「どうした?」
「あれ……。え……、ちょっと……」
動揺している様子の梅子は、太ももを擦りあわせると、しだいに腰を揺らし始める。
その様子を見て、梅子の中を探りながら、信郎は慎重に玩具を動かした。
「だめ……っ。待って……、ノブ…っ!」
玩具を摘まむ信郎の手が、梅子の両手に握り込まれる。
しかし、信郎はお構いなしに玩具を動かしていた。
二人の呼吸音が荒くなっていく。信郎の手が梅子の下着にかかり、梅子は黙って腰を上げた。
手早く下着を脱がされ、むき出しになった下半身に信郎の視線を痛いほど感じる。
両足を広げて露わになった自分の中心部へ、突き刺さって震える玩具。
そんな映像が見えた気がして、恥ずかしくなり閉じようとした足を、信郎が更に押し広げた。
堪らなくなった梅子は枕を抱え、顔に押し付けた。
暗闇の中、信郎の動きを触感だけで感じ取る。玩具がゆっくりと、引き抜かれていく。
ふっくらとした下の唇が2本の長い指でめくられて、薄皮を剥かれた中央の粒へ玩具が滑ってくる。
「んっ……っ!」
その時、痛覚に似た快楽が梅子の全身を突き刺した。
ギリギリまで離されたり、強く押し付けられたりしながら、秘粒が振動を与えられる。
頭の中が真っ白になる。追い込まれた梅子の下半身が、硬直した。
梅子が意識を手放す寸前、突然刺激が止み、ハッとした途端に下の入り口へその先が向かった。
「はぁ……んっっ!ぁあ……」
再び挿入される玩具を、自分の体がやすやすと飲み込んでいく。
信郎は指先を慎重に使って、微妙に角度を変えながら、梅子の奥でどのあたりを刺激しているのか確認しているようだった。
梅子の体が海老のように反り返る。
その場所を探り当てた信郎は、玩具を小刻みに動かして絶え間なく刺激を与え続けた。
二人の荒い息と、蕩けた下の口から聞こえる水音、そしてモーター音が激しく混じりあう。
「んっ!んんーーっ!」
とうとう梅子は、顔に当てた枕で押し殺した悲鳴を上げ、果てた。

「どうだ」
梅子はトロンとした目を開き、座ったままだった信郎へ焦点を合わせた。
「すごい……。まだ中が痺れてるみたい……」
荒い息を整える梅子へ、信郎が「よかったか」と自信ありげに尋ねたが、梅子は「うーん」と言って眉間へしわを寄せる。
「何だ。よくなかったのか」