまた叩かれると思うの、ね、レスト?」
レスト(ほぅそれだったら)
パチン!
ドルチェ「うぅ!」
ピコ「わかりましたわ!離れます!だけどレストさん、これ以上ルーちゃんを傷つけたら只じゃ済ませませんからね!」
スッ
ドルチェ「はぁはぁ」
レスト「どうする気だ?俺は手を上げるのをやめないぞ」バッ
ドルチェ「・・・冷たいの」
レスト「え?」ピタ
ドルチェ「あなたの手とっても冷たいの、私ね殴られたから泣いてるわけじゃないの」ポタポタ
レスト「ドルチ―」
ダキ
ドルチェ「いつも私達のために危ない目にあってるんだもの、あなたがこんな行動起こしたのも理由があるんでしょ?」
レスト(暖かい・・・ドルチェの体温、あれ?俺泣いてる・・・)ポタポタ
ドルチェ「今だけ、今だけは私に甘えて・・・ね?」
レスト「う、うわあぁぁっぁあっぁぁぁぁぁ!!」ボタボタ

レスト「てことになった。」
セルザ「いい話じゃないか」ウルウル
レスト「じゃあ次はコハクかな!」
セルザ「は!?反省してないのか?」
レスト「ドルチェにはね、あと2人だし頑張るよ」ダッ
セルザ「記憶より記録か・・・」
0130「ルーン4の嫁候補をビンタしよう」42013/01/15(火) 17:59:17.49ID:Te7CqYnj
VSコハク
コハク「だーれだ!?」ガバッ
レスト「あいつだ!」
コハク「どいつだー!」
レスト「いいかげん、後ろから飛びつかないでくれるか?」
コハク「え〜」
パチン!
コハク「う!?・・・あ〜」
レスト(あ、強く叩きすぎたか、反対側から)
パチン!
コハク「うん!?・・・あ〜」
レスト(まずい!白目むいてる!?強さを調節して)
パチン!
コハク「きゃん☆えへへへ」プシャー
レスト「うわっ失禁!?」
コハク「えへへへ、あへ、あへ☆」ポタポタ
レスト「逃げよう」ダッ

セルザ「たく、なんてことをしたんじゃい」
レスト「いやぁコハクだけレベル低くてさ(実話)」
セルザ「わしの力で元に戻しといたからな」
レスト「ありがとうセルザ、さて次は」
セルザ「フォルテじゃろ?気をつけろよ」
レスト「ありがとう。」
セルザ「うむ」
レスト「あ、そうだセルザ?」
セルザ「なんじゃ」
レスト「明日ちょうど金のカブができるんだ。もしもの時はお願いするね。」
セルザ「レスト、ぬしは・・・」
レスト「じゃあいってくるよ」ダッ
セルザ(死ぬなよ、友よ)
0131「ルーン4の嫁候補をビンタしよう」終2013/01/15(火) 18:04:25.33ID:Te7CqYnj
VSフォルテ
レスト「フォルテ!!探したよ!」ザッ
フォルテ「待っていましたよ、レスト。」
レスト「用件は分かるよね?」
フォルテ「ええあなたが自分に好意を持ってる人に、張り手をして回っていると。」
レスト「さすがに話が回っていたか、そして最後は君だ。」
フォルテ「ふふ、うれしいですね、私を最後に選んでくれるなんて。」
レスト「買いかぶりすぎだよ、張り手をして回る最低野郎だぜ?」
フォルテ「レオン・カルナクを選んで正解のようですね。」
レスト「そうだね、ここなら誰にも邪魔されず殺り合える。」
フォルテ「やる気満々ですね。」
レスト「君ほどじゃ無いよ。それじゃいくよ」
フォルテ「ええ」
レスト「おぉ!!」ザッ
フォルテ「お願いします!!!」orz
レスト「え!?」キキー
フォルテ「私にも同じようにビンタしてください!!我慢できないんです!!」ハァハァ
レスト「は?」
フォルテ「しかも防具を全部外してきてるんです。さらに長くやれるように豪傑の証装備で!」ハァハァ
レスト「お、おう。」
フォルテ「何ですかその目は!あなたが仕掛けたことじゃないですか!?さぁどうぞ」ズイ
レスト(乗り気しねーな、まぁとりあえず)
パチン!
フォルテ「・・・なんですかそれ?私もレベルは400いってるんですよ!もっと強く、さぁ!」
レスト「・・・」ブン
バチン!!!
フォルテ「つぅ〜〜・・・いい!!すごくいい!次はこれ!『鉄千拳』で!」
レスト(えぇ〜〜〜引くわ〜)

セルザ「そうゆう展開か」
レスト「正直がっかりだよ」
セルザ「まぁ何にせよ目的は達成じゃの。」
レスト「そうだね、あ、そうだセルザ」
セルザ「なんじゃ金のカブか?」
レスト「これ」
セルザ「薬?」
ボフン!
セリザ「なんじゃ!?身体が、人間に!?」
レスト「さて仕上げに入ろうか?」ニヤニヤ
セリザ「ひ!いやじゃ近づく出ない!」
レスト「いくよー!」バッ
セリザ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
バチーン!

0132名無しさん@ピンキー2013/01/15(火) 21:31:01.00ID:TtiTFwr7
うわぁ
0133名無しさん@ピンキー2013/01/15(火) 22:16:20.10ID:h81d9lEp
こんなフォルテは・・・いや、大好物だわ
0135名無しさん@ピンキー2013/01/17(木) 00:17:50.68ID:n/Uz1eus
ありがとう、クソみたいに面白く無かったわ
読んでないけど
0138名無しさん@ピンキー2013/01/18(金) 23:38:26.33ID:YVWwYaq2
なぜこの出来で投下した
0139名無しさん@ピンキー2013/01/19(土) 01:50:21.16ID:bEf72WgP
頭がこの出来だからだろ。

ルーンじゃなくて牧場の方の投下されたのはいつが最後なんだろ
0140名無しさん@ピンキー2013/01/19(土) 13:46:06.09ID:Bi/QouSJ
12月末に投下されてるよ
0141お留守番2013/01/19(土) 18:13:03.39ID:P8qnllBH
な、なんか怖いのが投下されてるよお兄ちゃん……!
あ、すいません。性懲りもなく投下しに来ました。
ごめんなさい。
なんか皆さんが4の話題で盛り上がってるところ申し訳ないんですが。
18禁なのは承知の上でフロンティア非エロ放り込みたいと思います。

注意事項
・ラグナ×ミストみたいな感じのほのギャグ?な小ネタ
・そんな長くない
・キャラ崩壊
・文章力に成長が見られない
・えろくない

以上のことが気に食わないという方はスルー安定で。
どうぞ
0142ミストさんが遊びに来ていたようです2013/01/19(土) 18:14:02.20ID:P8qnllBH
ミストさんが遊びに来ていたようです。

雪。
まぁ、そんな悪い天気でも僕は仕事を休むわけにはいかない。
台風や吹雪なら別だけど。
それも農夫の悲しい性といいますか……。

「そういえば、今日もミストさんは遊びに来てるのかな?」

雪や雨になるとミストさんは部屋に遊びに来る。
なんというか、僕が結婚しても遊びに来そうだ。
畑仕事に夢中になっていると自分の家の方が見えなかったりする。
まぁ、ミストさんに結構前から来たかったら勝手に入っても大丈夫とは言ってあるけど。
もう冬だし、暖かいお茶を出してはいるんだけど、気付かずに冷蔵庫からカブでも出して食べていそうだ。

「っていうかかなり寒い……マフラーが役に立ってないよこれ……」

モンスター小屋でブラッシング。
そして冬は切り株や岩が溜まりやすいので伐採と破砕。
なんでこんなにいっぱい増えるんだろうか。
自然に出てくるからこまる。

「はぁっ!!」

斧を宙に放り投げ、空中に飛ぶ。
それをキャッチしながら斧を切り株に当てると、切り株は音を立てて砕けた。

「ふぅ……ちょっと疲れたな……家に戻るか……寒いし」

後者の理由が大半なのはお約束。
僕は基本的に寒がりなのだ。
0143ミストさんが遊びに来ていたようです。2013/01/19(土) 18:15:07.78ID:P8qnllBH
「ただいま〜……あれ、ミストさんがいない?」

頭についた雪を払いのけながら家に入ると、ミストさんの影すら見えない。
が、テーブルにはほかほかと湯気を出すティーカップがあったので、きっとまだ遠くへはいってないはず。

「あはは、セルフィに借りた本みたい」

ほんのニ、三刻前に立ち去ったもよう。と自分の主に報告する兵士。
ちなみにその本の作者は“神様”と呼ばれる存在らしく、もう亡くなったあとでも相当な人気を誇るらしい。

「さて、ミストさんはどこにいったんだろう」

最近ミストさんは何故かかくれんぼをするようになり、このあいだは何故か素材といっしょに箱に入ってたりした。
「えへへ、びっくりしましたか?」と、得意げに胸を張っていたが、入っているはずの素材が周りに散らばっていたので予測できていた。
でも、なんだか可愛かったので無言で頭を撫でたら、ちょっと不思議そうに甘んじて受け入れていた。

「ミストさーん、いるんでしょ?」

今回は素材も散らばってないし、一体どこへ?
そう思っていろいろ探してみたけれど、やっぱり見つからず。
後は二階だけとなった。
流石に二階にはいないだろうとは思っていたが、もはやここにしかいないのでそっと上がる。
もうこないだのしかえしにびっくりさせてやろう。
うん、そうしよう。全然驚いてなかったけど。
音もなく二階の階段を上がると、なにやら息遣いが聞こえてきた。
規則正しい息遣い……まさか……!

「すぅ……すぅ……」

寝てました。
めっちゃくちゃ気持ちよさそうに人のベッドで。

「まったく……人の気も知らないで……」

本当に気持ちよさそうに寝ている。
掛け布団もかけずに。
綺麗な髪と、きめ細やかな肌。
見ているだけでドキドキしてくる。

「こんな格好じゃ……風邪引きますよ……?」

あえて、耳元で囁く。
くすぐったそうに身動ぎするミストさん。
近くで見ると、ドキドキが激しくなってくる。
僕だって男だ。女の子の体に興味ぐらいわく。
どうしよう、これ。
0144ミストさんが遊びに来ていたようです。2013/01/19(土) 18:15:48.80ID:P8qnllBH
「……?」
「……っ!?」

目を開けていた。
誰かって、そりゃミストさんが。
ちょ、やばいやばい。
どうしようかこれ。

「んっ……ふぁ……」

あぁ、あくびをするミストさんも可愛いなぁ。
なんて考えていると、ミストさんは僕の方を見て一言。

「……まくら……」
「へ?」
「んー……」

ぎゅっ

「いや、ちょ、ミストさん?」
「あったかい……」

寝ぼけているのか、急に抱きついてきた。
あぁっ!何この生き物!

「ぱぱー……」
「だ、誰がぱぱですか!?
 ちょ、ミストさん起きてくださいってば!」

ふにゅ

やばいやばい!何かが当たってる当たってる!!

「ミストさん!ミストさん!?」
「ぎゅー……」

あぁ、ダメだわ。
ベッドに引きずり込まれる形になったわ。
なんかこう……こんな形になったわ。

「ってこんなことしてる場合じゃな……ひっ!?」
「ぺろぺろ……」

ど、どこを舐めてるんですかどこを!!

「み、耳は……!耳はダメぇ……!」
「はむ……」
「ひぃっ!!!」
0145ミストさんが遊びに来ていたようです2013/01/19(土) 18:17:23.66ID:P8qnllBH
数時間後



























「ん……?
 ふぁ……あれー……?
 ここは……?」
「…………」ビクンビクン
「ら、ラグナさんっ!?
 ど、どうしてい、い、一緒に寝てるんですかっ!?」

どっとはらい
0146お留守番2013/01/19(土) 18:21:10.53ID:P8qnllBH
なんか色々とすいませんでした。
エロければよかったんですけども。
本当に、すいませんでした。
0147名無しさん@ピンキー2013/01/19(土) 19:46:48.60ID:/Z9J2uHp
この世界の為には、寝ている隙に始まりの森にカブ神を還さないとダメだろうが。
0153名無しさん@ピンキー2013/01/25(金) 07:56:08.32ID:apcez3AI
ミストサマバンザーイ
0156名無しさん@ピンキー2013/01/25(金) 11:25:18.63ID:1yx2uF0l
ロゼッタさんってなんでミストさんをライバル視してるんだろうな
てんで相手にされてないよな
そんなロゼッタさんが僕の奥さんです!
0158名無しさん@ピンキー2013/01/25(金) 16:18:47.76ID:1yx2uF0l
ミストさんは携帯版のミニスカサンタさんが至高だと思います!
でもロゼッタさんが僕の奥さんです!!
0161名無しさん@ピンキー2013/01/26(土) 01:31:58.76ID:EM2OWo7R
見た目と声さえ良ければいいじゃん・・・・

そう、思っていた時期もありますた
0162名無しさん@ピンキー2013/01/26(土) 02:23:36.40ID:+RrtUyTN
カブを捧げさせて頂けるならいいじゃん…

そう、思っている時期です
0163名無しさん@ピンキー2013/01/26(土) 23:27:13.65ID:uVcnri6l
みんなミストさんのアレっぷりに辟易してるみたいだけど
怒っているわけでもないのにお弁当に鉄線輪を渡してくる某メインヒロインに比べれば
フロンティアで機嫌悪いときに小麦粉を渡されるくらいマシに思える

そしてうちのラグナくんは今日もミストさん笑顔を見るためにカブと金剛花を渡し続けるんだ(濁った瞳)
0164名無しさん@ピンキー2013/01/27(日) 07:53:57.71ID:MCl6bq7Y
自分で飯作れよ、クゾ嫁 とか、プレイヤーキャラから嫁にダメ出しするセリフくらい言えればよかった
0166名無しさん@ピンキー2013/01/29(火) 15:52:17.19ID:XkYbxUc6
そんなわざとアマゾン踏ませようとするロダは禁止にした方がいいかと。
アドオン使えるブラウザーなら、そのリンク画像をNGにしておくといいよ。
0168名無しさん@ピンキー2013/01/29(火) 17:57:57.58ID:ZN4nWACq
>165ですすみません。
↑のサイト以外わからなかったので調べて上げなおしました。

>167さんの言ってることがよくわからないのですが、
png形式はだめってことですかね?(;´Д`)

カモン×フェリシアです。
http://imepic.jp/20130129/645130
0170名無しさん@ピンキー2013/01/29(火) 18:37:50.21ID:Un7JBg9+
>>168
あ、ごめん。ミスったのかと思って笑ってしまった
拡張子は1つでいいんで、最後の .html は要らないよ

画像貼っていいのかどうかは、自分もよくわからんです…
0171名無しさん@ピンキー2013/02/01(金) 16:00:57.02ID:j5xRU7LA
昔は貼って良かった
今は知らん
0172名無しさん@ピンキー2013/02/02(土) 18:19:37.62ID:SGDAfXnN
昔は貼って良かった今はしらん。
貼れと命令されたらファイル探して貼ってみる。
0174名無しさん@ピンキー2013/02/02(土) 23:50:42.11ID:GdYw+n8V
確かに余計なことはしない方がいいな
0175名無しさん@ピンキー2013/02/04(月) 21:59:41.21ID:kb9awCRA
なんかおかしくなってるの俺だけかな
0177名無しさん@ピンキー2013/02/04(月) 22:54:37.38ID:kb9awCRA
俺の懐であたたたたssを投下する時がきたか・・・
0178名無しさん@ピンキー2013/02/05(火) 07:12:51.95ID:hf5YS2wI
いいからメル欄にsageと入力しろ。話はまずそれからだ。
0180名無しさん@ピンキー2013/02/05(火) 20:28:21.25ID:XsED9dzq
>>179
俺もうかぜひいたよ
0183名無しさん@ピンキー2013/02/07(木) 19:01:06.15ID:WEJttooW
今更3DSを買い、ふたご村を開始し、2年目に入らないとアルパカが飼育できないと絶望した私が、
今ラズベリー凌辱物を妄想中…
0184名無しさん@ピンキー2013/02/07(木) 23:43:18.33ID:zVsFA3Bq
ホモじゃないよ、ただアーシュきゅんのおちんちんが舐めたいだけだよ
0185名無しさん@ピンキー2013/02/07(木) 23:44:04.71ID:lh0nnULV
綺麗なミストさんがラグナくんとエロエロいちゃいちゃする話読みたい・・・
0187名無しさん@ピンキー2013/02/10(日) 14:18:14.93ID:tJCLBd85
俺も読みたい
0189名無しさん@ピンキー2013/02/10(日) 18:45:34.48ID:2sedfr2F
綺麗なミストさんなんか都市伝説か混乱して夢見たんじゃないのか?
0192名無しさん@ピンキー2013/02/11(月) 13:21:52.25ID:UfUdKnDw
ロザリンドもラムリアも渡さんぞ
0194名無しさん@ピンキー2013/02/11(月) 18:21:11.98ID:UfUdKnDw
ロザリンドは譲ってもいいがラムリァだけは絶対やらん
0196名無しさん@ピンキー2013/02/12(火) 01:19:19.32ID:ESOiUBDZ
マイス君があれだけ可愛いんだから、
変態ケモナーの親も少年or少女時代は可愛かったに違いない
0197名無しさん@ピンキー2013/02/12(火) 07:30:39.45ID:oZxpwzrr
トゥーナの親も可愛いかったに違いない
0199名無しさん@ピンキー2013/02/14(木) 14:09:39.05ID:bM5GEnnH
今更だけどラムリアはロザリンドの娘じゃねぇだろ
ロザリンドも娘のアリアたんもお前らにはやらんがな^^

リーンって色々勿体無いよな
キャラデザ的にはルンファで一番可愛いと思うんだよなぁ…ショタ趣味皆無なのに
0200 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 17:06:31.42ID:ISNchszS
(ある意味タイムリー……?)
七時から九時の間に投下する方が誰もいなかったら投下します。
0201名無しさん@ピンキー2013/02/14(木) 19:21:34.50ID:Bo2flMkC
>>199
そうだったwマックスの方かw
>>200
どんどん投下してください!
0202 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:00:18.70ID:ISNchszS
4の作品投下するという皆の期待にはこたえられそうもないや……
投稿開始します。
0203 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:02:51.75ID:ISNchszS
[原作]ルーンファクトリー2
[作品名]アルコール高めのラム酒3杯目
[カップリング]アルス×ラムリア
[オリキャラの有無]なし
[備考]オリ要素、捏造設定、輪姦
0204 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:03:55.04ID:ISNchszS
「ウォーターレーザー!!」

 愛らしい少女の大声が辺りに響く。次の瞬間凄まじい勢いで、高圧力の水が真っ直ぐ上空に打ち上げられる。良く晴れた青空に、
龍のように登る水は数秒間空を引き裂いたが、そのうち勢いが弱まり、重力に従い雨のように降り注いだ。

「わぁ! きれーい!」

 呪文を叫んだ少女。ラムリアは杖を抱きかかえたまま目を輝かせる。
 水の粒が太陽光に照らされて、きらきらと幻想的に降り注ぐ光と化す。さらに水滴内で屈折した光が
七色のアーチを空に描いた。
 青色のキャンパスに描かれた傑作は、数秒で消えてしまう。それでも数秒間だけの神の芸術を作り上げた少女は、
興奮しながら隣にいる赤毛の少年―――アルスに顔を赤くしたまま声をかけた。

「凄かったですね、アルスさん!」
「えへへ、そうだね」

 にこにこと、どこかのんびりした雰囲気で笑う少年は、嬉しそうに答える。はしゃいでるラムリア可愛いなー、
と心の中で呟いたのは、少し恥ずかしいので秘密である。

「じゃあ次はシャインの魔法を使ってみよっか、これもとっても綺麗だよー」
「本当ですか? 楽しみです!」

 目を輝かせるラムリアに、シャインの魔法書を渡す。
 アルスとラムリア、二人がいる場所は家のすぐ側の大きな畑である。何故そんなところに二人でいるかというと、
ラムリアが魔法を練習したいと言いだし、広いところを探した結果、丁度作物を収穫したばかりで壊れるものも何もない、
空いている畑で練習をすることになったわけである。

「シャイン! ……わぁ!」

 ラムリア周りに光の塊が発生し衛星のようにくるくると回転する。少女のルーンは少年ほど多くはないため
拳大サイズの塊が一つだけである。それでもその優しく煌びやかな輝きはラムリアの心を十分に弾ませた。

「とっても綺麗です!」

 光の回転に合わせて、少女もクルリクルリと無邪気に回る。そんな少女を見て少年も頬を緩ませっぱなしだった。

(かわいいなぁ……ラムリア)

 傍から見たらだらしないと思われるような顔をしている自覚はあるのだが、それでも顔を元に戻せそうになかった。
目の前の恋人の可愛さに首ったけである。

「……どうしたんですかアルスさん?」
「ん〜、ラムリア可愛いなって思ってただけだよ〜」

 少年の熱い眼差しに気が付いたラムリア。そんな少女に心中をそのまま隠さずに告げるアルス。
0205 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:04:39.29ID:ISNchszS
「…………さらりとそういう台詞を吐くから気障って言われるんですよ」

 憎まれ口を叩きながら、顔を少年に見せないように反らす、もっとも耳が赤くなっているのが分かるため
照れているのはまる分かりである。

「あはは……じゃあ次はこの魔法はどう?」

 そんな少女をさらに愛しく思いながらも、あんまり照れさせたら後が怖いためアルスは魔本を取り出し、
話題を変えた。

「……なんですかその魔法?」
「え〜と……この前潜ったダンジョンの奥で見つけたんだけど、アース文字で書かれているんだ」
「アース文字……それはまた本当に珍しいものを見つけたのですね、どんな魔法なのですか?」

 目を輝かせるラムリア。新しい魔法、それもアースマイトしか使えないというアース文字で書かれた魔本。
興味津津である。

「全部解読してないから分かんない、使える程度には解読したけど」
「…………本当に大丈夫なのですか? その本」
「ん〜、でも嫌な気配は感じないから悪い魔法ではないと思うよ」
「ようは勘ですか……でもアルスさんの勘は良く当たりますからね……

 いい加減なことを言う少年に疑問を抱きつつも、少年への信頼は隠さない。なんだかんだでラムリアは
アルスに心酔しているのである。

「じゃあ、早速使ってみるから、ちょっと離れてて」
「あ、はい」

 そそくさと離れ十分に距離を取る。そしていつの間にか用意されていた大きな岩の後ろに隠れ
ひょっこりと小動物のように顔だけ出してアルスを見守る。

(用意良いな……)
「え、え〜〜と……こほん、確かこの魔法の名前は……」

 あまりに手際のよい少女に驚きつつも、気を取り直して呪文を唱える。
 どきどき、と期待に目を輝かせてラムリアも息を止めながら少年を見つめる。普段は礼儀正しく賢明で慎重な少女といってもまだまだ子供である。
未知の魔法への好奇心は、リスクが起こりうるという不安をあっさりと解消してしまった。
0206 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:06:05.03ID:ISNchszS
「―――ドッペルゲンガー!」
「!? きゃあ!」

 己の内にある大量のルーンを消費し、魔法の名前を叫ぶ。次の瞬間、眩い光が少年を中心に広がる。
予想外の光景と光の量にラムリアは思わず目を瞑り岩陰へと身体を伏せる。
 一秒、二秒。数秒も経つと太陽を思わせるほどの強い光量が徐々に弱まっていった。

「ア、アルスさん……」

 恐る恐る岩陰から顔を出し、少年の名前を呼ぶ。

「あ、ラムリアー」

 弱くなっていく光の中からいつも通りの少年の姿が見え、ほっ、と胸をなでおろす。

「ああ良かったアル――」

 少年の名前を言いかけ――そのままラムリアの顔は笑みを浮かべたまま固まった。

「凄い光だったね〜」 『でも光っただけで他に変わったことも起こらなかったね』
『ちょっと吃驚しちゃった』 『眩しかったからまだ目がよく見えないよ〜』

 目を擦り、笑いながら「四人の」アルスが一斉に喋り出す。

「あ、あ、あ、あ、あ、あ」

 目を点にして口をパクパクとさせるラムリア。そんなラムリアの気持ちも露とも知らず、
分身したアルスたちは目を擦りながら気ままに話す。

『ようやく目が慣れてきた』 「ところで君たちは誰? なんか僕と似てて低い声をしているけど」
『声の低さははコンプレックスあるんだから言わないでよ……』 『あ、僕も僕もちょっぴり声にコンプレックスがあるんだ〜、
 顔に似合わずとか、パパよりも声が低いとか散々言われているんだよね』 「へ〜、ますます似てるね僕たち、
 もうちょっとで目が見えそうだから顔見せて」

 そして殆んど同時アルス四人は目を開いた。
 数秒の沈黙。

「『『『 あれ? ぼく? 』』』」
0207 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:07:19.32ID:ISNchszS
「おっそいですわーー!!」
「『『『 ぬわーーーー 』』』」

 ハリセン(スタン攻撃30% 封印攻撃20%)で、いつの間にか回復していたラムリアが、アルスたちを
フルスイングで吹き飛ばす。綺麗に四人同時に地べたに頭から墜落し、これまた綺麗に四人同時にむくりと
起き上がる。

「ぐふ、ひどいよラムリア」『でもそんなところも可愛くて大好き♪』『うんうん、ラムリア可愛い〜』
『あばばばスタンしたたた』

 文句を言って、惚気て、状態異常になって――カオスとしか言いようがない。

「……それで、どうしてこんなことになったのですか?」

 アルスが増えたという混沌きわまる事態に、ラムリアは痛むこめかみを押さえながら口を開く。
原因は分かり切ってはいるが、それでも聞かざるをえなかったのだ。心情的に。

『やっぱり魔法の効果?』 『分身できるとはびっくりだね』 『なんか変な感覚〜』 「意識も身体も分離しているけど、
 深いところで繋がっているような感じ」

 元は一人のためかタイミングぴったりで、それぞれラムリアが聞きやすいように話しだす。

「えーと……単純にアルスさんが四人になったわけではないのですか?」
『うん、心は一つだけ』 「ちなみに本物は僕だよ〜」
「それは見れば分かります」

 ぴょんぴょん飛び跳ねながら手を上げる可愛らしい少年にラムリアはばっさりと言い捨てる。がっくり落ち込むアルス本体。
他の三体の分身は、太陽の下にいるのに、日陰にいるように陰がかかっているのだ。注意深く見れば本物ではないと誰でも気が付くだろう。

「アルスさんの姿を私が見間違える筈ないじゃないですか」
「ラ、ラムリア〜〜」

 落ち込んだアルスに向けて笑って言った。どうやらラムリアにとっては注意深く見る必要はないようである。そんな少女の言葉に感激したアルスは、
一瞬でラムリアの前に立ち、正面から抱きしめた。無駄なところで超人っぷりを発揮する。
0208 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:08:40.62ID:ISNchszS
「ラムリア大好き〜、愛してる」
「きゃあ!?」
『あ、良いな〜』 『僕もラムリアに抱きつく〜』 『僕も僕も!』

 いきなり抱きつかれたラムリアは、赤面しながら可愛い声で悲鳴を上げる。そんな二人を見た。
三人の分身アルスたちもラムリアにこぞって抱きついた。なんだか楽しそうである。

「え、えへへ……もう、アルスさん〜」
(ぁ、アルスさんがいっぱいになって私に抱きついてくる。 こ、こういうのも悪くないかも)

 顔を赤くしながらもラムリアはしっかりと口元を緩めていた。同じ顔が並んで混乱しているとはいえ、複数の美少年に抱きつかれて
少女も嬉しいようだ。いやアルスと同じ顔だからこそラムリアは嬉しいのかもしれないが。

「でもこうして増えてみたのは面白くて楽しいけど、使いどころが難しい魔法だね」 『ルーン沢山使っちゃうから何回も使えないし』
『使ってみて分かったけど本体を中心にそんなに遠くにも行けないみたい』
「そうなんですか? 便利そうですけど制約も多そうですね」

 抱きしめ、抱きしめられたまま話しあう。その光景を見ていた者は幸いにもいないが、もし見ている人がいたら、
一人の少女が幸せそうな顔で、同じ姿の四人の少年に抱きしめられているという異様な光景に目を疑ったことだろう。

「あ、でも今ならあれが出来るかも」

 ラムリアに最初に抱きついた。本体が思いついたように言った――陰のある笑顔を浮かべて。
その笑顔にラムリアは背筋に冷たいものが走った。恐る恐る禁忌に触れるように口を開く。

「あ、あれって何ですか……?」
「輪姦」『りんかーん』
「りん……何ですかそれ?」
「一人の女の子を」 『複数でエッチなことする』 『でも無理やりは嫌』 『合意は絶対必要だよね』
「はぁ複数で……は、え……えええええええええええぇぇぇぇ!!?」

 少年の話した内容に驚きと恐怖の混じった叫びを上げる。当たり前と言えば当たり前である。
0209 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:10:00.95ID:ISNchszS
「え、いや、その、ほ、本気ですか?」
「本気も本気」 『やっぱり驚いたね』 『嫌だったらやらないけど』 『正直に答えて?』
「うぅ……」

 急に権限を渡されても少女は返答に困ってしまう。今から四人で君を犯すねと言われて
うろたえない女性など当然いない。そんなラムリアを八つの視線が声も出さずに見つめてくる。
息がつまりそうである。

「あ、あの……」

 少年たちの期待と不安の入り混じった視線に、耐えかねるように口を開いた。しかし、
どこかその声音は先程とは異なっていた。強いて言えば期待が混じっている、そんな声色だ。

「優しくお願いします……」

 俯いたまま今にも消えそうな声で言った。俯いた顔には羞恥心と未知の快楽への期待が混ざった複雑な表情を浮かべている。ラムリアの返答を聞いたアルスたちは、
話の内容とは裏腹に淫靡さを感じさせない無邪気な笑顔を浮かべた。

「じゃあ行こっか」 『レッツゴー』 『ラムリアの部屋に』 『全力ダッシュで』
「あ、でもその前に……これ付けてください見分けが付きやすいので」
「え……なにこれ」

 どこからともなく取り出した物を見てアルスたちの顔が一斉に曇る。それはまさしくリボンと呼ばれる物であった。
誰でも分かる。四つありそれぞれ色が赤、青、緑、黄、と異なっている。

「リボンですわ、付けてください」
「見ればわかるけどこれ女の子に……」
「付けてください」
「え、いや」
「付けてください」
「「「「…………」」」」

 鬼気迫るものを感じた四人のアルスたちは、いそいそと無言で自分の頭にリボンを付ける。

 (僕本物なのに……) (『ただでさえ顔がアリアと同じで女の子っぽいのに……』)
(『何で四つもリボンを持ってたんだろ……』) (『もしかしたら前々から狙っていた?〉』)
0210 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:12:13.83ID:ISNchszS
「きゃああああああん♪ か、かかかかかか……きゃ、きゃわいいいいですわあああああ! アルスさあああああん!!」

 胸中で呟くアルス達。そんな彼らの胸の内を知ってか知らずか、ラムリアは興奮と狂喜のためいつもの清楚な少女とはまるで異なった口調と態度で、
だらしない笑顔を浮かべていた。

「遂に念願のリボンを付けたアルスさんを見られるなんて……しかも四人……うぇへへ、
 おっと涎が……はしたないですわ、えへぇへへ……できれば服も……」
(いつものラムリアじゃない……)

 ズビッと口の端から流れていた唾液をハンカチで拭う、異様なテンションのラムリアは、放っておいたら鼻血まで噴き出しそうである。
そんなラムリアに溜め息をついてアルスたちは首を横に振る。何処か諦めの混じった見慣れたような態度である。初めてではないらしい。
好いてくれるのは嬉しいのだが、こうも暴走されるとアルスは複雑な気分になる。もっとも目の前の少女が愛しくて、
何も知らなかったラムリアを毒牙にかけたアルスが暴走していないとは言い切れないと自覚していたので、口には出さなかった。
 数分後、興奮したラムリアを何とか宥めたアルスたちは、ラムリアにエスケープを唱えてもらい、ヴィヴィアージュ邸の前に移動した。







――――――――――――――――――――――

――――――――――――――
―――――
0211名無しさん@ピンキー2013/02/14(木) 20:13:11.83ID:ISNchszS
 ところ変わってヴィヴィアージュ邸。アルヴァーナのヴィヴィアージュ家で働くメイドさん――セシリアが、邸内を箒で掃いていた。

「ふぅ……今日はこれくらいで良いかな……マックスさんにお仕置きで邸内十周雑巾がけ
 をしていただいたから楽で良いなあ」

 さらりととんでもないことを言ってのけたセシリアは、そのままお気楽にハミングをしながら台所へと足を向けた。
ちなみに仕置き人はラムリアである。何故その様なことになったかというと――長いので割愛させていただく。

「今日の夕飯は……何にしよう、アルスも泊まるっていう話だし、子どもたちが好きそうな
 ご飯にしようかな」

 そこまで言ったセシリアはクスクスと思いだしたように笑う。

(何だかんだでアルスもすっかりこのお屋敷の顔なじみになったなぁ……)

 カイルの息子であるアルスの明るい笑顔を思い浮かべながら感慨にふける。大変な時期もあったが、それを乗り越えて今は幸せそうに生きている。
強い子であると思うと同時に、そのカイルの失踪後の事を思い出しセシリアは苦笑した。今では笑い話で済んではいるが、
町一番の人気者であるカイルの失踪は当時、町中が混乱に包まれたものだ。マックスなど妻子を置いて失踪したカイルに対する激しい怒りを隠さなかった。
普段は不必要に気取っているが、元来友達思いの熱い男なのである。残されたアルスとアリアを養子にするとまで言いだしたが、
幸いと言って良いものか、失踪以前に残したカイルの貯えがそこそこあったため、親子三人が生活できないわけではなかった。
その上、アルスとアリア、そしてその母がカイルのことを信じて養子縁組の話を断ったため、結局その話はなくなった。
 その後、アルスが大火傷を負って死にかかったこともあった。マックスはその時のアルスを思い出すと今でも
時折歯がゆい思いになる。そう呟いたことをセシリアは聞いたことがある。怪我をしたアルスに連れられてカイルが
戻ってきた時に、マックスは仕事を放り出して病院まで押しかけに行ったこともあった。掴みかかって殴り飛ばそうと
考えていたようだが、憔悴しきったカイルと心配そうに見つめるアルスたちの様子を見て掲げた拳を下げざるを
えなかったらしい。その後、病院の廊下で男泣きしたことは今でも彼をからかうネタとして町の皆に好まれる話である。
カイルの失踪に一番怒ったのはマックスであるが、カイルの帰還に一番喜んだのもマックスだったのだろう。
その後、カイルの失踪の理由はアルヴァーナの住民のごく一部にしか伝えられていないため、未だ知るものは少ない。町の名士
ということでマックスも知ることができたようだが、使用人にも家族にも伝えようとは決してしない。しかし、カイルの失踪に対して、
悪い噂が立たないように必死に擁護していた。理由を明かされた町長やバレットも心血を注いでカイルを庇っていたため、当時は何か余程重要な
秘密があるのではないかと、町中で噂になったものだ。現在はカイルの人柄もあってその様な話は無くなっているため真相は闇の中である。
だが、あの時は事情を知った者たちの感動しているような、困惑しているような、そんな表情がセシリアの心中に未だに残っている。
 何はともあれカイルが戻ってきた今でも、何かとマックスはアルスとアリアを可愛がっている。特にアルスにはラムリアと結婚して、
ヴィヴィアージュ家を継いでほしいという思惑さえあるらしい。そしてアルヴァーナ一のおこちゃまバカップルと言われているアルスとラムリアの仲睦まじい様子を
見るとマックスの目論見も上手く運びそうである。いつもいっしょにいるとしている二人を見て、いっその事アルスを屋敷に住まわせようとマックスが提案したことも
あったが、長年子どもたちと離れ離れになってアルヴァーナ一の子煩悩と化していたカイルが必死になって止めたので結局その話は有耶無耶になった。
だが、今でもアルスを引きとりたいというマックスの企みは継続しているらしく、時々カイルとは水面下で戦いを繰り広げているようだ。
0212 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:14:59.55ID:ISNchszS
「おじゃましまーす!」
「……た、ただいま、もどり、ました」

 噂をすれば、というわけではないが、丁度二人のことをセシリアが考えていた矢先に玄関からアルスの元気な声と
なぜか恥ずかしそうな声音が混じった挨拶をするラムリアの声が耳に飛び込んでくる。
 可愛い子どもたちの声を聞き、幸せな気持ちになったセシリアは、自分へ向かってくる足音の方向に体を向け、
挨拶をしようと口を開いた。

「あら、お嬢様、アルス、おかえりなさいま、せ……?」

 口を開けたまま固まる。

『こんにちはーセシリアさん』 『お世話になります』 『ほらラムリア! 早くいこー!』
「ま、待ってください〜!」

 きゃっきゃ、と楽しそうに何故かリボンを付けたアルス「四人」がセシリアの横を元気に通り過ぎていく。
その内一人はラムリアの方手を握って引っ張っていた、と言っても少女が転ばないように配慮しているので
それほど強い力ではない。
 アルスたちとラムリアが通り過ぎて行ったあと、セシリアは暫く目を点にして固まったままであった。

「熱でもあるのかしら、私……」

 その日、セシリアは夕飯時まで寝込んだ。





―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――
―――――――
0213 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:16:48.80ID:ISNchszS
「ううぅ……やっぱりやるんですよね……やっちゃうんですよね」

 ラムリアの部屋に入って早速アルスたちが連携をして準備を進める中、瞳を潤ませてラムリアは言った。

「本当に嫌だったら、止めても良いよ」 『ラムリアが嫌なことは僕もしたくないし』

 少女の発言に赤いリボン(本物)のアルスと青いリボンのアルスは苦笑しながら言った。
半ば断りにくい雰囲気を作って誘ったため、罪悪感もあるのだろう。

「い、嫌じゃないです! ただ心の準備が……」
『準備終わったよー♪』 
「ひいいいいいいいいいいん!」

 話を全く聞いてなかったアルスたちの一人が空気の読めないタイミングで黄色のリボンを付けたアルスが元気良く言った。
鍵はしっかり閉じられ、元々防音仕様な部屋にアルスは魔法を掛けているため、いくら声を上げても外には絶対にばれないだろう。
床には汚れ防止のために敷物が敷かれていた。ついでに自分に使われるであろういくつかの道具も少女の目にはバッチリ映り込んでいる。
ちょっと目を離したすきに素早い仕事である。

「うぅ……もう好きにしてくださいな」

 肩を落とすラムリア。しかし、覚悟が決まったためか、その顔からは期待が見え隠れしている。
何だかんだでラムリアも好き者なのかもしれない、女性に使う言葉ではないが。

「うん、じゃあ好きにするね」 『それー!』
「きゃああ!」

 早速ラムリアを集団で抱えて、そっと敷物の上に横たえる。羞恥からか、すでに白い肌には赤みが差している。

「服、脱がしちゃうね」 『良いではないかー』 『良いではないか♪』
「え、え……ひゃああ!」

 四方八方から手が伸びてきて、あっという間に一糸纏わぬ姿にされるラムリア、いくら全員がアルスと言っても。
集団で犯されるとなれば、流石に怖ろしいのか、ぷるぷると震えている。

「あうぅ……せめて身体だけでも拭かせてください」
「ラムリア可愛すぎて待ちきれない♪」 『僕たちが』 『拭いてあげるね』
「え、ちょっと、ふひゃあん!」

 いつの間にか用意されていた濡れたタオルで、体中を拭かれる。痛みを感じないように
程良く肌を刺激するタオルの感触が少女の性感を高めていく。
0214 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:18:32.52ID:ISNchszS
「あ、あ、そこは、だめぇ……んああ!」

 力なく拒否するも、秘部や胸、その他少年に知られつくした性感帯にタオルと手を当てられて、
刺激を与えられる。少年達の器用な手が一斉に体中の性感帯を愛撫して、未知の快楽がラムリアの
心を高ぶらせていった。

「あ、ぁん、ふぁあ……んきゅうう……んああ」
「そろそろ拭き終わったから、タオル要らないね」 『それじゃ今度は両手で』 『思いっきり可愛がろう』
『ラムリア可愛い〜♪』

 桃のような小尻を撫で回され、胸も揉まれる。時々両方の乳首を摘まれ、捏ねまわされる。腋や太ももをくすぐるように指でなぞられ、
少女の甘い悲鳴が絶えない。既に濡れてしまっている秘所は焦らすように愛撫が与えられ、腰をくねらすも、しっかりと押さえられ、
全身を愛撫されているため逃げようにも逃げられない。結局ラムリアに残された選択肢は与えられる快感を享受することだけであった。

「ひゃああああああ! う、うぁああああ! くうう! ひっ! んはぁあああぁぁあ! かっ、は!」
「ん……一旦ストップしようよ皆」

 喜びの声とも苦鳴とも取れる叫びを上げ続けるラムリア。叫び続け、流石に息ができそうにないと判断したアルスたちは
身体を上げて、ラムリアから離れる。

「ふぅ……はぁ……」
「やりすぎちゃったかな」 『ラムリア大丈夫?』

 愛撫を中断されたラムリアの火照った体からはしっとりと汗がにじみ出していた。暫くはぐったりと
弱々しく呼吸をしていたが、やがて潤んだ瞳がアルスたちを捉えて小さく笑った。

「私は、大丈夫です……だから、続きをお願いします」
「……うん!」

 アルスの期待に健気にも応えたいという気持ち、そして期待が混じった笑顔であった。アルスたちは、(厳密には一人であるが)
そんな彼女に堪らなく愛しさを感じ顔を見合せて一斉に笑った。

『ラムリアキスしよ』
「あ、はい……ふむ」

 ラムリアから見て右上にいる緑のリボンを付けたアルスがラムリアの唇を自身の唇で塞いだ。
柔らかい唇の感触があっという間に、戻ってきた少女の理性を再び悦楽の園へと追放する。
0215 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:20:43.82ID:ISNchszS
「んちゅ、む、んんぅ、むぁ……ちゅく」

 当然のように入ってきた少年の舌が少女の口内を蹂躙する。舌と舌を絡め、粘り気のある水音が立つ。
そんな少女と少年のディープキスを六つの瞳がじっとりと見つめる。

「うーん……僕たちのキスって傍で見たらすっごいいやらしいんだ」 『う〜、いいなぁ』 『ラムリアとっても気持ち
 良さそう……』  

 暫くの間、永遠に続くかと思われる長い口付けをアルスたちは見守っていた。しかし、やはりというべきか、
堪えられなくなった。アルスたちは、少女の華奢な肢体に飛びかかる勢いで近づいていった。

「僕たちも!」 『ちゅー!』 『するー!』
「ふ、んうううううううう!!?」

 青と黄色いリボンを付けた分身アルスたちは左右の乳首に口を付け、本物である赤いリボンを付けたアルスは
少女の幼い秘裂へと顔を近づけた。
 口を塞がれているラムリアは声を上げようにもくぐもった嬌声しか出ない。片方の乳首を吸われ、
もう片方は舌でおもちゃのように転がされる。当然口内の舌も愛撫を止めない、極めつけは、秘部を舐めまわす少年の
クンニであった。初めに少女の幼い恥丘に口を落とす。強い刺激ではないが、柔らかい予想外の感触に少女は
一際高い悲鳴を上げる。気を良くしたアルスは笑みを浮かべた後、可愛らしい舌を肉のクレヴァスに這わせた。

「じゅる、ん……れろ、ラムリアのここ、んちゅ、すっごい、濡れてる……」
「んぐぅう! ふうううう!!」
(キス……んぁ……されて、乳首を両方舐め……あ、ぁ、ら、れて、大事なところも……くぅ……私、
 大好きなこと……ふぁ! ……一度にされている)

 少年達に全身の性感帯を舐められて、ラムリアは凄まじい快楽に身をよがろうとする。しかし、
案の定、アルス達に身体は抑えられている。既に上半身を愛撫するアルス達は、胸だけでなく、
腋やへそに舌を這いずらせる。口付けをしていた首筋や耳を夢中になって舐めている。
 赤い少年の舌は、さながら無垢な少女の白い肢体に絡みつ這いずりまわる蛇のようであった。
 
「くぅあああ! はあん、や! ああああああああああああああああ!!」

 全身を貪るように舐められて、まるで捕食されているような錯覚に陥るラムリア、それもまた
少女のマゾスティックな快楽を高めていった。
 そんな少女の快楽に当てられたように少年達の責めもどんどん激しくなってくる。特に秘所を舐めていた本物のアルスは、
少女の大切なところを指で広げ、膣内に舌を侵入させる。おまけにもう片方の手で器用に皮をむいたクリトリスを刺激しながらである。
これには少女も堪らず、さらに大きな悲鳴を上げた。
0216名無しさん@ピンキー2013/02/14(木) 20:22:24.88ID:ISNchszS
「や、あああああああああああああぁぁあぁあ!!? そ、そ、くぅおおああああああ!!」

 びくんと身体を跳ねるように震わせる。そんな少女にお構いなしに愛撫を続ける少年達

「あああああああ! ふぁあああ! ひ、ぐうううううう!!」

 暴力的ともいえる快楽に、半狂乱状態となる少女。現時点で絶頂を迎え続けている状態である。
しかし、最大限の快楽の津波が近づくにつれ、少年たちも興奮を隠しきれず、紅く、淫らな獣も顔で
少女を貪った。そしてついに――

「あああああああ!! いぐのぉ! いぐううぅぅああああぁぁあああああああぁあああ!!」

 身体を弓なりに反らせ、最大限の快楽を享受したラムリアは、オルガスムとともにプシャアと
音を立てながら潮を吹いた。ぐったりと身体を床に預け、ちょろちょろと潮吹きの余韻が流れる。

「おー」 『いっぱい出たね』 『くじらみたいだった』 『くじらみたことないけど』
「や、ああ……みないでぇ……」
「やりすぎちゃった、ごめんね」

 絶頂時の快感が残り、ぴくぴく痙攣しながらも、羞恥に涙を流す。そんな少女の涙を、赤いリボンのアルスがぺろりと舐めた。
そんな少年の気取った行動に、荒い息を整える。そんな少女にアルス達は微笑みかける。釣られてラムリアも赤くなった笑みを返す。
しかし、少年達の笑顔には、青い獣の眼光が光っていた。

「ラムリア」
「はい、アルスさん」
「そろそろ」 『我慢』 『できないです』 『多少強引に』
「ふえ? ……ふひゃあ!?」

 身体を4人がかりで持ちあげられ可愛らしい悲鳴を上げる。そのまま四つん這いにされる。いつの間にか服を脱いで
背後に回り込んでいた青いリボンを付けたアルスが、自分のモノを少女の濡れそぼった秘所に宛がう。

『じゃあ、僕から挿入れるね……大丈夫?』
「は、はい」

 疲れているであろう少女に心配そうな声で確認する。スケベであるが何だかんだ言っても
紳士的なアルスの心遣いにラムリアは嬉しく思いながら返答する。
 にっこりと、青リボンアルスは笑って――

『よい……しょ!』
「あ、ぁぁあああ!!? き、は、入って……んぁぁあああ!」

 歳の割には大きい陰茎を少女の膣内に侵入させていった。決して口には出さないが、
待ちに待ち望んでいた感覚にラムリアは甘く切ない歓声を上げた。
0217 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:23:11.25ID:ISNchszS
「ひゅい……あ、ぁ……い、いぃ、で、す」

 徐々に徐々に、膣肉を抉るように肉棒を挿入していく。がくがくと快感に手足を震わせるラムリア。
最奥まで到達すると一層甲高く鳴いた。

「ふぅ、ふぅ……」
『ん、動くね……』
「ぁ、は、あああぁぁああああ!?」

 ゆっくりとした挿入時とは異なり、いきなり激しいピストン運動である。想像していた刺激とは
違ったラムリアはたまらず、激しい快楽の混ざった悲鳴を上げる。

「まって、アル、んぅあ! スさ、きゃふぅ! ま、ま、ひあああああぁあぁ!」
『待ってあーげない』
「そ、んぅぅ! なあ、あ、あ、あぁん!」

 少女の悲鳴を心地よい音楽として聴きながら容赦なく前後に肉棒を動かし、最奥から入口までを何度も出し入れする。
分身とはいえ天然サドな性格は全く変わっていなかった。

『あ、そうだ』

 思いついたように声を出し、サディスティックな笑みを浮かべ腰の動きを中断する。

『ほらラムリア、僕とはいえ何人にもエッチしてるところ見られちゃってるけど、どう思う?』
「ひ……や、やだああ! み、見ないで……あ、にゃああああああ!?」
『あ、う……その割には、締め付けが良くなった、みたいだけど?』

 青リボンアルスの言うとおり、Sッ気の混じった声が脳に響くたびに、愛しいアルス達に
見られていると脳裏に浮かぶ。それだけで更なる快楽が少女を溶かした。

「ふにゃぁ……は、あああ! う、あ! ひぃん!」
『ん、凄……ラムリアのここ、初めての時と変らないくらいきつーく締め付けてくるね」
「は、ううぅぅん!」
0218 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:25:04.72ID:ISNchszS
 少年の言葉に少女は身をくねらせ、羞恥と快感に悶える。
 一方残された三人のアルス達は――

『……楽しそうだね』 『……置いてけぼりだね僕たち』 「皆僕だけど、なんだか寝取られた気分……」

 青リボンアルスとラムリアの交わりを見せつけられて沈んでいた。赤いリボン(本物)のアルスに至っては
膝を抱えていた。

『そろそろ僕たちも混ざろうか』 『賛成』 「あ、じゃあ、あれしたいな」

 本物のアルスが落ち込みからあっさり復活し、笑顔で提案する。

『あ、それ僕が良い』 『えー、僕もやりたいよ』 「ちょっと待って、本物の僕に譲ろうという気持ちは」
『あるわけ』 『ないじゃん』 「むぐぐ……じゃあ、ジャンケンで」

 数十秒後、黄色いリボンのアルスが喜びの声を上げ、その他二人のアルスはがっくり肩を落とした。
特に本物のアルスは、先程以上に落ち込んでいた。そんな本物のアルスを無視して、黄色リボンのアルスは
意気揚々と交わっている二人に服を脱ぎながら近づいていった。

「ふゃあ! んうぅっ! はああ」
『ふ、う……ラムリアの膣内とっても気持ちい……何?』
『盛り上がってるところ悪いけど……僕たちも混ぜて♪』

 近づいてくる黄リボンアルスに不満そうな目を向け腰の動きを中断する青リボンアルス。そんな自分自身の鋭い視線に
構うことなく、黄リボンアルスは陰茎を少女の顔の前にさらけ出した。

「ひゃふ!? な、な……」
『舐めてほしいなー』
「え、で、でも今……」
『うーん……こう云った方が良いかな? 舐めろ』
「! は、はぁい……あむ」

 命令口調で言われた瞬間、少女はその幼い顔を淫らに輝かせ、うっとりとしながら少年の肉棒を口に含んだ。
ラムリアのM気質をアルスは熟知している。強気で命令された方が興奮するし、踏ん切りもつくようだ。

「んぢゅ、んむ、ちゅぽ、ぷぁ……」

 唾液をたっぷりと舌に絡ませ、淫靡な水音を立てながら少年の男根をしゃぶるように舐める。
0219 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:26:25.20ID:ISNchszS
『むぅ……こっちも動くね』
「んぐううう!? ちゅば、くぅ、んふぅ! んんんんんんん!」

 不満気に腰振りを再開する青アルス。口調はぶっきらぼうなものの、いつもの器用な腰つきは変わりなく
口が塞がれているラムリアは少年のモノに奉仕しながらくぐもった嬌声を上げた。

「ちゅ、むぁ、ふむぅぅううう! んぶちゅ」
(んむ……私、アルスさんに気持ち良く……していただいてるのに、ご奉仕している……な、なんか変……
 でも、凄く、良いです)

 少年が腰を奥に入れる度少女の秘所から粘着質な水音が立ち、少年のモノを舐める唾液の音と混ざり、
淫靡な音楽がラムリアの部屋中で奏でられる。

「ちゅるぅ、ぢゅっ、く、れろぉ、ん、んんんんぅ、ふううぅん! んうぅううぅぅう!?」
「僕たちも」 『忘れないでほしいな』

 いつの間にか赤リボン(本物)のアルスと緑のアルスが、少し怒っているような不適な笑みで、少女の両脇に、
四つん這いの姿勢になっていた。四つん這いといっても、それぞれの片手には歳の割には豊かな果実が収まっていた。
追加された快楽は螺旋のように絡まって、ラムリアは更なる快楽の高みへと登りつめ悶絶する。

「ふんんんぅ! む、ん! ちゅっ、むぁ、くううぁうぁぁっ!」
(んぅ、だ、めです、上手く、ご奉仕、ふぅう! できない!)

 一所懸命に口内の少年のペニスに舌を這わせようとするが、快感が邪魔をして先ほどよりも上手くいかない。
うっすらと少女の目に涙が浮かぶ。

『ねぇラムリア、腰動かして良い?』

 そんな少女の涙を見て、黄リボンアルスは不安そうな顔で言った。自分がイマラチオをしたいというよりは、ラムリアへの
気配りである。少年の気遣いを感じ取り、嬉しく思ったラムリアは、涙を浮かべた目尻を下げる。

「ん、ふぅぅ! お、ふぇは、ひふぁあ! ひま、ふ、んんんんんぅ!」
『うん、じゃあ動かすね』

 お願いします。と肉棒を咥えたままの、嬌声が混じった言葉を難なく聞きとった黄リボンアルスは、優しく笑って、
腰を前後に反復させる。少年の幼い笑顔は天使のように可愛らしいが、行為そのものは悪魔のようである。
0220 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:27:28.27ID:ISNchszS
「うぐ、んごぉ、ふうううううう! ぢゅぷ、じゅっ、むああぁ!」
『おー、ラムリア凄い気持ちよさそう』 「可愛い♪」 『ん、僕もうそろそろ、限界……』

 現時点で軽く絶頂し続けている状態のラムリアは、フェラチオに気を配らなくてよくなった分、
意識が快感に集中する。その結果、先程よりも増大した快楽に歓喜の声と悲鳴を上げた。口内を少年の
肉棒でかき混ぜられているという事実も少女には甘い蜜のように感じられた。膣肉が膣内の少年のモノを射精を促すように
蠢いて、しぼりとるように収縮する。
 一方、初めに挿入をした青アルスはそろそろ射精感が抑えきれなくなっていた。同時にさらに奥深く、少女の子宮口を
激しく突き攻める。

「じゅぽ……ぎっ!? ぐうぅぅううぅ!!」

 堪らずラムリアも限界が近付く、いや、限界の更に先へと到達しようとしていた。

『はぁ、んぅ……だ、すよ!』
「ん! く! ……んんんんんんぅぅぅぅっ!!」

 青リボンアルスはがっしりと少女の腰を掴み、止めとばかりに、強烈な一突きを少女の子宮口へと叩きつけ、熱く濃い精液を
少女の膣内にためらいなく放つ。己の中に放たれた大量の濃い精液に、ラムリアも絶頂を迎える。視界が真っ白に染まり、
溢れ出る幸福感が少女の思考を支配した。

『ふぅ、ラムリアの口、とっても気持ち良い……僕も出すね』

 ぐちゅぐちゅと、少女の口内を満喫していた黄リボンアルスも、快楽に呆然としているラムリアの
口内に膣内に放たれた精液と変わらず解き放つ。数秒の射精を出し終え、ずるりと少女の口から肉棒を引き抜く。
 
「ん、ごぅえ! ぷはぁ……む、う……こく」

 惚けていたところに突如放たれた精液に、意識を取り戻し、驚きながらもうっとりした顔で、口から溢れでなかった
精液を音を立てて飲み込む。そして、口の端から唾液のように溢れた精液を手で拭った。

「んちゅ、ん……こんなにいっぱい……ちゅ、ふぁ」

 ぺろぺろと、小さく可愛らしい舌で、手についた精液を舐める。幼くも淫靡なその姿を見て、アルス達は
己の情欲を抑えられそうもなかった。
 
『このままもう一回……』 「駄目!」 『ずるい』

 青アルスに一同猛抗議、厳密には一人であるが。
0221 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:28:09.97ID:ISNchszS
『ちぇー、わかったよ……ん、しょ』
「ふ、ぁあ……抜くなら抜くって言ってください!」

 ごぽり、と音を立てながら、イチモツを引き抜く。濃い精液がどろりしたと塊になって、たっぷり溢れ出る。
手に付いたの精液を舐め終えたラムリアは、上半身を上げ、赤い顔で拗ねたように怒る。可愛いなあと惚気ながら
アルス(赤)は少女の胸に片手を伸ばした。むにむにと形の良い胸を器用な手つきで揉む。

「ふ、あ、んんぅ……も、もうまたそうやって誤魔化すんですから、きゃん」
「相変わらず柔らかぁい♪ ……ラムリアそろそろブラジャーないときついんじゃない?」
「ん、ふぁ、そうですね……アルスさんのおかげです……あん」
「なんなら僕が作ろうか?」 『サイズは熟知しているし』 『頑張って作るよ!』
「ふぅ、嬉しいですけど、ひゃ、お断り、んぁ……しますわ、お母様に……くぅ、説明できない、
 あん……じゃないですか……んあぁ!」

 いつの間にか胸への愛撫に緑リボンのアルスも混ざってきた。二人がかりの愛撫にも快楽を感じながらもしっかりと
受け答えをしている。何だかんだ少女も少年とのセックスになれてきているようだ。無論二人のアルスが
本気の愛撫をしていない事も含めての話であるのだが。

『そっかぁ』 『残念』 『それよりもさ』 「続きしても大丈夫?」

 無邪気でそれでいて熱の籠った四人で一人のアルスの声。

「……はい、いっぱい愛してくださいね」

 少年の熱い声に応えるのように、少女も幼い顔へ妖艶な笑顔をを浮かべた。






―――――――――――――――――

―――――――――
―――――
0222 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:29:35.39ID:ISNchszS
「ふひぇ、んぁああ! くぅ!」

 敷物の上へ座っている緑のリボンを付けたアルスに、ぬいぐるみのように抱きかかえられたラムリアは、秘所に少年のイチモツを挿入され、
ぐちゅぐちゅと生々しい水音を立てながら上下に出し入れされていた。喜んでいるのか、苦しんでいるのか、曖昧な表情のまま嬌声を上げる。
そんな少女を愛おしげに見つめて、再び行われたジャンケン勝負を勝ち抜いた青リボンのアルスが落ち込み黄色いリボンのアルスに慰められている
赤リボンアルス(本物)を尻目に、自分の分身に犯されている少女の目の前へ移動した。

『ラムリア、口開けて』
「あぁ! ひゃふ、ん! ひゃ、ひゃいぃぃ……むぐぅ!?」

 喘い声が漏れつつ開かれたラムリアの小さいの口に、青リボンのアルスが肉棒を突っ込んだ。

「んぅ、うぁ! ちゅぷ、ちゅぱ、ふううぅぅ……! ぅあ!」

 初めこそ驚いたラムリアだったが、腰を動かさずにこにこと笑うアルス(青)の顔を上目遣いで見て、
もごもごと口のなかで舌を動かし始める。勿論緑のリボンを付けたアルスも腰を動かすことを止めない。

「ぐぅぅ! んちゅ、むぁ、んぶぅ! れろ、っぁ! ……あむぅ」

 くぐもった嬌声を上げつつも、一心不乱に愛しい少年へと奉仕を続けるのは流石である。
苦しげに歪んでいた表情も徐々にうっとりとしたものに変化していった。

「……僕たちも」 『いこっかー』

 何だかんだで楽しげなラムリアと分身たちを羨ましそうに眺めていた残りのアルス達が、
若干血走った目で近付いていく。

「くぁ! むちゃ、ぁあ、んれぇ、はぷ! んごぉっ! んぁ……?」
「ラムリアお願い」 『握って〜♪』

 ラムリアから見て右側に赤リボンのアルスが、左側に黄色いリボンのアルスが己の分身を差し出した。
横目でそれを確認したラムリアは、犯されつつも目尻を下げ、アルス二人の肉棒を白魚のような手で愛おしげに
包み込んだ。すべすべとした少女の手の感覚に微笑んだアルス二人は、どこからか取り出したローションを垂らす。
0223 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:31:03.71ID:ISNchszS
「ふっ! んうぅ!……れろぉ、むちゅ!」
「んぅ、気持ち良い」

 子宮を下方向から突かれつつ、少年のモノを舐めながらも、両手で少年達のモノをぬちゃぬちゃと淫音を立てて扱く。
だが流石に限界が近いのだろう、巧みな舌使いと手の動きも拙くないものに変わっていく。

『ん……そろそろ僕も限界、かも……強く……するね!』
「むぁ!? ふぐぅ!! くぎぃ!」

 一方で緑のリボンを付けていたアルスも限界が近い、行為の初めから挿入していたのだから一番早い。緑リボンのアルスは
ラストスパートとばかり、突き入れを強くする。急激に強くなった刺激にたまらずお互い一気に絶頂まで登りつめた。

「くぅっ! 出すよ、中にっ!」
「んぅ! ぐむぁ! んぅうううううぅぅっっ!!」

 口にイチモツを含めたままくぐもった声で喜びの嬌声を高く上げた。重力に逆らって、己の膣内に侵入してくる少年の
精液の感覚を恍惚とした表情で、ビクビクと震えながら受け止める。

『あのー』 「ラムリア?」 『大丈夫?』

 絶頂から一分近くもの時間、快楽の余韻に震え続けるラムリア。流石に不安に思ったのかアルス達は声をかけた。
少年の声を聞いてラムリアは――

「うわ、ちょ!?」 『ラムリア!?』
「んぶっ! ちゅぷ! むあぁ」

 一心不乱になってアルス達の肉棒に奉仕を始めた。先程よりも激しい責めに思わず少年達も声を上げる。

「ちゅぱ、れろぉ、んちゅ、くちゅ」
(アルスさんアルスさんアルスさんアルスさん……すっごく気持ち良いことしてもらったお返しにアルスさんに……
 ううん、ご主人様にもたっぷり気持ち良くなってもらわなきゃ申し訳ありません)

 漫画だったら少女の目にハートまで浮かんでいることだろう、どうやら普段とは異なるシチュエーションに妙なスイッチが
入ってしまったようだ。彼女のなかではアルスが望んでいようといまいが関係なく、アルスはご主人様になってしまったらしい。
奉仕精神が堪らなく高まり、愛おしげに、激しく少年達にただ気持ち良くなってもらいたいと懸命に奉仕を行う。
0224 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:32:31.57ID:ISNchszS
『ん、んぅ……出、る』

 少女の口に肉棒を挿入した青リボンのアルスが、赤く茫洋とした顔で呟き、数秒後、熱く濃い精液を少女の口内に爆発させた。

「んぶ!? ぷぁ!」

 どくどくと口の中が熱い液体に満たされて、ラムリアは悲鳴と喜びが混じった声を上げる。喉を何度も鳴らして少年の精液を夢中になって飲み込み、
口のなかから肉棒をずるりと引き抜かれ、口から零れる精液を舌なめずりをするように舐めとった。

「ふぅ……ふふ……やっと口が自由になりましたわ」

 熱の籠った微笑み。両手は少年達の竿を更に激しく扱いている。にちゅにちゅとローションで濡れた肉棒と忙しなく動く
少女の手から粘着質で淫靡な水音を立てる。責められているアルス達も苦しいような、嬉しいような複雑な表情を浮かべている。

『おー、なんか凄いね〜』

 少女を抱えたままにこやかに、緑リボンのアルスが人ごとのように言う。

「あぅ……僕もう」 『出る……顔に、出すね!』

 そして少年達は本体と分身であることを証明するかのように、殆んど同時に果てた。濃く大量の精液が、音すら出そうな勢いで
左右から少女に襲いかかる。赤いリボンのアルスの精液は少女の真珠のような白い体(今は赤く火照っているが)に、黄色いリボンの
アルスの精液はたっぷりとラムリアの顔を濡らした。その身で少年の精液を受ける少女はうっとりと、至上の幸福を味わっている。

「はぁ〜、気持ち良かった! ありがとうラムリア!」
「ご主人様の精液……熱くって、濃くて、いっぱい……ふへぇ〜」

 すっきりとした笑顔を浮かべて、赤リボンのアルスはしゃがみ込み、いつの間にか用意したタオルで、少女の顔と身体を拭おうとする。
しかし、ラムリアは糸が切れたかのように、赤リボンのアルスに上半身を預けた。

「流石に疲れましたわ……」
「うーん、僕はまだまだ物足りないけど……そろそろルーンが限界」

 言い終わるないなや、ぽふんと間抜けな音が立ち、分身三人が消滅した。

「きゃ!?」
「よっと」

 緑色のリボンをしたアルスに抱きかかえられていたラムリアは、瞬間宙に浮くが、予想していたアルスに持ち抱えられて安定した。
0225名無しさん@ピンキー2013/02/14(木) 20:33:48.85ID:ISNchszS
「び、びっくりしました……もう、分かっていたなら言ってください!」
「あはは、ごめんごめん」
「むー、反省してない……それにしても消えてしまって大丈夫なのですか?」

 周りを見回し、不安そうな声で言った。少女の目には床に落ちた三つのリボンが映っている。顔にかけられた精液も
膣内に出された精液の感覚も突然消えてしまった。なんとなく寂しい気分である。

「心配しなくても大丈夫、さっきも話したけど皆僕自身に変わりはないから」
「そうですか」

 安心したように息を吐く。そして、思い出したように顔を上げた。

「それにしても凄い魔法でしたね、色々な意味で」
「うん、でもかなりルーンを使うから今の僕じゃ普段から使うのは難しいね」
「普段から使われたら私の身がもちませんわ…………でもたまになら……」
「仕事に使えると思ってたんだけど……」
「ふぇ!?」

 ラムリアの顔が真っ赤に染まる。アルスの目が細まり、無言で少女を見つめた。

「そ、それにしても、便利な魔法には違いありませんね! 私も使ってみたいですわ!」
「……そうだね、でもアースマイトじゃないと使えないよ」

 誤魔化すように大声で話を切り替えた。そんな少女の心中を見透かしながらも、少年は笑いながら応える。

「それでも試してみたいですわ」
「うーんそれじゃあ呪文を教えるからやってみて、殺気見てたから知っていると思うけど魔法名は『ドッペルゲンガー』だよ」
「分かりました」

 楽しげな表情で、少年から渡された魔本を開く。因みに姿勢はアルスにしなだれかかったままである。
少年が呪文を教えると、すぐにぶつぶつと可愛らしい小声が少年の耳をくすぐった。数秒後、呪文が唱え終わり、
魔法名を宣言する。

「――ドッペルゲンガー!」
「…………」
「…………

 静寂が部屋を包む。少年が唱えた時のように光も音もない。
0226 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:34:56.53ID:ISNchszS
「……やっぱりアースマイトではない私には使えませんね」
「どんまい」

 寂しそうな笑顔で魔本を閉じる。その表情に共感したアルスは少女の頭を優しく撫でた。

「んぅ」

 心地良い少年の手の感覚に目を閉じる。ほんわかした空気が部屋を包む。お互い全裸であるが。
暫くした後、やがて少女は立ちあがった。

『取り敢えず部屋を片付けましょうか、匂いもとらないと……』

 立ちあがったラムリアは、頭を撫でているアルスと撫でられているラムリアに元気良く言った。

「はーい片付けたらお風呂行かないとね」
「今日は屋敷のお風呂は焚かない日なので銭湯に行かなければいけませんね」
『アルスさんの精液、濃くて量も多いから匂いも強いんですよね……」
「あはは……面目ない」

 他愛もない話をしながら、ラムリアとラムリアは服を着ようと脱ぎ捨てられた下着に手を伸ばし――

「ありゃ」
「ん?」
『ふえ?』

 時間が止まる。

「『ふ、増えていますわーーーーーーー!!?』」

 にこにこと笑う少年を横に、少女二人の叫びが高く響いた。
0227 ◆EAGHfd50gHQi 2013/02/14(木) 20:38:18.57ID:ISNchszS
今回はここまで、もうちょっとだけ続くんじゃ

亀筆だから次はいつになるか分かりませんが……
ちなみに分身の魔法はオーシャンズのラスボスが使っていた技です。名前が分からないから勝手につけさせていただきました。
最期にもう二度と5Pなんて書かないめんどくさい……
0228名無しさん@ピンキー2013/02/15(金) 01:02:29.72ID:C+9wOLUa
乙です
0229名無しさん@ピンキー2013/02/15(金) 14:09:25.46ID:9qa0K5ai
乙です!
0230名無しさん@ピンキー2013/02/16(土) 10:28:13.73ID:8XoZ29Dy
乙乙
さあアルスがラムリアハーレムに囲まれる小説を各作業に入るんだ
0231名無しさん@ピンキー2013/02/17(日) 01:56:04.29ID:S0Z33O9s
乙じゃないわ♩(赤字)
0232名無しさん@ピンキー2013/02/22(金) 18:08:03.38ID:AnqdLDNx
亀筆が亀仙人に見えた
0233名無しさん@ピンキー2013/02/24(日) 14:41:56.27ID:qF4qnOTL
ラム酒の人乙
筆仙人…あながち間違ってないかもしれない
0234名無しさん@ピンキー2013/02/24(日) 22:20:07.49ID:uEu5Zbxz
昔の人たち戻ってこないかな
お留守番氏とか結構好きなんだが
0235名無しさん@ピンキー2013/02/25(月) 01:04:45.83ID:Y+jMJItS
乙!
前の板で色々あって焼き尽くされた感じ?
0236名無しさん@ピンキー2013/02/26(火) 01:25:17.97ID:GuYWAHNz
>>235
だいたいあってる
0239名無しさん@ピンキー2013/03/04(月) 00:01:54.93ID:T+wA/loQ
ちょいとお邪魔します
ルーンファクトリー総合スレのエロパロスレへのリンクが外部板のままになってるんで現行スレに修正すっべやと思ったんですけど
そもそもこっちのスレの住人はリンクされた方が嬉しいのか?と
>>1にあるように荒らし云々もあるでしょうし、どんなもんでしょう
0240名無しさん@ピンキー2013/03/06(水) 15:36:21.36ID:a9IdP3ph
個人的には直してくれたらうれしいかな
荒らしは別に気にしなくても良いかと
0245名無しさん@ピンキー2013/03/22(金) 19:08:14.68ID:TYv52yVk
なぜか毎回ドルチェと結婚してしまう
0248名無しさん@ピンキー2013/03/25(月) 00:25:53.69ID:fIRwQ5xm
エロなしでもおkだから4嫁が見たくてうずうずしてる
前スレの盛り上がりが恋しい コハククロリンメグとか良いのいっぱいあったわ
0249名無しさん@ピンキー2013/03/25(月) 07:14:22.25ID:NoKvL/w9
エロなしでもおkなら俺でも作れそうだ
0251名無しさん@ピンキー2013/03/25(月) 09:50:49.12ID:/NaD+5Dr
なんでエロなしだと簡単だと思っているんだよ、エロで誤魔化しが効かない分もっと大変だぞ
0252名無しさん@ピンキー2013/03/25(月) 12:55:21.66ID:OlXNOGl+
だな

エロなしでもおkってのは、簡単だからって言ってるわけじゃないと思う
エロじゃないと投下NGって思ってる職人がいそうってことだろ
0253名無しさん@ピンキー2013/03/25(月) 14:27:29.37ID:rMsq9RIB
スケベさんがフォルテされる話を考えてからもう半年経つわ
テンプレ騎士にはテンプレ展開がいいよね
ゼークス兵士に脅されてなんちゃらみたいな
ラストはレスト君とラブイチャエンドだけどな!
0254 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 16:24:41.65ID:MEgPZqsg
>>235
どういう意味?(´・ω・`)
本日夜に後編投下させていただきます。
0255 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 16:26:02.85ID:MEgPZqsg
233様に向けてでした(´・ω・`)
0256 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 19:59:17.96ID:MEgPZqsg
投下します。
需要があるのかないのかそれすら分からないマイナーカップリング……でも供給がないせいか
妄想が止められません愛なのか業なのか、それすら分かりません
0257名無しさん@ピンキー2013/03/31(日) 20:02:28.86ID:MEgPZqsg
「どど、どどどどどどどうして私がもう一人!?」
「魔法が成功したからじゃない?」

 もう一人の自分を指差して驚くラムリアに、ぷにぷにと分身のラムリアのほっぺたを指でつつきながらアルスは言う。

「そういうことではなくて……私はアースマイトではないのに何故……」
「ん〜〜……ちょっと良い?」
「ふぇ……?」

 困惑する少女を唐突に抱きしめる。

「……えと……アルス……さん?」
(『いいなぁ……』)

 ぴったりとくっついた少年の肌の感触がラムリアの肌に赤みを差した。 お互い全裸という状況で抱きしめられている
ためでもあるが。しかしアルスは反応もせず、目を閉じ無言。

「ん……やっぱり……僕のルーンがラムリアに移っている。少しだけどね」

 少し体を離し、にっこりと笑顔で言う。どうやら肌と肌を触れ合わせることで少女のなかにある
ルーンを直に感じ取っていたようだ。

「アルスさんのルーンが私にって……そんなことありえるのですか」

 目を見開き少年の言った言葉に疑問を唱える。

「うーん……普通はないと思うけど……ラムリア僕の分身達の精液いっぱい出されたよね? 大事なところと口の中に、
 分身達が消える時に出した精液も消えちゃったけど、その時にラムリアの中あった分身の精液がルーンに戻って
 ラムリアの体に吸収されたんじゃないかな? だからアースマイトのルーンがラムリアの中に少しだけど残っているんだと思う
 それで一時的にアース魔法が使えるようになったんじゃないかな」
「そんな無茶苦茶な……」
「あくまで推測だけどねー」
『でも実際こうして魔法が使えていますし……』

 呆れ顔のラムリアを横目に、アルスは分身のラムリアに先程自分(達)が付けていたリボンを2つ差し出した。
0258 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:03:58.83ID:MEgPZqsg
『……これは?』
「一目見て分かるけど……一応区別つけようと思って、二つ結んでみて」
『分かりました!』

 普段ラムリアの格好や髪形に注文することなど殆どないアルスに、リクエストを受けて、嬉しそうにリボンで
長い髪をまとめはじめる。長い髪の毛を頭の中心近くに結ぶ。所謂ツーテール(ツインテール)と呼ばれる髪型である。

「わー、可愛い〜! いつものラムリアも勿論可愛いけど、その髪型も似合うね」
『え、へへ……そうですか?』
「むぅ……」

 大好きな少年に褒められて、顔がにやける分身のラムリア。そんな彼女を見て、嫉妬の混じった表情を浮かべる
本物のラムリア。心の繋がっている自分自身に嫉妬するのは馬鹿馬鹿しいと思いつつも目の前でイチャつかれたくはない。

「本当に可愛いよ――カノンみた〜い」
「『ふんッ!』」
「だふぉねっ!?」

 少年の余計なひと言にツーテールラムリアは頭部に手刀を、本物のラムリアは先程の嫉妬も込めて腹部にコークスクリュー・ブロー
を見事なフォームで叩きこんだ。

「うぅ……なんで……?」
「女心が分からない殿方は地獄に落ちるべきですよ」
『ご友人とは言え、今他の女性の名前を出すのは感心しませんわ』
「うー……そういうものなの……?」

 黒いオーラを出しながら笑う二人。痛む腹部を抑えながら立ちあがるアルスは何とも情けない。

「そういうところは本当にアルスさんの駄目なところですね……」

 少女の言葉に首を傾げ、あの拳は世界を狙えるな、と妙な感心をしながらごそごそ荷物を探る。
 目当ての物を見つけて顔にアルスの顔に花が咲く、そして本物のラムリアに差し出した。

「なんですか、これ?」
「いやしのポット」
0259 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:04:54.58ID:MEgPZqsg
「そういうことではなく……」

 ラムリアの疑問に答えることもなく、アルスはツーテールラムリアに鼻歌交じりで近づいていく。

『きゃ!?』

 不思議そうな表情で少年を見つめていたツーテールラムリアを軽々とお姫様抱っこで持ち上げる。
そのまま先程擬似輪姦をしていた敷物の上に優しく少女を降ろし、覆いかぶさ――

「って! 何をしようとしているんですか!!?」

 あまりにもスムーズな少年の動きに、呆けていたラムリアは顔を真っ赤にして叫ぶ。

「ナニだよー」
「ぐぎぎ……そ! う! い! う! こ! と! で! は! な! く! て!」

 少女の慌てふためいた反応にアルスは楽しげに言葉を返す。

『あらあら』
「あなたもどうして何もしないで、あっさり受け入れているんですか!?」

 同じくアルスの下で楽しそうに笑うツーテールラムリア。

『アルスさんになら何されてもかまいませんよ、むしろ望むところですわ』
「あはは……実はさっき一回しか出してないからまだまだ元気なんだよね……」

 何故か誇らしげに言うツーテールラムリアと申し訳なさそうに照れるアルス。アルスの言葉に思わず
少年の下半身に目をやると確かに元気な怒張が自己主張をしていた。

「んま!」
「ラムリアはいっぱいセックスしていたし、疲れていると思ったから我慢しようと思っていたんだけど、
 分身のラムリアは元気そうだから良いかなって……」
『私は元気いっぱいですよ』
「むぐぐ……」
「駄目……かな?」
0260名無しさん@ピンキー2013/03/31(日) 20:06:47.19ID:MEgPZqsg
 少年の遠慮がちな口調に、ラムリアは口をつぐむ。いくら自分の分身とはいえアルスが自分以外の人間と交わるなんて絶対に嫌だ。
優しいアルスのことだから止めてほしいと言えば止めてくれるだろう、しかし、自分のために我慢をしてくれている少年の
願いを断るのは気が引ける。何より自分も少年の分身と散々交わったのだ。断ることができるわけがなかった。
 勿論自分の分身でなく本当に他の女性と交わるとなったら命すら掛けて断固拒否していたが。

「はぁ……分かりました、ただし私の体力が回復したら、ちゃんと私の方を愛してくださいね」
「うん! 分かったよ!」
『何だかんだでノリが良ろしい、流石「私」ですね』

 分身の余計なひと言に睨みを与えるが、『あらあら』と軽く流されてしまう。胸のむかつきを誤魔化すように
いやしのポットの蓋を開けちびちびと飲み始める。味が濃いため一気飲みは難しいがアルスお手製のいやしのポット
はアレンジされているためか、中々に美味い。

(どうやって作っているのか後で聞いてみますか……)

 よくダンジョンに潜るアルスに、無事に帰ってきてほしいという願いを込めてプレゼントするのだ。
そんな少女の温かい気持ちとは裏腹に、アルスは早速ツーテールラムリアにペッティングを開始していた。

『んんぅ、や、ぁ、あふぅ……』

 ふにふにと、歳の割には大きめで、形の良い白い果実を器用な手つきで揉まれて、甘い声が漏れる。

『は、あ……ん、ふぅぁ』
「おー、本物と同じ感触。おもしろーい」

 行為とは反対に無邪気な声を上げる少年。一頻り心地よい感触を堪能した後、右手が白い肌に映える小さな
苺のような乳首に手を付けた。左手は相も変わらず少女の果実を揉んでいる。

『くひゃああああ! そ、そこはぁ! ふふぃ!』

 こりこり、くりくりと弄くり回す、優しく、そして時には強く指で刺激する。摘まれ、捻じられ、擦られて、
夢のように蕩けた快楽が少女を襲った。
0261 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:07:45.04ID:MEgPZqsg
『ふぁあああああああ、あ、ああん、いやあ、くううぅ!』
「ラムリア、ちゅーしよ」
『あ、あ、あ……むぅ』

 少年の可愛らしい唇がこれまた可愛らしい少女の唇を塞ぐ。そして、当然のように少年の舌はぬるりと少女の口内に
這いずる蛇のように侵入した。勿論手は少女の胸を愛撫し続けている。
 ねっとりと少女の口内と生温かい舌を味わうアルス、絡ませ、舐めまわして、歯ぐきをなぞるように下を動かすたびに
少女の口から快感の混じった小さな悲鳴と粘着音が零れる。

『んく、んちゅ、ふぁむ……』
「ちゅ、ちゅ……ぷちゃ」

(わかっていましたけど、完全に私置いてけぼりですね……)

 一方本物のラムリアはというと、目の前で繰り広げられた淫猥なる宴に募る苛立ちを隠せなかった。

(ああ……私のアルスさんが……私だけのアルスさんが……私だけのご主人様が……)

 いつの間にか、いやしのポットは空になっている。目の前の光景に味など忘れて飲みほしてしまっている。
軽傷なら瞬時に回復し、体力までも回復させる魔法の薬の効き目は確かなようだ。疲れから息が切れていた
先程とは違い、今は別の意味で息が上がっている。悲しみ悔しさと嫉妬が混ざりきった――本人も気づかぬ快感に。

「ちゅ、くちゅ……ぷはぁ、ふふふ……かわいい」
『むぁ……ふぅ、はぁ……』

 そんな少女の心中に燃えたぎる炎にも気づかず、唇を離した二人は見つめ合いながらさらに先へと進む。

『ひふぁあああぁぁあ! ん、やぁ、気持ち、いい、のぉ!』

 アルスは少女の既に濡れそぼった幼い秘裂に手を伸ばし、器用な手つきで蹂躙する。柔らかい秘肉の感触を
味わうように揉み、細いが意外と逞しい指を挿入し、かき回す。

『はあぁ、ぁあああ! んぁああ!』

 くちゅり、と粘着音が出る度に、少女の甘い、甘い悲鳴が鳴り響く。アルスは指を動かす度に鼓膜を震わせる
愛しい少女の蜂蜜のような嬌声に歳よりもずっと大人びた笑みを浮かべる。
0262 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:08:48.03ID:MEgPZqsg
「ふぅ、あ、く、うぅ……」
(ぁ、あ……アルスさんの顔、良いな、ぁ……それに、私、いつも、あんなはしたない顔してるんだ)

 いつの間にか、自分の手が秘所を手まさぐり、口から洩れる声にも気が付かず、目の前の少年と自分の分身をラムリアは
凝視していた。そうしているうちに、いよいよ少年のモノがツーテールラムリアの入口にあてがわれた。

「ぅん……じゃあ、挿入れるね」
『は、い……』

(うわ、うわっ、うわぁ! 入れられちゃう、私のアルスさんの陰茎がもう一人の私の中に……!)

 ラムリアの羨望と焦りの入り混じった視線を感じながら、下半身に力を入れ、勢い良く挿入する。

『ん、ぅあああああああああああああ!!!』

 絶叫に近い嬌声。入れられた途端、少女の膣肉が喜びをもって少年の肉棒を受け入れ、絡みついていく。

「ん……! やっぱり、きつい、ねー」

 片目を瞑り、辛そうに笑みを浮かべる。それでもしっかりと、ぎゅうぎゅう締め付けてくる少女の膣内を味わう。

『ふぅ、ふぅ……』
「それじゃ、動く、ね」
『は、はいぃ……ふあああ! や、あぁああん!』

 既にたっぷりと濡れている蜜壺を掻きまわすように腰を動かす。ぐちゅ、ぢゅぷ、と粘着質な水音が少女の嬌声と重なる。
 ツーテールラムリアの中で、少年の逞しい肉竿が出し入れされ、狭く、幼い膣内が蹂躙される感覚。愛しい少年のモノだと思うと
ツーテールラムリアは幸福で死んでしまいそうな錯覚すら覚えた。

(『勿論アルスさんの子どもを十人以上産むまで死ぬつもりはありませんが……』 )
「ん、う!……なん、か、変なこと、考えて、んぅ、ない?」

 快楽に朦朧とする中、妙な考えが浮かんでしまったようだ。そのあたりも本物と瓜二つである。
0263 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:10:08.28ID:MEgPZqsg
『くぅぅ! ひぅあああっ! んくうぅぅ!』

 深く奥へと肉棒が、突かれる度に徐々に少女の奥へと侵入していく。

『ぐぅ、あ、あああああああ!!?』

 ペニスに伝わるコツンという感覚。いよいよ子宮の入口に到達したようだ。少女の悲鳴を耳にしても少年は全く容赦をせずに、
最奥を何度も何度も刺激し始める。

「ん、しょっ……と、あ、そうだ、ラムリア、ちょっとこっち来て〜」
「ふ、あ、あっ、ひゃうぅ!……え、あ……は、はい、今行きます!」

 快楽を味わいつつ、可愛らしい笑顔を本物のラムリアに向けて言う。一方ラムリアは
片方の手で乳首を摘まみ、もう片方の手で秘所を弄っていた。
 一瞬遅れて、少年の言葉に反応する。真っ赤な顔で慌てて、自慰に夢中になっていたことを誤魔化すように
急いで少年の元へ移動した。

「ちょっと手伝って…… ぅん! ……はむっ」
『やっ、ちょ、っと、それは、だめぇえあぁあああぁぁああああ!!」

 ぱくりと、突かれる度にプルプルと震える乳房の中心にある乳首を正確に捉えて口に含む。途端に
大声をで悲鳴を上げる。ガンガンと奥をノックされている上、弱点を刺激されるのは堪ったものではない。

「んちゅ、ちゅぱぁ……ほう、ははほう、ほへはい(もう、片方、お願い)」
『うぇ!? や、やめてぇぇ! んふぁああ! ……おね、お願い、わ、「私」ぃ! やめ、んぁ! てぇえ!
 今やったら、ほんとに、ぁああ!? だ、めぇぇえあああああ!!』
「……はい! 分かりましたご主人様! ……はむっ」
『いやぁぁああああ!?』

 乳首を口に含めて聞き取りづらい少年の言葉を聞きとり元気に、実行する。自分の分身を愛撫するなど冷静に考えたら
あまり気持ちの良いものではないのだが、今のラムリアの頭は、残念ながら冷静とは程遠い。

「じゅる、んちゅ……ぺろ、ひょういえわ、ん……にゃんへ、ほひゅひんはわ?」
「ふは? ひょへは、んじゅ、ひょうようお、ぺちゃ、ひほひいへふひ、ちゅぷ、ほうひきへほ、
 ほひゅひんはわほうぃ、ぷあっ、ありですよ2ではないのですけど ……あむっ、はんへんへふ」
『や、ぁ! かい、わ ふぅぅ! しないでぇえ!』

 乳首を口に含めたまま意味不明な会話をする両者に、快楽の中に、何故か若干怒りの混ざった嬌声を上げる。
0264 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:34:18.14ID:MEgPZqsg
(それにしても……アルスさんがいつも止めてとお願いしても、突きながら弱い胸を責める理由が分かる気がしますね)

 上目遣いで、快楽に喘ぐ自分の分身の顔を見て考える。舌で転がしたり、噛んだりする度に、過敏とも思える程
反応をする分身。まるで玩具のようだ。面白い。
 弱点を同時に責められ、既に軽い絶頂を味わっている状態のツーテールラムリア。しかし、そろそろ限界のようだ。
涎と涙を流しながらガクガクと震えて更なる絶頂へと一気に駆けあがる。

『はぁん! ひぐううぅぅ! ん、あ! も、ら、めええぇぇぇ!! あ、ふぁあああぁあああぁぁ!!』
「ふ、ぷふぅ!」

 高らかに声を上げて少女は背中を弓なりに反らし、地面と背の間に大きく空を作りながら果てた。少年のモノを包み込む膣肉が更に
収縮し締め上げる。襲い来る射精欲を必死に耐えながら、アルスは口を乳首から離し、絶頂状態のツーテールラムリアを
更に激しい腰の動きで責め上げる。

『ぎっ!? や、あぁ! だ、め! イッた、ばっかりなのぉ! は、あああああああ!!』
「うん、だから、一緒に、イこうね」
(うわぁ……やっぱり、アルスさんは鬼畜です)

 暴力的な快楽に、堪らず止めてほしいという少女の懇願に、額に汗を浮かばせつつもにこやかに返答をするアルス。
涙と唾液で少女の顔はくしゃくしゃだが、少年の下半身は鬼のように凶悪に動き続けていた。先程よりも強く。
 そんな少年の鬼畜っぷりに若干本物のラムリアは引いていた。いつもされている側だから分からなかったが、
傍から見るといかにアルスが絶倫かつサディスティックであるのか良く分かった。

『ひ、はぁあぁぁあああ! ふ、ぁ! きゅうぅぅ!』
「ぼくも、そろ、そろ……こ、んどは、一緒に」
(……良いなぁ)

 しかしそれでも、いつの間にか悲鳴ではなく、だらしない表情で蕩けた声に変わっている己の分身を
見て羨ましいと思う感情がラムリアの心を支配していた。
0265 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:36:11.68ID:MEgPZqsg
『も、だ……め、あ、あぁああああぁぁあぁあああああ!!』
「く、ぅ、だ、すよ!」

 目をぐりんと上に向けて、腰を高く浮かべて、ツーテールラムリアは先程よりもさらに強いオルガスムスに突入した。
同時にアルスも顔を快楽にしかめながら二度目とは思えないほどの濃く大量の精液を膣内に放出した。

『あ、は、く……はぁ、んうぅ……あったかい……』

 息も絶え絶えに、うっとりと夢見心地で呟く少女。そんな少女の額にアルスは唇を落とす。
 柔らかい少年の唇の感覚にうっとりとした顔をきょとんと変えた後、満開の花のような笑顔を浮かべる。

『えへへー、アルスさん』
「あは、ラムリア」

 くすぐったそうに笑いながらお互いの名前を呼ぶ。そのまま見つめ合いながら唇を近づけていき――

「ちょっとアルスさん」

 地獄の底から響くような怖ろしい声が二人を凍りつかせる。錆びついた金属の人形のようにギギギと
首を声の方に向ける。











 修羅。
0266 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:39:16.92ID:MEgPZqsg
 例えるなら猛火のごとき憤怒の形相を浮かべる可憐な少女の皮をかぶった鬼人。
 自分をほったらかしされて目の前でイチャつかれることに我慢ができなかったようだ。

「私をお忘れではございませんか?」
「わ、わわわ忘れていません! 断じて!」
(『うわぁ……私って怒ると怖い』)

 青い顔をして冷汗を大量に流しながら弁明するアルス。フレクザィード戦でもここまで恐れなかった。
人知れず世界を救った幼い勇者をここまで怯えさせる事ができる少女は魔王と言えるのかもしれない。

「許してほしいですか?」
「お願いします!」
「それじゃあ……キスしてください、私の方を先に」
「え……? それで良いの」

 怒れる明王のような形相から一変、小悪魔のように蠱惑的かつ可愛らしい表情でユエ直伝のDO☆GE☆ZA
をしようと構えていたアルスは、きょとんとする。

『ちょ、ちょっと私がしてもらえる筈でしたのに……』
「さんざん膣内に出してもらえたんですから少しくらい我慢してください!」
『い、や、で、す!』

 きゃんきゃんきーきー、と自分同士で言い争い。その光景に先程まで怯えていたアルスは
のんびりとしたいつもの顔に戻り微笑んだ。

「じゃあ、一緒に」
「だいたいあなたは……へ? む!」
『ぐぅ!?』

 二人同時に引き寄せられ、アルスの唇に少女二人の唇が同時に重なる。
0267 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:42:25.72ID:MEgPZqsg
「ふぐ、ぐぐぐぐぐぐ!?」
『む、ぐぅぅ……』

 アルスだけでなく、自分と自分の唇も重なり、慌てて離れようとするも、二人とも後頭部を押さえられて
身動きが取れない、ギャグでならともかく、男の子のそれも超人であるアルスに力が敵う筈もない。

「ちゅぁ。くちゅ……ん、ふ、むぅ……」
『ふぁ、ちゅぱ、ん、んううぅ……』

 非常に奇妙に動く少年の唇が少女達の唇を愛撫し始める。なぞられ、吸われて、舐められる。唾液の音が絡まり、
いつしか少女たちも自分から舌を突き出し、自分こそはと争って少年の舌に絡めようとする。
 
「ん、ちゅぷ……ぷはぁ」
「ふぁ……アルスさぁん……もっとぉ……」
『やめちゃ、だめです……』

 唇を離すと、蕩けた顔で犬のように舌を出しながら二人揃って続きをおねだりしてくる。あまりの
可愛さに、アルスは抱きしめたい衝動にかられるが、なんとか堪えて頬笑みを向ける。

「んー、じゃあ願いがあるんだけど」

 余裕のある演技をしながら言う。実際は少女二人の淫靡な姿に我慢の限界であった。

「な、なんですか?」
「えへへー、二人で一緒に舐めて」
『え?』
「え?」

 にこにこと笑いながら言う少年の言葉に、ラムリアは自分同士で顔を見合わせた。
0268 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:44:32.92ID:MEgPZqsg
―――――――――――――――――――――――


―――――――――――――――

―――――――
――


「んちゃ、んうう、れろ……きもちいい、ですか?」
『あ、んぅぶ、くちゅ……アルスさぁん……』

 恍惚とした表情で、ベッドに腰掛けた少年のモノを舐めるラムリアと分身のラムリア。

「うん、とっても、ん……気持ち良いよ」

 息を荒くし、赤い顔でアルスは微笑む。出したばかりだというのに、既に硬さを取り戻している。
 少女二人の小さな舌がピチャピチャと音を立てながら亀頭を這う。

『は、ん、ぴちゃ、んうぅ……ここも舐めますわ……ん、ちゅ』
「じゃ、あ……私は咥えさせていただきますね、はぁむ」

 それぞれ同じように舐めるだけでなく、タイミングを合わせて舐め方を変化させる。
 ツーテールラムリアは顔を下方にスライドして、血管が浮き出ている竿を舐め、本物のラムリアは
小さな口で亀頭を口に含みもごもごと刺激する。

「んじゅ、じゅる、んぐぅ……ちゅぱ」
『ん、ちゅ、んぁ、れろっ、ふ……ぁ、ご主人様ぁ』

 器用に唇でカリを刺激しつつ、回転するように舌を這わせて裏筋を舐めるラムリア。
 対抗するように激しく竿を舐め、唾液でたっぷり濡らすツーテールラムリア。
 そんな少女たちが愛おしくてたまらないアルス。ぽふん、と両手を少女達の頭の上に乗せ愛情を
込めながら優しく撫でる。

「ぷはぁ、ん……ぁ、そうだ……少し耳を貸してください」
『くじゅ、ちゅぶ、ぷぁ……? なんですか?』

 夢中になって少年の陰茎を舐めているツーテールラムリアに、本物のラムリアがうっとりとした目をそのままに、
悪戯を思いついたような表情で声をかける。
 言われたとおりに耳を傾けるツーテールラムリア。こしょこしょと敏感な耳をくすぐる本物のラムリアの声に
少し眉をしかめるが、話の内容を理解するにつれて明るく変化していった。
0269 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:47:30.83ID:MEgPZqsg
『それは、名案ですわ』
「アルスさん少し失礼します」
「? はーい」

 不思議そうに首を傾げるアルスをよそに、きゃっきゃと楽しげに少年の腰、陰茎の両サイドにラムリアが二人揃って移動する。

「よい、しょ」
『そーれ』
「ふあっ!?」

 打ち合わせ通りに少女達は、互いに体を寄せて、綺麗な形の白い胸で少年のペニスを挟み込んだ。
 未知の感覚に思わず可愛らしい悲鳴を上げるアルス。いくら少女の胸が歳の割には豊かと言っても、ペニスを挟んで
愛撫するほどの大きさはまだない。そのためいつもは胸を使って行為に及ぶ時には擦って愛撫をするだけであった。
 しかし今、ラムリアは二人いる。膨らみかけの果実でアルスのモノをサンドイッチのように挟むことができるのだ。
 最も体勢的には少々無理をしているが、それでも一生懸命に体を上下に動かし、少年のモノを刺激する。

『ふぁ、あ……乳首、擦れ……』
「ん、あ……きもちい、いですか?」
「う……ん、気持ち、良いよ」
 
 ぽーっ、とした、しかし嬉しそうな笑顔で少女の問いに応える。少年が快楽を感じているのか少女達も
ただでさえ敏感な胸と乳首を擦り合わせることによって、背徳的な快感が生まれ始めていた。
 胸で感じるアルスの固く熱い肉棒が心地よい。

「ん、そろそろ、出そう……」

 先程のフェラチオによって唾液まみれになり、ぬるぬると柔肉で扱かれる少年の剛直。子どもとは思えぬほどの
精神力で耐えてきたが、流石に限界が近づいていた。
 火山が噴火するかのように増していく肉棒の熱を柔肌で感じ取った二人は、蠱惑的な笑顔を浮かべて
更に激しく上半身を上下に動かして、刺激を強める。

「く、ぅ! だす、よ! 目ぇ、閉じて!」

 食いしばるような顔でした宣言通りに、少女達が目を閉じた直後マグマのような熱くどろりとした精液が噴火する。

「きゃ!?」
『ふぁう!?』
0270 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:50:32.10ID:MEgPZqsg
 少女達の顔と上半身に、白く濃い精液が降り注ぐ。
 紅潮した肌に付着した精液。調和する艶やかな白と赤の色合いは美しさすらあった。

「ふ、はぁ……ご主人様の精液」
『んぅ、凄い、熱くて……んちゅ、ぺろ』
「や……ぁ、舐めちゃ、駄目です……私のなのにぃ……ちゅ、れろ、くちゅ」

 恍惚とした顔で本物のラムリアの肌に付いた精液を舐めとるツーテールラムリア。
 負けじと本物のラムリアも舌を伸ばして必死にツーテールラムリアの肌に付いた精液を舐めとる。

「くちゅ、れろ……あら?」
『まだ、ですか……』
「え、へへ……」

 そんな少女達の淫らな様子を見て、何度も射精した筈の少年の分身が再び大きくなっていった。
 相変わらずの絶倫っぷりに、半ば呆れた目で少年を見つめる二人のラムリア。
 そんな二人の視線を受けてばつが悪そうにアルスは笑う。誤魔化すように少女二人の体を引き離し、
立ちあがった。

「んー……次は中に入れて良い?」
『それならぜひとも私のをお使いくださいご主人様♪』
「ふぇっ! ……つ、次は私にしてください!」

 苦笑しながらお願いするアルスに、本物を押しのけながらツーテールラムリアはアルスに迫る。
 先を越され、一瞬呆然とした本物のラムリアも勢い良くアルスに詰め寄る。

「先程中に出していただいたのだから我慢してください! ずるいですよ!」
『嫌です! こればかりは譲れませんわ!』
「あはは……」
「何がおかしいのですか?」

 言いあううちに、自分同士で喧嘩を始めるラムリア。そのシュールな光景に思わずアルスは
笑ってしまったが二人に殺気の混じった目線に沈黙する。
 数分キーキー、シャーシャーと言い争っていたが終わる気配がない。
0271 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:52:23.07ID:MEgPZqsg
「それじゃあさ……三人で一緒にしようよ」
「……はい」
『……分かりました』

 勃起したまま待たされたアルスは、業を煮やしたように(それでも口調は柔らかく)口を開いた。
 ラムリア達も、いつまでも不毛な言い争いをしているよりはアルスに任せた方が良いと思ったのだろう。
一瞬、二人でにらみ合うが、その後素直に少年の指示に従った。
 本物のラムリアは仰向けになり、足を開いていつでも少年を受け入れることができるような体勢となり、
その上に覆いかぶさるようにツーテールラムリアがのしかかり、体を密着させつつ四つん這いとなった。

「それでは、どうぞ……」

 どきどきと心臓が嬉しそうに高鳴るのが分かる。ふとラムリアは高鳴る鼓動が自分だけのものではないと気が付く。
胸を密着させている分身のラムリアも自分と同じように期待し喜んでいるのだ。そう思うとラムリア先程争っていたのが
馬鹿馬鹿しいように感じられた。目の前の、肌を触れ合わせているラムリアもアルスを愛する『自分』であることに変わりがないのだ。

「わぁ、こうして見ると二人ともたっぷり濡れているのがよく分かるね」
「ぶっ!?」
『そ、そういうことは言わないでください』

 少女の考えを知ってか知らずか無邪気に少女にとって恥ずかしい内容の発言をするアルス。
0272 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:54:48.70ID:MEgPZqsg
「え〜、でもとっても綺麗だよ」

 そう言って、羞恥に震える少女達の蜜に溢れたヴァギナに手を伸ばす。

『ふっひぃ!? あっ、はぁ』
「ぁあん!? やっ、ふぁああ!」

 両手で少女二人の秘所に片方ずつ指を挿入し、焦らすようにゆっくりと掻きまわす。

「ふふ……舐めているだけでも気持ち良くなってた?」
『ひぅ! あっ、あっ……は、はいぃ』
「な、なめて、くふぅ! いるとき、んうぁ! 入れて、ほしいって、はぁん! 思って、いました……ああぁ!
 だから……はや、く……!」

 懇願の混じったラムリアの声に、満足そうに微笑みんでアルスは、少女の望み通り秘所に固い分身をあてがう。

「うん! まずは本物のラムリアから……ね!」
「ひ、ぅん!!」

 本物のラムリアの濡れそぼった蜜壺に、加減なく一気に挿入する。そのまま息をつかせる間を与えず、
腰を激しく前後に動かす。

「あ、くぁぁ! んうぅ、ひいん!」
『ひ、んくぅ……い、良いなぁ』

 前後に突かれて揺さぶられる本物のラムリアの体に、敏感な肌を擦られ、喘ぎながらも先に
犯されている本物のラムリアを羨ましそうな目で見つめるツーテールラムリア。

『あ、ふひゃあ!? ア、アルス、さ……ぁああ!?』
「むぅ、この体勢だと、意外と、しんどい……」

 分身の少女の声を耳ざとく聞いたアルスは、腰を動かしつつ、ツーテールラムリアの秘所に手を伸ばす。

「ふあぁ! くひぃ! んぁあああぁああ!」
『やぁ、は、あ……アルス、さぁん』
「二人とも、ん……かわいい」
0273 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 20:57:56.81ID:MEgPZqsg
 快感に顔を歪める少女とは対照に、肌を赤くしつつも微笑むアルス。愛おしげな視線のまま、
下半身と手は一切容赦しない。
 器用な手は、痛くならないような力加減で、ぐちゅぐちゅと激しく音を立てながら少女の蜜壺を掻きまわし、
肉棒はすでに少女の最奥まで到達しており、何度も何度も子宮をノックする。

「ん、しょ……そろ、そろ」
「あ、ああ、はあああああぁぁ…………あ、あれ? アルス……さん?」
『どうして……止めちゃうんですか?』

 唐突に、ずるりと少女から肉棒を引き抜いたアルス。
 喘ぎに喘いでいた二人は、少しだけ不満そうな声色で少年に問いかける。

「ん〜……そろそろ交代だ、よ!」
『ひぎぃ!?』

 一度目と同じように、今度はツーテールラムリアのヴァギナにペニスを突き入れる。
 そして、これまた加減なく、激しい勢いで腰をピストン運動させる。

『ひゅぐぁあああ! も、ちょ、優し……あ、ぁぁああああああああ!!』
「はぁ、はぁ……ん、ぅ、中途半端だと生殺しですわ……」
「そう? じゃあ戻すね」
「へ? んあああぁああぁあぁ!?」

 ツーテールラムリアから肉棒を引き抜き、再び本物のラムリアの膣肉を抉るように挿入する。

「あぁん! や、はあぁああああああ!」
『も、もしかして……交互に……んくぁ!?』
「うん、三人で気持ち良くなろうって言ったじゃない」
「そ、そんなぁ……」
『い、いっそ、んひぃ! あ、あ……順番、で、は、ああん!!』

 果てるまで交わることができず、目に涙を浮かべながら訴える少女達。
 流石に気の毒に思ったのか、アルスは少しだけ首を横にして思考する。
0274 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 21:09:21.94ID:MEgPZqsg
「うーん……じゃあこうしよう」

 閃いたように笑って、分身のラムリアから肉棒を引き抜く。

『アルスさ……きゃ!?』
 ツーテールラムリアの小振りなヒップをむにゅりと掴んで、真下へと、つまりは本物のラムリアの
下半身に向けて力を加える。
 ぴっちりとラムリア同士のヴァギナが重なり合う。自分同士とはいえ、自らの性器と同性の性器が重なり合う感触に
若干ラムリアは顔をしかめるが、アルスの意図が理解できたため何も言わずにその時を待ちうける。

「それじゃあいくよ」

 ぴったりと重なり合うヴァギナの間にペニスをゆっくりと挿入していく。

「あ、あ、んぁ、あ」
『ひぅ……く、はぁ』
「ん、なんか変な感じだね……」

 少女の愛液が潤滑油となってスムーズに侵入していく少年のペニス。いつもとは異なり、ペニスで
秘裂を擦られる感覚にむずがゆいような気持ちの良いような不思議な感触をラムリアは味わった。

「ふふ、なんかサンドウィッチみたい……動くね」
「ムードが壊れるようなこと言わないでください……ひゃうぅっ!」
『んはぁ! あ、あふぅ! あ、あ、ふあああ!』
「ふ、んぅ……」
(三人でHしているのに、今さら、ムード?)

 疑問に思いながらも徐々に腰のスピードを速めていく、擦り上げる度に少女達の甘い鳴き声が
部屋中に響き、少年の鼓膜を誘惑するように震わす。
 少年が前後する度に秘裂と共にクリトリスがカリに引っかかれるように擦られ、ラムリアとツーテールラムリアは
身悶えた。

「きゅあ! んうぅッ! ダメ、駄目ですぅ!」
『ご主人様の、おチンチンが、うぁあ! こす、れてぇ!』
「あ、ついです! もう駄目です、あぁああ!」

 先程散々膣内を苛められた二人は、既に限界が近づいていた。
 アルスも射精に向けてさらに腰の動きを速める。

「ふあぁぁぁ! もう、駄っ……あぁ、ああああぁああぁああああああぁぁぁ!!」
『イク! イっちゃ! ……うぅぅぁぁぁあああああああ!!」
「僕も……く、ぅっ!」

 快楽に蕩けきった表情で爆発するかのような激しい快楽を味わいながら、ラムリア二人は同時に絶頂へと登りつめた。
 ラムリアと同調するようにアルスも少女と少女の間にたっぷりと精を解き放った。
0275 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 21:12:43.47ID:MEgPZqsg
「ふぁ……お腹に……広がって……」
『んふふ……あった、かいです……』

 熱のある精液が少女たちの腹部に、じわりと広がっていく。ねっとりとした精液の感触を少女達は恍惚とした表情で味わう。

「あは、気持ち良かった?」
『はいぃ……とっても……』
「アルスさん……大好きです」

 蕩けたような笑顔で甘い声を放つラムリア二人。
 アルスは爽やかに笑って――

「じゃあ次はちゃんと中に出すね」
『へ?』
「は? ひいぃん!?」

 本物のラムリアの秘所に乱暴ともいえる強さで肉棒を突き入れた。

『ちょ!? アルスさん』
「ひぐぅ! ま、さか……ま、だ、あぁああああ!?」

 少女たちの悲鳴を聞きながら、天上の音楽を聴いているかのような笑顔で、アルスは腰を動かしはじめた。





―――――――――――――――――――――――


―――――――――――――――

―――――――
――
0276 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 21:14:38.85ID:MEgPZqsg
「張り切りすぎちゃった、ごめんね」

 夕暮れの光に照らされながら、ばつの悪そうな顔で、アルスは目の前で全身に掛かった精液を拭いているラムリアに謝った。

「別に怒っているわけではありません……」
(うぅ……私あんなに乱れて……恥ずかしい)

 顔をアルスに見せないように、背中を向けて赤らめるラムリア。
 結局アルスには分身共々たっぷりと犯された。最終的にダブルアヘ顔ダブルピースをしたところで
ようやく分身の魔力が消えた。
 流石に分身が消える時、分身の肌と膣内にあった精液が振りかかってくるとは予想お互い予想できなかった。
 体に付着した一人の人間が出したとは思えない大量の濃い精液の臭い。普段なら恍惚となっているところであるが、
流石に夕方時から屋敷の風呂を使えず、全身栗の花の香りがするのでは都合が悪い。

「その、やっぱり、嫌だった?」
「何がですか?」
「えと……いっぱいでするの」

 どうやらアルスは今さら分身を使ったセックスに背徳感を感じているようだった。

「いえ、まぁ……結局のところ皆アルスさんと私でしたし……大変でしたけど、まあ悪くはなかったと……思います」

 そんな少年に呆れたような、照れたような顔で呟くようにラムリアは言う。

「でも……やっぱり一人ずつが良いですね……そっちの方が愛し合っている気がしませんか?」
「うん……そうだね」

 ほっ、と胸を撫でおろしつつアルスは安心したように笑う。

「じゃあ今日の夜はいつも通りセックスしようか」
「ぶっ!? まだやるのですか!?」
「嫌?」
「え? いえ別に……むしろ……いえ、よろしくお願いします……」

 可愛らしく少し眉を顰めてアルスは言う。ラムリアがその表情に弱いことを自覚なしにアルスは行うのだ。
当然ラムリアは断り切れなかった。もっとも今からラムリアも楽しみになってしまっていたが。
0277 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 21:17:45.73ID:MEgPZqsg
「じゃあ、今から銭湯行こうか」
「あ……そうですね……って外に出るのですか!? 今私凄い匂い……」
「でもお屋敷のお風呂は使えないでしょ? それに今はまだ銭湯利用している人少ないし、隠れていけば大丈夫だよ♪」
「う〜〜」

 能天気なアルスの意見にラムリアは頭を抱える。
 結局考えに考え抜いて話し合った結果、香水をたっぷり使った後、銭湯に近いアルスの家にテレポートを使い、
なるべく人に出会わないように、銭湯へ行くことになった。

「大変だね〜、ラムリア」
「誰のせいだと思っているのですか!」

 罪悪感も無しに、のん気に言ってのけるアルス。
 流石に怒りを覚えたのか、声を荒げるも効き目がない。
 そう簡単にはアルスを懲らしめることができないと悟ったラムリアは、数秒考え込む。

「…………アルスさん、キスしてくれませんか?」
「え? ……良いよ〜」

 突然口付けをねだられ、一瞬面食らうも直ぐに笑顔で目を閉じ唇をラムリアに向けるアルス。
 思惑どおりに動いた少年に、冷たい微笑みを向けて、拭き残った自分の体に付いた精液を指でたっぷりと掬いとり、
唇に含んだ。
0278 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 21:20:20.61ID:MEgPZqsg
               ○

               ○

               ○

             [数週間後]


「遅いなアルスさん……」

 屋敷の庭で、心配そうな顔を浮かべてラムリアは呟く。
 掲示板の依頼を受けてダンジョンに潜ったアルスを待っているのであった。
 アルスなら大丈夫だとは思うし、信じてもいるが、それでも少女は心配であった。
どうか怪我なく無事に帰ってほしいとラムリアは祈る。

「ラムリアー」

 そんな少女の祈りが通じたのか、後方から元気そうなアルスの声が聞こえてきた。
 ほうっ、と息心配と共に吐き出して、ラムリアはとびきりの笑顔を愛しい少年に向ける。

「お帰りなさい、アルスさ、んぅっ!?」

 可愛らしい笑顔で元気に走ってくる恋人アルス。その後ろから、うぞうぞうぞ、という奇妙な効果音を
放ちながらついてくる謎の物体に、ラムリアは思わず声が裏返る。

「ただいまー、遅くなっちゃってごめんね」
「お帰りなさい、アルスさんそれ程待っては……いえいえいえ! それよりもその奇妙な物体は何ですか!?」

 朗らかな少年の雰囲気に一瞬呑まれそうになるも、すぐに正気に戻り、指をアルスの後方の物体に向ける。

「ああ! この子はね、来る途中仲間にしたスライムのスラきち、アルヴァーナのスライムにしては大きいでしょー」
「は、はは、そうですね……大きいですわ」

 目を輝かせて、スライムの体を撫でながら自慢げに言うアルス。
 出会ったばかりなのにスライムの方もアルスに撫でられて、くねくねとハートマークを出しながら喜んでいる。

(アルスさんってモンスターのことになると盲目ですね……)

 巨大なカブトムシやサソリのようなモンスターに対しても見境なく、頬ずりをするアルスを思い出しながら、
ラムリアは溜め息をついた。

「可愛いでしょー、見てこのつぶらな瞳」
「あはは……そうですね」

(まぁ……ハンターウルフと比べたら可愛い方なのかもしれませんが……モンスターなら何でも良いのでしょうか……)

 スライムのコアを撫でながらデレデレする少年。こんなことで愛想が無くなることはないが
それでも何とも言いようのない気持ちが、ラムリアの胸中に生じざる得なかった。
0279 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 21:23:58.92ID:MEgPZqsg
「この子はレアだよー、なんたって弾力が普通のスライムより……」
「そ、それでアルスさんご依頼の品は見つけることができましたか?」

 延々と続きそうなモンスターの自慢にならない自慢話を打ち切るべく、半ば強引に話を変える。

「うん! 遠かったけどそんなに大変じゃ無かったよ……そういえば依頼品を探している途中で
 こんなものを見つけたんだけど……」
「まあ! 何ですか」

 話を強引に帰られても、にこやかにアルスは少女の言葉を返した。
 スライム談義が終わり安堵するラムリア。だが少年のバッグから取りだされた品を見て
再び顔を強張らせる。

「それ……魔法書ですか?」
「うん、それもアースマイトの魔法だよ」
「……また変な魔法じゃありませんよね?」

 期待する表情で胸躍らせるアルス。
 一方ラムリアは前回のこともあり不安を隠せなかった。また集団で輪姦されるようなことは
流石に勘弁願いたいようだ。あれ以来「ドッペルゲンガー」は何度も使ってはいるが。
 
「大丈夫だよ……多分……これは、知っている魔法だし……名前だけ」
「不安だらけじゃないですか」

 少女の指摘に目を横にずらすアルス。どうやら使うつもりでいるらしい。

「全く……なんて言う魔法なのですか?」
「うん、エーテルリンクって言ってね……」

 少年と少女が話す横で、少年に貰った林檎を巨大なスライムが幸せそうな顔で食べていた。











『 終 わ り 』
0280 ◆EAGHfd50gHQi 2013/03/31(日) 21:26:04.68ID:MEgPZqsg
以上で終了です。連続投稿規制されそうになってびびりました。
0281名無しさん@ピンキー2013/04/02(火) 20:43:24.98ID:+4SduB32
乙!
0282名無しさん@ピンキー2013/04/06(土) 16:30:48.24ID:FZkNETA0
乙!!!
久々に此処に来たお☆
このスレは健在そうで何よりだわwwwww
0283お留守番2013/04/10(水) 03:55:08.06ID:mgNGCYXT
>>280さん乙です

で、今更出てきました。
お久しぶりですお留守番です。
大分前に私のことを書いている人がいて、忘れないでいてくれて嬉しいやら恥ずかしいやら。

このスレの序盤で我らがカブ姫が酷評を受けているとのことで、この間からなんとかして綺麗なミストさん書いてやろうと。
二作目ですよ。

[原作]ルーンファクトリーフロンティア
[作品名]ピローカブ
[カップリング]ラグナ×ミスト
[オリキャラの有無]なし
[備考]微エロ?小ネタ

小ネタしか時間的に書けない。
それとも以前のようにみなさまを待たせろと?
うぅむ……。

出来は気にしないでいただきたい。
では、PC破損の為PSPにて参る。
懐かしい。
最初はこれで投下してたなあ
0284ピローカブ2013/04/10(水) 04:14:16.26ID:mgNGCYXT
「なんだか……夢みたいです……」

僕の隣で、ミストさんがそう呟いた。
先ほどまでその白い肌を心行くまで味わっていたせいか、その顔はほんのりと赤い。
いつものほんわかしたミストさんとは違い、どこか色気があった。
何がですか?と、ミストさんの頬を撫でながら聞いてみる。

「んっ……うふふ……。
 あなたとこうしていることが……です……♪」

少しくすぐったそうに笑った後、彼女はほほえみながら答えた。
夢じゃないよ。そういいながら、正面から強めに抱きしめる。
すべすべで柔らかな感触と体温が、僕を安心させる。

「あんっ……もうあなたったら……今日はもうしませんよ?」

それもいいが、今は彼女を抱きしめながら眠りたかった。
抱きしめながら彼女の髪を撫でる。
とてもさらさらで、僕のかたい髪質とは大違いだ。

「あなた……」

おやすみ。
そう言って、頬に軽くキスをした。

「……うふふ」


どうしたの?

「……私、幸せです……」

……僕もだよ。

「……ふふ……おやすみなさい、あなた……♪」
0285ピローカブ2013/04/10(水) 04:16:25.59ID:mgNGCYXT
「あの……本当にしないんですか……?」

明日は寝不足だなぁと、彼女の唇を奪いながらそう思った。
0286お留守番2013/04/10(水) 04:22:18.27ID:mgNGCYXT
sage忘れた

一介のカブ奴隷が厚かましいとは思うのですが、少しでも姫の可愛さが伝わればいいなと思います。
ありがとうございました。
0288名無しさん@ピンキー2013/04/13(土) 15:18:34.00ID:PYFl48C3
雨の日のペルシャちゃんの魚な尻尾、きっとぬめぬめなんだろうな。
0289名無しさん@ピンキー2013/04/14(日) 13:53:53.02ID:En9UokEO
何も信じられなくなって生きるよりも、信じて死んでいく方が良いと思う。
そういう命がけなテーマがこのゲームにはあるね。
別にエロ関係ないけれど、ふと思ったことなので。
0290 ◆PNv45Jllpo 2013/04/14(日) 14:27:41.94ID:En9UokEO
>>289なんてね。せっかくだから俺も一筆書いていこう。ルンファ3を題材にする。

タイトルは、【ペルシャちゃんの魚心】

 旅館経営の手伝いを生業とする人魚娘の朝は早い。
 今日も旅で疲れたお客様を癒すため、彼女には露天風呂をきれいにする役割があるのだ。
「ふんふん♪ ランラン♪」
 早朝の澄んだ空気に見合った清らかな発声である。
 彼女の作業に合わせて揺れる豊かな桃色の髪は緩く、柔らかく、そして清潔な香りがした。
 旅館の手伝い係である娘、ペルシャは歌いながら風呂掃除をしている。
「あ! 小鳥さん、おはよーっ!」
 ペルシャは樹木の枝に止まった小鳥に挨拶をした。心地良い鳴き声を返されるとペルシャは嬉しそうに笑う。
「今日はお仕事終わったらマイス君の所に行って、冷凍マグロで縛りつけたマイス君の胴体を打ちつけるんだったっけ……?」
 ペルシャは今日の予定を思い返していた。
 先日、マイスという村の新入り男子と交わした約束があったのだ。
「初めて合った時は誠実そうな優しい人だと思ったけれど。実は変な遊びを覚えている人だったなんてね〜」
 愉快に口元を崩すペルシャの頬は朱に染まる。
「でも、わたしも変わったよ、マイス君。君が変わったせいなんだから責任取ってね……?」
 小鳥は既にどこかに飛び立っていた。
 開店前の露天風呂は静かだった。
「今頃どうしてるのかな。またモンスターに打ちつけられに行った挙げ句寝込んでいるのかなぁ」
 楽しそうに独り言を呟くペルシャの唇は艶やかな色気を含んでいた。
0291 ◆PNv45Jllpo 2013/04/14(日) 15:01:04.12ID:En9UokEO
>>290続き。

 物陰から様子を見ていた旅館の一人娘がいた。
「ぺルちゃん、どないしはったん……!」
 ペルシャとは無二の親友、さくやである。
「ここのところぺルちゃんの様子が変やと思うて調べてみれば……」
 どうにもペルシャはマイスとただならぬ関係にあるようだ……という内容をさくやは手帳に書き記した。
「これは、あかんな。ウチがなんとかしたらな!」
 さくやは装飾煌びやかな裾をひるがえして帯紐を締め直す。抜け目ない瞳には決意が宿っていた。
 勿論、その光景全てをペルシャは目撃している。
「さくやちゃんも一緒に遊ぶ?」
「のわっ! ぺ、ぺぺるちゃ……っ!」
 片手にはペルシャ愛用の武具、冷凍マグロが握られている。
「……ふっ。ここまで来たんや。教えてもらおか、マイスはんとどういう関係か」
「それはね、これから一緒に来ればわかるよー」
 ペルシャのマグロが振り下ろされる。さくやの足元に重い振動が走った。
「今、普通に殴られるかと思たわ」
「担ぐの疲れちゃって。降ろしただけだよ」
 ペルシャは真顔だった。
「惚れた男との関係を邪魔するような姑臭さはウチにはあらへん。安心して」
「なら、どうしてこそこそ付きまわっているの?」
「ぺルちゃんが幸せになれるかどうかの瀬戸際や。ウチかて気になるわ」
「ありがとう、さくやちゃん! けれど、大丈夫だよ。わたし、マイス君と気持ち良くなってるからね」
「そこや、そこが気になる。良ければウチもついていってええやろか。ちょこっとだけ見させてもらうだけでええんや」
「いいよー♪ じゃあ、休憩時間になったら行く約束だからっ」
 さくやの表情が和らぐ。手に滲んでいた汗を女性用袴の横で拭いた。
 ペルシャは始終真顔だった。目が底知れない念を宿していた。
0292 ◆PNv45Jllpo 2013/04/14(日) 15:57:22.67ID:En9UokEO
>>291
 マイスは己を柱に縛りつけて待機していた。
 丁寧に猿ぐつわを噛んで目隠しをしていて、汗だくだった。
「遊びに来たら早速なんだね。でもそんなマイス君好きだよ!」
「これ、一体……!?」
「約束だからね、ちょっとだけ見たら後は納得して口閉じて帰ってね♪」
 ペルシャの言葉にマイスが反応した。猿ぐつわの隙間から息を漏らしている。
「大丈夫だよマイス君。このことバラしたらマイス君の性癖をさくやちゃんが受け入れないってことになるから」
 ペルシャは横目でさくやを見た。
「なっ!? それどういう……っ」
「知ってるよ。さくやちゃんもマイス君のこと好きだって。でも、さくやちゃん奥手だから。わたしが先に貰うことにしたから」
 さくやの表情が硬直した。
 ペルシャは真正面からさくやを見据える。
「前に言ってたよね? さくやちゃん、好きな人のことは全部受け入れられたらいいなって。今がその時だけど、どうする?」
「ど、どう……って……!」
「喉渇いちゃったかな? マイス君のおしっこ飲む? 因みにわたしはよく飲むよ!」
 ペルシャはマイスの露出された肌に触れた。マイスの頬が跳ねた。
「わたしは受け入れる。マイス君の性癖を。その上で幸せになるんだ。さくやちゃん、無理なら今日のことは忘れてお家に帰って?」
「そ、そないなこと……っ、無理に決まってる!」
「じゃあ、今すぐにマイス君のおしっこを直接飲んで? できたならわたしも抜け駆けしないようにするから」
 ペルシャはマイスの下腹部に深い色の瞳を向けた。
 露出されたマイスの根元は脈動して膨れあがっている。
「な、なあ、これ何かの嘘やろ? マイスはん、こんな冗談悪趣味や。いつもみたく料理の話とか金儲けの話とかで盛り上がろや」
「そう、そのマイス君もマイス君。だけど、このマイス君もマイス君だよ。さくやちゃん、もう一度言うけれど、無理ならマイス君のこと、諦めて」
「ぺルちゃん、そやかて今すぐにマイスはんのが出るわけやないやろ……?」
 さくやは青ざめた唇から絞り出すように言った。
「マイス君のおっきさん、今すぐにでも何かを吐き出したがっているようだよ?」
 ペルシャは柔らかく微笑んでいた。
 さくやはマイスの根元を直視する。
「ここで引くわけにはいかへん。ぺルちゃんのためにも、マイスはんのためにも……!」
 俯いた顔を上げた時。さくやの目に怯えはなかった。
 さくやは新品の刃物の如く研ぎ澄まされた眼差しでマイスを見た。
「直接飲め言うたな。どうやって飲むん?」
「さくやちゃん、本気なんだね。簡単だよ、マイス君のに口を当てればいいんだよ」
 キスするような具合やろか……さくやは呟いた後、今一度親友を見て、マイスの前にしゃがみこんだ。
 マイスの恥部は熱い鼓動を打っていた。間近だからこそ聞こえる荒い息遣いと、むせかえるような臭気にさくやの目元が潤む。
「マ、マイスはん。ウチが飲むのが不愉快なら、首を横に振ってや?」
 マイスは首を振らない。期待しているように自分が括りつけられてある柱を軋ませている。
「待ちきれないみたいだよ、さくやちゃん。早く飲んであげて」
 マイスがたまらずさくやの顔面に押し付けようとしてくるのをペルシャは悟っている。
 縛られているので望みは敵わないが、暴発しかねない……そうペルシャが考えた時には遅かった。
「ぶはっ!? な、なんやこれ……!」
 さくやの母親譲りの綺麗な顔から、よく手入れされた黒髪へと白蛇が這うような光景が流れた。
 さくやの肌や衣服へと粘性の液体臭気がしたたり、流れ落ちて、張り付いていた。
0293 ◆PNv45Jllpo 2013/04/14(日) 18:21:25.79ID:En9UokEO
>>292

 さくやがむせている。
 冷静に事実を確認したペルシャは、強烈な悪臭を放つ一本の異物に目を向けて一言漏らした。
「……あれ? さくやちゃん、全部飲みほしてないよ?」
 さくやは続けざまに飛び出してくる粘着質の白濁液を茫然とした顔で受けている。
 ペルシャは目をさくやの肩を揺すった。さくやの目がペルシャに焦点を合わせる。
「なぁ、ぺルちゃん。こんなんおかしいで、やっぱ……」
「何もおかしなことなんてないよ。マイス君の性癖だよ。それとも、男の人のこういう部分をさくやちゃんは受け入れられないの?」
 さくやは頑なに首を振った。
「違う、そうやない。こういうのは夫婦の営みとしてやるもんや。こんな、むさぼるように、するものじゃぁ」
「泣きそうなのはわかるよ。わたしも初めはそうだったから。でもね、慣れるから大丈夫っ!」
 さくやは呆けた顔をして華やいだ笑みを浮かべたペルシャを見つめる。
「お手本見せてあげるねっ!」
 嬉しそうに縛られたマイスの下腹部にペルシャが顔を近づける。
 立ち上るような異臭を前に、ペルシャの愛嬌ある顔は歪まない。
 徹底して笑顔だった。
「どうする? 舐める? それとも、いじってほしい?」
 マイスの猿ぐつわを取り除いて、ペルシャは微笑む。
「な、舐めていじって! くださいっ!」
 マイスはあらん限りの声を張り上げた。
 声が外に漏れていることにはお構いなしに、マイスは立て続けに叫ぶ。
「さくやさん、良ければ君も、ペルシャさんと一緒にお願いします……ッ!」
 言い終えてマイスはせき込む。
 愛おしそうにマイスを見つめるペルシャの視線が、隣に向いた。
「さくやちゃん、一緒にだって。どうする?」
 さくやは固まって動かない。
「信じられないって感じだね。マイス君がこんなこと言うなんて思ってなかったの?」
 さくやの顔に付着した粘液をペルシャは舌で舐めとった。
「ん、不味いねっ♪」
 マイスのしぼみかけていた一物が再び膨張を始める。
「マイス君、今の良いの? なら何度でも言ってあげる。不味い、不味い、とっても不味い!」
 マイスの腰が浮く。キツく巻かれていたはずの縄が緩んでいる。さくやは青ざめた顔をして後ずさった。
「な、なぁペルちゃん。念のために聞くんやけど……まさか、結婚もしてないのに、夜の営みとか、しとらへんよね?」
「やだなー。そんなことしたらただのいきづりの女になっちゃうって、しののめさんが教えてくれたでしょ?」
 さくやは床に倒れ込んだ。
「せ、せやな。驚かさんといてや。良かった、ホンマ良かった……」
「でもね、油断してると狼さんになったマイス君にやられる可能性があるから、気をつけて」
 真面目くさった顔で忠告するペルシャの顔を見て、さくやは噴いた。
「な、なんやねん。こんな状況なのに……っ、くくっ!」
「わたしが冷凍マグロを持っている理由だよ〜♪」
 ペルシャはマイスの方を見た。
「さくやさん……僕に、してくれないんですか……?」
「だって。さくやちゃん、どうする?」
「無理やな。残念やけど、マイスはんはホンにええ男やけど、諦めるとするわ」
「じゃあ、マイス君はわたしのものだね♪」
「凄いなぁ、ぺルちゃん。よくこの悪臭と付き合えるなぁ……ウチはまだ子供やな」
 ペルシャはさくやに身支度を整えさせると、何も言わずに玄関扉を開けた。
「……さくやちゃん、あのね」
「わかっとる。このことは口裂けても言わへんよ。おかんにはバレそうな気ぃするけどな」
 笑顔で別れた。
 後ろ手に玄関扉を閉め、ペルシャは目の前の想い人と対峙する。
0294 ◆PNv45Jllpo 2013/04/15(月) 11:08:51.99ID:GkzflWV6
>>293

 マイスの拘束は解かれていた。
 いきり立つ一物から立ち上る陽炎が、マイスの根をより大きく見せていた。
「ペルシャさん。もう、いいよね? いい加減こんな生殺し、酷いよね……?」
 マイスは不規則な呼吸のまま、目は爛々と輝かせてペルシャに歩み寄る。
「結婚してくれるならいいよーっ♪」
 ペルシャは背後の玄関扉の感触を手のひらで感じて、笑顔で返す。
「じゃ、じゃあ、今すぐ結婚しましょう! だから良いでしょ、良いでしょう!」
 マイスの視線が自分の太ももや胸元ばかりに向いている。ペルシャの思考は冷めていた。
「種族が違うんだよ? 人間と人魚との関係なんて、無理だよ?」
「僕は……僕も、実は半人間なんです。見てください!」
 ペルシャは大口を開けて眼前の現実を見た。
「もこもこ……? マイス君ってモンスター……なの?」
「これでいいでしょう。このままやりますから!」
 もこもこに変じたマイスの一物は彼の身の丈ほどあった。
 ペルシャは内心でもこもこなマイス君も可愛いなと思っていた。
 マイスがもこもこの毛玉から汁を散らして飛びかかってきた。
 異臭が凄い。けれども彼の事が愛おしくて仕方がなかった。
 ペルシャはこのまま溺れても良いかもしれないと思った。 
 「ごめんね、マイス君。そういうのはきちんと手順を踏んでないとね♪」
 思っただけだった。
 マイスの横面が重く軋んだ。
 冷凍マグロを振り抜いたペルシャの表情は静かだった。
「もこもこになるなんてびっくりしたけど……前より吹き飛ばしやすくなっていいね!」
 うつぶせになったもこもこ形態のマイスが小さく呻く。
「く、……ぅぅ……生殺し……ぅ……ぅっ」
 静寂のなか、ペルシャは音もなく涙を流すマイスに満面の頬笑みを返した。
「そうだよっ♪ さくやちゃんにまで手を出そうとしたんだもん♪ 信用できないよね♪」
 気絶したマイスの身体を洗ってベッドに寝かして、室内の掃除をするとペルシャはマイス宅の窓から外を眺める。
「少し騒ぎ過ぎたね、マイス君。これはみんなを誤魔化すのは……無理、かな?」

―おしまい―
0295 ◆PNv45Jllpo 2013/04/15(月) 20:03:18.41ID:GkzflWV6
過疎な今ならば恥じらうこともなく書ける! と思って駄文を載せてみたは良いけれど。
想像以上に……過疎っぷりがやべえ……。その分こっそり書きこめて良かったとも言えるが。少しだけ、さみしい……。
駄文ながらも、また一本、書こうかな……? どうせ誰もいないみたいだし……。
0297名無しさん@ピンキー2013/04/16(火) 03:13:22.48ID:x+ZFte+3
けだもの乙乙。
特殊性癖は注意書きしといた方がええよ。
0298名無しさん@ピンキー2013/04/16(火) 08:46:43.13ID:nNwoaEBy
>>296
しまった……! 久々のルンファだったから……! やっちまった。
>>297
これって特殊性癖なのか……。同人誌とかでも普通にある種類だから、割と通常かと、触手物と似たようなものかと……。
……あれ? 俺のなかの常識が……うごご。
0299 ◆PNv45Jllpo 2013/04/16(火) 19:42:09.46ID:nNwoaEBy
さ。またルンファ3のSSをこっそり投下していこう。過密スレじゃないから恥ずかしくないもん。

タイトルは、【知らない天井】

 自分の精液にまみれて想い人をむさぼろうとした。
 その事実だけで、マイスは村を追い出された。
 村長の決断だった。この村に変質者を入れてはならん、と。
 マイスは歩き続けた。道中モンスターにも襲われた。
 野営は命がけだった。
 彼の衣服は泥と血で汚れ、破けている箇所がいくつもあった。
「どうして……なんでこうなった……」
 焚き木に手をかざして、マイスは背を丸めている。
「あ、焼けたかな。……うん、美味しいな」
 狩って解体して火を通したビードルをマイスは口に運んだ。
 ……途中で思いついたようにマイスは顔を上げた。
「くそ……っ! くそっ! クソォォオオオオオッ!!」
 月に向かって吠えるマイスの表情はオークの様であった。
「畜生! どうして僕がこんな目に! シアさんは汚物を見るような目で僕を見るし! ペルシャはさくやの野郎に口止めされてたし!」
 怨みの念をぶつけるが如き形相でマイスはビードルの死骸をよく噛んで食べた。
 マイスの目は暗かった。
「このまま終わるわけにはいかない……! 僕はまだペルシャに種つけ……は最低だから、そうだ、結婚して夜の営みをしてないんだ……! っ!?」
 マイスは前方に転がって後ろを向いた。
 赤い髪の女の子がいた。研ぎ澄まされた刃物を思わせる目をしている。
「トゥーナ。その瞳で睨まれるとこわいんだけど……」
「変態。まだ村の傍をうろついていたの? 早く出てって」
 やけに明るい月夜だった。焚き火は陽炎を昇らせていた。
 お陰でマイスは彼女の表情を正確に確かめることができた。
「トゥーナ……泣いてるの?」
「当たり前でしょっ!」
 マイスは反射的に地面に背をぶつけた。
「てて……。トゥーナらしくない……それほどまでに悲しいの?」
「泣いているように見えるならマイスはあたしに何を言えばいいのか知ってるでしょう?」
「事情を話せばいいのかな?」
 手の甲で目元をふきながらトゥーナは頷く。
「わかった。事情と言っても単純明快なんだけれど。僕がペルシャに欲情したんだ」
「それだけ……なの……?」
「うん、そうだよ」
「マイス、さようなら……」
 背を向けてトゥーナは去っていく。
 弁解の余地がない。マイスは彼女の後姿を見つめるしかなかった。
「……ああ、良い女だよなぁ」
 マイスは口元を抑えた。口先から勝手に出た言葉だった。
 マイスの足に力が入っていた。
「トゥーナの髪から熱した鉱石の匂いがしていたな」
 マイスは立ち上がる。自分でも制御し難い感覚に囚われていた。
「トゥーナ……そうだ、もう村には帰れないんだから、いいじゃないか……!」
 マイスは一直線に駆けた。トゥーナが振り向く。
「なるべく音を消して走ったつもりだったけど、トゥーナは気配を察知するのが上手いね」
「ガジは最後までマイスを信頼していた。カルロスも」
 マイスがトゥーナに覆い被さる。トゥーナは抵抗しない。
 トゥーナは無表情で、脱力していた。
「僕、ずっとペルシャの奴に生殺しにされていて。でも、トゥーナでもいいかなって」
「マイス、一度自分の顔を鏡で見たらいい。それと、誰か来るかもしれない」
「誰も来ないよ。それに今の僕が僕じゃないことくらい承知しているよ」
「今、さくやが皆に説明している。それで事情を把握したからあたしが無理言って迎えに来た」
 マイスを試すために。トゥーナは呟いて、透き通った瞳をマイスの歪んだオーク面に向けた。
 マイスは聞かなかった。押し付けるように彼女に顔を近づける。
0300 ◆PNv45Jllpo 2013/04/16(火) 20:26:16.82ID:nNwoaEBy
>>299
 数日間水浴びをしていなかったマイスの体臭はトゥーナの目元をひくつかせる。
 マイスの唇がトゥーナの口元に迫る。
「マイス。ペルシャのことはいいの?」
「僕はトゥーナのことを愛することにするよ」
「……最低」
 闇夜に雄雄しい鳴き声が響いた。
「ぅ、ご、ぁぁああああああ……ッ! ぼ、僕の、僕のぉぉおおおおお……!」
「情けない。これと決めた相手以外にも狙いをつけるマイスのソレ、潰す」
「い、いぁああぁぁあああああ……。か、勘弁してく……だ……っ」
 マイスはうずくまり、呻き続けた。
 トゥーナは何もしてこなかった。
「小さくなってないようなら、もう一度……」
 マイスは乱れた呼吸のまま、よくわからない言葉を吐いた。
 トゥーナがマイスの背後に近寄って腰を軽く叩くと、マイスの青ざめた表情は和らいでいった。
 トゥーナがマイスの激痛を癒している間、辺りには獣の唸り声や羽虫の鳴き声だけが聞こえていた。
「……ごめんなさい、トゥーナ。でも、耐えられなかったんだ」
「村に帰る? 皆には反省の意思があるって言うから」
「今、シアさんを見たら押し倒して全ての欲を注ぎこまずにはいられないから。夜が明けてから戻るよ」
 トゥーナに背を向けてマイスは焚き木の傍に戻った。小さくなっていた火に枝木をくべる。
「なら、あたしも一緒にいる。その上で何もなかった方が皆も信じやすくなる」
「ありがとう、でも危ないから先に帰っていて」
 マイスにはトゥーナが微笑んだように見えた。
「マイスの顔、人間の顔に戻ってる」
「うん……肝が冷えたからね」
「マイス。あたしは今晩帰らない」
「トゥーナ。ここには毛布もないんだ。身体に悪いよ」
「それを言うならマイスも。お腹が減ったからってビードルを食べるなんて」
「わかったよ。……なら、トゥーナの今履いている下着を僕の頭に被せて。それが出来れば僕も納得するから」
 トゥーナの双眸が見開かれた。
「……正気?」
「僕は本気だ。僕の性欲は歳相応の余力を持っているんだ。だからトゥーナにも覚悟を見せてほしい」
「その理屈はおかしい……」
「僕は別に、トゥーナの下着がどれだけ汚れていても喜ぶから。慣れてるから。ほら、早く!」
 マイスの研ぎ澄まされた真剣のような瞳の前にトゥーナは黙り込んだ。
「……マイスが、そう言うのなら。それくらい、なら……!」
 トゥーナの口元が固く引き結ばれる。射抜くような目つきだった。
「ごくっ。……あっ、違う、そうじゃないんだ。これは自分の欲情を鎮めていて出たごくっであって……」
「こっち見ないで。後ろ向いてて」
 マイスが耳を澄ますと、背後で布切れが擦れる音が聞こえた。
「あ、あの、トゥーナ……もう、いいかな?」
 マイスの土に汚れている頬が跳ね上がる。トゥーナに背中をつねられたからだった。
 衣擦れの音が夜中に響く。
 マイスは強張った顔で深呼吸を繰り返す。
「あ、あの。そろそろ……」
「うるさい。邪魔」
 女の子の衣装変えは遅くなるものだとマイスは知っている。
「女の子は下着を脱ぐのも一苦労なんだね、男にはない仕組みでも備えつけてあるの?」
 マイスの顔がひきつる。
 再び背中をつねられたのだ。
0301 ◆PNv45Jllpo 2013/04/16(火) 21:11:20.44ID:nNwoaEBy
>>300
 暇だったマイスは空を見上げた。
「トゥーナ。夜空ってこんなに覆われていたんだね」
「……夜空は天井だって、ガジの日記に書いてあった。詩として」
「そうなんだ。なら、これは僕の知らない天井だな。トゥーナ、下着は脱げたかい?」
「……まだ」
「時間稼ぎはやめてほしいな」
 トゥーナの手がマイスの視界を覆った。マイスの頭頂部から耳元にかけて、締めつける感触が走る。
「トゥーナ――」
「頭に触れたら絶交。確かめるのも絶交」
 トゥーナの手が離れていく。
「……トゥーナの手、ゴツゴツしているけれど、柔らかいね」
 マイスは隣に腰掛けてくるトゥーナから目を離さなかった。
「ガジの手伝いをしていればこうなる。鍛冶屋だから」
「ありがとう、トゥーナ。これで僕も安心だ」
 マイスの視線はトゥーナの足元からつけ根までさかのぼる。
「何を見ようとしてるの……?」
「すいません……」
 マイスは視線を夜の天井風景へと戻した。
「トゥーナ。この思い出、一生の宝物にしようと思う」
「やめて。……ううん、下着のことだけ忘れてくれれば、後は悪くない」
「こうしてトゥーナの汗ばんだ下着を頭にかぶることができた。僕はトゥーナを信じるよ」
 マイスの瞳に星が映った。トゥーナの顔が赤くなる。
「……変態」
「そうだね。ペルシャとの関係もそんな感じだった。最後までやらせてくれなかったけど」
「当たり前。そういうのは本来結婚した後で……常識の範囲でするもの」
「この下着で僕のを処理できたらな……」
「汚さないで。汚したら絶交する」
「ぅう、生殺し……」
 マイスは心躍る感覚を思い出していた。
「そういえば、この村に来てから初めて冒険に出かけた時もこんな気持ちだったな」
 トゥーナは何かを言おうとして、何も言わなかった。
「女の子の下着は満点の星空、か」
 溜め息を吐くようにマイスが漏らした言葉に対して、トゥーナは無表情だった。
「……帰ったらソレの問題、どう解決するの」
「どうもこうも……ペルシャと普通に結婚して営もうかと思う」
「……それって、あたしだと、役不足かな」
「うん。ごめん」
 想い人の豊かな膨らみを想像しながら、マイスは即答した。
「そう……」
 か細く呟くトゥーナにマイスは一言添えた。
「けれど、僕の頭に自分の下着を乗せてくれた女の子はペルシャに続いてトゥーナだけだよ。嬉しいよ」
「それ、きっと他の女の子に自分から頼んでないからだと思う」
「なに言っているのさ。何の関係もない女の子にそんなこと頼めるわけないと思うけど」
「そういうところは常識持っているんだ……」
 マイスは串に刺したビードルの部位をトゥーナに差し出した。
「こんなのしかないけど……」
「いらない」
「うん、わかってた。けど、食べないと倒れるかも」
 マイスは手に持った虫肉を先っちょだけかじる。
「ほら、美味しいよ?」
「……マイス、楽しそう」
 トゥーナがマイスの口元を指差した。
「……? 僕、笑ってたんだ」
「気づいてなかった?」
「頭の感触に夢中で。……ごめん、トゥーナ」
「今さら遅い。もうじき朝……」
 空の向こうが薄く淡いものになってきている。
 トゥーナは隠すように欠伸をした。
0302 ◆PNv45Jllpo 2013/04/16(火) 21:46:15.31ID:nNwoaEBy
>>301
 夜明けが近い。
 マイスはトゥーナに頭頂部を向けた。
「トゥーナ。下着ありがとう。さあ、目を瞑るから取って」
 マイスは閉じた視界のなか、頭上から離れていく感触に心の中で別れを告げた。
「待って。そのまま」
 トゥーナに言われ、マイスは衣擦れの音を耳にしたまま開きそうになる瞼にありったけの力を込めた。
「目、開けて」
 マイスの視界にトゥーナはいなかった。
「こっち」
 声がする方を見る。
「今から帰れば皆が起きる時間に着く」
 トゥーナが手招きしている。マイスは微笑んで返事をした。
「うん! 帰ろう、僕たちの場所に!」
 焚き木の火はいつの間にか消えていた。
「トゥーナ。できれば今回のことはあまり細かく話さないでほしいんだけど。ペルシャには一番きちんと謝るにしても」
「あたしもあまり多くを言いたくはない。でも、マイスが浮気しかけたことはあたしからもペルシャ達に報告する」
 マイスの顔が青ざめた。
「……僕、今度こそしののめさんの刃物から生きて帰れるかな……」
 マイスの脳裏には美味しそうに好物のイカを食べるペルシャが映った。
 トゥーナは静かに言った。
「あの人なら、今夜、ずっとマイスを見張ってた」
「……今晩は、やけに月が出ていると思ったら……イカに様をつけたい気持ちだね……」
 今晩は 自棄に尽きが出ていると思ったら イカにサマをつけたい気持ちだね
<おしまい>
0303 ◆PNv45Jllpo 2013/04/16(火) 21:54:44.26ID:nNwoaEBy
>>302
……これにておしまい。
読んでいる人なぞそんなにいないと思うけれど。思うけれど。
なんか、その……否、むしろ書きこませてくれてありがとうございました。
お目汚し失礼でしたッ! 失敗は成功の母なり。
0304名無しさん@ピンキー2013/04/17(水) 00:02:21.34ID:xT8T5Lcs
乙です
0305 ◆PNv45Jllpo 2013/04/17(水) 23:57:22.93ID:5Yiffq/u
うん……。それにしても、他のSS書きさん達はどこに?
0306 ◆EAGHfd50gHQi 2013/04/18(木) 22:30:45.77ID:A2/j2FgC

自分はss書きだが良からぬものを呼び寄せる気がするから馴れ合いはよそう
0308名無しさん@ピンキー2013/04/18(木) 22:43:49.63ID:rUoBweTB
ちょっと感動したわ
こんな素敵な変態を見られるなんて
0309名無しさん@ピンキー2013/04/18(木) 23:22:22.46ID:8XeJWKwv
>>306>>307
砂糖の多い場には……というわけか。認識完了だ。
慣れ合うつもりはないけれど……前のトリップがついてるのに気付かないまま書きこんじゃうのは稀によくある。ドンマイ。

>>308
ありがとう。紳士でしょ?(ドヤァ
0310名無しさん@ピンキー2013/04/19(金) 16:10:42.40ID:RQmQNbKa
トゥーナが常識人なのにマイス見捨ててなくて切なくてワロタ
0311名無しさん@ピンキー2013/04/19(金) 22:03:32.99ID:5vqBIihv
冷静に自分の書いた文を読み直してみると、ちょいとマイスを終わった人間として書き過ぎたかもなぁ。
そうは言ってもガジだと犯罪者みたいになるだろうし、カルロスは思いっきりネタ方面に走りそうだから。
とはいえ、まともなマイスがこんな性癖を持っているとは考え難いしなぁ。基本、ルンファ3は良いキャラばかりだ。良いことだ。
0312名無しさん@ピンキー2013/05/02(木) 00:07:27.20ID:Ovj9qSDz
良いことだ
0313名無しさん@ピンキー2013/05/04(土) 15:19:24.91ID:LDzTihaQ
読んでたらマイスきゅんのおちんちん舐めたくなってきた
0318名無しさん@ピンキー2013/05/13(月) 00:19:41.92ID:SGfT7/Gm
いいことだよね
0319名無しさん@ピンキー2013/05/13(月) 01:47:22.31ID:C9OSw/JX
何回見てもセリザ可愛い
0320名無しさん@ピンキー2013/05/18(土) 14:16:53.49ID:5cQNCRX6
昔の勢いはどこにいったんだろうね・・・
0322名無しさん@ピンキー2013/05/27(月) 01:31:58.88ID:QBRbUmKt
ははは、やっとミスト以外と結婚できたと思ったのに…データが消し飛んだよ…ミスト以外と結婚すんなってことか…
0323名無しさん@ピンキー2013/05/27(月) 11:19:56.02ID:0O3jtff/
書けた!と思ってもエロがおまけのストーリー物にしかならないから投下しにくい
ゲーム系は追加燃料が少ないからなぁ
0328名無しさん@ピンキー2013/05/30(木) 23:38:28.14ID:tJDqXsB3
もう少しで書き終わるんだけど、パソコン壊れてるんだよな…PSPから投下してもいいのかなぁ。
0329名無しさん@ピンキー2013/06/03(月) 23:52:47.40ID:ZtJTIr5l
ロゼッタかわいい
0330名無しさん@ピンキー2013/06/04(火) 14:08:51.11ID:XBsHyo7e
>>328
いいから投下しちゃいなYO!
0331名無しさん@ピンキー2013/06/04(火) 20:44:08.46ID:SRb3dvAb
>>328
ぜひどうぞ
0334名無しさん@ピンキー2013/06/17(月) 12:25:52.74ID:VgZ3DZn+
結婚した場合はカイルとロザリンドってお風呂一緒だけど
どんなプレイしてるのかと考えると大変燃えるな
0336名無しさん@ピンキー2013/06/20(木) 02:57:01.94ID:xVXqtIq/
>>328さんいらっしゃる?
書いてらっしゃるところなら投下遠慮しておいた方がいい?
0340ミカン2013/07/06(土) NY:AN:NY.ANID:aCqNxXqn
初です、ども。いきなり小説書いちゃっていいですかね?マイス×ペルシャ考えているんですが。
0341ミカン2013/07/06(土) NY:AN:NY.ANID:aCqNxXqn
題名「人と風幻竜の恋」
初なので下手ですしまちがっているかもです。
「よいしょっと……」
「いやぁ〜、やっぱりアーサーさんの仕事はきついですね」
アーサーの部屋でふたりの男がはなしている。一人はローランド第13王子『アーサー=D=ロレンス』である。ここはアーサーの部屋なので普段は一人なのだが…
「そうですか?今日はレスト君がいるので早く終わりそうですよ」
今日はここ、セルフィアのもう一人の王子(仮)『レスト』がアーサーの手伝いをしに来ている。
「いやぁ〜、お役にたてるといいですが…今日の仕事はあとどのくらいですか?」
「今日の…ですか?いまやっと4分の1ぐらい終わったところです」
「あ、あはっあはははははっ……そっそーですよ……ねぇ………」
本人は笑っているつもりなのであろうが、実際はものすごくひきつっていた。
「でも…わるいですねぇ本当に……」「いえいえ、今日はもうやることが終わったので」
ニコニコとこたえる。
「でも、セルザウィード様の所へ行かなくてもいいんですか?」
「!?!?!?」
アーサーもニコニコとこたえるが、それはレストには怖く感じた。
「えええええええ、なっなんでっぼくがセルジャにょとこりょにぃぃ?!///」
レストの顔はリンゴのように真っ赤になっている。
「おや?お好きなんじゃあないんですか?セルザウィード様のことが」
そう…レストは自分が人間であるにもかかわらず、竜の…神の…セルザに恋をしてしまったのだ。もちろんその思いはセルザも一緒だ。いわゆる両思いだ。
「なんでそのことしってるんです………かぁ……………ぁぁぁあ!」
「ふふっ、わたしに隠し事はできませんよ………っと言いたいとこなんですが…………じつはキール君に聞きまして…」
「えええええええっ!じっじゃぁみんなしっる…「大丈夫です!」
かぶさるようにアーサーが言ってきた。
「わたしが口止めしましたので」
「…………なんだぁ〜〜っよかったあぁぁ〜〜」
「ふふっ……っと、おしゃべりがすぎましたね。仕事にもどりましょうか」「はいっ」
「人と風幻竜の恋」続く
0342ミカン2013/07/06(土) NY:AN:NY.ANID:aCqNxXqn
「では、いきましょう」
「えっ………どこへ?」
「はい?あぁ飛行船ですよ飛行船、荷物運びを手伝ってください」
「…………はぁ」(なんだ…以外と簡単でヨカッタ)
と、思ったのもつかのま。これがそーとーきっつい!!まぁ荷物運びはしたけどね………
    〜一時間経過〜
「はぁはぁはぁはぁっっくふあっはぁはぁはぁ」
「おつかれさまです、レストくん」
「いえっいっえ………ハァハァハァこれも…ハァハァ王子の……っ仕事っっですっかっら………ハァハァハァハァハァ」
「そうですか?では最後に…セルザウィード様あての荷物が届いたのでセルザウィード様に渡しに行ってもらえませんか?」
「最………後……………ハァハァハァ ニヤリ(ヨカッタ〜〜)」
「ん?何か?言いましたか?」
「あっいえいえ、なんでも〜(ありますありますあります!!^∀^)」
「?………まぁ、それでは荷物を運んでくれますか?」
「はいっ」
       竜の間にて
「た〜いく〜〜つじゃあぁぁぁ〜〜」
これからおこることを何も知らないセルザは退屈そ〜にレストの帰りを待つのだった。
「は〜〜やくかえってこんか〜〜〜〜い!!!レストぉ〜〜〜〜〜」
続く
0343ミカン2013/07/06(土) NY:AN:NY.ANID:aCqNxXqn
「ひまじゃ「セルザ!!お届け物でぇ〜〜っす」
「!?!?!?」
「………………………………ふふっだらけきってるね」
「むっ!だっ誰のせいじゃ!!ったく……わらわを一人にさてておいて…ブツブツブツブツ」
「わぁーーー!!ごっごめん……なさい!!!ね?ほら、あやっまってんだし。ゆるしてよぉ〜ねっねっ??」
「……………」
「ねっっ???」
「……………」
「…………【ねっ】じゃぁないわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「うわぁ!?」
「ごっごめんなさい〜〜」
眠い……寝る……終わる…らない..……続く
0344ミカン2013/07/07(日) NY:AN:NY.ANID:UY0obik3
「まったく……」
ぶすぅっとした感じ……怒ってる?…よね。
「で、何の用じゃ?」
「あ、うんアーサーさんに頼まれて…セルザあてに荷物だって」
「ほうほう、わらわあてに荷物とは……ひっさびさじゃのぅ〜〜」
「そなんだ、そんなに届かなかったの?それとも友……「ちがうわ〜〜い!!!」
「わらわにもちゃんと友達ぐらいおるは!守り人がそうだしのう」
「あ、あはっあはは〜〜そう……だ…よね?」
「信じとらんなぁ〜」
「信じてるよ!?本当だよ!?守り人を助けたのはぼくなんだから」
「ほっほら、そんなことよりこの荷物っ!渡したことをアーサーさんに言わなきゃ!」
「ごまかすなっ!ふんっ……まぁいいわ、それより…………その荷物は誰からじゃ?」
「……………」
あ、そっかぁてきな感じのポカーンとした顔。本当に忘れていたのだろう。
「あぁ!そっっか、えーーーっと??名前は………「アクナ」……………?」
ブゥーーーー!!「ア、アアアアアアクナ!?だ……と…………??」
「う、うんしっかし変わっている名前だなぁ〜〜『アクナ』っだって!ウププッ」
ふざけたような名前におもわず笑ってしまう。そういえばセルザの様子がちょっと変、そわそわしてる。
「で………中身は?」
「ん?ちょっっっっとまっててねぇぇ」
♪〜〜〜鼻歌を歌ってダンボールをあける。ペリペリッバリッ
「………………えーーーーーーっと……魔……法………?が入ってたけど」
「ほ、ほう〜(何を送ってきたのじゃ?アクナトレース!!嫌な予感がするんじゃが……)」
「あっあと手紙が……バッッ
「………………………」
「こっこれはわらわが読む……ちょっとぉまっとれ!!」
「う、うん」
『よお、セルザウィード!元気か?お前のバカバカしぃ〜い願いを俺がかなえてやるよ。しかし我々四幻竜が人間になろうなど……本当にバカバカしいやつだな。その魔法を使ってみろ、24時間人がたになれる。何に使うのかは知らんが、まぁだいたい予想はつく……その…ガンバレ。
       アクナトレースより』
(こんな手紙だった…何を考えているんだか……嬉しいは嬉しいが…あやつっ大きなお世話じゃ!)
ムカムカ「セ、セルザ?!」
「あひっ!?!?ななな、な何でもないぞ!し、しかし…その魔法を使うとな?24時間だけ……だけ………わらわが人間になれると言うのだ………////」
「…………………」
「……………………」
「………………………」
「って、ええええええええええええええええええええええええええぇ!?!?!?!?!?」
「…………///」
0345名無しさん@ピンキー2013/07/08(月) NY:AN:NY.ANID:0FtCwQcP
最初の言ってる事と全然違う事やってるのはどうでもいいが、書きまとめてから投下しろよ…
0347 ◆EAGHfd50gHQi 2013/07/10(水) NY:AN:NY.ANID:1IMkvOzF
ラム酒です。次の作品のアンケート取りたいと思います。
1…あおかん
2…おとなになったふたりのがちゅん
3…いい加減アルラム以外書けやクソが
0351名無しさん@ピンキー2013/07/15(月) NY:AN:NY.ANID:lF260o0/
よし、選んでもらって一番多いやつ書く
全てルーンファクトリー新牧場物語です
1 セシリアにイタズラ(性的な)
2 ミストさんとイチャラブ
3 タバサさんとあおかん
4 リネットさんとまったり(Hあり)
0354名無しさん@ピンキー2013/07/18(木) NY:AN:NY.ANID:AkhhMsFD
セシリアにイタズラとは、される方という事で宜しいか?
0362名無しさん@ピンキー2013/08/05(月) NY:AN:NY.ANID:t3qvF5vA
夏の活発な季節だからなのか、書き手の創作意欲が活発になってきたなwwww
0365名無しさん@ピンキー2013/08/14(水) NY:AN:NY.ANID:mY9EPp56
……エロが書けぬ
昔は書けたのに…
これでは完成しても微エロかエロなしになってしまう…
どうしまそ…
0375名無しさん@ピンキー2013/09/06(金) 00:41:24.14ID:dIi3ANHO
うぉぉ書けた!ひびった!!
互いに「旦那様」「クローリカさん」呼びで敬語夫婦に萌えるんだけどどう思う
0376名無しさん@ピンキー2013/09/07(土) 00:04:55.91ID:1Y9R4kR0
わかる。
それとは関係ないが「私がいないとダメなのね♪」「キミがいないとダメなのさ♪」
が好き
0378名無しさん@ピンキー2013/09/10(火) 01:37:12.81ID:biwI32QS
・スケベさんが帝国兵にうほぉ!
・ルーちゃんピコレストの3P
・メグのセルフセッション
・結婚後数年、敬語夫婦なレストとクローリカ
書きたいなと思って早一年かぁ…
0381名無しさん@ピンキー2013/09/14(土) 11:38:38.32ID:/iq2fd9k
実際書くかどうか分からんけど
シャオパイで純愛モノとかでもいいの?

誰か、メグが巨大イカに襲われるの書いてくれ
0386名無しさん@ピンキー2013/10/07(月) 17:28:12.94ID:t760h5wx
セルザがなんか偉そうにしてるけど、一人でハードの迷宮クリアできる俺には絶対勝てないよな
0387名無しさん@ピンキー2013/10/07(月) 18:28:47.30ID:KnXWbZ4r
牧場物語を作った人がディレクターのゲームが出るらしいけど、
そのストーリーの序文が1と2の序文を牧場の部分だけ変えたようなノリでワロタ
ゲーム内容も似てそうだし
0391名無しさん@ピンキー2013/10/31(木) 05:36:11.08ID:JVvLQLuL
フレイさん搾乳プレイを素直に牛乳好きの馬にやらせるか、あえて牛乳嫌いの狐にやらせるか
それが問題だ
0393名無しさん@ピンキー2013/11/02(土) 23:37:57.11ID:Z7maYpCd
はじまりの大地面白えわ
ユーリに作ってもらった服をユーリ本人に着せてプレイする妄想で抜いたわ
0394名無しさん@ピンキー2013/11/03(日) 01:59:05.05ID:8h4XotIQ
コハクがヤンデレだったら


っていうタイトルだけ思いついた
0395名無しさん@ピンキー2013/11/03(日) 17:57:25.89ID:z3hi7C5s
牧場の新作が発表されたな
ルーンファクトリー5マダー
0397名無しさん@ピンキー2013/11/06(水) 16:55:10.84ID:GAD614Ji
4年前くらいに予告されてずっと全裸待機してる
予告はもう信用しない
0399名無しさん@ピンキー2013/11/14(木) 22:40:19.16ID:jusBGi4M
カマ〜ン!
0400名無しさん@ピンキー2013/11/15(金) 08:27:46.54ID:8fUJqyEg
早くぅうううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!
0401名無しさん@ピンキー2013/11/30(土) 20:11:31.93ID:iBvtk7XD
憧れの都会に出ていったカリン
華やかな都会に毒されすっかりタガが外れて高価な衣類や宝石を買いあさり、ホストにはまり、ギャンブルに手を出して借金漬けになってしまう
借金返済のために身体を売るが、そのストレスでますます散財してしまう
雪だるま式に増えていく借金を返すためにどんな変態プレイにも応じる最底辺の売春婦になるが、ついには完全に詰んでしまい、結局ヘーゼルに泣きつく
生真面目なヘーゼルは娘の借金を返すために自らを犠牲にする覚悟を決めるのであった……


こんな感じでひとつお願いします
0403名無しさん@ピンキー2013/12/01(日) 16:16:01.06ID:5WwWUUfM
ルンファク新作絶望的らしいね
0406名無しさん@ピンキー2013/12/30(月) 01:03:16.50ID:6ms2Zqeo
完全に寝てる……。
なのに体は仕事をしている!
ってのはたぶん既出なんだろうなぁ……
0408お留守番2014/01/03(金) 00:35:07.80ID:nxXmvXBt
あけましておめでとうございます。
お留守番です。
覚えていらっしゃいますでしょうか。
久しぶりに創作意欲が湧いたので投下します。お目汚し失礼します。

[原作]ルーンファクトリー3
[作品名]朝から朝まで
[カップリング]マイス×トゥーナ
[オリキャラの有無]なし
[備考]・キャラ崩壊に注意
   ・成長が見られないむしろ退化している文章
   ・エロを書いたつもりだが、どうにも童貞には実体験がない。

書き溜めしたんで一気に投下します。
0409朝から朝まで2014/01/03(金) 00:35:51.78ID:nxXmvXBt
「マイス、起きて」

トゥーナの声がする。
いくら愛しの嫁でもちょっと今日は勘弁していただきたい。
徹夜で十本程剣を仕上げたのだ。今年の仕事納めである。
冬とはいえ、火の前に何時間もいるのは疲れたし、今日くらい休みたい。

「ふぁ……もすこし……やすませて……?」
「だめ。
 オムライス、冷める」

む、なんと強情な。
今日は事前にモココにも言っておいたし、前々からバイトも休みって聞いたし。

「とぅーな……」
「……何?」
「……よんだだけ……」

にっこりと笑いながらそういうと、顔を赤らめて「……馬鹿」とそっぽを向いてしまう。
そこもまたかわいい。
僕は無理やり彼女を引き寄せると、軽く唇を重ねた。

「っ!?」
「んっ……とぅーな……はむ」

啄むようにもう一度もう一度と彼女を求める。
ふわふわして、やっぱりトゥーナとのキスは最高だ。
ぎゅっと抱きしめると、少しだけしていた抵抗もさらに弱弱しくなって、むしろ積極的に僕を求めてくる。
ただ押し付けているだけだけど、やっぱり気持ちいいや。

「ぷは……ね、トゥーナ」
「はぁ……はぁ……な、なに?」
「今日で今年は最後だね。
 お休みだよ、トゥーナ」

またまたにっこり。
僕の意図が分かったのか顔を明らかにそむける。
0411朝から朝まで2014/01/03(金) 00:39:23.86ID:nxXmvXBt
またまたにっこり。
僕の意図が分かったのか顔を明らかにそむける。

「ま、マイスは畑仕事g「モココに頼んであるから大丈夫だよ?」……と、とにかくごはんできてる。
 一緒に食べよ?そ、それから聞くから……」

顔を彼女の髪みたいに赤くして、ほんとにかわいいなぁ。
立ち上がるトゥーナの後ろから抱き着く。
髪に顔をうずめてみると、柔らかくていい匂いがする。

「ま、マイス……?」
「ご飯、食べさせて?」

それを聞いた瞬間、顔を赤らめたまま、やれやれといった表情をする。
トゥーナがいけないんだよ?なんだか甘えたくなるんだもん。

「じゃあ、ちゃ、ちゃんとテーブルに座って」
「はーい♪」

急いで椅子に座ると、じっと待つ。
トゥーナが僕に匙を向ける。
その先には、とろとろのオムライス。

「あ……あーん……」
「あーん」

口に入れると伝わってくるトゥーナの愛情。
いつも通りすごくおいしいよと伝えると、やっぱりまだ恥ずかしいのか真っ赤になりながらスプーンを差し出してくる。

「あれ、もうやってくれないの?」
「い、いっかいだけ……だもん……」

しょうがないな。
僕はスプーンを持つと、少しだけ掬ってトゥーナに向ける。

「あーん♪」
「…………」
「あーん♪」
「………………」
「あーーーーん♪」
「…………あーん…………」

ぱく。

「おいしい?」
「…………」

赤面したまま、何も答えない。
刺激が足りないのかな?
しょうがない、奥の手だ。
僕はオムライスを口に含むと、トゥーナの顔をこちらに向けさせる。

「ひゅーな」
「……?
 んむっ!?」
「くちゅ……ちゅ……」
0412朝から朝まで2014/01/03(金) 00:41:08.72ID:nxXmvXBt
「ん……ぷはっ……おいしい?」
「はぁ……はぁ……おいひ……よぉ……んくっ」

オムライスがなくなって、ついには唾液の交換こが始まった。
トゥーナの眼はとろんとしていて、もう発情しきっていることは明白だ。
でも、もうちょっとだけキスしたいから、もうちょっと。

「もう一回するよ?」
「うん……きて……」

唇を合わせる。
舌を入れてディープキスするのに、もう抵抗はないみたいだ。
くちゅくちゅと音を立てて無意識かわからないけど、めちゃくちゃに蠢くトゥーナの舌に合わせて、僕も舌を動かす。

「ちゅっ……んふぅ……じゅる……」

必死で僕にしがみつく彼女が可愛くてしょうがない。
ベッドにいく前だけど、まぁいいだろうと、とりあえず脱がすことにした。
上着を脱がして、黒いインナーの上から胸に触れる。

「んっ……。
 ちゅ…………するの?」

寒さなんて気にしないみたいに、火照った顔と潤んだ眼をこちらに向ける。
もちろんする。
というか止まれない。

「したいな。
 トゥーナはしたい?」

そう聞くと、トゥーナは首を縦に振る。
小さくぼそっと「わかってるくせに」とつぶやく。
もちろん聞こえないふり。

「どんな風がいい?」

いつも答えは同じだけど、それでも聞く。
これを言うときのトゥーナがかわいいから。

「い、いつもみたいに……」
「そのいつもを言ってよ。
 声に出して、伝えて?」
「……いっぱい抱きしめて、いっぱいキスしてくれれば……あとはマイスのすきにして、いいよ……」

もちろん抱きしめるとも!!
ぎゅーっと抱きしめる。
「あっ……」なんて声を上げるトゥーナの髪を手で梳いて、撫でる。
さらさらで、(これを言うのは二度目だが)いい匂いがする。

「やっぱりかわいいなぁ」
「あんまり、かわいいっていうのはだめ……はずかしいから」
「そういうのがかわいいんだよ?」
0413朝から朝まで2014/01/03(金) 00:45:51.75ID:nxXmvXBt
首筋に舌を這わせる。
トゥーナはびくっと体を震わせるけど、すぐに僕にされるがままになった。
荒い息遣いが僕の耳にかかる。

「れろ……」
「ひぅ……っ……!」

首筋から、鎖骨に舌を滑らせると、甘い喘ぎが聞こえてくる。
くすぐったいのかきもちいいのか。
若干恍惚とした表情と、赤面を見る限りでは後者であるとおもいたい。

「耳なめちゃうよー?」
「……いいよ」

では遠慮なく。
一切の迷い無しに耳の穴に舌を突っ込む。

「ぐちゅ……ぬちゅ……ぺろ」
「あっ……あっ……これぇ……すき……」

ぐちゅぐちゅ音をたてながらトゥーナの耳を犯す。
この水音が、どうやらトゥーナはお気に入りらしく、初夜以来ハマってしまったようである。
舐りつつ、トゥーナの胸に手をやる。
ちょっと控えめの、でも柔らかくて形のいいおっぱい。
とりあえずインナーをめくらないことには始まらない。
めくると、そこには可愛らしい薄いピンクのブラジャー。
可愛いけど、今は邪魔でしかないのではぎ取る。

「あっ……」

ピンク色の乳首は、痛そうに勃起していた。
上から押しつぶすと、相変わらず可愛らしい喘ぎ声を漏らす。
乳首をころころ転がしながら、耳をなめていた舌を今度はもう一度唇に持っていく。
キスをすると、受け入れるようにうっすら口を開いた。
舌をねじ込んでトゥーナの舌を、歯茎を、侵していく。

「涎垂らすよー」
「ふぁ……あーん……」

吸い取ったトゥーナの唾液と、僕の唾液を混ぜて口に溜め込み、上からたらすと、餌を待つ小鳥みたいに口を開けてトゥーナが唾液を飲み込んでいく。
すっごいエロい。
飲み切れなかったのか、口の端から涎が垂れてきている。
それをなめとると、股間に快感が走る。

「はぁ……はぁ……」

息を切らしながら、僕のズボンに手を入れてくる。
もうカチカチになってる僕のをやさしく握ると、そのままもう一つの手でズボンを脱がそうとしてくる。
0414朝から朝まで2014/01/03(金) 00:54:43.67ID:nxXmvXBt
「マイスだけに……攻めさせない……」

それは丁度いい。
僕自身は疲れていたから、とてもいい。
それに、一生懸命に奉仕してくれるトゥーナもそれはそれはかわいいし。
僕は、脱げかけなズボンを脱ぎ捨てる。

「ん……」

トゥーナはすでに臨戦態勢な僕のものに鼻を近づけると、その匂いを嗅いだ。
昨日は冬ながら汗だくで鍛冶してたから、ちょっと臭うと思うんだけどなぁ……。
どこか恍惚な表情でトゥーナは匂いを嗅いでいく。

「すぅ……んはぁ……。
 まいすのにおい…………すごい……」
「昨日の夜中はかなり汗かいたし、お風呂も入ってないから……ちょっと汚いよ?」
「だいじょうぶ……この匂いすき……ちゅ……♪」

僕の肉棒のさきっぽにキスをすると、カリのところを丁寧に舐める。
正直さっきトゥーナとキスしていたころからずっと大きくなっていたので、ようやく来た快楽にペニスが震える。

「んっ……あんまり、うごくのだめ。
 上手にできない……から」
「大丈夫大丈夫。
 十分上手だよトゥーナ」
「ほんと?
 ……ならうれしい……はむ」

亀頭を口に含むと、いつのまにか口に貯めていた唾液と一緒にじゅるじゅると音をたてて吸い始める。
奥まで咥えてくれているのがよくわかる。
口いっぱいに僕のを咥え込んで、ぬるぬるして、暖かくて気持ちいい。

「じゅぢゅっ……ふむ……じゅるるるる……」
「……よしよし……♪」

一生懸命なトゥーナが可愛くて、頭を撫でる。
その手を、心地よさそうに受け入れると、トゥーナは目を細めながら奉仕を続ける。
僕はというと、ぶっちゃけ限界が近かったりする。
ゥーナが僕の腰に手を回しながら、吸い込む。
さきっぽがのど奥に当たった感触があるが、それでもやめない。

「ん……トゥーナ大丈夫?」

コクコクと首を振りながら、唾液をためるのも忘れない。
ぬるぬるぬるぬる……包み込んでくれるような優しい快感が僕のものに纏わりつく。
正直もう出そうだが、この状態のトゥーナが可愛いので少しじっくり見よう。

「じゅぼっ……おぶ……ぶ……じゅりゅ……♪」
0415朝から朝まで2014/01/03(金) 01:14:04.72ID:nxXmvXBt
どこか楽しげに、バキュームを激しくしてくる。
そりゃあもう気持ちいい。
はやくはやくと催促するように。
深く、激しく。

「……射精そうだけど、どこがいい?」
「んふ……じゅるる……♪」

当然のように口を離そうとしない。
飲みたいらしい。
いつもいつもこれを飲むけど、最近はまりすぎてないだろうか。
お兄さんは心配だ。

「射精るよ……受け止めて……?」
「んぐっ……じゅぶるるるるるるるっ……!!」

どぴゅ!びゅるるるるるるるるるるるる!!!

白濁とした精液が、彼女ののどを犯すのが分かる。
それでも、彼女は口を離さず、むしろ嬉しそうに僕の肉棒に吸い付き精を啜る。
とっさとはいえ、彼女の頭を押し付けてしまったが、苦しくはないだろうか。

「ん……ちゅぽ……。
 ……ふふ、おいし……♪」
「ごめん、頭押さえつけちゃったけど、苦しくなかった?」
「苦しくないわけない」

で、ですよねー……。
でも、僕は知ってる。
一応確認で聞くのも、僕が次返す言葉も、もはやお約束だ。

「でも……さ。
 それも好き……なんでしょ?」
「っ……♪」

彼女にちょっぴりマゾっ気があるのを、僕は知ってる。
そんなところも合わせて、僕はやっぱりトゥーナを愛してると実感できる。

「さ、しよっか」
「うん……一杯、一杯ぎゅってして……前から、後ろから……どこからでも。
 キス……キスも……いっぱいね……?」

愛する彼女と過ごす大晦日。
いっぱい、いっぱい愛し合おう。
そして今年に別れを告げて、来年もまた愛し合おう。
ずーっと一緒。もーっといっしょ。
来年も、再来年も。そのまた次の年も。
0416朝から朝まで2014/01/03(金) 01:15:45.52ID:nxXmvXBt
「ちゅっ……ちゅぱ……まいす……もう十二時……あんっ」
「んっ……ほんとだ。
 じゃ、ご挨拶だ」

「あけまして……おめでとう。
 大好き、マイス」
「あけましておめでとう。
 僕も大好きだ」

「じゃ、初えっちといこうか」
「えっ!?
 ま、まだするの……?もうげんか……きゃっ……あぁんっ……!!」
「朝から朝まで……一日だらだらえっち。
 ……うん、最高だね」
「いっちゃ……だめ、イくのぉ……!
 やっ!あっ!」

あぁ、やっぱりトゥーナ、かわいいな。

0417お留守番2014/01/03(金) 01:28:15.42ID:nxXmvXBt
トゥーナ大好き(挨拶)

頑張って書きましたが、お年玉となりましたでしょうか。
再び、ROMります。
このスレのさらなる発展を願っています。
あとRF5の発売を待ってます。
0421名無しさん@ピンキー2014/01/13(月) 21:05:04.39ID:6FmtQO0V
乙!
戻ってきてくれてうれしい。
俺も書いていたが、その……なんだ……パソコンが逝った
0423名無しさん@ピンキー2014/02/19(水) 04:22:34.09ID:Mzr7AaUP
この過疎っぷり……牧場物語の新作で巻き返せるだろうか
0425名無しさん@ピンキー2014/03/13(木) 04:37:52.00ID:gEob1JO+
atwiki障害は落ち着いたみたいだけど
atwikiってアダルト禁止じゃなかったっけ
0428名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 06:58:56.60ID:oPKrV49W
キャラデザとかちょっとしたイベントやキャラ関係は妄想の種に良いけどイベントが少なくて執筆するまでのパワーは無いかな
延々と手間のかかる品を出荷し続けないと交易先が増えないのがきついしイベントの少なさがそれに拍車をかける
青年ショタに調教される姉と女主とか乳牛として飼われる未亡人とか
0429名無しさん@ピンキー2014/04/14(月) 07:16:31.43ID:KlSwWxj1
恋愛イベントがコテコテで見てて少し恥ずかしくなる感じ
0430名無しさん@ピンキー2014/04/15(火) 06:15:26.87ID:H4bFl5bt
嫁婿候補住人とのイベントが無さすぎで僅かにあるイベントも妙にイラッとくる
0431名無しさん@ピンキー2014/04/15(火) 16:04:37.59ID:g1GHweYQ
言うほどイベント少ないかねぇ…
まぁ、イベント発生が確率だから当たるまで時間がかかるようなことはあるけども
0432名無しさん@ピンキー2014/04/17(木) 17:33:27.89ID:UFS9UC0G
エリーゼは恋愛イベントの前にイベントが沢山あるけど他のキャラは4つしかないから少ないだろ
0434名無しさん@ピンキー2014/04/25(金) 23:38:55.55ID:8/fyRm31
攻略してネタを仕入れようと思ったのにこの幽霊うぜぇ
ウン百年単位でこんな調子とかもうお前ら百合ってろよ
0435名無しさん@ピンキー2014/04/27(日) 23:30:03.77ID:p11LKZ8b
RFの新作はもう出ないのかい?
0437■「オトメロンと恋の季節」0/62014/05/15(木) 01:19:40.39ID:oUQ/gLzR
[RF4レスト×メグ][夫婦][孕ませ風][媚薬?]
オトメロンの季節が終わりそうなので、保守がてら一本。
NGは「オトメロンと恋の季節」でどうぞ。
0438■「オトメロンと恋の季節」1/62014/05/15(木) 01:21:15.96ID:oUQ/gLzR
「ねえねえ、レストはラブ飲みドリンクって知ってる?」
ある日の夜更け、もう明かりも消して着替えも済んで、あとはベッドで眠るだけとなった時間。
レストが飲み物を探して冷蔵庫を開けるのを、ぼうっとしたまま眺めていたマーガレットは、
なにを思ったのかいきなりそんなことを聞いてきた。
「ら、ラブ飲み?
 何回か見たことはあるけど……」
意表をつかれて、レストは思わず冷蔵庫を閉めてしまいながら、マーガレットを振り返った。
ベッドサイドに腰掛けた彼女は、そっぽを向いてしまいレストの方を見ようとはしない。
首からさげたチェーンには、レストが贈った婚約指輪がかけられ、
ランプのオレンジ色を反射していた。

ラブ飲みドリンクは惚れ薬だの媚薬だのと言われているが、
実際のところ酒に近い、というのがレストの見解だった。
甘い香りとアルコール分で気分が高揚し、体が火照るので
そんな効用があると思われたんだろう。
ためしに一口飲んでみたときの所見はそうだった。二口目はまだ未知だ。
真相はともかく、噂に尾ひれが付くくらいには、手に入れにくいものでもある。
また、普通の暮らしにはなんの関係もないものだ。
いきなりマーガレットが口に出すには違和感のある単語だった。

「甘くて苦くて、恋の予感みたいな味って聞いたから……。
 ちょっと気になっただけ。うん、気にしないで!」
やや早口で話を切り上げようとするマーガレット。
ただ、小指の付け根を握る癖が、彼女が隠し事をしていることを知らしめていた。
彼女をよく知る人しか知らない癖を、レストはめざとく見つけて思案する。
「……飲んでみたい?」
「……。
 いや、やっぱりいいよ。なんか恥ずかしいし……」
レストはもう一度冷蔵庫を開けると、一番下の段から小さな小瓶を取り出し、
マーガレットの隣に座った。

「メグ」
彼女のことは愛称で呼ぶことの方がずっと多い。
照れたように目線をそらしながら、愛称を呼んで欲しいと言った彼女を思い出し、
懐かしく思うほどの時間が流れていたことに気が付いた。
「コレ、味見してみたくない?」
あのときと同じように目線をそらしながら、彼女はもう一度つぶやいた。
「……恥ずかしいよ」
「じゃあ、僕がメグに飲んで欲しいって言ったら?」
大きく見開いた目がレストの目を見つめた。そのまましばし。
「…………ずるい」
ランプの薄明かりの中でもわかるほど、顔を真っ赤に染めたメグは、
うながされるまま、ふたの開いた小瓶を受け取ると、
小瓶とレストの顔を交互に見比べて息を呑んだ。

なにか余計なことを言ってしまいそうな気がしたので、黙って見守る。
彼女はあごを浮かせて匂いをかいで……そのまま一気に液体を口に入れた。
一度、二度、三度とメグののどが鳴る。
苦みをごまかすための不自然な甘い香りが彼女の口からこぼれた。
「……なんか、あつい……」
ことん、と音を立てて空の瓶がサイドテーブルに置かれる。
スローモーションのようにゆっくりと瞬きをした彼女が、上目遣いで視線を絡ませる。
「おねだり……していい?」
たっぷりと時間をかけて瞳を舐めるように視姦されたかと思うと、
人見知りの少女のように顔ごと視線を外される。
「あ……あの、ね……その……」
二人の間に置かれた手を、握ったり返したり所在なさげに動かしてから、彼女は口にした。
「……レストの赤ちゃん欲しいな、って……」
0439■「オトメロンと恋の季節」2/62014/05/15(木) 01:22:58.62ID:oUQ/gLzR
その言葉はレストの頭の中をすべるように抜けていった。
理解しきれずリアクションが追いつかない。
薬の効用(と言われている効果)と彼女の照れっぷり、そして薄暗いベッドに
並んで腰掛けるシチュエーションから、セックスのおねだりだろうとは思っていた。
が、選ばれた言葉は2人が男性と女性であることを強調しているようで、
レストは頭を殴られたような衝撃を感じた。
同時に、薬の効果についての見解を頭の中から追い出した。
言わない方がいい思いを出来ることもあるのだと。
メグの亜麻色の髪を一房すくい、口付ける。
「パジャマ、脱いで」
出来るだけ素っ気ないふうを装ったがどれだけ隠せたか。
小さく頷く彼女の顔からは、照れしか読みとれなかった。

大きめのタオルを抱えてベッドにあがったメグを抱き寄せ、左の乳房に手を触れると
ゆっくり指を沈ませた。指のあいだに押しやられた胸が盛りあがって弾けそうに揺れる。
「あ、ぅん……っ、いきなり……。
 これ敷いちゃうから……ちょっとだけ、待って……」
顔を赤らめたメグに押しやられ、レストは大人しく引き下がる。急ぐ理由もない。
タオルを腰の下付近に引くと、その上に身体を横たえた彼女がレストを見て1つ頷いた。
丸みを帯びた彼女の裸体は、服の上からのラインとは違って、レストを黙らせるだけの迫力があった。
脇腹から鳩尾・へそにかけてへこみ、腰骨でまた広がる横のラインと、
二つの膨らみが主張する手前のラインは、触ったときの柔らかさを表現するような曲線で出来ている。
表面に張りついた肌は湿気を吸って、なめらかに明かりを跳ね返していた。

「さわっても、いいよ……?」
眺めるまま動かないレストに焦れたのか、メグが両手を広げて彼を誘い入れる。
レストは改めて乳房に手をあて、下からすくい上げるようにして揉んだ。
ランプに照らされて白く浮き上がった白い肌は、暖かく、しっとりと吸い付いてくる。
揉み込むとだんごのような弾力で指をはじき返した。
しばらく柔らかな感触を楽しむと、レストはおもむろに乳輪を指先でかすめる。
それまでゆったりとした微笑みで見守っていたメグが、瞬きと同時にまじめな顔になる。
そのまま乳首を口に含み、さきっぽを舌でくすぐってやると、
たちまち乳首が硬くなり、ころころとしたかたまりが口の中に現れた。
「……ん……」
もう片方も指でつまみ、寄り合わせるようにひねる。メグが身じろぎするのを追いかけ、
さらに乳首に軽く歯を立てる。彼女の体が小さく揺れた。
乳首をつまんだまま胸を横からすくうように持ち上げて、揺らす。
手の中からこぼれて震える乳房を撫でつけて、柔らかな肌触りを堪能した。
口を離してまた胸全体を揉む。ふよふよと形を変える両胸を寄せて、真ん中に顔を埋める。
メグが頭の上で笑う気配が感じられた。
もともとメグは胸への刺激は緩やかに反応する。
ここばかり攻めても進展しないのだが、真っ先に手が伸びるのは大抵胸だった。

なごり惜しく感じながら胸から手を離すと、その手を身体の表面、お腹の上にすべらせた。
へその周りを一撫でし、下腹部に手が伸びようとすると、メグが上体を少し起こした。
「キス、してほしい……」
目を閉じて大人しく待つ彼女に鼻先を触れ合わせ、唇をくすぐるような軽いキスをする。
メグは優しいムードにも弱いが、押しに弱いこともレストは知っていた。
再び唇を合わせると、強引に割り入って舌の裏側を舐める。
舌を絡めたまま唇を深く合わせて、口内を吸って、落とす。
絡まった唾液を喉に流し込んでやると、メグは2人分の体液を飲み込んだ。
音を立てて離れた唇をもう一度合わせる。今度はメグの舌に口内のあちこちを舐められる。
何度か唇を合わせ直しながら、丁寧な愛撫を続けるメグを押し倒す。
下唇を舐めあげて切り上げた頃には、メグの顔はうっとりと上気してピンク色に染まっていた。
ふとももの間に右手を滑り込ませる。
ゆるゆると開かれた空間に体を滑り込ませて、右に見えるふとももに口づけする。
ぴくり、と小さく跳ねたメグは、それでも抵抗を見せなかった。
0440■「オトメロンと恋の季節」3/62014/05/15(木) 01:24:47.59ID:oUQ/gLzR
そこから立ちのぼるのは異性の淫臭だった。
刺激的なわけではなく、いい匂いというわけでもないが、この臭いはいつもレストを狂わせる。
彼女の身体が異物を受け入れようと準備をしていると思うとなおさらだった。
レストは音もなく中指を彼女の穴に突き立てると、かぎ爪のようにして体液を掻き出し、
その上の肉芽にまぶす。そのまま中指で押すように転がす。
「んくっ……んはぁっ、やあっ、は……っ」
女の身体でもっとも敏感な部分を無遠慮に撫でられる刺激に、メグの腰が引く。
追いかけてつまんでやると両足を突っ張って逃れようとするので、
左手で膝を捕まえたまま何度も撫でる。
「あぅっ、んん……っあ、はぁっ、あっっ!」
メグの足の指が強張り、形を波打たせながら跳ねる。
同時に内腿もぴくんと引きつり、レストの目の前で秘所が卑猥に揺れた。
淫唇の端からこぼれた体液が、白い肌をつたい落ちていった。
「んんっ……んぁっ、はふっ、んっ……」
強い刺激に引け気味だったメグも慣れてきたのか、自分のリズムに合わせようと、腰を揺らし始める。
真っ赤に充血してぷっくり膨らんだクリトリスをレストの指に押しつけながら、快感を追いかけるメグ。
その姿を見ていると、そこを口に含んで甘噛みしてやりたい衝動に駆られたが、
ぐっと押さえ込んで彼女の想像しているペースで刺激を続けた。

「薬飲んだから感じる?」
追及の手を緩めて溢れた愛液をすくいながら声をかけると。
「は、んぅ……ドキドキするよ……」
要領を得ない答えが返ってくる。
快楽神経をなぶられている最中のメグに理性的な答えを期待していないレストは、
メグの答えが終わるのを待って、さらに親指でクリトリスの皮をめくりあげるようにこする。
彼女の腰がびくりと大きく震える。
膣口が埋めるものを欲しがってひきつる様が、たとえようもなく淫らだった。
「は、ああっ、あ、んっ、んっ!」
メグの喘ぎ声が艶っぽいものから、短くとぎれるまで同じリズムでこすり続けると、
彼女が頭を振りながら叫ぶ。
「やだやだっ、とめっ、てっ!」
彼女は腰を浮かせてイかされるのに抵抗している。
眉を寄せた表情は荒い呼吸と相まって、たまらなく悩ましく見える。
「はぁ……レスト……」
呼吸を整え、潤んだ瞳でレストを見ながら、メグが口を開いた。
「もう、ダメなの……お願い……挿れて……」

ペニスの先端で秘裂を撫でる。たっぷりたたえられた愛液が絡んで、ペニスがてらてらと光を跳ね返す。
そのままヴァギナを素通りし、クリトリスをかすめると、メグが泣きそうな顔で手を重ねてきた。
「意地悪しないで……」
「意地悪じゃないよ、もうすこしガマンして」
笑いながらレストは秘所に陰茎を擦りつけ、快感に集中する。
間近で痴態を見せられ高ぶっていたペニスはすぐにピンと立ち上がった。
身体ごと傾けるようにして、亀頭を浅くヴァギナに沈める。
人肌に包まれる安堵感と、張りつめた神経を弾かれる興奮が同時にレストを襲った。
「んーん……」
メグは目を閉じて自分のお腹に手を添えると、甘えるような鼻声を漏らした。
経験も準備も整えた秘裂は、柔らかく包み込むように男を迎え入れる。
緩やかな挿入にも感じるものがあるのか、メグは時折眉をひそめながら息を呑む。
レストが全てを埋め終えて彼女の腰をつかむと、ほうっとため息を吐いて彼の顔を見上げた。
瞳は熱いものを秘めて濡れていて、次の行為をうながしているように思えた。
メグの中がやわやわとうごめいて、ペニスを締め付け、しごき出す。
ぬかるんだ秘肉での愛撫は、底なし沼のようにレストを引きずり込んでいった。
0441■「オトメロンと恋の季節」4/62014/05/15(木) 01:26:58.40ID:oUQ/gLzR
レストは深く呼吸をして体内の感触に自分を慣らすと、張ったえらでメグの内側を引っ掻く。
彼女の手のひらのやや下、膣の突き当たりはメグの弱点だった。
「は、んっ……きゅ、んんっ」
いきなり飛ばしすぎると、反撃に締め付けられてペースが乱れる。
経験からそう判断したレストは、大きなストロークで彼女の中を蹂躙していく。
竿全体を膣で扱くような動きは、快感はもちろん、秘裂に出入りする肉棒を見るには絶好の体位だった。
ギリギリまで引き延ばされた膣口から、ペニスが周りの粘膜を巻き込みながら現れる。
力を入れると素直に押し広げられ、ペニスを受け入れ密着しようとする。
何度も繰り返し再現する内に段々とペースが速まっていた。
ぱちんっと肌がぶつかり合うたびに彼女の上半身が跳ね、胸元のリングが飛び上がる。
その光景に、日の光の元で無邪気に笑うメグと、薄明かりの元で淫蕩に笑うメグが重なるような気がして、
レストは何とも言えない欲望に駆り立てられる。

「ねぇ、レスト……っ」
呼吸の浅くなったメグが大きく息をしながらレストの名前を呼ぶ。
「……今日は、このままっ、出して、ね?」
そんな話をついさっきもしたが、本番真っ最中に言われると完全に煽りである。
「あ、んんっ、おっきくなってる……ふぁっ!」
レストは遊覧モードだった思考を切り替え、自分より早く彼女をイかせるべく、攻めに出ることにした。
大きく揺すっていた腰を止め、ぴったりと身体を密着させる。
「ここ、気持ちいいんだよね?」
最小限の動きで子宮の入り口をえぐると、メグの中が締まり、尻が揺れる。
「っっ! っはあっ!
 レスト……あぁんっ!」
うごめく膣壁がペニスを握りしめたまま身体が揺れれば、
当然摩擦が産まれて腰の当たりに快感が積み上がっていく。
レストは2人の接合地点の上にあるクリトリスを、腰を押しつけるようにして刺激する。
多少自爆している気はするが、彼女は盛大に感じているし、五分の勝負には持ち込めるだろう。
レストはぬるぬるにまみれた肉棒を一度引き出し、埋め戻す。
ペニスに掻き出された2人の体液が、彼女の尻をつたいタオルに染みを作っていた。
再び根元までぴったり繋がると、ちいさな嬌声があがる。
「んっ……はうっ」
メグは自由に動かない足を踏ん張って、腰を持ち上げると同時に、
柔肉でペニスをきゅっと締め付ける。
続けて緩めながら腰を落とし、身体全体でペニスを扱きあげる。
「んんっ!」
繰り返すたびにどちらがどちらを攻めているのか、ぼやけていく。
下がった腰を捕まえて、突き当たりを押し込んでやると、彼女の体がぴくりと震え鋭い鳴き声があがった。

懸命に快感を追いかける彼女を見ていると、自分も余裕がないのに意地悪をしてみたくなる。
レストは息を吐ききって下腹に力を込め、腰を浮かせて一時離脱する。
そのまま呼吸を整えていると、体重を支えている手にメグの手が重なった。
「……もっと、して……」
「ん……なにをしたらいい?」
「……はうぅ……」
こういうやり取りを何度か経験しているメグは、なにを言わせられるのか瞬時に悟って目をそらす。
しかしすぐ視線を戻すと、せっぱ詰まった切なそうな表情で囁いた。
「もっと、突いて欲しい……。奥、まで……いっぱい……」
目線で続きをうながすと、レストは再び肉棒に力を込め、メグの中に押し入っていく。
「あ、は……。わたしの中、ごりごりして、欲しいの……んっ!」
ぴったりからだが重なると、メグは両手でレストを抱きしめる。
両手では足りないかのように両足も腰に絡ませると、目を閉じてさらにうわごとを紡ぐ。
「いちばん奥で……出して欲しい……」
よくできました、と囁いてレストは彼女のひたいに口づけをすると、
彼女の身体を揺するようにグラインドを始める。
すぐに甘いあえぎ声があがり、膣壁が愛しい雄の射精をうながそうと絡みついてくる。
空気すら隔てずにつながっている肉棒からは、メグが感じている快楽がダイレクトに伝わってきた。
0442■「オトメロンと恋の季節」5/62014/05/15(木) 01:29:03.47ID:oUQ/gLzR
欲情と本能が入り交じってレストの脳裏が焦がされていく。
興奮で見開いた目には、ただ愛しい人の乱れ姿だけが映っている。
がむしゃらに突き込むと、白いお腹がうねり、鳴き声があがる。
きゅんきゅんと中を締め付けながら腰を振るメグのリズムが、レストの腰使いに合わせて1つに重なった。
彼女の上擦った声が、さらにレストの興奮をあおり立てた。
「はっ……あくっ、んっ、レスト、わたし……わた、しぃっ!」
背中に回された腕に力がこもる。
全身を引きつらせながら、メグが両足を使ってレストの腰を引き寄せる。
意識的なものじゃなく、痙攣がそうさせているのかもしれない。
そうなら、彼女は本能でレストを奥深くまで導いてくれたのだろうか。
そんな考えも瞬間の後に劣情に飲み込まれ、レストはただ性欲のままに腰を振る。
絶頂間際の締め付けに逆らいペニスを引きずり出せば、全体を余すところなく肉の壁でなぶられる。
突き入れれば突き当たりの子宮口が鈴口を削り、腰が震えた。
「い、くぅっ……、いっちゃうっ、あ、あ、んっ!」
レストにも限界が見えていた。メグを気遣う余裕もなく、ピッチをあげて膣壁を味わうと、
狙いを定めるべき子宮口をがつがつと乱暴に突きあげる。
一突きごとにせり上がってくる感覚が鋭敏になって、視界がぐらぐらと霞む。
レストはつかんだ腰の感覚を頼りに、腰を打ち付け続ける。
「は、あ、あっ、いくっ、んあっ……ああああああっ!」
ぎゅうっと柔肉が窄まるのと、精液がかたまりとなって尿道を駆け抜けたのは同時だった。
ビクビク震える陰茎を同じリズムで吸い上げながら、メグの身体が反り返る。
少し浮いた彼女の腰を捕まえて、体内にありったけの精子を送り込むと、
さらに腰を突きだしメグに身体を密着させる。
射精最中の肉棒を包む柔肉は、精子の侵入を歓迎するように、ペニスをすすり上げる。
その動きは、喉を鳴らして水を飲む動きを連想させた。

さらにもう一度、残滓を押しつけるように腰を打ち付けると、レストはようやく呼吸を思い出した。
「はぅ……あぁ、あはぁ……」
全身でレストを抱きしめていたメグは、放心したような困っているような緩んだ表情のまま、両腕を滑り落とした。
そのまま右手をレストの頬にあてて、そっと撫でる。
それが合図だったかのようにレストも崩れ落ち、2人は重なり合ったまま息を弾ませていた。

弾んでいた息が戻る頃、重い……とうめき声があがって、レストは体を起こした。
ずっと下敷きにされていたメグは、ため息を吐くと体を起こしかけ
……少し固まった後、再び仰向けに倒れた。
「どうしたの?」
「え、いや……あはは……。
 新しいタオル取ってくれないかな?」
手近なところにあったタオルを渡されると、しかしメグは両手でタオルを抱きしめたまま動かない。
「……ん、お腹いっぱいだ……。
 気持ちよかった、よ……えへへ」
彼女の言う『お腹いっぱい』が、淫らな比喩だと気がついたときには、次の言葉が口から飛び出していた。
0443■「オトメロンと恋の季節」6/62014/05/15(木) 01:31:16.28ID:oUQ/gLzR
「メグ、本物飲ませてあげる……」
「ほんもの……?」
「本物のラブ飲み。たしか一本だけタンスの奥に」
「……え? え?
 私が飲んだのって、ラブ飲みじゃない、の?」
「うん」
「だって、だって、苦くて甘くて……っ!」
「回復のポットにオトメロン混ぜたんだよ。後いちご。メグこういう味好きだよね?」
「好きだけど、好きだけどっ。
 ……じゃあ、私、しらふであんなに……なっちゃ……ってたの?」
「うん。おねだりエロかったよ」
「あ……。
 ぅうううーーっっ!
 騙したなぁっ!
 ……わあーーんっ、ばかばかばか、レストのばーかああっ!
 こっちみるなあ、あっちいってぇーーっ!」
「まあまあ、メグ落ち着い」ぼふっ。
「ひゃああぅ……恥ずかしいよおおっ!」
裸のまま枕を振り回すのだって恥ずかしくないか、とは思っても言わずに、
されるがままにレストは殴られる。
もう二度殴られたら止めようと思ったところで、メグは枕を抱えてベッドの上にうずくまってしまった。

「もうだめ、恥ずかしくて死んじゃう……」
「じゃあ、死ぬ前にラブ飲み飲んでみようか?」
「そんなに言うならレストが飲めばいいじゃんかぁ!」
「飲んだらどうなると思う?」
「…………」
メグは沈黙した。これは完封したかななんて考えながら、メグの頭に手を乗せる。
少しはねた髪をまとめるように梳いてやると、伏せた顔が少しだけレストの目を見た。
「……私の前でなら、飲んでもいいよ」
長い髪の奥から覗く青い目とピンクの唇が、下からすくい上げるような特大の当たりを放つ。
今日二度目のアーチを描く打球は、ダイヤモンドのはるか彼方、
レストの頭上を飛び越して理性のフェンスをも越えスタンドに消えていった。
平たく言うと、レストはメグを転がして、覆い被さった。
「ひゃ、あ、ダメ……」
そう言いながらもメグは抵抗しない。それどころか、レストの背中に両手を回して、嬉しそうに抱きしめる。
夫婦の夜は始まったばかりだった。

――了
0449名無しさん@ピンキー2014/06/07(土) 06:12:42.38ID:TKNJuvjM
比喩がいろいろ素敵ですね
堪能しました
メグ可愛いっす
0450名無しさん@ピンキー2014/08/03(日) 13:10:37.15ID:6bL1qKJa
「アーサー様、まだお仕事ですか」

 フレイがアーサーの執務室に顔を出した。午後10時。
「さみしいから早く帰ってきてくださいって言ったのはアーサー様なのに。
 もう待ちくたびれちゃいましたー」
「おや、もうこんな時間でしたか。すみません」

 アーサーの机の上には分厚いカタログが積み上げられ、そばにはドレスをまとった
マネキンが一体。
「ああ、そうだ。フレイさん、よかったらこのドレス、試着してみてくれませんか。
 ちょっと特別なドレスなのですが、さすがに自分で着て確かめるわけにもいかなくて」
そう言って、アーサーは照れ臭そうに笑った。

 胸の部分と背中に白い羽根がふんわりとあしらわれ、袖はなく肩もむき出しであるが
エメラルドが連なったストラップが上品に輝いている。胸のすぐ下から床までは
ふわふわとしたオーガンジーを幅広の帯状に切ったものが幾重にも重なり、
内側から淡い緑色のシルクがかすかに透けて見えている。
0451名無しさん@ピンキー2014/08/03(日) 13:11:08.66ID:6bL1qKJa
「きれいですね。このドレス。私が着てもいいんですか」
「もちろんです。私が商品を選ぶとき、いつもあなたの顔を思い浮かべていることは
 ご存知でしょう。
 サンプルを取り寄せるときに、あなたならこれが似合うかと思って選んだのですよ」

「わぁー。うれしいです」
 フレイは顔を輝かせた。毎日畑仕事をし、ダンジョンで戦っているとはいえ女の子である。
美しい服を着てうれしくないはずはない。
「2階の私の部屋で着替えてきてください。
 あ、それから、そのドレス、ブラジャーはつけずに着るように作られてますから」
心なしかアーサーの頬が赤く染まっている。
「それぐらいわかりますよ。ドレスの下から下着が見えたら台無しですもん」

 フレイがドレスを抱えて2階に上がってから数分後。現れたフレイを見てアーサーは
息をのんだ。
「とても、よく似合っていますよ」
「そうですか?で、このドレスのどんなところが特別なんですか」
かわいらしく微笑む彼女を見つめながら、アーサーはささやいた。
「知りたいですか?」
0452名無しさん@ピンキー2014/08/03(日) 13:11:43.09ID:6bL1qKJa
 なんだかいつもと雰囲気が違う、と感じたが、好奇心は止まらない。
フレイは小さくうなずいた。


「では、説明しましょう。
 あなたは今、夜会に出席していると想像してください。堅苦しい挨拶も終わり、ダンスも
すんだ。どこか風の当たるところで冷たい飲み物でも飲みたいと思っている。いいですね。
 私はあなたを小さなバルコニーに誘い、執事に飲み物とサンドウィッチを運んでくるように
申し付ける。
 そして、あなたを抱きしめる。自分の妻を称賛されてうれしくもあったが、ほかの殿方の
好奇のまなざしにさらすのが辛くもあった。
 私は、いつだってあなたを独り占めしたいのですよ」

 そう言い置いたアーサーはフレイを後ろから抱きしめ、胸元の羽飾りにそっと手を触れた。
フレイも何か言いたいのだが、アーサーの言葉がつむぐ世界に取り込まれたままで
何も言葉を返すことができない。
0453名無しさん@ピンキー2014/08/03(日) 13:12:14.80ID:6bL1qKJa
「この羽飾りの下に、秘密があるのです」
 アーサーはスカートとの境目の部分に埋もれるように隠れていたチャームをつまみ上げた。
通常、体のラインに沿った洋服であれば胸のあたりはダーツやパネル切り替えなどで
縫い合わせてあるため、縫い目があること自体は不自然ではない。
「実は、この部分にコンシールファスナーが使われていて、開くようになっているのですよ」

「えっ?」
 首をひねり、アーサーを見上げようとするフレイを左腕で強く抱きしめたまま、右わきから
胸のふくらみに沿ってファスナーを開いていく。
「大丈夫です。そんなに大きく開くわけではありません。せいぜい、指が数本入る程度の
 隙間ですよ。それに、羽飾りがちゃんと隠してくれます。そんな風に作られているんです」

 美しく上品なドレスの中に人差し指と中指を差し込まれ、胸を愛撫される。
あまりのギャップにフレイの頭は混乱し、声がかすれてうまく話せない。
「あ、あの・・・アーサー様・・・」
「まだ話は終わっていませんよ。
 私たちがこうして戯れている後ろでは、パーティーが進行している。
 人目に付きにくいとはいえ、だれが見ているかわからない。
 先ほど頼んだ飲み物も運ばれてくるでしょう。
 どうですか。ドキドキしませんか」
0454名無しさん@ピンキー2014/08/03(日) 13:12:51.35ID:6bL1qKJa
 冷静な語り口とは裏腹に、アーサーの指がフレイの胸を撫で、つまみ、ひねり、
唇はむき出しの肩や首筋をおおいつくすかのように口づけていく。
 いつの間にか左のファスナーも開かれ両方の胸が愛撫され始めると
フレイの口から吐息が漏れた。


「おい、アーサー。ポコリーヌさんから夜食の差し入れだ」
おぼんを片手にやってきたのはディラスである。真っ赤になるフレイをよそに
アーサーは至って冷静である。
「ああ、いつもすみません。そこにおいてもらえますか。
 そうだ、せっかくだから、ディラス君にも感想を聞いてみましょうか。
 このドレス、今度取り扱いを検討しているものなんですが、どう思いますか。
 ほら、フレイさんもそんなにうつむいていないでちゃんと顔を上げてください。
 よく似合っているでしょう」
0455名無しさん@ピンキー2014/08/03(日) 13:13:22.88ID:6bL1qKJa
 頬を赤く染め、瞳を潤ませて、恥ずかしそうに立つフレイを見たディラスは言葉を失った。
「あ、ああ。そうだな」
「この胸のあたりの真っ白な羽、天使を思い起こさせませんか」
そう言いながらアーサーはそっと胸のあたりに触れた。先ほど開かれたファスナーは
そのままになっている。先ほど天使をイメージさせると告げられた真っ白な羽の奥で
胸がほんの一部とはいえあらわになっている。しかも、夫ではない男性が目の前に
いるというのに。
フレイは自分で体を支えることができなくなり、アーサーにしがみついた。

「じゃあな。ちゃんとメシ食えよ」
 ディラスが顔を真っ赤にして去っていき、二人だけになるとようやくフレイにも話す元気が
戻ってきた。

「アーサー様、ひどいです。こんなの」
「おや、お気に召しませんでしたか。では、もう一つ、別の仕掛けもお教えしましょうか。
 スカートのほうにも秘密があるのですが、いかがですか」
 精神的に疲弊し、鋭い視線に押されてはフレイも太刀打ちできない。
「きょ、今日はもういいです・・・」
「そうですか。では、また日を改めて、ということでよろしいですか」
 アーサーはメガネを取ると、満足そうに微笑んだ
0457名無しさん@ピンキー2014/08/05(火) 08:27:43.24ID:syJBj7be
 目覚めると、雨の音が聞こえた。
「今日の畑仕事はお休みですか」
 すぐそばでアーサーの声がした。
「えっと…今大水晶花を育てている途中なので、水やりの確認はしておかないと」
 花が育ったら、夫のために防具を作るのだと決めている。でも、そのことは
まだ秘密だ。
 それは残念です、と悲しそうな顔を見るとフレイはなんだか申し訳ない気持ちに
なる。
「じゃあ、畑に行くのは午後からにします。雨がたっぷり降ってくれれば
 仕事も楽になるし」
 たちまちいつもの笑顔に戻るアーサーを見ると、フレイもつられて笑顔になる。

「いいんですか。それなら、お願いついでに、もう一つ頼みたいことがあるんです」

 アーサーの頼みは、拍子抜けするようなほど簡単なものに思えた。
 ベッドの上に10分間横になっていて欲しい。
 今日はなんだか、あなたをずっと見ていたい気分なのだ、と。
0458名無しさん@ピンキー2014/08/05(火) 08:29:22.58ID:syJBj7be
 パジャマのまま掛布団の上に横たわる。
 アーサーは椅子を持ってくるとベッドの横に腰かけた。
「ふふ。病気でもない人をこんな風にじっと見つめているなんて、
 なんだか変ですね」

 アーサーの視線はフレイの顔、首筋、鎖骨、胸へと移動する。
 その視線を追うフレイの頭に昨夜の記憶がよみがえる。
 愛の言葉をささやく唇がたどった場所。
 その一つ一つが正確にしるしづけられ、記録されているかのように、
いとしい人の視線はそこかしこで立ち止まる。

 なぜだろう。フレイの心臓はだんだん早くなり、体はしっとりと汗ばんでくる。
思わず胸のあたりを腕でおおいかくしてしまう。
「だめですよ。そんなことをしては。良く見えなくなってしまう」

 さあ、腕を解いてください。後、もう5分です。おとなしくいうことを
聞いてくれたら、次は私があなたのお願いを聞きますよ。
 いつもと同じ甘く優しい声。端正な顔立ちと優しいほほえみ。
 逆らうことなどできない。
0459名無しさん@ピンキー2014/08/05(火) 08:29:56.06ID:syJBj7be
 永遠にも感じられる5分間が過ぎ去った後。

「今度はあなたの番です。私にどうしてほしいですか」
「えっと…あの…」
「きちんと言ってくれなくてはわかりませんよ。あなたはどうしてほしいですか」
「…キスして…」
「それだけですか」
「はい」

 胸の動悸が早まる。キスなんてもう何度も繰り返してきたことなのに。
 言葉にするとなんで恥ずかしいんだろう。
 いとしい人を見上げる。彼は立ち上がると椅子を持ってベッドの足元に移動した。
 そして、フレイの左足を持ち上げると親指の先にそっと口づけた。

 なんで?
0460名無しさん@ピンキー2014/08/05(火) 08:31:13.91ID:syJBj7be
「あなたはキスしてほしいとは言いましたが、どこにとは言いませんでした。
 ですから、私はさっきあなたを見つめていた時に一番気になった場所に
 キスすることにしました」

 視線を動かせば、軽く持ち上げられた足といたずらっぽく微笑むアーサーが
目に入る。目と目が合うと彼は微笑んだまま、親指を口に含んでいく。

 うそ。

 足の指を今までに触れたことのない柔らかい感触と温かさがくるみ、
そして離れていく。何度も何度も。
 目を離すことができないその動きは、昨夜の行為を思い起こさせる。
 彼が男性であることのしるしを自分も同じように愛したことを。

 そして、途中で自分が眠り込んでしまったことまで思い出したとき、
ああ、これは罰なのだと思い至る。
 彼が言わせたかった言葉がわかった気がした。

「アーサー様。昨日の続きをしましょう」
0461名無しさん@ピンキー2014/08/05(火) 20:12:07.73ID:syJBj7be
 フレイはゆっくりと自分のパジャマのボタンをはずしていく。
 ボタンをはずしているのは自分の指なのに、自分の意志で動かしている気がしない。
 自分ではない誰かに操られているような気がする。
 でも、不快ではない。
 このまますべてを譲り渡してもかまわない気がした。

 雨は、まだ降りやまない。
0463名無しさん@ピンキー2014/08/20(水) 23:01:55.08ID:wbedIdtF
まだ続くのかと思って全裸待機してたけどこれで終わりだったのか…残念
乙でした!
0464名無しさん@ピンキー2014/08/30(土) 01:06:11.38ID:A0nuvpxJ
短いの投下

ふたごの村女主人公でカミル→主人公
主人公の名前しらんからニッコちゃんで(わかる人にはわかる

ぶっつけ本番(下書きない)から色々おかしいけど
よろしくお願いします
0465雨の日には夢がある2014/08/30(土) 01:32:15.98ID:A0nuvpxJ
【山頂付近】


「お、やっほーカミルー!」

そう言いながら此方へ走ってくるのは
一年位前に越してきたニッコ。
「お前いつも元気だよな…」
今は夏の中旬、ジリジリと照りつける太陽のせいで花が枯れてしまう
なんて事を考えていたらニッコの服装がいつもと違うことに気がついた
「ニッコその服どうしたんだ?」
そういうと如何にも「待ってました!」って顔で言ってきた
「いやぁ…ね
暑いから半袖の服ナナさんに作ってもらったんだよ」
上は白いワイシャツ?で下は膝位のチェックのスカート…

JKなのか?

「まぁ、そうだろうな。
あんな暑そうな服でよく去年やっていけたな本当」

「うんうん(笑)ほんt(ポツ…ポツ…え?」
「雨…か?」
「え!どうしよう…カサ持ってきて無いや…」
「俺も忘れてた…すまない」
ザァァァァァァ
「雨宿り出来そうな所も無いし、ちょっと走ろ?」
「あぁ。此処からはニッコの家の方が近いし少し寄らせてくれないか…?」
「もっちろん!」

ザァァァァァァァ……

二人はずぶ濡れになりながら家へ向かう…………


多分【続く】
0466雨の日には夢がある2014/08/30(土) 02:05:24.09ID:A0nuvpxJ
【ニッコ家】
「ハァッ…ハァッ…」
「ふぅ……」
雨の中走ったせいかニッコの顔が紅く洋服は濡れて透けている
「…」
「?あれれカミル〜?顔真っ赤だよ?
熱でもあるの?」オデコピトッ
「ッ_!?」


その瞬間俺の中の何かが切れた

チュ
「んー!カミル!?」
「お前、男と一つ屋根の下とか意味分かってるのか?」
ちゅ…くちゅ……くちゃ
「んぁ…かみ……るぅっ…」
これは…ヤバい

ドサッ
「ニッコ…ゴメン」
ニッコの少しの膨らみに手を伸ばす
「ひゃぁっ!?ふぁ……あっ」
たった一枚のシャツも雨で濡れて只の布と化した。
「ひゃぁっ!かみるぅソコはらめぇぇっ」
片手でシャツのボタンを外しながらもう片方の手で
綺麗な桜色の突起をいじくり回す
「ほら、だんだん起ってきた」
バサッ!
「らめぇ見えちゃうよぉ…」
チュッ…
桜色の突起に口づけをする
「ふぁっ!ひゃぁっ!」
そのまま軽く噛んだり舌で弾いたりする
「ひゃぁぁ!あああああああああああっっ!!」ビクンビクン
「…駄目じゃないか、先にイッたら」
ズルッ

「俺のもこんなに固くなっちゃったよ?


だからさ、今度はニッコが気持ち良くする番だよ…? ニコッ」


【続け】
0467名無しさん@ピンキー2014/08/30(土) 02:20:56.16ID:A0nuvpxJ
「ほら…ねぇくわえてみて?こうやってさ」
そそり起つ自身を見たニッコは怯えながら、
でも何故か嬉しそうに震える口でモノを舐めてゆく
「んっ!はぁっ」
ペロッくちゅ…くちゃ…
「んっ!クッ」はぁっはぁっ
モノの先っっぽや裏側なども舐めてゆく
「っ!はぁ…」くちゅっ…くちゃ

「くっ…出る!」ドピュドピュ!!
「!?」

「はぁっ…はぁっ」
ニッコは一滴も溢さずにカミルから出たソレを舐めとる。
「うん。よしよし^^


じゃあ、お待ちかねの下の方行こっか」


【続く】
ところで今見てる人居たらアドバイス下さい
0469雨の日には夢がある2014/08/30(土) 02:36:47.05ID:A0nuvpxJ
カミルは手をだんだん下へ動かして行く
途中で膨らみと桜色の突起をいじりながら
少しずつ下へといやらしい手つきで下ろして行く
くちょ…
「ひゃうっ!?」
「あれ?下着越しでも濡れてるのわかるよ?


これなら指入れなくても一気に入るね」

ニッコのスカートと下着を脱がしゆっくり自身を挿れて行く


ズブ………ヌププ

「ひぎぃ!?やああぁっ!」
涙目になっているニッコを見てカミルは更に興奮して行く
「大丈夫だよ、痛くしないように動くからね」
ズププププ
「ほらねっ?最後まで入ったよっ!!」
わざと繋がっている部分を見せつける
「私っ……カミルと繋がっちゃったっの?」


【続いたらいいね】
0470雨の日には夢がある2014/08/30(土) 02:50:40.73ID:A0nuvpxJ
「ニッコ…震えてるのか?」

「うん…………あのね、今痛いんだけどさ…凄く嬉しいんだ…」

「!?」
「だから…痛くてもいいから、動いていいよ?」
「そんなこと言われたら…思いっきり動くよ?
明日動けないかもだけど本当にいいの?」

「うん…だからさ…私のナカで気持ち良くなって…?」

カミルは頷いてからゆっくり動き出す
くちゅ……くちゃ……そしてそのたびにいやらしい水音が響く
「あぁっ!カミルゥ!もっとぉもっと動いてぇっ!」
「あぁっ!分かったよっ!」
パンッパンッパンッパンッ
静かな部屋に二人の腰を打ち付ける音が響く


「あぁあああああああっっ!!かみりゅうううううイッちゃうううっ!」
ビクンビクン
「っ!!出るっ」ドッピュドッピュ





【あと少し続く】
0471雨の日には夢がある2014/08/30(土) 02:59:27.65ID:A0nuvpxJ
「ん………?あれ?私何してたんだっけ…?」ムクッ
「!!いったぁ…腰いたいや…

確か昨日はカミルと………!?」カァァ

「カミルに会いに行きたいけど腰いたくていけないや…」



コンコン………ガチャ
「ニッコ?起きてるか?」
「カミル!!」カァァァ
「ニッコ…昨日はごめん…」
「ううん…いいよ別に^^」
「あのさ、順番が逆になったけどニッコ



俺と結婚してくれ…」


「もちろん!宜しくお願いしますっ!!」



【多分終わり】
0472雨の日には夢がある2014/08/30(土) 03:04:52.59ID:A0nuvpxJ
見た人も見なかった人もありがとうございました
処女作+双子の村二年位やってない+
かきためしていない+自分がこういうの体験したことない
っていうので表現がおかしい部分もあったと思いますが
皆が少しでも反応してくれたらおまけ書きたいと思います
0473名無しさん@ピンキー2014/09/07(日) 23:19:42.01ID:USjzJIhk
展開を急ぎすぎです
もう少し話に余韻を持たせましょう

あと個人的には、彼には強引系の描写はそぐわないと思います
もっとちゃんとした理由(前ふり)があると、納得して読めるんですけど
0475名無しさん@ピンキー2014/11/17(月) 15:55:30.16ID:oiTlFpQm
何年ぶりかにここにきたがいつも通りか
0478名無しさん@ピンキー2014/12/22(月) 23:34:48.16ID:9rCzGtSd
RFの新作マダ〜?
0479ラム酒の人2015/01/04(日) 01:06:39.42ID:e4INV0fK
お久しぶりですラム酒です。活気が戻ることを願いつつ、投稿させていただきます。
0480ラム酒の人2015/01/04(日) 01:11:05.65ID:e4INV0fK
 ぼんやりと淡い光が室内を照らし出す。
 光源はシンプルな装飾ながら気品と高級感が漂うランプである。
 見るものが見れば、ランプに小さな「光の結晶」と「妖精の粉」が使われていると分かり、
感嘆の息を吐いていただろう。
 「光の結晶」は冒険者がダンジョンにいる強力なモンスターを退治して入手するか、
特定のモンスターを使役し、かつ精霊魔法が使えるアースマイトでしか作り出すことが出来ない。
 「妖精の粉」に至っては、小さい体格からは想像しにくいが、強力な魔法を操る
フェアリー属のモンスターを倒すことでしか入手できない。
 珍しく、尚且つ入手しにくい素材で作られたこのランプは、一般市民ならば聞いただけで
青ざめてしまう値段であることだろう。
 そんな高級感溢れるランプに照らし出された薄暗い室内で――

「んぐ! んぐぅ! ん、んむぅ〜〜!」

 少女のくぐもった声が響いていた。

「あは、ラムリア何度も何度も中に出されて、体中ボクの精液掛けられているのに、
まだ気持ちよくなっちゃっているんだ、本当にラムリアは変態なんだね♪」

 続いて少年――アルスの楽しそうな声。

 暖かく、柔らかい薄明かりの中で少年と少女は生まれたままの姿で盛りまくっていた。

「う、んぅ! むぅ〜!」

 少年の言葉に首を横に振る少女――ラムリアは言葉にならない悲鳴を上げることしかできない。
 少女の口には、空気穴が開けられたボールが咥えさせられており、革紐で固定されている。
 所謂ボールギャグ、セシュター等とも呼ばれている口枷が嵌めさせられていた。
 更に、いつも眠そうに垂れたエメラルド色の目は布で覆われ、両手を手枷を付けられる様
に長いリボンで縛られていた。
 勿論両足もぐるぐると布で巻かれ、芋虫のように這わなければラムリアは到底身動きが
出来ない状態であった。
 そのような状態で四つん這い(この場合は二つ這いだろうか)にさせられたラムリアは、後ろから
アルスにがっちりと腰を掴まれ、その身に年齢の割にはかなり大きな少年の肉棒を突き入れられていた。
 アルスの言うとおり、ラムリアの体には背中も腹部、更には顔にもべっとりと少年の濃い精液がこびり付いており、
秘部からアルスの肉棒が前後する度に少しずつ精液が溢れ出している。既に何度も少年の欲望をその身に受け入れて
いるようだった。
0481名無しさん@ピンキー2015/01/04(日) 01:18:04.90ID:e4INV0fK
「むぁ、んぅぅ! う、う、むぅぅ〜! んぐぅ!」

 アルスが前後に腰を振るい、ラムリアの膣内を肉棒がかき乱し、子宮口を抉る様に刺激する度、
ラムリアの体には全身を貫くような快楽が駆け巡っていた。
 口から発せられる言葉にならない声は、悲鳴であり、嬌声であり、歓喜の歌であった。
 そんな少女の媚態を見つめる少年の瞳には、普段の暖かく優しい輝きはない。氷の結晶の様に冷たく、
それでいてドロドロとした溶岩のように熱く粘りついた視線である。

「首振って嫌がってる割に、んぅ……凄くラムリアの中熱くって、すっごいぐしょぐしょなのに、
締め付けてくるんだけど、どうしてだろうね?」
「むぅ! ん、んぁ、んんぅ〜!」
「ちゃんと、きいて……よっ!」
「ぐごぉっ!?」

 悶える少女の膣奥に向けて一際強く、叩きつけるように腰を振る。子宮を抉られたかのような錯覚を感じるほど強い衝撃と
凶悪なまでの快感を受けたラムリアは獣のような悲鳴を上げる。

「……あっははは! ぐごぉ! だって、ぐごぉ……オークだってそんな本物の子豚みたいな声出さない
のに……ねぇ、ラムリア、もしかしてわざとやってるの? それとも本気でそんな声出してるの? もし本当だったら……
あは、ラムリアいつも怖がってるモンスターよりも小豚みたいって事だよね、人間として恥ずかしくないの?
そんな子豚みたいで……あ、そっか思い出した。ラムリアみたいな変態でモンスター以下の情けない女の人って雌豚って言う
らしいよ。ラムリアはお金持ちのお嬢様の癖に雌豚なんだね、こんな変態な女の子がボクの奥さんになるなんて、
ホント恥ずかしいよ……」
「ふ、んぅ……む、むぅ、ん……うぅぅうううう!」

 笑顔で恋人を雌豚と罵るアルス。勿論話している最中も腰の動きを止めずラムリアを攻め続けてた。
 少年の言葉に羞恥を覚えながらも膣肉を擦られ続けるラムリアは身悶える。
 愛するアルスに罵られたラムリアは悲しみと羞恥を覚える。しかし、それ以上にラムリアの心を占めていたのは、
喜びの感情であった。
 少女を嘲る言葉がアルスの愛らしい唇から紡がれる事に、ラムリアは内に秘めた被虐心を刺激され、未知の快感を覚えていた。
 ぐちょぐちょと秘部を掻き回され、少年の冷たい言葉が鼓膜を震わされる度にまるで自分の存在がアルスの所有物であると刻み
付けられているように感じられ、例えようもない程の快楽と歓喜がラムリアの内から溢れ出していた。

「んうぅぅ! ん、ぁ! ぐうぅぅぅぅ!!」
「あはははは、涎垂らしてラムリアったらみっともない! 本当に動物みたいだね!」

 口をボールで塞がれているため涎がぼたぼたと零れる。体の奥を突かれ、少年に笑われ、身も心も犯されながらラムリアは、
くねくねと体を意識せず動かし、快感を貪る。

「ん、ん、んんぐぅぅぅううううううううううううう!!」

 目を塞がれいつも以上に敏感となったラムリアの体は、快感に耐え切れなくなり。ビクビクと体を痙攣させ
ながら言葉にならない大声を上げ、情事をはじめてから幾度かも分からない絶頂を迎えた。

「む、ぅ……」

 ぐったりした状態でラムリアは、縛られたままの両手を前に突き出し、床に上半身を降ろす。

「ラムリア……」
「ん……」

 ずるり、と少女の中から肉棒が引き抜かれる。ごぽりと小さく音を立てながら少女の秘部から粘度の高い白い液体が零れ落ちる。
 引き抜かれたアルスの分身は何度も射精している筈なのに未だ衰えを見せる様子はない。
0482ラム酒の人2015/01/04(日) 01:19:41.26ID:e4INV0fK
「ラムリア……」

 もう一度、愛おしそうな声で少女の名前を呼ぶアルス。父と妹と同じ琥珀色の瞳が優しげな光を宿す。
もっとも体勢と布で塞がれた少女の翠色の瞳にその光が映ることはなかったが。
 アルスは微笑んで、少女の柔らかい腰を掴んでいた両手を離し――



「なんで、自分だけ先に気持ちよくなってるの?」

 少女の小さくて可愛らしい臀部を平手で叩いた。

「っぎぃ!?」

 パンッ! と高い音が部屋に響く。
 少女の悲鳴に優しげな光を宿す瞳が再び冷たいものに変わっていく。

「何で、ボクが出すまで、待てなかったのか、言ってるの!」
「ふぐっ! んむ! ぐぁ! んんぅ!」

 言葉の区切りに合わせて何度も平手で叩く。その度にラムリアの口から悲鳴が上がる。加減しているのだろう、
痛みはそれほどないが、音は大きいため、かなりの強さで叩かれているとラムリアは錯覚していた。

「くぅ、むぅぅ、んっ……ぁ」

 何度も何度も白い臀部を平手で打たれているうちに、ラムリアの声に変化が起きる。
ヒリヒリとした鈍い痛みが徐々に異なる感覚に変わっていく。何故かラムリアはその変化が好ましいもののように感じていた。

「ぐぅ! んぅ! ふはぁ……あ、あ、あぁ」

 次第に少女の声は艶を帯びていき、嬌声と呼べるものに変わっていく。
 もっと、もっと強く叩いてほしい。酷いことをしてほしい。そのような想いが少女の心に芽生え始めていた。
 そんなラムリアの心の内を見透かしたようにアルスは笑みを浮かべて、臀部を叩いていた手を止め、叩かれて
赤みを帯びた白い肌に手を這わせる。

「あは、ラムリアお尻叩かれて、酷いこと言われているのに何で気持ちよさそうにしているの? やっぱり変態で雌豚なんだねラムリアは」
「ふ、ぅぅ……」

 ぐったりと、床に上半身を伏しながら、少年の言葉と肌に這う手の感触にラムリアはぴくぴくと震える。
 何度も達した筈なのに、少女の秘所は精液とは異なる女性特有の蜜が再び溢れ始めていた。既に少年を受け入れる体になって
いるようだ。勿論心もである。
0483ラム酒の人2015/01/04(日) 01:23:03.08ID:e4INV0fK
「ね、ラムリア……また挿れてほしい?」
「むぅ! ふぁい……」

 準備の整ったラムリアの様子に年齢に見合わぬ艶やかな笑みを浮かべるアルス。そんなアルスの問いにラムリアは、
うっとりと夢見ごこちな声音で返答した。

「じゃあ……お願い、出来るよね?」
「……! は、ぃ」

 そう言ってアルスはラムリアの口に取り付けられたギャグボールを外す。
 少年の言葉の意味を理解したラムリアは、恥ずかしそうな声で応える。要するにアルスはラムリアの口から恥ずかしい言葉で
おねだりをしてほしいのだ。今までもアルスと交わる中で、そのような経験はあるし、自発的に言ったこともある。しかし、
何度やっても恥ずかしいものは恥ずかしいようだ。上半身を起こして再び四つん這いの姿勢になったラムリアは、
ためらいがちに口を開いた。

「あ、アルスさんの……その、おちんちんを……わ、私の……恥ずかしい所に……うぅぅ
 ……入れて、ひどいこと、してくださいぃ……」

 もし、四つん這いの状態で両手が縛られていなければ顔を覆っていただろう。

「ふふ、ラムリア」

 羞恥心で体を振るわせるラムリアにアルスは背後からのしかかるように身を屈める。
 そっと少女の歳の割りには豊かな白い胸に両手を伸ばし――

「だ〜めっ」
「ひ、ぎぃぃ!?」

 愉快そうな声音で形の良い小さな乳首を抓り上げた。

「アルスさん……なんて呼び方じゃ嫌」
「え、え? あぐぅ!」
「別の呼び方、してほしいな」
「ア、アルスさ、うああ! や、やめ……つぅぅ!」
「別の呼び方♪」
「ア……ぎぅ!」
 
 少女が少年の名前を呼ぼうとする度、指先に強い力を込める。無論怪我を負うほどの
力はないが、敏感な部位を抓り上げられて痛くないわけがない。
 数度少年の名前を呼ぼうとして、少女は悲鳴を上げるというサイクルを繰り返し、漸くラムリアはアルスの名前を呼ぼうと
することをやめた。

「べ、別の呼び方? あ、んぅ」
「うん、そうだよ、自分で考えてみて」
「自分で、ん、ふぁ……やめ、あぁ!」

 無邪気ともいえる楽しげな声音がラムリアの鼓膜を震わせる。
 名前を呼ばなければ、抓り上げることはないようだが、クリクリと捏ねくりまわし玩具のように弄んでばれる。ただでさえ
快感に弱い胸が目隠しされている分さらに敏感になり、甘い声が駄々漏れになってしまい抑えきれない。
0484ラム酒の人2015/01/04(日) 01:27:50.13ID:e4INV0fK
(き、気持ちいいよぉ……んぅ! な、なんて呼べば良いんだろう、いつも通りが駄目なら……くぅ!
アルスさんが駄目なら……様付け? ふぁ……アルス……様? ……な、何だかとっても良い響き……
ど、どうせだったらご主人様とか呼んでみたいかなぁ、うふふふ痛ぅ!!?)

 呼び方が少女の中で決定した瞬間、急かすように少女の乳首は抓り上げられる。

(あ、あ……痛い、のも段々、ぎぃ! 慣れてきた……かな? 寧ろ悪く……ないかも……)

 抓り上げられたと思ったら優しく捏ねられ、柔らかい快楽を感じ始めたたら再び鋭い痛みが繰り返される。
初めは痛いだけだった感覚も愛撫と交互に繰り返されるうちに被虐的な快感が芽生え始めてきたようだ。

「ラムリア、気持ち良い?」
「ふぁ、いひぃ! い、い、良い……です」
「ふふ……もう一度お願いしてみて?」

 先程の冷たく刃のように鋭い声とは違い、いつもの優しいアルスの声だった。愛しいラムリアが気持ちよさそうに
喘いでいる姿を見て、素が出てしまっているようだ。そんなアルスの言葉に胸の内で愛しさをいっそう募らせて、
快感で鈍くなった頭を働かせて、口から言葉を紡ぎだす。

「あ、ふあぁ……ご、ご主人様……わ、私の……あなたの……えと、ご主人様専門の雌豚……の? 奴隷……の?
 と、とにかく、私の恥ずかしい所にご主人様の……お、オチンチンを突き入れて、一緒に気持ちよくなりたいで、す……うぅ」
「え、あ……う、うん……じゃあ挿入れるね」
(え? そこまで言わなくても……嬉しいけど)

 せいぜい様付けで呼ばれるだけかと思っていたアルスは、若干戸惑いつつも若干興奮するというよく分からない感情を覚えた。

「あ、その前に」
「? きゃ!」

 突然ころりと体を転がされて、両手両足を縛られた状態で仰向けにされるラムリア。

「やっぱりラムリアの顔見ながらの方が良いな」

 そう言いながらアルスはラムリアの体をお姫様抱っこで軽々と抱き上げ、大人二人でも十分寝転がることが出来るラムリアの
大きなベッドに、そのまま仰向けの状態でそっと降ろす。そしてラムリアの上へのしかかるように覆い被さった。

「……なら私もアルスさんの顔見ていたいです」
「ん〜、駄目♪ そういう『ぷれい』だから? 我慢してね」
「は〜い……」
「代わりに、ん……」
「ん!? ……んぅ」

 そっとアルスは不満そうなラムリアの唇に自らの唇を重ねる。布で隠されたラムリアの瞼が一瞬驚いたように動き、
小さく声を上げるが、すぐに惚けた声で少年の唇を受け入れた。
0485ラム酒の人2015/01/04(日) 01:30:09.77ID:e4INV0fK
「ちゅ……んふぅ、んちゅ、しゃぷ」
「くちゅ、ちゅ、ちゅ……んんぅ、れろ、じゅぷ」

 ラムリアの口内へにゅるりと温かい舌が侵入していく。
 負けじとラムリアも小さな舌を突き出し、蛇のようにアルスの舌と絡めていく。
 じゅぷじゅぷ、と粘着質な音を出し、互いが互いの舌を舐めあって、舌がとろけて一つになってしまうような錯覚さえあった。

「ちゅぶ、じゅるる……ぷはぁ……ふふふ、顔見れないなら、いっぱいくっつこうね♪」
「ふぁ、はいぃ……」

 だらしなく涎を口の端から垂れ流すラムリア。そんな少女へ愛情をたっぷりと込めた可愛らしい笑みを浮かべながら
アルスは己の陰茎を恋人の秘所にあてがう。

「それじゃ、行くよ……」
「はい……ん、ぁ……ああぁああああぁぁああっ!?」
「くっ……ん」

 ゆっくりとラムリアの秘部にアルスの肉棒が侵入していく。
 この夜だけでも既に何度も挿入され、アルスの精液と自身の愛蜜でたっぷりと濡れているにも
関わらず、少女の小さな膣内は少年の肉棒を二度と離さないとばかりにきつく締め上げた。
 求められているようで喜びの感情を覚えつつもアルスはラムリアに痛みを与えないように、
慎重にゆっくりと少女の最奥まで己の分身を進めて行く。

「は、あ、ああぁ……ひぅあ!!」
「あは、奥までいったね……」

 恍惚とした表情で自らの膣肉を抉るように侵入していく快感を味わっていたラムリアは、
子宮口へ届いた刺激に悲鳴のような嬌声を上げる。

「あ、んぅぅ……き、気持ちいいです、アルスさぁん」
「えへへ……じゃあ動かすね」
「は、い……んはああぁ!! あ、くひぃ!」

 慎重に奥まで進めてきた挿入時とは真逆に勢い良く肉棒を後退させる。
 予想していなかった強い刺激にラムリアは今度こそ悲鳴を上げるが、構わずアルスは、
腰をスライドさせて膣内をぐちゃぐちゃにかき回す。

「んぅっ! きゃうぅ、 あ、あ、ふあああああぁぁあぁあ!!」
「あは、ラムリア、気持ちよさそう……ん……ボクも、気持ち、いいよ」
「あっは、アルス、さんも? んあぁ! よ、かった、あ、あ、ぁああっ!」

 快感に震えながらアルスの言葉を聞いて、ラムリアは喘ぎつつ笑みを浮かべた。
 自分と一緒に愛するアルスが気持ちよくなっていることが堪らなく嬉しいのだ。
 一方アルスは口元に笑みを浮かべつつも、先程の交わりで射精していないため。すぐにでも果ててしまいそう
で内心焦っていた。
 幼いながらも男としてのプライドは高いようで、結合した状態で少女より先に果てるのは断固として拒否したかった。
 先程少女に自分より先に絶頂した事を責めていたが、勿論本心は異なる。寧ろ愛するラムリアが自分の手で
気持ちよくなっていると思うだけで喜びで胸いっぱいになりそうなのだ。
 自分が絶頂するときは、ラムリアと一緒であるか、ラムリアが果てた後、それがアルスの掟とも言うべきプライドである。
0486ラム酒の人2015/01/04(日) 01:33:31.83ID:e4INV0fK
「ひ、あぁっ! 激し……くあぁあああああぁぁ!!?」
「くぅっ……」

 果ててしまいそうなアルスがとった手は一か八か、腰を先程よりも強く、速く動かして、少女をより激しく責め立て、
早めに絶頂へ導こうとするものであった。当然自身にもより強い快感が降りかかる。理性が吹き飛び、すぐにでも雄の
本能のままに少女の最奥へ子種を吐き出してしまいたくなるが、鋼の精神力でアルスは耐える。

「あぐぁ! ら、めぇ、ひぎぃ! も、とゆっく……あ、はああぁぁっ!!

 膣肉を蹂躙し、膣奥をガンガン突かれ、子宮を揺らされる。しかも決して力任せに腰を振るだけでなく、
突き入れる角度や、タイミングを徐々に変化させながらラムリアの弱い箇所を器用にアルスは刺激した。
 少年が腰を少女の腰に打ち付けるたびに肉と肉がぶつかり合う音と、泡立つような水音がほの暗い部屋に響いた。
 挿入してからどれほどの時間が経っただろうか、互いを貪り合うように快感を覚える二人は、
時間の感覚が分からない。それでもお互い限界は確実に近づいていった。

「う、あああっ! ひぃ! ぐぅぅ!」

 ビクビクと震えるラムリアの様子を見て、限界が近いと悟ったアルスはさらに腰の動きを激しくする。

「んあああぁ! もう、らめ、れふぅ! いぐ! いきますぅぅ!」
「あ、く……ボクも、限界……出すよ! ラムリア!」
「あ、あ、っああああぁぁああああああぁあああああぁ!!」

 声に無限大の愛しさを込め、アルスは最後に勢い良く体重を掛けて少女の奥に肉棒を突き入れる。その刺激が引き金となり、
ラムリアの理性も崩壊し、津波のように襲い掛かる快楽に身をゆだね、絶頂へと昇りあがる。
 体を弓なりに反らし高く高く声を上げるラムリア。そんな少女を愛しく想い、思わずアルスは優しくも
力強く抱きしめて、ラムリアの奥に熱く白い欲望を解き放った。

「あ、はああ……出てるぅ、いっぱい」

 ビクビクと震えながら胎内に広がる温かく、ドロリとした感覚に、うっとりした口調で話すラムリア。

「ん、ラムリア……ふふふ」
「きゃ、んぅ……アルスさぁん……」
  
 紅く染めた頬で、微笑を浮かべながらアルスはラムリアの胸に手を伸ばし、優しく撫でるように揉み始める。
 子猫のように甘える声で少年の名前を呼ぶラムリア。しかし次の瞬間、ラムリアの蕩けた顔が凍りついたものに変わった。

「あ、あ、アルス……さん? んぁ!」
「ん、なぁに?」
「ぁ、んぅ……また、大きくなって、ま、ませんか?」
「んぅ? ふふふ」

 自分の膣内で大きくなる少年の肉棒に震えた声で話すラムリアに、アルスは不敵な笑みで返し――
0487ラム酒の人2015/01/04(日) 01:35:49.97ID:e4INV0fK
「きゃ、ああぁっ!?」

 再び少女の奥に肉棒を突き入れた。

「や、あぁ! アルスさ、私、イったばかりぃ! んぁ、あぁああ!」
「え〜、だって『smぷれい』なんだから、手加減しちゃ駄目だよね」

 先程の優しい声とは異なり再び冷たい声で言いながらグリグリと膣奥をこじ開けるように刺激する。

「あ、あぁん、くぅ、ひゃあ!? ち、乳首だめぇ! 胸いじっちゃ、やあぁぁ!!」

 絶頂してただでさえ感度が高い身体が更に敏感になった状態で、膣肉をかき混ぜられ、弱点の胸を弄ばれ悲鳴を上げる。
強烈な快感から逃れようと無意識に手足を動かすも、縛られた状態であるためラムリアには、なす術がない。

「んひぃぃ! うぐぁ! あ、あ、がぁあああああぁああぁ!」


 だらだらと涎を垂らしながら快楽に獣のような嬌声を上げるラムリア。先程の余韻を引きずり、
すでに軽い絶頂状態になっている。

「あは、ラムリアまたイっちゃいそうなの? 良いんだよ? 今度はイっても途中で止めたりしないから、
 何度でもイかせてあげる!」

 嗜虐的な笑みを浮かべながら、手加減なく、すでに自分の精液で白く染まっている子宮を貪欲にアルスは突き続ける。
 そんな少年の怒涛の責めにラムリアが耐え切れるはずもなく――

「んほぁあああ、ら、だ、こわれ、あぁ、あ……ああぁぁあぁあああああっ!!!!」

 ガクガクと震え、舌を突き伸ばしながら再び果ててしまった。

「あ、ああぁ……あ、あ」

 果てた後、突然がくりとラムリアの体から力が抜けてしまった。半分気を失っているような状態なのだろう。
壊れた蓄音機のように嬌声を上げ、ラムリアは絶頂の余韻に浸っていた。
 そんな少女を満足そうにアルスは眺めた後、目隠しを取ってやる。
 普段は優しげで眠そうに垂れた翠色の瞳はグリンと上を向き、白目の部分が多くなってしまっている。
口からはだらしなく舌が突き出たままだ。
 アルヴァーナ1の美少女と言っても過言はないラムリアの美貌が台無しになってしまっていた。

(ラムリア……可愛いぃ!)

 しかしアルスはぐしゃぐしゃになったラムリアの顔を見て愛しさをいっそう募らせたようだ。ペロペロと
汗や唾液などの為汁まみれになったラムリアの顔を舐めはじめた。もしここに他の誰かがいたらドン引きされる
どころではすまないだろう。もっとも幼い子供同士で交わっている時点で倫理的にアウトであるが。
0488ラム酒の人2015/01/04(日) 01:37:46.78ID:e4INV0fK
「ん、あ……アルス、さん?」

 兎にも角にもアルスがラムリアの突き出た舌をぺろりと舐めた時点で、ようやくラムリアの意識も回復する。
ぼんやりと不思議そうな顔で少年の顔を見つめる。
 少女の覚醒を確認したアルスはにっこりと微笑み、少女の耳元へ唇を寄せた。

「ふぅ、ん……くすぐったい……」
「ねぇラムリア……これで終わりだと思わないよね?」
「え?…………えぇ!?」

 少年の息に敏感な身体が反応してしまい、更にぼんやりとしたラムリアの頭は少年の言っていることが一瞬理解できなかった。
 だが、数秒後、当然驚愕の声を上げる。

「え? 嘘? もしかして……まだ」
「当然でしょ、だってラムリアから酷いことしてほしいって言ったじゃない」
「あの、いえ確かに言いましたけど、でも……ふぁ」

 戸惑うラムリアの胸に、アルスはそっと手を伸ばし再び愛撫を始める。

「ん、あ……アルスさぁん……」
「ね? まだまだ足りないでしょ? ……だからもっともっと酷いことしてあげる。もっともっと沢山愛してあげる。
『ボクのラムリア』」

 最後の言葉を特に強く愛情を込めてアルスは言う。
 少年の言葉にびくりと震えたラムリアは――

「はい……私のアルスさん……私のご主人様……もっともっと酷いことして、た〜くさん愛してください……」

 恍惚とした表情で少年を受け入れた。
 幼い二人の熱い夜は――まだまだ長引きそうである。











fin
0489ラム酒の人2015/01/04(日) 01:39:26.06ID:e4INV0fK
蛇足……









 頭を抱える。


 ああ、なんてこと、なんてことを。



 なんで……なんで。
0490ラム酒の人2015/01/04(日) 01:41:40.78ID:e4INV0fK
「なんでラムリアの誕生日にラムリアに『SMぷれい』しなきゃなんないのさああああ!!」


 アルスは力なく慟哭していた。つまりは今回のSMプレイは決して彼本人の意向ではなかったということだろう。

「はぁぁ、とっても素敵でしたアルスさん……いえ、ご主人様♪」
「やめてラムリア、本当にやめて」

 うっとりと、頬に手を当て呟くように言ったラムリア。アルスは泣きそうである。

「大体ラムリア何で誕生日に『SMぷれい』してほしいなんて頼むのさ! おかしいでしょ」
「ふふふ、でも誕生日じゃなければこういうお願いできませんし、普段のアルスさんなら断っていたでしょ?」
「当たり前だよ、大体恋人苛めるみたいな真似して、喜ぶなんて……変態みたいで嫌でしょ普通!」
「私はアルスさんになら苛められたいですけど……というかノリノリだったじゃないですか」
「う、うぅ〜……ラムリアのヘンタイぃ〜」
(はあぁ、涙目になってるアルスさん可愛い……それにしてもいつも自分から『SMぷれい』
 みたいなことしてきてくれるのに、私から言われてやるのは戸惑うなんて……アルスさん
やっぱり自分のこと良く分かっていないのかな?)
「う〜……ラムリアみたいな女の子『まぞひすと』って言うんだよ」
「う〜ん、恐らくそうなのでしょうね、苛められるの嬉しいですし……勿論アルスさんだけにですが♪」
「ぐ…………」

 キャッと喜びながらマゾヒストである事を肯定されて言葉に詰まるアルス。

(ラムリアが『まぞひすと』で、つまり相性の良いボクは……い、いやそんなことない、大好きな女の子苛めて
喜ぶような『さでぃすと』なんかじゃ……そんな変態じゃない)

 ぶつぶつと呟きながら頭を抱えるアルス。いい加減認めてしまえば良いのにと苦笑しながらラムリアは口を開いた。

「アルスさんは……私みたいな『まぞひすと』は嫌ですか? 愛してくれませんか」
「え……いや、そんなことあるわけないよ! どんなラムリアでも愛してる!」
「じゃあ、良いじゃないですか」
「う、う〜……そう、かな?」
「そうです♪ それに、私もどんなアルスさんでも愛していますから」

 にっこりと素敵な笑顔を浮かべるラムリアを見て、アルスは今度こそ何も言えなくなった。
 なんとなく自分は将来彼女の尻に引かれることになるんだろうな、いや今もか、とアルスは考え思考を放棄する。
 そして、伝えるべき言葉をまだ言っていないことを思い出し、口を開いた。

「ラムリア」
「? なんですかアルスさん」





  「誕生日おめでとう♪」
0491ラム酒の人2015/01/04(日) 01:49:48.81ID:e4INV0fK
以上で終了です。
何で誕生日? と思うかもしれませんが、実はこのss12月27日、つまり冬の27日、つまりラムリアの
誕生日記念として書かせていただいたものであります。今更感半端ありませんが諸事情によりこちらでは
27日に投稿できなかったので、深くお詫びします。

ちなみに題名は「アルコール高めのラム酒ソフトsm番外編」です。まんまです。
最後に今までのss渋にも投稿してありますので。よろしければそちらでもどうぞ。
0493ラム酒の人2015/01/05(月) 00:09:25.56ID:4zVpSk7R
渋のは作品名検索すれば普通に出てくると思います。申し訳ありません書き忘れました。
0495名無しさん@ピンキー2015/02/07(土) 17:19:29.37ID:+Bm0jI0k
おお!ラム酒の人か!!久しぶり久しぶり!!!相変わらず見事な御手前!!!!乙でした!!!!!

貴殿のSSのオカゲでアルスとラムリア好きになったのよ懐かしいな〜
嗚呼、時間の流れを感じるねえ
0497名無しさん@ピンキー2015/02/16(月) 13:06:38.14ID:xnASHhr0
乙!
0498名無しさん@ピンキー2015/03/30(月) 04:57:50.42ID:LLKU6r56
優しい世界。
0499名無しさん@ピンキー2015/06/26(金) 06:58:28.69ID:69ygahhz
ラム酒イイぞ〜
0502名無しさん@ピンキー2015/09/12(土) 10:14:59.43ID:EOKGH+pL
久しぶりにルンファク4やってやっと結婚出来たわ
初夜話とか誰か書いてくれないかな
0506名無しさん@ピンキー2016/02/22(月) 12:29:06.55ID:mPLDPzCO
んだか?
0508名無しさん@ピンキー2016/03/03(木) 09:24:29.39ID:sPCUsvqs
リコ・・・・・・・・・・・・・
0510ラム酒の人2016/06/06(月) 00:43:50.75ID:9pToKwwA
久しぶりに投稿させていただきます。いつものアルス×ラムリアです。止まったら規制されたと思ってください。


 
 アルヴァーナ町外れにある小さな針葉樹林。
 蒼穹に向けて高く聳え立つ木々は、優しく吹く柔らかな風に身を任せて、そよそよと葉を囁かせる。

「ラムリアー、こっちこっち」
「アルスさん、もうちょっとゆっくり〜!」

 特別変わった物がある場所ではない、珍しい素材や日々の生活の中で使われる薬草や山菜等が採れるわけでもない為、人間や大型の獣も近づく用事もない。
更に、はじまりの森からモンスターを召喚するゲートが開く場所でもないので、モンスターすら出現しない。
 そんな辺鄙といえばあまりに辺鄙な場所。そのような所に幼い二人の子供の声が響いていた。

「はぁ、はぁ……見せたい場所って一体どのような場所なのですか?」
「えへへー、着くまで秘密!」
「えー、気になるなぁ……」

 少女の手を取り、歩幅を小さくした赤毛の少年――アルスは悪戯っ子のような笑みに愛嬌をたっぷりと乗せて少女へと向ける。
 対する少女――ラムリア・レムナンド・ヴィヴィアージュは不満げに頬を膨らませた。
 一歩一歩足を進める度に、少女の一本一本翡翠で結ったかのような、淡い翠色の髪の毛がサラサラと揺れる。

「ふふ、とっても良い所だから期待しててね、もうすぐ着くよ」
「はあ……この先にそのような場所があったのですか?」
「あったというか作ったというか……はい、とーちゃく!」
「え?」

 ラムリアが疑問を口にした直後、呆気なく目的地に到着したようだ。
 予想出来なかったラムリアの唇がぽかーんと可愛らしい円を描く。

「もう着いたんですか? でもここ……何もない?」

 気を取り直してキョロキョロと周りを見回すも、特に変わったものは見当たらなかった。
 強いて先程までの景色と違うところがあるとすれば、大人の身長より少し大きいサイズの岩が幾つかある程度だ。

「ちょっと危ないから後ろに下がってて」
「……? はい」

 疑問に思うラムリアを横目にハンマーを取り出し、岩が立ち並ぶ中心付近にアルスは移動した。
 少年の言葉を聞き、素直に後ろへ下がるラムリアの目には、ハンマーを構えてルーンを込めるアルスの姿が映った。
 眩く、それでいてどこか優しさを感じられる球状の光がアルスの手元からハンマーを包んでいき、徐々に大きくなっていった。そして、アルスの体を包むほどの大きさになった瞬間、ハンマーが振り下ろされた。

「せい!」

 轟音が大地を揺らす。
0511ラム酒の人2016/06/06(月) 00:46:26.55ID:9pToKwwA
「きゃ!?」

 思わずラムリアは目と耳を塞ぐ。凄まじい衝撃音の割には、砕かれたであろう岩の欠片や衝撃が自分を襲わないことに疑問を覚えるが、アルスが自分を危険に晒すような事をする筈がないのだからとラムリアは自己完結した。

「ラムリア、もう目を開けて良いよ」
「……ん、わぁ」

 耳を塞いでいたので、ぼんやりとしか少年の声は聞こえなかったのだが、優しく叩かれた肩の感触に、ゆっくりと瞼を開く。そこには先程まで乱雑していた大岩が、一つだけを残して綺麗さっぱりと消えてなくなっている光景が広がっていた。

「ふふふ……ほら、あれが目的でここまで来たんだ」

 思わず感嘆の声を上げる少女に微笑みながら、アルスは一つだけ残った大岩に指を差す。
 その大岩には、ぽっかりと口のように開いた黒い穴が空いていた。岩の模様を見ると、どことなく顔のようにも見える。

「これは……もしかして畑ダンジョン、ですか?」

 ラムリアの目が丸く見開く。文献でしか見た事のない代物が目の前にあるのだ。好奇心が胸の内でムクムクと膨れ上がって行くのが自分でも分かった。

「初めて見ました……! 確かこれって中にダンジョンが広がっているんですよね! うわあ、凄いなぁ……!」

 目を輝かせるラムリア。彼女の言葉通り畑ダンジョンとはアースマイトが特殊な種を用いて育てた、内部にダンジョンが広がる洞窟のような作物(?)である。正気を疑う、若しくはふざけているとしか思えない代物だが実際に存在しているのだから仕方がない。

「ふふふー、凄いでしょー……でもこれ、畑ダンジョンじゃないんだ」
「え」

 愛らしく興奮していた少女の顔がピキリと固まる。少年の方を振り向くと悪戯が成功したような笑みを浮かべていた。
 確かによく見ると文献で見たイラストとは顔のような模様が一部異なっていた。目に当たる部分がまるでハートのような形になっている。

「一緒に中に入ろうよ、そうすれば分かるよ」
「……はぁ」

 意気揚々と笑いながら洞窟に入っていくアルスに、ラムリアは溜め息を吐きながら付いて行った。

「きゃ!?」

 真っ暗な穴の内部に入って数歩程歩くと、地震のような、いや空間そのものが揺らぐような奇妙な感覚を覚える。
 体のバランスを崩し、堪らずラムリアは目の前の少年の肩に抱きつくように掴まる。次の瞬間、光が少女のエメラルドの瞳に飛び込んできた。

「うぅ……」

 眩しさゆえ、思わずラムリアは目を閉じる。

「……? はあぁ!?」

 ゆっくりと徐々に瞼を開いていくラムリア。しかし瞼の隙間から見えた光景に驚愕した瞳は、限界まで開かれる事になった。
0512ラム酒の人2016/06/06(月) 00:47:53.59ID:9pToKwwA
「な、な、な、何これーー!?」
「ふっふっふー、凄いでしょ!」

 鼻高々に自慢するアルスの隣で、驚きのあまり普段のおっとりした声とかけ離れた叫び声を上げるラムリア。
 まず目に入った物は自分の部屋のベッドよりも大きくて豪奢な屋根付きのベッドである。
 何故洞窟の中にベッドがあるのか、困惑しながら周りを見渡すと、自分達がいる場所がどこかの部屋の中であると気が付いた。

「何で、畑ダンジョンの中に……こんな」

 落ち着いて室内を見回すと、机や椅子等の家具も一式揃えられていた。何故かレコードやモコモコのぬいぐるみまである。
 摩訶不思議な状況に頭がクラクラしてきたラムリアは机に手をかけて体を支える。
0513名無しさん@ピンキー2016/06/06(月) 00:50:51.41ID:9pToKwwA
(あ、この机相当良い仕事してますね……椅子も、というかカーペットも壁も物凄い豪華)

 余計に頭が混乱する結果になった。下手するとお嬢様である自分の部屋以上に豪華な部屋が畑ダンジョンの中にある事実に妙に敗北感すら覚える。
 頭を抑えながらアルスの方に顔を向けると、悪戯が成功したような笑みをニヤニヤと浮かべていた。溜め息が出た。

「はぁ、それでこの場所は一体何なのですか?」
「えっとねー、ラブホテル? いや一室だからラブモーテルっていうのかな?」
「は?」
「名前を付けるなら畑ラブモーテル? 畑ラブホテル? かなぁ……あっ、シャワーもちゃんとあるよ! お風呂も」
「あの……そのようなこと聞きたいのではなくて、どうして畑ダンジョンの中に部屋があるのですか?」
「品種改良」
「……いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!?」

 呆気なく言い放った少年の言葉に、ラムリアは顔と右手を残像が出来る程の凄まじい勢いで振りまくる。

「おかしいですわ! 何で品種改良出来るんですか!? 何で品種改良したら部屋が出来るんですか!? 何で滅茶苦茶豪華なんですか!?」
「ボク一応農家……アースマイトだし品種改良の知識くらいあるよ。魔法と錬金術と薬学使った。畑の作物の中に何層もある広ーいダンジョンが作れるなら寧ろ部屋を
作るのは楽だったかな。畑ダンジョンはレベルが上がるとモンスターが強くなったり出てくる宝箱が豪華になったりするけど
畑ラブモーテルは部屋自体が豪華になるみたい、レベル1だとそれこそ掘っ立て小屋みたいだった。レベル10までにするのに時間かかっちゃったよ。
大変だったけどラムリアには立派な作物見せたくてさ♪」
「あああぁぁ!? 全部答えられたあぁぁ!?」

 今度こそ頭を抱えるラムリア。混乱の極みであった。
 質問されたから答えたのにと唇を尖らせるアルス。身勝手である。

「それでここに来た理由は……」

 数分経ち、何とか正常な思考に戻ったラムリアはアルスに問いかける。正常な思考と言うよりは、開き直ったと言った方が正しい。
 顔を赤くしながら、先程とは打って変わって、どことなく嬉しそうな笑みを浮かべるラムリア。

「うん、勿論!」
「や、やっぱりそうなんですね……いえもう畑ラブモーテルなんて名前からしてアレですけど……ま、まあ嫌なわけじゃないですし寧ろ私としても歓迎と言うかその」
「ここで勉強しようと思って」
「私としても人目を気にせず気兼ねなくアルスさんとそういうことが出来る場所はありがた……って、えええぇ!?」
0514名無しさん@ピンキー2016/06/06(月) 00:52:02.64ID:9pToKwwA
 少年とは数え切れないほど、行為を致している筈なのに、口に出すと恥ずかしいのか小さな声で話すラムリアにアルスは首を傾げながら、さも当然のように言った。
 この二人は、学校の授業が終わってすぐに来たのだ。当然宿題はまだである。

「やる事はやらなきゃ、ね?」
「でも、うぅ……はぁ、分かりました」

 父親であるカイルが失踪してしまい、仕事をしなければ生きていけなかった環境で育ったためか、アルスは幼いながらもとても仕事熱心である。そのせいか勉強も手を抜かず真面目に行うが、子供ながらにワーカーホリック気味なところがある。
 ワーカーホリックなところは行き過ぎだと思うが、それでもアルスのしっかりとした部分は好感が持てる。それでも、なんだか納得できないラムリアであった。

(突拍子もない時にケダモノになる時もあるのにな……でも理性的なアルスさんも素敵)

 呆れながらも惚気る事は忘れなかった。


               ◆







 ザアザアと心地良い温水が流れ、少女の体を清めていく。

(まさかバスルームまであるなんて……しかも凄い豪華)

 再び襲ってきた敗北感に浸りながらシャワーノズルを手繰り、体に付いた泡を洗い流す。
 浴室から出てバスタオルで体を拭き、ゼークス帝国製のドライヤーで髪を乾かす。そして新しいバスタオルを身に纏い、アルスの元へ向かう。

(そういえばアルスさんが作ってくれたドライヤーは凄かったな……)

 以前アルスは、温風を出すゼークス帝国製ドライヤーにインスピレーションを受けたと言い放った後、鍛冶場に直行して火の結晶と風の結晶を使った
魔導式ドライヤーを作った事があった。見た目は小型の杖だったが、発せられる温風は確かなものだった。凄すぎてドライヤーというより小型の火炎放射器と
言ったほうが適切ではあったが。

(結局アレは使えなかったけどお父様が喜んでいたから良かった、のかな?)

 商売意欲溢れた父の目の光を思い出しクスリと笑う。

「ふーん、ふふー♪ あ、おかえり」
 
 先にシャワーを浴び終えていたアルスは、腰にタオルを巻き付けただけの姿でベッドで寝転がりながら教科書を読んでいた。
 勉強を終えて、さあこれから、という時でもアルスはいつも通りリラックスしている。
0515名無しさん@ピンキー2016/06/06(月) 00:52:54.75ID:9pToKwwA
「さっぱりしました〜」

 ベッドに上りながらラムリアは微笑む。隣に腰を下ろすと、アルスも上半身を起き上がらせる。

「良かったでしょ、休憩にも使えそう」
「便利すぎて色々問題も多そうですけど……どうしてキッチンまであるんですか」
「……作物って凄いよね」
「こっち見て答えてください」

 ラムリアのじっとりした横目から視線を逸らすアルス。

「そんなことより……えい!」
「きゃあ!?」

 誤魔化すようにラムリアを押し倒すアルス。
 いきなり(それでいて優しく)押し倒されたラムリアの唇から可愛らしい悲鳴が零れた。
 そんな彼女にアルスはお構いなしと言わんばかりに、覆い被さる。

「ふふふー♪ ラムリアぁ……」
「う、うぅ……アルスさぁん……」

 甘ったるい声で互いの名を呼び合う二人。幼い二人の見詰め合う瞳に淫靡な光が宿り始めていた。

「ん、ぅ」

 合図もなく、アルスの手が少女の真珠のように白い肌に触れた。
 首筋に指をゆっくりと這わせていく。

「あ……」

 指の位置がラムリアの胸元へと、ゆっくり下降していく。そのまま少女の体を隠していたタオルを掴み、壊れ物を扱うかのように優しく開いていった。

「うぅ……」
「……ラムリア……綺麗」
「……っ!!」

 ラムリアの白く柔らかな裸体を見てポツリと呟いたアルスの言葉に、瞬時に羞恥心の沸点を超えたラムリアは、両手で胸と陰部を覆い隠した。
 そんな少女の反応を見てアルスはクスクス笑う。目の前の少女が愛しくて愛しくて堪らないのだ。

「ラムリア……」
「アルスさ、ぅむ……」

 少女の言葉を少年の唇が塞ぐ。柔らかい唇と唇の重なり合い。数秒と時間が流れ、いつしか粘ついた水音が生まれていく。

「ちゅ、んじゅ、れろ」
「んっ、んんぅ……ちゅ、むぁ」

 絡み合う舌と舌。お互い相手の舌の熱を感じ合い、一層興奮を募らせていく幼い二人。
 アルスの舌がラムリアの歯茎をなぞり、くすぐったさから嬌声が漏れる。負けずとラムリアも自分の舌をアルスの舌に巻きつくように絡めさせる。
 ぴちゃぴちゃ、にちゃにちゃ。二匹の小さな赤い蛇が絡み合う。
0516名無しさん@ピンキー2016/06/06(月) 00:56:11.34ID:9pToKwwA
 ノートと参考書を取り出したアルスに、ラムリアは熱く赤らめていた頬を一瞬で冷まして、驚愕の叫びを上げた。

「え? あの? え? ……あの、その……え、エッチなことをするんじゃ……?」
「え? でもボク達今日の分の宿題も予習もしてないよ?」

↑ 申し訳ありません、513と514の間に上の文章を入れて呼んでください


「ん、ん……んぅ!」

 アルスの右手が少女の右腕をそっとずらし、現れた未熟な果実を優しく愛撫し始めた。

「ん、ふぅぅ……ちゅ、ちゅ」

 むにゅむにゅ、と未熟だが歳の割には発育の良い乳房が少年の器用な手によって形を変えられていく。
 口内に生じる快感とは別の感触に、ラムリアの頭に桃色の霧がかかっていく。
 
「ぷはっ……ふふ、ラムリアとろーんって顔してる」

 ラムリアから自分の唇を離したアルスは、交じり合った互いの唾液が橋を繋いでいるにも関わらず、囁くように話す。

「はぁ、はぁ、だって、気持ち、良いんだもん……んうぅ!」
「ここも元気になるくらいに、ね」
「ひゃ、あ、うぅん、あ、アルスさん、んいぃ! 意地悪で、す」

 強めに、しかし痛みを与えない程度の力で、少女の乳首が摘まれる。既にツンと自己主張していたピンク色の果実をくにくにと遊ぶように弄繰り回す。
 自分の性感帯の中でも弱い胸、尚更弱い乳首を責められ、身をくねらせながら快感に悶えるラムリア。

「あ、あ、うん……ひゃあ!?」

 突如下半身に生まれた電撃のような快感。視線を下に向けると、アルスの手がラムリアの陰部に触れていた。

「あは、ここ、もう濡れてるね」
「ん、んぅぅ、だ、だってぇ……」

 なぞる様に柔らかい陰部を愛撫するアルス。

「はぁ、はぁ、はぁ、はあ!」

 膣内に進入して来た少年の指。アースマイトの器用さを遺憾なく発揮する。くちゅくちゅと掻き回される期に舌を突き出して、快感を堪えるラムリア。
そんな少女を嘲笑うかのようにアルスは、今までの経験から知り尽くしたラムリアの弱い部分をアースマイト特有の器用さで責め立てる。
 くちゅくちゅ、と淫猥な音が生まれ、同時にラムリアの嬌声が空気を震わせる。
0517ラム酒の人2016/06/06(月) 00:58:08.75ID:9pToKwwA
「ふふふ、ちょっと弄ってるだけなのに、ラムリアとっても気持良さそう」

 何時もの優しい笑みとは異なる、どこか冷たさの混じった淫靡な笑顔でアルスは言った。

「ひゃ!? ああぁん! はあ、はあ、くぅぅ! ア、アルスさ……」

 ちょっと、と言いつつグリグリと膣肉を指で抉るように、それでいて痛む事がないように優しく刺激する。

「んうぅぅ! あ、まっ……待ってください」
「ん? どうしたの?」

 はっきりとした少女の言葉に愛撫が止まる。喘ぎながら制止を求める声だったら、嫌よ嫌よも好きの内と解釈して、そのまま続行していた。
だが湧き上がる快感を我慢してまで何かを伝えようとしている愛する少女の声を自分本位で無視するほど、アルスの想いは浅くはない。子供らしからぬ精神性である。

「あの、私ばっかり気持ちよくなって、申し訳ないというか……」
「え〜? 別に気にしなくてもいいのに、ボクはラムリアに気持ち良くなってもらえると嬉しいし」
「でも、それだと私の気が済みませんわ、それに私だってアルスさんに気持ち良くなってもらいたいのですわ」
「うーん……」

 困ったようにアルスは笑う。基本的に二人が体を重ねるときは、アルスが攻めることが殆どである。ラムリアが自発的に行うことも少なくはないのだが、
それでもアルスが主体的に行うことが多いため、戸惑ってしまっているようだ。
 内心は嬉しい。物凄く嬉しいのだが、精神がS側に入りかけているアルスは攻めを中断して収まる事に若干の抵抗があった。勿論少女の気持ちは尊重したいのだが。

「あ、そうだ!」
「アルスさん?」

 困惑する少女を尻目に、アルスはベッド上を四つん這いで移動して、枕側に頭を向けるラムリアと対照的に、ベッドの足側に頭を向けて側臥位の体勢になった。

「ラムリアも横向いて〜」
「え、っと……もしかして」
「うん! 一緒に気持ち良くし合おう」
「は、はい」

 ニコニコと言ってのけるアルスの言葉にラムリアは健気に応じる。体の位置は反対の状態で寝転がり、少年と同じ体勢になる。
 互いの顔の前に性器が見え、愛撫し合う。所謂シックスナインと呼ばれる体勢である。

「えへへ……何だかドキドキするね」
「うぅ、私はドキドキしっぱなしです……」

 普段あまりしない体位での愛撫に緊張する二人。
 しゅるり、とアルスの腰に巻かれたタオルが外され、少女の目前に愛する少年の分身が現れる。

「……興奮してくれてるんですね、嬉しいですわ」
0518ラム酒の人2016/06/06(月) 09:57:54.30ID:9pToKwwA
「あはは……当たり前だよ。ラムリアのこと大好きだもん」

 顔を赤らめ、恥ずかしげに言うラムリアに、アルスも同じように顔を赤らめる。

「ん……」

 どちらともなく、相手の性器に顔を近づける。唇の柔らかい感触が幼い秘所に口付けられた。

「ちゅ、ちゅ、れろ……んちゅ……ンぅ!」

 啄ばむ様に少年の分身に唇を押し付け、小さく舐めると、負けじとばかりにラムリアの下半身に快感が走る。 

「ん、くぅ、ちゅぱ……ひぃん!」
「んちゅ、ん、れろ、あむ……ちゅぷ……ん」

 空間に響く、水音。あどけなく、幼い『女』と『男』の淫靡な声。
 ラムリアは小さな舌を小刻みに動かし、亀頭部を集中して舐め回す。
舌での愛撫を覚えた頃とは比べ物にならない程巧みな舌使いになったラムリア。少女の舌によって生じる強烈な快感に、声を上げないようにグッと堪えるアルス。可愛らしい顔をしているが男としてのプライドは非常に高いのだ。

「ぷぁっ! ……んぁ、うくぅ!……ア、ルス、さぁん……ふぁあ!」
「じゅる、ぺちゃ、ちゅぱ……んぁ……ふふ、ラムリア」

 与えられる快楽に、美しく愛らしい顔を蕩けさせるラムリアは、誰よりも愛しいアルスの優しさとサディスティックな感情が入り混じる矛盾した声に体と心を震わせる。

「ちゅぱ、じゅるる、くちゅ……あは、舌止まってるよ? ラムリア」
「あんぅ、だ、だってぇ……ふあぁぁ」

 何よりも愛する少女のよがる声に、桃色に染まる柔らかい肌から唇を離し悪戯な笑みを浮かべて話しかける。
 もしも少年が少女の甘く蕩けた顔を見ていたら、迷わず口付けをして、口内を激しく、それでいて優しく蹂躙していただろう。
 もしも少女が少年の色気漂う嗜虐心に満ちた顔を見ていたら、自らの内に宿る熱い欲望に抗いきれず、羞恥をかなぐり捨て、淫靡な言葉を自ら発し、
さらなる快楽を無心していただろう。
 しかし、今はお互いに顔も見えず、相手の秘部を夢中になって愛撫している。声だけが互いの興奮を更に高め合わせていた。

「ちゅ、ちゅ……ふふふ、ラムリアもう限界?」
「ふぁ、ああ、しょ、そんな、ことわ、ぁあぁああ!?」

 自分から問いかけた筈なのに、反論は許さないとばかりに、呂律が回らなくなり始めたラムリアへ更なる追撃をかけるアルス。少女の小さい秘部を指で開き、
甘い悲鳴を無視しながら陰核に舌を伸ばす。舌先でクニクニと刺激する度にラムリアの声が更に高くなる。舌先を器用に動かし、包皮を剥いていく。
 アルスの目の前に現れる既に硬くなっている果実。容赦なく、それでいて器用に舐め、むしゃぶりつくように刺激していく。

「が、ひぃぃ! あ、か、あぁ、あああああぁああぁ!!」

 幼い少女には強すぎる刺激に、びくびくと体を震わせ、アルスによって与えられる快楽に敏感なラムリアは獣のように悲鳴を上げる。
0519ラム酒の人2016/06/06(月) 09:58:49.05ID:9pToKwwA
「んちゅ、ちゅぱ、じゅるる……ふふふ、ラムリア感じすぎだよ」
「は、は、ひうぅ! んぅぅ!!」

 口を離しても、手による愛撫を止めないアルス。ニコニコと言い放つ様子は正に鬼畜である。

「ひゅ、ふあぁぁあ! も、だ、めです……」

 一方ラムリアには限界が近づいていた。アルスの尋常でない程器用な愛撫に寧ろ良く持った方だというべきか、虚ろな瞳で言った後体を大きく震わせた。

「――――っ! っ〜〜〜〜!!!」

 ブルブルと体を震わせて、声無き声を上げるラムリア。
 全身を貫く快感に、目尻涙を浮かばせた。

「ふふ、ラムリア……イっちゃった?」
「はぁ……はぁ……ふぁ、いぃ」

 愉悦の混じったアルスの言葉に大して、息も絶え絶えのラムリア。

「はぁ、はぁ……むぅ〜、アルスさんはズルイですわ」
「え、なんで〜?」
「だってアルスさんの方が上手なのに、一緒にやったら私が先に気持ち良くなっちゃうじゃないですか!」
「い、嫌だった?」
「嫌って事はありえませんけど! でも不公平です! 結局何時もと変わらないじゃないですか!」

 息を整えて捲くし立てるラムリアにタジタジになるアルス。顔も見えない状態で声だけでやり取りする様子はシュールでさえあった。

「じゃ、じゃあどうすれば良いの」
「もう一回やりましょう! アルスさんは手加減してください」
「わ、分かった! 我慢して手加減するね!」

 そうしてもう一度シックスナインの体勢で愛撫し合うことになった。
 何故か愛撫を手加減する事に意気込むアルスが、何だか可愛らしく思えたラムリアはクスリと笑みを零す。

「ふふ、じゃあ今度こそ失礼しますね……ちゅ」

 逆さまに見える亀頭部にキスをしてから、舌を突き出す。

「ちゅ、れろれろ……ちゅぷ」

 舌を回すように動かして先端を刺激する。その状態で竿の部分に白魚のような手を伸ばし、優しく握り締める。

「んぅ……あ、気持ち、いいよラムリア……」

 舌を通じて唾液がたっぷりと塗りつけられる。
0520名無しさん@ピンキー2016/06/06(月) 09:59:42.67ID:9pToKwwA
「れろ、ちゅぱ……んふふ、れろ」
「ん、んぅ……」

 アイスクリームを舐めるようにペロペロと小さな舌を動かすラムリア。少年が気持ち良さそうな声を出すと、嬉しさと楽しさからかラムリアの目尻が下がる。
 同時に竿の部分を握り締めた少女の手が上下に動き、塗りつけられた唾液が潤滑油変わりとなって、滑らかな刺激となる。

「ん、ん、じゅぷ! ぷちゅ、れろれろ」
「ふ、ん……ふぅ……」
「れろ……あむっ」
「っ!」

 少年が声を上げるたびに少女の攻めが激しくなっていく。
 ぱくりとラムリアの口に亀頭部が咥えられる。生温かく心地良い感触に包まれるアルスは思わず体を硬直させた。

「んうぅ、ふふ……れろ、じゅぷ!」

 口内の亀頭を激しく舐める。そして顔を前後に動かして唇で刺激する。舐め、顔を動かす。二つの愛撫を交互に繰り返し、懸命にアルスを喜ばせようとするラムリア。
 じゅぷじゅぷ、じゅぽじゅぽ淫らな水音が生まれる。

「じゅぷじゅぷ、んぅぅ!?」
「あ、う……れろ」

 ラムリアの愛撫が激しくなっていくにつれ、されるがままだったアルスも愛撫を再開する。未だ無毛の少女の秘所に顔を埋め舐め始めた。
 先程絶頂を迎えたばかりの体は、敏感に快楽を覚える。

「れろ、んうぅ、ちゃぷ、ぐぅ!」
「ん、ん、じゅぷ」

 お互いを高めあうように激しくなっていく幼い二人の口淫。
 そして限界が訪れる。

「んぅ、らふ! らふよ、くひろあかい(くちのなかに)!」
「ん、んんんんんぅぅ!」

 舌を少女の膣内に突き出しながらしゃべるアルスは、爆発的な勢いで濃くて大量の精液を愛する少女の口内に解き放った。
 どくどくとラムリアの口内を満たしていく精液は、少女の小さな口に収まりきらず、唇の端から溢れだしていく。

「ふぅ、ふぅ……」
「ん、じゅぅ……むぐむぐ」
(あぁ、溢れちゃった……勿体無いなぁ)

 今口の中にある精液が溢れ落ちないように、じゅるりと音を立てながら少年の陰茎引き抜くラムリア。
 息を荒くしながらアルスは上体を起こすと、幸せそうにもごもごと口を動かすラムリアの顔が見えた。どうやら口内で舌を動かし、少年の精液を味わっているらしい。
0521名無しさん@ピンキー2016/06/06(月) 10:01:08.27ID:9pToKwwA
「無理しなくても良いのに〜……」
「? むぐむぐ……こくん……別に無理しているわけじゃありませんわ。前にも話しましたけど私こういった珍味も好きですし……勿論アルスさんのじゃなければ口にするつもりはありませんけど」

 キャ、っと両頬に手を当てて恥ずかしがるラムリアに、恥ずかしがるところはそこじゃないと言いたくなったアルスであった。

「それに……精液の味って体調や普段食べているものによって変わってくるんですよ」
「えっ……そ、そうなんだ」
「ええ、因みに先程飲んだ精液の味は……」
「知りたくない! 知りたくないよ!」

 アルスに倣い、上体を起こしたラムリアは別に知りたくもない知識を得意げに話す。
 慌てて止める不憫なアルス。ラムリアが薀蓄を語るのが好きな事も知っているし、自分も彼女の話を聞くのは大好きだが、自分の精液の味など全く知りたくない。

「そうですか? ふふ、アルスさんったら照れ屋さん♪」
(違う!)

 ペロリと舌を突き出してウィンクするラムリアに、げんなりするアルス。勿論今のラムリアのウィンクはバッチリとアルスのハートを撃ち抜いていた。

「後、最近確信した事があるのですが……」
「なぁに?」
「アルスさんに口の中や……その、アソコに出してもらった時に私のルーンが回復してるような感覚があるんです」
「そうなの? ……うーん、ボクがアースマイトだからかなぁ?」
「実際に強いルーンを持っている人が、強く想い合って愛し合うと、相手にルーンを送る事が出来る……なんて話を本で見た事がありますけど、本当だったんですね……通りで体の調子が良いわけですね」
「? なんていう本」
「…………」

 感心したように話していたラムリアの顔がサッと横を向く。横顔が真っ赤に染まっている反応を見るに、いかがわしい本だったようだ。

「…………」
「…………えい」
「ひゃぁ!?」

 顔を赤くするラムリアが無性に可愛く思えたアルスは、再びラムリアを押し倒す。

「あぅ……アルスさぁん」
「ふふ〜、ラムリア……」

 潤んだ瞳で見つめあう幼い二人。準備はとっくのとうに出来ている。

「挿入(いれ)るよ……」
「はい……んぅ」

 既に濡れそぼっている少女の秘部に、己の分身を宛がうアルス。そのままゆっくりと腰を下ろしていく。

「あ、んぅぅ! 入って、きます……!」

 自分の膣内に、愛する少年の分身が労わる様に入ってくる感覚。胸のうちに湧き上がってくる堪え様のない歓喜が、自然と口元に笑みを浮かばせる。

「ん……動くよ」
「はい……ひ、あぁあ……」

 緩やかに腰を上下させるアルス。獣のような激しい交わりではなく、お互いの感触を確かめ合うように体を密着させ合う。
0522名無しさん@ピンキー2016/06/06(月) 10:02:25.68ID:9pToKwwA
「あ、あ、あ……はぁ、ん」
「ラムリア……可愛い……むっ」
「んぅ」

 重なる唇。自然とラムリアの脚が少年の体に絡みつき、互いに両腕を相手にまわし合う。

「んむぅ……ぷはっ、ふぁぁ、んんぅ、気持、ちいぃ、ですぅ……」

 とろけた顔で、口の端から唾液を垂らし笑顔を浮かべるラムリア。
 少年が腰を下ろす度に、幼い二人のプニプニとした柔らかい肌が心地よく密着する。
 そんな少女の快感に酔いしれた笑顔を愛しく思い、再び唇を重ねるアルス。

「んちゅ、れろ……ん、ん、れろれろ」
「ん、ん、んんぅ〜〜〜……!」
 
 口内を少年の舌で掻き回され、にゅるにゅると自分の舌が絡めとられ、喜ばしいうめき声を上げるラムリア。
 離さないとばかりに、少年に絡みついた両手足の力を強くするラムリア。アルスも決して痛くしないように優しく、力強くラムリアを抱きしめる腕に力を込める。
 解け合って一つになってしまうのではないかと思えるほど、肌と肌をくっ付け合う二人は、まるで温かいマシュマロに包まれているかのような柔らかい多幸感に包まれていた。
 自分の存在を刻み付けるかのように、力強く、それでいてじっくりと少女の膣肉を抉るようにアルスの硬く熱い肉棒が出し入れされる。
 同年代の子供よりも大きめなアルスの分身が、ラムリアの小さな蜜壷の内部で動くたびに、堪えきれない甘い呻き声が生まれる。

「ん、ん……ぷは、ん……そろそろ出すよ、一緒に、いこ?」

 唇が離れ、二人の間に唾液の橋が生まれる。とろりと重力に従い、少女の今は桃色となった白い肌がぬるりと穢れる。
 そうして激しい交わりではなく、長い時間をかけて愛し合った二人にようやく絶頂が訪れる。だが、幼い二人は淫靡さの欠片も無い幸せそうな笑みを浮かべていた。

「ふぁ、い……一緒に……あ、んんんんぅぅぅぅぅ!!」
「く、んうぅ!」

 片目を閉じ、口元を笑みの形にしながら、上半身を弓なりに逸らし、絶頂を迎えるラムリア。ビクッビクッと震えて、快楽に酔いしれる。
 少年の肉棒から放たれる熱い奔流が膣内を満たしていく。体内に、子宮に侵入してくる熱い感覚にラムリアは夢見心地となった。

「ふ、あああぁ……アルスさぁん……」
「ん、ラムリアぁ……」

 子猫のように紅潮した頬を擦り付けて、じゃれ合う二人。互いに裸であることを除けば微笑ましい光景である。

「えへへ〜……あ」
「あ……アルスさん、もう?」
「う、うん」

 そんな微笑ましいはずのやり取りの最中に、再びラムリアの膣内で元気を取り戻した分身。気まずく思ったのか視線を逸らすアルス。

「…………」
「……えい」
「うぉあえぇ!?」

 誤魔化すように腰を突き入れるアルス。嬌声というよりは驚声を上げるラムリア。

「ちょぉ、アルス、さん!」
「あはは、ごめんごめん」
「も〜……」
「ふふ、二回目やろっか……今度は激しく、ね」
「は、はい……あぁ!」

 怪しい目つきで笑ったアルスは行為を再開する。じゅぽじゅぽと音を立てながら先程のゆっくりとした交わりと対照的に、腰を激しく動かすアルス。
 
「ああぁあ! ひぃん! あっ! あっ!」

 両手両足を使いラムリアの体を押さえ付け、身動きが取れないようにした上で深く膣内に己の分身を突き入れるアルス。一方的に蹂躙されるような快楽にラムリアは悲鳴のような嬌声を上げる。
0523名無しさん@ピンキー2016/06/06(月) 10:03:04.26ID:9pToKwwA
「ラムリア、綺麗だよ」
「んあぁああ! お、おくぅ! 当たって……んんぅぅ!」

 膣奥をガンガンと、しかし決して痛くない強さで刺激される。一度目の交わりで敏感になった肉体は容赦なく快感を受容する。

「あぁん、はぁ! く、んあぁあ! ひゅ、あああああぁぁあぁあああ!」
「んぅ、ラムリア」

 はぁ、と息を荒くしながら、惚けた瞳で少年は少女を見つめる。尋常でない快楽に、普段の清楚な表情からは想像も出来ないほど、乱れる顔。堪らなく愛おしい。

「だめ、らめ……ま、まひゃ、ひっちゃいまひゅ! くぁああ!!」

 だらだらと口の端から涎を流し、舌足らずな言葉で快感に震える。そんなラムリアを見てアルスも一層愛しさを募らせ、腰の動きを更に激しくさせていく。それでいて、決して本能任せではない巧みな腰使いで、アルスはラムリアへと惜しみなく快楽を与えていく。
 柔らかい肉と肉がぶつかる音が部屋中に響き渡る。

「あ!、あ!? あ……あぁぁああぁあああああああああああ!!」

 激しい責めに耐え切れなくなったラムリアは限界を向かえ絶頂へと上り詰めたラムリア。弓なりに体を反らそうと、押さえられていない上半身が跳ね上がるように上を向く。

「はあ、はあ……!? んぁ!? あ、あるふひゃ、まだ!? あっああぁぁあぁ!!」

 絶頂した状態にも関わらず、腰の動きを止めないアルスの顔には、絶頂したラムリアの膣によるキツイ締め付けによる快感と、目の前の少女をもっと愛したいという欲望が混じった笑みが浮かんでいた。

「もっと、もっと気持ち、よくなってラムリアっ!」
「おっ! おぉっ! ぐぁっ! んおおおおぉぉおおおおぉ!!」

 凄まじい快楽に、もはや人間の言葉を話せないラムリア。目はぐりんと上を向き、犬のように舌を出してしまっている。

「ラム、リア!」
「あっ!あああああああああぁぁああああぁぁああ!!!」

 もはや獣と化した少女の名前を叫び、アルスも漸く絶頂を迎える。
 射精の直前、膣内からイチモツを抜き出し、一際高い絶頂の声を上げるラムリアの白い肌へ熱い精液を大量に降りかける。

「あ、あ……ん、んぅ」

 虚ろな目で快楽の余韻に浸るラムリア。目の焦点が定まっていない。

「ふぅ……ん、ラムリア、気持ちよかった〜?」

 荒い息を整え、のほほんとした声音でアルスは問いかける。

「……」

 アルスの声を聞き、光が戻ってくる瞳。頬は相変わらずピンク色に染まっている。

「はあ……とりあえず……」
「?」
「お風呂入りたいですわ」
「……あは」

 そう言って再度ため息を吐くラムリアを見て、アルスは優しく笑った。





                 ◆
0524名無しさん@ピンキー2016/06/06(月) 10:05:48.13ID:9pToKwwA
「も〜、アルスさんってば! イっちゃった時は続けないでって何時も言ってるじゃないですか!」
「え〜、でも好きでしょ? そういうの」
「そりゃ好きですけ……言わせないでください!」

 ぷりぷり怒るラムリアに、可愛いなぁと鼻の下を伸ばすアルス。
 体を洗った後、二人でも広いと思える大きな浴槽に、幼い二人一緒に入る。ラムリアは当然のように、後ろからアルスに抱きしめられていた。

「はぁ、アルスさんの意地悪……もう許しませんからね」
「あはは……ごめんね」

 ぷい、と顔を背けるラムリアに抱きしめる腕の力を少しだけ強めるアルス。少女の言うとおり、愛しくて愛しくて堪らないのに、つい意地悪なことをしてしまうのは何故だろう。
多分、それはきっと彼女が望んでいるからであって、でも加減が難しくて、だから謝ることしかできない。何だか自分が情けなく思えるアルスだった。

「ふふ……嘘です。 許すも何も……実はそんなに怒ってません」

 切なげな声を出すアルスに、ラムリアは慈愛を込めた声音で言う。ラムリア自身、アルスに激しいことをされるのは、大好きである。
それに激しくしつつも決して自分が嫌だと思うような一線を越えないように、アルスが気を使ってくれていることは理解している。
ラムリアはアルスのそんなところが愛しくて愛しくて堪らなかった。

(まあ、ちょっと……いや、かなりスケベなことは否定しないけど)

「え! 本当!?」
「はい、そ・ん・な・に怒ってません」
「うっ……ごめんなさい……」

 喜んだ直後、意気消沈するアルスを見て、今度はラムリアが可愛いと思う番だった。

「それにしても……何時でも自分だけが自由に入れるお風呂があるのは素晴らしいですね〜、畑ラブモーテルなんて名前は酷いですけど」
「ラムリアお風呂好きだもんね〜、一日三回も入るしさ」
「だって気持ちいいですし……それに」
「それに……?」
「アルスさんと会うときは何時だって綺麗な体でいたいし……」
「……これからは人目気にしないで一緒にお風呂に入れるね〜」

 はにかみながら顔を俯かせるラムリア。対してアルスも顔を赤らめて、誤魔化すようにからかい口調で話す。
0525ラム酒の人2016/06/06(月) 10:06:39.36ID:9pToKwwA
「一緒に、そう……一緒」

 俯いた顔を耳まで赤く染めてぶつぶつと呟くラムリア。
 呆れつつも可愛いなぁと苦笑いするアルス。ふと視線を下に向けると、髪が纏められているため、普段見えない少女のうなじが目の前にあらわになっていた。

「……」

 ごくり、と小さな音を立てて飲み込まれる生唾。
 自然とうなじに向けて顔が近づいていった。

「うひゃあ!?」

 首の後ろに突如生じた生温く湿った感触。視線を向けると自分の首に顔を埋めるアルスの姿が見えた。



「な、な、なにを! ひゃう!?」

 舐められていると認識すると共に、ゾクゾクとした感覚が背筋を襲う。

「ん、んぅ〜……あう!」

 体をくねらせて身悶えているラムリアの首筋にカプリと甘噛みをするアルス。ラムリアの体がビクリと震え、ゆらゆらと湯面に波紋が出来る。

「ねえラムリア」
「は、い……」

 耳元で囁かれる甘い声にラムリアはうっとりとした表情になる。

「続き、しよ?」
「よ、夜までには帰してくださいね?」
「……ふふ」

 クスリと怪しく笑ったアルスは、少女を抱きしめている腕を動かし、片方は少女の秘部へ、もう片方は胸に手をやる。

「ふ、あ……あぁ」

 秘部と乳首を責められ、快感に悶えるラムリア。追加とばかりに首筋をつーっと舐められ、高く甘い声を上げ始める。

 どうやら二人揃ってお家に帰るにはまだまだ時間がかかりそうであった。





アルコール高めのラム酒4  END
0526ラム酒の人2016/06/06(月) 10:08:48.88ID:9pToKwwA
お終いです。やっぱり規制引っかかった
0527名無しさん@ピンキー2016/07/25(月) 06:20:50.90ID:2uybvZTF
来ていたのか
乙でございました
0529名無しさん@ピンキー2016/12/25(日) 23:46:14.70ID:IK9nHUgX
人減ってて泣きそう
ルーンファクトリーに幸あれ
0530名無しさん@ピンキー2017/07/09(日) 17:59:13.40ID:KKCADkFs
過疎
0531名無しさん@ピンキー2017/07/25(火) 05:51:45.22ID:DQIYGb4T
RF4ベストプライス売れますように
プレミアム版ならRF3も付いてくるよみんな買おう!
0532名無しさん@ピンキー2018/07/27(金) 21:39:52.86ID:kE7E45Lt
1年動いてなくてわろた
0533名無しさん@ピンキー2018/08/26(日) 15:48:58.08ID:0bVDTL9Z
こことふたばの二次創作には本当にお世話になった
全てのSS職人さんたちに感謝を
0538名無しさん@ピンキー2019/02/18(月) 10:27:57.46ID:rz6oJ3RM
活気が戻るかはともかくとして一作くらい捧げに来たいな
0539名無しさん@ピンキー2019/06/10(月) 18:43:29.71ID:B+bYyUHP
pixivでルンファクの18禁イラスト書いてた人がまた書いてくれるようになってマジ嬉しい
0540名無しさん@ピンキー2019/09/17(火) 17:17:02.14ID:dnmOXdIj
これを機にシャオパイのエロ同人増えろマジでほんとに
0541名無しさん@ピンキー2019/10/07(月) 15:32:34.29ID:FPH2RLZJ
ホアンはサービス精神に富んでそうだなあと最近思いました
0542名無しさん@ピンキー2020/02/12(水) 02:05:43.92ID:TxKXXCs/
DLsiteで前にもルンファクのCG集作ってた人がルンファクの本出してたわ
ありがてえありがてえ
0543名無しさん@ピンキー2020/11/13(金) 06:49:40.10ID:CQYyFSHD
サクナヒメっていうガチ農奴ゲーだとうんこを肥料として回収できるらしい
ルンファでも妻のうんこを回収して肥料にしたい
0544名無しさん@ピンキー2021/09/01(水) 09:31:37.06ID:TdKzAfc1
5が出たのに息してないな
0547名無しさん@ピンキー2021/09/06(月) 19:58:51.08ID:lTlTTDEq
(´・ω・`)そりゃ過疎るさ

[無断転載禁止] SS書きの控え室155号室 [無断転載禁止]・bbspink.com
http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1471223693/82
http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1471223693/86
http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1471223693/90

(ю:】ニセコイでエロパロ part167
http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1630756080/120
http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1630756080/121
http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1630756080/123

http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1630756080/128
これだけ工作がされりゃな…
レスを投稿する


ニューススポーツなんでも実況