実況パワフルプロ野球のSS Part14
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■前スレ
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1301255171/ アプリ内の人気投票とはいえ新参のせっちゃんが旧キャラを押しのけて
一位に輝くなんてねえ 一向にエロ部分が進まないからもういっそ出しちゃおう
・友沢とみずき
・アカデミー経由でプロ入り
・10‐15レスくらい それはプロ1年目のシーズンが過ぎた冬、契約更改を終えた頃のこと。
「俺と自主トレ?」
『うん。友沢くん、しっかりしてるから、トレーニングのパートナーにはもってこいかなって』
「別にいいけど……矢部とかも呼ぶのか?」
『矢部くんかぁ……年末年始はゲームとかグッズで野球に集中しなさそうだからパス』
それもそうか、と納得した友沢は、同時に言外の圧力のようなものを感じた。
かれこれ15年ほどの付き合いだ。電話口からでも、なんとなくみずきの望んでいる方向性が分かってくる。
「あー……とりあえず俺とお前だけで良いか」
『……!うん!あっ、場所はウチの別荘ある所なら選び放題だからね』
「金持ちだなぁ」
『褒め言葉として受け取っておくわ』
簡単に打ち合わせを済ませ、早めに電話を切る。心なしか弾んだみずきの声に、友沢は何だか照れ臭くなってしまっていた。 二人には他人が立ち入れない独特の距離感がある。
野球を始めてからずっと、相手のことを意識してきたし、アカデミーではチームメイトとして苦楽を共にした。
家族のトラブルに巻き込んでしまったことも有った。とはいえそれは、お互いを理解する一助になってくれたと、友沢は振り返る。
あの時みずきに教えたスライダーは、今やすっかり彼女の武器だ。
そして、ファームどころか一軍でも結果を出していくみずきを目の当たりにして、何だか嬉しくなってしまう自分を、友沢は割とすんなり受け入れていた。
別に腑抜けているわけではない。その証拠というか、友沢はしっかり新人王を掻っ攫ったのだから。
ただ、いわゆる『ライバル』という言葉では、二人の関係の説明が難しくなりつつあるというのは、当人達が一番よく理解していた。 ――
「うあー!キツかったー!」
「……まさか本気で俺に付き合うとは思わなかったよ」
自主トレ最終日。最後のクールダウンのランニングを終えたみずきは、貸し切りの練習場の真ん中で倒れ込む。
友沢は一応涼しい顔を装っているものの、この数日で追い込みをかけた身体のあちこちから悲鳴が上がっていた。
「いやー、前からずっと突っ込みたかったのよね。友沢くんは無茶し過ぎだって」
「そんなのは承知でやってる」
「もっとトレーナーの言うこと聞けば効率良く出来るでしょうに……ほんと練習バカっていうかさ」
結局のところ友沢は、誰かの考えたメニューよりも、自分がこれだと思うメニューに走りがちだった。
練習は嘘をつかないと、自分で証明して来たのだから当然といえば当然だったが。
「そこまで言うのになんで付き合ってくれたんだ?」
「同じメニューこなした人間から文句言われたら、別の練習しようって思うでしょ!」
「……おぉ、そうかもしれん」
「全く……もっとスマートにならなきゃ、選手としての寿命も短くなっちゃうんだから」
男とは比較にならないレベルで体調管理に努めざるを得ないみずきが言うと、説得力があった。 「しかし、頭の回る橘が敵の俺に塩を送るとはね」
「……うーん。敵っていうか、ライバルっていうの?……えぇっと」
段々小さくなる声には、明らかに戸惑いの色が滲んでいる。顔は下を向いているから見えないのだが、友沢にはみずきの困った顔がありありと思い浮かんだ。
ふと気付くと、自分も同じような顔になっているのに気付いて、友沢は無理矢理頭を切り替えようと適当に言葉を続ける。
「あー……えっと、そうだ、飯。今日の飯はどうなるんだ?」
「えっ?あぁ、友沢くんが構わないなら、またウチのスタッフに作らせるけど」
「うーむ。もう自主トレも終わるのにそれはちょっとどうなんだ……」
自主トレの期間中、友沢は橘グループ専属の栄養士やシェフ達が作る特別メニューを味わっていた。
みずきが直々に選んだスタッフということもあり、味や栄養バランスは完璧だ。友沢としては大助かりも良いところだが、貧乏性というか、これ以上世話になるのは気後れがしてしまう。 「帰るまでが遠足とか言うでしょ。だから明日になるまでは自主トレ。遠慮なんかしないで食べちゃいなさい。今日は特別良いもの作って貰うんだから」
「……プリンか」
「おっ、分かってるじゃーん。今日はカロリー前借りして食べてやるわよ」
「自主トレの意味が……まぁ最後くらい良いか」
「そうそう、飴と鞭はメリハリつけて使わないとね」
起き上がって歩き始めたみずきの顔は、心底楽しそうなもので。
それにつられて、友沢も笑いながら後を追った。 ――
(この自主トレも終わり、か)
夜。結局友沢は、みずきの別荘の厄介になっていた。
トレーニングから戻ったら当然のようにベッドメイクなどがされていたので、使わないのは申し訳なかったのだ。
時計を見ると、ちょうど日付が変わろうとしている。
努めて早寝早起きを実践し、体調管理をしている友沢にとって、この時間まで起きているのは珍しいことだった。
夜中にウェイトトレーニングをやったりすることもあるが、今日に関してはそういうこともなく、ただベッドの中に入って眠れない時間を過ごしていた。
その原因があるとすれば、あの時のみずきの態度だ。
敵でもなく、ライバルでもないなら、果たして自分とみずきの関係は、どんな言葉で表せば良いのか。
いっそ同じチームに指名されていれば、チームメイトという便利な言葉で誤魔化せたのに。
(友達以上……っていうのは自惚れ過ぎだろう)
その言葉の先は、あんまり考えてはいけないのではないかと思う。
少なくとも、明日の朝はみずきに会うのだから――と、友沢が考えた時。 コン
「ん……?」
扉がノックされたような音。この別荘には管理や警備のスタッフが常駐しているらしいが、友沢に用があるとは思えない。となると、ノックしてくる人間は一人しかいないわけで。
友沢はベッドから抜け出し、扉の前に立つ。
勘違いなら滑稽だったのだが、微かに人間の気配がある。
「……橘?」
『あっ?!えっと、ごめん、起きちゃった?』
「いや、何か眠れなくて。起きてたよ」
『……入ってもいい、かな』
「……おう」
『お邪魔しまーす』
お前の家も同然だろうと、友沢は突っ込みたくなったが、扉が開いた瞬間に鼻をくすぐった石鹸の香りに、どきりと固まってしまった。
しまった、と思った時には既に遅く、少し怪訝そうな顔をしたみずきと視線がかち合う。
「……ふふ、なに?変な期待とかしちゃってるの?」
「ばっ、馬鹿やろう、んなわけあるか」
楽しそうに入ってきたみずきを正面から見ることが出来ない友沢は、少し強めに扉を閉めた。 「……で?こんな夜中にどうしたんだ」
「んー……何となく、かなぁ」
何となくで男が寝泊まりしてる所にやって来るのはどうなんだ、と思う友沢だったが、それだけ自分が信頼されているのだと思うことにした。
既にみずきは当然と言わんばかりにベッドに腰掛け、脚をぷらぷらと遊ばせている。
「……自主トレも終わりね」
「そうだな。もう日付も変わったし」
「正直初日は不安だったの。これ続けられるのかなって」
みずきは今回、友沢に好きなようにトレーニングするよう念を押し、自身は殆ど口を出さず、ひたすら友沢の考えたとんでもなくハードなメニューを消化していた。
さすがに打撃と投球の練習はそれぞれで行ったが、二人がこなした練習量は全く同じだ。
「本当によく付いて来たよ」
「そうね。二度とごめんだけど」
それでも、トレーニングが充実したものだったというのは、くすくすと笑っているみずきを見れば一目瞭然だった。 「来年は私が考えたメニューやるから」
「来年も俺が相手?」
「……だめ?」
(ここでそれを出すか……)
息遣いや声の抑揚、顔の角度や見上げる視線。
友沢は、みずきが相手を問答無用でコントロールする天性の素質を持っていることを、嫌という程知っていた。
「はぁ。分かったよ。お前にゃ敵わん」
「やりぃー。次はもしかしたら聖も一緒かも。両手に華じゃん。喜んで良いわよ」
「あほか」
「あー。何よその態度。嬉しいくせしてぇ」
懐に飛び込んでくるように煽って来たみずきに、友沢は呆れながら――
(あれ?)
何か言葉を返そうとしたのだけれど、どういうわけか、いつもの憎まれ口が出てこない。
それは本当にたまたま、自主トレでいじめ抜いた体が吐き出した小さなエラーのようなものだった。
結果友沢は、払いのけられるのを計算尽くで飛び込んで来たみずきを受け止めてしまう。 「ふぇっ?」
縋りついたみずきの体は、友沢からすれば信じられないほど華奢で柔らかかった。
そんなことを口に出してしまえば、手痛いお返しが待っているから、とりあえず抱きしめる。抱きしめてしまった。
(……何やってるんだ、俺は)
暖かく、所々ふくよかで、良い匂いがして。
野球に真剣に打ち込むみずきに敬意を払い、普段は彼女の女性としての部分を気にしないようにしている友沢には、刺激が強過ぎる。
まだ疲れの残る体と心では、到底受け止めきれない。
「……友沢くん?」
気付くと目の前にみずきの顔がある。
(……何だよ。そんな顔、俺は知らんぞ)
こんなに頬を染めた、しおらしくいじらしい彼女の顔なんて見たことが無かった。
そもそもいつもの調子なら、とっくにわめいて顔を引っ掻かれているだろう。
つまり、疲れている、もとい雰囲気に飲まれているのは彼女も同じなのだ。
「……ぇっと、私……友沢くんなら……」
みずきの瞳の中に、口を半開きにした、どこか間抜けな自分が映っている。
女扱いなんてして来なかったみずきに、強く揺り動かされている自分。目を離せない自分。
それが悔しくて、でも何故か納得もしていて。
そして、二人はライバルではなくなった。 ――
「……おはよう」
「……おはよう」
爽やかな朝の挨拶、とはいかない。みずきは体のあちこちが痛くて、気怠げな声音を隠そうともしなかった。
そもそも同じベッドの中にいるというのに、取り繕うのが無茶な話とも言える。
「すまん」
「は?」
「いや、その、無理させ過ぎたかな、と」
「……友沢くんから気遣われるのに激しく違和感を覚えるわ。あんなに……うぅ、あんなに、ハッスルしといて」
「……すまん」
よくアスリートは『激しい』と聞くが、あんなに滅茶苦茶にされるとは思っていなかった。
しかも友沢はまだまだ余力があったように思う。いわゆるフィジカルエリートを舐めてはいけない。 「まさか初めてだとは思わなくてな……」
「ちょっと!そういうのはデリカシー無いって言うの!」
みずきは初めてだった。男に構う暇なんて、野球に全部注ぎ込んできたから。
しかし実際の所は、これで収まりが良いような気もしている。
友沢のことは嫌いではないし、彼もまた、昨晩たっぷりと愛してくれた。
捉え方が難しくて、もやもやした気持ちを募らせていたお互いの関係も、これで大きく前進したと言える。
「はぁ……ま、良いわ。やることやっちゃったし」
「その……何だ、責任は必ず」
「とーぜんでしょ。とりあえず三冠王くらい取らないと許さないから」
「何で野球の話に……しかも、ハードル高っ」
「だまらっしゃい!私に相応しい男の子になってよね」
扉の外に噂好きの使用人達が集まってしまっていることも知らず、みずきはがなり立てるのだった。 好対照かつ相性も悪くない二人 みたいなのが好きです
多分みずきちゃんってさげまんだよねと思った 文章は好きなんだけどなあ
これは友沢だぞこれはみずきだぞと必死で思い込みながら読まないと映像が頭に出てこないのが難点
文字だけじゃ無理なのだろうかむむむ 自分が書きたいように書いてるだけだから、文章が好きと言ってくれるだけでも嬉しいね
俺は9中心にプレイしてたから、主人公はあおいちゃんとか9彼女達のものって感じがしてしまって、みずきちゃんは自動的に友沢相手になってしまうね
アプリは手を出してないけど、確かしれっとみずきちゃんがスライダー投げるんだよね?
友沢から教えて貰うっていう過程がすっ飛ばされてるのはなんか勿体無いと思っちゃう
清は……清本、嫌いじゃなかったのになぁ あー、「自動的」って言葉の使い方で分かった
なんで伝わってこないのかが 彼女候補の人気投票はほむら>はるか=カレン>絵久>明星だってさ パワフェスは時系列むちゃくちゃでアレだけど社会人山口さん×高校生太刀川ちゃんがめっちゃ来てる そういうのって、絵で読むと面白いんだろうけど、文字だとああそうですかになっちゃうんだよねえ で、どう?一年越しの新作は
お眼鏡にかなう子いた? 独立編のあゆみちゃんがすごくかわいくてツボなんだけど、瑠奈好きな人もいるだろうし
カップリングで荒れそうなんだよなぁ
というかアマゾネスのドロドロ模様にはビビった
新人いびりのターゲットにされるあゆみちゃんが可哀そう…… >>671
荒れるほど人はいないでしょ
投下します
アマゾネス編主人公×佐菜あゆみ
エロ無し
アマゾネス編のネタバレを一部含みます 「すぅ……すぅ……」
俺の隣で、かすかな寝息を立てるあゆみちゃん。
ほどよく乱れた金色の髪が、汗が引きつつある肌をくすぐる。
「……」
無言で、彼女の頬を撫でてみた。
まっしろで、妖精のようにきめ細かな肌。
日焼け止めをなんども塗らないと辛い、というのがよく分かる。
嬉しかった。
『十六夜さんには、絶対負けないでぇす!』
『十六夜さんから絶対に、小波さんを振り向かせてみせるでぇす!』
いや、嬉しいなんてものじゃない。
もっと名状しがたいなにかが、胸の奥から込み上げてくるのを感じたっけ。
それは熱くて、それでいて心地よくて。
はじめから、俺は……あゆみちゃんの方を向いていたのかもしれない。
プロというほとんど不可能な目標を掲げられて、なんというのか……瑠奈さんに対しての想いは、急激に色あせていった。
ただ、等身大の俺を、無償で愛してくれるあゆみちゃん。
いつしか、そんな彼女と、ずっと一緒にいたいと思えるようになっていったんだ。
『とっくに、振り向いてるよ』
『へ!?』
『俺、気が付いたんだ』
『一緒にいて安心できる、たったひとりのパートナーが、誰かってことに』
あとから思うと、よくこんな言葉が出てきたな、と感じる。
あゆみちゃんに負けず劣らず、俺だって顔が真っ赤で……心の余裕なんて、少しも無かったのに。
その後、あゆみちゃんはひとしきりうれし泣きしてくれた。
途中から、彼女を抱きしめて……俺も泣いていた。
涙が、ふたりのユニフォームをじんわりと濡らしていったんだ。 「ん、んん……小波、さぁん……」
「え?えーっと」
「えへへぇ……ずーっと、一緒でぇす……」
寝言で、俺の名を呼んでくれた。
何度か聞いたことはあるけど、そのたびに胸が疼く。
この幸せすぎる感覚には、未だに慣れない。
「あゆみちゃん」
さらさらのブロンドを軽く撫ぜてみる。
「ありがとう。幸せすぎて、おかしくなりそうだよ」
「好きで、すきで、大好きで……この気持ちは、なんと言ったらいいかわからない」
「ずーっと、一緒にいようね……」
付き合い出してから、いろいろなところへ行った。
いつも一緒に待ち合わせするカフェ。
あゆみちゃんの大好きな二種のパフェを、二人でシェアするのが日課になりつつある。
市内唯一のテーマパーク。
ホラーハウスでは、俺の方が怖がって……あゆみちゃんにしがみついたりしたっけ。
立派な天守閣を持つ城跡。
得意そうに早口で解説してくれるあゆみちゃんの話に、付いていくのが精いっぱいだけれど。
そういう姿すら、とても愛らしいと感じる。
ショッピングモールでの買い物は、もう何度したか覚えていない。
最初のころは、『待っていてくださぁい』と言われたお店に、この間初めて連れて行ってくれた。
顔を真っ赤にしながら。
当然だ。
アパレル系ブランドのお店だったけれど、半分ぐらいは下着売り場が占めているんだから。
『どれが、いいと、思いますかぁ……?小波さんの好みで、選んで、ほしいでぇす……』
うつむき加減で、上目づかいで……でも、どこか期待しているような。
そんな彼女の琥珀色の瞳が、俺の心を際限なく高揚させた。
「……なんだか、もう……あゆみちゃんなしじゃ、生きても行かれないよ……」
「付き合い出す前に思っていたより、ずっと……好きになっちゃったみたいだ……」 「それは、よかったでぇす♪アタシもぉ、幸せでぇす♪」
「へ、えっ?」
驚いている俺の前で、あゆみちゃんが目をぱちくりとする。
「お、起きてたの?」
「はいでぇす♪」
「ど、どの辺りから……?」
「んん……すきすきって、言ってくれてるところぐらいからかなぁ♪」
うわぁ。
恥ずかしい言葉をほとんど聞かれてしまった。
「そうだったんだ……」
「はぁい♪あんなに想ってくれて、アタシもぉ……女冥利に尽きまぁす♪」
彼女は顔をとろんとさせて、唇を近づけてくる。
俺も、目を瞑ってそれに応えた。
ちゅっ。
唇同士で軽く触れ合うだけのお子様キス。
もちろん、数えきれないほどのディープキスもしたけれど。
今そんなことをしたら、お互いスイッチが入ってしまう。
明日は練習日だから、そんなに夜更かしするわけにもいかない。
それはちゃんと分かっている……つもりだ。 「もっとぉ、ちゅーして、くださぁい♪」
この顔を独り占めできる俺は、世界で一番の幸せ者だと思う。
ご機嫌で、瞳を潤ませて……続きを望むあゆみちゃん。
「うん……」
ちゅっ。ちゅっ。
こんどは額に、そして頬に。
「はぁ……お返し、でぇす♪ちゅ♪」
あゆみちゃんからは、俺のまぶたに。そして鎖骨に、耳に。
「ん……あゆみちゃん、キス、すき?」
「はいでぇす……キスでだって、きもちよくなれまぁす♪」
「うん。じゃあ、もっとするから……もっとしてほしいな」
「小波さぁん……ちゅ。らいしゅき、でぇす♪ちゅっ♪」
明日の練習は遅刻するって、何時ごろ連絡入れようかな。
これでは、再びスイッチが入ってしまうのは……時間の問題だろう。
そう、頭の隅で微かに思ったものの。
今はただ……彼女の体温を、すぐそこに感じていたい。
そう結論を出した途端、あゆみちゃん以外のことは、頭の中から飛んでいってしまった。
ぎゅっ。
二人で抱きしめあいながら、夜は更けていく…… 終了です
アマゾネスであゆみちゃんイベント完走難しすぎ
全部デート終わって7/4とかでもラストのイベント来ない…… >>665
ポタ3の三人娘の中でなぜこうも扱いに差が出たのか
ポタ4と違ってテキストはちゃんと個別に用意されてて甲乙付けがたかった
それとマイライフの嫁候補はもっと知られてもいい ここを見て、友沢とみずきに燃えて12決引っ張り出してきたw二人のイベの後日談のシチュもありですな ペナントは優勝が決まるがパワプロ界はどうなってるのかね 「「ねえ、どっちを選ぶの!」」
二つの声が重なる。
今自分は二人の女性に問い詰められている。
ろくに色恋沙汰の経験をしてこなかったなりにいなしてきたものの、ついにいなしきれなくなってきた。
自分を問い詰めているこの二人はただの女性ではない。二人とも同じ職場の人間で毎日顔を合わせている関係だ。しかもその職場はプロ野球で役職は投手だ。
プロ初の女性選手とその背中を追ってプロになった選手。最初は色物扱いされたが今はそれぞれチームに欠かせぬ左右のリリーフとして活躍している。
そんな二人から詰め寄られるのは本当は役得なのかもしれないが、同じチームの選手という肩書を背負う自分はこういうことは最もあってはいけない人間だ。
スキャンダルにでもなったら大問題であり、何より決断を下すことでどちらかを傷つけることになるようなことはあってはいけない。
そのジレンマを抱えながら、ある日この二人に試合後ロッカールームに残ってくれと言われた結果、このような修羅場になった。 この二人がこういう関係になった最初の出来事は何だったのか、もう覚えていない。
キャッチボールの相手を二人で取り合ったことだろうか。それとも試合後のクールダウンの相手の取り合いだろうか。
球場からの行き帰りをどちらが共にするかだろうか。オフをどちらと共に過ごすかだろうか。それとも…
思いつくことがあり過ぎて、それだけで頭が痛くなる。
近頃はこれらの行為がエスカレートしてきた。
やたらと物理的に距離が近いのである。
何をするにもかなり密着してくる。
ウォーミングアップ・クールダウンの柔軟などはかなりまずい。
夏場で暑いからなのかはわからないが、最近はやたらと薄着だ。感触や女性特有の香りがダイレクトにくるので精神衛生上よくない。
嬌声を上げられたときは周りに聞いている人がいないことを願った。幸いスキャンダルになっていないので誰もいなかったのか、それとももう諦められたのか。
野球を離れてのところではもはや無法地帯だ。
二人の恐喝ともいえる要求から自分ひとりの時間は最後に過ごしたのを思い出せないまでになってきた。
買い物に行こう、食事をしよう、先日の試合でのピッチングの分析をしよう…
さまざまな大義名分の下、密着されてきた。 二人の申し出を断ればいい、そう思った時もあり実際に断った時もあった。
ただ、断ると二人とも機嫌が最悪になる。
あおいちゃんは断ると苛立ちを抑えられなくなる。マウンドでは今まで誰も感じたことのない殺気が出ていた。
自慢の制球は乱れ、球速はスピードガンの故障を疑うほど出ていた。打席に立てばどこまでも飛ばしたのではないか。
いつも自分とあおいちゃんに茶々を入れてくるチームの先輩や相手打者も、あおいちゃんのこの姿を見てこの日は何もしなかった。
イライラをぶつけることで自チーム、相手チーム、マスコミ、その他かかわる人たち全員の雰囲気が悪くなる。和を乱すのでやめてほしい。
みずきちゃんは断るとコミュニケーションは一切なくなる。サイン通りのボールなんて一球も来やしない。
あえてファウルチップがキャッチャーの防具のないのど元に来るようなボールを投げる、ワンバウンドして急所に当たるようなクレッセントムーンを投げる…もう思い出したくない。
そして相手バッターにも危険球まがいのボールを投げる。相手に禍根を残し、チームに迷惑をかけるのでやめてほしい。
このようなことがあり、二人の申し出を断ることができなくなった。
申し出は受け入れるしかないので受け入れるが、アプローチがすごいのでいなしていなして逃げ切ってきたが、ついに逃げ切れなくなり今に至る。 「ねえ、小波君。付き合いの長いボクを選ぶよね。」
「先輩、付き合いの長さなんて関係ないですよね。」
二人が真っ向から対立する。
「おいおい…」
「それに私と過ごすほうが楽しいですよね?」
「そ、そんなことないもん! …そうだよね、小波君…?」
「両方とも一緒に過ごして楽しいから!」
二人を必死になだめる。
「先輩、こんなかわいい女の子と一緒にいられるんですよ?」
「…小波君はかわいい子のほうがいいの?」
「二人ともかわいいから!」
「「!!…///」」
二人して赤面する。
「二人とも一緒にいて楽しいし、かわいいし…それかr
「「で、結局どっちを選ぶの!」」
振り出しに戻された。
「ボク、小波君じゃなきゃやだよ?」
「先輩、私、先輩以外考えていませんから。」
「うう…」
二人の決意は固いらしい。
以下無限ループ 規制解除されたんで昔寝れなくて書いたやつを投稿してみた。 こういう1アイディアを一発短編で済ませてしまっているのを読むと非常に勿体ないと感じる
膨らませれば、エロはもちろん、次々にエピソードの湧く長編も描けるのに >>691
どうもありがとう。
>>692
長編はエターになりそうで怖い…
スレを動かすがてらとりあえず投稿してみた。 「外堀はもう埋まっている、あとは本丸だけ。」
絶体絶命の状況に使われる表現だが、幸い今自分は特に命や体に危険が生じているわけではない。
ただ、もう逃げられない。
物理的には逃げられるのかもしれないが、とてもじゃないけど逃げられる状況じゃなかった。
彼女…須神絵久からプロポーズされていた。
プロ入りが決まったのち、後は自分の名前とハンコを押せば完成するまでの段階の婚姻届を渡されたときは何も考えられなかった。
「…あー、アハハ」
笑うしかなかった。彼女の勇気に完敗だった。
明日になればハンコを持ってこれる、と言ってサインは待ってもらった。
彼女のことは勿論好きだ。
ただ、自分としてはとてもじゃないけど結婚なんてできる状態ではなかった。
まだ自分はプロの野球選手にはなっていない。仮にプロの野球選手になったとしてもいつクビになるかわからない世界。
プロで自分の実力が通じないかもしれない、ケガで再起不能になるかもしれない、チーム事情で使ってもらえないかもしれない…
リスクばかりが頭に浮かぶ。
とてもじゃないけど高校卒業もしていない身では彼女のこれからの人生を背負えない。
そんなリスクがあっても彼女を養っていけるのだろうか。そして彼女を幸せにしていけるのだろうか。
自信は無かった。 「アンタ、何考えてんのさ。」
家に帰り母親に会うとこう尋ねられた。
「野球バカのアンタのことだ。そんな顔してたらすぐにわかる。」
「アンタの頭じゃ野球以外のことはろくに考えられないよ。」
自分一人でも抱えきれないと思い、今日絵久ちゃんからプロポーズされたこと、そして今自分が抱えていることを打ち明けた。
「バカねぇ、アンタ。」
話し終わるや否や開口一番母親はこう言った。
自分がここまで抱えていただけにバカと言われるのは頭にくる。
だが母親は続けた。
「その子もアンタに人生預けてんだ。そんな子世の中にそういないよ。」
そのセリフが自分に響いた。
何もリスクを背負っているのは自分だけではない。彼女も同じだ。
それでも彼女はありったけの勇気を振り絞ってプロポーズしてくれている。
それが分かったとき、自分が抱いていたものが収まった感じがした。
「人生でそんな人一度会えるかどうかじゃない?そんな子と出会えたんだから結婚しちゃいなさいよ。」
「…ああ。」 しかし母親も無責任だ。
仮にも自分は息子だ。なのに結婚してしまえだなんて余程息子に関心がないか結婚というものを軽く見ているかのどちらかだ。
そう思っていると、母親は表情を少し緩めてこういった。
「…今まで野球にしか打ち込んでこなかったアンタが野球そっちのけでハマりかけたぐらいの子だ。心配してないよ。」
このセリフも自分の中に響いた。
振り返ってみると事あるごとに自分の隣には彼女がいた。
彼女の存在は自分にとって思っている以上に大きくなっているのだろう。
そして、ろくに会ったことがないにもかかわらず母親も絵久ちゃんのことを信じているのだろう。
「さっき言ったこととは違うけど他人の人生背負える、まして他人を幸せにできるほどアンタは大した人間じゃないさ。だからその子の人生を背負おうとか幸せにしようとか考えなくていい。」
「アンタが野球やっていればその子もきっと幸せさ。だからアンタは怪我だの通用しないだの考える前にちゃんと野球やんな。」
「…おう!」
迷いはなくなった。
明日、彼女に返事しよう。
最後に母親はこういった。
「まあ駄目だったらしょうがないんじゃない?そんときは実家帰っておいで」
…縁起でもないことを言うな。 翌日、ハンコをもって学校へ行くと絵久ちゃんに会った。
「おはよう、絵久ちゃん。」
「おはよう、小波君…」
挨拶を交わした後、彼女は不安そうな顔を浮かべた。
「あの…」
「サイン、するから。」
「…え?」
「…結婚しよう、絵久ちゃん。」
「…!」
最初は何を言っているのかわからなかったようだが、言葉の意味を理解すると表情が変わる。
「ご…めん、ほん…とうに…け、けっこ…ん…して…くれ…る、って…い、言って…もら、える、って…お、おも、って、なくて…」
彼女の嗚咽交じりの台詞を聞いたとき、彼女が今まで抱えていたものが彼女にとって大きく、重かったものだったことを感じた。
どれだけの大きさ、重さの不安や辛さを抱えていたんだろう。
そしてそれだけの不安や辛さがあっても捨てられなかった思いの大きさも感じた。
それだけの思いを自分に対し抱き続けてくれた彼女と一緒に生きていきたい。そう思った。 以上です。
一度は書いてみたかった絵久ちゃんのSS。
最近のパワプロを知らないから古いキャラばかり… >>701
素晴らしい!
朝起きたらこんな素敵な投下があって驚いたわ
絵久ちゃんマジ正妻
アプリやってるけど絵久が来て欲しいと思う反面、改悪されないかという不安もあったり 絵久は今後…
・パワプロアプリ彼女候補の目玉
・サクセス彼女として復活
・マイライフ嫁候補(大穴)
さあどれでしょう 黄泉の国までついて行くって絵久ちゃんあんなヤンデレキャラだっけ・・・ 新作のPVが公開されてキャラにボイスが付くとの事だが、さて >>716
やっぱり絵久ちゃんかわいい
性能も最強クラス アカデミーだから12だっけ
確かパワフルの難易度が本当にパワフルになった時 なんか今回のサクセスあんま評判良くないみたいだな特に彼女関連が
スタッフがカプ厨なのか知らんけど主人公そっちのけでイチャイチャってのがそこかしこにあるらしいじゃん
力入れるところ間違ってないか?
14のアレから学ばなかったのか 忘れるところだったあおいちゃんお誕生日おめでとう! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています