大輔が帰ると、終電に合わせて他の客もいなくなった。二人とバーテンダーだけがパブに残っている。
「スーパーガールさん、あんなに無敵なのに、お酒に弱いらしいですね」
「えっ!?」
これを知っているのは大輔しかいない。秘密を暴露された彼女は、正直焦った。
「それ、今聞いたの? 大輔から」
「うん、誰にも言っていないけど、て言っていた。大丈夫、僕も誰にも言わないから」
「あ、そう、判ったわ」
大輔はあとで懲らしめるとして、少し考えたスーパーガールは、右手を直人の股間に伸ばした。
酔っぱらっているときは、勃起しにくい。いまの直人も例外ではなかった。
スーパーガールの指先が、ジーンズの上から股間を優しく揉み始めた。
「や、何を、、」
と声を上げたが、彼の下半身はすぐさま反応した。
やがてフル勃起になると、こんどは人差し指で裏筋をコリコリと触ってきた。
次の瞬間、、ブォーンという音がすると、スーパーガールの指先は肉眼ではとらえられなくなった。
音速での指先マッサージだ。
「いかが、スーパー裏筋責め! 誰も見ていないので、気を失うまで味あわせてあげる」
3秒ほどで、キーンという精通のときに味わった腰の奥で痛みとすさまじい快感が脳髄を貫く。
前立腺がビクッと痙攣する。
尿道をかけ抜ける精液をスーパービジョンで観察していた彼女は、裏筋に加える指先に力を込め、陰茎を直人のおなかに押し付ける。
陰茎内の尿道を通過しようとした精液の流れは、彼女の指先でせき止められた。