グッタリと横たわる梅子の満足そうな顔を見て、信郎がニヤッと笑う。
信郎と目を合わせた梅子は、深く微笑んでから「体がバラバラになりそう」と言い、信郎の方へ一つ転がった。
「でも……。……な」
「ん?」
腕を枕にして梅子の隣で横になっていた信郎の胸に、梅子が額をつけて呟く。
「ノブと、繋がりたい……」
梅子がそう言い終えるや否や、突然、襲ってくるような勢いで信郎が梅子へと覆いかぶさった。
梅子は、目を閉じる前に見た、信郎の男臭い顔を瞼の裏に見ながら口づけを受ける。
信郎が梅子の口を吸いながら自身の寝巻を脱ぎ捨てる間、梅子も腕を袖から抜き、素肌で信郎を迎えた。
肌と肌が溶け合うように重なり、同時に梅子の隙間が信郎によって埋められていく。
ああ、これだ。梅子は体中が満たされていく感覚に酔った。
「梅子の中は、温けぇな」
気持ちがいいと言う信郎に、梅子も目を三日月のようにして「私も」と応える。
信郎は自身を奥まで突き刺したまま、梅子の子宮を圧迫するように腰を動かし、梅子の中は浅い痙攣を繰り返す。
二人はしっかり抱きしめあって、ゆっくりと深い繋がりを楽しんでいった。
「……ノブ?」
突然動きの止まった信郎は、布団の横を見つめていた。
「んっ……っ、ちょ…っと、ノブ……っ」
繋がったまま、信郎が目をやっていた先へ手を伸ばす。
何を取ろうとしているのか、信郎が手を伸ばすほど接合部分に体重がかかり、子宮口を強く圧迫される。
梅子は更なる強い刺激を求めて、自らも腰を突き出した。
スッと信郎の腰が引け、挿入が浅くなる。
たった一瞬でも心細さを感じ、梅子が目を開けると、信郎は先ほどの玩具を手にしていた。
「せっかくだから、色々試してみるか」
「……試す?」
中心部は捉えたまま、信郎は密着していた上体を起こして玩具のスイッチをひねる。
そして、妙に真面目な顔で玩具の先を自分の指に押し付け、振動の具合を確認した。
まるでこれから何かの実験をされるようで、胃の下の辺りがソワソワと落ち着かない。
梅子は浅く息を継ぎながら、興奮で心拍数が上がっていくのを感じでいた。
梅子の横へ左手をついた信郎は、目を合わせて微笑みかけると、玩具を梅子へ向けた。
挿入がグッと深くなる。梅子は信郎と玩具を見つめて、その時を待った。
「きゃっ……あぁ……あんっ」
「おっ、凄ぇな梅子」