学校であった怖い話でエロパロ
0068名無しさん@ピンキー2012/12/26(水) 02:18:06.43ID:po+8NvSC
>>65
ありがたや…
まさか岩下×荒井を書いてくれる方がいらっしゃったとは

せっかくなので自分も書いてみました
中途半端な出来&夜中のテンションで書き上げたものです
お時間のある方はどうぞ↓

空は曇っている。今にも一雨来そうな天気だ。



僕は無意識に、人を探していた。
あの集会の日に初めて会った、3年生の女生徒。
艶のある黒髪と陶器のように白い肌をした、岩下明美と名乗った女生徒を。
……どうして彼女に会いたいのか、自分でもあまり分からなかった。
純然たる好奇心のようにも思えたし、漠然とした興味にも思える。要するに「何となく」、僕は岩下明美を探していた。



少し校内をふらついても彼女らしき人は見つからなかったので、仕方なく屋上へ行くことにした。
雨が降りそうな時に行く場所ではないけれど、ひょっとしたら彼女がいるかもしれない。そんな一縷の思いを抱きつつ、僕は屋上に足を踏み入れる。

―――雲が垂れ込めた空と、湿っぽい外気がうっとおしい。
やっぱり来ないほうがよかったかも、と思いつつも周囲を見渡す。一歩、二歩と踏み出し、人影を探していくと、
「……あ」
いた。
一目見ればすぐに分かった。透明な水の中に墨汁を垂らしたような存在感が、脳内にどっと押し寄せる。
人気のない、今がチャンスだ。
慌てないよう、ゆっくりと歩きつつ、偶然を装って彼女の隣に立ち止まった。
「…こんにちは」
「…あら。あなたは…」
「2年B組の荒井昭二です」
柵にもたれかかった体を起こして、彼女は僕の方を見る。
「覚えているわ。集会に来ていたわよね?」
「はい」
「やっぱり。そうだったわね…」
正面に向き直り、また、景色を見た。
「…何を見ているんですか?」
「……空。雨、降りそうね」
「ええ」
沈黙。
風のない屋上で黙ったまま、しばらく僕らは空を見ていた。
「…………ねえ、荒井君。どうしてここに来たの?」
長い沈黙の後、彼女が口を開いた。
「雨が降りそうなのに」
「…ああ、その、…何となくここに来たいと思ったんです」
「…そう」
ふう、と息をつく。そして、蒸し暑さにうんざりしたような顔で、長い髪をかきあげた。
「荒井君、私の家に来てくれないかしら?」
「え?」
「どうしてか、聞きたい?……何となくよ」
にんまりと微笑んで、足元の鞄を拾い上げて昇降口へと歩いていく。
僕はそれに誘われるように、その後について行った。
0069名無しさん@ピンキー2012/12/26(水) 02:20:30.90ID:po+8NvSC
電車に乗って数駅、そこから数分ほど歩いた住宅地に、彼女の家はあった。
「狭いところだけど、あがって」
「…お邪魔します」
家の中は驚くほど静かだった。どうやら、今は彼女1人しかいないようだ。
廊下を歩き、部屋に通される。天気が悪いせいなのか、中は薄暗い。
「鞄はその辺に置いていいわよ。どうぞ、座って」
彼女はドアを閉めると、自分も鞄を置いて僕の向かいに座った。

「いきなり聞くけれど…荒井君、私のことどう思ってる?」
「……え?」
「少なくとも私は、あなたのこと嫌いではないわ。恋人にしてもいいぐらいよ」
学校でも指折りの美人と言っていい彼女にそんなことを言われて、冷静でいられるわけがない。
僕は平静を装ってはいたけれど、内心しどろもどろだ。ひょっとすれば、彼女はそれもお見通しなのかもしれない。
「私のこと……好き、かしら?」
いつのまにか、眼前に彼女の顔があった。
上気したような吐息がくすぐったい。返答を急かされている気がして、僕はたじろいだ。
同時に、僕が彼女に抱いていた感情の正体を把握しかけていた。
「……はい。…好きです」
完全に把握する前に、その言葉を口にした。
目の前の唇が三日月の形を描き出す。
「ふふ………正直な人。私、正直な人は好きよ」
喜悦を押し固めたような声がしたと同時に、視界が暗転した。




一瞬で、闇が晴れる。
彼女が口づけをした―――と認識するまで、そうはかからなかった。
「……岩下さん」
「キスは初めてだった?ごめんなさいね、初めてを奪ってしまったわ。……いいでしょう?」
仰向けに倒れこんだ僕と、その上にまたがる彼女。
もちろん、これからすることは明白だ。
「私の初めて、あなたにあげるから」
彼女は、本当に嬉しそうに、そう口にした。
「だから、大人しくしていてちょうだいね」
ワイシャツのボタンが外され、下着のシャツがまくり上げられて、肌が少し粟立つ。
しなやかな指がそこを撫で上げたかと思うと、黒髪がぱらりと落ちてきた。
「…ひっ……!」
ちろちろと胸部を滑る舌先。犬や猫に舐められているのとは違う、何ともいえない刺激。
下腹部の上にあるのは、岩下さんの手。
僕の敏感な部分を、さするように優しくまさぐっている。
とても抗えないような快楽に負けそうになりながらも、負けてはならないと必死で踏みとどまっている僕。
そんな僕をあしらうように、彼女は容赦なく愛撫を繰り返す。
「…あ……っ…」
「力、入れないで……ふふ、可愛いわ、荒井君…」
いつのまにか舌の軌跡は腹部に達しているようだった。もしかしたら、と危惧する僕をよそに、彼女はどんどん下半身に近づいていく。
そして、スラックスにかけられていた手が、素早い動きでファスナーを下ろした。
声も上げられないうちに、彼女の頭がその部分に達して―――
「こんなに大きくして………ふふふ」
妖麗に笑うと、脈打つ僕の陰茎に舌を這わせた。
先ほどと同じように、どこか控えめに滑る舌は、僕に味わったことのない快楽を与えるのには十分すぎた。
「は、……ああ……!」
情けなくも力が抜けていく。それと逆に、僕の男としての部分がいきり立っていくのがはっきりと分かる。
ゆっくりとした丹念な動き。焦らすような快感に、僕は脳がとろけるような心地よさを感じていた。
0070名無しさん@ピンキー2012/12/26(水) 02:21:23.18ID:po+8NvSC
射精に至る前に、彼女は愛撫をやめた。
唾液で濡れたそれにそっと右手をあてがい、そのまま下着を下ろす。
「………いいんですか、岩下さん」
「ええ。覚悟なんかとっくにしているわ」
「本当に?」
「本当よ…」
紅潮した頬。潤んだ目。年頃の少女の顔で、呟く。
自分へ言い聞かせているような、その言葉を。
「んっ……」
ずぷ、と低い水音がした。
ずいぶんと濡れていたのだろう彼女の中に、僕が飲み込まれていく。
痛みを感じているのか、肩を上下させて大きく息を吐きながら、ゆっくりと腰が下りる。
「んん、……あぁっ…」
一筋の血が流れていた。僕は上体を起こし、苦しそうな顔をする彼女の肩を抱く。
「…痛いのなら、無理はしないで下さい」
「大丈夫よ、……心配してくれてありがとう、でも」
しかし起きたのは束の間、倒れこんだ彼女によって僕は再び床に背中を預けた。
「大人しくしていてちょうだいね…?」
ふふふ、と愉悦を含んだ笑い。
また、唇を重ねる。
くちゅ…という音が、部屋の中でやけに大きく聞こえる。
時折発せられる甘い囁きが、僕をもっと奥深くへ誘うようにこだました。
「荒井君……」
やがて彼女は名残惜しげに唇を離すと、陶酔した目つきのまま、腰を上下し始めた。
くわえ込んだ陰茎が出入りを繰り返すたび、淫靡な水音が空気を震わす。
「あっ、あ……はあぁっ……」
蜜のような彼女の吐息が顔にかかる度、僕は悦楽を感じた。
2人を蕩かしていくように愛液が溢れていく。僕のものもそれに呼応するように、より大きくなっていく。
「……んん…っ!」
目をぎゅっと閉じて、彼女は僕の肩口に頭を預けた。一定の間をおいてびくんと跳ねる体が、年頃の少女らしく可愛らしい。
やはり彼女も女なのだ。僕が男であるように。
頭より先に体が反応したのか、僕は腰を突き上げていた。欲のままに彼女と溺れたいという気持ちの表れか、とりあえず今は従うことにする。
「岩下さん……!」
全身の血液が流れているような熱さが下半身に集中していた。2人分の熱さで、体が溶けそうだ。
しかし、ボルテージが高まる中、僕は危機を感じはじめていた。
「荒井君、もっと……」
「…もう、これ以上は…っ」
これ以上は。
これ以上中にいると、膣内で射精してしまう。
それが元で妊娠してしまうかもしれない。それは僕にとって、彼女にとっても都合の悪いことだ。
「岩下さん、早く……抜かないと…」
次第に懇願するような声色になっていっても、彼女はどく素振りも見せない。
「……岩下さん、もう……、うぁっ…!」
「中に…出していいわ、だから…」
スカートが一気にまくり上げられた。白い肌が薄暗い中で映えて、軽く目が眩む。
もう限界だ。
「あぁあ…っ!」
彼女の嬌声を合図にしたか、半分夢心地で、僕は精を吐き散らした。
達成感と、幸福感と、少しの後悔。
そんなものを抱いて、がくんと弛緩した体を受け止めつつ、僕は彼女の唇に接吻した。
綺麗な黒髪を撫でながら。
「荒井君…」

「愛してるわ、荒井君」


いつのまにか、ザアザアという雨音が聞こえてきていた。
0071名無しさん@ピンキー2012/12/26(水) 02:22:11.73ID:po+8NvSC
「…雨、降ってきたわね」
「そうですね…」

事後処理と着替えをすませた岩下さんが、すました顔をして言う。
「もう、帰るでしょう?」
「ええ。あまり遅いと、親に余計な心配をさせますから」
時刻は既に夕方だった。まだまだ夜は長いにしても、そろそろ帰らないとまずい。
「よかったら、これを使って」
そう言って岩下さんが差し出したのは、玄関口の傘立てにあった傘だった。
かなり大きめの青い傘。同じく傘立てにしまわれている赤い傘と対をなすような、真っ青な傘。
「いつか返してね。大事なものだから」
「ありがとうございます」
雨足は弱まりそうにない。
僕は玄関を出て傘を広げると、彼女に振り向いた。

「また、今度会いましょう」
「はい、また今度」

すべてを洗い流すような雨の中を、僕は家路を急いで歩いていった。


〜おしまい〜
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