細田「ええ?!このトイレから霊気を感じるのかい?」
坂上「ええ、まあ…」
細田「うん、分かったよ。僕は君の霊感を信じてるからさ。じゃ、中に入ろうか」
坂上「ええっ、細田さんとですか?!」
細田「そうだよ。さあ、入ろう」
岩下「ちょっといいかしら?もし良かったら私と入っていただけませんこと?」
細田「…岩下さんと坂上君とでですか?」
岩下「ええ、少し気になることがあるのよ」
細田「でもこのトイレは……まあいいでしょう」

トイレの中は狭い。
僕達2人は寄り添うようにトイレに入ったがギリギリの大きさだ。
僕はなんだか変な気持ちになりそうなのを必死で抑えた。

岩下「坂上君、どう?」
坂上「なにも起こりませんね。もう出ましょうか?」
岩下「そうかしら?もう少し待ってもいいんじゃなくて?」
坂上「いいえ、何も起こりませんよ。実は僕、適当に何かありそうって言っちゃったんです」
岩下「もうちょっと…待って…」

ふうっ、ふうっ、と岩下さんの息が荒くなった。
突然、彼女の手が僕のあれに触れた。

坂上「岩下さん!?」
岩下「…これでも何も起こってない?」
坂上「だ、ダメですよ………」

岩下さんはズボンの上から、だんだん膨らんでいくのを確かめるように、僕のそれをなで回した。

岩下「ふふ……こんなに起き上がっちゃったわね」

ドンドン、とドアを叩く音がした。

「おい、どうした!?何が起こってるんだ!?」

坂上「な、なんでもないんです!!ただ……」
岩下「ダメよ、返事しちゃ…」

岩下さんは僕の口をそっと左手で塞ぐと耳元で囁いた。

岩下「いいことしてあげるから…今は黙ってなさい。ね…」
坂上「………」