んっ、うん……
(オスである人間さんに引き倒されると、息が抜ける。とろんとした目で、大きな力に身を任す)
(こつんと人間さんの胸に頭をくっつける。じぶんたちにはない匂いがふんわりとして)

うん、なんだかごめんね
(撫でられながら、謝罪の言葉)
(撫でられるたび力が抜けて、毛並みのよいのびやかな肢体がはっきりわかるようになっていく)
………
(眠りそうになる直前、こちらを見守ってくれている人間さんの顔をちょっと見上げ、すん、と鼻先を寄せる)
(くいくいと押し付けて、なにごとかちいさく鳴いたあと、…心地よさそうに眠りに落ちた)