「うるぁぁぁああぁぁぁぁ!!!」

コブちゃんの叫び声で俺とヒカリちゃんはハッとして手を離した。

「に、に、にんぽぽ〜!(怖い〜!)」
既にアツモリマンはコブちゃんの足元で白旗を上げている。
結局、コブちゃんのおかげで俺達は一度も攻撃することなく、戦いに勝利してしまった。

ーーーー
「アッパレでござる!」
ヒカリちゃんの説得で俺達とアツモリマンは和解した。
案の定、彼らの勘違いだったみたいだ。

「ヒカリ姫が戻らんのは寂しいが、一件落着でござるな!」

俺達は握手を交わし、また会うことを約束した。??
「ああ、今度は一緒に子どもたちを守ろう。」

ヒカリちゃんも嬉しそうだ。
「今度、伝書鳩を送りますね。」
「にんぽぽ♪」

一発も殴れなかったことに不満なコブちゃんが思いっきりガンを飛ばしていること以外、とても平和な時間だった。