中指を泉の中心に沈めていく。初めは若干の窮屈さがあったが、すぐに
温かい肉壁が指を迎え入れ、きゅうっと締め付けた。
「あっ、あっ、あ、だめ、っああ、だめ……」
「こんなにして『だめ』は無いでしょ、沢村さん。気持ちいいなら
『気持ちいい』って言って」
「あぁっ、いい……っ、気持ちいいっ、はぁ、ん、あ、ああ!」
満足げに微笑んだ迅は、身を屈めて響子の秘所に顔を近付けた。陰核の
親指をどけて、代わりに唇で挟み込む。
「あああっ! じ、迅く……」
迅は答えない。しかし充血して堅くなった陰核を、乳首のときより
優しく舐めて吸って応えた。
「あーっ、あ、は、ああん、それ、好き……っ、いいっ、あ、ぁあっあっ」
びくびく震える響子の姿を見ていると、いつまでもこうしていたかったし、
響子もそれを望んでいた。が、突如秘芽に触れる舌も、肉壁を擦る指も離れていった。
「ごめんごめん。でもおれがこれ以上はもたない」
名残惜しそうに中指についた愛液を舐めとり、迅は響子の両脚を開いて間に体をいれた。
本人の言う通り、迅の男根は直立して我慢汁を浮かべていた。それにベッドサイドに
置かれていた避妊具を取り付けて、響子の方を見た。視線がかち合い、
迅がふっと笑う。響子はなんだか気恥ずかしくなって、顔を横に向けた。