女の子に催眠、洗脳されてしまうスレ5
0372名無しさん@ピンキー2017/11/11(土) 02:47:21.69ID:60gl0O9O
恩師の女教師に洗脳されたい
0374名無しさん@ピンキー2017/12/03(日) 05:10:11.31ID:JqIJf5Y9
「ふふ。ねえ、えっちな和くんはどんな暗示を掛けてほしい? 定番だけど、体中のどこを触られてもおちんちんがすっごく気持ちよくなっちゃう暗示とかどうかな? それとも、女の子がみーんな裸に見えちゃう暗示の方がいい?」

まるで無邪気な子供のように瞳を輝かせる里美先輩。

どうしよう。
このままだと、先輩に命令されるまま、どんなひどい目に遭わされてしまうか分からない。
そして認めるのは悔しいが……今までの仕打ちから僕は、先輩の催眠に絶対に抵抗できないことを嫌と言うほど自覚させられてしまっていた。
ともかく、なんとか僕がエッチな子なんかじゃないってことを先輩に納得してもらって、この催眠術を解いてもらうしかない。

「誤解だよっ! 大体僕が、その……こんな風にされちゃったのだって、先輩が無理やり暗示で命令したからじゃないか!」
「えー、私はえっちな妄想をしろって命令しただけだよ? それでそんな風におちんちんを大きくしちゃったのは和くんがえっちな証拠なんじゃないの?」
「っ……! 仕方ないでしょ、僕の意思とは関係ない生理的な現象なんだから!」
「へー、まだ認めないんだ? 素直に認めた方が楽なのに……それじゃ、和くんが本当に自分の意思でえっちなことするような子じゃないか、試してみようか?」

そう言って、先輩は獲物をいたぶるような嗜虐的な表情でにっこりと微笑んだ。

「和くん、私の目をじっと見て……これから私が口にすることは、和くんにとって現実になるよ……」
0375名無しさん@ピンキー2017/12/03(日) 05:11:12.69ID:JqIJf5Y9

……
………

「ん……あれ?」

ここは……そっか、僕の寝室だ。結局、頑張って先輩を説得して催眠術を解いてもらったんだっけ。
とりあえず無事に帰れて良かったけど……本当に、とんでもないことされちゃったな……
操られちゃった結果とはいえ、先輩のおっぱいに顔を埋めたり……自分の手で揉んじゃったり……

「うぅ……どうしよう、あの時の感触、どうしても思い出しちゃうよ……」

自室で緊張が解けたせいだろうか? 催眠術で操られていたときのことをありありと思い出してしまう。

「先輩の胸、柔らかくて、あったかくて……って、そんなこと考えたらダメだってば!」

これじゃ、先輩の言う「エッチな男の子」そのものじゃないか。別のことを考えないと。
……そうだ、由梨ちゃんに、今度会ったら謝らないと。何せ、催眠術で操られてたとはいえ、着替えてる最中の更衣室に入って、ピンク色の可愛い下着姿を……
再び、更衣室の光景を思い出してしまう。多分、先輩に暗示をかけられなかったら、絶対に見る機会のない光景だろう。
先輩は「僕が間違えて女子のシャワー室に入るようにも操れる」とも言っていた。もし、あのまま先輩に操られて、シャワー室に入ってしまったら、そこにはどんな光景が広がっていたんだろう。
それに……先輩の言ってた、どこを触られてもおちんちんが気持ちよくなる暗示とか、女の子が裸に見える暗示とか……
そんな暗示をかけられたら、由梨ちゃんに手を握られるだけでも、要するに裸の由梨ちゃんにおちんちんを擦られる感覚になるってことで……

考えたらダメだと思っても、次々といやらしい考えが浮かんで、気が付いたら僕のパジャマのズボンの中はパンパンに張りつめてしまっていた。

「どうしよう……これから寝ないといけないのに……こんな風になっちゃったら、とても寝られないよ……」

普段は、女子のパンツとかを偶然見てしまった日にこんな風になってしまっても、恥ずかしいし女の子に申し訳ないから……その、自分の手でしたりはしないんだけど……
考えてみたら、今日は先輩の暗示のせいで今までにないほどエッチな光景を見たり、強制的に妄想に浸らされたりしてしまったのだ。
僕はお姉ちゃんも含めて4人家族なんだけど、『今は家に僕一人で、聞かれたり見られたりする心配もない』から、ちょっとくらい、いいよね……?

「ん……やだ、もうこんなになってる……」

床にぺたんと座ってズボンとパンツを脱ぐと、小さなこわばりの先端から、パンツに向かって透明な糸を引いていた。
『誰にも見られていない』ことをあらためて確認した僕は足を大きく開くと、その竿の部分にそっと自分の手を添えて前後に擦ってみる。

「ふぁっ……あんっ!」

襲い来る快感に、思わず声が漏れ、びくんと体が跳ねる。どうしてだろう……普段よりもずっと感じてしまう。
溜まっていたものを出したくて仕方ないとばかりにいっそう大きく膨れ上がったそれを強く握って、さらなる刺激を送り込んでいく。

「やだっ……すごい、止まらない……! このままじゃ、すぐに、いっちゃう……!」

熱を帯びた強張りを摩擦するたびに、熱い吐息が漏れる。体の奥底から熱いものがこみ上げてくるのを感じ、徐々に擦るスピードが上がっていく。

「んんんっ……気持ちいいっ……はぁっ、はぁ……もう、出ちゃうよっ……!」

頭の中が真っ白になって、今にも僕の膨れ上がったそこからいやらしい液体が迸ろうとする、その直前に。

ぱちん。

「ふーん。和くんって、誰もいないおうちの中ではそういうことしちゃうんだー。ねえねえ、そういうことしちゃうのってえっちな男の子じゃないの?」

突然、目の前に里美先輩の声が響き渡る。

「え、嘘っ、里美先輩……なんでここに……うわぁっ!?」

驚いて顔を上げた僕の目の前に広がっていた光景は、自宅の寝室なんかじゃなかった。

先輩に催眠術を掛けられていた教室の真ん中。その床の上で、僕は制服のズボンとパンツを脱いで、まるで見せつけるように大きく足を開きながら自分のものを夢中になって擦っていたのだ。
0376名無しさん@ピンキー2017/12/03(日) 05:12:12.29ID:JqIJf5Y9
そんな情けない僕の姿を楽しそうに眺めながら、里美先輩は楽しそうに微笑んだ。

「いやー、和くんがえっちなんかじゃないって言うから、ちょっと催眠術で本当に自分の意思ではえっちなコトしないのか確認させてもらっちゃったんだけどー。くすくす……ねえねえ、一生懸命おちんちん擦って、何してたの?」
「うぁ……ダ、メ……見ないで、先輩……」
「あら、手が止まってるよ? せっかく気持ちよくなれそうだったのに生殺しにしちゃうのもかわいそうだから、お手伝いしてあげるね。
『和くんの手は、自分の意思とは関係なく、一番おちんちんが気持ちよくなるように動きますよー。』」
「いやっ、お願いやめ……ふぁあああ!」

先輩に命じられた瞬間に、おちんちんを握りしめたまま止まっていた僕の手が持ち主の意思を無視して、再び張りつめたそこに溜まった欲望を解放しようと、今までで一番激しく動き始める。

「やっ……許してっ! このままじゃ僕、見られながら、いっちゃう……」
「だーめ。えっちじゃないなんて言いながらオナニーしちゃうような嘘つきさんは、私がしっかり見てる目の前で最後までしちゃいなさい?」
「そん、な……嫌っ、もう……でちゃ……あああああああっ!」

許しを請う僕の願いは冷たく突き放され、まもなくしてその瞬間は訪れた。
先輩がじっと見ている前で、奥からこみあげてくる快感は限界に達して……そして僕は、熱く滾る液体を勢いよく発射し、教室の床を白く汚した。

「あらあら……いっぱい出しちゃったわね? これでもう和くんは、二度とえっちな子じゃないなんて言えないわよね?」
「ぅぁ……あ……」

恥ずかしさと気持ちよさに、全身の力が抜けてしまった僕の体を抱いて、先輩が僕の目をのぞき込んでくる。

「それじゃ、和くんがとってもえっちな子だって分かったところで……せっかくだから由梨ちゃんにも、和くんの本性を教えてあげようか?」

その先輩の声とともに、僕の意識は再び、深いところまで沈んで行った……。
0377名無しさん@ピンキー2017/12/03(日) 05:12:44.96ID:JqIJf5Y9
次の日の朝。
沈んだ気持ちになりながら、僕は普段通りに登校していた。
恐らくこれから当分の間、先輩に催眠術で好きなように弄ばれてしまうのは避けられないだろう。そうなったら、どんな目に遭わされるか分かったものじゃない。
とにかく、対策を考えるか、何とか先輩に許してもらわないと……。

あれこれ思い悩みながら通学路を歩いていると、少し先で由梨ちゃんの後ろ姿が目に入った。
そうだ……昨日、催眠術のせいで由梨ちゃんの着替えてる更衣室に入っちゃったこと、ちゃんと謝らないと。
後ろから由梨ちゃんに声をかけようとして……

――あ、でも、その前に、ちゃんと『朝の挨拶』をしないとね。

そうだ。忘れるところだった。最初に由梨ちゃんに会ったら『挨拶』しないといけないんだった。
思い直して、気づかれないように後ろからそっと由梨ちゃんのスカートの裾を握りしめ……

「みずいろっ!」
「きゃああっ!?」

大きくスカートを捲り上げて、下着の色を叫んだ。

……って、あれ? 僕は何をしているんだ?
ふと我に返って由梨ちゃんの方を見ると、涙目で僕の方を睨み付けていた。

「和くん……なんでそんな小学生みたいなこと、するの……?」
「ご、ごめんね由梨ちゃん! 僕も何がなんだか……!」

慌ててスカートを離して平謝りする。何で僕、スカートめくりが挨拶だなんて勘違いを……
……いや、思い当たる理由といえば一つしかなかった。里美先輩が僕に、そう思い込むように催眠術で仕向けたのだ。
このままでは、僕が自分からスカートめくりをするような人間だと誤解されちゃう。由梨ちゃんに、昨日からのことは全部催眠術のせいだって伝えないと……!

「あ、あの、由梨ちゃん! 実は信じてもらえるかどうか分からないけど、僕、里――」
『そうそう。他の人に相談されたりしたら困るから、対策しておかないとね。
和くんは、私に催眠術をかけられていることを他の人に伝えようとしたら、女の子たちのえっちな姿をいっぱい想像して、溜まったものを自分の手で出すまで他のことが何も考えられなくなるからねー。面白いから、この暗示は発動するまで思い出せないようにしておいてあげる。』

頭の中で里美先輩の声が響くと、とたんに目の前に立っている由梨ちゃんの着ている洋服が透け始めて、その下に身に着けている水色のパンツと、おそろいのブラジャーが僕の目の前で丸見えになる。
その光景に思わず目が釘付けになっていると、今度は徐々に下着までが透け始めて、由梨ちゃんの小さくてかわいい胸と、パンツの下に隠されていた恥ずかしいところまでもが、僕の目の前で露わに……

「……和くん?」

突然動きが止まった僕のことを心配して由梨ちゃんが覗きこんでくるが、もう僕はそれどころじゃない。
だって、裸の由梨ちゃんを目の当たりにして、昨日出したばっかりだというのに、僕のそこは完全に大きくなってしまっていた。
は……早くオナニーして、これを鎮めないと……学校についたらトイレの個室に入れる。なんとか、それまでの間ばれないように……
もじもじと鞄でズボンの前を抑える僕の頭の中に、非情にも再び先輩の声が響く。

『くすくす……ちなみにおちんちんが大きくなって1分経過したら、たとえ大通りの真ん中であろうと我慢できなくなってその場で始めちゃうから、急いだ方がいいよ?』
「ご……ごめん由梨ちゃん、後でねっ!」

怪訝そうな表情の由梨ちゃんをその場に置き去りにして、僕は大慌てでトイレを求めて近くのコンビニに駆け込むのだった……

【END】
0379名無しさん@ピンキー2017/12/03(日) 21:07:04.13ID:BZ1M7dM8
>>377
女の子に恥ずかしい行為をさせられてしまうというのは
やはりいいものだなと改めて思いました
0381名無しさん@ピンキー2017/12/06(水) 10:58:34.87ID:E15ZsMI3
ブサイクでもいいから熟女に洗脳されてメロメロになりたい…分かる人いますか…?
0384名無しさん@ピンキー2018/01/07(日) 21:07:09.35ID:dehcHnt5
精神を信じろ
0386名無しさん@ピンキー2018/07/06(金) 15:19:49.36ID:dLAnqURN
保守
0387名無しさん@ピンキー2018/09/21(金) 17:42:18.45ID:lGreOLGi
魅月ちゃんも里美先輩も焦らしプレイと思ってひたすら待ってる
0389名無しさん@ピンキー2018/11/24(土) 21:18:42.67ID:+OE8qr1M
まだ残っていたんやな
俺の性癖の方向性が決まったスレが
0390名無しさん@ピンキー2018/12/24(月) 00:56:28.90ID:eiBvh7TD
>>381
わかる
0391名無しさん@ピンキー2018/12/24(月) 01:16:10.85ID:eiBvh7TD
やはり女主導の催眠洗脳って絶対需要あるはずなのに供給少ないよね。自分の足りない頭で妄想ひりだしてもなかなか書けないから誰か書いてくれ。おねショタでお姉さんが催眠かける感じ。あしもとよいかさんみたいな
0393名無しさん@ピンキー2019/03/18(月) 23:02:58.53ID:C+kKUONh
ほしゅ
0394名無しさん@ピンキー2019/07/29(月) 02:18:40.39ID:jiyoJ3Do
妄想するときにどうしても女の子に洗脳される系が出てくる
その度にここ思い出して見に来てしまうね
ほしゅ
0395名無しさん@ピンキー2019/08/30(金) 19:04:00.38ID:QtwlXDWx
保守
0397名無しさん@ピンキー2019/11/05(火) 07:35:53.83ID:71r1m3Tj
保守
今やってるバビロンってアニメが一応このスレ向きかな
0399名無しさん@ピンキー2019/11/17(日) 22:04:15.67ID:8vGz1f96
 こんこんこんこん、こんこん。

 四回続けて叩き、一息分置いてから更に二回。
 二人で決めた秘密の合図だ。
 孝明が鍵を外し、内側から部室の扉を開くと仏頂面の路子がスポーツバッグをぶら下げながら
真っ直ぐに背筋を伸ばして廊下に立っていた。
 孝明と殆ど変わらない身長。
 動く度にふわりと広がる、柔らかなセミロングの髪。
 微笑むだけで母性が溢れ出しそうな優しい形の両目と、丸みを帯びた顔の輪郭。
 そして何事に於いても常に控えめで真面目な性格。
 老若男女を問わず、皆に親しみを持たれる女の子の理想型を体現したような女子高生である。
 そんな路子が、いまは落ち着かなげに身体を揺すり、他に人気の無い部室棟でチラチラと
視線を泳がせて周囲を気にしながら頬を膨らませながら立っている。
 「……もぉ、タカちゃんは私が居ないとダメダメなんだから……」
 そして小声で孝明を非難する。
 誰にでも優しい路子の、こんな表情を見たことがあるのは自分だけ。
 そんな幼馴染みの特権を実感するだけでに孝明は満たされる。
 「うん、ぼくは……みっちゃんが居ないとダメだから」
 「じ、自分でそんなこと言っちゃダメでしょ? 恥ずかしくないの?」
 「だって本当のことだから」
 ちらり、と恥じらいながら向けられた横目を真っ直ぐに見返しながら答えると、色白な
路子の頬が、ほんのりと朱に染まる。
 「はい、これ!」
 照れ隠しのように、持っていたスポーツバッグを押しつけられた。
0400名無しさん@ピンキー2019/11/17(日) 22:05:42.95ID:8vGz1f96
 そして数分後、バッグの中に入っていた路子の予備のセーラー服に着替えた孝明は路子に
簡単なメイクを施してもらい、路子が買っておいてくれた少し栗毛っぽいツインテールの
ウイッグを付け、部室の椅子に座った状態で後ろから路子に髪を整えてもらっていた。
 「どう、タカちゃん?」
 そして路子から手鏡を渡され、変身した自分の姿を改めて観察。
 「うん、やっぱりみっちゃんは凄いよ!」
 すっかり女の子になった自分の姿に感嘆すると同時に、分刻み秒刻みで常に蓄積されてゆく
違和感という名のストレスが一気に氷解して心が和らいでゆく。
 「もぉ、私が居ないとダメダメなんだから……」
 そう言いつつ、路子の頬も自然と緩む。


 それはいつ頃からだったのだろうか。
 物心が付き、路子と一緒におままごと遊びをするようになって暫く立った時には、孝明の
中で重要な何かが食い違っているような、言いようのない違和感が渦巻いていた。
 やっぱり自分にはズボンは似合ってない。。
 こんなに短い髪はかわいくない。
 自分はお父さん役じゃない。
 お母さん役、いや、女の子の役が一番正しい。
 そして、それを最初に見抜いてくれた路子に促されるまま、内緒でスカートを持ってきて
もらって着替え、路子の真似をして女子らしく振る舞って、路子に可愛いと繰り返し褒めて
もらい妹みたいに扱ってもらい、小学校を卒業しても中学に入って、こうして一緒の高校に
合格しても幼馴染みのまま一緒に遊んで笑い合っている間に確信した。
 きっと自分は、精神的な性別と肉体的な性別が乖離してしるのだとろうと。

 「じゃあ、そろそろ行く?」
 路子の声で現実に戻ってきた孝明。
 先ほどまでの不機嫌そうな様子は形を潜め、孝明の支度を終えた路子は全てを包み込んで
くれるような微笑みをたたえてくれている。
0401名無しさん@ピンキー2019/11/17(日) 22:06:52.31ID:8vGz1f96
 この後、路子に手を引かれて女の子同士として校内を散策。
 放課後の喧噪の中で他の生徒達に「どこにでもいる女子の一人」として認識され、それが
つかの間の幻想でも本物の女の子として生きる。
それが孝明にとって最高に幸せな時間だのだ。
 「う、うん……」
 だが孝明の返事は、なんだか歯切れに欠けている。
 中学に入って直ぐに増えた、もう一つの儀式が欲しいのだ。
 「タカちゃん?」
 「…………………」
 「もぉっ! 私がいないとダメなんだから!」
 孝明が椅子に座ると当然、路子の方目の位置が高くなる。
 捨てられた仔犬のような瞳で下から見上げられた路子は、呆れかえったような顔を
しながらも、女装した孝明の手を取って立ち上がらせる。
 「でも女の子同士ならノーカウントって言ったの、私だもんね」
 くちゅり、と開いた唇の間から舌を差し出しながら幼馴染みの口に吸い付く。

 くちゅ、くちゅ。
 ちゅぷ、ちゅぷ。

 遠い喧噪の中。
 唇を重ね、舌を絡め、唾液を混ぜ合わせながら目を閉じて行為に耽る二人の少女。
 やがて繋ぎ合っていた二人の両手が離れ、キスを続けながら極々自然に互いの
胸元に伸び、優しく包み込みながらブラインドタッチで先端部を探り合う。
0402名無しさん@ピンキー2019/11/17(日) 22:08:17.50ID:8vGz1f96
 やがて。
 「っ!」
 ピクリ、と数分前まで孝明だった少女の方がウイークポイントを先に見つけられ、
唾液の糸を引きながら口を離してしまう。
 「みぃーつけた」
 すっかり上気した顔で、濡れ光る自分の唇を舐めまわしながら囁く路子。
 実は彼女も同時に発見されていたのだが、事前に張っておいた二プレスのお陰で
表面を軽く擦られる程度の刺激しか感じなかったのだ。
 だが下にシャツしか着ていない孝明は違う。
 長年の内緒の遊びで女性フェロモンの分泌量が多くなったのか、微かに丸みを
帯びる胸部を揉まれながら両の頂点を人差し指と親指の間で挟まれ、尖って敏感に
なったところをグリグリと押し潰され転がされて快感が駆け巡ってしまう。
 「み、みっちゃ……ひゃうんっ!?」
 「こんなにコリコリして……すっかり女の子乳首になっちゃったね? こうやって
弄られるの、気持ち良い?」
 「ひゃん! ああんっ! だって、みっちゃんに上手だからんんんんっ!?」
 「もぉ、おっきな声らしたららめれしょ! ほんろに私がいないろらめらめ
なんらからっ!」
 一方的に唇を奪い、蹂躙するかのように口内を舐め回し湧き上がる唾液と次々と
孝明に飲ませる路子。
 「み、みっひゃ……はげし……」
 更に胸の愛撫もヒートアップ。
 円を描き、捏ね回すように手を動かし乳首を押し潰すように転がす。
 孝明の方も路子の乳房を手の中に収めているが、愛撫を加えるような余裕がないので
掴むと言うよりも縋り付くような状態になっている。
 「タカひゃん……タカひゃん……!」
 「んんんんんんんんんんっ!?」
 校内での女装による開放感と高揚。
 路子の的確にして強引な胸への愛撫。
 そして口内の性感帯を刺激され大量の唾液を流し込まれての呼吸困難。
 孝明は、ものの数分で昇り詰めて膝から崩れ落ちてしまった。
0403名無しさん@ピンキー2019/11/17(日) 22:09:36.08ID:8vGz1f96
 「もぉ、私が居ないとダメダメなんだから」
 「ごめんなさい、みっちゃん」
 「……べ、別に怒ってるわけじゃ無いけど……」
 絶頂の余韻で全身の素肌が敏感になったままの孝明の足取りは鈍い。
 路子と腕を組み、寄りかかるよりながら廊下の端を進む二人。
 そんな様子に目を留める通りすがりの生徒もいるが、路子が笑顔で大丈夫だと
アピールすると、それ以上気に留めることも無く去って行く。
 きっと数秒後には存在すら忘れてしまっているだろう。
 「でも、イッちゃったのに精液が全然出ないのは少し困るよね?」
 「……うん……」
 あの後、孝明のスカートを捲ってみても女物の下着の内側には透明な液しか
付着していなかった。
 カウパーは分泌されていたらしいが、胸だけで達してしまった所為か精液は
一滴も出ていなかったのだ。
 「タカちゃん、最後に精液が出たの……いつ?」
 「……一週間くらい前……朝、起きたら……」
 「夢精しかしてないってこと? 自分でオチンチン擦ったりは?」
 「してない……だって、みっちゃんとキスしながら……の方が……」
 「ダメだよ、そんなの? 身体は男の子なんだからね?」
 「でもチンチン……触りたくもならないし……ううぅ……!」
 「だ、大丈夫だから! 私がなんとかしてあげるから、ね?」
 「ほんとう……?」
 「うん! ネットで偶然見たんだけど、身体の内側から刺激してオチンチンを
元気にする方法があるから! 今度、道具を用意してあげるからね?」
 「……うん!」
 「うんうん、ちょっとは元気になったみたいね? そうだ! その時に私の
お古の水着とか着てみる? サイズが合わなくなったのがあるけど?」
 「い、良いの?」
 「もちろん。その代わり、私の言うこと聞くのよ?」
 「うんっ!」
 「もぉ、すぐにヘラヘラしちゃって! 私が居ないとダメダメなんだから!」
 「えへへっ!」
 二人は姉妹のように寄り添いながら家路についた。
0404名無しさん@ピンキー2019/11/18(月) 20:38:35.03ID:2E8dBPa2
保守
0407里美先輩の常識変換12020/01/29(水) 23:25:36.84ID:jnlW0YVD
「行ってきまーす!」

 玄関の扉を勢いよく開けて、僕は家を飛び出した。
 今日は月曜日、新しい週の始まりだ。

 土日の間はクラスメイトと顔を合わせる機会がなかった分、久しぶりに学校に行くのが待ち遠しい。
 もちろん、ユウスケやケンジたちと一緒に、昼休みにサッカーしたり、放課後に集まってカードゲームとかするのが楽しみなのもあるけど、本当の理由はそれだけじゃない。

 学校に行けば、由梨ちゃんと顔を合わせることができるんだ。
 由梨ちゃんは、同じクラスの女子なんだけど、性格も明るくて可愛いから、クラスの男子からの人気も高い。
 僕も、実のところそんな男子たちのうちの一人だった。

 もちろん、週末とかに遊びに誘えればいいんだけど、気軽に遊びの約束を取り付けられる男子と違って、女子を名指しで遊びに誘うなんて、とてもじゃないけど恥ずかしくてできるわけがない。
 その点、学校に行けば、こちらから理由を作らずとも自然と同じ空間で過ごすことができる。
 ──まあ、そうは言っても自分から話しかけるはずもないから、たいていの場合は男子グループと遊びながら遠目に見てるだけなんだけど。

 ただ、僕の場合は、他の男子に比べて恵まれている条件が一つある。たまたま家が近所だから、うまくタイミングが合えば登校中に鉢合わせることもあるんだ。
 そんな時は、他の生徒たちと合流するまでの少しの時間だけだけど、二人きりの時間を過ごすことができる。照れちゃって二言三言挨拶を交わすのが精一杯なんだけどね。

 と、いう訳でこの登校時間は、僕にとって密かにワクワクしている平日のお楽しみなんだ。

 っと、いけないいけない。あんまり露骨に緩み切った表情で家を出たら、誰かに見られた時に変に思われちゃう。
 慌てて口元を正して、足早にならないように気を付けながら、家の門から足を踏み出す。

 門を閉めていると、まるで僕の想いが天に通じたのように、後ろから聞き覚えのある声を掛けられる。

「おはよう、和くん。今日も早いんだね」

 もちろん、気になる女の子の声を聴き間違えるはずがない。想像以上の幸運に心臓が高鳴るけど、あまり不自然な反応をしちゃうと変に思われちゃう。
 声が上ずらないように気を付けて、門をしっかり閉めてから僕は振り向いた。

「あ、おはよう由梨ちゃん。由梨ちゃんこそ、いつも早──いっ!?」

「……どうしたの、和くん? そんな変な顔で固まったりして」

「な、な……!」

 突然言葉を詰まらせた僕に対して、不思議そうに首を傾げる由梨ちゃん。
 そんな由梨ちゃんに対して僕は何とか言葉を紡ごうとするが、あまりの光景に頭の中が真っ白になり、かける言葉が見つからない。
 何かの見間違いなんじゃないかと思ってごしごしと目を擦るが、目を凝らしてみても何も変わらなかった。

「……和くん、大丈夫?」

 心配そうに由梨ちゃんが僕の顔を覗きこんでくるが、それは完全に僕の台詞だ。

「由梨ちゃんこそ──一体なんて格好、してるのさ!」

 真っ赤になって目を逸らしながらようやくそれだけ言葉を発することができた。
 そう、もうじき登校する生徒たちでごった返すであろう往来の真ん中で、憧れの由梨ちゃんの恰好は──

 上半身には、濃紺の長袖ブレザー。その隙間から、白のブラウスが覗いている。そして、下半身には、ギンガムチェックのスカート。
 
 つまり、学校の制服を着ているあられもない姿を、まるで全世界に見せつけるかのように晒していたのだ。
0408里美先輩の常識変換22020/01/29(水) 23:26:55.12ID:jnlW0YVD
 それなのに肝心の由梨ちゃんは、キョトンとした表情で自分の体を見下ろして聞き返してくる。

「ふぇ? 何かおかしかった? 『学校には制服で行くのが常識』だから、『何もおかしくない』と思うんだけど……」

 怪訝そうに呟く由梨ちゃんだったが、『何もおかしくない』はずなどあり得ないのは明白だった。

「そんなことよりさ、早く学校行こっ!」

「ちょ、ちょっと待ってよ由梨ちゃん! まずは家に戻って着替えないと……!」

 まだ朝も早い時間だから運よく近所の人たちに見つからずにここまで来られたのかも知れないけど、もしこのまま登校してしまえば、学校に辿りつくよりも先に警察行きになるのは確実だ。
 必死に止めようとする僕だったが、由梨ちゃんは全く耳を貸そうとしない。

「なに言ってるの和くん。今からウチに戻ったら、それこそ遅刻しちゃうよ! ほら、早く早く!」

 自分がどんな格好をしているのかも知らずに、元気よく学校にある方向に笑顔で駆け出していく由梨ちゃんの向かう先を見て、僕は心臓が飛び出しそうになる。ほんの数メートル先の家の前で、近所のおばさんが掃除をしているのだ。
 幸いこっちにはまだ気付いていないみたいだけど、もし見られてしまった日には……!

「由梨ちゃん、そっちはダメ──」

「あ、おばさん! おはようございまーす!」

 僕の気も知らずに、いつものようにハキハキと挨拶する由梨ちゃん。

 ──ああ、終わった……。

 警察への通報を覚悟してがっくりと項垂れたが──

「ああ、おはよう由梨ちゃん。いつも元気ねぇ」

「えへへ、それだけが取り柄ですから!」

「……ふぇ?」

 声を掛けられたおばさんも、まるで由梨ちゃんが制服を着ていることをおかしいと思っていないかのように、朗らかに挨拶を返している。
 そんなバカな。僕は、夢でも見ているんだろうか?
 それとも、由梨ちゃんのいやらしい姿を見たいという無意識の願望が、僕に変な幻覚を見せてしまっているのだろうか。

「ほらほら、先に行っちゃうよ? 和くん遅刻しちゃっても知らないよー!」

「……あ! ご、ごめんね、いま行くよ!」

 自問自答する僕をよそに学校への足取りを早める由梨ちゃん。結局、僕も訳が分からないまま一緒に登校せざるを得なかった。
 住宅街だから当然だけど、近所のおばさんとかサラリーマンっぽい人と何人かすれ違う。だけど、やっぱり誰も由梨ちゃんの格好のことなんて気にも留めない。
 少なくとも、周りの人たちはやっぱり由梨ちゃんが制服を着て登校していることを普通だと思っているみたいだ。

 でも、このまま学校に登校してしまっていいのだろうか。いくらみんなが気にしていないと言っても、このままだと由梨ちゃんの制服姿が生徒全員に見られてしまうのだ。
 だけどここで僕が騒いでも、おかしいと思われるのは僕の方だろう。結局いいアイデアなど思い浮かばないまま、学校へと繋がる大通りが見えてきた。あの角を曲がれば、この時間帯なら大勢の生徒たちで溢れているはずだ。

「や、やっぱり由梨ちゃん、一度家に戻──」

「あ! リコ、サヤカ、おはようー!」

 恐る恐る切り出そうとした僕の言葉など聞かずに、タイミング悪く通りがかったクラスメイトの姿を見つけた由梨ちゃんは大通りに向かって走り出す。

「ちょっ、待ってよ、由梨ちゃ……ええっ!?」

 由梨ちゃんを追って慌てて大通りに飛び出した僕は、あまりの光景に絶句した。
 学校に繋がる大通りは、登校中の生徒たちで溢れかえっていた。いや、それ自体はいつものことだ。異常なのは、その生徒たちの服装だった。
0409里美先輩の常識変換32020/01/29(水) 23:27:48.21ID:jnlW0YVD
 男子たちは、全く問題ない。僕と同じ、ブレザーにスラックスの制服姿だ。

 だが、女子たちは違った。由梨ちゃんも、クラスメイトのリコやサヤカも──それどころか、視界に映る数十人の女子全員。

 ──そう、僕の学校の女子全員が、公衆の面前で学校の制服を丸出しにして、一糸乱れぬあられもない姿をさらけ出していたのだ。

 ブレザーの胸の部分に縫い付けられている校章も、下半身にいやらしく施されたスカートの襞さえも一切隠すことなく。
 全てをまるで全校生徒に見てもらおうとでもするかのように、満面の笑みで学校へと向かっている。

 それ以上におかしなことは、明らかに異常な光景が広がっているというのに、周囲の男子たちは全く気にする素振りすら見せない。
 普段はスケベなことに人一倍反応するケンジさえ制服姿の女子に見向きもせずに、隣にいるユウスケに「今日のテストかったるいよなー」などと軽口を叩いている。

「ちょ、ちょっとみんな! 一体どうしちゃったの!? 何でそんな格好で登校してるのさ!」

 あまりにとんでもない光景に、僕はたまらずクラスメイト達に詰め寄った。

 でも、サヤカの反応も、由梨ちゃんと全く同じだった。

「おはよー……って、何か変なところでもあった? 『学校には制服で通うのが常識』でしょ?」

 普段は保健体育の教科書を読むだけでも真っ赤になるサヤカが『制服』なんていやらしい言葉を臆面もなく口に出し、不思議そうな表情を浮かべている。

「しっかりしてよ! 女子が……せ……せいふ、く……で学校に通うなんて常識、あるわけないでしょ!」

「へ? ……でも、和くんや他の男子だってみんな制服着てるよ?」

「男子と女子ではデザインも何もかも全然違うでしょ!」

 必死に説得しようとするが、サヤカはまるで理解ができないと言った様子だった。
 それどころかユウスケやケンジまで、『こいつは何を言ってるんだ?』みたいな顔を浮かべている。

 ダメだ。全く会話がかみ合わない。土日をはさんだだけで、まるで学校中が──いや、それどころか町中がすっかり変わってしまった。
 そして奇妙なことに、誰もそれをおかしいことだと自覚していない。まるで、集団で催眠術でもかけられたかのように。

 ……『催眠術』?

 その言葉から、たった一つだけ、この事件の原因として思い当たる人物が思い浮かんだ。
 いや、そんなバカな。いくら何でも、催眠術でここまで大それたことができるはずがない。でも、あの人ならもしかしたら──

「ふふふ……和くん、朝っぱらから騒いでどうしたの? もしかして、くすくす──朝起きたら、突然周りの女子がみんな制服姿で登校してた、とか?」

 聞き覚えのある声を後ろからかけられ、僕は慌てて振り返った。

「な……里美せんぱ──っ!?」

 思わず里美先輩の格好を目の当たりにしてしまった僕は、そのまま真っ赤になって固まってしまう。

 里美先輩もやっぱり、由梨ちゃん達と同じ制服姿だった。
0410名無しさん@ピンキー2020/01/29(水) 23:29:43.70ID:jnlW0YVD
 いや、一言で同じ制服姿といっても、年上の女性だけあって随分と見た目から違っていた。
 由梨ちゃんやクラスの女子の制服は、胸元に赤いリボンを巻いているんだけど、里美先輩が巻いていたのは落ち着いた青い色のリボンだった。
 それに、これは年齢とは関係なく先輩個人の特徴なのかも知れないけど、ブラウスの二つ目のボタンまでがだらしなく外され、下半身のスカートもまるで日ごろから遊んでいることを示すかのように短く折り曲げられている。
 あまりに刺激的な光景に思わず立ち尽くしていると、先輩ははにかみながら軽く制服を隠すように体を抱いた。

「やだ、和くんってば、人の制服ジロジロ見ちゃって、えっちー」

 その言葉に我に返った僕は慌てて目を閉じたけど、もう遅い。既に僕の瞼の裏には、さっきの先輩のつんと立った襟元や、ひらひらと揺れるプリーツがしっかりと焼き付いてしまっていた。

「さ、里美先輩、ちょっと!」

 クラスのみんなには先に学校に行ってもらい、僕は慌てて里美先輩に駆け寄ると周りからなるべく怪しまれないように小声で先輩を睨み付けた。できるだけ制服を目に入れないように気を付けながら。

「──やっぱりこの事件は、里美先輩が催眠術で起こしたの?」
「うん、そうだよ」

 あっさりと自分が首謀者であることを認める里美先輩。正直、にわかに信じがたい話だけれど、目の前で起こっている以上、信じるしかない。
 説明が遅くなっちゃったけど──里美先輩は、僕の一つ上の学年で、僕のことをからかうのが3度のご飯より好きな人だ。
 そして、質が悪いことに……恐ろしく腕の立つ催眠術の使い手でもあった。
 正直、今までも先輩に催眠術にかけられて、エッチな悪戯をされてしまったことは何度かあったけれど、僕以外の──しかもこんなに大勢の人にかけることができるなんて思ってもいなかった。

「今すぐもとに戻してよ! 一体なんで、催眠術でこんなことするのさ!」

 僕は語気を強めるが、先輩は特に気にする様子もなくあっけらかんとしている。

「んー……和くんは、『常識変換』って知ってるかな? 『常識改変』とか『常識書換』みたいに呼ばれることもあるんだけど」
「じょうし……何?」

 聞きなれない単語に僕は眉をひそめた。意味は分からないが、ろくでもない予感しかしない。

「ちかごろ一部の催眠術師の界隈で流行ってるんだけどね? 簡単に言うと、異常なことを常識だと思い込ませて、普段なら絶対にやらないようなエッチな格好とか行為を、まるで当然のように実行させたりする暗示のこと♪
 小規模なレベルだと密室で二人きりでかけることもあるんだけど、人によっては学校丸ごととか、それどころか世界中の人間の常識を一度に書き換えることも可能なんだってー」

「ま、まさか……学校のみんながえっちな格好で登校してるのも、先輩が常識変換で……?」

「せいかーい♪ 実を言うと、私も一度チャレンジしてみたかったんだよねー。まさか、こんなにうまくいくとは思ってなかったけど」

 悪戯っぽいく笑う里美先輩だったが、そんな軽い気持ちでこんな大騒動を起こされるなんてたまったものじゃない。

「うまく行くって分かったんなら、もう満足でしょ! すぐに元に戻してよ!」

 はっきり言って、こんなに周りが制服姿の女の子だらけだと、目のやり場に困って仕方がない。今だって、何とか先輩の制服を目に入れないようにするだけで精一杯なんだ。
 だけど、そんな僕の願いは残念ながら聞き入れられなかった。

「えー……せっかくの常識変換なんだからさ、そんな風に目を逸らしたりしないで、和くんももっと楽しんじゃおうよー。恥ずかしくて素直に楽しめないなら、私が手伝ってあげようか?
 『和くんは、私が手を叩くと、女の子のエッチな格好から目を逸らせなくなってしまいますよー』っと。はい♪」
0411里美先輩の常識変換52020/01/29(水) 23:31:14.46ID:jnlW0YVD
「ちょ、先輩、やめ──」

 慌てて止めようとするが間に合わない。
 暗示に抵抗しようと固く目を閉じるが、先輩が手を叩く音が響き渡ると、しっかりと閉じていたまぶたがあっさりと開いてしまい、先輩の顔を見ていた目線が、僕の意思を無視して下に移ってしまう。

「だめ、だめ、ダメーっ!」

 両手で目を覆い隠そうとするが、それすらも叶わない。結果、僕は目の前にいる里美先輩の制服姿を、ばっちりと見ることになってしまった。
 
 胸元で優しく結ばれたリボン、その柔らかそうな結び目も。
 
 ブラウスの袷を留めている、白く透き通った小さなボタンも。
 
 ブレザーのポケットを覆っている、紺色のフラップも。
 
 里美先輩のえっちで恥ずかしい部分が、否応なく僕の目の中に飛び込んでくる。

「あ……ぅぁ……」

 完全に固まってしまった僕の反応を楽しんでいるのか、先輩はさらに大胆に色々なところを見せてくる。

「くすくす……どうせなら、もっと凄いところも見てみる? 例えばほら……ワイシャツの襟の内側までひっくり返して見せてあげるよ?
 それにほら……うちの校章って小さいから、もっと目を近づけてみないと細かいところまで観察できないんじゃない?」

 襟の奥に隠された秘密の空間を先輩が自分自身の指でぱっくりと開いたり、校章のいやらしい装飾の細部まで目の前で見せつけてくると、
 どれだけ見たらいけないと思っていても、僕の視線は勝手にその部分に吸い寄せられて、頭の中が先輩の制服でどんどんいっぱいになってしまう。
 どくん、どくんと、本能的な反応によって下半身に血液が徐々に送られてくるのが分かる。

「やっ……お願い、やめて、先輩っ……」

 震える声で先輩に向けて懇願する。このまま通学路の真ん中で興奮しちゃったら、まともに歩いて学校に行くことすらままならなくなってしまう。
 そんな僕の切羽詰まった状況が伝わってくれたのか、先輩は素直に制服を正してくれた。

「ふふ……そこまで言うなら、私の制服を見せつけるのはやめてあげる。
 その代わり──あっちの方を見てみなさい?」

「え……あっ!」

 先輩が、つつ、と指差すのに誘われるよう視線を動かすと、僕は短く声を上げた。
 道の向こうから、きゃぴきゃぴと楽しそうに談笑しながら、数人の女の子たちがこちらに向けて歩いてくる。

 やはりというか彼女たちも制服姿。でも、それ自体よりもはるかに大きな問題は別にあった。だって、あの制服は小中高と一貫のうちの学校の中でも一番下の──

 ──小学生の女の子たちが、学校の制服姿でこちらに向かって歩いてくるのだ。
0412里美先輩の常識変換62020/01/29(水) 23:31:51.20ID:jnlW0YVD
「はーい。和くんは向こうから来る小学生の子たちの制服姿をしっかり観察しようねー」

「せ……せんぱ、い……これ以上は、本当に、まずい、のに……っ」

 はっきりと思い描いたら、いけない。そう頭の中では分かっているのに、先輩の命令には逆らえない。

 僕の両目は、通りの向こうから近づいてくる小学生の女の子たちの姿をしっかりと見つめ、詳らかにその姿を目に焼き付けてしまう。

 奨学生でも、商学生でもなく、正真正銘の、まごうことなき小学生。

 見たところは高学年だけれど、それでも「幼い」としか形容しようがない子供たちが、紺色の制服姿を完全に大通りの真ん中で曝け出しながら、それを全く恥じる様子もなく登校していた。

 そのデザイン自体は、中学と比べて大きく変わるわけではないブレザーだ。それでも、いくつかはっきりとした違いはあった。

 まずは下半身。中学以降は大人びてくる子が多いせいか、腰回りにギンガムチェックのセクシーなデザインがあしらわれているのだが、彼女たちにはまだそれがなかった。

 完全なる、無地。

 幼い腰回りに、何の装飾も施されていない紺色の生地が広がっていて、まだ思春期を迎えていない子供だということがはっきりと見て取れる。

 そういう意味では、上半身……特に、胸の飾りも、明確に中学以降とは違う。中学以降の制服ではみんな胸に小さな金色のバッジを着用していて、胸の先にちょこんと鎮座する突起が大人びた雰囲気に拍車をかけていた。

 だが、小学校の校章はワッペンだ。起伏のない真っ平らなそれは、セクシーと言うよりも「可愛らしい」と表現した方が適切だ。そして、それが彼女たちの子供らしさを否応なく意識させてしまう。

「あーあ……和くんってば、小学生の制服姿を、そんなにガン見しちゃって、いけないんだー」

「っ……!」

 先輩に声を掛けられて、ようやく僕は我に返った。
 声を掛けられた瞬間、逮捕されるのではないかと本能的に飛び跳ねてしまった。ばくばくと、心臓が壊れそうなほどに高鳴っている。

「もしかして、興奮しちゃったのー? しょうがないよね、和くんも男の子なん──」

「先輩の……変態っ!」

「ぐふっ!?」

「うわああああん!」

 僕は、呑気に笑っている里美先輩のみぞおちを全力で殴りつけると、自分の鞄を前に抱えながら全速力で学校に向かって走って行った。

 ──最低だ、許せない。

 こんな、冗談では済まないような洒落にならない事件を引き起こして、楽しそうに笑っている里美先輩も。

 そして、そんな目に遭わされながら、ズボンの中で股間をはちきれそうなほどに膨らませてしまっている僕自身も。
0413名無しさん@ピンキー2020/01/29(水) 23:33:39.98ID:jnlW0YVD
 ──学校に辿りついた僕は、先輩に催眠術を解いてもらわなかったことを、猛烈に後悔した。
 教室の中でも当然、女子たちは全員が制服姿のまま。それはある程度覚悟していたんだけど……。

「──えっと、和くん、さっきからじっと私の制服見てるけど、ゴミでもついてる?」

「な、なんでもないよっ!」

 由梨ちゃんに怪訝そうに尋ねられ、僕は慌てて目を逸らし、代わりに隣の席のリコの制服を見つめた。

 そう。

 『女の子のエッチな格好から目を逸らせない』っていう暗示が、解かれていないままだったのだ。

 右を向いても左を見ても、制服、制服、制服。
 学校の中でまともな恰好をしている女の人は、先生くらいのものだった。

 普段同じ空間で過ごしているクラスメイト達が、例外なくスカートを揺らし、ブレザーの腕をまくり、ブラウスを覗かせる。
 そんな光景を強制的に直視させられてしまっているおかげで、授業中も休み時間も、僕の下半身は片時たりとも収まることを知らなかった。
 休み時間の度に机の上に腕を組んで寝ている振りをしながら、腕の隙間から女子たちの制服を覗き見る僕の姿は、さぞ奇妙に映ったことだろう。


 体育の時間など、輪をかけて最悪だった。女子たちが着替えのために更衣室に向かった時はようやくこの地獄から解放されるかと期待したのだが、何と更衣室から出てきた彼女たちの姿は、黒のハーフパンツに、リボンと同じ赤色のラインが入った体操服。
 ブレザーやスカートよりも体にフィットしている分いやらしさを増した、学校指定の制服だ。そんな格好の女子と合同での体育の時間が、どれほどの苦痛だったことか。
 太ももを包むハーフパンツが体の動きに合わせて伸縮したり、体操服の胸に書かれた持ち主の名前が見え隠れする度に、僕は危うくパンツの衣擦れの刺激だけで達してしまいそうになるのを必死で堪えた。

 それでも、トラック競技だったことはまだ不幸中の幸いかもしれない。
 水泳や球技だったら自分がどのような醜態を晒していたのかを想像すれば、2000メートル走をクラウチングスタートで走り出し、極端な前傾姿勢でゴールまで駆け抜ける羽目になったことなど些細に思えた。

 ──そして、悪夢のような6時間がようやく終わりを迎える。

 終わりのホームルームの鐘が鳴ると同時に、僕は朝と同じように鞄を前で抱えながら教室から飛び出し、通学路が女の子たちで溢れる前に全速力で家に向かった。

 里美先輩の教室に行って暗示を解除してもらうことも考えたが、断念せざるを得なかった。
 先輩の教室までかなりの距離がある中、ずっと周囲の女子の制服姿に目移りさせながら、前かがみになって移動した日には、学校中で噂されてしまうことだろう。



 自宅に辿りつくと、僕は真っすぐ自室に駆け込む。
 本当はすぐにでも里美先輩の家に電話してこの町に起こっている異常事態を元に戻してもらいたかったけど、先輩が帰るのはまだしばらく先だろう。
 その前に……どうしても済ませてしまわなければいけないことがあった。
 
 僕自身の下半身に生じている異常事態の解決だ。

「本当に、ひどいよ……一日中、あんなエッチな目に遭わせるなんて……っ!」

 女の子の制服姿を一日中強制的に見せつけられてきた僕の下半身は、今にも破裂してしまいそうなほど大きく膨らみ、びくびくと脈打っていた。
 本当は、先輩に操られてエッチな恰好をさせられてる同級生をおかずにするなんていけないことだって分かってるけど、今日一日かけてはち切れんばかりに溜められてきたものをすぐにでも解放しないと、頭がおかしくなっちゃいそうだった。

 ──数分後。

 あらかじめ解除暗示が仕掛けられていたのだろう、たっぷりと溜まったものを自分の手で解放した瞬間に催眠暗示から解放されて正気に戻った僕は、まんまと先輩の思い通りに操られてしまったことに気付いて思わず叫んだのだった。

「里美先輩の……ばかーっ!」

(おわり)
0416名無しさん@ピンキー2020/02/03(月) 01:47:06.18ID:hEt/HrmX
常識誤認の対象を更に誤認させるとはいいトリックですの
0417名無しさん@ピンキー2020/02/17(月) 07:57:12.74ID:+ue+QjQv
女の子にはエッチでない姿なんて一切ないという催眠も?
0418名無しさん@ピンキー2020/02/19(水) 17:37:51.69ID:eVD/Cfft
>>417
そのへん明示してなかったですが、一応『女子は制服姿が一番エロい』って感じに書き換えたつもりです。
(制服=ユニフォームなので、ブレザーとかセーラー服だけでなく体操服やスクール水着も対象)
0419名無しさん@ピンキー2020/02/22(土) 21:03:45.48ID:WG+2+0hH
ジャンスカ希望
0420名無しさん@ピンキー2020/02/23(日) 17:11:40.71ID:1ym0SSe+
前のやつ読んで惹かれてたから続き読めて嬉しいです
描写も丁寧でクオリティ高い
0421エッチの時以外無反応な姉12020/02/24(月) 01:31:05.61ID:7HLiDNMm
「ただいまー」

 リビングに人がいる気配はするけど、全然反応がない。

「……」

 リビングのドアを開けて入ると、やっぱりいた。
 姉の美緒だ。血のつながった仲ではない。いわゆる、幼馴染ってやつ。一つ年上だからって、昔は何かと姉面してきていたのだ。

 だが、漫画やアニメと違って、現実の幼馴染なんか仲がいい訳じゃねい。っつぅーか、悪い。仲悪い。
 姉は何の反応を示さずに、リビングの4人掛けのソファーを贅沢に一人で使って、本を読んでいた。

「来てんなら、お帰りぐらい言えよ」
「………………」

 こちらに目線の一つも合わせず、論文めいた小難しそうな本を読みふけっている。
 昔、事故に遭う前まではこんな無反応で不愛想なんじゃなかったのにな。

 快活で笑顔の似合う、それでいて清楚で綺麗系な美人姉は数年前、暴走したトラックに撥ねられてから死んでしまった。
 今じゃ友達もいないし、引き籠りがちな駄目姉だ。しかも自分の家じゃなくて、俺の家に引きこもっている。わけがわからない。
 少なくとも外見からは後遺症なんて全然残ってないように見えるけど、やっぱり精神的なショックが強いんだろうか。

「花の女子高生なんだから、もっと友達と遊べば?」
「……」

 シカトだシカト。全く持って無反応な駄目姉だ。
 こちとら部活で疲れてるってのに。ゆるゆるの卓球部だけど。遊び半分で7時帰宅だけど。

「風呂入るわ」
「……」

 昔から家事が好きだった駄目姉は、俺が家に帰ると既に風呂が沸いている。俺が家に帰ると既に飯の準備ができている。掃除が終わっている……etc
 我が家は両親がいないから、家事は全てこの美緒お姉様にやってもらっている。隣の家ってだけで、これだけの事をやってもらっているのだから頭が上がらない。難点は、何言っても無反応だからコミュニケーションの取りようがないことだな。

「お、飲み物めっけ」

 風呂から上がって、姉が用意していたバスローブを着る。
 姉はいつの間にか起き上がっていて、こちらをチラチラと見ていた。

「なんじゃ」
「……」

 何も言わない。だがこっちに来いと目が言っている。悲しいかな。弟は姉の無言の圧力には勝てないのだ。
0422エッチの時以外無反応な姉22020/02/24(月) 01:33:59.84ID:7HLiDNMm
 俺は、姉が開けた青のソファーの空席に座る。
 一人分の空間を開けたつもりだが、姉はなぜか詰めてきた。ずずいと俺の目の間に近寄ってくる。

「ん、んだよ」

 ルックスだけは超一級品だ。綺麗な顔立ちの彼女にドキドキしつつ、顔をそむけた。
 くそう。家族みたいなもんなのに。性格破綻してる姉なのに。おっぱいと尻がデカくてほっそいウエストしてるからって調子乗んじゃねえぞ。黒髪ロングがサラサラしてるからって勝った気になってんじゃねーぞ。俺の方が身長高いんだからな、2pぐらい。

「とんとん」

 姉が声を発した。それにも驚いたが、それ以上に驚いたのは、右手人差し指を俺の唇にとんとん、と軽く叩いたことだった。

「はぁ……?」
「ん……」

 姉はねだる様に目を閉じ唇を突き出した。プルプルみずみずしい唇が30pの距離にある。
 俺は当然唇を奪った。

「んっ……、もう終わり? なー君」
「まだに決まってんだろ」
「んっ、んん〜」
 
 俺達は何度もキスを交わした。幼馴染の姉と何度もキスをするのは当たり前。日常だからいつもの事か、といった感じ。

「とんとん。私の事を呼びなさい?」
「美緒姉さん」
「ふふ。もっと甘えた感じで」
「調子乗んな」
「とんとん。もっと甘えた感じで上目遣いになって呼んで?」
「み―ねえ……」

 みー姉は俺の頭をとんとん叩いた。俺はわざと、みー姉の胸辺りに身体を竦めて、上目遣いになってみーねえに甘えた声を出した。
 みー姉の命令には一日一回、お願いには一日ニ回、何の疑問も持たずに従わないといけないのだ。別に変な事じゃないし、いいか。

「あぁ……いい……。ねぇ、なー君。べろだして。そう、とんとん……きゃっ!」

 俺はみー姉を押し倒した。舌を彼女の熱い口内に侵入させる。寝る前に幼馴染とディープキスをしなければならないのは当然だ。

「なーくぅん……んむ、じゅ、ちゅぅぅぅう!!」

 みー姉は俺の動きに負けず劣らず、俺の舌に絡ませ吸い取る。お互い、後頭部に両腕を回して決して離さない。
 数分間熱いキスを堪能して、俺は離れた、つー、と銀色の橋がぷつりと途切れる。
 名残惜しいが、みー姉の柔らかい肌、いい匂いから離れた。よいしょっと、立ち上がる。

「み―姉。明日も学校だし、寝るわ」
「あ、ま、まって、えっち、えっち、しよ?」

 甘えた声で小首をかしげて、俺の袖をくいくいと引っ張った。
 あーこれ普通の男なら落ちるわ。清楚で綺麗系の年上美人が甘えんぼうになるんだから。

「寝る」

 俺、甘えさせるより甘える派だから。

「う、ううぅぅぅぅ〜」

 みー姉のうめき声が聞こえるけど知るか、こんな引き籠りの駄目姉。
(続く?)
0425性悪12020/08/08(土) 23:19:07.02ID:Sz3cnwVk
5年生の時、突然幸せが舞い込んできた。
同じクラスの学年一の美少女、おまけに優等生で性格も優しい恵子から
バレンタインデーにチョコレートをもらったのだ。
しかも本命っぽい。嬉しい。こんな子と両想いになれるなんて人生ハッピーとしか言い様がねえぜ!
だがそんな有頂天だった俺を狂わせる悪魔の存在に俺は気付いていなかったのだ。

ある日の下校中のことだった。いつも通り友達と途中で別れて家に向かう途中
一人の女子が立ちふさがってきた。こいつは同じクラスの由美だ。
由美は一言でいえばファンタジー世界の悪い妖精とかゴブリンか何かみたいなやつだと俺は思ってる。
クラスで一番チビでお喋りで意地悪、同じグループの女子といつも誰かの悪口ばかり言っているし
掃除や係の仕事も真面目にやっているところを見たことない。
そのクセ言動の節々から自分のことをかわいいと思ってるような雰囲気が漂っている。
俺も含めて男子でこいつのことを好きなやつなんて誰もいないだろう。
「なんだよ?」「あんた恵子と付き合ってるの?」「お前には関係ないだろ」
「付き合ってないんだw」「勝手に想像してろ」「じゃああたしがあんたもらってもいいよね?」
「はぁ?」
バレンタイン以来恵子とは親しく会話をすることはあっても
まだ進展があるわけじゃなかった。二人ともまだ小学生だしどこまで進んでいいのかわからなかったから。
それをこいつは嗅ぎ付けて、何か知らんがやっかんで来てるらしい。
気が付くと由美は何かおもちゃの棒のような物を持っていた。棒の先は指で何かをさす手の形になっている。
指差し棒?そう思うが早いか先端の指が俺の額に触れた。
頭の中身が吸い取られていくような不快感。やめろ!なんかやばいぞこれ……。
勝手に体が痙攣して、そこで俺の思考は止まった。
0426性悪22020/08/08(土) 23:21:37.87ID:Sz3cnwVk
見慣れた通学路。目の前にいるのは同級生の由美。その意味も今何をしていたのかもわからない。
ただボーっと立っているしかなかった。
「すっごーい。やっぱ伯母様のオカルトグッズは最高ね。壊れないようにさくっと済ませてあげるからね★」
「ねー聞こえる?」
由美の声だけが強烈に頭の中に響いてくる、体は動かないのにそれに反応して思考が戻ってくる。
(何が聞こえる?だよ。変なことしやがっ…あっ)「はい。聞こえます」
思ったことと全然異質な思考が流れ込んできて考えてたことがバラバラになる、体が勝手に返事をしてしまう。
「恵子ちゃんのこと好きなの?」
「ケイコ…好きケイコ、ケイコ助け、助けて、あっ、ああっ」
体が勝手にビクビク痙攣していた。こいつこんなこと考えてるのかよ。
指先から流れてくる由美の思考はあまりに異質でおぞましくて本能的に激しく抵抗していた。
「逆らってるの?w本当に壊れちゃうよ?」
「もう一度聞くけど恵子ちゃんのこと好きなの?」
また指先から強い思考が流れ込んでくる。
「恵子?嫌い。清純ぶって男に媚びてて気持ち悪い。なんであんなのが人気あるのかわからない。
あんなブスに好かれて迷惑」
由美にだけ誰にも言えなかった自分の本音を吐き出してとてもスッキリした気分になった。
俺にはそれが指先から流れてきた思考だともうわからなかった。
「じゃあ由美ちゃんのことは好き?」
心の空いた部分に新たな思考が流れ込んでくる
「由美。好きだ。世界で一番綺麗でかわいい。将来は由美と結婚して由美のためにお金をたくさん稼ぎたい。
俺の人生全てを由美に捧げたい。」
「ほんとぉ?w嬉しいなあこんなに愛されちゃうなんて。じゃあこれで終わりっと」
由美が棒を引っ込めると、俺はハッと目が覚めた。
今なんか変な感じだったような?なんだったんだ?
「何ボーっとしてんの?早く帰りなよ」
同級生の由美だ。なんでこんなところに?
「あ、ああ」生返事をして狐につままれたような気分で家に帰った。
0427性悪32020/08/08(土) 23:22:56.82ID:Sz3cnwVk
そんな変な出来事があってから自分でも不可解な言動に悩まされるようになった。
いつも学校から帰ると頭の中が靄がかかったみたいにぼんやりしてくる
何も疑問に思わず部屋に行き鍵のかかった引き出しを開ける
そこにあるのは由美の写真だった。学校行事の度に買い集めたり
自分撮ったりしたコレクションだ。水着や体操着や私服のゴスロリファッションまで
様々な写真を並べ眺めていると恍惚とした気分になる。
由美の意地悪そうな瞳に引き込まれる。どんなことを考えているのだろう?
唇もキスしたらどんな感触なのか気になる。
水着姿の平らな胸も他の女子と違って無駄に醜い肉のついていないところが可愛くて守ってあげたい気持ちになる。
ちんこのついていない股間はどんなっているのか知りたくなるし
白いスラりとした脚も見ているだけで胸が高鳴るし、何度見ても飽きない。
気が付くと固く勃起していた。
そして写真の中の由美にちんこを見られている妄想が始まる。
「なんでそんなにおっきくなってんの?w変態なの?」
由美に罵られてますます興奮が高まっていく
ちんこに触れて自分のモノの硬さを確かめてみる
由美のことを考えるだけでちんこがこんな尋常じゃないことになってしまう自分に興奮する
ああ!由美!由美!好きだ!由美!由美!
全身でキュンと切なくなるような快感が爆発してちんこから半透明の液体が勢いよく壁に向けて発射された。

倦怠感と共にベッドに横たわって休むと、ようやく我に返った。
俺は何してるんだろう……学年一美少女の恵子と両想いになってハッピーだったはずなのに
気が付くと性悪女の由美のことばかり考えている。
精通したのも由美のことを考えているときだった。
それに最近恵子と話していない気がする。
恵子が話しかけてくると、なぜかその時の記憶がぽっかりと欠けているのだ。
一度それとなく友達に聞いてみたら、俺は恵子を無視したり「あっち行けよ」などと追い払っていて
「お前ら喧嘩でもしてるのかと思ってた」と言われてしまった。
俺はなんか変になっちゃったのか?
でもそんな疑問も由美が俺に親し気に話し掛けてくるようになると、
幸せでどうでもよくなってしまい。その後、俺は由美に告白しOKがもらえると涙を流して喜んだ。
「由美ありがとう!由美と出会えて俺は最高に幸せだ!」
おしまい
0429名無しさん@ピンキー2021/05/06(木) 03:24:45.46ID:q2nqYJdD
FF7ネタで、ティファを人質に捕まったと偽情報に踊らされたクラウドが、スカーレットに完全洗脳されて逆ntr、ティファに見せつけつつビンタ合戦の仕返しという妄想を誰か文字にしてくれ
0430名無しさん@ピンキー2021/05/15(土) 18:53:03.92ID:aohwkInY
>>398
保守しないでも落ちないみたいだが最近で途中スレストップになって消えたり
いきなり過去スレ行きになったスレは実際あったからな

不安になるのは分かるよ
0432名無しさん@ピンキー2022/12/15(木) 12:34:53.72ID:dJsbRfX+
俺にとっての最高の催眠はかげろう忍法帖の10話のお銀の催眠術
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