【ドラマ】リーガル・ハイでエロパロ★2
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子供に言い聞かせるような「先生?いっしょにがんばりましょう?」「もうむりだよぅ…」が萌え死んだw ピグモンかwww
あと先生の「冗談じゃない!!!」って叫んでたとこで泣いた >>1乙
ピグモンの場面は完璧に黛が母性に目覚めていたな
いや、ダメな兄を説得する妹かな?
なんだか声も優しいし、いつあの毛布の中に入るのかと思ってたよ
羽生くんもボスになって腹黒でもヤンデレでもドSでもいけるようになって毎日が楽しいです 俺は粉雪にしてやったよのやりとりが好きだ
あのときの二人のお互いを見る視線、兄妹夫婦以上の絆そして信頼があったぞ
下手にチューとかしちゃうよりよっぽどみなぎった
羽生の空気度がかわいそすぎたがw
あとあのおっさんどこ行ったwww だめだ…おでこごっつんが可愛すぎた…
きゃいきゃい言いながらごつんごつんしてるの見て
お前らイルカみだいだなって思った
かわいい… 携帯が鳴ってひゃあああとうずくまり、
黛先生が!の声にスッゲー怯えた顔してたのに
いつもの険しい表情で病院にかけつけるコミー萌え でも黛の無茶なところはもう少しどうにかしないとこれからも先生は気が気じゃないだろうなぁ 次回予告の
黛が「私は真実が大事だと思うの」
と言う後ろで黛を見つめるコミーの顔がたまらない
あとイス蹴飛ばすコミーカッコイイ♬ こみまゆ人気凄いね
ドラマでこんなに人気あるカップリングも珍しいんじゃないの >>12
あのイス蹴りはコミなのかー
マユが絡むと冷静さを欠いて
らしくないことまでしちゃうんですねw >>14
個人的な意見だけどライアーゲームの秋山と直ちゃん並に人気あるような気がする
あぁもう今週最終回とか信じたくないよ…
楽しみだけど終わってしまうのが辛い
最後までこみまゆがいつも通り楽しそうにしてたらそれだけで満足だ 蹴散らすぞ!のとこ、自分も怖いのに黛が緊張してるから強気を見せるとこが優しい ケイゾクとかトリックスペックとか
こういう男女コンビはドラマでも人気出やすいね
こみまゆ今週で見納めなのは寂しいけど続編もあるっぽいから嬉しい 罵りあう男女コンビが
たまに相手に見せる信頼がたまんないw 病院の場面でこみかどと黛の二人きりだったらまたハグしてたに違いないと思うと妄想が捗る
皆がいるからおでこごっつんで我慢
これはこれでごちそうさまw >>22
堺雅人がそんなこと言ってたの?
それってガッキーと雰囲気悪くならないんだろうか…ガッキーってなれなれしくされるとキレるってどっかで聴いたぞ ガッキー、堺さん好きっぽくなかった?結婚したから遠慮がちだけど インタビューなんかでいってたな
まぁ中の人はそれくらいでいいじゃないか
あくまでもリーガルハイでするべきだ >>24
>>26
根も葉もない噂や主観的な憶測はやめましょうね
ここは中の人スレでもこみまゆスレでもなく、あくまで「リーガル・ハイでエロパロ」スレですからね こみまゆが好きって言ってたわけじゃないけど
雑誌ではよく二人のラブをもっとやりたいって言ってたね >>30
オトナファミ嫁
番宣インタビューで言ってた希望的観測がこんなに早く実現するとは
古沢さんよくぶっこんでくれたなー >>31
服部さん、お帰りです
中の人の話はスレチですよ 最終回どーなるんかなぁ•••
こみまゆを見れる感じではない気がする
とにかく全裸待機^^ めざましの予告映像で、二人並んで裁判長に話しかけてる姿が可愛すぎるw
揃って裁判官席の机にちょこんと手をかけて、上目遣いで…
おまいら、わんこか!w 最終話見た
服部さんはやっぱりこみまゆ派か…
黛先生の事務所お泊まりも寧ろ応援してくれそうだな 最終回なんて……信じたくない……
もっとみたいよぉぉぉおおお!
まさか羽生がホモとはw
「キャッ!何ですか!きゅうに押し倒して!」
「うるさい黙ってろ僕は腹がたって仕方が無いんだ拘束回転三所攻めをやってくれるのかと思いきやあの安藤貴和め僕をつないだままほったらかしにしたんだだからお前で性欲処理をしようと思うんだが悪いか?」
「へっ……はっ…///////」
「では私がうけた屈辱を黛もうけてみろ」
誰か続きおねげえしますだ えーと、高速じゃなくて拘束だったん?
なんかロープで縛られてましたけどw >>37
うわわ神GJです
なんてかわいい2人なんだろう
個人的には一期ラストがこみまゆで指差し合うだったに対し
二期ラストが指差し合いながら指を握るにランクアップしたことに萌えたわ 差した指を握るのって暗喩なのかうわエロっとか思ってしまった自分を恥じた 終わってしまった・・・
寂しいよ〜
3期を早く!! 手足つないで目隠しした段階で黛にバトンタッチしたのか?と妄想。
「い〜い?幼稚園児。教えた通りにやんなさいよ」
「はい!ありがとうございます。貴和さん!」
「でも、何のためにこんなことするの?あなたドS?」
「これは切り札です、私の。ずっと先生のそばにいるには、私もピストルを隠し持っておいた方がいいと思って」
「ふっ…ずっとそばに、ね。じゃあ最後にイイコト教えてあげるわ。
アイツの恥ずかしい姿を楽しんだら、あなたも服を脱いで、アイツの目隠し取っちゃいなさい。
ずっとそばにいたいなら、それがベストの方法よ。そうすればピストルなんかよりずっと強い武器が手に入るわ。女という武器がね」 >>45
神よ〜〜〜〜〜っ!
「しかも何だかとっても美味しそう!」 「羽生くんのことは好きだよ」「でも仕事と恋愛は両立できない」ってことは好き=人として、じゃなくて
真知子は羽生くんが好きだったのかな 羽生に惹かれて傾きかけると強引に引っ張り戻すコミにまた萌えるのです。
羽生に惹かれる自分に黛が気付く前にかき消すみたいな。 羽生が黛に向かって、「まるでコミカド先生じゃないか!」って言った後の
どや顔で「いけないか?」のコミに萌えた!
俺色に染まりましたが何か?ってか! >>41
黛が握ったのは「おざおざとは男女のアレ」って動かしてた指! >>39
となると3期のラストは…
>>41の暗喩が暗喩じゃなく直球ストレートでアワワワワ(°□°;) 3期マジでエロ入るんかなー
黛はしばらく、羽生くん元気かな〜とか言っててこみをイラつかせとけばいいw >>50
あの時のコミもんの勝ち誇った顔モエス(*´ェ`*) 3期は11時枠でもいい!!
そしてもっとエロく!! 3期ストレートなエロくるならガッキー濡れ場初解禁かw
早くこないかなwktk
「君をあの事務所に送り出したのは何のためだ!情報を手に入れるくらいしたんだろうな」
「はぁ!?初耳ですよ!」のやりとりあれ凄いニヤニヤした
自分から手放したぶん帰って来いって言えないから
黛が自分の意志で戻ってくるように遠回しに伝えたんだよね
あっさり言ったけどかなり印象に残るセリフだった >>50
同じく!俺色に染めてやったという大人の男の一段上の余裕を感じるw
あとおざおざの森に行く前羽生がまちこ呼びした一連のイチャイチャに
対するコミの細かな反応が萌える。
無意識にせよあれはきっと気に食わなかったに違いない クリスマスイブはトイストーリー3部作観ながら号泣してました(半ギレ) >>47
そのセリフは、
恋愛=羽生みたいな男とするべきもの。
仕事=古美門と過ごす時間。
と解釈した 今更はまって1期とSP借りてみた
こみまゆにはまってはやくはやく二期DVDして3期を…!!! 無罪判決でるちょっと前ぐらい
黛「貴和さん、頑張りましょうね!」
貴和「あ、えぇ、うん。…なんかあったの?いつもよりかなーり嬉しそうだけど。」
黛「あたりまえじゃないですか!やっとここから貴和さんをだしてあげられるんですよ!!」
貴和「……………古美門に処女ささげた?」
黛「はいっ!…えぇ!?……………なんで分かるんですか/////////」
貴和「んー…女のカンよ。よかったわね。」
黛「はい//////」
貴和「…………結婚式はよんでね。」
黛「ひゃい!?」 うん、実際こんな感じだろうな。
露骨だもんな黛は
嘘はつけない
GJ 最終回の続きを妄想。
「でも真知子ちゃん、ここに戻って来たら、ますます忙しくて恋愛する時間も無くなっちゃうね」
「はーっはっは!愉快な冗談だね。蘭丸くん。戻っても戻らなくても、コイツに恋愛の可能性なんてゼロだ」
「ちょっと!失礼ですね!可能性ゼロなんかじゃありません!でも今は恋愛より仕事に専念するって決めたんです。先生に勝つまでは!」
「そんな日は永遠に来なーい」
「じゃあさ、真知子ちゃん。せめてキスフレでも作ったら?」
「キスフレ?」
「僭越ながら解説いたしますと、キスフレとは、友達以上恋人未満。唇を交わすのみの相手でございます。近頃、そのような関係を望む女性が増えているとか」
「そうそう!妊娠のリスクは無いけど、女性ホルモンとかに良いんだって。俺が真知子ちゃんのキスフレになってあげよっか?」
「やめてよ。恋人じゃない人とキスなんて理解できない」
「さすが朝ドラ。私はむしろキスしておきながらその先を我慢することの方が理解に苦しむがねぇ。
さぁ蘭丸くん!無駄口はそのくらいにして、おいしい著作権問題でも探しに行きたまえ。次は潜水艦を手に入れて海底1千メートルでするんだもんねーっ」
立ち上がって両方の人差し指をクルクル回す。
「はーい。ま、とにかく真知子ちゃんが戻って嬉しいよ。じゃまたね!」
ちょうど服部さんも夕食の片付けを終えていた。
「私も、黛先生が戻られて大変嬉しゅうございます。では、本日は失礼致します」
「お疲れさまでしたー…」 >>69 の続き
なんとなく古美門と並んで服部さんを見送った後、表情をうかがう。
(蘭丸くんも服部さんも、私がここに戻ったことにしちゃってたけど…何も言わないってことは…)
黛の視線に気づいた古美門と目が合った。ゆっくりと1度まばたきをした古美門の瞳には優しい色が浮かんでいた。
(私、戻って来たんだ。ここに…。先生の隣に…)
しんみりしてしまいそうで、何か話そうと言葉を探す。先に口を開いたのは古美門だった。
「草の者とセフレになればよかったじゃないか」
「キスフレです!わざと間違えましたね。セクハラですよ!」
「どっちでもいい。キスでもセックスでも少しは経験して、ハニートラップの1つくらい仕掛けられるようになりたまえー」
「私には出来ないし、するつもりもありません!先生は誰とでもするんでしょうけどっ」
「私はいい女としかしない。いい女かどうかは顔と足首とおっ」
「あーはいはい。そーですかっ」
「何を怒っている」
「…先生は、先生はいいんですか?私が誰かと…」
「なぜ私が出てくるんだ」
「えっ?いや、あのぉ」
(変なこと言っちゃった…)
顔を逸らそうとした瞬間、顎を掴まれた。
鼻先がつくほど近くに古美門の顔がある。
低い声で言う。
「人間とは愚かなものだ。美女しか相手にしないはずが、チンチクリンを構いたいと思う夜もある」
「せんせ?」
「今夜だけは、愚かさを愛してみようか」 すごいすごいすごーーーい!
まるでドラマを見たような気分です! 9話ごっつんこの後を妄想。
「いったぁ…」
額をさする黛をしばらく見ていた古美門だったが、突然、その胸に包帯の巻かれた頭を抱き込んだ。左腕は黛の腰に回り、皆に背中を向けて黛を隠す。
一同が呆気にとられている隙に右手を伸ばし、病室のカーテンがシャーッと音を立てて引かれた。
あっという間に白い布に囲まれた個室が完成した。
外にいる誰もが言葉を失っているうちに、あられもない音が洩れてきた。
「きゃ!せんせっんぅ…」
ちゅっ
「んっ」
ちゅう…ちゅ…
「WAO!」
「邪魔者は退散した方が良さそうだね」
「左様でございますな」
足音が遠ざかる中、淫靡な響きは止むことなく、ささやかな空間はますます熱をはらんでいった。
「んん…はぁ」
ぴちゃ
「っふぅん…」
病院を出た羽生に蘭丸が声をかけた。
「晴樹、大丈夫?驚かせてごめん」
「ああ。とにかく真知子の意識が戻って安心したよ」
「それにしても、先生、いい年して大胆だよね」
「うん。今日の弁論も圧巻だった。まるで真知子への想いを告白してるみたいだったけど」
「へ〜。古美門研介、最高裁で愛を叫ぶ、って感じ?」
「ははっ」
「先生の声が真知子ちゃんに届いたのかもね。あんなに息切らして駆けつけて来て、真知子ちゃんの笑顔見たら我慢できなくなっちゃったのかぁー」
「…罪な人だ」 >>74
GJ!!!
終わっちゃって寂しかったんで
うれしいよ〜
ありがとう! 1期はリーガル・ハイ
2期はリーガルハイ
3期はリーガル♡ハイか!? もういろいろ可愛かったけど…
終わるなんて嘘だろ
スペシャルと三期絶対ある…よな?
結婚しちゃってください 鮎川の裁判で黛がコミーを見る目ときたら超乙女だったよな >>78
慰めてくれてありがとぉおお!!
ちなみにあそこはハート >>80
ハートか
じゃあエンディング曲は腐女子ガールで 金崎組に行くのを不安がる黛に付き添ってあげるのが、当然のように古美門なのが嬉しかった。
誰が決めたの?
1.服部さんと蘭丸の場合
「ここはヤバいね。先生、一緒に行ってあげなよ」
「なぜ私がそんな危険な目にあわなければならないのだ。この私に何かあってみろ。日本の法曹界にとって壊滅的な損失となることは間違いない!」
「先生、どうぞお気をつけて」
「服部さん!軟弱な私などよりあなたが行ってやるべきでは!?」
「とか何とか言って、結局行ってあげるんでしょ」
「冗ー談じゃないっ!絶対絶対絶ーっ対行かないからなっ!!」
「心配なくせに」
「明日は、私の秘蔵の防弾チョッキをご用意いたします」
「服部さん!?」
2.黛の場合
「私一人ではちょっと…。先生、明日9時出発でいいですか?」
「はぁ?なぜ当然のように私を連れて行こうとしてる!」
「行ってくれないんですか!?」
「当たり前だっ!よりによってこんな恐ろしい所!私が行くわけないだろう!君一人で行きたまえ」
「そんな…」
「行ってあげなよ〜。真知子ちゃんがこんなにストレートに甘えるなんて珍しいじゃん」
「ちょっと蘭丸くん!?私べつに甘えてなんか」
「不安な場面で思わず頼ってしまう男性こそが、女性にとっての想い人でございますよ。黛先生」
「そんなんじゃありません!私はただ、どこに行くのも先生と一緒がいいだけです!!」
「…」
「決まりだね。せんせ、グッドラック!」
3.古美門の場合
「…わかった」
「先生、行ってあげるんだ」
「何だ」
「いや、だってここ…」
「だーかーら私がついて行ってやるんじゃないか。万が一また体当たり馬鹿作戦でもされたらかなわないからな」
「そっか。良かったね、真知子ちゃん」
「んー…先生で大丈夫かなぁ」
「私は守ると決めたものは守る」
「先生かっこい〜」
「私はいつでもかっこ良くてタフで、その上セクシーだ。服部さん、お風呂にします」
「はい。ただ今」
タオルとアヒルちゃんが手渡される。
「服部さん。SPの手配を」
「御意」 これは新年早々良いものを拝めました
神よ、今年も安定イチャこみまゆ宜しくお願い致します 6話の黛の夢、古美門だったらこんな感じかなー、と妄想。
ベッドに横たわる僕に、ボンテージ姿の別府敏子が迫ってくる。
(別府ちゃん…やっぱり君、僕のことが…)
唇が触れ合いそうになった瞬間、むぎゅっと顔が埋まった弾力…これは!
(ああ、やっぱり…)
ドロンジョコスプレの沢地君江の谷間に指を差し込もうとすると、視界の端で脚を組みかえる仕草をとられた。
ネグリジェからのぞく脚線美…
(圭子…!帰ってきたのか!)まさにハーレムだ…
ああ、向こうから黒いドレス姿の安藤貴和もやってくる。
どうしよう、誰からお相手しよう。
夢のようだ。…夢、夢か。夢だな。まあいい。素晴らしい夢だ。ぜ〜んぶ美味しくいただくとしよう。
「先生!」
「げっ!おまえは来なくていい!頼む!来ないで!」
「先生〜!」
招かれざるガニ股が現れると、美女たちは次々に背を向けて去っていってしまった。
「なんっってことをしてくれたんだ!バカっ!せっかくの夢が台無しじゃないか!!」
「せんせぇ、ひどい…。あたしじゃだめなの?」
仰向けの古美門の肩を押さえて、またがる。股間が触れ合っているような…。
「ちょっと待て、黛っ!早まるな!」
「もう待てません。せんせ、もう我慢できないの。抱いてください」
「黛…」
白い腕が僕の首に回る…
……はっ!
リクライニングチェアでうたた寝をしていたようだ。黛はソファで書類作りをしている。服部さんは温室だ。
(なんという夢だ…。)
すっかり反応している下半身が、読んでいた雑誌でちょうど隠れていたのは助かった。
ふぅ〜っと息を吐く。
(しかし…忘れてしまうには惜しい夢だ)
別府の涼やかな顔立ち、沢地のおっぱい、圭子の脚、黛の切羽詰まった声…
(いかん。いかん。)
伏せて置かれた雑誌の下で、さらに硬度が増していく。
一心にペンを走らせている部下を見つめる。
(君は…夢の中でもガニ股なんだな…) GJ!
最高です!!そんな感じw
やっぱり、圭子さん<黛なんだよなぁー!
最後の一文ワロタw 法廷でアナコンダ・ホールドを披露した2人だから、痴漢裁判でもしれっと実演しちゃうのかな…と妄想。
『痴漢』1/7
そして法廷を出て歩きながら喋る2人。
「やりましたね!先生っ!今回も勝利間違いなしです!」
「むはははー!見たかあの検事の間抜け面を!…ときに黛くん、君は着痩せするタイプだったのか」
「え?」
「てっきりAカップと見ていたのだが、揉み心地はCだった」
「先生!そんなこと考えてたんですか!?なんか触ってる時間が長いと思ったんですよ!信じられないっ!変態っ!!」
「君だってちょっとよろこんでいたじゃないか」
「よろこんでませんっ!」
「いーや。よろこんでいた!言葉をかえれば、感じていた」
「こんな場所で変なこと言わないでくださいっ!」
「ほーら、やっぱり感じていたんじゃないか」
裁判所を出てタクシーを拾おうとするがなかなかつかまらない。
「仕方ない。電車で帰るぞ」
「え…先生、まさか…電車の中で私に痴漢しようとか」
「そんな訳ないだろーっ!!失礼にも程があるぞ!馬鹿な期待をする暇があったら、私のフェロモンが車内に充満して女性客が卒倒する可能性を案じたまえ」
まだ帰宅ラッシュ前で電車はさほど混んではいなかったが、席は空いていなかった。ほんの数駅なので、車両の後方、窓際の車椅子スペースに立つことにした。
次の駅で制服姿の高校生が大勢乗り込んできた。ちょうど下校時刻らしく、あっという間に超満員だ。
スポーツバッグを携えた男の子達によって、どんどん隅に押しやられていく。
古美門は黛を肘で突いて角に入れると、壁に手をついた。そのままの姿勢で乗車が終わるのを待ち、ドアが閉まると腕を下ろした。
(先生…もしかして…私が押し潰されないようにしてくれた?) 『痴漢』2/7
横に密着している古美門を見ると、眉間に皺を寄せてフェロモンならぬ不機嫌オーラを発している。
(二度と電車なんかには乗らない、とか言い出しそうだな…)
駄々っ子のような古美門を想像しながらも、頬が緩んでしまう。
(先生に女性扱いされちゃった……ん?)
胸をまさぐられている感触がある。
(先生っ!やっぱり触ってきた!さっきは紳士らしいことしたくせに!)
古美門を見ると相変わらず仏頂面のままだ。思い切り睨んでみるが何も反応が無い。
後ろから触れてきた手は、右胸の上で動かなくなった。黛の反応をうかがっているようだ。
(先生…だめ…)
しかめっ面とはいえ、間近で見る彼の横顔はとても整っていて、肌は美しく、思わず見とれてしまった。
(……少しならいいかな。どうせ1回触られてるし。…それに…こういうのって、ちょっとドキドキする…)
黛が肩の力を抜いて身を委ねると、再び手が動き始めた。
(…もう、先生ってばエッチ……あれ?)
動きが乱暴になっていく。
(先生?なんか違うっ)
視線を落とすと、黄色いコートを這う手は古美門のものではなかった。
(嘘っ!!嫌〜っ!なんで先生じゃないの!?誰?高校生?やだ!先生、助けて!!)
ちょうど電車が次の駅に差し掛かり、ブレーキがかかった。
乗客が一斉によろめいた隙を利用して体の向きを変え、男子高生の手を振り払って、古美門にしがみついた。
(先生!先生〜っ!)
停車駅では、乗り降りする客はほとんどいなかった。
すし詰め状態のままドアが閉まり、列車が動きだす。 『痴漢』3/7
古美門は、急に抱きつかれて狼狽しているようだったが、頑なに離れないでいると、何かを感じたのか、次の降車駅までゆっくりと背中をさすっていてくれた。古美門の香りと温もりを染み込ませて心を落ち着かせた。
ホームに降り立ったのは2人の他にはほんの数人で、すぐに改札へ続く階段に吸い込まれていった。
黛の前を歩く古美門の歩調が徐々に遅くなり、やがて完全に止まった。危うくぶつかりそうになって、つんのめった。
「私のフェロモンにやられたのか」
「えっ?えーと…そうかもしれませんね…」
「誤魔化すな」
「…痴漢、されちゃいました」
「…高校生か」
「そうですね。多分」
「なぜ言わないんだ。現行犯で捕まえて突き出してやるべきだ。怪力の君なら1人でも十分対処できたはずだし、今日は私も一緒だ。
君が泣き寝入りしたことでまた新たな被害者を生むことになるんだぞ!」
「なんで怒ってるんですか」
「当たり前だろう!!よりによってあんな汗臭いガキなんかに私のっ…!」
「?」
「私の…部下が辱められるなんて…。君は悔しくないのか?それとも年下のスポーツマンが好みだから見逃すのか?」
「私は…多分、年上の知的な男性が好きです」
「君の男の趣味なんか聞いていない!」
「先生って…香水つけてます?」
「いい加減にしろ!痴漢と関係ないだろう!」
古美門はすっかり腹を立ててしまい、黛を置きざりにして早足で歩き始めた。
帰宅した古美門の機嫌は、服部さんの素晴らしいディナーでも直すことができなかった。ガツガツと食べ終えると、ふてくされてソファに横たわっている。
片付けを終えた服部さんが心配そうに耳打ちした。
「黛先生…?」
「少し、話してみます」
「御意」 『痴漢』4/7
服部さんを見送ると、ソファのそばにしゃがんで声をかけた。
「先生?」
「…」無視された。
「痴漢は犯罪です。罪を犯した者は、法に基づいて罰を受け、償わなければならない。…でも、今日は私にも少し原因があったから…」
「?」見上げてきて、少し安心する。
「先生だと思ったんです。最初。だから許してしまって…。あっ、でもすぐ気づきましたよ!
触り方が違ったし。先生は服を動かして布地でさするみたいにしますよね。でも、全然違って、グニグニしてくるから、おかしいと思って。
それで手をみたら、先生の手じゃなくて。先生はいつも服部さんにケアしてもらってるから指先までツヤツヤで爪もピカピカでキレイでしょう?
痴漢の手は爪が汚れていて…気持ち悪かった…」
思い出すと寒気がした。思わず膝の上のスカートをぎゅっと握った。
「気持ち悪かったです。…先生と違って。汗臭くて。痴漢は許せません。でも…、先生と勘違いしたから抵抗しなかったなんて…誰にも言えない」
古美門が息を吸いながら上体を起こし、うつむき気味に座って息を吐く。
膝の上で手を組んだまま、空いた場所を顎と視線で示す。座れ、という意味だ。
指示に従うと、さっきまで横たわっていた古美門の体温が残っていた。
(あったかい…)
「先生って、香水つけてます?」
「…しつこいな。質問の意図が分からない」
「…いい匂いだから…なんか安心するのにドキドキする」
「何が言いたい」
「…先生、……触ってくれませか?先生の匂いと先生の感触でいっぱいにしてほしいんです。痴漢にされたこと、私から消してくださいっ」
じっと私の目を見て話しを聞いていた古美門が、恐る恐る左手を伸ばしてきて、そっと抱き寄せられた。
「先生っ!」
胸に飛び込む。
(ああ、この香り…!) 『痴漢』5/7
腰に添えられていた右手が、黛の左頬を撫でる。
「せんせ?」
一瞬交えた視線は火傷しそうに熱かった。瞳を伏せると、唇に柔らかい感触…。
(先生!)
黛の様子をうかがうように探りながらも、キスはだんだん深くなっていく。ちゅ、ちゅっ…と重ねられていたリップ音が、やがて古美門の舌が動く…くちゃ…という音に変わっていった。
「んんっ…」
(すごい…とけそう…)
顔も耳も熱い。多分、真っ赤になっているんだろう。
たっぷりと甘い口づけをされて、優しく押し倒され、見下ろされると、今さら動悸が激しくなってきた。
「どこを触られた」
「胸です。コートの上から。少しだけど」
ジャケットの上から右胸に自分の手を置いた。
「高校生のくせに貧乳好きとはなかなかマニアックだな。生意気だ」
黛の手を下ろさせて、ジャケットのボタンを外してくる。
「…!」
(先生…何しようとしてるの!?)
黛の胸元に顔を寄せていく。
(えぇっ?)
シャツの上から右胸にキスされた。
上目づかいで見つめられながら、ちゅっ、ちゅっとシャツだけに軽く触れた後、唇で胸を押してくる。
初めは膨らみの上の方、ブラが覆っていないので、シャツの薄い生地を通して、古美門の唇の動きと、温かく湿った吐息を感じる。
そして、今度は下側から、ブラの少し厚い布地と一緒に持ち上げるように押してくる。
「んぅ…」
(先生の口で胸を揉まれてるみたい…)
興奮が高まって身をよじる。
最後に、シャツとブラごと乳首をかぷっ…と甘噛みされた。
「っはぁあん!」
角度を変えて何度も噛み噛みしてくる。
「んあっ…やっ、やぁん…せんせっ、もういいです…あぁん、あっ、あん!…もぉだめ」 『痴漢』6/7
やっと口を放すと、丁寧にジャケットを直し、ボタンをはめてくれた。
立ち上がってコートを取って来て、黛に向けて開く。ちょうど、外出時に服部さんがしてくれるみたいに…
(帰らせようとしてるんだ…)
ちょっと残念だけど、これ以上ここに留まる勇気も無かった。寂しさを感じながら袖を通すと、コートの肩を整えてくれる。ボタンに手をかけた瞬間、ぎゅっと後ろから抱きしめられた。
驚いて、嬉しくて、息ができない。
黛に代わってボタンをとめると、少し伸びた髪をかき上げ、耳の付け根に唇を触れたたまま囁く。
「黛…シャンプー変えただろ」
「…はい」
「この時間、電車は混んでいるのか?」
「いえ、もう空いていると思います。座れるかもしれない」
「そうか」
髪を直し、ぽん、ぽんと頭を撫でてから、かばんを渡してくれた。
「くれぐれも、気をつけて帰りなさい」
先にドアを開けて見送られる。こんなことは初めてだった。
幸せすぎて半ばパニックになりつつ家路についた。 『痴漢』7/7
翌日、緊張と期待を胸に出勤したが、古美門の態度は悲しいくらいに以前と変わらなかった。相変わらずひどい罵詈雑言を浴びせてくる。
「何なんですか!もう!昨日はあんなに優しくしてくれたのに!」
ちょうど居合わせた蘭丸が食いつく。
「なになに?昨日何かあったの?」
「昨日、私がここを出る折、古美門先生はいささかご機嫌が優れませんでした。その後、黛先生がお話しをされたようで…」
「イイコトして仲直りしたの?」
「誤解しないでくれたまえ。こいつが痴漢に好きなように凌辱された原因を遠回しに私に押しつけた挙げ句、責任を取って抱いて忘れさせろなどと脅迫してきたから、ほんのちょっとだけサービスして煙に巻いてやったのだよ」
「事実をねじ曲げています!」
「だが事実に基づいている」
「もう、最低っ!」
「…何かよくわかんないけどさ、脅迫なんてしなくても、またいつかあるんじゃない?」
「え?何が?」
「サービスデー。ね?せんせ?」
「……いい子にしてたらな」 >>90-96
神キテタ━━ヾ(゚∀゚)ノ━━!!
くるおしく乙!!! また前スレの人きたのかな?
タイトルはどうでもいいのでコテつけてくれるとありがたい 何度か関係を持った古美門と黛で、おバカなエロ。
昼近くになって、ようやく寝室のドアが開き、黛と服部の視線が注がれる。
ボサボサ頭の古美門が何故か顔だけ隙間からのぞかせた。
「黛、来い」
「服部さん、ワインの買い足しをお願いします」
「御意」
服部さんはすぐさまエプロンを外し、外出しようとする。
「えっ、えぇ?服部さん!?」
「私は暫く外出いたします。2時間はかかるでしょう。さ、先生がお待ちですよ?」
しぶしぶ階段を上がり、寝室に入る。
「なんですかー…せんせー」
呼びつけておきながら、古美門は仰向けですっぽりと布団に入っている。
「君へのプレゼントだ。開けてみろ」
「え、プレゼント!?」
(今日って何の日だっけ。誕生日じゃないし…)
「どこですか?」
「ここだ。捲ってみろ」
布団の端を持たせてくる。どうやら中に隠しているらしい。
ふわふわの羽毛布団をどける。
「ん?」
…何も無い。ただ古美門が大の字て寝ているだけだ。
「どうだ」
「は?どこですか?プレゼント」
「これだよ。ほら。立派だろう?」
くいくいと腰を動かし、股間を突き上げる。パジャマが盛り上がって張りつめていた。
「まさかプレゼントって…」
「僕のは毎朝元気だが、今日は特に素晴らしい。こんな完璧な勃起を逃す手は無いと思ってね。君もそう思うだろう?」
「何言ってるんですか!いま何時だと思ってるんですか?早く起きて仕事してください」
古美門の手を引いて起こそうとしたが、逆に引っ張られてベッドに倒れ込み、すかさず抱きつかれた。
「きゃあ!」
素早くスカートを捲り上げ、脚を絡めて、下着の中心に当ててくる。
「っや…先生…だめです…」
だめと言いながら、早くも押しつけられた箇所が熱を帯びていた。 『プレゼント』2/2
いやらしく腰を動かして、こすりつけてくる。
「ん……はぁ」
「この硬さ、見事だろう?君を抱くのはいつも呑んだ後だから、完全体ではないんだ。それでも君は十〜分に気持ち良さそうだがねぇ。一度はMAXの僕を味わってもらおうと、かねがね考えていたんだよ…」
スラスラと淀みなく喋りながら、器用に服を脱がされ、裸になってしまった。
古美門もパジャマを脱ぐ。
素肌で抱き合い、唇を合わせると、もう古美門が欲しくてたまらなくなっていた。
強引に誘ったくせに、全身抜かりなく口づけて愛撫してくる。
丁寧に抱いてくれるのは嬉しかったが、「完全体」が待ちきれなくて切なく、もどかしい。
膝を開かせ、舐めようとしてくる頭を押さえてねだった。
「せんせぇ、もう…」
古美門は満足げな笑みを浮かべるとコンドームを着けてあてがった。
(あぁ、やっときてくれる…)
くちゅ…と入り口がこじ開けられ、ゆっくりと奥まで進んでくる。
「っあぁ……大きい」
「いつもより大きいだろう?」
「おっきい…すごい…」
入っただけで、内側がぴったりと埋められ、すでに気持ちいいところが押されている状態だ。
古美門が動き始める。
「ぁあ!あんっ」
内壁が余すところなく摩擦されて、こすり上げられ、それだけでもすぐに昇りつめてしまいそうなのに、同時に奥にも届いて突かれる。複合的な容赦ない快感に圧倒される。
「やぁっ!や…ん、すごい…かたい…すごいの…はぁあっ!」
「君は必ずこのプレゼントを気に入ってくれると思っていたよ。…ほら」
さらにスピードを上げてくる。朝だからなのか、腰の動きもいつもより力強い。
「やあぁ!だめっ、やっ、んっん、っあぁーー…」
こんな下品なプレゼントでさえ、素敵な贈り物と思ってしまうなんて……
「私、汚れました」
「…いっぱい汚してあげよう」 なんかスレ伸びてると思ったら神々の降臨が凄いことになってたりして
皆々様GJGJGJで〜す! >>96 の1か月後くらい
地方裁判所。
強盗事件の被告の悲惨な生い立ちを舞台俳優さながらに身振り手振りを交えて語る古美門。
「…誰よりも人の痛みを知っているのです。以上です」
(…よし!今日はこんなもんでいいだろう。ん?)
鼻をすする音が聞こえた。
(お?同情して泣いているのか、誰だ?)
被告も傍聴人達も沈痛な面もちで俯いているが、泣いてはいない。
ぐるりと法廷を見渡す。
(まさか…)
自分の真後ろを振り返る。
(黛、おまえか!)
口元を押さえて震えている。
弁護人が泣いてどうする、と思ったが、これは願ってもない援護だと思い直す。
(アピールチャンスだ。もっと引き立てるには…)
わざと黛の後ろに立ち、椅子の背もたれに手を置いて黛に注目を集める。そして、スッと自分のハンカチを差し出した。特に裁判官と傍聴席からよく見えるようにして。
黛は蚊の鳴くような声で「ありがとうございます」というと、遠慮がちに僕のハンカチで目頭を押さえた。
(いいぞ〜。黛!)
嘘のつけないコイツの涙は本物だ。裁判長が閉廷を宣言する頃には、何人かの傍聴人がつられて小さく嗚咽を洩らし始めていた。
(やった〜!!)
内心ガッツポーズしながらも、殊勝な表情を装って、まだグズグズいっている黛の肩を抱いて法廷を後にした。
事務所に戻り、食事の時間になると、蘭丸がやってきた。「はい」と封筒を古美門に手渡す。古美門が中身を確認して報酬を渡すと「毎度ありっ」と嬉しそうに食卓について食べ始めた。 「どう?役に立ちそ?」
「ああ。よくやった。これで決まりだ。今日の弁論も上手くいったしな、黛くん」
「私、彼があんなにひどい目にあってきたとは知りませんでした」
「私だって知らん」
「え?…まさか先生」
「ん〜?」
「また作り話ですか!!なんでいっつも」
「なんでいつも騙されるんだろうねぇ、君は。しかし、あそこで泣いたのはなかなかのファインプレーだった」
「あ〜、も〜!!」
腹立ち紛れに、半分ほど残っていたワインを一気にあおった。
「おい」黛の酒癖を思い出した古美門が青ざめる。
「服部さん!おかわりくださいっ」
服部さんは困り顔で古美門をうかがう。古美門が首を横に振ったので、黛の前には水の入ったグラスが出された。
夕食を終え、黛はソファで書類仕事にとりかかった。明日までに必要だった準備が一通り片付いたところで、蘭丸がワイングラスを2つ持ってきて、隣に座った。
「デザートワインだって」
差し出されたグラスを受け取った。
デスクで雑誌を眺めている古美門の前にも同じものが置かれている。
「珍しいよね。真知子ちゃんが飲み足りなさそうだったからかな?例のアレじゃない?サービスデー」
そう言って、カチンと黛のグラスに合わせた蘭丸と同時に口に含んだ。
「おいしーっ!あま〜い」
「よかったー。真知子ちゃんの機嫌が直って」
「別に怒ってないよ。いつものことだもん。それに、作り話でよかったかも。本当だったらあまりにも可哀想で…。作り話が真実と一致する可能性もゼロではないけどね。あと…」
「ん?」
「ちょっといいことあったんだー」
「何?教えてよぉ」
「えへへー内緒」
「やっぱ今日サービスデーなんだぁ。ねっ先生、何してあげたの?」
蘭丸は楽しげにデスクまで行って古美門の顔を覗き込む。 「知らなーい。興味なーい」古美門は顔も上げずにあしらっていた。
服部さんが近付いてきて、小声で囁く。
「ハンカチ…でございますか?」
「何でそれをっ…!」大声を出しそうになって慌てて口を押された。
2人に気づかれないように服部さんにそっと問うと、書類に紛れてかばんからはみ出ているのを指摘された。
そのときだった。
「あっそうだ先生、ご褒美貰い忘れてた。あの痴漢、昨日またやってたから取り押さえたよ。補導された」
「そいつで間違いないのか」
「うん。確かめた。先月、黄色いコートの背の高い女にもやったって。変な髪型の男とイチャついてたって」
「余計なことは言わなくていい。ご苦労だった」
古美門がデスクから封筒を出して渡すと、蘭丸はクイッとグラスを空け、
「ごちそうさまっ!じゃまた!」と去っていった。
「…先生……なんか複雑です。痴漢事件の容疑者を無罪にしておきながら…」
「それとこれとは関係ない。別件だ。第一、彼は一貫して犯行を否認していたし、検察の証拠は穴だらけだった。立証できなかった以上、無罪なんだ」
「資産家の父親が法外な報酬で古美門先生に弁護を依頼してきた時点で、無実とは思えないんですけどねー」
「はっはっはー!正義は金で買える」
お馴染みのやりとりの間に帰り支度を整えていた服部さんを見送る。
(私も帰ろ)
グラスを傾けた。
「強い酒だ。ゆっくり飲みなさい」
「はーい」(先生は心配しすぎだよ)
資料を片付けながら、すぐにもう一口飲んだ。
「おい。聞いてるのか?」
「はいはい。大丈夫ですよー」古美門は呆れ顔で葉巻を手にすると、リクライニングチェアに移動した。
最後に一口で飲み干す。
(おいしぃ。幸せー…)
書類を全てかばんに入れ、最後に古美門のハンカチを手に取った… 古美門は、ふと、静かになっていることに気づてソファを見やった。
(えぇっ!?なぜそうなる?!)
さっきまで慌ただしく帰り支度をしていたはずの黛が座ったままうなだれて動かなくなっている。
「おい」
声をかけたが反応がない。仕方がないので隣に座って肩を揺すった。
「起きろ。黛」
「ん…」
顔を上げた黛は目がすわり、頬は紅く染まっていた。視線を落とすと、両手で何かをしっかりと握っている。それが昼間貸したハンカチだとわかった瞬間、心臓が跳ね上がった。体温が急上昇して焦る。
「…わたし、ねてました?」
「この酔っ払いめ。だから注意したんじゃないか。意地汚く急いで飲むからこういうことになるんだろう。君はアルコールに弱い上に酒乱なんだ。いい加減自覚して気をつけたまえ」
矢継ぎ早に小言を繰り出すが黛の耳には届いているのかわからない。「んぅー」とかいう甘えた声を出しながら、古美門の胸に頬を擦り付けてきた。
「こらっ!話しを聞け。くっつくな」
「せんせー…、いいにおい…」
少し焦点のずれた潤んだ瞳で見上げてくる。
「せんせ、いまだったら、まえより、もっと、えっちなこと、できそぉ」
(何てことを言ってるんだこいつはー!正真正銘の酒乱だな!)
「…酔って気が大きくなっているだけだ。水でも飲んでさっさと帰れ」
「はぁい」 素直に返事をしたから安心したのに、首に絡みついてきた。
「ちょっ、黛っ」
首筋に唇を押しつけてくる。
「あっ」
(くそ〜っ!不意をつかれて変な声が出ちゃったじゃないか!!黛のくせに!)
「せんせぇは、わたしの、ふぁーすときすのひと、なんですよぉ」
(は?キス?キスなんかしたか?あの痴漢の日?)
記憶を手繰り寄せる。
(あぁ、したな。っていうか、こいつキスもしたこと無かったのか?ということは当然、処女だな。何が「もっとエッチなこと出来そう」だ。馬鹿が)
逃れようとするが、ぎゅっとしがみつかれている。
(…っ!この怪力女め!)
「せんせ、ちゅうってきもちいですよねー…」
どうしても避けようと思えばできたはずだった。顔を逸らすとか、手で口を塞ぐとか…でも、しなかった。
一瞬、興味を感じてしまったのかもしれない。黛がどんなキスをするのか…
目を閉じて近づいてきて、冗談みたいに「んー」と言いながら唇を押しつけてきた。
(……で?「んー」からの?)
舌を挿れてきたら絡め取ってやるつもりだったのに、そのまま離れて…
「てへっ?」
…言葉を失った。期待した僕が馬鹿だった。…ん?この僕が黛に期待?いや、期待などしていない。していないが…
「お仕置きが必要だな」 照れてモジモジとハンカチをいじくっている黛の顎を掴んでこちらを向かせる。
「ふぇ?…せんせ?」
紅い頬を撫でる。
「黛、気持ちいいキスは、こうやるんだ…」
「っふぁ…ん…」
下唇をくすぐるように舐めてやると、すぐに力が抜けて隙間ができる。
(これはお仕置きだからな。めちゃくちゃエロいキスでフラフラにしてやる)
差し込んだ舌で黛の舌先を撫で、さらに絡めようとすると…、なんと黛から舌を伸ばして古美門の口の中に入れてきた。
「っん…」(こいつ…!もしかして、こうなるように仕組んだのか!?初めから、僕とこれがしたくて、わざとあんな幼稚なキスを仕掛けたんじゃ…)
だとしたら、まんまとはめられたことになる。でも、不思議と不快ではなかった。むしろ、このうぶな女がそんなにも自分を求めていたのかと考えると、興奮が理性を崩していく。
絡み合う舌の感触がそれに拍車をかけ、下半身が目覚めてくる。
(どちらが誘ったかなんて、そんなこと、もう、どうだっていい)
後ろ首に手を添えて固定し、黛の舌を押し返すようにして強引に侵入した。隅々まで探り、あらゆる快感の芽を暴き、味わい、吸い尽くす。
唇を離しても、またすぐ触れたくなる。
どちらからともなく何度もキスを繰り返した後、古美門が切り上げようとすると、
「せんせ、もっとぉ」とねだられた。
たまらずに背中に両腕を回してぎゅーっと抱きしめ、再度口内を舐め回す。
ゆっくりと腕を緩めると、2人の濡れた視線が溶け合い、熱い吐息が混ざる。
「はぁ…せんせぇ…」力なくもたれかかってくるのを抱きとめた。 (やっとおとなしくなった…)
ふぅー、と息をつく。
古美門の吐息が耳にかかったらしく、「あんっ」と悲鳴を上げ、ビクッと身体が跳ねた。
(こんなに敏感に反応するなんて…)
あぁ抱きたい。処女でさえなければ、酔ってさえいなければ、このままベッドに連れて行くのに…。
しかし、今夜はダメだ。酔った勢いで処女喪失なんて、黛にさせるわけにはいかない。
(…きっと痛がるはずだ)
苦痛に歪む黛の顔を思い浮かべて、高ぶった身体をなだめる。なんとか落ち着いたところでそっと離れ、グラスに水を注いで持ってきた。
渡そうとしたが、ふと悪戯心がわいて、自分の口に含む。グラスを置き、キョトンとしている黛の両頬を包み、口を合わせて少しずつ移した。
「んっ、んっ」
喉を鳴らして飲むが、口の端からも垂れていく。
咄嗟に黛がハンカチで口元を拭った。
「あ、これ…」
ずっと握っていたことに、今更気づいたようだ。
恥ずかしそうにうつむいて、
「洗ってお返ししますから」と言う。
その手を自分の両手ですっぽりと挟む。
「これは君が持っていなさい」
「えっ?」
「君のよだれを拭いた物なんて、不潔すぎて僕にはもう使えないよ」
そう言うと、ムッとした顔で睨んできて、安心する。
2人で分け合った冷たい水が、酔いも甘い空気も洗い流したようだ。
「……ありがとうございますっ」
急に正気に戻ったのか、気まずそうに急いでハンカチを仕舞う黛を見ていたら、もう少しだけからかいたくなった。
いつかのように黄色いコートを持って来る。
黛は一瞬戸惑いを見せたが、素直に袖を通した。
そのまま当然のように抱きついて、耳に吹き込んでやった。
「もっとエッチなことがしたかったか?今度は酒の力を借りないで誘ってごらん」
「お、お疲れさまでしたっ!」
黛はかばんをひっつかんで、逃げるように出て行った。 GJ!!
久しぶりに伸びてると思ったら神様仏様職人様だった
汚れた大人wとしては、そこでなし崩し的にいっちゃってほしい気がしたりしなかったり
あーでもこの寸止めだと続きも楽しめるしオイシイな(^q^)
まちこせんせの素面での誘惑楽しみにしてまーす GJ!!
思ったんだけどさ、第1期で日かげ裁判あったじゃん、そのとき、なんやかんやで
「その弁護士バッジを外せ」
っていって黛の弁護士バッジを押してたけど、胸触ってたよね。 >>118
それ思った!
改めて見直してた時にドキッとしたよー
初見はこみまゆ意識しなかったけど見直すとニヤニヤするシーンばかりだよね >>120
コミーのお父さんが出る回で、頭ポンポンというより
バンバンやってたね ※羽生はノーマルの設定です。ネクサス立ち上げ後しばらくの頃で。
ある夜のこと。
「共同弁護、うまくいってよかったですね!」
食卓ではしゃぐ黛の両隣には仏頂面の古美門と、
「そうだね黛先生!
古美門先生とご一緒できて僕も勉強になりました。」
とにこやかに語る羽生がいた。
「なんでこいつにまで食事を出す必要があるんですか服部さん!」
「黛先生から、祝勝会だと承りましたので…」
「服部さんに当たらないでください!一日ぐらいいいじゃないですか。
みんなでおいしく食べましょうよ!」
「一日ぐらい?当たり前だ!こんなこと、何度もあってたまるか!
いいか、今回このゆとり王子と組んだのはクライアントのたっての希望だったからだ。
3千万の報酬がなければ引き受けたりなどしないわ!」
「あ〜もう、分かってますから!」
「服部さん、このボルシチ最高ですね!アメイジング!」
服部さんが腕によりをかけたロシア料理を騒がしく食べながら、夜は老けていく。
「では、私本日は所用がございまして、これで失礼させていただきます。」
服部さんが帰る頃、黛と羽生の2人はソファに座り、ワインを飲んでくつろいでいた。
「…ねぇ黛先生。まだ僕のところに来る気にはならない?」
羽生が黛を見つめて言う。
「こんなとこで、そんな話しないで!」
あわてて古美門の様子を探るとリクライニングチェアで雑誌を読んでいる。
(良かった。聞こえてない。)
「その話は断ったでしょ?」
羽生に向かって小声で話しかける黛。声を聞き取るために自然と羽生が近付く。
体温を感じるくらいに寄り添って、羽生が甘くささやいた。
「黛先生はこんなとこで汚い勝ち方しなくても、堂々と正義を勝ち取る力がある。
僕と一緒に、みんなが幸せになる世の中を作ろう。」
「わ、私は、ここで、古美門先生に認められるまで頑張りたいの。そしていつか、先生に勝ちたいの。」
羽生の眼差しと甘く響く声に焦りながらも、黛ははっきりと思いを口にする。
黛の視線を追った羽生はその先に古美門の姿を捉えた。
「それって、弁護士として?それとも1人の女として?」
「…え?」
羽生の言葉が一瞬耳に入らなかったのは、ぼんやりしていたから。もちろん、古美門のことを考えて…。
「弁護士としては古美門先生のそばにいればいいさ。
1人の女として、僕の横に来てくれないかな?」
(それってどういう…。え?そういう話!?) 突然の言葉にパニックになる黛。
「サウジアラビアのことわざにこういうものがある。(パチン)
"ラクダに乗ればサソリの毒は気にならない"
…どうだい黛先生。ラクダに乗ってサソリから離れてみないかい?」
黛の腰に手を回し、強引に抱き寄せる羽生。
「な、何言ってるの羽生君!」
あわてて羽生の胸を押し返しながらも、顔が真っ赤になるのを押さえられない黛。
(どうしよう、先生の前でこんな…。)
横目で古美門の様子をうかがうと、やはりこちらに背を向けている。
(やっぱり聞こえてないのかな?それとも…私と羽生君がどうなろうと、興味無いのかな…)
悲しそうに下を向く黛の顎に羽生の指がかかる。
「君にそんな顔は似合わない。さぁ…顔を上げて僕の目を見て。」
再び強く抱き寄せられ、頬を手のひらで包まれたかと思うと、羽生の顔が眼前に近付く。
強く見つめるそのまなざしに魔法がかかったように動けない黛の唇に、羽生のそれが触れそうになる、まさにその時、
「それでいくとサソリは私ということになるのかな羽生君?」
それまで二人に背を向け、リクライニングチェアで葉巻をくゆらせながら雑誌をめくっていた古美門が、
ゆっくりと振り向きながら言う。
「せ、先生、聞いてたんですか!?」
魔法が解けて我に返った黛があわてて羽生から離れる。
「君たちのイチャイチャバカップルごっこにはミジンコほどの興味も無いが、
それだけ大きな声で発情期の猫みたいにやられては嫌でも耳に入る。
ここではなく、どこぞの安ホテルにでも行って思う存分やりたまえ。」
そう早口でまくし立てると玄関を指差した。
「な、なんてこと言うんですか!」
恥ずかしさと焦りで古美門を見返す黛。
しかし古美門の黛を見る目は冷たく、感情が読みとれない。
「黛先生のこと僕がもらってもいいんですか?古美門先生。」
羽生の挑戦的な言葉にも
「好きにすればいい」
と一言返すだけ。
(先生は私と羽生くんのことなんて本当に何でもないんだ…)
涙が浮かびそうになるのを必死でこらえて立ち上がる。
「…行こう羽生くん!」
コートを着て、鞄をつかんだ黛の肩を羽生が抱き寄せる。
勝ち誇ったかのように古美門に笑いかける羽生。
「ごちそうさまでした古美門先生。では失礼します。行こう、真知子。」
「…お疲れさまでした!」
顔を伏せたまま涙声にならないように、振り絞るように言った。
(先生の…バカ。) 玄関で靴を履き、扉を開けたその瞬間、強い力が黛の腕を掴んだ。
「!?」
強く引っ張られて転倒しそうになった黛の身体は、よい香りのするクッションに受け止められた。
玄関の外では羽生が目を見開いている。
「羽生君、サソリというのは油断して振り向いた時に攻撃してくるものだよ。気をつけたまえ。」
そう言うと、黛を片手で抱きしめたまま扉を閉め、鍵をかけてしまった。
「…先生?」
おそるおそる顔を上げると、怒ったような顔で見つめる古美門と目があった。
途端に涙があふれてくる。
羽生に迫られた動揺、古美門に冷たくされた悲しさ、その古美門に強く抱きしめられている喜び…
様々な感情が溢れ出した黛は、古美門の胸に顔を埋めて涙をこぼした。
「…なぜ泣く」
抱きしめる手を緩め、背中をポンポンと優しくたたきながら古美門が聞く。
「羽生のとこに行きたかったか?」
首を横に振る黛。
「羽生のことが好きなのか?」
先ほどより強く首を横に振る。
「私に冷たくされて傷付いたか?」
小さく頷く。
「…なぜ?」
体を離し、固まっている黛の顎を持ち上げ、顔を上げさせると、優しい声で再び聞いた。
「なぜだ?」
「…先生のことが…
好きだからです。」
涙をためた眼で古美門を見つめてつぶやく。
その瞬間古美門の唇が黛の唇をとらえた。
「!!」
最初は軽く触れただけだったが、次第に濃厚なキスとなり、
熱く激しく動く舌先で黛の口内を侵していく。
「…んっ!」
身体の力が抜けそうになるが、強く抱きしめられ、逃げることも出来ない。
「…なぜ最初から羽生にそう言わないんだ。」
思う存分お互いの口内を味わった後、古美門が呆れたように言った。
恥ずかしさに顔を上げられない黛。
「おまえは私の飼い猫だ。発情するならいつでも言いたまえ。」
そう悪戯っぽく言うと、二階の部屋へ上がって行った。
(了)
お目汚しすみませんでしたm(_ _)m GJ!!!
やばいーきゅんきゅんした!
古美門先生!発情しました!どうにかしてください!! この人これだけ書くペース早いんだから、pixivにでも投稿すれば、いいのにね
状況描写がト書きみたいで萌えない >128
ごめん
自分初アゲだったんだけど、上手く描写できんかった
どんな感じがいいもんなのかな? >>130
神よご謙遜を〜
めちゃくちゃ萌えましたGJです!黛二階へ行って来〜いw エロ描写苦手なんで、みなさんの期待に応えられるか分かりませんが、続き書いてます。
待ってくださる方は全裸は寒いので、服を着てお待ちくださいm(_ _)m >>132
お願いしますお待ちしています!
>待ってくださる方は全裸は寒いので、服を着てお待ちくださいm(_ _)m
↑めちゃくちゃ笑った 1期の冨樫回でベロベロに酔った黛のその後の隙間妄想です
****
黛が目を覚ますと薄暗い部屋の硬いソファの上だった。
おかしい自宅にはソファなどなかった筈だ、そう思いながら黛は重い頭を抱え辺りを見渡すと自宅ではない。
ソファの前にはガラスのローテーブル、棚には謎の調度品の数々が置かれており薄暗い中にもここは古美門事務所、毎日自分が勤務している職場であることが分かりほっとため息をつく。しかしこの薄暗さはどう考えても夜のそれ。
仕事の関係で遅くまで居ることはある。恥ずかしながら仕事の合間にちょっとうとうとしてしまうこともある。だけどそういう時は必ずと言っていいほど目覚める時間が分かっているかのように事務員の服部さんが「お目覚めですか」と暖かい紅茶を用意してくれているのだ。
しかしその服部さんは今は居ない。暖かい紅茶もなかった。
「やっとお目覚めか」
「どうしてここに…」
後方からの声に咄嗟にそう応えてしまった後、黛は自分で馬鹿なことを言ってしまったと後悔した。その声の人物こそ、この自宅の主の古美門だったからだ。
彼はストライプのパジャマの上にガウンを羽織った格好でテラス手前のウッドチェアに腰掛けてワイングラスをゆらゆら傾けている。そして風呂も入ったのだろう、いつもの整髪料たっぷりな8:2の分け目は跡形もなかった。
「なーにを言っている?ここは私の家だ、まだ寝ぼけているのか朝ドラのヒロインは。いいや朝ドラヒロインなどではなかったな、その皮を被った酒乱だったとはなあ!どれだけ呑んだのか、いや呑まされたか。まんまと敵の手の内に嵌ったようだな」
ガタっと音を立て椅子から立ち上がった古美門はワイングラスを持ったまま大股歩きで黛のいるソファまで詰め寄り、堰を切ったようにまくし立てる。
「ちょっ…わたし酒乱なんかじゃありません!失礼じゃないですか!」
「ほう。では先程君は酒で酔い潰れてるとは関係なしに私にあんなことやこんなことをさせた、とでもいうのかい?それはそれで問題だ。それ相応の…」
「待ってくださいよ、勝手に話を進めないでください。先生が何を仰っているのかわかりません、わたし何もしてませんよ?それよりもどうしてここで寝ているのかわたしが知りたいくらいです!」
「ほーら!酒乱だ酒乱!まさしく酒乱じゃあないか!暴れまくった上に上司にあれだけの無礼をはたらいておいて覚えてないとは!いや、例え覚えていたとしても酔った振りをしていれば今の様にやり過ごせるかもしれない酒乱とは全くもって都合のいい言葉だろう」
なあ黛、と古美門はニヤリと笑みを浮かべてそう言い終えグラスに残ったワインをくいと飲み干した。 昼間だろうが夜だろうが彼の早口毒舌は変わらないようで黛は重い頭を抱えた。
今、酒乱の濡れ衣を着せられそうになっている事を必死に考えた。酒乱とは飲んだ際に暴れたりすることをいう。
飲み屋を出たくらいの記憶は辛うじてある、しかしそれ以降どうやって古美門邸まで辿り着きソファで寝たのかその経緯が全く思い出せない。
「覚えていないのでそう言われましても困ります。でも先生に失礼な事をしてしまったたというのなら申しわけありませんでした」
「謝罪の仕方が違うだろう、黛君?古美門先生、ガニ股糞音痴ポンコツ弁護士の私は朝ドラヒロインを気取っていましたが実は酒乱でした申し訳ございません、ぐらいは言いたまえよ話にならん!」
「なっ…別に朝ドラヒロイン気取ってなんかないです!っていうか指差さないでください!もういいですよ!」
黛はビシッと指す古美門の指を避けるように身をかわし、置いてあるカバンとジャケットを素早く取り帰り支度を始めた。
しかしジャケットを羽織り始めたところで古美門に手首を軽く掴まれ黛の動きがピタと止まる。
「いいわけないだろう。で、何を掴んだんだ?」
「え?何をって…ーあ!!!」
「やっと思い出したか酒乱め」
****
「ーなるほどな。君にしては良くやった。明日の朝一で出かけるぞ、早く寝たまえ。掛け布団くらいは用意してやろう」
「はい!って、え?」
「なんだ、不満か?だったら枕も用意してやろう」
「いえそうじゃなくて…」
「なんだ?風呂か?…仕方ない、早く入って休みなさい」
「だからそうじゃなくて!!わたし帰りますから!」
「最近この辺りは暴漢事件が多発している。君だって知っているだろう?私はこれでも君の身体を気遣って申し出たまでだが。わかった、終電はもう無い時間だが留めはしないよ。好きにするがいい」
そう言われて黛が時計をみると夜中の2時に差し掛かろうとしていた。全く時間の感覚がないことに驚いたが、それよりも古美門のいうことが気にかかる。
確かに事件の事はニュースでやっているので黛も知っている。しかし、これまでも帰りが遅く終電ギリギリの時間にひとりの徒歩で駅に向かう事も頻繁にあった。
その時の古美門は全く気にもかける様子は無かったのだが今日に限ってどうしたというんだろう。むしろタクシーを呼んでしまえばそちらの方が安全とも思えることに黛は違和感を覚えた。 「大丈夫ですよ。タクシーで帰りますし、もし何かあってもわたし意外と力あるので」
黛はそれをアピールするように両手で拳をつくりボクサーのように構えをとった。が、次の瞬間その手首をとられたかと思えば視界がぐらっと揺れドスンという鈍い音と共にソファに倒れ込む。
「うえっ?!」
何が起こったのか、一瞬にして思考回路が止まりぱちぱちと瞬きをするしかない黛に意地悪く顔を近づける古美門。
「バカか。君がいくら馬鹿力だろうと女の力などたかが知れているよ」
少し低めの声が耳元を掠めはっと我に返る。のし掛かる重み、手首の痛みそして耳元には古美門の息が。段々と感覚が戻ってきてようやくソファに押し倒されたと気づいた。
細い手首はがっしりと掴まれ、黛が動かそうとしてもビクともせずとてもじゃないけど逃げられる気がしないと思った。
もぞもぞ動く黛に古美門はにやりと笑みを浮かべ、そのまま黛の耳に近いところでワザと囁くように続ける。
「無駄だよ、私の方が力がある上に押さえつけている分優位だ。更に君にはおそらく男性経験が少ない、もしくは無い。故にこのような事態になっていることに少なからず動揺している。そしてこの状況から抜け出す手段を知らない。…なにか反論は?」
「っ反論?!あ、有りまくりですよ!黙っていれば失礼じゃないですか?!セクハラです、訴えますよ?重いので早くどいて下さい。因みに動揺なんてしてませんから!」
黛にとっての精一杯の強がり。
本当は動揺していたし、とてもじゃないが反論なんてできる状態では無かった。古美門の言うことがほぼ図星である…というはさて置き、耳たぶに唇が当たるか当たらないかの際どい距離、息が擽ったくて肩が震え全身の力が抜けそうになるのだ。
だけどここではいそうです、なんて言ったら最後。ガニ股処女などというセンスのかけらもない酷い仇名を付けられるに決まっていると思った。
「やめたまえ、どうせ勝つのは私だ。分かっただろう?私に押し倒されて震えているようでは暴漢から逃げられるわけがない」
「ふっ震えてなんかっー」
古美門はその言葉を遮るように掴んでいた手首を解放し、そっと黛の背中に腕をまわしたと思えばその背中ごと抱きかかえ身体を起こす。そして背中をポンポンと叩きながら再び耳元で囁いた。
「ガニ股女は押し倒されても色気ゼロだな」
「な…!」
「だいたい何なんだ"うえっ"ってカエルが踏み潰された時の鳴き声か?これだからガニ股処女は困る」
「ちがっー」
「なにも間違っちゃいないだろう?これ以上何か言うなら…」
ぐっと顎を固定されたかと思うとそのまま古美門の唇がふにっと押し付けられた。
平静を装ってきた黛の頬は一気に赤く染まり心臓は早鐘を打つ。その間数秒の筈なのに黛には何分もの時間に思え、どうしてこんな事になっているんだっけとぼんやり考えていると次第に息苦しくなってくる。
古美門は黛のそのタイミングを待っていたかのように唇を解放した。真っ赤な顔で固まる部下を愛おしそうにみつめ、そして再び唇を近づける。
「私が女の色香について教えてあげようか」
****
以上です >>124の続きです。
冷たい玄関先に一人残された黛は、赤い顔で立ち尽くしていた。
頭の中では、先ほどの嵐のような出来事が繰り返しリプレイされている。
(私…羽生くんに誘われて…、先生に、連れ戻されて…、それで…好きだって言っちゃった…!
先生に、好きだって…。それから…)
そっと唇に触れると、古美門の力強い唇の感触がまだ残っている。
(…キス?…どうして?
…先生も私のこと好きだったってこと?)
古美門が去った二階への階段に目をやるが、物音一つ聞こえない。
時間が経つにつれ、自分の気持ちをさらけ出した恥ずかしさと、
古美門の気持ちを捉えられないもどかしさで心が乱れてくる。
(だいたい、発情って何よ!
人を動物扱いして!
自分だって陰気なサソリのくせに!)
感情の整理がつかないままの黛は玄関を開けて外に出ると、家に帰るべく駅に向かって足早に歩き出した。 ※(↑は1/4でした)
「バタン」
階下から聞こえたのは玄関の扉が閉まる音である。
(…帰ったか。)
二階の自室に入り、ベッドに体を横たえたまま階下の様子をうかがっていた古美門は小さくため息をついた。
(朝ドラには少々刺激が強すぎたか…。しかし…。)
眼を閉じると、先ほどまで腕の中にいた黛の姿が脳裏に浮かぶ。
羽生に言い寄られ、慌てふためく可愛らしい姿。
自分の言葉に傷付き、うつむいて涙をこらえる姿。
腕に抱かれ、こちらを見上げた驚いた顔。
溢れる思いを吐露したときの潤んだ瞳。
そして…
唇にそっと触れると、黛の柔らかな唇の感触がまだ残っていた。
(人間の理性とは、こんなにもあてにならないものなんだな…。)
黛のことは決して嫌いではない。
自分にはない真っ直ぐな心とそれゆえの危うさを、愛しいとさえ思っている。
しかし、男女の関係になることなど望んでいるわけではなかった。
(…はずだったんだが…。
明日何か言ってきたら、とりあえず煙に巻くとして…。
しかし次はどうなるか分からんな…。)
静かに眼を閉じ、高ぶった心と身体を落ち着かせていると…
「バタン。カチャ。」
(!?)
玄関のドアが閉まる音と鍵がかかる音。
続いて階段を登る足音。
(こんな時間に誰だ?服部さんか?欄丸か?
…それともまさか!?) 「ガチャ」
寝室のドアを開けて入ってきたのは黛だった。
「どうしたんだこんな時間に?
提灯パンツのわかめちゃんはもう寝る時間だぞ?
それとも、ついに発情が抑えられずにご主人様に慰めてもらいにきたとでも言うのかな?」
内心の動揺を気付かれないように、意地悪な笑顔を見せながら古美門が尋ねる。
「帰ろうと思って駅前まで出たんですけど、やっぱりどうしても気になって。」
黛はドアの前に突っ立って、鞄すら握ったまま、勢いよく答えた。
「先生は、私のことどう思ってるんですか!
…あんな、…あんなことして、私のこと好きなんですか?」
(やはりそうきたか…。)
「好きじゃないとあんなキスしませんよね?
それとも、遊びなんですか?
私の体が目当てなんですか!?」
まくし立てる黛の剣幕に押されていた古美門であったが、
最後の一言には噴き出すのを我慢出来なかった。
「うわははは。
だーれが、お前のような幼児体型丸出しの身体を目当てになどするか!
以前から言っているように私は顔とおっぱいと足首で女を選ぶんだ。
貧乳がに股のちょうちんパンツを選ぶほど女に不自由はしていない!」
いつもの調子に早口でまくしたてた後、古美門は黛の目に涙が浮かんでいることに気が付いた。
(しまった。言い過ぎたか…)
涙を浮かべながらも黛は反撃に出る。
罵声を浴びせられるのには慣れているし、今夜の黛はこのくらいではひるまない。
「じゃあなんなんですか!
体目当てじゃないなら、やっぱり私のこと好きだってことじゃないですか!」
(なんだその理屈は。)
半ばあきれながらも、必死に古美門の気持ちを確かめようとする黛の事がどうしようもなく愛しく思える。
ベッドから立ち上がると、古美門は黛の元へ歩み寄り、頬を掌で包んだ。
「…先生、質問に答えてはくれないんですか…?」
「…質問は却下だ。」
お互いを見つめる眼は上司と部下のそれではなく、完全なる男と女である。
古美門の指が黛の艶やかな唇を撫でると、唇が触れるのを待ちかねるようにそっと黛が瞳を閉じた。
てっきりキスされるものだと思っていた。先ほどのからみつくようなキスが頭をよぎる。
しかし、古美門が唇を触れたのは耳だった。耳たぶを甘噛みし、舌先を耳の中へ入れる。
耳元で聞こえる荒い息遣いとクチュクチュとした水音に黛が思わず身をよじると、すかさず首筋へ舌先をはわせる。 「…んっ!」
予想外の愛撫に黛は甘い吐息を漏らして敏感に反応する。
首筋にキスを落としながら左手は無防備な黛の腰を抱き支え、右手は胸元のボタンを外していく。
「…せ、せんせっ!」
ようやく言葉を発した黛をとがめるように睨むと、すかさず唇をふさぎ、先ほどよりも深く舌を差し入れた。逃げる黛の舌を追いかけ、捕まえ、絡めとる。
唇を離すと黛はベッドの上に崩れ落ちた。
古美門はなまめかしく倒れ込んだ黛を勝ち誇ったように見下ろしている。
「サソリの毒にやられたか?」
(所詮朝ドラ。これぐらいで勘弁しておくか。)
…と古美門が油断したのもつかの間、古美門はベッドの上に引き倒された。
「サソリは猫にだって捕食されるんですから!
ほんとは虫ぐらいにしか効かない毒なんです!
残念でした!」
古美門の上に馬乗りになり、イーッと口を横に開いて、何とも色気のない顔を見せる。
かと思うと、呆気にとられる古美門の首筋に自分から舌を這わせてきた。古美門から黛への愛撫をなぞるように耳から首筋へキスを落としていく。
(…!こいつ!)
不意をつかれ、下半身が反応してしまう。
(こいつにこんな度胸があったとは驚きだ。お手並み拝見といこうか。)
古美門が体の力を抜き、我が身を犯す舌の動きに感覚を研ぎ澄ましていると、黛の動きが止まった。
(?)
かすかに聞こえてくるのは規則正しい寝息である。
(この状態で寝るか!?)
黛は羽生と二人でワインを空けていたし、緊張と興奮で疲弊したのだろう。
「主人のいうことを聞かない、気まぐれで、自分勝手…。手の掛かる猫だな、本当に。」
優しく微笑みながら、古美門の手は黛の頭を優しく撫で続けた。
(了)
エロ成分薄めですみませんです。 スレが伸びてると思ったら二人も神が!!
GJ!!!!! ぐへへへへへへへ
またまた続きを全裸待機
服は前も全裸待機したときに勢いでとんでいきました。 >>114 の続きです
今日は判決公判だった。
無罪を勝ち取れると確信してはいたが、それでも判決が言い渡される時は緊張して、書類の中に隠し持っている彼のハンカチに触れた。
古美門から貰って以来、私がお守りのように持ち歩いていることを、彼が知っていると分かったのは、最終弁論の日だった。
彼は私に「行け」と命じた。勝利がほぼ確定していたから私にやらせたんだろうけど、それでもヘマをやらかすわけにはいかない、大事な場面だった。緊張した。
ハンカチに触れたかったが、背後の机に置いたかばんの中だった。仕方なく、こっそり手のひらに人を書こうとした時、目の前に、貰ったのとは違うハンカチが差し出された。
(先生、知ってたんだ…!)
顔から火が出るほど恥ずかしかったが、彼の温もりの染み込んだそれに触れると、不思議なくらい自信が出た。
私が深呼吸をして落ち着いたのを見計らって、先生は魔法のハンカチをポケットに戻し、再度、顎で「行ってこい」と示した。
そして無事に弁論を終え、今日、無罪を勝ち取った。
軽い足取りで事務所に戻ると、服部さんと蘭丸が待っていて、古美門の無邪気な笑顔を確認するなり、「おめでとうございます」とか「先生負けないねー」とか言って盛り上がる。
そんな中、得意気に胸を張る古美門の姿を思いつめた表情で黛が見つめていることに、実はそこにいる誰もが気づいていた。
ダイニングテーブルには華やかな祝勝のディナーが並んでいた。一同が席に着くと、服部さんがワインを持って来る。
グラスに注ごうとした時、意を決して
「私は今日は結構です」
と告げた。
サッと皆の視線が集まったのを感じる。
「どこか具合でも?」服部さんが心配してくれる。ごめんなさい。
「そうじゃないんですけど…やることがあるのでっ」
言い切った。ちょっと変に力入っちゃったけど…。
先生は……クイッと片眉を上げたあと、少し考え込むような表情をしたけど、次の瞬間には「こんなやつ放っておいてさっさと飲もう」と乾杯を促した。 (先生、気づいてるよね?気づいてるかな?あ〜恥ずかしいいいい)
黛はその後の事で頭がいっぱいで気づかなかったが、古美門のグラスもあまり減っていなかった。
大体の事情を察した服部さんが供したノンアルコールカクテルによってディナーは円滑に胃袋に運ばれていった。
ボトル1本をほとんど一人で空けることになった蘭丸が、誰よりも上機嫌で去って行った。
食事の片付けを終えた服部さんに古美門が声をかける。
「お風呂の用意を…」
古美門が言い終わる前に服部さんが口を開いた。
「承知致しております。それから、明日は私、私用がございまして、午後から出勤させていただきとうございます」
「…わかりました。お疲れさまでした」
ほどなくして、古美門がバスルームへ向かった後、服部さんは普段より早く居なくなった。
ソファで仕事をしているふりをしてそこまでの一部始終に耳を傾けていたが、一人きりになってようやく、深く息をついた。
(あぁ、私、とうとう今夜、初体験しちゃうのかな…しかも相手は古美門先生…)
緊張で手のひらが汗ばむ。
かばんから彼のハンカチを引っ張り出して、眺める。
(うん。大丈夫)
何日も考えて、自分で決めたことだ。
というか、考えるまでもないことだった。本当はとっくに気づいていた。私は古美門先生を求めている。とても強く。先生の声、先生の香り、先生の眼差し、先生のぬくもり… 「おい」
「ぎゃあああ!」
いつの間にか古美門は出てきていた。
「入るか」
「えっ、はっ、はい…」
(お風呂に入るかってことだよね、それってつまり、私が今夜泊まろうとしてるのを分かった上で受け入れたってことだよね!きゃ〜〜)
視線を上げると、素肌に濃紺のバスローブを纏った古美門が、濡れた髪をわしわしと拭いている。
(先生…パジャマ着てない!)
胸元からのぞく白く美しい肌。
バスローブを平らに押し上げている厚みは、いわゆる胸板ってやつ…
(あーっ!私、何考えてるんだろ!)
急いで目を背け、一目散にバスルームに駆け込んだ。
豪奢なお風呂で緊張の汗を洗い流し、お湯の中でゆっくりと手足を伸ばすと、気持ちもだいぶ落ち着いた。
(そろそろ出よう)
白いバスタオルが用意されているのがすぐに分かった。手に取ると、その下にもう1枚、ふわふわの黄色いバスタオルがあった。
(あれ?どっちを使えば…)
黄色いほうを持ち上げると、紐が垂れ下がった。
(これって、まさか…)
広げてみると、案の定、黄色のバスローブだった。
(私のため…?)
古美門と同じように、素肌に羽織ってリビングに戻った。
しかし、姿が見えない。
二階を見ると、寝室のドアが開いていた。
はやる鼓動をぎゅっとおさえるようにバスローブの胸元を掴んで、覚悟を決めて階段を上った。 古美門は薄暗い部屋でベッドの端に腰掛けていた。
「先生、あの、これ…私に?」
「当たり前だ。そんな奇天烈な色、私は絶対に着ない。だが、アッパラパーな幼稚園児にはよく似合っている」
「…ありがとうございます」
「誉めてはいない。こっちへ来い」
ドアを閉め、古美門の隣に座った。
すぐに頬に触れてくる。無言のままじっと見つめられた。
(近ぁぁい!やっぱりお酒飲んでないとダメだ。もう、パニックになりそう…)
肩に手を置かれ、キスされるかと思ったが、そのままふんわりと抱き寄せられ、先生の胸に額をつけた。石鹸のいい匂いと、バスローブからはいつもの先生の香り。なぜかきゅうっと切なくなる。
大きな手で背中を撫でながら問われた。
「本気なのか」
黛が1つ小さく頷くと、古美門はガシッと上半身を抱き上げるようにして、ゆっくりベッドに横たえた。
完全に組み敷いた黛の前髪を掻き分けて、額に口づける。次は瞼、頬、鼻先、顎…幾つも幾つも、顔中にキスが降ってくる。でも、なかなか唇には落ちてこなかった。もどかしい。
「せ、先生…」
「焦らされるのは嫌いか?」
優しい声で意地悪にからかう。
顎を掴まれ、今度こそ、と思ったが、わずか数センチの所で止まって、鼻の頭同士をツン、ツン、…と合わせてくる。
「せんせっ」
「…君は本当にこれが好きだな」
そう言って、やっと触れた唇の柔らかさに、カラダが震えた。
前回の犯すようなキスとは全然違う、ソフトなキスだった。極めて緩慢な動きで、そっと口から全身を崩すような。
早くも蕩け始めた思考の片隅でぼんやりと思う。
(先生の感触って、こんなに柔らかかったっけ…?)
唇は心もとないくらいにフワフワで、舌は今にもトロリと溶け出しそうだ。
「んん…んぁ…」
(あぁ、もう…だめ)
じれったさに反して、カラダはみるみる熱くなり、思わず身をよじると、くちゃ、と音をたてて、先生の口が離れた。
(次は、何をされるんだろう) 耳まで真っ赤になった黛を左向きに寝かせ、背後から抱きすくめて、2人一緒に首まですっぽり入るように布団を引き上げる。
「痴漢には、後ろからされたんだったな」
そう言って、バスローブの上から右胸に手をのせた。
「私だと思ったから抵抗しなかった、と言ったな?では、もし本当に私だったら、どうなっていたんだろうねえ」
「…どういう意味ですか?」
「試してみよう。今からここは満員電車だ」
「え…?」
「いいか?声を出したり、動いたりするなよ…」
「…」
古美門の右手が動き始める。
(やっぱりこういう触り方…)
いつか裁判で実演したときと同じように、バスローブの布地でさすった後、大きくてきれいな手はすぐに移動した。
脇腹やおへその辺りを撫で回しながら、うなじに唇をつける。
黛がビクッと反応すると、唇を耳に当て、内緒話をするように「声を出すなよ」と念を押された。
手は徐々に上がってきて、胸の下側をさすり始める。唇が耳や首を這い回る。
「はぁ…っは…」
息は上がるけど、古美門の手がなかなか胸にこないのがもどかしかった。
(私、触ってほしいって思っちゃってる)
さんざん焦らしてから古美門の手が胸を包んだ時には、すでに硬いものが膨らみの中心でバスローブを押し上げていた。
手のひらでするすると円を描くように撫でた後、指で軽くはじく。
「んんっ」
もう一度、またもう一度…
だんだん速くなってくる。
「んー、んっ、…ぁ」
開いた手の指で順番に転がしていく。
「…んっふ、んん!」
必死で声を抑え、身をよじって耐える。
カリカリと掻いたり、摘まんでクニクニとこねたり…
「ああっ!…っはぁ、あぁん」
とうとう切ない喘ぎ声を漏らす。 ちょw生殺しすぐるwww
バン はよ
バン (∩`・ω・)バン はよ
/ ミつ/ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/___/
ドゴォォォォン!!
; ' ; \,,(' ⌒`;;) !!
,' (;; (´・:;⌒)/
∧_∧(;(´⌒`,;))
Σ( ; ・д・)((:(;;')` .
⊂ヽ ⊂ )/ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/___/ ̄ ここは天国ですか?神々よ…
>>152
私がいるw
もう、もう〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!悶絶じゃあ ふおおお!GJ!
触発されて続きを書いてしまいました
>>136の続きです
****
色香を教えてあげるよ、古美門はそう言い終えると同時に返事も聞かず黛の唇に噛みついた。先ほどのような優しい触れるようなキスではなく、乱暴に貪るように黛の軟らかい唇を堪能する。
放心している黛はそれをただ受け入れるしかなかった。 次第にそれだけでは物足りなくなった古美門は新たな欲求を満たすため、口と舌を使いその小さな唇を押しあけるようにする。
古美門の舌が侵入してくるその瞬間ようやく黛は我に返った。逃れるように顔を下に向け身を捩じらせて抵抗するとすんなりと解放されるが、どのような顔をすればいいのか分からない。黛はそのまま目を逸らすようにして顔を伏せた。
「…ふざけないでください」
「ふざけなどいない」
「やめてください」
「やめるわけがないだろう?」
「どうしてですか」
「男とはそういうものだ」
「言ってる意味がわかりません…」
「先ほど冗談で君を押し倒しはしたが思った以上に君の反応が初々しく可愛らしかった。興味が湧いてキスなどしてみたら当たり前だが欲求は止まらなくなり今更止めることができない」
「…わかりません」
「押し倒したらムラムラした、それは男である以上押さえられない欲求である。それがどういう事かは…おたまじゃくしの君にだってわかるだろう?」
「わかりません…わたしにはそんな欲求はありませんから」
俯いたままぼそぼそ話す黛の顔を覗き込んだ事に古美門は後悔した。頬は真っ赤に蒸気して大きな瞳は微かながらに潤んでいる部下の姿は思った以上どころじゃなかった。色気だけが女の魅力だと思っていた古美門にとって少なからず衝撃的なことである。
上司のそのような心の葛藤など知る由もない黛はとても混乱していた。
たった今までキスをしていたこの人は髪型が違うだけで本当にいつもの彼なのだろうか。どのような意図でキスをしたのだろう、彼のいう欲求とは自分が女として求められているということなのだろうか。そこに愛はあるのだろうか。
考えを巡らせても交際経験の無い黛には答えが出せなかった。 長い沈黙を破ったのは古美門だった。
「初めてのキスは檸檬の味がしたか?おたまじゃくしよ」
「するわけないじゃないですか」
「そうか、君の事だから初キッスはレモンの味と信じているのかと思っていたが」
「茶化さないでください、そうやって私が慌てふためいているのを楽しんでいるんでしょう?」
「…気持ち悪かったかい?」
「わかりません」
「ではもう一度するか?」
「ダメです」
「何故だ?私はしたいよ、黛」
そう言いながら離れていた黛の肩を古美門は抱き寄せた。落ち着き始めていた黛の心拍数は再び上昇し、古美門の動きを警戒した。だが先ほどのようにキスする事は無く、ただ抱きしめられているだけだった。
優しく腕の中におさまっている感じはさほど嫌な事では無いと黛は思った。キスも然り。嫌だったら今すぐにでも古美門を蹴り飛ばしてでもこの場から逃げ去っているだろう。それをしないのはどうしてだろう、金の亡者で嫌味な上司の筈なのに。
「ダメです…これ以上なにかあったらわたしおかしくなりそうなんです」
今の素直な気持ちを古美門に伝えると彼は抱き締める力を強めて「わかった」と短く答えた。そしてパッと身体を離してボサボサだった前髪を手櫛で無理矢理8:2に別けながら言う。
「おたまじゃくしに大人の色香は早いようだな。明日は早い、はやく寝たまえ」
「先生…」
「おっとこれだけは言っておく、せめてバストアーップの運動をしなさい、すこしはマシになるだろう」
整髪料がないためにうまく分け目は作れていないが、古美門はいつもの嫌味ったらしい口調でそう言い終える。そして目をぱちくりさせる黛の頭をポンポンと軽く撫でるように叩いた。
「ちょっ…!マシってなんなんですか?!失礼ですよ!あと、寝るにはこのソファは硬すぎます2階の客間をつかわせてもらいますから!」
「なんなんですかじゃなくそのまんまの意味だよ、分からなかったのか?ポンコツにも程がある。あと客室を使うのは良いが1泊1万円だよ、給料から引いておく」
「はあ?高すぎですよ、っていうかもう1泊どころか3時間くらいしかないじゃないですかっ!ぼったくりです!」
いつもの言い合いに戻り内心ホッとしていた黛だった。
****
あと1回 >>150 の続き
「声は我慢出来なかったのか?」
「だって、先生が」
手は一気に太ももまで下がった。バスローブの裾を暴き、素肌に触れてくる。
下着の横から指が入ってきた。
「濡れている。こんなに男を求めて…黛」
古美門は急に黛を仰向けにさせてバスローブの紐を解き、下着も脱がせ、自分も裸になって抱きついた。
硬く大きくなったものを割れ目に当てる。
「せっ、先生?」
(もう入れるの!?まだ心の準備が)
でも、古美門は中には入れずに腰を動かし始めた。濡れ具合を確かめるように、割れ目の上を滑って往復する。
(やだ…いやらしい。それに、先生のが気持ちいいところを擦ってる…)
「入れたら、こうやって動かすんだ。したいか」
(正直、怖い。でも、したくないわけじゃない…)
「だが、今日はしない」
「えっ?」
「今日は貫通工事だけで精一杯だろう。腰は使わない。いいか?あくまで君のためだからな。
私は動いたらすぐ出ちゃうような早漏でもないし、腰痛やら体力不足やらを誤魔化す爺さんでもない。わかったか」
「…はあ」(全然わかんない)不可解な会話の後、全身への愛撫が始まった。
(こんなことなら、もっとちゃんとケアしておけばよかった)
そんなことを考える余裕があったのは最初だけだった。
いつも自分をけなして邪険にする古美門から、丹念に隅々まで与えられるキスの1つ1つが心を幸せで満たしていく。
そしてカラダに火を着けていく。 特に、左胸はしつこく舐められた。
「こっちも可愛がってやらないとな」
頭の中がドロドロに溶けたようになって、うわ言のように口走る。
「せんせぇ、すきぃ、だいすき」
膝を開かれ、いちばん恥ずかしい場所に顔が近づいていく。
舌を伸ばして、自分でも触ったことがないようなところまで舐められた後、宣言された。
「さて、そろそろ入れてみようか」
現実に引き戻されたような気がして、体がこわばる。
でも、古美門はお構いなしに溢れたものを指に塗りつけている。
(恥ずかしい…先生…私、こんなにビショビショになったの初めてなんです…だから、いやらしい子だって思わないで…)
ヌルヌルにまみれた指先で敏感な核をくすぐった後、入り口をほぐすように、探るように、男の太く長い指が慎重に入ってきた。
古美門の顔に、自然に下りた前髪が影を作っていた。いつになく真面目な表情をしている。
(先生、なんか、お医者さんみたい)
「……入った。…痛いか?」
首を横に振ると、指が動き始める。中をゆっくりと拡げるようにした後、カラダの前側に当てて押す。
「んんっ?」
そこを擦りながら、顔を見てくる。
「せんせっ、っあぁ!そこ、なに?あ、ん!」
答えてくれない。ただ真剣な顔をして、優しく中を愛撫する。
「せんせ…んぅ、っはぁ!」
湧きあがってくる淫らなものが古美門の手をますます濡らしていく。 再度、ぐるりと中の様子を探って、急に指を引き抜くと、ひきだしから箱を取り出して開けた。
黛はハァハァと肩で息をしながら、朦朧とした頭で(うわぁ…初めて見た…)と目で追った。はしたないと自責しつつも、手早く装着するところまでしっかり見届けてしまった。
(やっぱり、お医者さんっぽい)
膝の裏に手をいれて開かされ、準備のできた古美門のカラダがあてがわれると、まな板の上の鯉、というか、処置される患者のような気分だった。
「さあ、これで純潔とは永遠にお別れだ」
ゆっくりと黛の中を押し広げて入ってくる。指よりずっと太い。でも、柔らかさがある。
避妊具の表面にジェルのようなものがたっぷり塗ってあるらしく、中を異物で思いきり満たされている感触はあるけど、恐れていたほど痛くはなくて、ちょっと拍子抜けした。
むしろ、あまりにも神妙な様子だった古美門がなんだか可愛く思えてきた。
そのまま動かずにしばらくぎゅーっと抱きしめた後、古美門は腕の力を緩めて言った。
「おめでとう。黛。今日から君は女だ」
優しい眼差しに面食らってまばたきをした私に、特別小さな声で耳打ちする。
「私の女だ」
「…!」
こみ上げてくる涙と歪む顔を見られたくなくて、両手で顔を覆った。
「っふぇ…っうぅ、せんせぇ…せんせっ」
繋がったまま腕を伸ばし、枕元からティッシュを取ってくれた。 私の涙と鼻水が止まると、何の前ぶれもなくキスされた。だんだん情熱的になり、貪るような口づけに変わる。
「せんせ…なんか…おっきくなってる?」
「きついか?」
「はい…でも、大丈夫です」
ひとつになったまま、古美門は離れなかった。キスしたり、身体を触ったり、胸のサイズを馬鹿にしたり…
指と指を絡めたまま皮肉を言い合ったり。
「男の人の乳首って何のためにあるんですかねぇ」
何の気なしに指先で触ると、「っあ!」っと反応した。
「え、気持ちいいんですか?」
「悪いか。君だってさんざん気持ち良さそうにしていたじゃないか」
「ふーん…」両方をくるくると撫でてみた。
「あっ、ぁうっ、黛、やめっ、ああ」
眉根を寄せた切なげな顔を見たら、楽しくなってきた。
「先生の、私の中ですっごく硬くなってます」
「はぁっ…いっ、いい加減にしなさい」
手首を取られ、攻守交代。
舌と指で両方の乳首を同時に転がされた。
そんな風にじゃれあい、なじり合いながら、古美門はたまに少しだけ動いた。その度に黛の中で膨らんだ。
「先生はきつくて痛くないんですか?」
「痛くはない」
「じゃあ、こうしたら?」
ぎゅうっと締めつけた。
「ぅあぁっ!な、何するんだ!やめろっ」
「すみません」力を緩めたが、すごく大きくなっている感じがした。
「…やっぱりやめるな」
「え?」
「もう1度やれ」
「はい」
もう一度ぎゅうーっとすると、「あぁ…黛」
強く抱きついてきて、熱い息を吐きながら、首筋に熱烈にキスする。
「んふ…せんせ」 こんなに人に甘えたのは、初めてかもしれない。それも、よりによって、古美門先生。
どのくらい時間が経ったのか分からない。2人の体温は完全に同じになっていた。もはや古美門が入っていることに全く違和感が無い。
その瞬間は突然訪れた。
「…あれ?せんせっ」
繋がっている部分が熱くなる。
勝手に中が蠢いて、彼もまた脈打ち始めた。
「黛……っあぁ」
「っあああ…!」
一体となって溶けて沸騰し、噴き出して体中を駆け巡るような長い絶頂を迎え、2人はしばらく放心した。
「はぁ…せんせ、なにしたの?」
古美門は下着を履こうとしていた。
「…ポリネシアン・セックスという言葉を聞いたことはあるか」
「いいえ。それを、したんですか?」
先生が拾ってくれた下着をつける。
「部分的に真似をした。法曹界のセックス・シンボルを自認する私ほどの性豪ともなると、どんなセックスも自在なのだ。今度は激しく抱いてやろう」
「激しくなくても素敵だったのに」
「自慢の腰使いを味わってみたくないのかぁ?」
下着越しにくっつけて、クイクイと押してくる。
「やっ、やぁん…もう」
古美門の顔に両手を伸ばすと、動きが止まった。
ふわふわの前髪を押さえて、いつもの横分けを作る。
「先生…」
(古美門先生…)
偏屈でわがままで強欲で毒舌で……ちょっとエッチな
(わたしの先生)
―――
終わりです。
長すぎだと思って、昨日と今日に分けたのですが、区切った場所が中途半端でしたね。ごめんなさい。
>>152
PCは無事でしょうか?
>>154
萌えました!GJ!
ラストの横分けにする発想が同じで「オーマイガッ」ってなったけど、結局変えませんでした。どうかご容赦ください。
長々と失礼いたしました。 うわ〜〜〜〜〜〜GJGJGJです!
何たるこみまゆ天国でしょうか 神がふたりも!!!
>>154のこみーのツンデレに萌えて>>156のセクロスになるとさりげなく優しいこみーに萌え萌え
ポリネシアンセクロスってなんですか、先生!!! 久しぶりに黛の恩師・相沢検事と対決するが旗色の悪い古美門陣営。
「色仕掛けで情報の1つでも取って来い!」
「またそれですか」
「昔ふられた相手を見返すいいチャンスじゃないか。さっさと行きたまえ。私はお昼寝をする」
2階の寝室へ向かう。
目覚めたのは日没の直前だった。
欠伸をしながら階段を下りかけると…ソファに座った見慣れない女を蘭丸と服部さんが取り囲んでいる。
(新しい依頼者か?)
控えめな花柄の黒いチャイナドレス。深いスリットからのぞく脚は細く、どこまでも長い。
(おっ!?)
足を止めて観察する。
髪はきっちりとひとつにまとめられ、項が眩しい。耳も可愛い。
(…いい!)
胸は…ツンっと形良くドレスを膨らませている。ボリュームもなかなかだが…
(これは詰め物の可能性有りだな。チャイナドレスはセクシーで大好きだが、いかんせんおっぱいがチェックしづらい)
それにしても、とにかく肌が白くて綺麗だ。
モデル並みの体系だが可憐さがある。
(たまには若いスレンダー美女もいいかな)
前髪を整え、出来る限りダンディーな声を出した。
「これはこれは、お待たせして申し訳ありません。無敗の弁護士、古美門研介です。あなたのような美しい方のお役に立てるとは、身に余る光栄…」
「はぁ?」
軽蔑を含んだ間抜け面を向けられた。
「黛っ!?」 「な、な、なぜそんな格好をしているっ」
「なぜって、先生がやれって言ったんじゃないですか」
「相沢は今夜、法学部関係のパーティーなんだ。真知子ちゃんが出席しても不自然じゃない。
会場がホテルのチャイニーズダイニングだからこのドレスにしたんだけど、めちゃくちゃ似合うよね。可愛すぎ。やばいよ。
これなら初めて成功しちゃうかもね。真知子ちゃんの色仕掛け」
「古美門先生も、つい今しがた美しい方、と…」
「服部さんっ!寝ぼけて幻を見ただけです!」
「美しい方…」
「こら、黛!!赤くなるんじゃないっ!このキョンシーがっ!服部さん、お札を出してください!」
「ございません」
「黛、作戦は中止だ。急ぎの仕事ができた」
「え〜、明日じゃ駄目ですかぁ?久しぶりに中華料理食べたかったし、蘭丸くんが褒めてくれたドレス、相沢先生に見せたかったのに…」
「絶対絶対絶ーっ対に駄目だ!
大急ぎなんだ!今夜じゃなくちゃ駄目なんだっ
相沢だって、そんなコスプレをしたガニ股を見たら、両手を突き出してジャンプしながら逃げ惑う人々に噛みつき首都を恐怖に陥れる化け物だと思って逃げ出すに違いない!
服部さん、今夜は中華にしてください」
「御意」
「先生、焦りすぎー。残念だったね真知子ちゃん」
「…着替えてくる」
「待て。着替えは必要ない」
「いや、だって仕事。っていうか本当に急ぎの仕事なんてあるんですか?」
「ああ。その格好で私のディナーに付き合うことだ」 ほんでそのまま真知子ちゃんも食べられちゃうわけですか(・∀・)ニヨニヨ
GJです! >>166
なんか最後の一行とか落語のオチみたいで膝ポンのクスクスw
完全脳内再生余裕で美味しゅうございますGJ! あの、思ったんだけど、エロパロってCP誰でもいいんだよね?あ、もちろんこみまゆだけどちょっと疑問で…… 男女ならどの組み合わせでもOKだろう
エロパロ板って大体そういうものかと BLじゃなければ誰でもいいんだよ
三木沢とからんまゆとか何でもアリ >>172
そういうことしちゃいけない、逆に迷惑かけるよ >>172
それ晒すって行為だから覚えとこうね
ガチで大迷惑だから こいつドラマ本スレにもやってたから迷惑とか百も承知の悪意からだったみたい
いさめる風に言って損した 沢井出とか読みたいなあ
「まあ井出先生、まだ残ってらしたのですか?コーヒーでもお入れしますわ」
なんつって妙に優しい沢地の色仕掛けにのってオフィスで関係して、
翌日「井出先生、この案件と、これと、これも担当お願いしますわ」
「え、自分は手持ちで手いっぱいですけど…」
「ねえ井出先生、昨夜のこと三木先生に申し上げようかと思うんですけど」
「・・・!!」
「三木先生、どうお思いになるでしょうねフフ」
「う、う、う、うわああああー」逃亡
こんなのでいいから 沢井出か、それはまた新しい!
井出と黛同年代だから
井出まゆもいけるな >>177
ギャグ風味で楽しいww
沢井出とか沢蘭とか色っぽくていいな〜
沢地さんに攻められたいわ〜 2期5話くらいの時期です。
夜の古美門邸。
服部さんはとっくに帰ったが、黛はソファで頭を抱え、時折髪を掻きむしっている。
古美門はデスクでカタログに目を落とし、見て見ぬ振りをしていた。
黛がわざとらしく「うぅ〜」などと唸っているのは、古美門に助け舟を出してほしいからだ。わかっている。
(面倒くさい。しかし、このまま粘られても迷惑だから、仕方ない)
「まだ帰らないのか」
「…だって…行き詰まってしまって…」
「離婚調停などという汚物を拾ってくるからそういうことになるのだ。君が勝手に引き受けた案件だろう。自分で何とかしたまえ」
「はい…。でも、明日、双方で話し合いなんですけど、どうしても依頼人の気持ちが理解できないんです。
旦那さんは浮気を許すって仰っているのに、頑なに離婚を希望していて…」
「そんなの、浮気相手の方がいい男だからに決まっているだろう。馬鹿馬鹿しい」
「そんなことはありません!
非の打ち所のない素敵な旦那さんです。
笑顔が爽やかで、スポーツマンで皆に好かれてて。
それに引き替え、浮気相手は依頼人の職場の上司なんですけど、ひとまわりも年上で、偏屈で敵だらけ…」
「…ほぉ。それで?」
古美門は興味を持ったらしく、カタログを閉じて置いた。
「徹底した成果主義で、利益の為なら手段を選ばない強引さだけど、仕事は必ず成功させるから、一部の取締役に寵愛されて、それで図に乗ってて、とにかく最低…だそうです。もう、意味わかんないっ!」
話しながら興奮して立ち上がり、デスクまで歩いていく。
「はははは。それは愉快だ」
黛がバン!と机を叩いた。
「ちっとも愉快じゃありません!旦那さんが気の毒です」
「まさかとは思うが、夫側の代理人は」
「羽生くんです」
「あーっはっはっは!傑作だ!もはや本人と代理人の見分けがつかないんじゃないかぁ?」
古美門は楽しそうに腹を押さえ、両足をバタバタさせて笑っている。
(まったく、この人は…)
軽蔑の眼差しで見下ろす。
(古美門先生なんかに相談するんじゃなかった。家で1人で考えよ)
帰り支度をしようとソファに向き直る。 しかし、古美門は急に立ち上がって間合いを詰めてきた。
「君ほどその依頼人を理解できる者はいないと思うがね」
「…はあ?」
「嘘臭い笑顔で中身が空っぽの若造より、経験豊富な大人の男のほうが魅力的だとは思わないか?」
えっへん、とばかりに胸を張る。
「そりゃあ、優しい年上の男性なら素敵かもしれないですけどねぇ」
「嫌われ者になることもいとわない厳しい男の懐の深さと、その奥のぬくもりを知ったら、うわべの優しさになんて興味が無くなる。
君だって本当は気づいているんじゃないのか?」
首をかしげて顔を覗き込んでくる。
(っ近い!)
微かに古美門の香りがする。
香水なのか何なのかわからないが、黛はこの香りを嗅がないように日ごろ気をつけていた。
ふわっとした清潔な香りの後にすごく甘い余韻がある。カラダをくすぐられるようで、じんわりと熱くなるようで、落ち着かない気分になるからだ。
「…まぁ、好みは人それぞれですから…でも!結婚してるのに。彼女、真面目な人なんですよ?出来心って感じじゃない」
「積もり積もった想いがちょっとしたきっかけで溢れ出したんだろう。…例えばこんな風に、2人きりで残業している時に」
わざとらしく肩を抱いてくる。手を払おうとしたけど、こんな事で動揺していると思われるのは嫌なので、何でも無いふりをする。
「私が闘い続けられるのは、君が支えてくれるおかげだよ。君は私の大切なパートナーで、かけがえのない女性だ」
低い声で直接耳に吹き込む。
(この声…)
たまに古美門が使うやけに低い声。心とカラダが震えるその響きを意識してしまうのを避けるために、普段黛はなるべく聞き流すように努めていた。
今はその声に優しい色をのせている。間近で感じる男の息と体温。官能的な香り。
カラダが痺れて、頭がクラクラしてくる。
「じょ、冗談でそういうこと言うの、やめてくださいっ」
「私がどんな想いで君を見ていたか!」
ガシッと両肩を掴まれた。
「ぇ、えぇ?」
ジッと真正面から見据えてくる。 「君は気づいていなかったのか?毎日朝から晩までこんなに近くにいて、一日中、君の可愛い姿が視界の中を動き回る。だが、君にとって、私は所詮ただの上司だ。……気が狂いそうだ」
「せんせぇ?」
右手を黛の顎に添えて、角度をつける。
「私は狡い大人の男だからね、秘密を持つことなんて何でもないんだよ。……二人だけの秘密を作ってみないか?」
瞳を伏せた古美門の顔が近付いてくる。
(こっこれは…この展開は…キス?されるの?されちゃうの?いいのかな?先生とキスしちゃったら、どうなるの?どうしよう)
数センチのところまできた古美門の顔を見た。
(あんまり見ないようにしてたのに…)
この人は、極度の横分けでさえなければ、実はすごくかっこいい。分かってた。整った顔立ちに美しい肌。詳しく眺めていて、もし目が合ったりしたら息が止まっちゃいそうだから、見ないようにしていた。
(先生…私、先生のこと、ただの上司だなんて思ってません…)
黛も長いまつげを伏せた。
まさに唇が触れ合うその瞬間…古美門はフッと離れる。
…はずだった。
不倫ごっこを演じて惑わせ、からかって楽しもうと思っていただけなのに…。
黛が口づけを待つ顔を見せた。
緊張からなのか、少し困ったような眉の形。赤い果実のような唇が、今、古美門の唇を受け入れる決意とともに向けられた。
その瞬間、よぎったのはなぜかミスターウィンウィンの笑顔だった。
黛もいつか結婚するのだろうか。例えば、羽生のような人当たりの良い若い男と。そして、こんな風に唇を許すのだろうか。…気が狂いそうだ。
演じていたはずの嫉妬深い男に心をのっとられ、気づいた時には目の前の唇を自分のものにしていた。
唇の柔らかさを味わうように何度も食むうちに、自分を取り戻す。
(何をやっているんだ私は)
動揺を悟られないように、極力ゆっくりと離れ、捨て台詞を吐いた。
「良かったな。少しは依頼人の気持ちが理解できそうじゃないか」 翌日。
昨夜は、妙な成り行きで古美門とキスをしてしまい、動揺しまくったまま帰宅して、結局ろくに準備もできなかった。
古美門と顔を合わせる勇気は無かったので、絶対に彼が起きていない朝のうちに事務所に顔を出し、NEXUSでの話し合いに向かうと服部さんに伝えた。
そして、NEXUSで黛を待ち受けていたのは、思いもよらない展開だった。
大混乱の頭を抱えて、重い足取りで昼過ぎに古美門事務所に帰る。
「只今戻りましたー…」
服部さんが出迎えてくれる。
「お疲れさまです。いかがでしたか?」
「こちらの希望通り、離婚に応じるそうです…」
「それはおめでとうございます」
「君にしてはよくやったじゃないか〜」
ソファに寝転がっているらしい。肘掛けに足が乗っかっているのが見えた。
(私、昨日あの人と、あんなことしちゃったんだ…。でも、今はそれどころじゃない!)
「先生ですね?」
「んー?」
「先生が、あの上司がNEXUSに来るように仕向けたんでしょう!?」
「何の話しだぁ?」
「とぼけないてくださいっ!!奥さんの浮気相手が乗り込んで来て、一人で喋りまくったんですよ!奥さんとの肉体関係の詳細を!」
「それで、幻滅した旦那が離婚に同意したわけか」
「違います。……旦那さんは、ゲイだったんです」
「はああ!?」
古美門が飛び起きた。眼を丸くして、パチパチとまばたきする。
「奥さんも気づいていなかったみたいです」
「ちょ、ちょっと待て。いくら私でもそこまでは想定していなかった。どういうことか説明しなさい」
「嫌です」
「却下する。君は私の部下であり、業務内容を報告する義務がある。さあ、話したまえ」
観念して、かばんから内容を記したノートを取り出す。恥ずかしいので、ノートで顔を隠して一気に報告した。 ――浮気相手は、奥さんと初めて関係を持った時から、違和感を感じていた。
前戯を知らず、挿入も後背位しか知らない。聞けば夫とはいつもそうで、正直苦痛だが、子どもは欲しいので我慢していると言う。
結婚するまで男性経験が無かったため、男女の営みとはこういうものかと思っていた、と。
ところが、禁断の上司との関係において普通のセックスを経験し、これ以上結婚生活を続けるのは無理だと考えるようになった――
そして、「あなたが離婚をけしかけたのか」と詰め寄る夫にこう返した。
「そうではありません。
私はただ、たっぷりと前戯をして、トロトロに濡れさせてから、しっかりと見つめ合い、無い胸を弄りながら正常位で愛しただけです。
彼女は何回もイった後、私の腕の中で満ち足りた心と身体で離婚を決めたようです。
彼女はただ、あなたより一足先に自分に正直になっただけだ。
あなたは死ぬまで自分を偽り続けるつもりですか?」
――夫は泣き崩れ、自分はゲイだと告白した。だからそんな風に女を愛することは出来ない。でも、家族が欲しかった、と。
そして、妻に謝罪し、離婚を了承した―― 「以上です」
「…。君達は、ゆとりのメルヘンランドでとんでもない破廉恥なやり取りをしてきたんだねぇ。さすがは変態の女神様だ」
「もう最悪ですよ。でも、双方納得して、円満離婚になったから、まあ良かったのかな」
「ご苦労だった」
黛はノートをかばんにしまい、ソファの定位置に座った。
まだ隣には古美門がいたが、特に気にしなかった。
(香りさえ意識しなければ、多分、大丈夫…)
古美門はふと何かを考えてから、服部さんが温室へ向かったのを見届けて口を開いた。
「…ときに黛くん、君は正常位と後背位どちらがいい?」
「は?え、えーと、せーじょーい?」
「おまえ、意味分かってるか?」
「わ、分かってますよ!馬鹿にしないでください!」
「じゃあ、どんな前戯が好きなんだ?」
「えーと…ぜんぎらしいぜんぎ、かな」
ぷーっと古美門が吹き出した。
「ちっとも分かっていないじゃないか!」
「…ほっといてください!」
古美門は一つ咳払いをした。
「では、君にいいことを教えてあげよう。男にベッドでどうされたいかと問われ答えられないときは、おまかせします、と言うんだ」
黛の頭にポンと手を置いてから立ち上がった。ふわり、と香りを残していく。
「もし、そんな日が来たら、の話しだがね」
デスクの椅子に座って葉巻を持つ。
古美門の残り香は、黛に昨夜の出来事を思い起こさせた。
自分の指で唇をなぞる。
「…先生に、おまかせします…」
「…え?」
「あっ、いえ、何でもありませんっ」
「……黛。今夜は、昨日の続きをしよう」 久しぶりに見たら神がきてた\(^o^)/
有難う御座います(≧∇≦) ありがとうございます
おまかせしてみた方も気が向かれたら読みたいです! GJGJです!何おねだりしてるんだ黛w
昨日の続き…じゅるっ まあまあ殿、落ちつかれませ
( T_T)\(^-^ ) つづきを・・・・・はやく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 昨日の夜の営みで着けたバイブをそのまま法廷にいって黛が喋ってるというときに発動させて2828している変態こみという夢を見たのさ >>166の続き
チャイナドレスのまま、賑やかなディナーを愉しんだ。
古美門はしきりにドレスの胸元を観察して、「その胸は偽物だろう」と言ったり、
蘭丸が「俺、この席で良かったぁ。スリット眩しぃーっ!真知子ちゃん、ほんと脚きれいだねー」と言うと、
「その角度からはガニ股が美脚に見えるのか?ちょっと席を替わりなさい」と迫ったりした。
普段、色気が無いとか提灯パンツとか、そんなことしか言われていないので、ちやほやされているみたいで嬉しかった。
ディナーが終わると蘭丸くんはいなくなり、服部さんも手早く片付けを済ませて帰り支度を始めた。
「じゃあ、着替えてきますね」
「明日からスーツは禁止だぁ。毎日ドレスで来なさい」
「私は弁護士です。コンパニオンではありません」
バタンと脱衣場のドアを閉めた。
数分後。
「すみませーん…」
脱衣所から呼ぶ声がする。
服部さんはもう帰ってしまったので、仕方なく見に行くと、ドアを少しだけ開けて隙間から黛が覗いていた。
「どうした」
「あ、あの服部さんは?」
「帰った」
「えっ!どうしよう…」
「どうかしたのか」
「あの…ファスナー噛んじゃったみたいで…」
古美門は、ハァ〜、と盛大にため息をついた。
「幼稚園児は一人でお着替えも出来ないのかね」
悪態をつきながらも、ドアを開け、黛の背中に触れた。
「先生、変なことしないでくださいね」
「はああ?君は自分の立場を全く理解していないようだ。それが人にものを頼む態度かっ!
え!?まさかこの私が好き好んでおまえの服を脱がせるとでも!?随分と侮辱してくれるじゃないか。
そんな事を考えるのはありとあらゆる女の体を興奮の対象とする男子中学生か、若い女の下着姿なら何でも冥土の土産とありがたがるじいさんくらいのものだ!」
「わかりました、わかりました。すみませんでした!早く直してください。お願いします」
正面に回り込んでビシビシ人差し指で刺しまくっていたが、渋々、黛の肩を掴んで後ろ向きにさせる。 肩甲骨の中間にあったファスナーは何の抵抗も無く上がった。
「動くじゃないか」
「でも、下がらないんです」
古美門が引き下げると、確かにさっきの場所で引っかかって止まる。
「どうなってるんだ?」
「さあ…」
「くそっ」
ムキになってきた古美門は、顔を近づけようとグッと黛の体を引き寄せた。
「きゃあっ!」
「ちょっとじっとしてろ」
一つにまとめた髪が邪魔なので、手で押さえる。
「せ、せんせっ」
「なに勘違いしてんだ、変態」
「だって、せんせぇ…」
黛の声色が変わった気がして、顔を上げると、目の前に白い項があった。
黙ってうつむいている黛の耳の下あたりに、髪を押さえている古美門の左手の親指が当たっていた。
(耳…?)
ふと好奇心がわいて、親指を微かに動かし、耳をなぞってみた。
「んんっ!」ビクッと首をすくめた。
耳は紅く熱くなっていた。
(ほぉ…なかなか可愛い反応をするじゃないか。では…)
今度は右手の人差し指の背で、項からファスナーの位置までスーッと撫で下ろす。
「っぁあ!せんせっ」
身をよじった黛と目が合った。
真っ赤な顔をしている。困っているような、それでいて何かを期待しているような…
(おいおい、結構そそるな…)
「せんせ、直りましたか?」
「んー…」
再度ファスナーを摘むが…はっきり言って、もう直す気は無くなっていた。
(やーめた!)
ふわっと背後から抱きついた。
「きゃっ!せんせ!?」
項にキスして、耳に頬ずりする。
耳に口をつけたまま囁いてみる。
「ダメだ。直らない」 「せんせぇ、どうしよう、帰れない…」
「泊まっていけばいい。明日、服部さんに直してもらえ」
ちゅ、ちゅ、…と音をたてながら首筋に唇を這わせる。
「っはぁ…ん」
古美門は黛の細い体を右腕でぎゅっと抱き締めて、左手はずっと狙っていたスリットに滑り込ませた。スベスベの太ももを撫でる。
「んふ…泊まって、いいのかな…」
(っおお…)
とうとう下半身が反応してきた。
「帰れないのなら仕方ないだろう?」
「せんせぇ、何にもしない?」
(は?するに決まってるだろ!っていうか、もう脚触っちゃったし!勃起してるし!
あ、これはあれだな、社交辞令!
お持ち帰りする時には一応何にもしないって言うのが礼儀だからな。こいつも一丁前にそういう事を知っているのか。よしよし)
「もちろんだよ」
「ぜったい?」
「え?…あぁ」
「じゃあ、もし、何かしたら…」
(しつこいな…)
「ヘリコプター手放してくださいね!」
「へ?」
そう、これは、色仕掛け。本当のターゲットは古美門先生。
私にドレスを着せた蘭丸くんが思いついて、服部さんが背中を縫い付けた(しつけ糸だから、実は力を入れれば簡単に切れて外れる)。
目標は、下心と引き換えに浪費を1つ解消させること。
奥蟹頭で華麗な色仕掛けを展開した蘭丸くんのアドバイスは、「真知子ちゃん声かわいいから、いっぱい呼んであげなよ。先生、先生って。後は…色っぽい声って出せる?」
黛が咳払いをして、「あ、あっは〜ん、うっふ〜ん」と披露すると、「それはやめておこう」と切り捨てられた。
でも…
さっき先生に耳とか首とか脚とか触られて、変な声が出た。
背後から先生の息を感じて、カラダが熱くなって、ジンジンして、力が入らないような、もどかしいような…
(先生って、やっぱりそういうことに慣れてるんだ…本当に…泊まって大丈夫かな…) 黛が条件を突きつけると、古美門は一瞬ポカンとした後、「ふん、くだらない」と一蹴した。承諾なのか拒絶なのか分からなかったが、お風呂に入るから、と追い払われた。
一人でリビングのソファに座っていると、なんだか心細くなって、肩からブランケットを掛けた。
(なんか…失敗な気がする。やっぱり私に色仕掛けなんて無理なんだよ…)
さっき、古美門は急に興味を失ったような顔をしていた。きっと、お風呂から出たらそのまま寝ちゃうんだろう。
でも、もし寝室に誘われたら…どうすればいいの?
しまった。ファスナーの罠は蘭丸くんが考えてくれたけど、その先は全くの無計画だ。
慌てて蘭丸くんに電話をかける。
『おかけになった番号はおつなぎできません』
(…え!?拒否られてる!?)
「なんでっ!どうしよう…もしかして、私、はめられた!?」
「誰にはめられたんだ」
「せっ先生!」
パジャマ姿の古美門が湯気を上げていた。
暖まって桃色に染まった頬とドライヤーでふわふわに乾かした髪がまるで少年のようだ。
「私はまだハメてないぞ」
「はぁ?あ、あの、何でもありませんっ」
「そうか、私は寝る。おやすみ」
「おやすみなさい…って、えぇ?ちょ、ちょっと待ってください!寝るにはまだ早いんじゃないんですか?」
「なぜ?私がこのまま寝たら困るのか?約束したじゃないか、何もしないと」
「そうですけど……」
「君の目的は何だ」
「えっ」
「妙な態度をとって、私にトラップでも仕掛けたつもりか?身の程知らずが」
(げーっばれてるーっ!)
「君の狙いが、私をたぶらかしてヘリを諦めさせることならば、もっと頑張って誘惑してみなさい。
私が、何もかも投げ出してでも、今夜たった一度でいいから君を抱きたいと思うくらいに」
「…もう、いいです。すみませでした」
「せいぜい反省するんだな。慰めに、おやすみのチューでもしてやろうか?」
「要りませんっ!」
バサッと頭からブランケットを被った。古美門の匂いがした。 ベッドに入っても、なかなか寝つけなかった。嫌でも今日の黛が浮かんでくる。
チャイナドレスがよく似合っていた。僕の戯れの愛撫に敏感に反応して声を洩らした。
「はぁ…」
(一回抜いたら眠れるだろうか…)などと考えたところで、コンコンとドアをノックされた。
「何の用だ」
「あの…寒いんですけど」
「暖房は切っていないはずだ」
「でも、こんな格好だし、毛布だけじゃ…」
「…入れ」
「失礼します」
黛がドアを開け、立ちすくむ。ひとしきりモジモジした後、うつむいたまま、ビシッと古美門を指差してきた。
「そ、そこに入れてくださいっ」
「…懲りずに色仕掛けに挑戦というわけか。見上げた心意気だ。いいだろう」
布団を捲って隙間を作ってやった。
本当に寒かったらしく、いそいそと潜り込んできた。冷えた体を抱き締める。
「せんせ…?」
「分かっている。手を出したらヘリコプターだろ?大丈夫だ。こんな偽物のおっぱいじゃ興奮しない」
古美門がそう言うと、黛はもぞもぞと動き始めた。
背中に手を回して途中までファスナーを下ろし、ブラのホックを外す。
「…黛?」
古美門の声を無視して、袖から紐を引っ張り出して腕を通すと、襟元からスルッと抜いた。
「そんな色気の無いブラジャーの外し方は初めて見たよ」
その言葉も聞き流して、ぎゅっと古美門に抱きついた。
「ペッタンコ」
(やっぱり駄目か)とがっかりした途端、
「っひゃあ!」
開いたファスナーから手が差し込まれてきた。
肩や項や背中を撫で回す。
「んんっ」
耳にキスしてわざと音をたてて聞かせ、吐息を吹き込む。
「あぁん…せんせぇ…」
もう少し下に、と背中の手を動かすと、プツッと手応えがあって、ファスナーが動いた。手首に引っかかったまま手を下ろしていくと、チチチチ…と開く。
下着のゴムに到達すると、そのままスルッと中に手を入れた。
「きゃあ!せんせっ」 黛が驚いて声を上げると、古美門はすぐに手を抜いた。
そして、はだけたドレスを脱がせようとする。
「せ、先生?」
「黛くん、覚えておきたまえ。君の拙い色仕掛けにわざわざ引っかかってやろうなどという物好きな男は、この世にたった一人しかいない」
「どういう意味ですか?」
「…君が欲しい」
熱っぽいかすれた低い声にカラダが泡立った。
ドレスを脱ぎ捨てると、「乳首たってるぞ」と指摘された。
「こっこれは、寒いからです!」
「ふーん…」
次の瞬間、ガバッとのしかかるやいなや、左を口に含まれた。
「やっやん!せんせっ」
レロレロと転がしてくる。
古美門の舌は温かくて、いやらしく濡れていていて、柔らかく包み込んだかと思うと、チュウッと吸って刺激する。
「だめ、せんせ、やぁん…」
右は指でクニクニと挟んだり、プルプルと弾いたりされていた。
(どうしよう!どうしよう!こんなになっちゃうなんて)
胸しかされていないのに、全身が熱く蕩ける。腰が勝手に動いちゃうし、声が抑えられない。
左右を替えて、さらに責めたてられた。
やっと解放されて、はぁはぁと息をついている間に、力の抜けた体から、最後の一枚を抜き取られた。
「せんせぇ、あの、本当に、するの?」
「怖じ気づいたのか?ご丁寧にこんな物まで仕込んだくせに」
パジャマの胸ポケットから小袋を取り出す。平べったくて、リング状に膨らんで…
「それはっ…!」
(蘭丸くん!!…まさか服部さんじゃないよね?)
「いつも通り脱衣所に用意されていた寝間着を着たら、入っていた。君じゃないのか?」
首を横に振る。
「そうか……やめるか?」
「えっとぉ…痛い、かな?」
「試してみるか」
「…お願いします」 古美門も服を脱ぎ、黛の膝を開くと、迷いなく顔を近づけてきた。いちばん恥ずかしい場所を舐め回される。
ヌルヌルになったところに指が入ってくる。
「息を吐いて、力を抜きなさい」
言われた通りにすると、すんなりと中に埋まった。でも、手足ばかりが妙に男らしい古美門の指は、太くて窮屈だった。
中の形や感触、感じる場所を一通り探ると、指を抜き、代わりに手早く準備を整えたものが当てがわれた。
何も言わずに入ってくる。
「う…」
「深呼吸」
息を吐くタイミングに合わせて進み、3回ほどで奥まで入った。
「先生…」
滲んだ涙を舐めてくれる。
額や頬にたくさんキスが降ってきて、最後に唇を捉えた。
柔らかく押し当てた唇が徐々に深く合わさって、ぴったりと隙間なく交わると、舌が入ってくる。
(先生でいっぱい…)
全身を男で満たされる充足感は、少し苦しくて、とても幸せだった。
両方の乳首を優しくこねられ、黛の中も柔らかさと潤いを増す。
古美門が少し腰を動かすと、味わったことのない快感が駆け上がり、火花を散らして突き抜けていった。
「先生、すごい…」
もう一度、さっきよりちょっと激しく…
「んっ、んっ、あ!せんせ、す、ごい」
だんだんスピードが上がり、高速ピストンに変化すると、黛はあっさりと一度目の絶頂に達した。
初めてであることを考慮して体位こそほとんど変えなかったものの、古美門は緩急をつけ、角度を変え、様々な動きを織り交ぜて、存分に黛を翻弄した。
「ああ!あん、せんせぃ!せんせぃ!」
何度目かの頂点に向かう黛に合わせた最高速のラストスパートで、とうとう古美門も達した。 「痛かったか?」
「ちょっと。でも、すごく気持ち良かったから、大丈夫ですよ!」
「…もう少しムードのある言い方は出来ないのかね」
古美門は呆れ顔だ。
「えっとぉ…とっても気持ち良かったです。先生ありがと」
頬にキスをした。
「そこじゃないだろ」
今度は唇に軽〜くキスすると、不満げに睨んでくる。
(もっと、ってこと?恥ずかしぃ〜)
恐る恐る古美門の上唇を挟んでみる。
(柔らかい…)
下唇も…。古美門が応えるように吸い付いてくる。徐々に深くなり、焦らすように舐め合ってから、激しく舌を絡め合う。
「ん…んぁふ…せんせ」
「はぁ…。どうせなら、もっと入れておいてくれれば…」
ポケットを摘んで、探すように中を覗く。
「もう、先生の変態。ヘリコプターは処分ですよ」
「構わない。また買えばいい」
「そんなっ、先生ずるい!」
「ちょうど最新型に買い換えようと思っていたんだよー」
「……私、一体誰にはめられたんでしょうか?」
「さあな。自分から望んで罠に飛び込んだんだろう?」 あああ神が降臨している
ありがとうございます(つД`)ノ 2期8話後で妄想。
「真知子」
名前を呼ばれた。彼に。彼の声で。
家族やNEXUSの同僚には普段から名前で呼ばれているのに、彼の口が放ったその響きは、一瞬で黛を沸騰させた。
―――
古美門事務所で安藤貴和の裁判について話していた時だった。
「本当の事を明らかにしなければ…」
「いい加減にその単純な思考を捨てたまえ。本当の事なんてどうだっていいんだよ」
「よくありません!」
黛が大声で詰め寄ると、古美門はいかにもうるさそうに眉をひそめた後、右手で黛の両頬をむぎゅっと潰すように掴んだ。
「んむっ!ひぇんひぇっ!ひゃっ」
「真知子」
「…!?」
顔を掴まれたまま、目を丸くして彼を見上げた。
(先生…?いま、真知子って…)
一瞬、息が止まった。
どれだけ望んだことか。望んでも叶わないと思っていたのに…。
古美門に下の名前で呼ばれる…思い浮かべてはかき消していた夢が、なぜか、今、現実になっている。
心臓が痛いくらいに暴れる。顔が火照る。
そして、熱い顔を掴んだまま、目の前で、低い声で、もう一度
「真知子」
「ひぇんひぇ…」
パッと手を離す。
「その名前がそもそもの原因だな」
熱と痛みを抑えようと、解放された頬をさする。
「は?」
「真実を知りたがる子ども」
「あ…」
「まさに名は体を表す、だな。いかにもあのバカ親が考えそうなウザい名前だ。君は親が名前に込めた願いの通りに、バカまっしぐらに育ったわけだ」
「う…。わ、悪かったですね!先生のバカぁっ!!」
ひときわ大きな声を浴びせると古美門は手で耳を塞いだ。
「バカはそっちだ。真・知・子!」
「やめて下さいっ」
「真〜知子!」
「もう!」
「おやぁ〜?顔が赤いぞぉ?真知子。私に名前を呼ばれるのがそんなに嬉しいかぁ?」
「先生が掴むから赤くなったんでしょうが!」
「耳は掴んでいない」
「う、うるさいです!もう、ほっといてください!」
「ゆとり王子には呼び捨てにされても平気な顔をしていたのにねぇ。そぉか〜。私のセクスィーヴォイスは特別かぁ。何度でも呼んであげるよ?真知子。真知子?」
事務員と草の者が一部始終を見守っていた。
「すっごい嬉しそうだね、先生」
「羽生先生に先を越されましたからな」 >>209
上手い!乙
名前そういえばそうだwwwww >>209
すごくイイ!
初めて名前で呼ばれるのって嬉しいもんね!
はあああああニヤニヤが止まらんw だいぶ間があいてしまいましたが、>>186の続きです
夕食の後、服部さんを見送ると、すぐにデスクに呼びつけられた。
「来い」
ドキドキしながらそばに行くと、椅子から立ち上がって抱きしめてきた。
(きゃ〜!どうしよ〜!)
一気に顔が熱くなる。多分、もう真っ赤だ。
フッと腕の力が緩み、次の瞬間、両手が腰に巻きついたかと思うと、フワッと足が床から浮き上がった。
「きゃっ!!わぁっ!え?」
古美門は持ち上げた黛をデスクの上に座らせた。
スカートから伸びる脚の間に身体を割り込ませ、座らせたお尻の両脇に手をついて、ぐいっと顔を近付けた。スカートが膝上まで捲り上がる。
「おまかせ、でいいんだな?」
今にも触れ合いそうな距離に古美門の端正な顔、大人の香り、低い囁き声…。
鼓動が早くなりすぎて、息が苦しい。
「あっ、あの、痛いのとか、気持ち悪いのは無しですよ?」
「それは承諾しかねる」
「え…、なんで…」
「君は処女だろう?そして私に奪われようとしている」
「……はい」
「であれば、痛くしないのは恐らく無理だ。処女を捨てるというのはそういうものだ」
「…。」
「痛みを最小限に抑えるよう努めよう」
「お願いします」
「それから、気持ち悪くないセックスなんてありえない。例えば、今夜、私は君の性器を舐める」
古美門は片手でスカートの上から太ももを撫でた。
「ぁ…」
黛が思わず口を押さえる。
「気持ち悪いだろう?だが、皆やっていることだ。
昼間は真面目な顔で仕事に励み、夜はお気に入りの相手とディープキスを交わして舌を絡め合ったり、性器を弄り合ったり、そういう気持ち悪いことをして、気持ち良くなっているんだ。
世の中の、そして己自身の多面性を受け入れなければ、大人にはなれないんだよ?」
「……ぉ、おまかせします」
「よろしい」
「んんっ!」
すぐに唇を塞がれた。
強く、弱く、唇を押しつけては、チュッと音をたてて離れる。何度もそうやって触れてから、今度は軽く吸い付いてくる。角度を変えながら、黛の唇を弄ぶ。 「んぅ…」
どんどん迫るようなキスに黛の体は押され、斜め後ろに倒れるような体制になっていた。ずっと支えている両腕が痛くなってきた。
少し肘を曲げようとした時、背中に腕をまわして、ギュッと抱き寄せられた。
「ぅわっ!ぅんむ…」
それと同時に唇を深く合わせ、舌が入り込んできた。
片手で後頭部を押さえて固定され、口の中を探るようにゆっくりと舐め回す。
「っふぅん、んぁ…」
初めての感触に戸惑って、古美門の胸を押すと、深い口づけから解放された。
「せ、せんせっ、なんか、昨日と違う…」
「…ああ。前戯だからな」
「へ?」
「これは前戯だ」
もう一度、黛の頭を抱え込んで唇を合わせてくる。今度はひとしきり黛の舌先をくすぐって絡め取り、吸い上げる。
唇から離れると、今度は首筋に移った。
「はぁ…っん」
温かい吐息と柔らかい唇の感触にゾクゾクする。
いつの間にかブラウスの上から胸を撫でられていた。
男らしい大きな手がいやらしく動くのを見てしまい、いたたまれなくなる。
髪をかき上げられて、露わになった耳に唇を寄せられる。湿った舌が入ってきて、くぐもった水音が直接頭に響く。
「っひゃぁ」
くすぐったくて、でも、なぜかもっと刺激が欲しくて、思わずのけぞると胸を突き出す形になってしまった。
その胸を柔らかく潰すように揉まれた。
「あぁっ、あん!」
明らかな快感が走って、大きな声をあげる。
(乳首が硬くなってるんだ…。先生に耳を舐められて、私、反応しちゃってるんだ…)
古美門の指がボウタイの先端を引っ張り、リボンが解かれる。
「このまま、ここでやるか?」
「…ゃ、だ、だめです」
「冗談だ。シャワーを浴びてくる」
サッと背中を向けて、あっという間にバスルームへ行ってしまった。
机の上に取り残されて、しばし呆然とした後、興奮がぶり返してくる。
(何?今の…あんな先生知らない…すっごい大人っぽかった。すっごい色っぽかった。すっごい気持ち良かった…。何なの?もう、すごい…)
スカートの中は熱く痺れたままだった。 古美門はシャワーを終えてリビングへ来ると「君の番だ」と促した。
着替えが無いと訴えると、パジャマの上から羽織っていたガウンを脱いで渡された。
体中、隅から隅まで念入りに洗って、素肌に古美門のネイビーブルーのガウンを纏う。
背はあまり変わらないのにすごくぶかぶかだ。
この感触も、色も、サイズも、まるで大人の男に包み込みまれる未熟な自分を暗示しているようだ。
寝室に入り、ドアを閉める。
古美門はベッドの上で小さな箱の封を開けていた。フィルムを切って剥がし、箱を開け、連なった小袋を一つ切り離す。
(きゃ〜!避妊具!先生、これを買いに行ったんだ…)
夕食前に珍しくふらりと出掛けた古美門が30分もしないうちに戻って来たことを思い出した。
(先生は、口や態度はめちゃくちゃだけど、そういうところはきちんとしてるんだ)
彼に対する安心と信頼で胸が暖かくなる。
古美門が捲った布団の隣に入った。
「ちゃんときれいにしてきたか?チェックしないとな」
そう言って、あっという間に黛を裸にすると、自分も全て脱いで覆い被さってきた。
前髪を押さえて額にキス。瞼、鼻先、と下りてきて、頬に何度も何度も繰り返した後、耳、首…
片手で肩や背中や腰を撫で回す。
(先生の肌、きもちいい…)
彼の肩に手を這わせた。女のようにすべすべでしっとりとした美しい肌。でも、堅い筋肉を纏ったその大きな関節の形は紛れもなく男性のもの。
触れてしまったことが恥ずかしくなって手を離すと、その手首を掴まれて軽々とうつ伏せにさせられた。
項や背中を唇が這い回る。弱いポイントを見つけると、体を抑えつけ執拗に責めてくる。
(なんで私の気持ちいいところが分かるの!?)
経験豊富な男とはそういうものなのだろうか… ヒップを撫でながら、耳に唇を寄せて、やけに落ち着いた声を吹き込んできた。
「君の依頼人も、今頃きっとお愉しみ中だ」
「そんなっ!……た、確かに、そうかもしれないけど…」
「だろう?」
「…どうでもいいけど、せんせぇ、その声、やめて…」
「声?」
「低い声」
「こんなときに高い声を上げるのは女だけだ」
「でも…いつもと違うから…声も、髪も…だから、なんか騙されてるみたいで…」
「…騙されればいい。私に騙されるのには慣れているはずだ」
「嫌です!初めてなのに…」
「初めてだからこそ、」
グッと肩を掴んで仰向けにさせられ、視線がかち合う。
「…先生?」
見たことの無い顔をしていた。迷っているような、それでいて、瞳には熱がこもって…
「初めてだからこそ、自分で求めて抱かれるより、悪い男に騙される方が楽だろう?」
ふわっ…とほんの一瞬だけ優しい笑顔を見せる。
「先生…」(そんな微笑みを隠し持っていたなんて、反則ですっ!)
不意打ちで心を溶かしておいて、今度は体、とばかりに本格的な愛撫が始まる。
両方の脇腹を指先だけで這い上がって来る。そのまま流れるように膨らみの外周をなぞる。
そして、頂点を避けて、胸をくすぐる。
「んんぅ…、はぁ…」
まだ誰にも触られていない胸の先が敏感になっていくのが分かる。
恥ずかしい。隠したい。でも…
「っひゃう!」
突然、両方を摘まれて、体が跳ねた。
まるで生まれたての乳児の手をとるような、優しいタッチなのに、電流のような快感が走った。
そのまま、あやすようにさすりつつ、ふにふにとこねる。
「っはぁ!はっ…ぅ、んっ、んーっ」
必死で首を横に振り、声が出そうになるのをこらえる。口元に手をやると、その手をそっと取り上げられた。 「なぜ我慢する」
「ん、は、恥ずかしいからぁっ」
右の乳首はまだ弄んだままだ。
取った手をぎゅっと包む。
「私は君よりひとまわりも年上だ。……だから」
耳元でひときわ小さく囁く。
「甘えていいんだよ」
「っ…!」
「君が私にどんなに甘え、すがって、乱れても、…二人だけの秘め事だ」
「っあ、ぁんっ」
咲いたばかりの花を愛でるような手つきで乳首を震わせる。
「だから、君も内緒にしてほしい。……今夜、僕が君に、優しくしてしまうことを」
言い終わった唇でねっとりとキスをしてから、左の乳首を包んだ。
「ぁあっ」
ペロ…ゆっくりと舐め上げて、
「秘密は守れるかな?」
「ん、うんっ、あっ、せんせ!」
「いい子だ」
ちゅうっと吸い上げ、これ以上ないほど尖らせてから、レロレロレロレロ…と舐め回す。
「やっ!やぁ、せんせ、きもちい!せんせぇ、や、きもちいぃ…」
両方の胸を手と口で交互になぶりながら、空いた手は膝に置かれる。
太ももに上がり、内ももを撫で、とうとう指先が濡れた場所を掠めた。
割れ目を軽ーくなぞる。ゆっくりと往復するうちに、ぬめりが拡がっていく。
両手で膝を押さえ、顔を近づけていく。
「やぁっ!先生、恥ずかしいっ!」
「予告しておいただろう?」
容赦なく舌を這わせる。
「ぅ、ん…っん」(恥ずかしいぃぃ!)
全く経験したことのない感触に、頭の中まで発熱したようになって、訳が分からなくなる。 「…指、入れるぞ」
角度と濡れ具合を探りながら、ジワジワと進んでくる。
(痛くはないけど…気持ち良くもない…)
半分くらい入ったところで指先を曲げ、前側の内壁を圧迫する。
「んっ!?」
もう一度、くぅ…と指先が押してくる。
「んぁっ、せんせっ、何?」
「Gスポット。感じるか?」
「わ、かんない…へんな、感じ」
中指を入れたまま、親指の付け根を最も敏感な突起の辺りにあてがう。
「っやだ!せんせ!そこはダメっ!」
「ここの気持ち良さは知っているんだな…」
「あっ…!」(本当に顔から火が出そうなほど恥ずかしい)
ペタリとくっつけたまま、円を描くように動き始めた。
「だめっ、だめ!先生!」
全く聞き入れられず、胸への愛撫も再開される。
「やっあぁぁ、あんっ」
「どこが気持ちいい?」
「っあ、…し、下ぁ」
「下の、中?外?」
「そ、とぉ、」
「そうかぁ?上、コリッコリだぞ?中はビチョビチョだ」
「やっん…、ぜんぶっ、きもちい、です、ぜんぶぅ!」
上下の動きが連動して速くなる。
「あぁぁ!せんせ、もうだめ、もう、あっ、あぁっ、んーーっ!」
ぎゅーっと脚の間の古美門の手を締め付けて、大きく痙攣した。
まだ呼吸の荒い黛の髪を撫でる。身じろぎをすると、ビクと小さく震える。息が少し落ち着いたところで、頬を撫でながら唇を重ねた。
柔らかさを味わうような、優しいキス。それでも、絶頂の後の女にとっては刺激が強くて…
「んぁ…、っはぁ…ん」
甘さに溺れるしかない。
チュ…と唇が離れた。
「以上で前戯は終了だ。感想は?」
「え?えーとぉ…」
「どれがいちばん気持ち良かった?」
「…えっと……ぉまかせ、します」
「ん?」
「ご想像に、おまかせします」
「…なるほど。上手い答えだ。では、体位のお勉強を始めよう」 足の間に体を入れ、覆い被さって、性器を合わせる。
「まず、これが正常位」
「やっ、せんせ、」
「ゴム着けるまでは挿れないから安心しろ」
くちゅ、くちゅ、と強弱をつけてこすってくる。
「あっ、あん…」
古美門のものが大きく硬くなっていくのがわかる。
古美門の顔を見上げると、眉根を寄せて快感に酔っているようだった。
荒い息と卑猥な腰づかい。
「んぅ、せんせぇ、えっち…」
「気に入ったか?次は後背位だ」
お尻を掴んでひっくり返し、四つん這いにさせられた。
「え、やだ、こんな…」
膝で黛の両脚を挟み、ぴったりと閉じさせて作った狭い空間に、熱いものをズッと突き刺した。
「っきゃ!」
ゆっくりと抜き差しする。
「あっ、やぁ…っ!」
さっき撫で回されて上り詰めたばかりの突起に彼のモノが触れて、甘い痺れが走った。
「はぁ…っは、まゆずみ、」
大きな手で包み込むようにして黛の腰を支え、動きが速くなる。
「あん!あぁ、せんせっ、また」
「また、イきそうか?」
「もう、や、せんせぇ見えない」
動きが止まり、空隙からズルッと抜くと、どちらのものかわからない蜜が太ももを下り濡らしていった。
ドサッとベッドに倒れ込む音がする。
「先生?」
振り返ると、古美門が仰向けに寝ていた。
「え?先生、大丈夫ですか?」
顔を覗き込むと、目を閉じていた。
「せん、わぁ!」
突然抱きついて強く引き寄せられ、咄嗟に彼の腹の上に跨がった。
「あ…」
硬いものに触れないように、腰を浮かせる。
「騎乗位」
「へ?…あの、んんっ!?」
両方の乳首を撫でてくる。それに、下からツンツンと性器を触れ合わせて…
「っやぁ!やっん、はぁぁん」
「処女とは思えない乱れぶりだな」
「せんせぇ…」
瞳から熱い雫が溢れて落ちた。
「…黛?」
「あ、違います。私、泣いてないのに、なんか、目が」
「知らないのか?女は気持ち良くなると目も濡れるんだ」 古美門は上体を起こし、黛の背中に手を回して撫でた。そのまま唇を重ね、上唇、下唇を順に舐めると、黛も細い腕を彼の首に回す。男性器は2人の体の間に挟まれていた。
「座位。それから…」
抱き締めたまま体を倒し、ベッドに横たわる。脚を絡めて、
「側位。側臥位ともいう。これで挿れよう」
用意していた避妊具に手を伸ばし、体を起こしてあっという間に準備すると、再び横になる。
片脚を持ち上げ、あてがわれると、先ほどまでとは違う、ひんやりとした感触に思わずビクッとした。
優しく髪を撫でてくれる。
「これだけ濡れていれば大丈夫だ」
彼の言葉通り、古美門が突き刺すと、先端はヌルリと中に収まった。
「あ、先生…」
徐々に進んで来る。
「っあ、ちょっと、」
「痛むのか」
頷くと、
「あと少しだ」
奥まで埋めて、動きを止める。
頭を撫で、頬に鼻先に唇にキスをして、胸を愛撫する。
「せんせぇ」
黛の中が蠢く。
「あっ…黛…」
「せんせぇ、せんせ、…動いて」
ゆるゆると腰を使うと、中からじゅわ…と染み出してきた。
「ぅ、あ、せんせぃ!や…すごい…きもちぃ」
脚を抱え、動きやすい角度に変えてピストンする。
「きもちい!き、もち…せんせ」
動きが速くなる。
もう全然痛くない。気持ちいい。ただひたすら気持ちいい。何も考えられなくなる。
「んぁっ!はぁっ」(もうダメ、先生!)
計ったようなタイミングで、ギューッと抱き締めてくれた。体ごと揺さぶられる。
「あっ、あぁ…ぁんーーー!!」真っ白になった意識が戻ると、繋がったまま脚を下ろし、覆い被さってきた。
(あ、せいじょうい…)
唇を塞がれ、舌がねじ込まれる。
「ん…んぅ、んんっ」
彼のものがまだ大きいままだったことに、今さら気がついた。
再び快感が襲ってくる。さっきより動きやすいのだろう。角度も速さも強弱も、絶妙に調節して導かれていく。
「っはぁ…まゆずみっ」
「あぁっ!ぁ、せん、せ、あっ、ぁ……!」
最後は一緒に絶頂を迎えた。 落ち着きを取り戻すと、どうしようもなく恥ずかしくなって、顔まで布団に潜り込んだ。
「早速、明日、安藤貴和に報告しよう」
「は?」
「僕がいかに巧みに処女を奪ったか、君に証言してもらう」
「はあ!?」
「特に、3回もイかせた事と、僕の性癖がいたってノーマルである事は確実にアピールするんだ」
「な、何を言ってるんですか!?2人だけの秘密って言ってたじゃないですか!」
「相変わらずおめでたい子だねぇ。こんな事を服部さんに隠し通せると思っているのかい?勘の鋭い草の者が気づくのだって時間の問題だ。ましてや、あの安藤貴和のことだ。君の肌だけで見破るに違いない」
「肌ぁ?」
「火照っているだろう?私の上質な男性ホルモンの恩恵をたっぷりと享受して、生まれ変わっている証拠だ。朝には今までにないくらいピッカピカになるぞ。どうせバレてからかわれるんだ。せいぜい自慢してやれ」
「……悪い男に騙された」
布団の中に呟くと、愉しそうに笑いながら頭を撫でられた。 有難う御座います
。・゜・(ノД`)・゜・。
私もこんなお初が良かった 神よ〜〜〜〜!GJGJです
こみの体位教室受けてみたいw 白い朝の光が差し込む豪奢なベッドルーム。
ぼんやりと目を開けると、愛しい人はまだ隣で眠っていた。
いつもの横分けじゃなくて、ボサボサの寝癖頭。瑞々しい肌。あどけない寝顔。
(なんか、かわいい…)
わずかにヒゲの伸びた頬にそっとキスしてみる。
全然起きそうにない。
(唇にもチューしちゃお)
プニ…プニ…と薄い唇の感触を楽しんでいると、
「んんんっ!?」
急に後頭部を掴まれ、深く合わせて塞がれた。
「んっ、んぁ!せんせっ!」
「おはよう」
「おはようございます。…起こしちゃってごめんなさい」
「うん」
目の開ききらない眠たそうな顔のまま覆い被さって、首筋に唇を押し付けてきた。
「ちょ、ちょっと、せんせ?」「んー」
チュ、チュ、と黛の弱いポイントばかり狙ってくる。
パジャマの上から胸をまさぐって…
「せ、せんせ…」
(昨夜あんなに愛し合ったのに、また…?それとも、寝ぼけているだけなのかな?)
そのわりには器用にボタンを外して…
はだけた両胸をやわやわと揉まれて、乳首を口に含まれた。
「ぁ、ぁん、せんせぇ…」
「ん…」
パジャマのズボンの中に手が差し込まれ、下着の上から撫でてくる。
(もう、先生のエッチ…でも、断る理由は、何も無い)
ズボンと下着を一緒に脱がせて、潤い始めた場所に唾液をのせてくる。
「あぁ…先生、もう…」
「いれてほしい?」
「…はい」
指を馴染ませながら差し込まれる。
(それじゃないんだけどな…まぁ、いいけど)
「すごい濡れてる」
「あ、あ…ん」
指先を使わずにゆっくりとピストンする。
(あぁ、もう、本物が欲しい…)
「せんせ、せんせ…」
彼のパジャマのウエストをそっと引っ張る。
「そっちが欲しいのか?」
コク、と頷く。
「昨日あれほど可愛がってやったのに」
「でも…」
「僕は無理だよ。もうそんなに若くはないんだ」
「え…」(じゃあなんで触ったりするのよ!)
「だから、君のために助っ人を呼んである」
「は?」 古美門がドアに向かって声をかけた。「入りたまえ」
ガチャッとドアが開いて姿を現したのは、見慣れた笑顔だった。
「羽生くん!?」
「お邪魔します」
慌てて布団を手繰り寄せる。
「な、ど、どういうこと!?」
「ようこそ、王子様。さあ、さっさと服を脱いで、そこのコンドームを着けなさい。姫がお待ちかねだ」
「はい」
ニコニコしながらチェックのスーツを脱ぎ始める。
「ちょっと!!冗談でしょ!?」
「い〜や、本気だ。
昨夜やりまくったにもかかわらず、君はいまセックスがしたい。
私が相手をしてやりたいのはやまやまだが、いかんせん昨晩張り切りすぎた。
そこで、体力と性欲の有り余っている若者を召喚した。
後は若い2人で爽やかな汗を流せばよろしい。
私は憧れのAV監督ごっこを楽しむとしよう。
まさにwin-winだ」
「何言ってるんですか!嫌ですっ」
「さあ、準備は出来たかなぁ?うん、私ほどではないがそこそこいいカラダをしているな…おや?まだフニャフニャじゃないか、緊張しているのか?まさか、女を抱いたことが無いなんて言わないよな」
「ありませんよ」
「はあ?一度も?」
「一度も」
「まったく…君といい、最近まで処女だったこいつといい、ゆとり世代の草食ぶりときたら…」
「羽生くんに余計なこと言わないで!」
「ほら、あの女を見てみろ、素っ裸だぞ。締まりバツグンで最高なんだ。挿れたいだろう?」
「僕はどちらかとあなたに挿れたいです」
「はあ?何を訳の分からないことを言っているんだ。とにかく早く勃起しろ」
「先生は脱がないんですか?」
「私は監督だ」
「僕、初めてなので、お手本をお願いしたいのですが…」
「それもそうか」
古美門はいそいそと服を脱ぐと、コンドームを着けて、黛が握り締めていた布団を引き剥がした。 「やっ、やだ、せんせ、っんむ」
のしかかって唇を塞ぐ。抵抗する両手をシーツに縫い付けて、黛の口内を淫らな舌で満たして、力が抜けるまでしつこく愛撫する。
「っはぁ!んぁぅ、っあぁ!」
唇を解放するやいなや、すでに溢れるほど濡れていた場所に突っ込んだ。
「やあぁ!せんせっ、やっ、ぁあん」
巧みな腰づかいで、黛のいちばん好きなポイントを的確に責めてくる。
「はぁっ、嫌だと、言う、わりには、随分、よさそう、だなっ…あいつに、見られて、興奮、してるのか」
「っちがう!」
黛を責めながら、古美門が羽生を振り返る。
羽生は、いやらしく動く古美門の下半身に、熱のこもった視線を注いでいた。
「お、いいぞ。なかなか立派なものを持っているじゃないか!ほら、君の番だ。気持ちいいぞ。ゴム着けろよ」
「はい」
羽生は避妊具の封を開けると、シュッと器用に被せた。
「…童貞のくせに、やけに手際がいいな…さあ、交代だ」
古美門が勢いよい黛から引き抜く。
代わりに、いつもの人懐っこい笑顔を浮かべた羽生が腰を擦り寄せてくる。
「やだっ、や、やめて…」
「真知子…僕のこと、嫌い?」
「っう…嫌いじゃないけど…」
「良かった」
にっこりと明るく笑うと、一気に貫いた。
「あああぁ!」
こんな状況絶対おかしいのに、こんなのいけないのに…さんざん焦らされた後に、欲しかった刺激を与えられたら…、もう、だめ… 一心に腰を振る羽生の視線の先では、古美門が自分のモノを弄りながら黛を見ていた。
「黛。どうだ、貴公子のモノは。見たところ、私よりほんの少しだけ小さ」
「せんせぇのより、おっきぃのぉ!おっきくて、かったぃ、」
「は…、はは、最近、僕は疲れ気味だったからねぇ。まあ、君の勘違いだろう…。で?気持ちいいのか?」
「きもちぃ!きもちいいっ、もうダメ、せんせ、他の人に、イかされちゃう!せんせぇっ、見ないでぇっ、んんっーーー!」
―――
「んぁっ!…は、はぁ…」
(…夢?)
隣を見ると、朝寝坊な恋人がすやすやと寝息をたてていた。
(夢でよかった…)
心底ほっとして、胸をなで下ろす。
(それにしても、スゴい夢…)
一瞬だけ思い出すと、途端に脚の間が疼いた。下着の中がぐっしょりと濡れているのが分かった。どうしようもなくカラダが火照っている。
古美門の寝顔を見つめた。できることなら抱きついてしまいたい。
(でも…)
古美門が、夢の中のように異常な行為を強要するなど、あるはずがない。それは分かっているけど…
(やめておこう)
眠れる獅子を起こすべきではないような気がした。
布団にすっぽり入って、古美門の体温に浸る。
ぬくもりの中で彼の大きな手に自分の手をそっと重ねる。
好きな人と2人きり。それが何より幸せなことのように思えた。
淫らな夢の記憶は胸の奥にしまって、甘いまどろみに包まれていった。 神よありがとう!
黛の中でコミーとハニュの評価はどうなってんだw >>229
誤「どちらかとあなたに」
正「どちらかというとあなたに」
我ながら不可解な脱字。失礼しました。 神よ、ありがとうございます>_<
すごい夢みてんな黛 神よめちゃくちゃ萌えましたGJ!
でも黛ほったらかして羽生くんがコミに襲い掛かるのを予想してしまった自分がいたw DVD/BDの未公開シーン楽しみ
神の筆がすすむような萌えシーンがたくさんありますように パジャマにボサボサ寝癖頭で2階から「服部さん、おはようございまぁす」って下りて来る黛先生をいつか見たいです 蘭「このパンテーンのCM、すっげぇ可愛いよね!」
古「…」
蘭「あ!新しいのどごしのCM!うける〜」
黛「そうかなぁ?なんか腹立つのよねー、この笑顔」 それならトヨタとソフバンのCM(ゴルフ場ver.限定)にはドキッとするのかな あとアーモンドチョコのCMにもドキッとすればいいと思うの
(個人的にはメルティキッスだが限定だしなあ) 蘭「服部さん、今日のおやつ何ですか?」
服「古美門先生のリクエストで、こちらをご用意いたしました」
黛「これって…」
蘭「マカダミアチョコ!?先生って、こんな庶民的なお菓子も食べるんだ。なんか意外〜」
古「黛くん」
黛「はい?」
古「ソファに横になりなさい」
黛「はぁ?」
古「早くしろ」
黛「こ、これでいいですか?」
古「そして、『マカダミあ〜ん』と言え」
蘭「ああ!確かに!似てる似てる!」
黛「マ、マカダミあ〜んっ、んぐ!…せ、先生!いきなり突っ込まないでくださいよっ!」
古「おいおい、まだ昼間だぞ。そういう卑猥な表現は慎みたまえ」
黛「先生が勝手に私の口にチョコ押し込んだんでしょうが!」
古「さぁて、次は僕の番だ。そこをどきなさい」
蘭「えっ何?先生の番?ずるーい。いいな〜先生」
古「さあ黛くん。マ・カ・ダ・ミ・あ〜〜〜んっ、んぁああああ!上司にデコピンする奴があるかぁ!お前なんかクビだ!服部さ〜ん!額が割れましたぁ」 やはり2期1話のボロクソに殴っているところに愛を感じる
もちろん個人的に
ものっすごい心配した反動なのかと思うとニヤニヤしつつ1周まわって泣けてくる
とても関係ないが、仕事で毎日「古/新」と字を書くのだが、
毎日「古美門/新垣」と変換してニヤニヤしている
ただの保守だ、すまん 「きーわーちゃーん、あんまりじらすと怒っちゃうぞー」
「安藤さんはもうお帰りになられましたよ」
「…黛!?なんでお前がここにいるんだ」
「安藤さんから、605号室に先生がいるから迎えに行くようにと連絡がありました」
「・・・・・・。」
「しかしずいぶんといい恰好ですねえ」
「…ほどけ」
「ほどいてください、まゆずみ先生、ではないんですか?」
「…………….....ッ...。」
「はぃ?聞こえませんけど」
ベッドに上って目隠しをずらすと、怒りとあきらめをたたえた黒い瞳が
まっすぐとこちらを見つめ返してきた。
このままの状態で、古美門の挑発にまんまと乗ってしまった黛が
自分から股開いちゃいましたエチーか、
なだめすかしてやっとほどいてもらえた古美門が
返す刀でそのまま押し倒しての仕返しエチーか、
口滑らしちゃって怒った黛に再び放置プレイされて、
「トイレ〜!!もれる〜!!!」と泣き叫んでるところを
「真知子ちゃんから電話あったんだけど… 先生なにやってんの!?」
と蘭丸に救助されるオチか
誰か書いて。 「…ほどけ」
「いやです」
古美門は睨むが、格好が格好なだけに迫力に欠ける。
黛はといえば、普段と逆の優位性に目をキラキラさせている。
「人にものを頼む時の言い方して下さい」
「黛のくせに生意気な!早くほどけ」
「いいんですよー、このまま帰っても」
ギリギリと歯噛みする。
こいつ、覚えてろよ、と思ってみるが
この状態ではやはり古美門が劣勢だ。
「どうするんですかー?」
ニヤニヤ笑う黛に、カッとしていつもの毒舌を放ちそうになったが、辛うじて抑えた。
長く息を吐き、黛の顔を見ずに言った。
「………………て下さい」
「え?聞こえませんよー。こっち向いて下さい!」
古美門は首の向きだけ変え、目をギュッと瞑ったままヤケクソで叫んだ。
「黛先生、ほどいて下さい‼︎」
一気に言うと、黛がニヤリと笑った。
嗜虐の色を浮かべたその笑みは意外にも艶やかで、古美門は不意をつかれドキリとした。
「しょーがないですねぇ」
黛は古美門を解放しようと、結び目に手を掛けた。だが、固く結んである上に古美門が変に動いたので、なかなか解けない。
「お前ホントに不器用だなあ、早くほどけ!」
「偉そーにゴチャゴチャ言わないでもらえます⁉︎でもこれ…かったーい…」
結び目と格闘する黛の真剣な顔をジッと見つめる。細い指の感触や、フワリと香る髪の香り。間近で見る横顔。初めて聴く息遣い。思ったより、細いウエスト。すらりと伸びた脚。黛の全身を至近距離で意識する。
…かなりの時間を要して、やっと開放される頃には、黛はすっかり疲れていた。
「あー、やった!全部解けたー!もー、疲れちゃいましたよ、先生が悪いんですよ、こんな」バフッ
「え?」黛は両手首を古美門に掴まれ、ベッドに仰向けに縫い止められていた。
初めて書いたんでここまでが限界です。
誰かバトン受け取って(つД`)ノ 「え?あれ?せんせ、ちょっと」
「安藤貴和を相手にするつもりだったが、朝ドラヒロインのオタマジャクシにしてはなかなかどうして、クるものがある。という訳で黛くん、是非ともお相手願おうじゃないか」
いつもの古美門の甲高いトーンとは違って、甘さを含んだ少し低い声音に黛の心臓が掴まれる。
「…冗談、ですよね?」
「ほう冗談、というが君はまさか解いたあと反撃を受けるかも知れないということは微塵も考えてなかったとでも?ましてや僕はずっとお預けを食らって空腹に耐えかねてたんだ、多少のつまみ食い位あって然るべきだと思わないか?」
朗々と語るはいつもの古美門だが、やはり先ほどと同じように甘く優しい声。
黛は論破されるというよりは、ある種の呪縛にも似た思いでそれを聞いていた。
「つまみ食いってどういうことですか」
「そんなこともわからないとは、流石は朝ドラヒロインのオタマジャクシ…つまりはこういうことだ」
黛の腕をベッドに縫い付けたまま、古美門は黛の喉笛を食む。
「んっ!」
黛はその感触に息を飲み、しかし首を逸らして更に差し出すような形になる。
自分より一回り年下なので、さすがはきめ細やかな肌触りだな、と古美門がちらと黛の顔を見やる。すると、そこにはいつも言っているがの如く色気の無い元気いっぱいの黛真知子ではなく、情欲の火を灯し始めた女の顔があった。
☆
ガラケーで何とか頑張ってみた
続きお願いします 最初はただちょっとからかってやろうと思い、押し倒して首に口付けた。
だが、黛が思いの外いい顔を見せたので、古美門はあともう少しだけという欲が湧き上がる。
あともう少し、この白い鎖骨に口付けたらどうなる?
あともう少し、その思っていたよりは大きめな乳房に触れたらどうなる?
あと、もう少し…
古美門の止め処なく湧き上がる衝動を押し留めるには、黛の初な反応は却って逆効果だった。
「せんせっ…やぁ…」
黛はあられもない嬌声を我慢することが出来なかった。
古美門が声を出すまいと自らの口を押さえていた手を引き剥がしたから。
「黛…」
「スーツ、皺くちゃになりますからぁ…」
「だったら脱がせば文句ないな?…僕もまどろっこしい思いをしなくてすむ」
「そう、じゃなくて…!」
古美門は言うなり自らのシャツを脱ぎ捨て、黛の乱れた上着のボタンを外していく。
「おたまじゃくしには容量不足でフリーズかな?だが、生憎どうやらこちらも思っていたより余裕が無さそうだ」
「…っ!」
古美門の瞳に強いものを感じて、黛は気後れする。
黛もまた初めて見る古美門の雄としての顔に、何時もとは違う強者と弱者の立場の違いを感じていた。
書き逃げ、あと次の人よろしく 255です。
本編最終回見直してて、うっかりコミーがシャツじゃなくてバスローブだったのに気づいて
255の後半変えてみました〜
…すみませんorz 「そう、じゃなくて…!」
「では、容量オーバーのポンコツおたまじゃくしに頭を冷やす時間を与えよう。僕は全く構わないが処女の君はこのまま抱かれるのは抵抗あるだろうからシャワーを浴びてくるのを許可する。
その間にゆっくり考えたまえ。本当に僕に抱かれてもいいのか否かを。ただし時間は最長30分、それ以上は1秒たりとも待たないし待てないからそのつもりで」
古美門に一気にまくし立てられ、まだ古美門の愛撫の余韻に混乱したまま黛はシャワールームに消える。
(そういえば、貴和さんから何か預かってたんだった…シャワーを浴びてから見てみよう)
ちょっとよれてシワになったスーツを脱ぎ、熱いシャワーを浴びているとだんだん落ち着きを取り戻す。
以前羽生を誘ってみた時は清水の舞台から飛び降りるような気持ちだったが、今回は流されるまま、というか遊園地の開園直後にいきなりジェットコースターに乗らされたような気持ちだった。
(いきなりだけど…嫌な気持ちはしなかった)
あの日の最悪な出会いのあと目標にして、ずっと追い掛けてきた男、古美門研介。罵詈雑言と数々の非道な仕打ちの裏でいつしか惹かれていた。
その彼が、私にいつも色気がないと罵ってる彼が私に欲情し、抱きたいと言っている。
――今、逃してしまったら――
心を決めて、シャワーのコックを閉める。
脱衣所に戻り、安藤貴和から預かっていた紙袋の中身を覗きこむ。
「…?」
何やらシルクサテンのような生地が見える。そのまま中から広げてみたところ、黛の想像もしなかった物が出てきた。
「うぅぇっ!?」
「何やらカエルが潰れたような声が聞こえたが、それは僕にこっちへ来いという事か?」
「や!ちょ、違っ…今出ますから!」
とは言ったものの、貴和からのプレゼントにバスタオルを巻いただけの黛は困惑する。
他に何かないかと紙袋を再び覗けば、メッセージカードが見えた。
『これなら幼稚園児も
小学校位にクラスチェンジ出来るわよ』
「これでどうやって隠すの…」
黛の両手のひらから少し余る位の下着を前に、ただ時間だけが過ぎて行った。 一方その頃、黛をシャワールームに送り出した古美門は一人ベッドの端に腰掛けていた。
安藤貴和め、ナメた真似を…
しかしそうとわかっててここへ黛を呼び出した訳でもないだろうが、思わぬ収穫はあった。
思っていたよりそそる体つき、ちょっと触れただけでも初な反応。
――それに。
過去様々色々な女性を抱いて来たからわかる。
黛とは相性がいいのだ。
今だけでもうっかり夢中になりそうだったが、この先色々教えて行ったならもっと。
「うぅぇっ!?」
古美門は胸と下半身が熱くなるのを感じていたが、黛の突然の奇声によって中断させられた。
まったく、ちょっと色気が出たかと思えばやっぱり朝ドラポンコツおたまじゃくし。
「何やらカエルが潰れたような声が聞こえたが、それは僕にこっちへ来いという事か?」
浴室近くでわざといつもの調子で言ってみる。
すると、慌てふためいた調子の黛の返事が来た。
「や!ちょ、違っ…今出ますから!」
状況が状況だけに黛の顔が容易に想像出来、古美門はついつい頬が緩む。
何があったかは知らないが、まさか自分が来るとは思いもよらなかったのか軽くパニクっているんだろう。
ふと時計を見やる。約束の30分は過ぎていた。
しかし件の黛は一向に浴室から出てくる気配はない。
先ほどの様子からは特にどこかぶつけたという訳ではなさそうだったが…
「まーゆーずーみ!さっき自分で『すぐ出ます』と言っておきながら約束の時間はとうに過ぎているんだぞこのオッペケペー!」
ドスドスと足を慣らして勢い良く浴室のドアを開ける。
そこには、バスローブ姿で自らの体を抱き締めるようにしてしゃがみ込んだ黛の姿があった。
「怖じ気づいたか」
「違います」
「では何故出て来ない!まさか処女の朝ドラポンコツおたまじゃくしのクセに焦らしプレイとは恐れ入ったよ」
「…さんが」
「ん?」
「安藤貴和さんが、これならって」
のろのろと立ち上がった黛の姿に、古美門は絶句した。が、俯いて赤面している黛はそれに気付かず、必死で裾を引っ張っている。
「もうこれ着てる意味ありませんよ!お尻隠れてないし…お、お尻だって、こんなの…」
前を留めていないバスローブの間から見えたのは、いつも黛が着ているコートと同じレモンイエローの…ベビードールだった。
「それを安藤貴和が?」
「…はい」
「どこまでも味な真似を」 すみませんちょっとageて聞いてみたかったので
リレー小説みたいになってるけども、時間かかっても私が最後まで書いていいでしょうか?
(まだ途中なのでupできませんが) 是非お願いしますm(_ _)m
パラレルあってもいいし 255です。
了承を得たので、ひとまず出来上がったところまで。
☆
古美門の呟きは黛に聞き取れなかった。
「何か言いました?」
「いや、君は結局最初から安藤貴和のスケープゴートだったのかとね」
「………」
「で、黛くん。その格好は覚悟が出来たと見做して構わないということかね」
黛はピクリと肩を震わせ、半分古美門を睨み付けるような上目使いで見つめる。
「でなければ、こんな格好してません」
「結構な心がけだな…だが」
古美門の両手が黛の頬を包むようにそっと触れる。
黛はキスされるのかと思いドキドキしながら瞼を閉じるが、古美門はそのまま力を込め、黛の頬をつねった。
「こういう時にはもう少し色気のある視線で見上げるものだよこのがに股ポンコツおたまじゃくしのあーさードーラー!」
「ひたたた!…つねらなくてもいいじゃないですかぁ」
フン、と鼻を鳴らして先に歩いて行く古美門の耳がうっすら赤い。黛はつねられた頬を撫でさすりながら、どうやら安藤貴和の策略によるこの格好は、効果があったようだとこっそりほくそ笑んだ。
古美門は黛の先を歩きながら、脱衣所でバスローブの合わせ目から見えたベビードール姿を知らず知らず反芻していた。
ベビードールは嫌いじゃない。しかしいつも着ていたコートと同じ色とは。
黛の健康的な色気がより眩し…いやいや、無駄に裾を引っ張ってはチラチラ見えるTバックを必死に隠そうとしている様がまた可わ……いやいやいやいやいや!
「先生?」
黛の声で古美門は我に返る。
気付けば二人、ベッドルームのベッドの前で立ち尽くしていた。
(百戦錬磨の千人斬りもかくやという法曹界きってのセックスシンボルの僕が、この据え膳の状況下でそこらの素人童貞のように手をこまねいている訳にいくまい)
「黛くん」古美門は半ば自分の動揺を悟られまいと、背を向けたまま黛に問う。
「処女なのはわかっているが、キスは経験済みだろうか――おっともちろんあのバカ父や犬猫の動物の類に小さい頃、それこそ幼稚園児なんてのはノーカンだからな」
十中八九未経験に違いないと先手を打って畳みかけたが、意外にも黛の答えは違っていた。
「……一度なら」
「そうだろうそうだろうさすが提灯パンツの――なんだって?」
お決まりの人差し指を立ててベッドサイトを歩き始めた古美門は思わず振り返った。 「小学生の頃ですけど。隣に住んでた仲のいい男の子が引っ越す時…」
きゃあ恥ずかしい、と黛は自分の格好も顧みずにいつしかベッドサイドに腰掛けて一人もじもじしている。
「…いかにも朝ドラらしいエピソードだな。じゃあこちらとしても遠慮はしない」
胸中をざわつかせる見ず知らずの少年への静かな嫉妬心を隠しながら、古美門は黛の頭を引き寄せ、噛みつくような荒々しいキスをする。
そんな甘酸っぱい記憶なんてクソ食らえだ。
今からそれ以上のすべての事を上書きして行ってやるから覚悟しやがれ――
「…せ…っう…」
苦しさのあまり顔をずらして呼吸しかけた黛の頭をがっしと掴み、開きかけの唇から無理矢理舌をねじ込ませる。
古美門の舌は黛の口腔を縦横無尽に蠢き、全てを味わい尽くす。
それ自体が別の生き物のように蠢く古美門の舌から逃れるが、
『絡めろ』と言わんばかりの古美門の舌につつかれ恐る恐る舌を伸ばすと、絡め捕られ、吸われ、時には甘噛みされて
口の端からこぼれ出る唾液にすら構う隙がなかった。
やっと唇が離れると、苦しさと余韻とで呆然としている黛に古美門の指が優しくこぼれ落ちた唾液を拭った。
「大人のキスの感想は?」
「びっくりして何がなんだか…」
「では質問を変えよう。気持ちは良かったか」
黛の頬がぽっと赤くなる。
「…はい」
「いい顔だ。ではもう一度」
そう言って古美門は再び黛にキスをする。今度は小鳥が啄むように優しく。
「…?」
数回触れるだけのキスをした後、古美門の動きが止まった事で黛はゆっくり瞼を開けて見ると、そこには口の端を意地悪く上げている古美門の顔があった。
「何なんですか」
「何とも物足りなさそうな顔してるからねぇ。処女で変態の女神様はさっきみたいに超〜〜〜濃厚なキスをご所望かと」
「『もう一度』と言ったのは先生じゃないですか」
「確かに言ったが『同じキス』とは一言も言ってなかったが?」
黛も古美門に負けずに口を尖らせて反論する。
「普通同じキスだと思うじゃないですか!」
「フン、そこが甘いというか男女の機微というか駆け引きがわかってないなポンコツおたまじゃくし。さすが処女だけはある」
その言葉を聞いて黛は黙って俯いてしまった。
(さすがに意地悪が過ぎたか?)
古美門が一瞬ほんのちょっとだけ思った時、黛が顔を上げて視線がぶつかる。
「じゃあ」 そのままパタリと腰掛けていたベッドに倒れ込む。
「全部、先生が教えて下さい」
(こいつ…!)
古美門は雷に打たれたような衝撃を受けた。
――無自覚なのか?処女らしい、いやある意味体当たりの黛らしいとも言えるが、ベビードールとTバック姿という扇情的なその格好とその言葉で揺れない男は居まい。
欲を言えば、ベッドに引き寄せ耳元で甘く囁いてたら文句無しだが…
ベッドが更に沈む。古美門が膝をつき、黛の脇に手をついた為だった。
「…宜しい。君にしては実に悪くない答えだ」
古美門は吐息混じりに、一層甘く低く囁く。
(今もしかして誉められた?…あっ)
古美門が近付いた時、黛はどきんとした。古美門との距離でも甘い囁きでもなく、自分と同じ香りが漂っていることに。
(ホテルのアメニティだから当たり前なんだけど、なんだかちょっと嬉しいな)
ふふ、と思わず頬が緩み、キスしようと顔を近付けていた古美門に不審に思われる。
「今度はなんだ」
「え、いやその…同じ香りだなぁと思って」
ああ、と古美門は合点がいったような表情で黛に「朝ドラらしい微笑ましい考え方だねぇ」と皮肉気味に言う。
黛は再び反論しようとするも、古美門の唇によって拒まれた。
先ほどの意地悪なバードキスとは違って、今度は唇を食むように深い。
やがて古美門の舌が黛の唇をなぞるように動き、そのまま侵入の予感に薄く開いた黛の唇の間から舌を滑り込ませる。
「うん…っ」
侵入を許した古美門の舌は歯列をなぞり、歯の裏側や上顎、下顎までも丹念になぶる。
(えっ?さっきと違う…何でそんな動きなの!?というか、息が出来ない…!)
最初のと似たようなキスと思っていた黛は、二度も古美門の濃厚なキスの仕打ちで、体の芯で今まで知らなかった何かがくすぶり始めたのを感じていた。
「…はあっ…苦しっ…」
お互いを銀色の糸が繋ぐ位の長いキスが終わり、ようやっと唇が離れると黛はぜいはあと肩で息をつく。
一方の古美門は殆ど息も乱れずに落ち着いているように見えた。
「どうせポンコツおたまじゃくしの事だ、息を止めてたんだろう」
「どうして…落ち着いてるんですか…」
「鼻で息をする事を覚えろ。キスの最中で口だけで呼吸を繋ぐのは海女やジャック・マイヨールでもあるまいに、常人では不可能に近い」
「鼻…」
「まさかと思うが鼻もわからないとか言うんじゃないだろうな」 呼吸困難と濃厚なキスの余韻でまだぼんやりとする黛の鼻の頭を古美門は甘噛みする。
黛は古美門の思わぬ行動とその感覚に驚き、つい口から甘い嬌声が零れた。
「ひんっ」
「とりわけ神経が集まってる箇所と皮膚の薄い場所、体の高くなってる場所が性感帯だ。…こんなところも」
「え…あっ…!」
ベッドから少し浮いていた隙間に古美門の左手が入り込み、指が背骨から肩甲骨の形をなぞる。黛はぞわぞわと這い上がってくる得体の知れない感覚に背中を逸らしていった。
(何…これ…)
「やっぱり変態の女神様だけはある。人とは少し違うところが感じるんだな」
「違っ…」
古美門はわざと耳元で囁く。
「何が違うんだ?」
「せんせの指が…気持ちいいから…」
お互い顔が近い為、黛もまた古美門の耳元に囁く形になっていた。
黛のその囁きに、リードしているはずの古美門の方が余裕を失いかける。
(なんだなんだなんなんだその挑発的な台詞は!黛の癖に!処女の癖に!いくら相性がいいからとはいえ、まだおっぱいもロクに触ってないというのに…!)
古美門の脳内に警鐘が鳴り響く。
(まずいまずいまずいぞ…まだキスとほんの少し触れただけでこれではこの後は一体どうなる…!?これきりではなく全て僕が、僕の手で教えて行きたくなるじゃあないか!)
☆
今回ここまでです。
ついナンバリング付けるのを忘れてたので
次回何レスかとナンバリング付けておきますorz GJ!ありがとうございます!
真知子のセリフがどれも可愛いくてたまらない!! ああああありがとうございます!!
神様変態の女神様!素晴らしい! 255です。>>268からの続きで6レスお借りします
☆
古美門はバスローブの紐をするりと解き、いつも法廷でコートを投げるように鮮やかに放物線を描いてベッドの外に脱ぎ捨てた。
黛の引っ掛けていただけのバスローブも前を開けて脱がせると、よりセクシーなランジェリー姿が際立つ。
(処女じゃなかったらすぐにでも挿れたいが…だが焦りは禁物。優しく緊張をほぐして、濡れ濡れトロットロのぐっちょんぐっちょんの状態にするまでぐっと我慢だ…!)
古美門が素晴らしく不埒なことを考えている間、黛は素肌が触れ合った時の磁石のようにぴたりと馴染む感覚に驚いていた。
(素肌が触れ合ってると無防備だけど気持ちいい…だから皆、こういうことするのかな)
「何を考えてる」
「え…あっ」
いつの間にか古美門の右手が黛の左胸に置かれていた。
「こんな最中に考え事とは余裕だねぇ?ポンコツおたまじゃくし」
「んんっ…!だ、って…先生の肌がっ…すべすべしてて、気持ちいい…からぁ…」
やわやわと胸を揉まれて、黛は身を捩らせる。
(だああああっ!また何て可愛いことを言うんだこの女は!すべすべして気持ちいいのはお前の肌の方 だろうが!)
出来るだけ平静を装って、古美門はいつものように不遜な態度で切り返す。
「それはいつも平民のおたまじゃくしが使うのとは全然違う高級入浴剤や、高っ級ボディーソープを使ってるからねぇ?加えてこの筋肉美と溢れかえるフェロモン!いくら処女のポンコツおたまじゃくしと言えどもたまらんだろう」
古美門の自己陶酔気味の言葉に黛は香るように微笑む。
「先生はいつも格好いいです」
(なんだか素直に言えるのは、やっぱりお互い直接肌が触れ合っているからかな)
いつものやりとりとは違い、思ってもみなかった黛の言葉に瞠目するも、再び古美門は自分のペースに戻して続ける。
「処女でがに股のカニ味噌頭の君に、ベッドでのリップサービスなどという高等技術があるとは思わなかったよ」
「お世辞じゃありませんよ!口に出さないだけで、本当はいつも思ってました」
…その髪型以外は本当に格好いいです、というのをぐっと飲み込んで、そっと古美門の頬に触れる。
「先生が、好きです…大好きです」
うっすらと瞼に涙を浮かべる黛に、そんなド直球過ぎる告白に自分の方がちょっと泣きそうになったじゃないかと古美門は思った。 「――もうお喋りの時間は終わりだ…続けるぞ」
と、敢えてその返事はせずに黛の肌に手を滑らせる。
――弁護士としての技術もキャリアも、まだまだこのがに股ポンコツおたまじゃくしのカニ味噌頭の朝ドラヒロインには負けそうにはないが…二人の関係性という点では、仮に、もしも百億万歩譲ったとして、ひょっとしたら僕はもう――
黛の肌に口付けながら、ぼんやりと古美門は考えていた。
処女だから、というだけではなくてただ愛しむように触れていく。言葉に出来ない想いをひとつひとつ伝えていくかのように。
額、頬と愛撫というよりは忠誠を誓う騎士のように恭しく口付ける。
黛はそれが以前自分が暴行を受け傷を付けられた箇所と気付き、それが自分の告白の返事を表しているのだと知ると胸が熱くなった。
「…好き」
「どうした。さっきのだけでは足りなかったのか?」
「ええ足りません。それだけ先生のことが好きなんで、覚悟して下さいね」
いーっと歯を剥き出して古美門に宣戦布告する。
「全くどこまでも色気が無いな」
「それは先生が引き出して下さい」
「よーしわかった!色々エロエロぐっちょんぐっちょんなスゴいことして『ああんもうこんなの初めてダメダメ死んじゃう〜』と言わしめてやるからな覚悟しておけポンコツおたまじゃくし!」
「臨むところですよ」
二人顔を見合わせふふと笑い合う。殆ど裸同然で男女が抱き合っているというのに、睦言というにはあまりに程遠すぎる会話だった。
「黛」
不意に真摯な眼差しで見つめられ、体温が上がった気がした。
「優しくはするが…少しでも痛かったり怖くなったら言ってくれ」
ついさっきとんでもない事を話していた男と同一人物とは思えない。
「はい」
「それともう一つ」
黛のその返事を聞いて安堵したように古美門は耳元に口を寄せて囁いた。
「実際初めてなのだから『こんなの初めてぇ〜ん』は言ってもいいんだからな」
言葉の意味だけでなく、声の優しさとその吐息が擽る感覚にかあっと全身が熱くなる。
「いっ、言いません!」
はははそりゃ楽しみだ、と古美門は軽やかに笑って、常日頃ぺったんこと揶揄の対象にしている胸に改めて触れる。
「…ん、っ」
古美門の手が大きいので、実際それ程小さくはないと自分では思っている乳房はすっぽりとそこに収まる。 触れられてるのが左胸の為、既に心臓の鼓動が早鐘のようになっているのが古美門に伝わってるのかと思うと余計に早くなってしまう。
「すごい早さだな」
(速攻バレてる!)
「こんな事したらもっと」
言うなり古美門は置いていた右手をすぼめ、そのまま乳首を摘む。
「あっ」
更にこうすると、と古美門が摘んだ乳首を指の腹で優しく擦れば、びりびりと電流に似た刺激が黛の体の内側を駆け巡った。
「ポンコツおたまじゃくしと思っていたが、しっかり感じてくれて嬉しいよ」
「な、んでっ…」
「乳首が立ってるぞー」
それが感じているサインなのだと今まで全く知らなかったので、黛は益々羞恥で体が熱くなる。
「大きさは後から割とどうにか出来るが、感じ方は最初から悪くはない」
喉の奥でクッと軽く笑うと、シルクサテンの薄布に包まれていた乳房を剥き出しにし、赤子のように乳首に吸い付いてきた。
「や、あ」
――こんな感覚知らない。乳首を吸われているのに、何故体の内側から訳のわからない衝動が湧き上がるのか。何故堪えきれなくて身を捩らせてしまうのか。
捩らせた際、膝や太股が古美門の太股に摺り合わせるような感覚になり、それすらも湧き上がる衝動の後押しになる。
「こーらー」
「…何です、か」
口は離したものの、大きな手はまだ黛の乳房の辺りを撫でている。
「お行儀が悪いねぇ?ああ勿論君は無自覚だと思うが、さっき話したように優しくするつもりなのに、煽るだなんて全く驚いたよ」
「あお…る?」
とろけ始めた思考は古美門の言葉の意味を理解するのに時間がかかった。
「!そんなことっ」
「悪いとは言ってない。むしろ大歓迎だし、初めてだから冷凍マグロとばかり思っていたから嬉しい誤算だ」
冷凍マグロの意味するところはわからなかったが、嫌われてはいないことに安心する。
「だが、まだまだだ」
黛の肩を掴むと体を90°回転させ、既に着けている意味を成さないベビードールを脱がせると、背後からに肩に口付ける。
「あっ」
背中側からするりと伸びてきた古美門の手が乳房を包むと、同じ手なのに正面からとはまた違った感覚に黛は背を反らす。
「君はさっきここが弱かったよな」
そう言うと古美門は肩甲骨の下の窪みにちろちろと舌を這わせる。
「んあぁ!」
乳房や性器とは違い、特別な箇所では無いのにこんなに弱いということがより黛の恥ずかしさを煽る。 そんな黛を逃すまいといつの間にか古美門の両腕ががっしりと体に回され、密着した体から自然に古美門の下半身の高ぶりも黛の知るところとなる。
――お尻の辺りに当たってるこれ…先生の…?
殆ど性知識に疎い黛と言えども、さすがに「それ」が何なのか位はわかる。
「どうした?…ああ、おたまじゃくしでも気付いたか」
古美門はわざといやらしく腰を擦り寄せる。
「だが何度も言ったように君は初めてだから、ここの準備を入念にしなければいけないから、まだまだお預けだ」
「あ、あぁ!」
辛うじて二人の間を隔てていたTバックを軽く引っ張って、わざと食い込ませる。
「今日は焦らずとも、そのうち君が望むなら望むだけ抱いてあげよう…その時を楽しみにしたまえ」
その言葉はどこまで黛の耳に届いたのか。
ただ黛は、もう古美門の愛撫を甘んじて受けるだけだった。
「ふあっ、んあぁ」
僅かなレースに肉芽が擦られ、もどかしい刺激にたまらず腰が揺れる。その間もちゅ、ちゅっと背中に口付けられる。
「直接触るぞ」
肩を引かれ、柔らかなベッドに仰向けにされる。その僅かな隙にレモンイエローのTバックが剥ぎ取られた。
「あ…っ」
僅かとは言えさっきまで布地に覆われてはいたが、今度は直に下半身が空気に触れる感覚に恥ずかしさがこみ上げるが、すかさず古美門の右手がそこに触れてきた。
「んあぁ…やっ…」
「『やだ』?本当に?」
「………ぃじ、わるっ…」
古美門の声が興奮の色を帯びる。黛の媚態に徐々に余裕がなくなっていく。
古美門は黛を宥めるように唇にキスを落とすと、愛液を掬い取り、その滑りを借りて肉芽を擦る。
「ふああぁ…うんんっ…」
古美門は空いた左手を黛の右胸を揉みしだき、左胸の乳首に吸いつく。
あまりの強烈な刺激に黛は大きく背を反らし、未だ経験したことのなかった大きなうねりに身を任せた。
「んんっ…ひ、っあぁ!」
(…イったか)
古美門は絶頂を迎えた黛の姿に悦に入る。
「…えっ…?」
初めての絶頂にくったりとした黛の両脚を割り、まだぬめりの残る中指を黛の膣口にあてがい、つるりと差し込む。
黛は異物感に驚くが、すぐに古美門がその指をぐるりと内部で円を描くように動かしたので、抗議の声を出す暇もなかった。
「んうっ…」 「わかるかおたまじゃくしー、これが君の純潔の証拠、処女膜だ。そしてもう少し慣らしたらここに私のモノを挿入し――君の全てを奪っていく」
そう言いながら人差し指も差し込み、今度は内部をかき混ぜるように動かせば、また黛の体が反る。
「んはぁっ…うんんっ…」
古美門はもう少し黛を追い立ててやりたい衝動に駆られ、指は入れたままでまだぷっくりとしたままの肉芽に舌を這わせた。
「――!」
「ぶっ!」
びっくりした黛が股を閉じたので、古美門の頭を挟んでしまう。
「このポンコツおたまじゃくしの朝ドラ!人類の宝である僕の頭を太股でカニばさみとは何事だ!」
「だ、だってそんなところ舐めるなんて思わないじゃないですか!」
「んっ…舐めるのが何が悪い?」
わざと黛の目を見ながら全体をベロリと舐め上げた。
「んんっ…!き、汚いですからっ…!」
黛の抗議の言葉も虚しく、古美門は更に舌を這わせながら続ける。
「シャワー浴びたから…はあ、いいじゃないか。クンニリングスという…んっ…ポピュラーな性技の一つなんだからな」
「それっ…でも…っんうっ」
「気持ちがっ…悪いなら…っ、止めてやるが」
あっさり口を離し、割り開いていた黛の太股の内側に吸い付く。
「…っ!」
相変わらず古美門の指は内部を蠢く。時には角度を変えたりして内壁を擦るようにすると、喉から勝手に声が漏れ出た。
「…っ、く、せんっせ…」
意地悪しないで、と言葉の代わりに黛の目にうっすら涙が溜まる。
その涙を見て、古美門の方がは白旗を上げた。
「あまり長引かせて僕自身も君に入れられなかったら本末転倒だしな」
「あ…っ、あ!」
言うなり肉芽を唇で食み、先端を舌先で転がすと、黛の声が一際大きくなる。
膣口からはとろとろと愛液が零れ落ち、より古美門を煽る光景が広がっていた。
(そろそろか)
古美門は口元を軽く手の甲で拭い、
「ちょっとだけ待ってろ」と告げると慣れた手つきで先に用意しておいた避妊具を装着する。
黛の息が整うより早く覆い被さると、何故か入れはせずにお互いの性器同士を擦り合わせていた。
(いよいよ…先生と一つになるんだ…)
「っ…せんせ…」
「待ってろ。このゼリーだけよりは、ずっと入れ易くなる」
数回擦り合わせたあとで、片足を肩に担いでぴたりと先端を膣口に合わせ、ゆっくりと身を沈める。
「ぅああっ!」 さっきまでの指とは全く違う異物感と熱さに震える。
「…痛いか」
言葉の代わりにふるふると首を横に振る。
「…った」
古美門の声が掠れて聞き取れない。
黛はもう一度聞き直そうと思ったが、更に侵入して来たので言葉にならなかった。
「く、ぅんんっ…」
「…っ…う」
じわじわと自分の中を侵す質量が増えて、漸く古美門の動きが止まる。
「黛…」
「…せんせ」
「全部、入った…苦しくはないか」
「大丈夫、ですけど」
「『けど』?」
「すごく、熱いです…」
げにおそろしきは天然無自覚、という言葉が古美門の脳裏を過ぎる。
黛本人にすれば至って素直な感想なのだろうが、この状態では下手すれば暴発もしかねない。
「僕も熱い…とても熱くて、気持ちいいよ」
最後に『黛』ではなく『真知子』と囁いて。
緩やかに腰を動かせば、突き上げる瞬間に黛が嬌声を挙げる。
「は、ひぁっ…んあっ…!」
「まゆ、ずみっ…」
古美門の手が黛の手に絡められ、ぎゅっと力強く握られる。
「せんせ…っ、せんせぇ…っ!」
「…はあっ…はあっ…黛ぃっ…」
「すきぃっ…せんせぇ、すき…っ…」
古美門は黛の言葉には答えず、唇を奪う。
夢中で唇を貪ったあと、腰の動きは休めずに汗だくの状態で話し始める。
「…っがに股、ぺったんこの、カニ味噌、頭っ…」
「…?」
「アッパラパーのっ…オッペケペー、朝ドラっヒロイン…っ!」
いつもの罵倒で気を紛らせてないと、すぐにでも出してしまいかねなかった。
「…ポンコツっ…おたまじゃくしの……黛っ…」
古美門は黛に覆い被さったまま肩を掻き抱き、より体を密着させる。
「真知、子っ…!」「――!」
その瞬間古美門は黛の中に熱い迸りを放つ。薄いゴム一枚隔てながら黛もまた、その熱い感触に体が震えた。 ・
・
息が整うと古美門は黛から自分自身をずるりと引き抜くと、にやりと口の端を上げて笑う。
「…ふ」
「?…どうしましたか」
黛が上半身だけゆっくりと身を起こす。
「君に今のを見せられなかったのが実に残念だよ。避妊具を着けて致したというのに抜いた時には君のぐっちょんぐっちょんの愛液に塗れていやらしく糸を引いていたからねえ。処女相手でも痛みを感じさせずに出来たことだしああ全く自分のテクニックが怖いなあ!」
先をつまんでするすると避妊具を外し、ティッシュで名残を拭いながらも落ち着けばやっぱりいつもの古美門だった。
「ぐっ…み、見たくありませんよ!」
「はははー今は見られなくとも」
まだ寝転んだままの黛の額に自分の額をくっつける。
「これから君に色んな事を教えてあげよう」
真っ直ぐ目を見つめたままのその微笑みは、黛にとっては悪魔の誘惑にすら思えた。
「…先生」
黛は口をついて出ようとした言葉をぐっと飲み込み、ずっと言えなかった言葉を口にする。
「首輪、着けたままです」
『リーガハイッ!』
END
☆
改行規制で1レス増えてしまってすみません!
しかも2期9話の法廷のような格好良くてスマートな古美門のはずが
どうしてこうなったorz
お目汚し失礼しました GJ!ありがとうございます!
「真知子」呼びに感極まって、涙出そうになった 黛「アアーンセンセー アアーン」
こみー「キモイ」
リーガハッ! >>277
エロい、かわいい、オチありで面白かったです
ありがとう!w エロ無しですが投下。元ネタの歌になぞったらどこかで見たような話の上、こみーがただのヘタレです。
『すごくこまるんだ』
「それでは私はこれにて失礼致します」「ああ、ありがとうございます。お疲れ様でした」
我が事務所の優秀な事務員兼執事と言ってもいい、身の回りの世話をしてもらっている服部さんが今日の仕事を終えて帰宅するのを、ソファーにゆったりと腰掛けたままで見送った。
「信じております」
と、一言僕に釘を刺すのを忘れずに。
――それもこれも。
今回の大きな裁判の勝利のあと、服部さんの美味しい料理と良く合うシャンパンをうっかり飲み過ぎ、結果こうしてすやすやと無邪気に僕の隣で肩に頭を乗せて寝息をたてているこのポンコツおたまじゃくしこと、黛真知子のせいだ。
僕がこいつにあやまちを犯すなんてことは、こいつが僕に勝つことと同じく有り得ないというのに。
「ん…」
とはいえ、僕が品行方正で理性しか持ち合わせて居ない紳士だからいいものの、こいつの酒の弱さと酒乱ぶりはもっと危機感を持った方がいい。
今日はそこまでくだを巻かなかったからいいものの、迂闊に接近して勘違いしてしまう輩も居ないとは限らない。
いくら色気無しのぺったんこだとは言え、変質者という者は性別が女性だというだけで構わないらしいのだから。
その時ぐらりと黛の頭が動き、僕の膝に崩れ落ちた。
やれやれ、これでやっとこいつも起きてくれるかと思いきや、驚いたことにまたむにゃむにゃと寝続けている。
しかも、困った事に肩では頭を乗せていただけだったのが、完全に上半身がもたれかかっていて、黛の白い手が僕の膝に置かれていた。
――ちょっと、まずいな。
いくら相手は色気無しのぺったんこ、僕は理性しか持ち合わせて居ない紳士とは言ってもこれは。
頭は左腿に、ぺったんこながら温かく柔らかい胸は右腿に、凭れた黛の右手は右の膝頭に触れている。力なく投げられた左手だって、左腿を抱えるような格好になっていて…とどのつまりは、動けないのだ。重さ的な意味ではなく。いや決して軽くはないが。
いっそ星一徹が卓袱台をひっくり返すがごとく、僕の膝から退きはがしてしまえば楽なんだが、何故だかそれも出来ない。
アルコールでほんのり色付いた肌と、同じく色付き薄く開いた唇が口紅の色をより濃く赤く、誘うような色をしている。少しだけ乱れた髪の毛が唇にかかっていた。
「うぅ…ん」 その時ぐらりと黛の頭が動き、僕の膝に崩れ落ちた。
やれやれ、これでやっとこいつも起きてくれるかと思いきや、驚いたことにまたむにゃむにゃと寝続けている。
しかも、困った事に肩では頭を乗せていただけだったのが、完全に上半身がもたれかかっていて、黛の白い手が僕の膝に置かれていた。
――ちょっと、まずいな。
いくら相手は色気無しのぺったんこ、僕は理性しか持ち合わせて居ない紳士とは言ってもこれは。
身じろいで見えた、ブラウスの隙間から首筋から鎖骨にかけてのラインがどこか香り立つように艶めかしい。
――ああ全くもって本当に、僕は鉄の理性しか持ち合わせて居ない紳士的な上司で良かったなあ!
どこかで心臓の音が早くなったような気がした。
つい深呼吸してしまうのは、眠気覚ましの為だ。決して他意はない。
「……!」
黛の指が僕の膝頭を擽る。
おたまじゃくしの事だ、何か夢を見ての無意識の行動でしかない。意識するだけ馬鹿馬鹿しい。
――意識だって?何を?僕が?
とにかく、一眠りというにはもう十分寝ただろうから、あのバカ父が煩く言って来る前にこの提灯パンツを叩き起こして帰さなければ。
――これ以上は、下手したら僕の我慢が出来なくなりかねない。
トイレに行きたいからな!と誰に言い訳する訳でなく。
「…ん」
さっきの衝撃でも起きなかった黛が、のそりと冬眠明けのクマよろしく起き上がる。
「おはようおたまじゃくし。タクシーを呼ぶからとっとと帰るんだ――もちろん車代は借金に上乗せしておくからそのつもりで」
漸く解放された僕は言うだけの事は言ったあとトイレに向かう。
そしていよいよ寝る準備をしようかと再びリビングに戻ると、有り得ない光景が広がっていた。
――黛真知子が、服を脱いでいる最中だった。
おいちょっと待てやめろバカここはお前の家の部屋でも風呂場でもない、僕の事務所のリビングだ!
…流石に本当に提灯パンツでなくとも今時10代でももう少し色気のある下着だと思うんだが、おかげで少し冷静になれた気がする。
しかし厄介な状況には変わりがないので、どこかそわそわと出て行くタイミングを計りかねていた。
変にコソコソとするよりはやはりいつもの自分で行けばいいだろうか――などと何故こんなにおたまじゃくしに気を遣わねばならんのだ! 重ねてここは自分の家だ。誰に気兼ねすることもないはずなんだ!と思い直し、ドカドカと足音を立ててリビングに戻った。
すると黛は何故か、上下共服を裏返して着直していた。恐らくは脱いだ服を別のものと認識して着用したものと思われるが、全く酔っ払いの行動パターンは計り知れない。
兎にも角にも、厄介で最悪な状況は逃れられたことに安堵する。さああとは車を呼んで、こいつを押し込んで帰すだけだ。
「黛」
「…」
半分寝始めているのか、口は動いたが声が聞こえずにこちらに振り返った。
「ここで鼾かいて寝られても困るのでね。今すぐタクシーを呼ぶからとっとと帰宅したまえカニ味噌頭のポンコツおたまじゃくし」
「…はぁい」
半分閉じた瞳が僕を見た。潤んだ瞳に吸い寄せられるように右手を伸ばしたところで我に返った。
――今何をしようとしていた?右手を伸ばして引き寄せて、その後は…
すんでのところで押し止めたことで早々に思考を切り替え、一刻も早く車を呼ぼうと思い、スマホに手を伸ばす。
「もしもし、車を一台お願いします。古美門法律事務所で…ええ、そうです。え?いや、料金は上乗せして構いませんからとにかく早めにお願いします」
何ともタイミングの悪いことに、ドライバーが出払ってて時間がかかるかも知れないと言われ、少し焦る。
立ったまま軽く左右にゆらゆらと揺れてるこいつを視界から追い出さない事には。
「タクシーが来る前にその裏返しの服を着替えておきたまえ勿論ここではなくて奥の部屋を使うことを許可するから即刻にだ」
一度にまくし立て、ふらふらと歩く黛の後ろ姿を見送り、やっと肩の荷を降ろせると思うとソファーに腰掛けた途端に汗が吹き出る。
大きな仕事で気を張っていたために疲れていたのだ。少しだがシャンパンも入っていたし、だからあのポンコツおたまじゃくしにすら一時の気の迷いで過ちを犯しそうになっただけのことだ。
一つ、大きな溜め息をつく。
この後は少し仕事を休んで、ゆっくり静養しよう。いつかのスイスのように避暑へ涼しいところに行きたいものだが、以前の天敵とも言える別府裁判官との最悪の出会いの経験から、ここは逆に南国のバカンスもいいだろう。
――南国で開放的になって鮮やかな色彩のビキニ姿ではしゃぐ美女とのアバンチュールを妄想する。遠くから白い砂浜を駆けてくる女性が何となく凹凸が少ないようなのは気のせいか。 さして気に止めずに再度妄想に馳せれば、
『先生、一緒に泳ぎましょ!』
――水を滴らせ、顔に砂を付けてキラキラとした笑顔を湛えてこちらに手を差し伸べたポンコツおたまじゃくしだった。
「ありえない!」
気付いてみれば見慣れたリビング。
まだタクシーは来てないらしく、黛の荷物はそのままだった。
もういい加減着替えていてもいい頃合だが、またその辺で寝転がっていられては困るので、隣室の様子を見に行く事にした。
「早くしなければ車が来てしまうぞーおたまじゃくしー」
「…ぁい…」
やっと返事しているくらいだが、なんとか寝転がってはいなかった。服装もよれてはいるが裏返しは直してある。
「…っ」
「え」
腕組みをしてやれやれといった風でその様子を見ていると、すれ違い様にふらついた黛が凭れかかってきた。
咄嗟の事で、腕組みのまま支える事も出来ず自分とさほど変わらない身長のせいで、手が触れてしまった。
普段ぺったんこだとか何とか言っている、その柔らかな胸に。
服と下着越しとはいえ、さすがに当たっていることに何もわからない訳でもあるまいに、黛は何も言わない。
そして僕としても、正直なところもう少しボリュームが欲しいなとは思いつつ、1ミリでも動かしたら痴漢行為になるので微動だに出来ない。
吐息が、髪が、耳元をくすぐる。
背中を汗が伝い落ちていくのがわかる。事態は一番厄介で面倒で最悪だった。
時間にすれば数秒程度の事でも、ひどく長く感じられた。他の女性相手ならとっくの昔に仕方ないなあと有り難く据え膳を丼三杯くらい頂いているところだが、服部さんとの約束もあるし何より自分自身が不本意だと警告している。
――何を誰に対してかはわからないが。
何とか固唾を飲み下し、思いつくままを口にする。
「いつまでそのぺったんこの固い胸板を押し付けているつもりだ」
「しぇくはらだとかいいませんから、かまいませんよぅ」
すっかり呂律の回ってない黛の頭がゆらりと揺れ、自分を見つめる半開きの瞳と唇に不覚にもドキリとさせられる。
――僕の方が構うんだよ!
あとほんの10センチあまりの距離を縮めて、その赤い艶やかな唇にキス出来たらどれだけいいだろう。
それくらいならまだこいつは覚えてはいないかも知れないし、過ちの分には入らないじゃないかと実に都合のいい思考ばかりが駆け巡る。
舌は入れなきゃいいだけだ、そう、ほんの少しなら―― 少し首を傾けて吸い寄せられるように唇が近づいた時、家のチャイムが鳴った。
ゴツン。
「痛っ!」
キスの代わりに頭突きを一つ。お互いの目を覚ますにはちょうど良かった。
「漸くお迎えが来たようだよ蟹頭村のカニ味噌頭のポンコツおたまじゃくし。これ以上酒乱女の無様な醜態ぶりを晒す前にとっとと帰りたまえ!」
「はぁい…わかりましたぁ…」
黛はおでこをさすりながらよろよろと玄関に向かう。
正直ぶつけたこちらの額も痛いが、それよりはずっとさっきまでのことを思い出される事が心苦しい。
だが本当に漸くこれでこの長い長い時間が終わる。
自分自身の理性的な行いに感謝しつつ、せめて最後の情けとして帰りを見送ろうと腕組みをしたまま仁王立ちで居ると、どうやら忘れ物をしたらしく黛が戻ってきた。
「まったくそそっかしいねぇ。その頭にはカニ味噌どころかもしかしたらおがくずが入ってるのかも知れないから、一辺病院の脳ドックに行って精密検査することをお薦めするよ」
実際には言いたい事の半分も言えなかった。
黛に、キスというにはおこがましいくらい拙くて勢いでぶつかってきたに等しいが、唇を塞がれたからだった。
「せんせぇときす、しちゃいましたぁ」
てへっ、と顔をくしゃくしゃにして、アルコールのそれ以外にほんのり頬を赤く染めて。
したたかに酔っているのが嘘のように風のように去って行った。
「…人の気も知らないで」
他に人の居なくなった家で一人頭を抱える。
悩ましい夜はまだ終わりそうになかった。
END
酒乱ということでHにもつれ込んでも良かったけども、正直ギリギリの攻防戦が一番楽しいw こっそりと、>>69、>>70の続きを投下します
――――
それはどういう意味ですか、と問おうとしたが、声が出なかった。
古美門の顔がゆっくりと近づいて……そっと唇が合わさった。
(うわぁ…キ、キスだ。私、先生とキスしてる…)
一度離すと、じっと顔を見つめてくる。
(な、何?私、一体どうすれば…)
古美門はおもむろに瞳を伏せ、角度を変えてもう一度…
柔らかく啄んで、またもう一度…
顎を掴んでいた手が頬を包み、繰り返し触れる唇から、湿った音が小さく漏れる。
(きもちい…ずっとこうしていたい…)
初めて経験する極上の優しい感触。
それを自分に与えている相手は、誰あろう古美門先生…
(いや、ダメダメ!恋人じゃないのにキスなんて。そういえば、さっき先生、キスだけで我慢するなんて、とか言ってた!
どうしよう!キスより先って、つまり、エッチってこと〜!?)
古美門は涼しい顔でキスを続けたまま、腰を抱き寄せる。
「せんせっ」
「ん?」
「あ、あのっ…キ、キスだけにしてくださいっ!」
「……は?」
「そのっ、私まだ心の準備が…」
「勘違いするな」
「へ?」
「なぜ私が提灯パンツの中身まで面倒をみなければならないのだ」
「え、だって先生、そんなこと言ってたから…」
「オタマジャクシは例外だ。おまえはキスだけで十分だ」
「…そうですか」
ほっとしたような、少しがっかりしたような、複雑な気分だった。
「つまり、キスフレってことですか?」
「…そういうことにしておこう」 一週間後。
夕食のための収穫を手伝っていた黛が温室から出て来ると、テラスで雑誌を眺めていた古美門は席を立った。
新鮮な野菜が山盛りになったカゴを両手で抱えた黛の真正面に立ち塞がり、当たり前のように唇を合わせる。
服部さんはそんな二人を微笑ましげに一瞥すると、キッチンへ入っていった。
「っん!せんっ……せ、」
何度も甘く啄むうちに、カゴは傾きミニトマトが転がり落ちた。
「あ…。もぉ。先生のせいですよ…」
黛は熟れた果実のように顔を真っ赤にして、キッチンへ逃げた。
古美門がミニトマトを拾おうとした瞬間、塀からひらりと降り立った蘭丸が一足先に摘み上げ、口の中に放り込んだ。
「美味しー!でも、先生が食べてたもののほうがもっと美味しそうだったなー」
ニヤニヤと古美門の顔を覗き込む。
「我が家には玄関があった筈だが?」
「ねえ、いつから真知子ちゃんと付き合ってるの?」
「付き合ってなどいない。この私とポンコツが釣り合うわけがなかろう」
「じゃあ今のは?」
「ほんのイタズラだ」
古美門は会話を切り上げて椅子に座り直し、雑誌を開いた。蘭丸はテラスに直に腰掛け、古美門を見上げて話しの続きを待つ。
「もうエッチしたの?」
「馬鹿を言うな。君の助言に従って、適齢期になっても全く男っ気のない可哀想な部下のために私みずからキスの手ほどきをしてやっている」
「やらし〜。黛くん、これが大人のキスだ、とかやってるんだ」
「……ディープキスなんかしたら、アイツ倒れるんじゃないか?」
「さすがにそれはないでしょ。先生、真知子ちゃんのこと心配しすぎ」
「心配だねぇ。あの乱れ様では」
「え、何?」 古美門は椅子にふんぞり返り、勿体ぶって語り始めた。
「昨日のことだが…、私が最大限手加減してそれはそれは優し〜い口づけを施していたら、彼女が声をもらした。
声といっても、ほんのかすかだが、アイツは恥ずかしかったのだろう、私から離れようと身をよじった。私は愉快になり、思い切り抱き締めて、逃れようとする彼女の唇に執拗にキスを降らせた」
「おぉ〜、それで?」
「最初は、や、とか、せんせいやめて、とか可愛い抵抗をしてきたのだが、無視して続けていたら、突然、やめてください!と叫んだ。驚いて顔を見ると、涙を溜めている」
「怒っちゃったんだ」
古美門は首を横に振った。
「次の瞬間、やおら私の首にしがみついて、私の唇に強く押し付けるようにキスしてきた」
「うわ、なんかいいね、それ」
「ああ。私も興奮してしまったよ。つまらないセックスなんかよりずっと気持ち良かった」
「…でも、舌も入れなかったんでしょ?」
「その通りだ。入れようかとも思ったが、唇を吸ってやっただけで完全に感じている声が出ていた上に、腰が抜けて私にしがみついてきたので、おあずけにしたよ」
「エロいね〜。ベッドインも時間の問題でしょ」
「君もまだまだお子様だなぁ。キスはただの通過点ではないのだよ。なかなか奥深い。オタマジャクシにはキスだけだと言い含めてあることだし、私はこの際、専念して究めてみることにした」
「でもさ、どうしてキスしかしてくれないの?とか言われちゃったらどうするの?」
「その時は君がセフレにでもなってあげなさい」 さらに一週間後。
「や、先生…」
ちゅ、…ちゅ…
「せんせぇ、まって」
(うるさい…)
最近、黛が口づけを拒むようになってきた。
初めてしてからしばらくの間は、徐々に積極的になり、反応も良くなり、心なしか普段の態度も丸くなって、いいことづくめだったのに。
相変わらずディープキスは1度もしていない。しかし、唇を触れ合わせる、唇を吸う、舐める、食む、甘噛み―その強弱と組み合わせだけでお堅い女を翻弄して蕩けさせるのはとても愉しく、全く飽きなかった。
このまま白い首筋に唇を這わせたらどんな香りがするのか、サラサラの髪に覆われた耳に唇を寄せて恥ずかしい言葉を吹き込んだらどんな風に悦ぶのか、想像するだけで高ぶった。いつ舌を入れてやろうかと思案するのも楽しかった。
それがどうだ。数日前から、キスしようとすると「やだ」だの「だめ」だの生意気を言って、ちっとものってこない。
だからすぐにやめていたのだが、今日は珍しく服部さんが早く帰り、2人きりだったので、拒まれてもしつこく責めてみた。
「だ、だめですっ!」
ソファから立ち上がって逃げようとする黛の腕を掴んだ。
「なっ、何するんですか!?」
「キス」
「…」
「なぜ嫌がる」
「…嫌がってませんよ、キスだけなら…」
「はあ!?キスしかしてないし!それなのに思いっきり嫌がってるし!なんなんだ一体!」
「こないだ耳にしたじゃないですか!!」
「おまえが暴れるから、たまたま耳にしちゃっただけだろう!事故みたいなもんだ。大体、別にいいだろ耳くらい」
「よくありません!それに、首も触ってくるし!」
「首ぃ?」
「先生は、キスする時ほっぺとか髪とか首とか耳とか撫でる癖がおありのようです!」
「そんなの普通だろ!?何が問題なんだ!?私はキスフレの制限を越える行為は一切していないし、するつもりもない!」 黛がうつむいて口元を押さえ、鼻をすする。
(なんで泣くんだ!あぁ面倒臭い!もうキスフレなんてやめだ!)
「黛、キスフ」
「先生は…っ、先生は、キスしかしてくれないっ」
「…?」(こいつ、今、なんて…)
ポタポタと床に雫が落ちていく。
「キスしかしてくれないのに、どうして、もっとしてほしくなるようなこと、するの?」
「…。」(したいから。)
心の声を飲み込んで、湧き上がる欲を必死で抑えながら、黛の腕を極力優しく引いた。
あくまで紳士的にそっとソファに寝かせる。
指で涙を拭ってやると、縋るような瞳で見上げてきた。
「先生?」
「黛、キスフレは解消しよう」
「え?」
瞬く間に唇を塞ぐ。すぐに舌を割り込ませ、思うままに口の中を味わう。柔らかい舌を掬って吸いあげると、「はぁっ」と熱っぽく息をはいた。
これまでとは違う奪い尽くすようなキスに、怯みながらも応じてくる。
黛にとって初めてのディープキス。本当はもっとゆっくり遊んでやる予定だった。何食わぬ顔でチロッと舌を舐め、未経験の感覚に驚く黛を存分にからかってやるつもりだった。
しかし、もはやそんな計画などどうでもいい。頬も首も耳も髪も、好きなように撫で回して貪る。全部僕のものだ。
「ぁん……あっ」
聞いたこともない黛の甘いよがり声。どんどん余裕がなくなっていく自分に頭の隅で呆れながらも、カラダも心も止まらない。
組み敷いた黛が膝を摺り合わせ、身をくねらせている。
誘われるように右手を滑り下ろす。肩、背中、脇腹、腰、尻、内もも…すべてを愛でるようになぞり、最後に心臓の上に置いた。
やわらかく揉んでみても抵抗しない。
黛の想いが首にしがみつく手から伝わってくる。(ずっと、こうしてほしかった)と。
僕の本音は、太ももに押しつけた熱の塊が物語っているはずだ。
(ずっと、こうしたかった) こっそり前回の続き。(タイトルありません)
最近黛の様子がおかしい。先日ひょんなきっかけで男女の関係を持ってからだ。
業務上は差し支えない態度なのだが、一度それを離れ誘おうとすると避けられる。
「まゆ」
「じゃあ私帰ります」
名前を呼ぶことすら適わない。先日はついに「ま」の時点でかわされてしまった。
キスどころか、手すら少しも触れられないので欲求不満は募るばかり。
この僕が、他の女性に見向きもしないというのに。あの夜の記憶が忘れられないのは僕だけなのだろうか?
「先生、真知子ちゃんに嫌われてない?」
ある晩、ふらりと食事を目当てに現れた草の者にまでも言われる始末。
「前はいつもいたのにさぁ、帰るのも早いよね」
「フン。色気づいた訳ではないから男でもないだろうが、せっかく服部さんが食事を用意してくれてるんだからそれくらいは食べていくのが道理だろうに」
乱暴に付け合わせのアスパラガスのソテーをフォークで刺しながら毒を吐く。
「まあ私としましては、黛先生が決めたことなので何とも言えませんが」
「服部さんももっとあのポンコツに厳しく言ってやっていいんですよ」
「しかし僭越ながら」
珍しく服部さんが言葉を続けたので、つい食べる手が止まる。
「黛先生は古美門先生をお嫌いになった訳ではないものと思われますが」
「……!」
その言葉に今まで支えていたものがすとんと落ちる。避けられている事ばかりに気を取られて、一番肝心な事に気付いては居なかったのだ。
「えー?じゃあなんで真知子ちゃんは先生避けてるのさ」
「それは私の口から申し上げるのは憚られます」
さすがに亀の甲より年の功、恐らく浮名を流した数は僕と同じ年の時点でもかなりの数だったんじゃあるまいか。
とにかく話をしない事には何も始まらないと、食事の手を止めたまま思いを巡らせた。
☆
翌日。
そんなやきもきしている古美門をよそに、黛は喫茶店にてある意外な人物と接触していた。
「で?なんで私な訳?」
煙草の煙をくゆらせながら、心底嫌そうに言うのは安藤貴和。
「だっ…だって、こんな事相談出来る人他に居ませんし、そもそものきっかけはあの日ホテルに先生を迎えに行かせた貴和さんじゃないですか」
「まあ確かに最初はそうだけど?まさかの展開に私も驚いてるんだけど」 半ば呆れ顔で灰皿に煙草の灰をとん、と落とす。黛はその仕草を傍で見ながら、同性ながらその色気は一体どこから来るのかと魅入っていた。
「聞いてる?幼稚園児」
「はっはい!」
「で?なんであの横分け小僧を避けてる訳」
「…それが」
と、声を顰めて安藤貴和の耳元に近づき話し始めた。
「…というわけなんです」
からん、と安藤貴和のアイスコーヒーのグラスの氷が鳴る。
「それだけ?」
「『それだけ』って大変な事じゃないですか。もう私、まさか自分がこんな事になるなんて思わなくてどうしたらいいか」
「………はあ」
俯いてテーブルにのの字を書き連ねる黛に対して、安藤貴和は再び煙草を口にする。
どうやらちょっと男に抱かれた位では生来の考えは変わらないらしく、この先何をどうしたらいいかすら踏み出せない黛にはアドバイス以前の問題だと思った。
「幼稚園児はどこまでも幼稚園児ね…」
独り言のように呟いて、ふと視線の先に見知った姿を捕らえる。
「幼稚園児らしくないわ。コドモはいつだって全力を出して無鉄砲にぶつかっていくものじゃないかしら?」
ふーっと煙を吹きかけ、煙たがって咽せる黛をよそに煙草を灰皿に押し付けてじゃあね、と立ち去る。
「ケホッ…ちょっ…貴和さん!」
レシートと荷物をひっ掴んで後を追おうとした黛を、大きな手が制した。
「!!」
「こーんなところで安藤貴和とぬぁ〜〜にをコソコソと話していたこのポンコツおたまじゃくしのあーさードーラー!」
「せんせっ…どどどどうして」
「草の者を使わずともGPS機能で簡単な事だよ。あとは自宅でゆーっくりじぃ〜〜っくりと聞かせてもらうとしようか」
☆
タクシーの中でも手は握っていた。せっかく捕まえたのにまた逃げられては元も子もない。
黛は沈黙に耐えかねてか、小さい声で「手を離して下さい」と言ってきたが却下してやった。
何もしないのもつまらなくなり、悪戯心から握っている黛の手を指で軽く撫でる。
すると直ぐさま赤面してこちらを見たが、わざと運転手にどうでもいい世間話を持ちかけ、無視してやった。
何を怒る、今までお前が僕にしてきた事と同じじゃないか。
その間僕がどんな気持ちだったかわかってるのかこのポンコツおたまじゃくしめ。
やがてタクシーが事務所兼自宅に着くと、ぐんぐんと繋いだままの手を引いて中へと導いた。
その短い間も黛は「逃げませんから」と文句を忘れない。 室内に入ってもまだ手は繋いだまま。段々赤面していく黛が、その重い口を漸く開いた。
「だって…どんな接し方していいかわからないじゃないですか」
「何を今更。仕事で顔を突き合わせてるじゃないか」
「仕事は仕事と割り切ってるからです!でも…ふとした時に………あの記憶が蘇ってしまって」
「当然だ。あれから二、三日位君のがに股は酷くなっていた。あの夜に初めて僕に抱かれた事でしばらく何か挟まってるような感覚がしてたんだろう?」
また赤くなった。全くこの手の事に関しては反応が実に分かりやすい。
そして続けて付け加えてやる。
「だが君は肝心な事を忘れている。あの夜を忘れられなかったのが自分だけだと思ってたのか?でなければ、君を誘い続けて…ましてや、追い掛けたりなんかしない」
言いながら僕も顔に熱が集まる。しまった、これではまるきり告白してるのと変わらないじゃないか。
ポンコツおたまじゃくしの愚直さが伝染してしまったのか?
だが当の本人はそれには気付いてないらしく、色恋事に鈍いことに少しだけ安心しつつも苛立つ。
「安藤貴和とどこまで話した?」
「今ので全部です」
「へっ?」
我ながら酷く間抜けな声だ。
『稀代の悪女』などなど世論から散々ボロクソに叩かれ扱き下ろされた彼女にしてみれば、こども電話相談室レベルの相談だったろう。
小指の爪の先位彼女に同情しつつ、同時に約束が果たされてない高速回転三所攻めとまではいかなくても、少しは何か指南されてや居ないかという淡い期待は打ち砕かれる。
「全力で無鉄砲にぶつかって行くのが私らしいと言われました」
「確かにそれが朝ドラヒロインの君らしいと僕も思うよ。あの夜だって、全部教えて、と語尾にハート付きで言ってきたのは誰だったかねぇ?」
「記憶を捏造しないで下さい!…確かに、何も経験ないから先生に『教えて下さい』とは言いましたが」
「第一君はあの一発のみで何を知った気になっている」
「え?」
そこでやっとずっと今まで握りっ放しの手を離し、右手を黛の顎に添える。
「あんなものはセックスの序の口どころか序の口の『序』の一歩手前の口を窄めただけにしか過ぎない」
親指の腹でそっと唇を撫でると、黛は小さく震えた。
「忘れられないなら、余計にあの夜より更に高みを目指してはみないか?」
唇から手を離し、それ以上の事はせずに耳元で囁く。 「女性の身体とは貪欲なもので、同じ男性と交わってると次第に女性器がその形を覚えるんだそうだ…その男の精子を効率的に享受する為にね。そして僕もまた、そうなる位君を抱きたいと思っている」
勿論避妊はするがね、と柔らかく微笑んで、黛の反応を窺う。
すると少し体を離して俯き、手を前に組みがらぽつぽつ話しだす。
「…何で」
「ん?」
「何でそんなにいやらしい事言うんですか」
愚問も甚だしい。いやらしい事がしたいからに決まってるじゃないか。
「何だね君はいやらしい事をするのに別にいやらしい事を言わなくて構わないというのかああこれだから変態の女神様は計り知れないねぇ」
「違いますっ。は…服部さんが居るのに」
「服部さんは居ない。君を抱きたいから明日まで休みにしてもらった」
黛はこれ以上ないくらい赤面している。もう言い訳する要素もない。さああとは君自身の答えを聞くだけだ。
「いやらしい事をしたい僕は嫌いか?」
顔を覗くき込むと黛は泣きそうな顔だ。逡巡しているのが良くわかるが、正直そんな顔にすら欲情してしまうのは秘密にしよう。
再び黛の手を取り、階段に足をかけて二階のベッドルームへと導いた。
「おいで、黛」
***
何となくエロ抜きでいいかなと…
書き逃げスマソ いやーーー(つД`)ノ続けてぇ!
おあずけなんていやーー! 「嫌いか?」とか「おいで」とか、今度は先生のセリフが素敵すぎて、やられました!ありがとう! >>300
禿同
実際あの声でそんなセリフ言って欲しい
DVDが擦り切れる程リピートする 1の、「君は本当に馬鹿だ」のハグシーンには興奮したもんだ >>302
あれは本当に良かった
でもおでこゴッツンがやっぱり萌える >>298
めっちゃいい!
続きすごく気になる!!! 保守がてら季節ネタ
☆★☆★
もうすぐ19時になろうかという頃、古美門邸に予期せぬ呼び鈴が鳴り響いた。
土曜日の夜、働き者の事務員すら不在で、たった1人で杯を傾けていた屋敷の主が重い腰を上げる。
訝りながら玄関の戸を開くと、見慣れた部下の間抜け面があった。ただ、いつもの堅苦しいスーツではなく、白い肩と膝を出した涼しげなワンピース姿だ。
「こんばんは!」
「……何の用だ」
彼女がなぜこんな時間に自分を訪ねて来たのか、さっぱりわからなかった。
「花火!」
「は?」
「花火っ、見えますかっ?ここからっ、見えるでしょう?」
とりあえず、最大限に不機嫌な顔を作ってこたえる。
「…2階からなら見えるが」
「やっぱり!」
嬉しそうな笑顔を咲かせて入って来ようとする黛に立ち塞がる。
「ちょっと!もう始まっちゃいます!」
「君を2階へ上げるつもりはない」
「何言ってんですか!いいでしょう、花火の時ぐらい、無礼講ですよ!それに私、先生のプライベートになんか全く興味ありませんから、安心してください!」
黛は機敏な動きで古美門を振り切って、階段へ向かう。
軽やかに駆け上がっていく黛に、40男の呟きは届いたのだろうか。
「…どうなっても知らんぞ」 ここに限らず
あまりにクレクレが過ぎると
書き手が寄り付かないと思うの(割とマジで) >>305
こういう可愛いの好きです〜
久しぶりに萌えますた(*´ω`*) 度々失礼>>255です。
>>298の続きを投下です。タイトル「ふたたび」
☆
「おいで、黛」
黛の手を引いて、ベッドルームへと向かう階段を上っていく。幾度となく上り下りしているこの階段を、こんなに長く感じたことは初めてだった。
繋いだ手から伝わる君の緊張。だけど緊張しているのが君だけだと思ったら大間違いだ。僕だって余裕なのは表面上だけで、一刻も早く君に触れたくて余裕なんて微塵も無いのだから。
「入っていいんですか」
長く感じた階段をやっと上りきって、僕の部屋の入口で黛が呟く。
「二度目にして君がベッドじゃなくても構わないなら、僕だって全然構わないんだが」
「違いますっ!プライベートな空間だからって、ずっと私が二階に足を踏み入れる事自体避けてたじゃないですか」
それなのに、と黛は僕の内面を見られたことが嬉しいのか、でもいざ事に及ぶ事態にやっぱりどうしたらいいのか複雑な思いのようだ。
「特別君がここに入るのが初めての女性という訳でもないがね」
「…わかってますよ。ジェーンだかブレンダだかの金髪美女がお好きな事くらい」
ちょっと拗ねてしまった。まあ奔放な女性遍歴は過去とは言え事実なので否定は出来ないのだが。
「だがあれからは全く連絡しては居ない」
「ご多忙でしたからね」
皮肉めいた口調で言う。
「だから君はアッパラパーなんだ。確かに僕も君も忙しい日々だった。だがそんな中でも僕は君を誘おうとしたが、君は悉く断るどころかずっと避け続けていたじゃないか」
「だって…」
「セックスする前は具体的にはわからなかったが、いざ僕とセックスした事でどういう事か具体的に知ってしまって僕にどういう態度でいればいいのかわからない、というのが君の理由だな?」
「……はい。というか恥ずかしい言い方しないで下さい」
初めての夜の事を思い出したようで、見る見る顔が赤くなる。
「セックスはセックスじゃないか。以前法廷で男性器について散々放送禁止用語連発してたのに何を」
「もうあの時の記憶を消してしまいたいです…」
消え入りそうな声で小さくなって呟く。
「ともかく入ってからゆっくり話そう」
また少し緊張してきた黛の肩を抱いて、部屋に招き入れた。
部屋の空気がいつものそれと違う。黛が言った通り、以前色々な女性を招き入れた時は感じたことがなかった、どこか張り詰めたものだ。 僕だけベッドに腰掛け、腰に手を回したかったが手だけ握って黛を見上げる。
「向こう見ずなあの夜とは大違いだ」
繋いだ手が熱い。
「正直他の女性なら一夜だけの過ちで済むが」
握った手に軽く唇を落とし、言葉を続ける。
「何度となく抱きたいと思う女性はそうそう居ない」
じっと黛の目を見据える。
「それは」
「ん?」
「間違ってなければ『私の事が好き』と受け取ってもいいんですよね」
「君はいちいち好きだの愛してるだの言わなければわからないのか?」
全く僕にここまで言わしめるとは大したもんだ。
だが君が喜ぶなら、その内気が向いた時にでも散々言ってやろうとも思うよ。
握っていた手を少し強く引いて、近付いた黛の鼻先にキスをする。そのまま頭を寄せて額をくっつければほんのり赤い顔があった。
「提灯パンツの子供と違って、大人は言葉の代わりにセックスして確かめるものなんだよ」
改めてぐっと腰を引き寄せれば更に黛の緊張が伝わってくる。
「あの」
「シャワーなら却下」
「あ」の時点で黛の言葉に食い気味に言ってやる。
「どうしてですか」
「またお預けを食らうのはごめんだからということに他ならないしシャワーを浴びずとも僕は全然気にしない、以上だ」
そのままベッドに押し倒し、深く口付けて黛のそれ以上の抗議の言葉を奪った。
「ん…」
最初よりは少しだけ積極的になった舌を味わい、唇を離せばそこにはキスだけで既に恍惚の表情の黛がいた。
それに満足し、ブラウスのボタンに手をかけるとこの期に及んで黛が慌てる。
「ちょ、ちょっ…」
「着たままが好みなのか」
「いっ…いえ。あの、脱がされるのは非常に恥ずかしいので、自分で脱いでもいいでしょうか」
「僕としては脱がすのが好きなんだがまあいいだろう」
二人起き上がって黛が脱いでる間、自分の服も素早く脱いでいく。
半裸になったところで黛を見やれば、まだ黛は脱ぎ終えておらずにもたついていた。
「まーゆーずーみー」
わざと後ろからまだ着けたままだったブラジャーの上から小さめな胸を鷲掴みする。
「ひゃあ!」
「相変わらず焦らしプレイとは大したもんだなあこのぺったんこー」
わざと左右違うリズムで揉み、ひさびさの黛の感触を楽しむ。 「やっ…まだ、脱いでる途中、じゃないですかぁ…」
言葉とは裏腹に艶を含んだ声が愛おしい。
「そこまで着込んでないのに何をもたついてるんだ、わざと僕を焦らして楽しいのか?」
「き、緊張してうまく脱げないだけ…ですっ」
「なら最初から僕に任せておけば良かったんだ」
改めて胸は後で攻めることにして、まだブラウスしか脱いでいなかった黛の残りの衣服を手早く剥ぎ取る。
続いて下着に手を掛けたら、ものすごい勢いと力で止められた。
「これはまだダメですっ!」
「どーせ同じ事だろー?第一初めてでもないなら最初から全部脱いでた方が」
「先生だってまだパンツ穿いてるじゃないですか」
「僕はする側だからいいんだ、それともちょっとスライム数匹倒しただけでひのきのぼうしかないまだまだ全然経験値不足の君が僕をどうこう出来るとでも?」
わざと黛の手を自分の股間に持って行けば、失礼にも「ぎゃあ」という返事がした。
「ど、どどどうこうってどういった」
「まあ簡単に説明すると、僕のを吸ったり舐めたりしゃぶったり?」
ひょっとして興味はあるのかもと淡い期待を込めてちらりと見れば、黛のうろたえ振りはピークに達していた。
「なっ…舐め…」
おや。以前と違って少しは調べてみたのか、これまた具体的な想像をしたらしくやけに顔が赤い。
まあまだ教えるのも早いので、もう少し慣れた頃にでもまた聞いてみようと思った。
「何も出来ないポンコツおたまじゃくしならば大人しく僕に組み敷かれてることだな」
「はい…」
素直に言うことを聞いたかと思ったら、強い力で肩をぐんと引かれ、耳元で囁かれる。
「…お願いします」
組み敷いた女にお願いされるのは初めてじゃないが、こんなお願いのされ方は初めてだった。色気も語尾のハートマークも無いというのに、ひどく煽られてしまう。
「しばらくの間はひどくはしない…つもりだ」
「なんでそんなにあやふやな答えなんですか」
「こればかりは仕方ないだろー?君が下手に僕を煽るような事をしないなら優しくするが、煽られてしまえば男はなかなか自制は利かないものなんだということを良ーく肝に命じておくがいい」
人差し指で黛の眉間を強く押せば、その指の痛みと何が煽る行為なのかがまだわからない様子で口を尖らせた。 というか、初回時ですら本人の無意識な行為に危うく乗せられてしまっていたのに、花開いたらどんなことになるやら。恐ろしくもあり、またどこかで楽しみにしている。
常時お色気フェロモンダダ漏れも勿論好きだが、普段そんな素振りの無い女性がベッドではエロ可愛く変わるギャップが嫌いな男は居ないのではないか。
改めて掌が肌に触れる。それだけでああやっぱり僕達の相性はいいと気付かされ、次第に下半身が高ぶる。
白く肌理細やかな肌。感触を楽しむように指の腹でなぞれば、ぴくりと震える。
「……」
そのままするするとその体のラインをなぞって腰に辿り着くと、不満そうな声がした。
「あの」
「何だ」
「……………いえ、何でもないです」
「ちゃんと触って欲しいなら触って欲しいと素直に言ったらどうだ」
「!!!!!わっ…わざとしてたんですか!!」
「当然だ」
耳元で低く囁いて、耳の形を確かめるように舌で舐めあげる。
「んんっ」
「君が今まで僕にしたよりはずっと焦らしてるうちに入らないと思うがね?」
正直言えばもっとしっかり触りたいのも山々だが、もう少しだけ反応を楽しむ為にわざとそっとなぞるだけにする。
「二度目は今までのお預け分、時間もあることだしじ〜〜〜っくりとねちっこくするつもりだから覚悟しておけ」
「最初からあまり優しくなかったじゃないですか…」
色々思い出したらしく赤面しながらも口を歪ませて不満をぶつけてくる。
「心外だねぇ。僕としては十ーっ分優しくしたつもりだったんだが、後学の為にどの辺りが優しくなかったのかを事細かに詳しく話してみたまえ」
「そーゆーところが優しくないんです!」
そう言って真っ赤な顔を両手で覆った。
そういう反応がたまらなくて、ついつい意地の悪いことを言ってしまうのだということを意識した方がいいんだが。まあしばらく君は気づかないんだろう。
これ以上焦らしても楽しくなさそうなので、両手を上げていた為隙の出来ていた脇の下に舌を這わせる。
「きゃっ…」
「くすぐったいというのは感じるという事だ」
頭を挟まれないように黛の腕を抑えつけると、どこか嗜虐的な気分になる。脇の下だけでなく時々胸に近い方を強く吸うと、更に艶のある声が聞こえてきた。
「んっ…」
正直男の本能的には意味の無い事なのに、その声をもっと聞きたくて気持ち良くさせる事に張り切ってしまうのだから、何と愚かだろう。 「汗臭くないですか」
「臭いを気にするくらいならすぐに部屋には来ないだろう」
「そうですけど…」
「僕も条件は同じなんだが、どうだ?汗臭いか?」
「いいえ」
有り得ないことだとは思いながら、もしも万が一臭いと言われたら立ち直れなかった。
「先生の匂いがします」
何故か黛は頬を赤らめた。特に恥ずかしいことでもないのだが朝ドラヒロインの思考回路は良くわからない。
そしてそれを聞いた僕の頬も少し熱い気がするのも良くわからない。特別なことを言われた訳でも無いというのに。
全くこのポンコツおたまじゃくしと関わってからというもの、いつも調子が狂いっぱなしだ。
返事に困り「そうか」とだけ応え、黛への愛撫を再開する。
「うんっ…」
指ではなく掌全体でマッサージするように腰のラインに沿って撫で下ろす。吸い付くように馴染む肌は、二度目にして尚新鮮味を感じる。
「……っ」
腰のくびれを過ぎるとピクリと腰が揺れた。
「そろそろ、ちゃんと触った方がいいか?」
「直接本人に聞くことでもないと思いますが…良くはわかりませんけど」
「僕としてはまだ感触だけ楽しみたい気持ちもあるが、さっきからもじもじしてる君の心情を慮ってのことなんだが」
黛は少し逡巡し、ひどく小さな声で応えた。
「……………さい」
「ん?」
「ちゃ、ちゃんと…触って下さい…」
「よろしい」
ちゅう、と音を立てて小さなへそにキスをした。
「みゃあ!」
「素っ頓狂な声を上げるんじゃない」
「妙なところばかり舐めたりするからじゃないですか」
「それで感じてるからいいじゃないか」
「…そういうものでしょうか」
「そういうものだよ」
と、左の肩甲骨を指でなぞれば背中が反る。
「やっ」
「ほら、な」
君の弱いところはちゃんと覚えてるんだよ。
「んんっ、ふ」
再び手に収まる胸をやわやわと揉みしだくと、少し鼻にかかった甘い声が漏れた。
顔を見れば、自分の出した声に驚いたらしく、手で口を押さえながらもう何度目かわからないくらい顔を赤らめていた。
「口を押さえるな」
「押さえてないとっ…変な声…んっ、出るじゃないですか…」 「AVみたいにむやみやたらと盛大に喘げとは言わないがね。気持ち良いなら我慢しない方がいい」
「ん、あっ!」
下着の上からでも主張してきた胸の頂を摘めば、また何とも言えない声が聞こえた。
「声が出てしまうのが気になるなら、口を塞げばいいのだな」
「…んっ」
胸への愛撫を止めないまま、唇を奪う。
これ幸いと文句も言わせないままにブラジャーのホックを指で外し、そのままするりと取ると直に胸に触れる。
「ふっ、ぅんんっ」
直接触れていくと、くぐもっていながら更に声に艶が出る。心なしか体温も上がり、うっすらと汗ばみよりしっとりと吸い付く感触が僕の興奮を大きくさせていく。
小さな胸を優しく柔らかく揉み、漸く唇を離すと瞳を潤ませて僕を見ている黛がいた。
その瞳がどうしようもなく僕を滾らせ、めちゃくちゃにしたい衝動が湧き上がるが、その気持ちをぐっと押し留めて出来るだけ優しい声音で話す。
「ポンコツおたまじゃくしにしては随分といい表情になったじゃないか」
「…自分じゃわかりませんよ」
多分僕の表情も興奮してるんだろうが、余裕の無くなってきた君は気付いてないようだった。
「僕が知っていればいいだけの事だ」
そんな表情を隠していること、そしてそれを君が自覚して僕への武器にさせないことも。
首筋にかぶりつき、甘噛みをした後で同じところを舌でなぞる。
キスと甘噛みを織り交ぜて唇が胸に辿り着いた頃、僕を誘うように次の刺激を待ち望んでいる胸の頂があった。
「あ…っ!」
わざと音を立てて吸い付くと、背中が弓なりに大きくのけぞる。
吸い付いたままに舌でころころとなぶれば、びくびくと体が震えた。
「っは…あ…」
空いた片側の方を指でこねれば、腰が次の刺激を誘うように揺らめき出した。
まったく、こういった男を煽ることを誰に教わるでもなくやっているから恐れ入る。
「……!」
シーツをぎゅっと掴むだけだった黛の両手がいつの間にか僕の頭に回され、きっちりセットされた髪を乱していく。
十分にとろけた瞳と視線が絡み合うと、どちらからともなく唇を求めた。
「…んん、ぅむっ…」
唇が離れれば、そろそろと僕の右手が下腹部へ下りて行くのも制しようとはしなかった。
「…ふ」
下着の上からでも分かる、汗だけでない湿り気を感じて一人ほくそ笑む。
手を当てるだけで、時折軽く引っ掻くように指を動かす。
「んっ…く」 わざと緩急をつけては君のいいところを掠めるだけで腰が跳ねる。
ああ出来るなら早くそんな君の全てを深く感じたい。
今更ながら自らのじっくり宣言を呪う。せめて抜かずの〇発発言にしておけば良かったと。
「せん、せぇ…」
再び黛が僕の頭に手を回し、くしゃくしゃに髪を乱す。
はっきり言葉に出さずともそれの意味するところを知ってて、下着の上から触れるだけの行為を止めない。
「んっ…や…それっ…」
揺れる腰が何とも悩ましい。
誘惑に負けて下着の隙間から指を滑り込ませ、直接黛の一番熱いところに触れると、苦しいくらいに頭を掻き抱かれた。
「はぁあ…っ!」
一番敏感な突起の周りを円描くように指で撫でる。
その気持ち良さと切なさに苛まれ、いつもはがに股の黛がいつしか内股になり膝を摺り合わせていた。
「僕の手を離してくれないか」
掻き抱かれた腕が緩むと、息を吹きかけるように耳元で囁く。
「せんせっ…苦し…」
「イきたい?」
「わかっ…な…熱くて、苦…っ」
その言葉と表情で限界が近いと察し、更に黛を追い立てる。
「っひ…ああっ!」
親指は敏感な突起に触れ、中指は一番熱く濡れるそこに差し入れて内側と外側から責め立てていく。
「んはぁっ…うぅんっ…く…」
「イきたいならイっていいぞ」
黛の眉根が寄る。くちくちという水音も大きくなり、色っぽく身体を捩らせる。
「可愛い…」
思わずそう呟いて、差し入れた中指で中から腹側の部分を軽く撫でると黛の身体が一際大きくのけぞった。
「あぁっ!?…っ…は…!!」
びくびくと大きくのけぞった後で、くたりと身体の力が抜けていく。
黛は一度目の絶頂を迎え、はあはあと大きく喘いでいた。
「………何ですか…今の…」
「何がだ」
わざと惚けて同じ場所を撫でると再びびくんとのけぞった。
「んん!そこ…指、触れただけなのに…」
「どこだ?」
我ながら白々しいと思いつつ、黛の反応が楽しくて指の動きを止めない。
「だか、らぁっ…そこ…指ぃ、やっ…」 涙目で訴えるも完全に逆効果。とは言えあまりに悪戯が過ぎても後々どうなるかわからないので、諦めて指を抜く。
「…やっぱり、先生は優しくありません」
息が少し整ったあと、むくれた口調で言う。
「でもそんな僕がいいんだろう?」
ふふんと不敵な笑みを浮かべ、最後の一枚となったショーツを剥ぎ取った。
「あっ」
「ちょっとだけ待ってろ」
ベッドサイドの引き出しを開け、用意していた避妊具を一つピッと切り離す。
「入れるぞ」
僕も最後の一枚を脱ぎ去りいつもするように素早く着けると、黛の両脚を大きく広げてゆっくり身を沈めた。
「は…ぁあっ!」
「………っ!」
ひさびさの君の中はとろけるように熱い。
このまま突き上げて早く終わらせたい衝動と相反していつまでも味わっていたい思いがあったが、最初の宣言の事もあり、結局後者を選んだ。
そして長く保つ為に少し気を逸らそうと黛に問う。
「…時に黛くん」
「何でしょう、か…」
「初めて僕に抱かれてから今日までの間、自分でもしてみたかね」
「?」
「ぶっちゃけ、マスターベーション…もっと俗に言えばオナニーしたかと聞いている」
顔から火が出るという表現があるが、今日一番顔から全身が赤く染まった。
「そ…そそそそんな事ある訳ないじゃないですか!何聞いてんです!変態!」
「……っ」
言葉では否定していても、その態度や君の中もきゅっと僕を離さないように締め付けてきたりと実にわかりやすいリアクションだ。
そもそも「忘れられない」のに僕に抱かれようとしないなら、どうしてるかは自然と分かるだろうに。
「別にそれが悪いとは言ってない。むしろそれだけ僕が忘れられないなら光栄だし、自分でもしていたのならばより快感を得やすくなってお互い良いこと尽くめだが?」
「………」
「それで?何回した?」
「………………1回だけ、です」
サバを読んでるのは明白だが、した事は素直に認めたのでまあ許してあげよう。
「ちなみに僕は3回だ」
言いながらゆるゆると抜き差しを始めると、大きく息を吸い込んでのけぞっていく。
最初の時より快感に順応してきた黛の身体は、僕にとって実に魅惑的なものだった。
「…っう…んん!」
中のいいところを掠めると、一際素直に快感に浸った声が聞こえた。
「まゆ、ずみっ…」
「あぁっ…せ、んせぇ…っ!」 連投規制や諸々入ってしまいますたorz
大変申し訳ありませんが
ラスト2レスで9→10レスになってますが日が変わってから再度投下致します ありがとうございます
まゆずみセンセの反応がエロいです
( ̄+ー ̄) もっともっともっと、深く、熱く混じり合った汗のように溶け合う程僕を感じろ。
そして僕の全てを絡め取るように求めて。
「目、開けて…僕を見ろ……真知子…!」
黛がすっかり潤みきった瞳を薄く開き、僕を見たかと思うと両手を伸ばして、僕の体を抱き寄せた。
顔が近付けば、今日何度目かのキスをする。どこまでも二人感じ合うように深く、濃厚に。
「んむぅ…ふはぁっ…」
「……!」
今日最初のキスよりずっと積極的な黛のキスに舌を巻く。
どんどん学習して、それでも無自覚に男を誘うのかと思うと戦慄が走る。そんな彼女の一面は僕だけのものに留めて置きたいと。
「あっあ…!何、これっ…」
「イきたいならっ…何度でも、イけ…っ!」
さっき中指で撫でていた辺りを突き上げると、どんどん水音が大きくなり、内側から僕の全てを引き込むような動きに、うっかり僕も果てそうになる。
「はっ…―――――!!」
「………っ」
黛の絶頂に危うく道連れになりそうなのをすんでのところで堪えれば、狂おしげに涙すら浮かべた黛の表情と貪欲に僕を求めるようにひくつく内部に、理性のタガが外れそうになった。
「んやぁっ…!な、に…」
「今度は、こっち」
一旦ギリギリまで引き抜いて黛の体をぐるりと回す。
「せんせ…これっ、やぁ…っ」
「恥ずかしいか?」
「ちがっ…かお、見えな…」
またどんだけ可愛いことを言ってくれるんだ。
黛の言葉に素直に従い、再び引き抜いてぐるりと体の向きを戻すと、そのまま体を起こして抱きかかえる格好にする。
「これなら、いいか?」
返事の代わりにぎゅっと抱きつかれる。
ラストスパートで腰の動きを再開すると、今までとは違う場所が気持ち良いのか苦悶の表情の黛がいた。
「…気持ち良い?真知子」
「これっ…いいっ…」
「どっち?顔見えるのが?…それとも」
ぐんと力強く突き上げ、僕に抱き付いたまま天を仰ぐ彼女に満足する。
「どっちも…好きぃ…」
ここまで淫らに乱れて、起きた時のギャップが非常に楽しみに思う。
多分君は、覚えてないふりをするのだろうが。
「そろそろ、僕もイきそうだ…真知子、一緒に、イけるか?」
「うんっ…!研介さんとっ、一緒が…いいっ…!」
こんな時の名前呼びは、心臓を鷲掴みされた気分だ。
あまつさえ特に頼んだ訳でもない不意打ちの甘い声に、ちょっと出してしまった。 「じゃあ、一緒に…そのまま、名前、呼んで…真知子…!」
「研介さんっ…研介さぁん…!」
僕が黛の中で果てると共に、僕に力一杯抱き付いたまま黛も絶頂を迎え―――――
僕の意識はドロップアウトしたのだった。
次に気づいた時は、寝そべっていた僕の目の前に心配そうな黛の顔があった。
ああいつか僕が裁判で醍醐に負けた時もそのPTSDで子供返りしていた時も、こいつはこんな顔をしていたっけ…と、まだぼんやりする頭で思っていると、何やら次第に両頬に尋常でない痛みを感じた。
「痛い!」
「すすすすすみません!先生がなかなか起きないから、つい…」
黛は恐縮しきりで、「研介さん」が「先生」に戻ってしまった。出来るなら、その変わり目の境を見て居たかったのだが。
「何故、僕の両頬がこんなに痛いのか説明してくれないか?」
良く見れば、意識が無くなる前と違い黛はブラウスを羽織っていた。
そんな僕の視線に気付いたのか赤面して身頃を手で合わせると、ぽつぽつ話し出した。
「えっと…私が先生にぎゅっと力一杯抱き付いて、しばらくしたら先生がクタッとしてしまって…なかなか意識が戻らないので、ちょっと…頬を叩いてしまいました」
すみません、と彼女は最後に付け加えると、昨夜の記憶を思い出してまた赤面する。
「つまり僕は、絶頂を迎えた君に力一杯締められ落とされた、と」
「……そう、いうことです」
どんどん意識がはっきりしていくと、僕の体にはタオルケットがかけられており、下着は着けてないものの、避妊具は外されて軽く拭いてあるようだった。
「くそっ!」
舌打ちすると、また恐縮する黛がいた。
「呆れてしまいましたよね…」
「違う!君が一人でどんなにあたふたしながら僕から体を離したり体を拭いたりしたかを見られなかったことが、ひじょーに残念でとても悔やまれる…!」
本気で悔しがる僕に、黛の方が呆れていたが構わない。
「な、何考えてんですか!私はどれだけ心配して」
「ああ痛い痛い!叩かれた頬が痛いなあ!」
わざと大袈裟に言うと、黛がしゅんとしていた。
「だから、その事は本当に心からすみませんと思ってますってば」
「謝罪の言葉より態度で示して欲しいもんだね」
「何ですか」
指で黛を自分の近くに来るように促し、近付いた頭を引き寄せてキスをする。
「もう一回戦付き合いたまえ」
まだ服部さんが来るまで、時間はあるのだから。 END
☆
以上です。
連投規制に改行規制でまたまた予定オーバーすみませんでしたorz 神様職人さまありがとうございます!
まゆずみセンセどんだけエロいの ありがとうございます!!
やっぱり愛のあるセックスっていいな〜
おあずけの間にせんせーの愛情がかなり高まったみたいですね 超今更ですが
「ふたたび」の終わり頃
×:ドロップアウト
○:ブラックアウト
ひどい間違いで申し訳ない…
私が今ドロップアウトしたいorz スペシャルが11月22日のいい夫婦の日に放送ってことはもう結婚ですねありがとう
楽しみ! ひゃっほう嬉しい!
正直ぶっちゃけ2期終わってからはまったからリアルタイムは初めてなんだけど…(震え声) 書き始めたばかりだから3レスとほんの少しですがSP決定記念投下
「闇」
(※黛攻め、ちょっとヤンデレっぽい?ので注意)
先生と私はあの日、男女の関係になった。
だけどその後、先生の態度が以前よりどこかよそよそしいものになった。
「全く鬱陶しいねえ。毎回極上の味でも飽きるから、たまには珍味を味わうのもいいかと戯れに抱いてやっただけだというのにこれだから処女は面倒なんだよ」
私があなたの言葉の裏の意味をわかってないとでも?
だけどそんなひどい事を言うくらいなら、何故あの日あんなに優しく抱いたのか。
あの時のあなたの顔がとても苦しそうで。
あの時のあなたの私の名前を呼ぶ声がとても切なそうで。
それなのにずるい人。
自分がどんどん深入りする前に、自分から突き放すなんて。
その方がお互いに傷が浅いと考えてる?
生憎、最初からもう後戻り出来ない位の痛手を負ってます。
それくらい、あなたに本気なんです。
「君が初めてなのは悪かった。ただあの日はお互い酔っていたから犬に噛まれたみたいなものだろう?」
ええそうです。
二人共酔っていたから、…滅多に無いチャンスだと思ったから。
―――わざと私から隙を作ってあなたを誘った。
振り返っても捨て身過ぎると思うけれど、一時でもあなたがただの部下以上に感じてくれるならと。
そうしてあれ以来まともに話す場すら与えてくれない彼に対して、私は強行手段に出た。
「君に対してさすがに強姦罪は問えないが、暴行罪や傷害罪は十分問えるんだが?」
ベッドの柱に両手を括られても先生は強気な態度だ。
だけどこうでもしなければ、あなたはずっとのらりくらりと避け続けるでしょう?
強行手段で私があなたに一服盛って自由を奪って、実際犯罪的行為だとわかっていても。
「だからもうバカな真似は」
「じゃあ何故」
「…黛?」
「何故私を見る顔はそんなに苦しそうなんですか」
「……気のせいだ」
ほらまた。
あなたが僅かに視線を逸らしたのを私が気づかない訳がないでしょう?
私をちゃんと見て。
ちゃんと愛して。 「両手を縛ったのは失敗でしたね」
一人苦笑する。
だってこれではあなたに触れてもらえない。
「でも別にいいですよね」
「君にはそんな真似が…っ!」
「ふふ」
先生の下半身をそっとなで上げると、その瞬間先生の声のトーンが変わった。
「先日君は確かに処女だったのに、何故」
あなたが全て私にしてくれた事をそのままなぞってるだけですよ?
あなたが私にしてくれた事の全てをあなたにもう一度。
「確かにするのは初めてです」
その気になればネットにはそこここに色んな情報が落ちていますから。
「君はっ、そういうことには…興味が無いか、とっ!」
そろそろと撫でているだけでも先生の声が切羽詰まっていくのが楽しい。
「以前はそうでしたね」
「じゃあ、無理にすることは無い」
「無理なんかしてませんよ」
「……!!」
先生のそこを柔らかく包むと、先生の腰が跳ねた。
「少し大きくなりましたね?」
「っ…そんな触られたら、正常な男ならっ、反応してしまうだろ…」
嬉しい。私の手で気持ち良くなってくれている先生がとても愛おしい。
「ねぇ先生、そろそろ素直になりませんか」
あなたが本心では私を拒絶してないのはわかるから。
少し立ち上がってきた先生のそこを包んでいる手に少し力を込めた。
「ここ、強く握るだけでも結構なダメージらしいですね?」
先生の顔から血の気が引く。本能的な恐怖からのようだった。
「まゆ、ずみ…!」
「そんなことはしませんから安心して…って、この状況じゃあ安心も何もありませんよね」
先生を押し倒すように体勢を変えるとぎし、とベッドが軋む。
そのまま顔を近付け唇を重ねたが、先生はキスに応じない。
「噛み切ったりしませんから舌出して下さいよ」
「言ったはずだ。…君とは戯れに過ぎなかったと」
「戯れにキスマークも付けるものですか」
「流儀というかある種の礼儀みたいなもので深い意味などない」 そうですか、じゃあと先生の襟を掴んで喉仏の近くを強く吸う。
「…っ」
「襟に隠れるといいですね」
唇を離す前に吸い上げた場所を舌先で舐める。
「朝ドラの癖に、とんだ一面を隠し持っていたなんてな」
「私も知りませんでしたから」
あなたに暴かれるまでは。
あの日にあなたが私にしたように、指と唇を先生の体に一つ一つ刻み込む。
「先生、本当は受け身に回る方が好きなんじゃないですか?」
シャツのボタンを外して肌に触れて行くと、時折声にならない喘ぎが漏れた。
本当に嫌なら、私を一蹴りしたらこれ以上手を出せないだろうに。
「もう我慢は良くありませんよ」
先生のベルトに手をかけてファスナーをそろそろと開けると、下着を押し上げている先生の分身があった。
「上手く出来るかはわかりませんが」と前置きした後、手を添えて先生のそれを口に含む。
実際してみたのは初めてなので、舌触りもやがて感じ始めた先走りの味も全てが新鮮で衝撃的だった。
「くそっ…!」
私の手と口で刺激され、先生のそれはビクビクと段階的に大きさと硬度を増す。
「さすがは変態の女神様だ…初めてでこのレベルとは、恐れ入った」
「ぼうひはひはひへ(どう致しまして)」
「そのまま喋るな…!」
先生の喉がのけぞり、さっき付けたキスマークが見えた。
…必死だった。
知識を仕入れるのとそれを実践するのは全く違っていたが、先生の反応を見ていたら自然にどうすればいいかがわかった。
「黛っ…もういいっ…このまま、じゃ…!」
先生の声を無視して、敢えて追い込みをかけるように激しく動かした。
「…く、ぅう…!」
私の口の中で一層大きくなったと思うと、喉奥に熱い迸りを感じた。
☆
今はここまでですが…また盛り上がってくれるのを信じて! おおっ!まさかの神降臨
こういうのも新鮮でいいなぁ・・・
続き期待してます ありがとうございます!
2期の黛がのしかかってる写真が思い浮かびました ありがとうございます‼︎
おあずけイヤン♥︎
スペシャル祭りですね 今度は病院が舞台のようなので…
古「潜入して内部事情を探るのだ!」
蘭「どう?イケてる?」
(手術着の上に白衣。聴診器を首にかけて)
服「研修医、といったところですな」
古「黛はどうした」
蘭「真知子ちゃーん!まだぁ?」
黛「は、はい。今行きます…でもこれ、短すぎじゃないかな…」
(ピンクのミニのナース服)
蘭「うっわ…。それ先生が選んだの?」
古「何か問題でも?」
蘭「問題大ありだよ!イメクラに潜入するわけじゃないんだから!」
古「うーむ…。ではこっちだ」
黛「はいはい」
(白のナース服)
黛「どうですか?」
蘭「おおっ!いいねー!」
服「まさに白衣の天使」
黛「えへへ…。先生?似合ってます?」
古「……さっきのよりはマシだが、着慣れていないのがバレバレだな。仕方ない、今日は1日その格好でいなさい。そうすればナース服が板につくだろう」
一同「…」
古「そうだ!ついでに僕が患者になってあげよう。看護婦さーん!僕の××が変なんですけどー」 >>341
ワロタw
GJです!
だけどミニスカだとがに股でパンツの心配がw >>341
目に浮かぶw
コスプレ有りらしいからまさにそれかも 255です。>>336からの続きで5レスです(完結)
☆
はあはあと、先生の喘ぎが部屋に響く。
「ん…」
ゆっくりと頭を上げ、私の口に放たれたそれを飲み込むと、先生は信じられないと言った顔で私を見た。
「…!そんなことまで…」
「『そんなこと』じゃありませんよ」
先生の名残の付いた唇を舌で舐めながら言う。
私にとって、先生は全てなのだから。
髪の毛一本、爪の先まで愛しい。
「さて、今度は一緒に気持ち良くなりましょう?」
体を起こしてブラウスのボタンを外し、スカートのファスナーを下ろしベッドの外に脱ぎ捨て、下着だけの姿になる。
「相変わらず色気の無い下着だな」
私を見上げていた先生が苦笑する。
そりゃあ、先生の今までの相手はフランス製の高い下着とかなんでしょうけど。
「実用性を重視したまでです」
若干いつもの先生主体のペースになりそうなのを戻すようにやや語気を強めた。
「先生はまだもう少しかかりそうですね」
ちらりと目線を先生の下半身に向けると、先生は言い訳をするように言う。
「若い時ならまだしも、世の男性はそうそう続けて出来ないものでね」
「じゃあそのまま見ていて下さい」
両手を縛った先生には触れてもらえないので、自分で準備するしかない。
自分の手を先生の指だと思って、同じように肌を滑らせていけばわずかに先生の喉が動いた。
「ん…」
恥ずかしいなんてなりふり構って居られない。
あなたを手に入れられるなら、遮二無二突き進んで行くだけだ。
「…っ」
見せるだけより直接的な刺激も与えた方が早いと思い、先生の腰に直接跨がり私のそこを擦り寄せた。
「やっぱりこっちが手っ取り早いようですね」
下着越しにピクリと反応し始めたそれを感じて先生に微笑む。
「あ…はっ、どんどん…」
「…口に続いてそれは反則過ぎだろう」
吐息混じりに先生は呟くが、何が一番正しいかわからずに来ただけのこと。 「そろそろ宜しいでしょうか、古美門研介先生?」
「………好きにするがいい」
目を瞑り半ば自棄気味に先生が言うと、それではと下着も脱ぎ去り腰を沈めた。
「…く、ふぅ…んんっ…」
先生の熱さに体を震わせれば、視界の端に先生が喉を反らしていたのが見えた。
「先生も、気持ち良いでしょう…?」
「というか、お前」
「そうです。直接感じて下さい」
「…!」
緩やかに腰を上下し始めると、私の中の先生が一層反応した。
「また大きく、なりました、ね…背徳感、のせい、ですか?」
「黛、解け…っ!このまま最後までしたら、君は」
「全く避妊、しなかった場合、の妊娠の確率は、五分ですね」
「だったら」
「構いません」
挑戦的に先生を見下ろして、動くスピードを上げる。
「うあっ…」
ぞくぞくと先生と繋がっているところから競り上がる衝動。
「あっ、や、あっ」
「まゆずっ、ダメ、だ離れ、ろっ」
「嫌ですっ…このま、まっ」
先生を下さい。あなたの心をもらえないなら。
「んうっ、せん、せっ…もっ…!」
「ま、ゆずみ…っ!」
天を仰ぎ、自分の体を抱きしめるような格好で絶頂に上り詰め、そんな私につられるように、先生が私の中に熱い迸りを放っていた。
先生の胸に折り重なるように崩れると、ぽつりと独り言のように先生が話し出した。
「……バカだ…君は本当にバカだ…」
私の言葉を待たずにそのまま言葉を続ける。
「このまま妊娠してしまって、もし僕が認知しなかったらどうする」
「最初から認知は考えていません」
「何だと?」
それを聞いて、先生は初めて私の目を見た。
「もし妊娠しても、それを盾に結婚を迫ったりとかしませんから」
「どうして」
「弁護士は自営業だから産み育てるのも自由が利きますし」
「そうじゃなくて、だったら何故こんな」
「『リスクを侵してまで』?」 愚問だ。どんな手を使っても必ず勝つという事を散々教えられてきたというのに。
「私は、あなたと一緒に生きるつもりなんです」
先生の頬を両手で挟み、じっと目を見つめる。
「婚姻関係とか無くても、私はあなたと二人で生きたいと思ってるんです!」
それを聞いて先生は静かに目を閉じ、溜め息混じりに言った。
「……本当にどこまでも底抜けのバカだよ、君は…」
先生の挟んだ頬を優しく撫でる。
「見損なわないで下さい」
柔らかく微笑んで、自分に言い聞かせるように話す。
「私は、古美門研介のパートナー弁護士なんですから」
「君にそこまでの覚悟があったなんて、全くお手上げだよ」
そうですか、えへへと珍しく先生が誉めてくれたので嬉しくてつい笑ってしまう。
「僕が敢えて突き放しても食らいついてくるまでは予測出来たんだが」
先生は閉じていた目を開いて、私の顔をじっと見つめる。
「案件によっては、いざという時には君を守れなくなるかも知れないからと、深入りするのを恐れていた僕が浅はかだった。だが君は…僕以上にバカだった」
「もしかして、それは誉めてるんですか?」
「誉めてるとも。バカもここまでくれば大したものだとね」
先生のその表情はとても穏やかなものだった。
「…僕も覚悟を決めようか」
そう呟いた先生の頬を包んだまま優しく口付けると、今度は先生も口付けを返して来た。
「黛」
唇が離れると、先生が話し出す。
「もういい加減縛られてる意味は無いと思うが」
「それともう一つ」と、言葉を続ける。
「まだ乗ったままとは、君が妊娠する前に僕を散々搾り取って腹上死させるつもりなのか?とんだ淫乱で絶倫のパートナー弁護士が居たものだ」
にやりと笑っていつもの先生の毒舌が戻ってきていた。
売り言葉には買い言葉。こちらもいつものように受けて立つまで。
「先生がお望みとあらば、お付き合い致しましょう?」
「言ったなポンコツ…せいぜい僕のテクニックでヒイヒイ鳴いてよがり狂うがいい!だから早く解け」
先生は後半焦りからなのか早口で一息にまくし立ててきた。
「それはまだ後で」
「え」
先生は最初に目を覚ました時とは違い、あんぐりと口を開けた間抜けな表情だけど、訳がわからないといった顔は同じだった。
「貴和さんに教えてもらったんですけど、自分からすることも結構楽しいですね!」 まだまだ先生に色んなことしたいんですけど、と思い切って打ち明けると、見る見るうちに先生の顔色が無くなった。
「黛、さん?」
「はい」
「まさかとは思うが…いや、雉も鳴かずば打たれまい。僕はもう疲れた…」
「まだもう少し付き合うんじゃないんですか?」
顔を寄せて、先生の髪の分け目を指でそっと撫でた。
「明日仕事にならなくなるぞ………僕が!」
「じゃあ、やめておきます?」
更にキスする位顔を近づけ、今度は唇を指の腹で形を確かめるように撫でる。
「断る」
そう言われて唇を尖らせようとした時続いて「――理由が無いじゃないか!バカー!」
三度、先生のそれが私の中で硬さを取り戻してきたことを感じる。
「だからと言って抜かずにするのは」
「大丈夫です」
「……まさか」
「アフターピルがありますから」
「最初からまんまとしてやられてたのか…!」
「『勝つ為にどんな手でも使う』と教えたのは先生ですよ?」
いつまでもおたまじゃくしではありませんからと微笑んで、先生に一つキスをした。
「ただし」
完全にいつもの調子を取り戻した先生は強い口調で続ける。
「アフターピルはコンドームより妊娠する確率は高い。もしも妊娠した場合は速やかに報告したまえ」
「認知してくれるんですか」
「認知だけでいいのか?」
先生のその言葉に思わず涙が溢れそうになる。
「僕の負けだ。全てを引き受けると決めたよ――二人で、いや三人で生きよう」
「はい…!」
堪えきれず溢れる涙を指で拭う。
「だからそろそろだな」
「却下します」
そこだけは譲らずにきっぱり言い放つ。
今日は最後まで私の好きにさせて下さい。
―――私の大好きな、古美門研介先生。 ☆
ギリギリ本編は4レスに収まりましたが…
エロ少なめながら黛攻めを全う出来て個人的に満足です。
ではでは ドS黛GJ!
黛って体力ありそうだもんね
最初はコミが攻めてても後半は立場逆転、とかも有りそう >>341が
強ちまるきりハズレでも無いらしいw(Twitter目撃情報より)
ラスト3期情報あるといいけど
その際使われる題材に個人的に戦々恐々 >>352
>その際使われる題材に個人的に戦々恐々
kwsk >>353
何てことはない
薬物で大騒ぎした某有名歌手のファン(現在も)なので、願わくば扱わないでくれと
おかげで離婚裁判の回を
微妙な気持ちで見ている… >>354
なるほど
リーガルは流行ったネタ入れてくるから
ファンとしては不安なんだな
話は変わるがスペシャルの放送日は
いい夫婦の日だな SP再放送の合間にCM沢山やって嬉しかった〜
「パーティーだからお洒落して来い」って…、見事に男の期待を裏切る真知子 関東でも関西でもSPの再放送してて
地元もTVシリーズ再放送来るかもとwktkしてたのに
見事に裏切られた!絶望した! 録画準備完了!めざましどようびも録画!
楽しみすぎて過去作おさらい中
今回はブラックジャックとピノコを意識とか言われたので尚更萌えるw >>358
SPやらなかった地域だから
CMの為フジテレビを録画した日々
今日のめざましジャンケンがガッキーだから
明日はもちろん 本スレと間違えたかと思ったわw
色々いいネタ提供あるといいね コミ傘持ってるのにw
相変わらず無駄にスキンシップが多くて何より
沢地ねーさんと蘭丸くんにも萌えてしまったんだぜ…… >>364
そうだよねぇ…
あと超合金やアッチョンブリケの時の手の掴み方がソフトでCMからnynyした 願わくは手の甲へのチューの場面をもっとよく見せて欲しかったー
でも色々萌えたので良かった >>366
手の甲のチューは黛は嫌そうにしてたが
こみはスルーしてそのまま妄想に耽っていたよね 机の角で一人エッチする黛ちゃん、それを古美門先生に見られて慌てふためく黛ちゃん
そんな黛ちゃんに古美門先生が手伝ってやろうか?と言って初エッチまで!
というのをずっと考えてた今虚無感に包まれてる…SP見てからもう頭の中こみまゆに占領されてるよ 当然先生のデスクの角で自分的にはすでに付き合ってて2.3回ぐらいはセックスしてる設定
妄想を文にするのって難しいね…職人さんに感謝ですよ… 「・・・・」
仕事が終わって、暇になった時、ふっと思うことがある。
甘いにおい。先生の匂いだとしってからは、先生を意識するようになってしまい、先生の机を眺めることが多くなった。
立ち上がり、なんとなく、先生の机に近づくとフワッと甘い匂いがした。先生の匂いだとすぐわかった。
この匂いを嗅ぐとなにか変な気持ちになる。今までなかった感情。
それが何なのか、まだ知らない。なったこともない。憧れなのだと信じて疑わない。
机に近づいた。きれいに整えられた机。入れられた椅子。まとめられた書類。
やっぱり古美門先生だな、と呆れながら近づく。
その時
書類のファイルに足を引っ掛けて、つまずいてしまった。
「ギャー!」
可愛げのない悲鳴。男子の悲鳴のほうがかわいいのではないか、と疑うほどの悲鳴。
が、
ぐにっ
と机に秘部が押し当てられる。
「!・・・?」
急いで元に戻そうとする。しかし、
今まで特に感じなかったのに、ビリビリする。
そーっと押し当ててみる。
「あっ・・・ん・・・」
ビリビリする感覚が続けて来る。しかし、少し怖かったのもあり、これ以上はと踏みとどまり、部屋を出ていく。
「〜♪」
機嫌よく部屋を出ていく。
が
「・・・・・黛」
古美門研介が見ていたことを知らずに。
書き逃げ いきなりゴメソ。 文を書くのって難しいね。言われたら続き書く。 >>375 書くの諦めたら他の人が書いてくれてた…ありがとうそしてGJ! >>375です。 古美門視点書く
今日は、晴れていた。冬なのに、暑く感じる。
しんどいと思いながら、頭をあげるが、あがらない。頭が痛い。ああ、寝不足だったからか。(10時間睡眠)
そう思いながら下に降りる。
今日は服部さんに「旅に出たいので休暇をください。」と言われたから、今、家には私しかいない。はずなのだが。
「・・・ん?」
服部さんが置いておいてくれた、ご飯を食べているときに気付いた。
ふわりと香水のにおいがする。最近、ジェイもボニーも呼んでいないはずだが。
思い当たる女を想像するが、こんな香水はなかったはず。と思考を巡らせていると、パッと思い浮かんだ人がいた。
「・・・黛か」
あいつは、香水なんてもの、知ってたのか。と呆れていたが、その後、聞こえた声で確信した。
「ギャー!」
蛙が踏みつぶされたか?と思うような声だった。
「何をしてるんだ・・・あいつは・・・」
聞こえた方に近寄る。自分の部屋。仕事部屋といってもいいかもしれない。
こけたか?と思っていたが驚愕の光景をみてしまった。
「あっ・・・んっ・・・」
自慰をしているじゃないか。しかも私の机の角で、角オナだと?
可愛さのカケラもない。と思っていたのだが・・・
「勃つなよ・・・」
自分のものが大きくなっていることに気付いて悲しくなる。
と、思っていた時、ドタドタッとあわただしい音が響く。
「!」
ドアの陰に隠れてみていた。
そして、つい、つぶやいてしまった。
「・・・黛」
古美門研介は自分の気持ちが 本当に 分かっていないのだろうか?
古美門視点書いた。続きは言われたら書く。 ろくでなし子は置いといて↓
年越し前にとんでもないことやらかした結果
奇跡が起きた!
ワイルドだろぉ
02◎2◎i◎t.n◎e◎t/d11/1231mana.jpg
◎を抜く 昨日のニュースを見て、思いついてしまった…
―――
古「黛くん。君にぴったりのお仕事だよ」
黛「もしかして、女子大生に強要されて…」
古「その通り!よろしく頼むよ、変態の女神」
黛「う〜ん…。真冬にあんな状況に追い込まれるなんて、よっぽどですよね…。わかりました!話しだけでも聞いてみます」
古「ふはははは。君は事の本質を全くわかっていない」
黛「え?」
古「草の者の使用を許可する。判事の性癖を調査することをおすすめするよ」
黛「は?せーへき?」
古「SかMかということだ。見方が変われば正義も変わる。せいぜい頑張りたまえ。僕はスイスへバカンスに行く」
黛「どうせ上高地あたりでしょ。こじれたらお迎えに行きますね!」
古「ふーざーけーるな。助言が欲しければアルムの森の木にでも聞いてみるんだな。ハイジ!」 シーズン1の3話が好きだ
真知子ちゃんのストーカー裁判をコミが傍聴しにくるヤツね
で、負けた真知子ちゃんに優しいコミがカッコいい
あのままデレて二人がくっつくと思ったのに
その後距離は広がるばかりw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています