学校であった怖い話でエロパロ
学校であった怖い話(SFC・PS)、晦〜つきこもり〜等のエロパロです
妄想など何でもありでいきましょう。
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主な登場人物 これで想像を広げよう
http://gakkowa.soregashi.com/ >>65
ありがたや…
まさか岩下×荒井を書いてくれる方がいらっしゃったとは
せっかくなので自分も書いてみました
中途半端な出来&夜中のテンションで書き上げたものです
お時間のある方はどうぞ↓
空は曇っている。今にも一雨来そうな天気だ。
僕は無意識に、人を探していた。
あの集会の日に初めて会った、3年生の女生徒。
艶のある黒髪と陶器のように白い肌をした、岩下明美と名乗った女生徒を。
……どうして彼女に会いたいのか、自分でもあまり分からなかった。
純然たる好奇心のようにも思えたし、漠然とした興味にも思える。要するに「何となく」、僕は岩下明美を探していた。
少し校内をふらついても彼女らしき人は見つからなかったので、仕方なく屋上へ行くことにした。
雨が降りそうな時に行く場所ではないけれど、ひょっとしたら彼女がいるかもしれない。そんな一縷の思いを抱きつつ、僕は屋上に足を踏み入れる。
―――雲が垂れ込めた空と、湿っぽい外気がうっとおしい。
やっぱり来ないほうがよかったかも、と思いつつも周囲を見渡す。一歩、二歩と踏み出し、人影を探していくと、
「……あ」
いた。
一目見ればすぐに分かった。透明な水の中に墨汁を垂らしたような存在感が、脳内にどっと押し寄せる。
人気のない、今がチャンスだ。
慌てないよう、ゆっくりと歩きつつ、偶然を装って彼女の隣に立ち止まった。
「…こんにちは」
「…あら。あなたは…」
「2年B組の荒井昭二です」
柵にもたれかかった体を起こして、彼女は僕の方を見る。
「覚えているわ。集会に来ていたわよね?」
「はい」
「やっぱり。そうだったわね…」
正面に向き直り、また、景色を見た。
「…何を見ているんですか?」
「……空。雨、降りそうね」
「ええ」
沈黙。
風のない屋上で黙ったまま、しばらく僕らは空を見ていた。
「…………ねえ、荒井君。どうしてここに来たの?」
長い沈黙の後、彼女が口を開いた。
「雨が降りそうなのに」
「…ああ、その、…何となくここに来たいと思ったんです」
「…そう」
ふう、と息をつく。そして、蒸し暑さにうんざりしたような顔で、長い髪をかきあげた。
「荒井君、私の家に来てくれないかしら?」
「え?」
「どうしてか、聞きたい?……何となくよ」
にんまりと微笑んで、足元の鞄を拾い上げて昇降口へと歩いていく。
僕はそれに誘われるように、その後について行った。 電車に乗って数駅、そこから数分ほど歩いた住宅地に、彼女の家はあった。
「狭いところだけど、あがって」
「…お邪魔します」
家の中は驚くほど静かだった。どうやら、今は彼女1人しかいないようだ。
廊下を歩き、部屋に通される。天気が悪いせいなのか、中は薄暗い。
「鞄はその辺に置いていいわよ。どうぞ、座って」
彼女はドアを閉めると、自分も鞄を置いて僕の向かいに座った。
「いきなり聞くけれど…荒井君、私のことどう思ってる?」
「……え?」
「少なくとも私は、あなたのこと嫌いではないわ。恋人にしてもいいぐらいよ」
学校でも指折りの美人と言っていい彼女にそんなことを言われて、冷静でいられるわけがない。
僕は平静を装ってはいたけれど、内心しどろもどろだ。ひょっとすれば、彼女はそれもお見通しなのかもしれない。
「私のこと……好き、かしら?」
いつのまにか、眼前に彼女の顔があった。
上気したような吐息がくすぐったい。返答を急かされている気がして、僕はたじろいだ。
同時に、僕が彼女に抱いていた感情の正体を把握しかけていた。
「……はい。…好きです」
完全に把握する前に、その言葉を口にした。
目の前の唇が三日月の形を描き出す。
「ふふ………正直な人。私、正直な人は好きよ」
喜悦を押し固めたような声がしたと同時に、視界が暗転した。
一瞬で、闇が晴れる。
彼女が口づけをした―――と認識するまで、そうはかからなかった。
「……岩下さん」
「キスは初めてだった?ごめんなさいね、初めてを奪ってしまったわ。……いいでしょう?」
仰向けに倒れこんだ僕と、その上にまたがる彼女。
もちろん、これからすることは明白だ。
「私の初めて、あなたにあげるから」
彼女は、本当に嬉しそうに、そう口にした。
「だから、大人しくしていてちょうだいね」
ワイシャツのボタンが外され、下着のシャツがまくり上げられて、肌が少し粟立つ。
しなやかな指がそこを撫で上げたかと思うと、黒髪がぱらりと落ちてきた。
「…ひっ……!」
ちろちろと胸部を滑る舌先。犬や猫に舐められているのとは違う、何ともいえない刺激。
下腹部の上にあるのは、岩下さんの手。
僕の敏感な部分を、さするように優しくまさぐっている。
とても抗えないような快楽に負けそうになりながらも、負けてはならないと必死で踏みとどまっている僕。
そんな僕をあしらうように、彼女は容赦なく愛撫を繰り返す。
「…あ……っ…」
「力、入れないで……ふふ、可愛いわ、荒井君…」
いつのまにか舌の軌跡は腹部に達しているようだった。もしかしたら、と危惧する僕をよそに、彼女はどんどん下半身に近づいていく。
そして、スラックスにかけられていた手が、素早い動きでファスナーを下ろした。
声も上げられないうちに、彼女の頭がその部分に達して―――
「こんなに大きくして………ふふふ」
妖麗に笑うと、脈打つ僕の陰茎に舌を這わせた。
先ほどと同じように、どこか控えめに滑る舌は、僕に味わったことのない快楽を与えるのには十分すぎた。
「は、……ああ……!」
情けなくも力が抜けていく。それと逆に、僕の男としての部分がいきり立っていくのがはっきりと分かる。
ゆっくりとした丹念な動き。焦らすような快感に、僕は脳がとろけるような心地よさを感じていた。 射精に至る前に、彼女は愛撫をやめた。
唾液で濡れたそれにそっと右手をあてがい、そのまま下着を下ろす。
「………いいんですか、岩下さん」
「ええ。覚悟なんかとっくにしているわ」
「本当に?」
「本当よ…」
紅潮した頬。潤んだ目。年頃の少女の顔で、呟く。
自分へ言い聞かせているような、その言葉を。
「んっ……」
ずぷ、と低い水音がした。
ずいぶんと濡れていたのだろう彼女の中に、僕が飲み込まれていく。
痛みを感じているのか、肩を上下させて大きく息を吐きながら、ゆっくりと腰が下りる。
「んん、……あぁっ…」
一筋の血が流れていた。僕は上体を起こし、苦しそうな顔をする彼女の肩を抱く。
「…痛いのなら、無理はしないで下さい」
「大丈夫よ、……心配してくれてありがとう、でも」
しかし起きたのは束の間、倒れこんだ彼女によって僕は再び床に背中を預けた。
「大人しくしていてちょうだいね…?」
ふふふ、と愉悦を含んだ笑い。
また、唇を重ねる。
くちゅ…という音が、部屋の中でやけに大きく聞こえる。
時折発せられる甘い囁きが、僕をもっと奥深くへ誘うようにこだました。
「荒井君……」
やがて彼女は名残惜しげに唇を離すと、陶酔した目つきのまま、腰を上下し始めた。
くわえ込んだ陰茎が出入りを繰り返すたび、淫靡な水音が空気を震わす。
「あっ、あ……はあぁっ……」
蜜のような彼女の吐息が顔にかかる度、僕は悦楽を感じた。
2人を蕩かしていくように愛液が溢れていく。僕のものもそれに呼応するように、より大きくなっていく。
「……んん…っ!」
目をぎゅっと閉じて、彼女は僕の肩口に頭を預けた。一定の間をおいてびくんと跳ねる体が、年頃の少女らしく可愛らしい。
やはり彼女も女なのだ。僕が男であるように。
頭より先に体が反応したのか、僕は腰を突き上げていた。欲のままに彼女と溺れたいという気持ちの表れか、とりあえず今は従うことにする。
「岩下さん……!」
全身の血液が流れているような熱さが下半身に集中していた。2人分の熱さで、体が溶けそうだ。
しかし、ボルテージが高まる中、僕は危機を感じはじめていた。
「荒井君、もっと……」
「…もう、これ以上は…っ」
これ以上は。
これ以上中にいると、膣内で射精してしまう。
それが元で妊娠してしまうかもしれない。それは僕にとって、彼女にとっても都合の悪いことだ。
「岩下さん、早く……抜かないと…」
次第に懇願するような声色になっていっても、彼女はどく素振りも見せない。
「……岩下さん、もう……、うぁっ…!」
「中に…出していいわ、だから…」
スカートが一気にまくり上げられた。白い肌が薄暗い中で映えて、軽く目が眩む。
もう限界だ。
「あぁあ…っ!」
彼女の嬌声を合図にしたか、半分夢心地で、僕は精を吐き散らした。
達成感と、幸福感と、少しの後悔。
そんなものを抱いて、がくんと弛緩した体を受け止めつつ、僕は彼女の唇に接吻した。
綺麗な黒髪を撫でながら。
「荒井君…」
「愛してるわ、荒井君」
いつのまにか、ザアザアという雨音が聞こえてきていた。 「…雨、降ってきたわね」
「そうですね…」
事後処理と着替えをすませた岩下さんが、すました顔をして言う。
「もう、帰るでしょう?」
「ええ。あまり遅いと、親に余計な心配をさせますから」
時刻は既に夕方だった。まだまだ夜は長いにしても、そろそろ帰らないとまずい。
「よかったら、これを使って」
そう言って岩下さんが差し出したのは、玄関口の傘立てにあった傘だった。
かなり大きめの青い傘。同じく傘立てにしまわれている赤い傘と対をなすような、真っ青な傘。
「いつか返してね。大事なものだから」
「ありがとうございます」
雨足は弱まりそうにない。
僕は玄関を出て傘を広げると、彼女に振り向いた。
「また、今度会いましょう」
「はい、また今度」
すべてを洗い流すような雨の中を、僕は家路を急いで歩いていった。
〜おしまい〜