学校であった怖い話でエロパロ
0144名無しさん@ピンキー2013/06/16(日) 02:17:22.50ID:YfLDV3kQ
陽の暮れかけた放課後、誰もいない生徒通用門の前で僕はしばらく動けずにいた。
――僕は飴玉ばあさんに会った。そして飴をもらった。
あの時新堂さんから飴玉ばあさんの話を聞いて以来、正直半信半疑ではあったけど、
もしかしたらという微かな期待を胸に抱いて、人通りの少ないタイミングを見はからってはこっそり飴玉ばあさんを待つようになった。
しかしというか当たり前というか、飴玉ばあさんが現れるなんて事はなく、自分が馬鹿らしくなって帰路につく毎日だった。
毎回もうこんな意味のない事はやめようと思うのだけれど、今日こそは会えるかも知れないという思いが頭に浮かんで、気がつくと僕をこの門の前に立たせていた。
ただつっ立っているだけの不毛な時間が過ぎていく中でいつも考える。
特にいじめられているわけでもなく、死にたいほどの不満もないはずなのに、心の底で僕は自分を変えたいと願っているのだろうか。

そして今日、飴玉ばあさんは本当に現れた。新堂さんの話のとおり青いビニールに包まれたゴルフボール大の飴をくれると、音も無く消えてしまった。
僕は起こった出来事が信じられず呆けていたが、やがて一刻も早く飴を舐めたい不思議な強い衝動にかられた。とても我慢して家まで持って帰れそうにない。
この場で食べてしまってもいいけど、出来ればこの事は誰にも知られたくなかった。
飴玉ばあさんの飴は最後まで噛み砕かずに舐めなければいけないという重要なルールがある。この大きさの飴を舐めきるにはかなりの時間がかかるだろう。
ほとんどの生徒が下校して人通りが少ないといっても、通用門の前ではいずれ誰かに見つかってしまう。
こんな貴重な機会、誰にも邪魔はされたくない。確実にルールを遂行するためにも完全に独りになれる場所へ移動しなくては。

どうする?
→ 1.体育館の裏に行く
  2.トイレに行く

僕は体育館の裏に行く事にした。この時間帯であそこにいればまず邪魔される心配はない。

体育館裏へ移動した僕はドキドキした心臓を、落ちつかせるように深呼吸して、飴を包みから出すと一気に口に入れた。
「……う、うまいっ!! たまんねえよ!! こ、この味!!」
飴玉ばあさんの飴は今まで食べたどんな飴の味とも違った。適度に調和されたうまさのハーモニーが口いっぱいに広がった。


「坂上君」
突然声をかけられ僕は仰天して振り向いた。そこには三年の岩下先輩が微笑みを浮かべて立っていた。
「い、岩下さん!? ろ、ろうして!」
「うふふ…あなたが通用門にいて、それからここへ向かうのをずっと見ていたのよ」
「ほ、ほんな……」
僕は口に含んだ大きな飴をモゴモゴさせながら狼狽した。まさか見られていたなんて。
「飴玉ばあさんにもらったのね、その飴。最後まで舐めると幸せになれるって話だったかしら」
「い、いや」
「知らなかったわ。坂上君は学園生活に不満があったの? 今の自分を変えたかったんだ?」
岩下さんは一歩僕に近づき、咎めるような口調で言った。
僕はどう答えればいいかわからなかった。僕は今の自分を変えたかったのだろうか。
黙ったまま固まっていると、岩下さんはさらに近づき、僕の顔を覗き込むようにして言った。
「ねえ、坂上君」
「……」
「あなたが勝手に一人だけ幸せになるなんて事、私が許すと思って?」
「え?」
0145名無しさん@ピンキー2013/06/16(日) 02:24:54.53ID:YfLDV3kQ
次の瞬間、僕の唇に岩下さんの唇が重なっていた。
「私が変えてあげる」
今まで経験した事の無い柔らかな官能が唇を中心に全身に放射した。
思わず後ずさろうとした僕を岩下さんは手をまわしてしっかり抱きこみさらに唇を強く押し付ける。
「ムチュ…離しちゃだめよ…飴がなくなるまで、ずっとキスしてるの」
岩下さんの舌がチュルっという音を立てて僕の口の中に入ってきた。僕は上気して失神しそうな意識をなんとか繋ぎ止めるのに必死だった。
口の中を這う柔らかい感触が無性に愛おしくて、僕はぎこちなく自分の舌をそれに絡めた。
クチュ…クチュ…絡み合った舌を転がって飴が岩下さんの口に移った。岩下さんはふっと笑って飴を頬張ると、それに唾液をたくさん含ませ僕に戻す。
……甘い…熱い…。とろけるような飴と唾液のジュースが広がっていく。あまりの心地よさに腰が砕けそうになり膝がガクガクと震えた。

「私にも頂戴…」
僕がずっと閉じていた目を開けると、岩下さんの双眸があった。間近で見ると、マツ毛が長いんだなと思った。その目はとろんとしてほとんど閉じているようで、それでもしっかりと僕を見据えていた。
「うん…」
唾を飲ませるなんて、もちろんハジメテだ。こんな事していいのかな。僕の唾なんて汚くないのかな。
ジュルルルル…
岩下さんは舌が痛くなるほど今まで以上につよく僕の口を吸い上げた。
「あ、はぁ…」
岩下さんが吐息をもらした。角が丸く湿気を帯びた吐息…興奮しているんだ。僕の唾液を飲んで…。
そんな岩下さんを見ると受身だった僕も妙な積極性が出てきた。もっと、愛してあげたくなった。この時にようやく僕はズボンの下で下半身がはちきれそうになるのを自覚した。
「岩下さん…」
彼女をきつく抱きしめた。舌を押し付け合い、突き合い、弄りまわし合った。その間で飴が踊った。
何度も唾液を飲み、飲ませ、口の中で飴を交換した。だんだん飴が小さくなっていくのがわかった。
クチュ…ジュル…ズチュウ…
唾液を飲み込む度に岩下さんのノドがコクッと可愛い音を鳴らした。
なんでこんな事になったのかという疑問はとっくに吹っ飛んでいた。


もうどれくらい唇を重ねあっているんだろう。すっかり陽が落ちた暗闇の体育館の裏で、僕たちは飽きることなく繋がっていた。
口の中の飴はもうかなり小さくなっている。飴がなくなったら、この恍惚の時間は突然終わってしまうのだろうか。まるで魔法がとけるように。

岩下さんの手が僕の膨らんだ股間部分をそっと撫でた。それだけで絶頂をむかえてしまいそうになる。
「私に反応してくれてるのね。嬉しいわ」
唇の触れあったまま発せられる声は僕の口の中に消えていくようで、まるで声にまで犯されているようだ。
「特別よ…」
妖艶な笑みでささやくと僕のベルトに手をかけた。
「あ、ちょっ」
拒む間もなくスルリとベルトを外すとズボンを下ろされてしまった。
露わになった僕の陰茎は我慢汁で恥ずかしいくらいべっとり濡れていた。岩下さんはそのカウパー液を自分の手にいやらしく塗りつけると、肉棒を握ってしごき始める。
「う、うわ…ぁ」
「おほぉ」
彼女の手が上下に動く度に僕は情けない呻き声をあげてしまう。いつも自分でしているのとは全く違う感覚だ。
キスをされながらの手コキ…初めてそんな事をされて長く保つはずがなかった。急激に精液がこみ上げてくるのを感じる。
「い、岩下さん…!! もう…!!」
突き上げる快感に僕は思わず歯を食いしばった。

ガリッ

ドピュッ ピュピュッ…!!
0146名無しさん@ピンキー2013/06/16(日) 02:29:06.68ID:YfLDV3kQ
……数瞬の間を置いて、岩下さんと僕の唇が離れた。
「うふふ…坂上君。あなた、もう少しでなくなりそうだった飴を噛んでしまったようね」

射精の余韻で頭が回らなかったが、程なくして事態を理解した僕は背筋が凍った。
僕は…飴玉ばあさんからもらった飴を…噛み砕いてしまった…。

「うふふ…あの飴を噛み砕いてしまった人はこれから先何を食べても一生飴玉の味しかしなくなるそうね。
でもいいじゃない。私たち二人、あんなに幸せで素敵な時間を分かち合ったんですもの。
これからそれをいつでも味わえるのよ。私のキスの味、死ぬまで感じてね…うふふ…」

岩下さんはそう言って笑うと、その手に残った僕の精液をおいしそうに舐めた。


隠しシナリオ:ファーストキスは飴の味 完

※ちなみに選択肢でトイレを選んだ場合細田とのホモルートになります(ウソ)
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