ベルサイユのばらでエロパロ11 [転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2015/08/07(金) 23:27:39.77ID:bH2JHavD
ベルばらのエロ専SS板です。
☆いかなる作品も、冒頭に【カップリング】と【作品傾向】明記を。
☆必要以上に職人さんを特定するのは避けましょう。

『自分の萌えは他人の萎え、他人の萌えは自分の萎え』は相互理解の基本。
他人の趣向や趣味を尊重し、自分だけを通さず、他者への配慮も忘れずに。
平和な公共の場として、ベルばらエロをみなさまで共有してください。
0002名無しさん@ピンキー2015/08/07(金) 23:30:32.73ID:bH2JHavD
前スレ
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1404465037/

過去スレたち
〜ベルサイユのばらでエロ小説〜
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1030495394/
【平和な】ベルサイユのばら【エロ】
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1053124665/
『ベルサイユのばら』オスカルってこんな女だった?
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1060928487/
「ベルサイユのばら」で(;´Д`)ハァハァ
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1076518229/
「ベルサイユのばら」でエロを!!
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1102814469/
ベルサイユのばらでエロを 2
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1122912607/
ベルサイユのばらでエロを 3
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1142826223/
ベルサイユのばらでエロを 4
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1164027454/
ベルサイユの薔薇でエロパロ
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1237802731/
ベルサイユのばらで妄想しよう
http://mimizun.com/log/2ch/eromog2/1252327442/
ベルサイユのばらでエロパロ
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1252332757/
ベルサイユのばらでエロパロ
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1261840806/
ベルサイユのバラでエロパロ
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1271810681/
ベルサイユのばらでエロパロα
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1275533806/
ベルサイユのばらでエロパロ
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1284738243/
ベルサイユのばらでエロパロ
http://mimizun.com/log/2ch/eroparo/1289806449/
ベルサイユのばらでエロパロ2
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ベルサイユのばらでエロパロ3
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ベルサイユのばらでエロパロ7
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ベルサイユのばらでエロパロ8
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ベルサイユのばらでエロパロ9
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0003名無しさん@ピンキー2015/08/09(日) 08:01:54.48ID:4v05dKHf
スレ立てお疲れさま。エロなしごめん。
O×衛兵隊(若干アニメ混じり)
※陵辱、痛い話、スプラッター、少々ホラー有り、注意。過去スレの妖魔マヤ系SSと吉田戦車『戦え軍人くん』の一部からネタもらった。


「またか!」
前日に集合をかけておいたにも関わらず、兵士たちは ―アンドレを除いて― 1人も訓練場に出ていなかった。
オスカルは衛兵隊の宿舎に走った。慌てたアンドレが続き、その後をダグー大佐が遅れがちに付いて行く。
兵舎の大部屋のドアを蹴破った。息を切らせ、怒りを抑えた表情のオスカルにだらしない格好でベッドに寝そべったり、カードゲームに興じたりしていた兵士たちが振り向いた。テーブルの上にはこれみよがし

に酒瓶が置かれている。勢い付いて乗り込んで来るであろう新隊長を待ち構えていた雰囲気がある。
「これはこれは、新隊長さん。こんなむさくるしい所へようこそ!」
「こんな美人ならいつでも大歓迎だぜ、なにしろ女に飢えた連中ばかりでね」
下卑た笑いが周囲で一斉に起きた。

オスカルは室内に充満する酒臭さ男臭さに閉口しながらも、表情を変えずに言い放った。 
「なんだこのざまは。すぐに外へ出ろ!衛兵隊は愚連隊と酔っ払いの集団か?」
「ほざいたな、このアマ!」
兵士の一団が立ち上がり、じりじりと詰め寄ってきた。特に体の大きな兵士が彼女に向かってナイフを投げつけ、それは彼女のすぐ横の壁に刺さった。
オスカルはそのナイフを掴んで構えると、いきなりその男のベルトに下向きに突き立てた。男のキュロットの一部が破れ、下腹の毛が覗いた。
隊の一団がどよめく。
「あっぶねぇ、去勢する気か」
やられた男は一瞬下がりかけたが、体勢を持ち直すと、にやにや笑いながらナイフを引き抜いて構えた。
「へっ、そうか。そっちがそのつもりなら、お相手してやろうじゃないか。なあ、みんな」
「そうだ、そうだ」
「やれ、やっちまえ」
周りの男たちが口々にはやし立てる。酔った兵士たちが数人がかりで彼女に飛びかかった。オスカルは床に倒され、両手両足を男たちが押さえつけた。
「やめろー!」
飛びかかろうとしたアンドレの動きは封じられた。数人に取り押さえられ、口の中に丸めた布を突っ込まれ、床の上に押しつぶされた。邪魔立てする者を止めるよう、あらかじめ配置してあったらしい。
同じように制止しようとしたダグー大佐も別の兵士数人に捕まっていた。
「従僕は引っ込んでな」
「おやじもな」
0004名無しさん@ピンキー2015/08/09(日) 08:02:26.95ID:4v05dKHf
アランはどちらの動きにも組せず、つまらなそうな顔でベッドに寝転んでいた。この様子を見てのっそりと起き上がると、アンドレの近くに来て言った。
「お前さん、見ないほうがいいぜ。あの男女に惚れているんだろ?」
アンドレが目を上げると、兵士たちに押さえつけられ、床に倒されたオスカルの姿が目に入った。
「ほらほら、隊長さんよ。動くと怪我するぜ」
兵士たちは床に倒れた彼女にのしかかっている。ナイフを持った一人が彼女のキュロットに切れ目を入れると、ビリビリと数人がかりで破き始めた。白い太腿とその間の柔らかな金色の毛が現われ、男たちのど

よめきが起こった。
取り押さえられたアンドレはくぐもった音を立てた。動けず声も出せない彼の両目から涙が流れ出た。

オスカルは両手首を机の脚に縛り付けられ、上向きにされた。軍服とシャツの前面は切り裂かれ、見事な乳房が見える。
複数の男たちに押さえつけられながらも逃れようとする彼女の身体がよじれ、ピンと上を向いたほどよく豊かな胸の先が揺れた。
その扇情的な姿が男たちを励ました。複数の手が伸び、身体を覆っていた残りわずかな布端もすべて外され、彼女の裸体が暴かれた。露わにされた彼女の両脚を兵士たちが無理やり押さえつけ、左右に広げされ

た。舐るような男たちの視線が彼女に突き刺さった。
「(ごくっ)パツキン・・」
「もったいねぇ。これで男を知らないなんて」
軍服の下に隠されていた肉体のなまめかしさに兵士たちはしばらく固まっていたが、やがて、ナイフを持った男がごくりと唾を飲み込むと、仰向けに動けないでいる彼女の両脚の間にそろそろとにじり寄った。
「俺に先にやらせろ」
オスカルは口を固く引き結び、目をギュッと閉じていた。額には汗が浮かび、眉をひそませていたが、あくまで無表情を保っている。その凛とした表情が男をあおった。
「そのすました顔をゆがましてやるぜ」
男は手を伸ばして彼女の形の良い胸を掴むと強く揉みしだいた。彼女は唇をぐっと結んだ。
舌先で乳首をなめまわされ、彼女は眉根をわずかに寄せた。しかしほとんど表情を変えず声も出さなかった。
男は息を切らしながら、破れかけた自分のキュロットを下げると、怒張する男性器を取り出した。赤黒く脂ぎった亀頭が光っている。

閉じられていたオスカルの目が開き、オレンジ色に光った。その視線は男の股間に据えられている。彼女が口をかすかに開けると赤い舌先が覗いた。その舌が唇を舐める。
「なんだ・・、その気になってやがる」
「遠慮はいらねえ、いただいちまえ」
彼女の変化に男たちがどよめいた。
「・・うう」
アンドレが呻いた。目が大きく恐怖で見開き、何かを叫ぼうとしているが声にならない。
気の毒にな。アランは彼の痛々しい姿を眺めて思った。女隊長は気に入らないが、年頃の妹がいる彼には、暴力で押さえつけて女をモノにするなどという兵士たちの発想はいただけなかった。しかしこの企画に

は大部屋の男たちのほとんどが賛同している。多勢に無勢、こんなときには無理に流れを止めずに傍観するしかない。彼は目をつぶった。
0005名無しさん@ピンキー2015/08/09(日) 08:04:20.43ID:4v05dKHf
<前段で変な改行失礼>

男はオスカルにのしかかった。その背中がぐっと動いて劣情の塊を一気に彼女に深く突き入れた。彼女は一言も発しない。
「いいぜ。たまんねぇ・・」
男は喘ぎ声を上げながら腰を動かし始めた。周りの男たちが息をのむ。
「ぐおっっ!」
急に男が大声を出した。
驚いた周囲が見守るなか、男は彼女の身体から急に離れ、よろよろと後ずさりした。男の股間から血が噴出した。兵士たちの顔は凍り付いた。
「あああ、助け・・」男は泣き叫んだ。
広げられたままのオスカルの両脚の間も血まみれだった。彼女の女陰が生き物のようにうごめくと、プッと人の指のような血まみれの塊を吐き出した。
「うぎゃあああ!!」兵舎中に悲鳴が響いた。
「い、医者を!早く、おやじさん」
ダグー大佐は兵士たちに叩かれ、慌てて部屋を飛び出して行った。彼女から離れた男は血の気を失って、死んだように床に倒れている。
オスカルは両手を縛られたまま、ゆったりと上半身を起こした。もう誰も彼女を押さえつけるものはいない。兵士たちと目が合うと、にやりと笑ってみせた。男たちの幾人かは気絶した。
目を輝かせ頬を赤く染めたその顔はたとえようもなく美しかった。

アランは体がガタガタと震えるのを止めようがなかった。ガキの頃、近所の子どもたちが集まって怖い話を披露し合った、そのなかで聞いた話を思い出す。
「恐怖のピラニア女」。ヴァギナに歯が生えているという絶世の美女の話だ、ルーマニアだかどこだか遠くの国での・・。
氷の華、鋼鉄の処女と噂される男装の伯爵将軍令嬢の高名は衛兵隊の耳にも届いていたが、実際に新隊長が彼らの前に現れるまで、その姿を見た者はほとんどいなかった。
初めて彼女を見て、これほどの美女が男所帯の中でよくも無傷で生き抜いてきたものだと驚いた。その秘密がこれだったとは。

隣りを見ると、アンドレを押さえていた兵士たちはとっくに手を離しており、彼は口に詰められた布を取り出しているところだった。
青ざめながらもどこか達観した様子が伺える。どうやらアンドレにとってこのシーンは驚きではなかったようだ。
「おい・・」
アランはかすれ声を押し出した。
「悪いことは言わねえ。・・あの女だけはやめておけ」
アンドレは、前髪を押さえながら目を閉じた。ふっ・・と諦めたような笑いが口の端に浮かぶ。
「大丈夫だよ、俺なら。陰茎の一本くらい、いつでもあいつのためにくれてやるさ」
こいつ、魔に魅入られてやがる。隣りの男の横顔を見ながら、アランは背中に新たな汗が流れ出るのを感じた。

―終わり―
0006名無しさん@ピンキー2015/08/09(日) 08:06:43.02ID:4v05dKHf
>目を輝かせ頬を赤く染めたその顔はたとえようもなく美しかった。
念のため訂正:オスカルの、です。男たちではなくて。失礼。
0007名無しさん@ピンキー2015/08/09(日) 10:33:41.47ID:DLaYjmWr
ヴァギナデンタータですな。

その辺の男がかなわない女性が持ってるってのは
心理分析学っぽくて面白いなあ
0008名無しさん@ピンキー2015/08/09(日) 16:07:47.65ID:DA5MRbkr
痛いけど面白かった!
マヤ系SSも好きだったんだ
最近投下多くてうれしー
0009名無しさん@ピンキー2015/08/09(日) 19:50:44.62ID:A86gAxsx
怖いけど面白かったです!
でも、アンドレは一生オスカルとできないね・・・かわいそ
0011名無しさん@ピンキー2015/08/10(月) 02:13:22.21ID:oS7f9QxO
>>6
さっき偶然「淫魔妖女IV」の動画見てから読んだから生々しくてゾッとしたわ
今の季節にぴったりのSSですなあ
いつかアンドレもチンチン食われそう。。。
0014名無しさん@ピンキー2015/08/10(月) 22:58:25.37ID:mIJkz16l
>「大丈夫だよ、俺なら。陰茎の一本くらい、いつでもあいつのためにくれてやるさ」

「愛だな」と思いましたが、つい笑ってしまいました。
ごめんなさい…。
0015名無しさん@ピンキー2015/08/10(月) 23:14:44.07ID:HFCJFWb8
「陰茎の一本くらい、いつでもあいつのためにくれてやるさ」って・・・死ぬよね?
好きな人とする時はオスカルの正常にならんのかね?
0021ショコラ2015/08/11(火) 17:21:24.55ID:thS1P4hI
J(G)A ※BL注意 ジェローデルに『ダウントン・アビー』トーマスのキャラが若干入っています。

「やあ、アンドレ・グランディエ、久しぶりだね」
黒髪の従僕の姿を認めると、客の紳士は親しげに呼び止めた。仕事中の男は仕方なく立ち止まった。
紳士はかまわず軽やかに話し続けた。従僕は突っ立ったまま面白くもなさそうな顔で聞いている。
客人は同じ調子でさりげなく何ごとかを提案した。
「・・君さえよければ・・」
従僕の顔色がさっと変わった。
彼は自分の持っていた盆上のカップを手に取ると、ぐっと中の液体を口に含んだ。と、そのまま己の唇で客人の唇をふさぎ、口うつしで流し込んだ。
ごくっ。
甘く、苦い舌の味。ショコラの、彼の・・。
「そのショコラが熱くなかったのをさいわいに思え」
従僕は言い放った。
声にはかすかな愉悦が含まれていた。従僕はそのまま何ごともなかったかのように通り過ぎた。
去っていく男の背を見送りながら、客の紳士はレースのハンカチで口元に付いたショコラをふき取った。
(振り回されている。あの男の眼、こちらの胸中を見透かしているようだ)
男の唇が触れたときに起った眩暈のような感覚を反芻しながら、客人は物思いにふけった。
(だが、いくらか望みはあるようだ。手に入れたい、何としても)

令嬢はすべてを階段の上から見ていた。軍服から私服に着替え、ラフな格好でくつろいでいる。
空になったカップを載せた盆をうやうやしく掲げて従僕が階段を上がってくると、
「ショコラが付いているぞ」
すれ違いざまに男を捉えて彼の口の端を舐めた。
「どうだった、やつの唇の味は?」
「ショコラの味しかしなかったよ」
「ふっふ」彼女は笑った。
0022ショコラ2015/08/11(火) 17:21:54.82ID:thS1P4hI
その夜も客人を迎えての晩餐が行われた。
客が熱心に館の主人の昔話に聞き入ったので、将軍はいい気分で客の紳士を引き留めた。
夜も更け、度を越して飲み過ぎた主人は、引き留め過ぎたことを詫びつつ、その夜は泊まっていくよう客人に勧めた。客はその言葉に甘えることにした。
下女の案内で客室に通される。女は、着替えの手伝いに誰か下男ををよこすとの主人の言葉を客人に伝えた。
客人は待った。
現れたのは、果たしてあの男だった。客人の胸は高まったが、様子を気取られないよう気を付けた。
(がつがつした様子は見せられない)

従僕は伏し目がちに部屋に入ってくると、ベッド脇に客用の身の回り品を置き、客人に向き直った。
「着替えを手伝いましょうか?」
「頼もう」
従僕は目を合わせないように、客人の胸元に手を伸ばした。手慣れたしぐさで彼の上着を脱がせ、胸元の布をほどく。
(貴族である以上、優雅に、あくまで主導権はこちらに)
客人は静かに男の片手を捉えると、彼の目を見つめながらゆっくりとその手を口元に引き寄せ、口づけた。
従僕は見返した。吸い込まれるような目だ。何を考えているのか、読み取れない。
「服を脱いでください。皺になりますから」
「ああ」
紳士は男の手を借りながら絹のシャツを脱いだ。キュロットも脱ぎ、男に手渡す。
男は客人の服を受け取りると、丁寧にたたみ、衣装箱に置いた。
客人は男の隙のない動作を見守った。お仕着せの下で男の筋肉がどのように動くのかを想像してみる。

従僕はふりかえると、客人の腕を無造作に掴んだ。そのまま自分の方に引き寄せる。
客人の鼓動が早まった。
客人は少し姿勢を崩して、倒れかけた。その腰を男のもう一方の手が伸びて、捉えた。
男はそのまま客人の身体を寝具のうえに押し倒した。
(慣れている・・)
客人は期待に眩暈がした。
従僕は客人の腕をやんわりと掴んだまま、その眼を見た。
客人は再び従僕の手首を取って、そこに口づけた。万感の思いを込めて男の眼を見返す。
従僕は自分の唇でその口づけを引き取った。自由になった手で自分の上着とシャツを器用に脱ぎ、そのまま客人の下着を剥ぎ取った。
客人ははやる心を押さえながら、男が自分の残りの服を脱ぎ去るのを手伝った。彼の唇を首元に感じながら。

従僕はろうそくのわずかな灯りを近づけて、客人の裸身を鑑賞した。
客人は色白で、意外に毛深かった。胸や腹下の毛はやわらかく、その眼と同じはしばみ色をしていた。
従僕の胸は客の男よりやや厚みがあり、わずかに浅黒い肌の色をしていた。客人は目を閉じて胸毛のないその胸に口づけた。
0023ショコラ2015/08/11(火) 17:23:07.95ID:thS1P4hI
床上で二人の腕と脚がからみあった。
客人は従僕に愛撫されながら、男の脚の毛の感触を味わった。
次第に深まる従僕の口づけに酔わされる。彼の指が客人の体を濃厚にさまよった。
その指が客人のもっとも奥深い場所にたどり着くと、客人の背後から彼の硬くしまった彼の蕾をやわらかく刺激し始めた。客人は耐え切れずに吐息を洩らした。
男はおもむろにベッド脇の小机に手を伸ばし、小さなガラス瓶を取り出した。蓋を空けて、中に入っていた密のような液体を指先にたっぷり付け、その指で客人の蕾を愛撫しはじめた。
「あっ」
従僕の指が客人の秘所を次第にほぐしていく。このまま、この感覚に身をすべてゆだねてしまいたい、貴族であることも何もかも忘れて。
愛撫される場所を少しでもより広く、より深くと躰が求めている。知らず知らず、尻が上がってしまう。
(私としたことが・・)
身に付いた慎ましさを手放す恐れと、もっと乱されてみたいという願いに客人は引き裂かれた。

男はまた瓶から液体をたっぷりと掌に取り出した。その手が客人の煩悩の塊をじわっと握る。客人は震えた。声をもらしそうになるのをかろうじて耐える。
従僕は掌から指先で液体を取り、客人の先端の敏感な部分をゆるゆると撫でた。
「くっ・・」
客の紳士はつい声をもらした。
指の動きがやわやわと強くなる、その刺激に身をよじってしまう。前に気を取られているその隙に客人の尻を男の手が掴み、姿勢を変えさせた。

客人はよつばいになった。従僕が後ろから客人に徐々に突き入れると、紳士は耐え切れず悲鳴をあげた。
頭の中が真っ白になっていく。見栄も身分も、もうかまわない。どうしようもなくこの男におぼれてしまう。本当はもう長いことずっと、こうしたかったのだ。
後ろから男の腰がさらに彼を突いた。客人はその動きに合わせて動いた。ふと伸びた男の片手が客人の一物をゆっくりともみしだく。
「ああっ」
何もかも、もうどうなってもいい。
快感にすっかり身をゆだね、絶頂に達しようというそのとき、扉が空いた。
0024ショコラ2015/08/11(火) 21:08:31.73ID:LH1Eom3Y
入ってきたのはこの館の令嬢だった。
客の紳士は硬直した。驚愕を顔に表さないよう心掛けたが、汗が額を噴き出す。
男装の令嬢は長く客人の上官を務めていた人だ。
元々、彼女の求婚者としてこの館に通うことを許されていた。もっとも彼女はその話に真面目に取り合わなかったので、このところ客人は令嬢の父上とばかり会ってきていた。
「ああ、そのまま」
令嬢は起き上がろうとする客人を手で制した。
「続けろ」
令嬢が客人の後ろの従僕に命じる。いったん止まっていた男の手が動きだした。
後ろの男に急所を押えられた姿を彼女に見られている。動揺しながらも、何事にも取り乱さないよう厳しく躾られた客人は精一杯の平静さを顔に浮かべた。
「驚かしてすまなかった」
令嬢は客人の顎にやさしく手を添えた。
「いいところを邪魔してしまったかな?すまん、せめて手伝わせてくれ」
彼女の目の青い炎が揺れる。
令嬢は客人に口づけ、舌を深く差し入れた。
彼女の舌先と後ろの男からの新たな動きが客人を貫いた。

令嬢は甘い香りがした。初めて彼女を見た少年の日の憧れがよみがえる。
彼女の忠実な部下として無表情の仮面をかぶりながら、彼女の剣を入れたその鞘で叩かれたい、その美しい足を包むブーツで踏まれたいと、幾度願ったことか。
金髪の上官と彼女の傍らに常に控える従僕の姿に嫉妬したものだ。いつしかそれは、彼らの間に入り込みたいという妄想となった。
その願いが、今、かなえられている。貴女に見られながら、彼に犯されている。
後ろの男がさらに突きあげ、その手が客人の分身をしごきあげた。彼女の舌は客人の舌とからまった。
客人は恍惚のなかで絶頂を迎えた。
彼の分身が激しくのたうちながら従僕の掌に白い精を吐き出した。その手はさらに客人のペニスをさすり、搾りあげた。
客は言葉にならない声で大きく何かを叫んだ。
0025ショコラ2015/08/11(火) 21:10:18.68ID:LH1Eom3Y
令嬢は目を輝かせて客人を見た。息を切らせながらもう一度口づけする。
「ジェローデル。お前は最高だ!」
「オスカル嬢・・」
客人は放心状態からだんだん我に返り、その端正な頬を染めた。
後ろの男は彼から自身を引き抜きながら、客の始末をしている。あいかわらずその表情は読めない。
「ヴィクトール、いや、フローリアンだったっけ?」
「どちらでも」
「では、ジェローデル。結局、お前の目当ては私じゃなかったってことか」
彼女は楽しそうに客を見た。
「お前、本当は男色家なんだろう?隊で噂になっていたぞ」
「とんでもない。私は両刀です」
客人は胸を張った。
「そうか。まあいい。今日の様子を見る限り、どれだけこの求婚に本気なんだか、あやしいものだな。で、一体どっちが本命なんだ、お前」
「もちろん、どちらも」
「ふふん、なかなかいい趣味だな。たまにはこういうのもいい」

彼女は客の後ろの従僕に声をかけた。
「アンドレ、ご苦労だったな」
客は問いかけるような目で彼女を見た。
彼女はいたずらっぽく微笑んだ。
「私たちは子どもの頃からの恋人同士で、いい加減、倦怠期なんだ。誰かが間に入ると良い刺激になる」
彼女は楽しそうに言った。
「前はロザリーという娘が一緒に住んでいて、3人で楽しく過ごしたものだが、嫁に行ってしまってな。しばらく誰もいなかった。お前は大歓迎だよ」
彼女のひとさし指が客人の端正なペニスをはじいた。思い出したように付け加える。
「ところで、この求婚はすぐ取り下げろ。父上にやいのやいの言われるとうるさいからな。その代り、たっぷりかわいがってやろう」
0026ショコラ2015/08/11(火) 21:11:16.68ID:LH1Eom3Y
彼女は力尽きた状態の客人を残し、身支度を済ませた男と一緒に部屋を出た。
「飛んで火にいる夏の虫ってとこか。哀れだな・・」
「そうか?でも、喜んでいたじゃないか。お前も楽しんだのだろう?」
「まあね。どっちかっていうと、男より女の方がいいけど、俺は」
「女か・・、あまりいないんだよな」
彼女は考え込んだ。

「じゃ、次はディアンヌにするか?ロザリーに似ていてかわいいし、黒髪だぞ」
「嫁入り前の娘に手を出したら、アランに顎を砕かれるぞ。人妻になるまで待て」
「んー、じゃ、アランにする?」
「アランね・・。いけるとは思うけど、少し時間をかけたほうが良さそうだ」
「それじゃ、フランソワか?ちょっと簡単すぎるか、触れなば落ちんという風情だからな。ラサールはどうだ?」
「同じ場所の人間に何人も手を出すなって言ってるだろ。懲りないのか」
「『秘密だ』って言うから大丈夫だ。うん、ラサールいいかもな、黒髪だし。お前の弟みたいで可愛いい。それなりに抵抗しそうだからそれも楽しめそうだ」
彼女は笑い声を立てた。目が煌めいている。こんな目をする夜には、彼女は寝室で燃えるのだ。

「はいはい、仰せのままに」
ちぇ、そうやって笑ってろ。お前のためじゃなきゃ誰がこんな真似するものか。従僕は内心ひとりごちた。

 ―終―
0027名無しさん@ピンキー2015/08/11(火) 21:47:31.30ID:soPq/LKM
途中スクロールバーが壊れたかと…
最後まで読めてよかった!
ありがとう!好みの話だった〜
0028ショコラです2015/08/11(火) 21:58:53.99ID:LH1Eom3Y
〉27
中断ごめん。短時間に連続投稿→わからずボタン押したら「あなたは残酷な天使を召喚しました。」と表示出て書き込めなくなってました。場所変えて再挑戦しました。
0029名無しさん@ピンキー2015/08/11(火) 22:16:10.23ID:WBV6RBm1
>>28
わくわくゾクゾク(・∀・)ニヤニヤしながら堪能しました〜
ありがとう
0030名無しさん@ピンキー2015/08/11(火) 22:22:26.71ID:r2r57wg+
GJGJ!!
OAとジェロが変態チックなのがいいわ〜
ごちそうさまっす(゚∀゚)
0032名無しさん@ピンキー2015/08/12(水) 07:52:59.14ID:LvlaX0GE
>>26
>彼女は笑い声を立てた。目が煌めいている。こんな目をする夜には、彼女は寝室で燃えるのだ。

この寝室で燃える部分も具体的に是非!
0035名無しさん@ピンキー2015/08/14(金) 19:51:13.08ID:Sl8QIdtH
パラレルOA ※SEXレス注意 なんかJAMばらのOAイメージを膨らませてみたらこうなった。お茶うけに・・。

目覚ましが鳴っている。
アンドレは手を伸ばしてアラームを止めた。あくびをして、頭をむしゃむしゃ掻く。
「ふわあ」
朝ごはん、作らなきゃ。
隣ではオスカルがまだ寝入っている。彼女を起こさないように自分だけ起き上がる。
夕べは彼女に付き合って珍しく遅くまでゲームをしていたので、頭がすっきりしない。
オスカルは寝返りをうってうつ伏せになった。深い眠りに入っているようだ。

ゲームは彼女の姪っ子が面白いからと送りつけてきたやつだった。
軍人として育てられた数奇な運命の男装の麗人をめぐって美男美女が恋のさや当てをするという、40年前の名作少女漫画を元にしたという乙女ゲーだった。
登場人物のほとんど皆が主人公に恋している。
この国では色恋しかやることがないのかって言いたくなるほど、大仰に一生懸命に取り組んでいる感じが新鮮といえば言える。
(ま、出てくる人間が全員剣道やってるって漫画もあったしな。こういうものなのかも)
歯磨きをしながら思った。
0036名無しさん@ピンキー2015/08/14(金) 19:52:30.34ID:Sl8QIdtH
俺たちは10代から付き合っている。大恋愛・・ってわけでもない。
結婚するまでSEXしちゃいけないような世の中なら、そりゃ恋愛にエネルギーも使うだろうな。
今は恋愛なんかしなくってもSEXできる。
俺とオスカルだって、文化祭の打ち上げで、酔った勢いでやっちゃったのがなれ初めだ(それを狙ってわざと飲ませたんだけど)。
体の相性が良かったのか、付き合っていて楽だったからか、たまたま続いた。高校生カップルがなぜだかダンスパーティで終わらなかったってやつだ。
10代20代で一生分のSEXをし終えてしまったような気がする。

30代になったら、仕事も忙しいし、疲れはたまるし、いつの間にか、SEXレスになってしまった。
最後にSEXしたのって、いつだったっけ?
本心を言うと、俺の方はやれるものなら今でもやりたいと思っている、彼女さえその気ならね。
でもむこうがその気にならないんだ。
こっちが乗り気でちょっとディープなキスしたり、乳房をもんだりしても「うんうん、明日ね」とか、かわされてしまう。
彼女は正直エッチするより寝ていたいのだ。
しつこくしてそっけなく手を払われたりするとしゅんとなる。
あんまり決定的に俺の自尊心に触れるようなことを言われたら嫌だし(割と言うんだ、彼女は)。

以前はこうじゃなかった。
こっちから誘うときは、後ろからあいつの肩を抱いてコチコチになった状態がわかるよう腰を押しつけて、「ね」とか耳元で言えばイチコロだった。
だが、悲しいかなもう年齢的にそうはならない、自然には。
ベッドの上でお互いにアレコレしていれば、じきに対戦可能になるのはわかっているのだけれど・・、そもそもそういう雰囲気にならないんだ、彼女が。

20代の頃は彼女にも旺盛な性欲があって、それこそいつでも彼女がリードしていた。
体育会系っていうのか、日曜日の朝からバッとネグリジェ(ただし色っぽいやつじゃない。長シャツみたいのだ)を脱いで、「さ、やるぞ」とかノリノリだった。
サッパリ、明るいSEX派。
俺は(自分で言うのもなんだが)ムッツリ派だ。ちょっと陰湿なのが好きで、どちらかというと夜の方が気分が盛り上がる。
ずーっと彼女にリードされてきたおかげで、彼女がその気を失ったら、自分でそういう雰囲気に持っていくことがどうにもうまくいかない。
0037名無しさん@ピンキー2015/08/14(金) 19:53:18.25ID:Sl8QIdtH
この前どこかの待合室で雑誌をぱらぱらめくっていて、「一日10秒のKISSが定年離婚を防ぐ」とかいう記事を見たのを思い出した。
それによると、気が向いたらしようとか放っておくと、ずるずるSEXレスのまま何年も経ってしまい、気が付いたら定年過ぎて離婚される危険があるのだと。
対策として、何かの記念日にSEXするようあらかじめ決めておきましょう、それから相手がドキッとするような普段と違う自己演出をしましょうとのことだった。
なるほど。いい案かもしれない。
前もって決めておけばその日に向けてそれなりの努力もするだろうし。前日酒飲まないとか、睡眠取るとか。
彼女の誕生日とか、いいかもしれないな。毎年祝日だから。しかし、半年以上先だな。
あとは・・自己演出?新婚夫婦がやるという、透け透けの夜着とか、裸エプロンとか?
あいつがやるなら大歓迎だけど、俺がやっても完全スルーだろうしな。

目玉焼きとトーストにミニトマト、コーヒーだけの朝食を手早く用意して彼女を起こす。
「オスカル、いい加減に起きないと遅刻するぞ」
「うん?」
彼女はぼさぼさの髪のまま、だるそうに頭を上げた。
「おはよう」
朗らかに言ってみる。
「うん」
彼女はぶっきらぼうだ。機嫌が悪いわけではなく、照れているわけでもなく、地だ。
朝のキスをしようと引き寄せると、めんどくさそうに頬で受ける。
彼女はスマートフォンでニュースをチェックしながら無言で朝食を流し込むと、洗面台に向かった。
0038名無しさん@ピンキー2015/08/14(金) 19:55:28.74ID:Sl8QIdtH
彼女の髪は朝のセットにすごく時間がかかるのだ。
髪をセットして、ばっちり決めるとめちゃめちゃいい女だと今でも毎日思う。
10年以上連れ添った女房なのに、やっぱりまだ惚れている。
ごくたまーに外で会うときなんか、別人のように綺麗で、毎回ドキドキする。
残念ながら家では絶対にそういう顔を見せないけど。あくまで外向け限定仕様だ。

「オスカル、たまには外で待ち合わせして飯食うか。今度の金曜日とかは?」
「だめだ。金曜は急な飲み会が入るかもしれないから」
「じゃ、他の日でも」
「今週は無理だな。また来週な」
「・・久しぶりに今夜どう?」
「ん、気が向いたらな」
俺はツンデレ系が好きなんだけど、彼女はなんというか、ツンだけあって、デレがないんだよな。

仕方ない、半年待つか。
こいつがまたSEX好きになるときなんて、くるのだろうか。
それこそヤバい飲み物でも飲んで、バッドトリップでもしない限り無理かもしれないな。
あるいは泥酔して意識がないときにちょっといたずらしてみるとか。
想像してみるだけだ、念のため。
だけど、もしそんなチャンスがあったら・・。

―おわり―

よければ誰か彼に良いアドバイスをしてあげてください。
0039If A were a ♀..2015/08/14(金) 19:59:17.32ID:Sl8QIdtH
O・A・AL ※ほんのり百合風味。もしも、アンドレが女だったら? パラレル。エロなしごめん。お茶うけに・・。

アンドレは私のばあやの孫娘で、童顔だが私より1つ年上だ。8歳の時に母親を失い、私の遊び相手という名目でジェルジェ家に引き取られて来た。
特殊な事情で赤ん坊の時から男として育てられている私のあおりをくらって、アンドレも途中から男子教育を受けさせられた。
名前だって元々は女名(Andree=アンドリー)だったのを男名に変えられたのだ。
もっとも途中からの路線変更にも関わらず、屈折せずにすくすく育った。彼女は元来明るい性格で、男のように振る舞ってはいるが、しぐさとかは自然に女らしい。

唐突だが、あいつは私よりずっと胸が大きい。
私自身は軍服の上からは胸はさほど大きく見えない。胸を目立たなくさせる特殊コルセットを着けているからだ。軍人としての嗜みだ。
私の外見から絶壁だとか貧乳とか噂する口の悪い輩がいるが、気にしない。私のは普通だ。
ただ、彼女の胸は大き過ぎてそのコルセットでは支えきれない。それで胸が収まるようデザインした別種のコルセットと特注の軍服を着ている。
だからあいつの胸は外見から見ても膨らんでいる。私と並ぶと凸凹の差が際立つくらいに。兵士たちが我々のことを何と言っているかは大体想像がつく。

先日の大雨の日、あいつが私の司令官室で着替えをしている最中にたまたま扉を開けて、あいつの生乳を見てしまった。
男どもと同じ更衣室を使わせるわけにはいかないので、司令官室の使用を特別に許可しているのだ。
女同士とはいえ、子ども時代を除いてお互いの裸を見る機会なんかなかったので、けっこう衝撃的だった。
でかいでかいとは思っていたが・・。
肌は抜けるように白くって、厳しい訓練のおかげで絞まっている細身の体に、形のよい乳房が程よく、ぷるるんと揺れていた。
こじんまりとした乳首と薄くて少しだけ大きめの乳輪が、なんというか全体の乳の大きさとバランスが取れている。
同じ女なのに、なんてエロい体をしているんだ。
0040If A were a ♀..2015/08/14(金) 20:00:12.03ID:Sl8QIdtH
あれ以来、あいつの身体が忘れられない。夜寝る時など、あの胸に顔を埋めたらどんな感じだろうとか、つい考えてしまう。
同性に対してこんな気持ちになるのは初めてのことだ。
身体は細くて巨乳という娘なら時どきいる。アントワネット様なんてそのタイプだし、ロザリーも結構豊満だった。
彼女たちは、どこもかしこもまろかやかで女らしい。
しかしアンドレは違うんだ。
私より長身のあいつは、胸さえ無視すれば一見男にだって見える。
そいつが脱いだらすごい。そのギャップにくらくらする。
幼馴染のあいつにどうしてこんなに心を騒がされるのだろう。

あの日から、自分があいつを攻めているシーンを妄想するのが止められなくなった。
あいつがイキそうになっているのを我慢している顔を想像してみる。
ギュッと眉をしかめている顔。
「ああっ」と耐え切れず声をもらす顔。
乱れかかるあの黒髪をかきあげて、白いうなじを見たい。
前はポニーテールにしていて、いくらでも見放題だったのに。
あいつを泣かせてやる。いや、子どもの時はよく泣かせたけれど、そういう意味じゃなくて・・。
泣かせて、それでいてやさしくして。守ってやる。きっときっと。

アンドレは私の気持ちにいつかは気づいてくれるだろうか。
だが、男のように育てられてはいてもあいつは女だ(私もな)。
わかっている・・あいつはストレートだ。
最近特にあいつが色っぽくなったと周囲が話題にしている。30代にしてモテ期がきたのかもしれない。
あいつもロザリーのようにいつか本当の男に恋をして嫁いでいくのだろうか。
あいつの心を他の男が捕らえるのを、私は黙って見つめなければならないのか。
・・愛している。ほったらかしにしておいたけど。
私がもしも本当に男だったら、すぐにも自分のものにしてしまうのに。
0041If A were a ♀..2015/08/14(金) 20:01:30.33ID:Sl8QIdtH
また今日も大雨が続く。兵士たちは濡れネズミ状態になっている。あとで更衣室が男の湿気で込み合うだろうな。
今日も司令官室であいつの生着替えが見られるかも・・。
いったんアンドレの乳のことを考え始めると、こんな一発触発の情勢にもかかわらず気もそぞろになりがちだ。
いや、もしかしたらこの緊迫した状態が刹那的な気持ちにさせるのか?
様子がおかしいのは私だけではない。
アランもこの頃少し変だ。
アンドレに気があることはとっくに気が付いていた。いつだってあいつの胸のあたりをチラ見しているからな。
このところ、あいつらやけに親しげだ。読書の話で二人で盛り上がったり、ポンと肩を叩いたり、スキンシップが多過ぎる気がする。
もしかしてアンドレも、アランを?まさか・・まさか?

「畜生・・、ぶったぎってやる!」
三部会警備中にアランが上官の暴言に激高した。剣を抜いて走って上官を追っていく。いかん!斬る気だ。アンドレがあわてて追いかける。私もだ。
やけになるな、アラン。気持ちは分かるがそうしてどうなる?単にその場で銃殺だ。お前が死んでも事態は何も変わらない。
「アラン待て!無茶はよすんだ!!」
間に合った。追いついたアンドレがやつの剣を奪っている。
あいつは背も高いが力もあるんだ。アランの片手がねじ上げられている。
ひと安心、と思ったら、アランはいきなりアンドレの手首を押さえて背後の壁に押し付けた。
行き場のないアランの怒りが瞬時に情欲に変換されたのがわかる。
アランはアンドレの唇に無理やり自分の唇を押し付けた。アランの手が驚いているあいつの胸をぐゎしと掴み、揉みあげた。
ああ、私がやりたくても遠慮してできなかったことを!頭に血が上る。
0042If A were a ♀..2015/08/14(金) 20:02:41.94ID:Sl8QIdtH
アンドレはなんとか顔を横を向けてアランの唇を避けようとする。
アランのしつこい唇がどこまでも追いかける。
「はな・・」
嫌そうなアンドレの顔。それでこそ私のアンドレだ。
「いや・・」
え”?
アンドレ、お前、今どこから声出した?
「だめ・・アラン」
無理やり唇をふさがれ、どさくさに紛れていきなり胸を揉まれながら、なんだその甘い声は!
アランは腰を彼女に擦り付けてマーキングしている。

お前らさかりやがって。私が先に目を付けてたのに!
私は後ろからアランの片手を掴むと、思いっきりねじり上げてやった。アランが腕の痛みで声を上げる。
嫉妬と憎悪を込めた目で睨む。せめて今日だけは邪魔してやる。
よっぽどそのまま殴ってやろうかと思ったが、アランが観念したように目を閉じたのを見て、その気がなくなった。
アンドレは固まっている。
私はアランを解放してやった。もはや殴ってどうなるものでもない。
アランは走り去っていった。
頬を上気させたアンドレが気まずそうに私から目をそらせた。

アンドレお前、さっき口開けてたよな。
・・受け入れたのか、あいつを。
きたか・・ついに。
わかっていた。
こいつらがくっつくのは、もう、どうしようもないことなんだろう。
男と女っていうのが一般的スタンダードなんだって。
どうすることもできないのか?女の身では・・。
どんなに愛しても・・、ちんぽの無い女の愛は無能なのか?
この命と引き換えに、地の果てまで愛しても、それでもだめなのか?
私はこうして、むくわれぬ愛にこれからじっと長い時のいとなみを耐える・・のか。

―おわり―

メモ:子どものころ司令官室着替えでの大げさな反応を見て、男の胸なんて見ても面白くないじゃん・・と思ってたので書いてみた。O様ファンの方、ごめんなさい。
0045名無しさん@ピンキー2015/08/15(土) 09:06:50.96ID:HoTiv5E4
GJ!
面白かったよ!
こういうちょっと変わった趣向のものが好き
ありがとう
0046名無しさん@ピンキー2015/08/15(土) 17:32:17.04ID:luKhx8bO
最近投下が多くて嬉しいなあ
ありがとうございます
アラン×女アンドレ読みたいかも
もしくは男オスカル×女アンドレ
0047淫霊2015/08/15(土) 20:48:40.26ID:aqZc8QFY
OA ※六条御息所風 過去スレの睡眠薬SS他に影響を受けています。
Aのモノローグ

おかしい。香油の匂いが髪からも俺の手からも取れない。何度洗っても。
この香油は最近オスカルが湯浴みするときに使っているものだ。
奥様のために特別に外国から入手したものだと聞く。そこらで手に入るものではない。
なぜその香が俺に?
香油の匂いがあいつの肌を思い出させる。
あれが、夢ではなかったということか?そんなはずが・・。

このところ頻繁に変な夢を見る。いつも同じような内容の、淫夢だ。なぜ急にそんな夢を見出したのかわからない。
はるか昔、夢精を経験したとき、たしかそんな感じの夢を見たはずだ。
若い日々にはけっこう頻繁に夢に見て、性欲に支配されるのではという思いが強く、何か問題を起こしてしまうのではと恐れたこともあった。
娼館に逃げ道を求めたのもその頃だった。
でもなぜ今頃?最近では、彼女の夢を見ることなどほとんどなかったのに。

今でも、彼女を想像しながら眠りにつくのは別にめずらしいことじゃない。
ただ空想と夢とは違う。臨場感のある夢は、実はそんなに見たことがない。
目覚めて、ああ、夢だったかと思う。少し残念、少しほっとする。そんなふうに調子よくことが進んだ夢なんて、ほとんど見たことはなかった。
いつも、いいところでうまくいかない。そんな夢なら数えきれないほど見た。彼女は常に、夢の中でもつれなかった。
ごくたまに甘い期待を膨らませるような夢を見ると、その日は幸福な気持ちになれたものだ。
最近の夢はおかしい。調子よく自分の思い通りになる。むしろ空想に近いような。
0048淫霊2015/08/15(土) 20:49:19.57ID:aqZc8QFY
彼女の部屋で、ベッドで眠っている彼女の姿が浮かぶ。
うつ伏せに枕に顔をうずめ、深く寝入っている。
そっと寝具を剥ぎ、肩に触れて、仰向けにさせる。彼女は目覚めない。
彼女がまとっていた前で留める絹のガウンのひもをひっぱると、するするとほどけて、白い肌が現れる。その肌に手を触れる。
自分の姿は見えない。だが触っているのは自分の手に違いない。
その感触が手のひらに、指先に、鮮やかに伝わる。夢なのに。
少し体を持ち上げるようにして、彼女の下履きを脱がせる。彼女は目覚めない。何をしても。

両手でその胸にそっと触れる。胸のふくらみに掌を添わす。手の形を変えると、胸の形も変わる。少しずつ力を強めてみる。
人差し指が胸の頂点に触れると彼女の唇がかすかに動く。指先を動かす。彼女の吐息が漏れる。
もっと強く求めると、彼女の息が少しずつ早まる。
胸先をゆるゆると指で動かす。だんだん、やわらかな感触が変わって、彼女の乳首がとがってくる。
かすかに眉をひそめた、その顔がそそる。自分の手がその変化をもたらしているということが信じられない。

思い切って肌に唇を付ける。唇で乳首を挟み、舌を這わせる。彼女の背がわずかに反る。彼女の脇腹に、腰に、太腿に手を滑らす。
「ああ・・」
眠っているのに、彼女は声をもらす。もっと、声を出させたい。舌先で乳首を吸い上げ、鼠蹊部から太腿の内側に手を這わせる。
「やめて・・、アンドレ。そんな・・」
目覚めたのか?唇を肌に触れたままいったん動きを止める。自分の鼓動が聞こえるようだ。
彼女は眉をわずかにひそめ、辛そうにみえる。
夢を見ているのか?俺に犯される夢を。かわいそうに。
0049淫霊2015/08/15(土) 20:50:23.60ID:aqZc8QFY
彼女は眠りながら、まだ息を弾ませている。乳首は先ほどの刺激で火照り、固くとがっている。
続けるべきか。彼女が嫌がることはしたくない。迷う。
そっと唇に唇で触れる。
「んん」
彼女がかすかに口を開けた。誘っているようにしか見えない。
舌を差し入れても抵抗しない。うっとりと舌をからませてくる。

彼女の胸に一度指をくいこませて少し強く揉む。自分の身体を彼女にかぶせる。
「あああ」
彼女は切なげに応える。彼女の太腿が俺の腰にからみつく。
欲しがっているんだね。わかったよ。
胸を舌でなぶりながら、指先で両脚の間を探ると既に濡れていた。
指先でゆるゆると擦り上げると、切なげな呻き声が漏れ、少しずつ両脚が開いていく。
指を動かすたびに反応が激しくなる。首を振って、苦しげな表情をみせる。首をのけぞらし、身体がしなる。たまらない。
彼女の腰の下に顔を埋める。鼻先が彼女の露で濡れる。舌先で彼女を探求する。
彼女の身体が激しく震える。かまわずぴちゃぴちゃと音を立てて責め立てる。大きく広げられた彼女の脚の筋肉がぐっと緊張した。
「ああっ、アンドレ!」
俺の名前を叫びながら、彼女は体を仰け反らせた。

エクスタシーに達する時に俺の名を呼んでくれている。
うれしさに体が震えるようだ。
ああ、オスカル。起きているときは、いつだってそっけないのに。
夢だ、これは。お前は自分の夢のなかで、俺に抱かれているのか?満足か?
もしかして・・無意識に俺を想ってくれているのか。
お前はぐったりしている。身体は満足しても、心は嫌がっているのでなければいいのだけれど。

お前は処女だから、この先があるなんてきっと知らないだろう。今は両脚を閉じ、すやすやと眠っている。
いくら夢でも、これ以上はしてはいけない気がする。俺には過ぎた望みだとわかっている。
でももし、お前が望むのなら・・?
もう一度、そっとお前の脚の間に手を差し入れる。
指先を太腿の間にもぐりこませて、まだぬめりの残る狭い場所を探し当てる。敏感になったお前の体がわずかに震える。
指を一本、体内に差し込んでみる。
「うう・・ん」
少し深く、浅く、指を動かした。かすかにお前の眉がひそめられる。
指を抜くと、濡れて光っているのがわかった。
その指の匂いを嗅ぎながら、張りつめたものを解放するために自分に触れる。
月光に照らされるお前の肢体を眺めながら、自分を握って擦りあげ、手のなかに射精した。
0050淫霊2015/08/15(土) 20:51:17.20ID:aqZc8QFY
急に目が覚めた。しばらく自分がどこにいるかわからなかった。
ぼんやり思い出しながら、自室の床の上で、右手を持ち上げて見てみる。何も付いていない。
敷布をめくる。きっと夢精しているだろうと思ったが、痕跡はなかった。
あの感触が、すべて脳内で作り出されたものだというのだろうか。
彼女の中に入れた指の匂いを嗅いでみる。彼女の匂いはしない。
ただ、代わりに強い香油の匂いが俺の体から漂ってくる。

なぜ俺にこんな匂いが付いているのだろう?周りの人間に気づかれたら怪しまれてしまう。
手を洗っても落ちない。しかたない、強めのコロンを振りかけて匂いの上書きを試みる。
朝、馬車に乗ったとたん、あいつが顔をしかめた。
「なんだその匂いは。近衛隊員じゃあるまいし」
「ごめん、ちょっと汗臭くて」
「風呂入れ。ばあやに言っておいてやる」

この匂いが付いた理由を考えあぐねていた。
もしかして、眠っている間に、自分の部屋を抜け出して・・?そんなばかな。
確かに変な夢だった。現実では到底できないような大胆な真似をした。
実際にあんなことをすればいくら睡眠が深くても普通目が覚めるはずだ。
それに・・現実のオスカルが俺の名前を呼ぶはずがない。そんなことは身に染みて分かっている。
あれは単に、俺の強すぎる執着が願望となって現れた儚い淫夢なのだと。夢に決まっている。

俺は確認のために仕掛けをすることにした。
自室の扉の取っ手にリボンを特殊な方法で巻きつける。もし俺が夢遊しているのなら、ほどいた跡が残るはずだ。
それから今夜の夢のなかで、あいつの体に跡を残す。本人から見えず、誰にも気づかれにくい場所に。
首筋に淡く赤い跡をつける。ここならぎりぎり襟元から確認できるだろう。
ここなら、あいつの髪を梳くおばあちゃんくらいしか気が付くまい。目も悪いし、たぶん見つけても虫に刺されたくらいに思うだろう。
明日の朝見てみればいい。
0051淫霊2015/08/15(土) 20:51:56.79ID:aqZc8QFY
今朝もやはり淫夢から寝覚めた。起きた時、扉のリボンは巻かれたままだった。
やっぱり夢だった、とほっとする。
馬車に乗り込んですぐ、あいつの首筋にかかる金髪を救い上げて覗き込んだ。
「ちょっとごめん、虫が・・」
「なんだ?」
「もう、取れた」
「ん、そうか」
鼓動が早まる。しかし動揺を顔に出してはまずい。
あった!ほのかな赤い跡が。
俺が付けた、夕べ。あいつの乳房を後ろからもみしだきながら。
肩に口づけしながら、あいつの金髪をかきあげた。耳と首筋が露わになる。
吸血鬼のように、首筋に唇をつけて吸い上げる。乳房に指先がくいこんだ、その感触がよみがえる。
あれは・・つまり、現実なんだ。手が震える。
でも俺は扉から出てはいない。これはどういうことだ?幽体離脱?

「アンドレ、どうした考え込んで」
「何でもない。ちょっと・・思い出したことがあって」
「ふうん。ところでお前、今日はずいぶんいい匂いがするんだな」
ドキッとした。
動揺に気づかれないよう、目を合わせないようにした。急いで言い訳を考える。今日は香油の匂いが特に強い。
「・・昨日、湯を使わせてもらった時、何か、香油が入っていたかも」
なんとか適当な答えをでっちあげる。
「ん、そうか」
別に何ともない顔をしている。あいつは自分の香油が特別だなんて覚えていなんだろう。
少し寿命が延びた気がする。
良かった。夢だからって、あれ以上のことをしなくて本当に良かった・・。
0052淫霊2015/08/15(土) 20:52:57.93ID:aqZc8QFY
Oのモノローグ

今朝の馬車の中で、お前の体から私のと同じ香油の匂いがした。
夕べの湯に香油が入っていたのだという。男もそういうものを使うとは知らなかった。
あの香油は母上がくれたものだ。好きな香だったがこのところ強さに酔うようになったから、よかったら私が使ってみないかと押し付けられた。
湯に入れてみると異国の香が立つ。不思議なやすらぎとざわめき。
なるほど「酔う」という気分が少し分かる。でも悪くない。もっと酔わされてみたいと思うような香だ。

香油で湯が白濁し、自分の胸がぽっかり島のように浮かぶ。香油で滑らかになった手で、胸に触れてみる。
味わったことのない気持ちがじわじわとわき起こり、うっとりする。どこかなつかしく、いつまでも浸っていたいような香だ。
それでいて何かを求めてやまないような、切ない気持ちが急に高まってきた。
不意に、黒髪の幼馴染の顔が浮かんで、戸惑う。
まるで彼がすぐそこにいて私を見ているような気がする。目を閉じても、視線が追いかけてくるようだ。
どうしたというのだろう。なぜこんなに体中が熱くなるのだ、とけてしまいそうに。・・この甘いうずきはなんだ?

お前の声が聞こえてくる。まるで水中にように遠くから。
「オスカル、こんなところで寝ていたら風邪をひくぞ」
これは夢?空想?
手を差し伸べて彼を引き寄せる。
彼の手が私の裸の胸をつかむ。彼の掌が香油の助けを借りてすべらかに私の身体をなぞる。
私は彼の皮膚が触れる場所をもっと求めて身体を開く。
彼の唇が胸の先をついばむと、乳首が自然に固く立ちあがってくる。まるでもっともっとと身体が主張しているかのようだ。

彼は私の上にかぶさってその身体を押し付けてきた。
私は迎え入れるように脚を開いて彼にからませる。おしゃべりな身体の反応と対照的に私は無言だ。
彼はすべて理解しているようだ。体の芯が熱くなって、彼を求めてやまないことも。私が恥ずかしくてそれを言い出せないことも。
唇が私の唇に触れ、舌が唇の表面を撫でる。
彼の腕に包まれて身体がざわめく。彼の身体が私にのしかかり、二人の身体の動きが合わさる。
夢ならば、なぜ私はこんな夢をみるのだろう。
空想ならば、なぜ彼なのだろう?

馬車がふいに揺れ、我に返った。このところ、湯あみするたびに変な妄想をしてしまう。
毎回湯あたりするほど長風呂になって、出た後もしばらくぐったりする。「酔う」っていうのはこれのことかもしれないな。
こんなことを思い出すのは・・この匂いのせいだ、きっと。
彼の身体から漂う香油の香。私の身体からも同じ匂いがする。これじゃまるで一緒に風呂に入ったみたいじゃないか。
誰かが気付いたらきっと変に思うだろう。もうあの香油を使うのは止めだ。侍女たちにやってしまおう。

・・ ・・ ・・ ・・
馬車は車輪の音を立てて進んだ。
彼は何事かを思い悩んで青ざめ、彼女は何事かを思い出して顔を赤らめている。
今夜以降、きっと彼は淫夢から解放されるだろう。

  〔完〕

後書き:六条とアンドレって、理性で制御しかねるデモーニッシュな部分がつい出てきちゃうところが似てるかもと思いました。
0053名無しさん@ピンキー2015/08/15(土) 21:42:23.43ID:aADsJX+K
GJ!
一気に読んだあ
みんな違って新鮮だった!
癒やされましたありがとう
0057名無しさん@ピンキー2015/08/17(月) 22:06:13.07ID:YgKBruVQ
久々に来てみたら良作いっぱい!
ほもぉ、倦怠期、女アンドレ、六条御息所それぞれGJ
0058名無しさん@ピンキー2015/08/17(月) 22:18:27.56ID:zo+KbO/0
倦怠期どうしたらいいのかなぁって、真剣に考えてしまった…
0059名無しさん@ピンキー2015/08/17(月) 23:14:46.25ID:/TbYNYJT
自分も・・・
アンドレになんとかアドバイスしたくなったわ
0060名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 07:53:31.70ID:RYh8J8yS
半年待つようじゃ無理だなあ
プライド捨ててやらせてくださいと土下座でもしてみるか
拒否られたら諦めて別れろw
0061名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 15:30:50.69ID:nSVvovRz
オスカルは大事なものの価値にぎりぎりになるまで気がつかない人だから
アンドレの浮気騒動(もちろん誤解)でも起こればいいかなと考えてしまったw
レスでも離婚なんか考えてないだろうし他の女に渡すのは絶対にいやだろうから
0062名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 15:39:07.57ID:xdOaCOLR
アンドレ狙ってる女の人多そうだよな…
クリスティーヌとか出て来て揉めそうw
0063名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 16:01:54.34ID:IcQhRLHF
そういえば虹の話でもオスカルと両思いになってからはアンドレの浮気話って読んだことないや
(浮気してるかもってオスカルが誤解する話は除く)
がっつり他の女とやっちゃって、改めてオスカルへの愛を再確認する、なんて虫のいい話も
たまには読んでみたいかも
0064名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 16:42:37.50ID:RYh8J8yS
30代でレスって深刻にヤバいぞ
子がいればそれもわかるが
子ども欲しいなってもちかけたらどうかね?
それで要らないと言われたら別れろw
0066名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 18:04:45.13ID:Jb6VWiBZ
OAがレスになるの想像つかないw
アンドレなんか契りたいと悶々としてたくらいだし、オスカルもこわ…い…と言ってた割には、私の体の中を熱く狂おしく駆け抜けていっただからね
0067名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 18:12:07.81ID:XMcn4RGs
アンドレはオスカル以外には反応しない
オスカルもツンだけどアンドレが浮気したら、それこそちょん切りそう
0068名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 18:18:06.65ID:xdOaCOLR
オスカルは仕事が一段落したら何事もなかったようにエッチしようって言ってくるかもしれんな
超マイペースな気もする
0069名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 18:22:55.38ID:Rl9Q06on
「SEXレスA」にアドバイスいろいろありがとう >>64、いい考えだね
 (手帳を見ながら)「オスカル、今月は△日 だから。念のため前日と翌日にもやっておこうか」
 「そんなにやらなきゃいけないのか?」
 「受胎マニュアル必携にそう書いてあるんだ」
 (ため息)「じゃあ、さっさとすませるか」
Jamオスカルはあくまで淡泊な感じ(というか、JamOA二人ともそんな感じ)
0071名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 18:34:37.29ID:Rl9Q06on
ごめん、69あげちゃった
>>66 原作OAについては同感
よしながふみ『フラワー・オブ・ライフ』で(居酒屋乱闘後の無許可チューのシーンが)「エロかった」ってあったときは、「へー、今どきは(ときめくとかじゃなくて)こういう言い方するのかー」って思ってたけど、今頃気が付いた。原作むちゃくちゃエロすぎ
0073名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 18:35:55.71ID:xdOaCOLR
ゴムはあったとか聞いたけど、定かではない。
動物の腸使ってたとかなんとか…
0074名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 18:36:45.24ID:ppz/IuAe
Sl8QIdtHさん>>35-38のSSが斬新で面白かったので、
勝手にオスカル視点を書いてみました。

以下苦手な方はスルーしてください。

★現代版パラレルOA 
★エロシーンらしきものほぼなし(SEXレス)



目覚ましが鳴っている。
・・・・うるさい・・・・
アンドレがアラームを止めて起きるようだ。
・・・・まだ20分は寝れるな・・・・
昨日はついゲームに夢中になって、遅くまで起きていたせいかいつもより眠くてしかたがない。
オスカルは寝返りをうってうつ伏せになると、また深い眠りに落ちて行った。

「オスカル、いい加減に起きないと遅刻するぞ」
「うん?」
アンドレの声がする。もう20分たったか・・・・でも眠い、眠くて仕方がない・・・・ようやく頭を起こす。
「おはよう」
朗らかなアンドレの挨拶にギリギリ返事をする。
「うん」
昔から朝は苦手だが、最近ますます弱くなった気がする。何も考えたくない。
朝のキスをどうにか頬で受ける。
まだ寝ていたいが、遅刻するわけにはいかない。
頭を無理やり働かせるためスマートフォンでニュースをチェックしながら無言で朝食を流し込むと、洗面台に向かった。

好き勝手に暴れる髪を整えてると、どうにか覚醒してきた。
今日の仕事の段取りを考えていると、アンドレが声をかけてくる。
「オスカル、たまには外で待ち合わせして飯食うか。今度の金曜日とかは?」
金曜日か・・・・おっと月末だな。部員の異動がでるかもしれない。そうしたら急遽送別会だ。空けておこう。
「だめだ。金曜は急な飲み会が入るかもしれないから」
「じゃ、他の日でも」
送別会が入るなら前倒しで仕事をしなくては。
「今週は無理だな。また来週な」
「・・久しぶりに今夜どう?」
すまんが、仕事優先と。そして帰れたら寝たい。
「ん、気が向いたらな」

0075名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 18:37:45.48ID:IcQhRLHF
>>69
たしかにJamOAは体育会系でセクシャルな感じや秘め事的な感じがなさそうだわ
夜のお誘いにはアンドレ君、苦労しそうだね〜
0076名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 18:38:37.58ID:ppz/IuAe
会社にくれば集中して仕事をする。
今日も大したトラブルもなく、一日が終わりそうだ。
決裁書をだして・・・・ああ、金曜のためにもう少し頑張るか。
とりあえず書類を持って上司のところにいくと、どうやら不在らしい。
「ああ、ブイエのおっさんですか?今日はもう帰りましたよ」
書類をもってふらつくオスカルに部下が声をかける。
定時は若干過ぎているとはいえ、珍しく随分早い帰宅だな・・・・体調でも悪いのか?
その謎に答えるように部下が小声で続ける。
「ここだけの話ですが、離婚の危機らしいですよ。
奥さんに突然言い渡されたらしくて。こないだ酔った勢いで愚痴ってました。
今、頑張って修復中らしいです。今日は結婚記念日らしく定時早々に帰っていきましたよ。
女の子に女性が好きそうなプレゼントとか聞いてましたが・・・・まぁ間に合えばいいですね。」
絶対にここだけの話ではないだろうな、かわいそうに。
オスカルは部下に一応お礼を言い、一息つくために休憩所に向かった。

コーヒーを飲みつつ先ほどの話を思い出す。
熟年離婚か・・・・仕事一筋だった亭主が定年を機に捨てられるってやつか。彼も仕事人間だからな・・・・
私も仕事人間の自負はあるが、うちはうまくやって・・・・・るか??
そういや、結婚記念日はいつだっけ?7月・・・だよな。
何したっけ?・・・・・・確か・・・・アンドレがちょっと豪華な夕食をつくってくれたな。
でワインをしこたま飲んでそのままソファで寝たっけ。
・・・・・・これは夫婦というより友達だな・・・・・・

あれ?そもそも夫婦生活というかSEXを最後にしたのはいつだ?思い出せない・・・・

以前はこうじゃなかった。
10代、20代のころはそれはそれは盛んだったな。今思えば若かった。
自分から誘ったことも多々あったし、
あいつから後ろから肩を抱かれ、コチコチになった状態がわかるよう腰を押しつけて、「ね」とか耳元で言われればその気になった。
0077名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 18:39:19.78ID:ppz/IuAe
30代になったころだ。
大プロジェクトを任されて仕事が急激に忙しくなって、
年齢的にも疲れもたまるようになって、気が付いたらSEXレスだ。
女性の30代は性欲が増すと何かで読んだ気もするが、自分には当てはまらなかったようだ。むしろ逆だ。
自分から誘うことはなくなった。
あいつも後ろから肩を抱かれても下半身にふにゃりとしたものがあたっただけだったな。
あるとき気が付いて「年だな」と声をかけてみたら、どうやら男の沽券に関わることだったらしい。
しばらく落ち込んでいた。これは悪いことをした。

アンドレはやりたがっているようだが、正直なかなか疲れがとれない、寝たい。
プロのところへ行っていいぞとは考えなくもないが・・・・・言ってはいけない気がする。

でもSEXレスは確か離婚の原因になりえたような。
意外にもあいつは一途だからな、浮気はないだろう。
いっそのこと解放してやるか?
身内の欲目抜きで、あいつはモテると思う。
顔も性格も良い方だと思うし、稼ぎだって悪くない。家事だって積極的だ。
その気になれば再婚相手はすぐ見つかるだろう。

しかし・・・・・何だかんだで10年以上連れ添った。
愛情もある。家に帰れば安らげる。
他の女に盗られるのは、正直勘弁願いたい。

・・・・それならば・・・・
・・・・・・・・
・・・・今晩襲ってみるか・・・・

そうと決まれば善は急げだ。今日はもう帰るとしよう。
さっさとコーヒーを流し込んでデスクに戻ったところ、部下から声がかけられた。
「あ、ジャルジェさん、戻りましたか。先方から連絡がありまして、至急対応してほしいことがあるらしいのですが。」
アンドレのことを考えていた頭が、途端に仕事モードに切り替わった。



日付が変わってもう2時間は過ぎているころ、オスカルはタクシーで岐路についた。
アンドレが残しておいてくれた、夕食のスープだけを飲みながらぼんやり考える。
予想よりヘビーな案件だ。でもどうにか目途が立ったから、金曜日までめいっぱい頑張ればカタがつきそうだ。
・・・・よし、あと2日・・・・週末は寝てやる、とにかく寝たおしてやる・・・・
とりあえずシャワーを浴びて寝るか・・・・オスカルは眠気と戦いながら浴室に向かった。

―おわり―

ごめん、アンドレ。解消できなかった。
0079名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 19:45:52.45ID:nSVvovRz
だんだんアンドレがかわいそうになってきた
職人さんどなたかレス解消させてあげてください
0080名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 23:06:02.12ID:jBOcdAq1
GJ。結婚記念日は7月、そうだったね。夫婦別姓ってところが現代っぽいな。
反省しているみたいだし、山を越えたらきっと解消できるよ、当座は。
0081名無しさん@ピンキー2015/08/18(火) 23:33:14.83ID:jBOcdAq1
>>66 オスカルもこわ…い…と言ってた
あのシーンって後ろから押しつけられてこわくなったんじゃ・・とふっと思った(処女にそんなことしちゃいかん)。
って下品でごめん。
0082名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 00:05:50.10ID:qjOYb8Zg
ここはエロパロなんで無問題

そういや、どの時点でアンドレはピンコ勃ちになったか
服を脱いだ時派とこわくないから…派で小一時間討論したことがある
こわい…の時点だとそれよりも前だな
0083名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 00:31:48.02ID:lTqIyLI6
>>82
私は「よかった……(中略)気づくのがおそすぎなくて……」の横のコマで
アンドレが『スイッチオン』の目になったあの時だと思ってたー
0085名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 10:25:59.71ID:CLZh98vu
FO ※身体的接触なし

オスカルは、王妃とフェルゼンが思いを通じあわせるずっと前から、彼の秘密の恋の打ち明け話の聞き手となっていた。
王妃の愛を得ても、けっして公には満たされることのない恋心をフェルゼンは彼女にだけは話さずにはいられなかった。
「オスカル、お前にしかこんな話はできないんだ」
彼のそんな言葉が喜びと切なさをもたらす。つい断れずに話に付き合ってしまう。
彼女は何も顔には出さず、自分の彼への片恋を隠し通した。フェルゼンはそれに甘え、切々とした、時にあからさまな想いを話し続ける。
彼女にとってフェルゼンの甘えは一種の拷問のようになっていた。
アントワネットさまに夢中なあまり、彼の話はときどき常軌を逸している。
彼への思慕にがんじがらめになり、話があるからとフェルゼンの館に誘われて断れない自分をオスカルは内心もてあましていた。

・・・・

「あの方がこのところ沈みがちなのは、本心では私の持ちものに満足されていないのではないか。オスカル、見てくれ」
彼はズボンの前を緩めると、自分の陰茎を露わにして彼女に曝した。
そんなものを見せつけられて彼女は鼻白んだが、とっさのポーカーフェイスで隠す。彼女には何とも答えようがない。
「・・そんなことはないと思うぞ、フェルゼン(多分・・、正直グロいな)」
「だが、エレクトした状態の形がお気に召さないのかもしれない。見てくれ、オスカル」
フェルゼンは手で擦って自分のペニスの形状を変えると、目を丸くしているオスカルに示した。
「う・・ん、私には何とも。その、大丈夫じゃないか。王立医学協会便覧に載っている生殖器官図と比べても遜色ないと思うぞ」
オスカルはコメントしようがなく、彼が傷つかなさそうなあたりさわりのないことを急いで述べた。
「ああ、私は少しでもあの方の不興をかいたくないんだ。私の何がいけないんだろう。オスカル、見ていてくれ」
彼は吐息をつきながら自分の一物を手でしごいた。
「アントワネットさま、あ、ああ、××××××××(←何かスウェーデン語)」
オスカルは内心の溜息を隠しながら、フェルゼンが終わるまで辛抱強くつきあった。

・・・・

フェルゼンの館を出ると雪が降っていた。つらい、フェルゼンの恋話を聞くのが。
だが彼に会わずにはいられない。私はなんと弱くなってしまったのだろう。
一人になった反動で涙がこぼれる。私はいつまでこんなことを続けるのだろう。
人は皆このようにわきあがる思慕に耐え恋をしのぶものなのか・・・。教えてくれ、アンドレ、ロザリー。
あふれ出る想いのまま彼女は雪の降るパリ郊外に馬を走らせた。

(終わり)
0086名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 13:16:53.84ID:ATLvCgvT
なんかワロタよ
いじらしいなフェルゼン
そういうのを女の子に見てもらうってプレイを思い出した
0087名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 14:13:39.36ID:y88d0Pxr
真面目な顔して自家発電するF伯とそれに付き合うO嬢にワロタw

「忘れちまえ!フェルゼンのことなんか!!・・・いや、忘れて欲しい・・・お願いだ・・・」byアンドレ
0088名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 15:49:07.67ID:bYjXEK5X
オスカル、見てくれじゃないよw
天然の変態紳士だな、フェルゼンww
0089名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 15:50:18.41ID:bYjXEK5X
書いていて自分もアンドレがかわいそうになったので>>74-77の続き。
SEXレス救済パターン。OAそれぞれのバージョンあり。
Sl8QIdtHさんの原型がなくなってきた。すみません。

以下苦手な方はスルーしてください。

★現代版パラレルOA 
★エロシーン温し

【アンドレバージョン】


久しぶりにオスカルを休日に外に連れ出すことに成功した。
オスカルの好きな映画の続編が公開されたので見に行くことになったのだ。
しかも珍しく外で待ち合わせだ。
といってもすばらしく奇麗な外向け限定仕様は期待できない。

当のオスカルは仕事で確認したいことがあるらしく、ちょっと会社に寄るといって先に出かけていった。
休日出勤なので軽く髪を括ってポイントメイクでカジュアルなシャツとパンツスタイルだった。
オスカルのことだ、仕事後の俺とのデートに向けて装いを替えるってことはありえない。
それでもそこいらの女性の誰よりも美しくみえるであろうことは、事実なのか、惚れた相手だからなのか。

夏の日差しが強いので、映画館横のホテルのロビーで待ち合わせることにした。
「今出た。10分ほど遅れる」とメールが入ったのは先ほどのこと。
でも席の予約もしているし、上映開始時間にはギリギリ間に合いそうだ。
暇つぶしにスマートフォンを取り出すと、ニュースサイトを適当に見だした。
0090名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 15:51:01.24ID:bYjXEK5X
「あら?もしかしてアンドレじゃない?」
声をかけられて顔をあげる。
柳眉に、うるんだ大きな目、通った鼻筋、ぷっくりした唇、
体にフィットしたジャケットも良く似合っていて、スカートから形の良い足がすらりと伸びている。
ほとんどの男なら振り返るであろうかなりの美人だ。
こんな美人の知り合いいたっけ・・・・
記憶をたどっているうちに相手から声がかかる。
「やだ、忘れちゃったの?クリスティーヌよ。ほら高校のときに同じクラスだった。」

……思い出した。クリスティーヌ。確かに高校の同級生だ。
そして自分に好意をもってくれていた娘だ。
卒業のときに告白されたが、既にオスカルと付き合っていたから断った。
当時はどちらかというと垢抜けない感じだったな。こんなになるとは女性はわからないものだ。
「ああ、びっくりしたよ。久しぶりだな。キレイになったから一瞬わからなかったよ。」
素直に口に出してみる。

「やだ、もう……」
照れた様子も魅力で目を伏せる。長い睫毛が揺れる。
オスカルは決してみせてくれないであろう姿、なんだか新鮮だ。
ちょっとドキドキしてきた自分をごまかすように質問する。
「で、クリスティーヌは何でここに?」
「ああ、秘書をやっているの。今日このホテルでレセプションがあるのよ。その手伝い。」
差し出された名刺を見ると、某有名企業名が書かれてあった。
「へぇ、すごいな……」
うけとりながらつい左指の薬指に指輪がないことを確認してしまったのは男の性か。
「アンドレは?」
「へ、俺?ああ、待ち合わせ。隣の映画館に行こうと思って」
「そうなの…………あ、あのもしよかったら…」

クリスティーヌが何か言おうとしたところ、リズムカルな足音と共にオスカルの声が聞こえた。
「アンドレ待たせたな」
急いで来てくれたのだろう、ちょっと髪が乱れて軽く汗ばんでるようだ。
「そちらは?」
クリスティーヌを見て尋ねる。
そうだよな、お前ともクラスメイトのはずだがこの変わり様だとわからないはずだ。
「クリスティーヌだよ。高校で同じクラスだった。今、偶然会ったんだ。」
「…………ふうん…………」
一瞬クリスティーヌとオスカルの目が合う。
なんか火花が散ったような気がするのは気のせいか……
0091名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 15:51:34.12ID:bYjXEK5X
「おお、映画が始まってしまう。いくぞ、アンドレ。
じゃあ、クリスティーヌ、失礼する。」

何か言いたげなクリスティーヌを置いてオスカルがさっさと歩きだした。
「??オスカル?」
「さっさと歩け、間に合わなくなるぞ。」
途中オスカルは振り返ると、アンドレの腕をつかんでさらに速度を早めた。



映画は面白かった。1作目に比べるとあれだが続編にしては上出来だと思う。
だがオスカルは先ほどからなにか考え込んでいる。
「どうした?オスカル?」
「ん?ああ……」
声をかけてもそぞろな返事しか帰ってこない。
ほぼ無言で帰宅の途に就く。せっかくのお外デートだったのに何だってんだ。

家につき、リビングに入るな否やオスカルがきっぱり宣言をした。
「さ、やるぞ」
「ん?何をだ?」
なにかやることあったけ?思わず返す。
「何ってSEXに決まってる。私達は夫婦だぞ!何か問題でもあるのか?」

相変わらずのサッパリ、明るいSEX派だな……
「いや、まったくないけど…突然でびっくりした。うれしいけどね。」
唐突なSEXレス解消のお知らせに、嬉しいが唖然とする。
「うん、まぁ…………ほっといて悪かったな。」
反省なんて珍しい。
オスカルは微笑みかけた俺の首筋を掴むと噛みつくようなキスをしてきた。
久々の、本っ当に久々のオスカルからのキスに答える。そうだ、ずっとお前が欲しかったんだ。
口の中を蹂躙し合い息もできない。ようやく口を離したと思うとオスカルがニヤリと笑った。
俺はオスカルを抱き上げベッドに運ぶと、そのまま覆いかぶさっていった。

0092名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 15:51:55.83ID:bYjXEK5X


「2回戦までか・・・」
熱が引いていくベッドの中で、今日もオスカルは俺の自尊心をざっくり抉る。
そりゃ下手すれば朝まで頑張れた20代とはワケ違うよ。だけどさ……
そんな気持ちなんぞ露知らずだろう、オスカルは続ける。
「……お互いもう若くないな……
でもこうやってお前と肌を合わせるのはやっぱり悪くない。」
オスカルが俺の胸にピタリと寄り添ってきた。
ああ、自尊心クラッシャーだけど、空気を読んでくれないけれど、ツンばっかりだけれど
やっぱり俺が惚れた女房だ。温かい身体がとっても愛おしい。
「うん、そうだな……たまには相手をしてくれ。」
優しく抱きしめると耳元でささやいた。
「……ああ…わかった…………」
返事をするとオスカルは目をつむりすやすや寝息を立て始めた。

「愛しているよ」
俺はもう夢の中にいるオスカルにそうつぶやくと、もう一度優しく抱きしめた。

―おわり―

よかったな!アンドレ
0093名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 15:52:42.23ID:bYjXEK5X
続いてオスカルバージョン
以下苦手な方はスルーしてください。

★現代版パラレルOA 
★エロシーン温し

【オスカルバージョン】

久しぶりのアンドレとの外出だ。
好きな映画の続編が公開されたので、見に行こうということになった。
仕事も一段落したし、たまにはよいかもしれない。
だた確認したいことがあるので、会社に寄るために外で待ち合わせとなった。

今日は休日出勤なので顧客と会うことはない。
待ち合わせ場所はそこそこの高級ホテルだが、ロビーに行くだけだ。
必要最低限身なりを整えればいいだろう。
軽く髪を括ってポイントメイクをし、カジュアルなシャツとパンツスタイルで家を出た。

休日のオフィスは人がいなくて仕事が捗る。
ちょっと資料を確認するだけのはずが、つい集中しすぎてしまった。
おおっといけない。時計を確認すると約束の時間の5分前。ホテルに向かうまで15分ってところか。
エレベータでアンドレにメールをしておこう。
オスカルはパソコンの電源を落とすと片づけはじめた。

急いだほうがよさそうだな。
オフィスビルを出ると小走りでホテルに向かう。
夏の日差しが熱い。顔や背中に汗が流れるのを感じる。
やっぱりこの時期は、できるだけ外に出るもんじゃないかもしれんな。
そんなことを思いつつ、ようやく目的のホテルが目に入ってきた。
ロビーに入ると空調で身体が一気に冷やされ、ようやく一息ついた。
0094名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 15:53:03.40ID:bYjXEK5X
アンドレはどこにいる?
きょろきょろ見回すと、はたしてアンドレを見つけた。
背が高い分見つけやすいな、なんて考えているとどうやら女性と話しているようだ。
ツカツカを歩み寄るとアンドレに声をかけた。
「アンドレ待たせたな」

アンドレと女性がこちらを見る。
美人だ。しかもかなりの。
アンドレとは幼馴染で大学まで同じ、一緒にいる期間が長い分被る知り合いは多い。
だがこんな美人見覚えがない。誰だ?
「そちらは?」
思わず尋ねる。
「クリスティーヌだよ。高校で同じクラスだった。今、偶然会ったんだ。」

ええっとクリスティーヌ……居たっけ?
素早く思い返していると、地味目な女子の姿が思い浮かんだ。
確かに面影はあるものの、目の前の女性とは大違いだ。
大学デビューやら社会人デビューで変わる女子は少なくない。だがここまで大化けするのは珍しい。
「…………ふうん…………」
わからない程度に足先から頭へ全身を見たところ、一瞬クリスティーヌと目が合う。
あちらからも何か探るような視線を感じる。
……不快な視線ではないが、なぜかいい気はしない。

「おお、映画が始まってしまう。いくぞ、アンドレ。
じゃあ、クリスティーヌ、失礼する。」
クリスティーヌの視線を振り切るように歩きだす。
「??オスカル?」
「さっさと歩け、間に合わなくなるぞ。」
アンドレの声を無視するようにホテルの出口へと向かう。
途中振り返ると、クリスティーヌはまだこちらを見ている。
視線の先は……アンドレだ。多分、いや絶対。
アンドレの腕をつかむとさらに速度を早めた。

0095名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 15:53:03.72ID:HTl2hZ+m
>>82
こわ…い…の時点でビンビンだったと思うw
脱いだときには天井向いてただろうね


しかしアンドレって、一度出してもすぐ復活しそうなイメージがあるw
0096名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 15:54:24.42ID:bYjXEK5X


映画は面白かった……と思う。正直あまり覚えていない。
帰る途中、アンドレからも声をかけられた気がするが、耳に入らない。
それより頭の中を占めていたのは先ほどのクリスティーヌの姿だ。

綺麗に整えた眉に、長い睫毛の黒目がちな瞳、頬にはうっすらとピンクのチーク、
グロスが輝くぷっくりとした唇、髪はハーフアップで小奇麗にまとめられてている。
女性らしいラインのジャケットに、ちょっと深めのスリットが入ったスカート。かといっていやらしくはない。

今流行りの大人女子とやらを体現した感じだった。

それに引き替え自分の姿は・・・・
子供の頃から容姿は随分褒められてきた。
その反動かあまり着飾ることに興味はない。
今日もラフなシャツにパンツ。
走ってきたのでおそらくちょっと髪は乱れていただろう。
汗をかいていたせいで化粧も落ちてたかもしれない。

女らしく見られたいなどと思ったことはない。ただなんだろう、この敗北感。

そしてアンドレを見るクリスティーヌの視線。
旧友を懐かしんでいる?いや、それだけではなかった気がする。

クリスティーヌと自分の姿。アンドレにはどう映っただろう。
アンドレが浮気するとはとうてい考えられないが、万が一ということもあるのではないか。
妻を女として見れない、SEXレス、美人になった同級生との再会、浮気、離婚・・・・
安っぽいドラマの内容のような言葉が、頭の中をぐるぐるする。

……オスカル、冷静になれ。自分に言い聞かせる。
まずは状況を整理しよう。
そしてできることから、対応するのだ……

0097名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 15:59:41.13ID:CLZh98vu
GJ! 良かったね、解消できて。新作外伝のO様も帰宅してからやったのかしら
0099名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 17:20:03.01ID:fNr42eAx
オスカル様、ダメよ男の自信喪失する様な事言っちゃw
いや、GJです!
0100名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 18:10:05.23ID:bYjXEK5X
GJありがとうございます。
規制に引っかかってた、スンマセン。もうちょっとだけ続き。



家につき、リビングに入るな否やきっぱり宣言をする。
「さ、やるぞ」
「ん?何をだ?」
「何ってSEXに決まってる。私達は夫婦だぞ!何か問題でもあるのか?」

そう、SEXレスから解消しよう。とりあえずそう結論づけた。
女らしさとやらはさて置いておいて、私達は夫婦だ。
離れることがないように肌を重ねよう。

「いや、まったくないけど…突然でびっくりした。うれしいけどね。」
そうか、びっくりか。確かに随分ご無沙汰だったな。
うれしく思ってくれてよかった。お前の気持ちも長い間考えなかったな。
「うん、まぁ…………ほっといて悪かったな。」
素直に口に出すと、なぜだか急にアンドレが欲しくなった。
微笑みかけた彼の首筋を掴むと噛みつくようなキスをした。彼も激しいキスを返してくる。
口の中を蹂躙し合い息もできない。
なんだ、お前もか。
ようやく口を話したと思うとオスカルがニヤリと笑った。
アンドレに抱き上げられベッドに運ばれると、そのまま覆いかぶさってきた。

0101名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 18:11:13.19ID:bYjXEK5X
「2回戦までか・・・」
熱が引いていくベッドの中で、思わずつぶやく。
やっぱり20代のようにはいかないな。もう2人とも若くはない。
「・・・・お互いもう若くないな・・・・
でもこうやってお前と肌を合わせるのはやっぱり悪くない。」
オスカルはアンドレの胸にピタリと寄り添ってみる。

触れ合うことで愛情も育まれる。
快楽を得るためだけではなく、こういうためにもSEXはあるのだろう。
つい仕事に夢中になってしまうし、家ではゆっくり眠りたいのも事実だ。
だがたまにはスキンシップも必要だ。
将来、アンドレが本格的に現役引退のときがきたら、
抱きしめあって眠るだけでもよいかもしれない。
温かい身体が愛おしい。

「うん、そうだな・・・・たまには相手をしてくれ。」
同じようなことを思っているのだろうか。優しく抱きしめられ、耳元でささやかれる。
「・・・・ああ・・わかった・・・・・・」
温かくて安心できて良い場所だ。
目をつむると、疲れと共に心地よい眠気が訪れた。
「愛しているよ」
意識を手放す寸前にアンドレの声が聞こえた気がした。

―おわり―

これからもがんばれ、オスカル。
0102名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 20:55:45.55ID:fNr42eAx
日本の勤労形態だと残業でくたくた、性欲もわかない程疲れるけど
おフランスでは残業無し、残業なんかすると無能と思われるそうだ
フランスの仕事形態なら夜の時間もたっぷり取れるし
バカンスも二ヶ月とかあるぞ!出来る、出来るよオスカルとアンドレ夫妻。

それに1年のセックス回数確かベスト3に入るくらいだおフランスw
0103名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 21:26:29.95ID:LFvIce7m
GJ!
クリスティーヌって脅威だよなー
全くタイプ違うけど美人で寵姫だし…
でもこのSSのオスカルアンドレはなんか幸せだな
おうちに帰れば安らげるってのがほっこりする
0104名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 00:37:53.27ID:EQjbuhq1
いやーよかったよかったw
レス解消おめでとうアンドレw
0105名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 00:48:42.42ID:mYrrNzIy
>>76

>10代、20代のころはそれはそれは盛んだったな。今思えば若かった。

そのそれはそれは盛んだった頃を是非詳しくお願いします。
0106名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 13:00:51.23ID:hlj29Sjq
>>86
フェルゼンは氷の美貌のオスカル様の冷めた目線がたまらないのですねw
0107名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 14:53:11.09ID:X1QyP2y4
AL×A アニメ風 ※BL注意 エロくないです。過去スレ・表サイトSS・海外パロディ(AL×Aホモネタ多し)いろいろ参考にさせてもらいました。

あいつには会った時から目を付けていた。安酒場でやさぐれた色男。女みたいなきれいな顔で、のびやかないい身体をしている。
そのくせ寄ってくる酒場の女どもには見向きもしない。こいつは上玉だ。
悩みを聞くふりをしてすぐ親しくなった。
ある日向こうから、俺の職場を紹介してくれと言ってきた。仕事を探していると言ってたが、どうもわけありだ。
まあいい。俺の手の内に小鳥を入れてしまえば、じっくりを羽をむしれるだろう。

あいつを手に入れる機会は意外にもすぐにめぐってきた。
隊長が長居しないことで有名なB中隊に、こともあろうに女の隊長が颯爽とやってきた。
あの新入りがその女隊長の従僕だったと噂が流れて、荒くれたちは殺気立った。
こいつはいい、付け入る隙がある。俺は事態を見守った。
あいつはたまたま虫の居所が悪かったのか、何だか荒れていた。他の衛兵隊員につっかかり、大勢にぼこぼこに殴られた。
ボロボロのあいつに女隊長はショックを受けている様子だった。あいつが運び込まれた救護室で、相当長い時間あいつの寝顔を見守っていた。
夜も更けて、うなだれた隊長が自室へ去っていく。
俺はこの時を待っていた。
あいつはあの女隊長にぞっこん惚れてやがる。その女が傷ついた自分のベッドの傍らにいたと知れば感激するだろう。だが、まだ本人は知らない。
あの女隊長も自分からそういうことは言わないタイプに見えた。
なんだかどちらも相手を思いやり過ぎて、何も始まらない、そういうもどかしい間柄なんだろう。
それなら、さっさとこっちがいただいちまうまでだ。

真夜中の救護室。あいつは死んだように寝入っている。
そっと首を支えて口を開けさせた。あいつの口の中は切れていて、舌は血の味がした。
まだ動かすと痛いのだろう。あいつの眉が顰められた。あんまり身体に負担はかけられない。ただ、俺の烙印を押しておけばいい。
「・・ア、アラン?」
「かわいそうにな。お前、あんな男女なんか忘れちまえ」
「ほっといてくれ」
「俺が忘れさせてやるよ」
「アラン、やめろ」
「こわくないから」
「だめだ、アラン、だめだ・・俺は・・」
大抵の男は乳首への刺激に劇的に反応はしない。だがこの男は違った。初めて俺の指があいつの胸先をすりあげた時に、あいつの身体が震えた。
あいつの身体は俺の手の動きにわかりやすく応えた。こいつは抱きごたえがある。肌もきれいですべすべしている。
抵抗しきれず克服されていくその様には征服欲をそそられる。
だが、あいつのすすり泣く様にはまいった。
泣きながら、抱かれるんだ、あいつ。まるで十代の乙女をかどわかしているような、罪の意識を感じさせられちまった。
おかげでこっちも、普段使わないような甘ったるいセリフを言わされてしまう。
「大丈夫だから、さあ、我慢しないで、いきな」
いくとき、あいつはあの女の名前を呼んだ。
気持ち悪いやつだな。いつもその女を思いながら自慰しると告白しているようなものだ。
0108名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 14:54:55.25ID:X1QyP2y4
その日から、俺たちの秘密の関係は始まった。
あいつは俺たちの関係を外ではかけらもみせない。他の人間がいるところでちょっとでもべたべたしようものなら、あの目でにらまれる。
宿舎の中は相部屋なので、手出しはできない。
ちょっとの空き時間に倉庫に連れ込んだり、夜回りの時間をあいつに合わせたり、なかなかロミオとジュリエットばりの苦労をさせられる。
あいつはまったく協力しない。そのくせひどく性欲が強いので、一端モノにしたあとは毎晩のように求めても拒まなかった。
あいつがかわいい。そのくせ憎い。
あいつは罪悪感に陥っている。カマトトぶりやがって。
いつもどこか嫌がった様子を見せる。自責の念に責められながら俺に体を開く。そのくせ俺にしがみつく。
ベッドの上ではいつも俺なしではいられないのだと言わんばかりの乱れ方をするくせに、心の中では自分の想う女のことを常に考えている。
お前なんか、めちゃくちゃにしてやる。
何をそんなにいつまでもくよくよしているんだ?
協会の禁じる異端の愛欲に溺れることか?想いをかけた女を裏切っていることか?
減るもんじゃなし。いいかげんにしてくれ。こっちまで悪いことをしているような気になるじゃないか。
「アラン、勘弁してくれ。お前がどうだというわけじゃない。ただ、俺はいつかあいつのために死ぬと決めたんだ」
「じゃあ、死ぬときまでは楽しめばいいじゃないか。ぐだぐだ言うな」

・・・
あいつが逝った夜、隊長はズタボロになった。
パリの街を追いかけて、路地裏に倒れているあの女に声をかけると、あいつと間違えて抱きついてきた。
そのままその身体を抱いた。
別にあの女が欲しかったわけじゃない。少しでも力になりたいと思ったら、自然にそうなっちまった。
打ちひしがれ、自分を責めているあの女があんまり哀れで・・。でも俺自身、辛かったのは事実だ。
あの女は激しく乱れた。まるで人生で一度もそんなふうに感情を出したことがなかったかのように。
悶え、叫び、泣きながら俺に抱かれて、いくときにあいつの名前を叫んだ。
なんだってんだ。俺はまったく間抜けだ。
まるで俺の身体を通して、二人で愛し合っているみたいじゃないか。

負けたよ、オスカル。あいつはあんたのものだ。
天国でせいぜいいっぱいやって楽しむんだね。
あばよ隊長。

 ―終―

めも:当初、原作風と2部セットで、と考えてみたけど無理でした。原作AL×A、仲良しなのに何かがCP成立に欠けているような。顔が似てるからかな?
(A臨終場面のアップがちょっとアランに見える・・)れいと薫の君でどうもCPれないのと同じかも。
0109名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 14:58:52.88ID:X1QyP2y4
>>107 訂正 じっくりを →じっくりと でした。
あと、AL×Oの注意書きを入れ忘れました。ごめんなさい。
0110名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 15:06:51.08ID:hlj29Sjq
ウホッ!いいSS…
アニメアランかっこいいよな
GJです。
0111名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 15:35:55.19ID:RONTu3J3
アラアン
美味しくいただきました!
アニメはガチですが原作もいける派です
0112名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 16:43:55.75ID:Wt/WvX7Y
アニメアランは見た目からしてホモォな感じだよね
優しくて思いやりのあるホモォ
気が向いたら原作版アラアンもお願いします!
0113名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 20:28:31.07ID:X1QyP2y4
AL×A 原作風? ※BL注意 エロ乏しい話。TVドラマ『イーストエンダーズ』クリスチャン×サイードのキャラ(→ALは一途なオープンゲイ、Aはヘタレ)設定を借りてます。『ハリーポッター』の一場面も借用。

やっと一人のところを見つけた。あいつは宿舎裏の木の陰に座って、珍しく本を手に考え込んでいた。
俺は背後に回って、さりげなく声をかけた。
「『ヌーベル・エロイーズ』か、お前も読んだのか」
「お前もかって、アラン、お前も?なんでまた・・」
「なんか、お前みたいだなと思って、このサン・プルーって」
「・・・」
「身分違いの恋人たちが天国で結ばれる、って話だろ?お美しいこって。死によってしか結ばれない愛もある・・か、へっ」
わざと挑発してみた。あいつは黙っている。
「アンドレ、お前まさか、身分さえ同じなら隊長と一緒になれる・・とか思っているじゃないだろうな」
あいつが体をピクッとさせた。
「いい加減、目を覚ましたらどうだ」
水を浴びせるように容赦なく言葉をつなぐ。今日こそ本音を引き出してやる。
「ちったあ自分をわきまえるもんだ。一生くっついってたって一緒になれないぞ」
「この・・」
あいつは立ち上がりざま、殴りかかってきた。図星を刺されて頭にきたようだ。
ストレートのパンチをすり抜けてあいつの胸倉にフックを打ち込む。悪いが実践ならこっちの方がずっと経験がある。
0114名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 20:28:32.32ID:EQjbuhq1
やったああああああああ、大好きなアニメAL×Aだあああああああああ
ありがでえ、ありがてえ!
0115名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 20:30:04.00ID:X1QyP2y4
>>113
「いい加減あきらめろ。目ざわりなんだよ!」
「お前の指図は受けん!」
あいつのめくら打ちが俺の顎に当たった。往生際の悪いやつだ。
腕をつかんで、派手にねじあげてやった。もう体は動かせまい。
あいつはうつむいた。うっとうしい前髪が目を隠し、表情が読めない。
「・・知っているよ、そんなことは、もう何年も前から」
あいつは絞り出すように言った。
こいつが経てきた年月を思うとこっちの胸まで痛くなってくる。
「アンドレ、隊長の傍を離れるって考えられないのか?」
あいつはうつむいたまま、口の端で笑ってみせた。
「俺の人生はもうあいつの上に定められてしまっている。あいつを離れることなんてできやしない」
口の中が渇いて声が出しずらい。絞り出すように言ってみる。
「俺との人生って・・何にも考えられないのか?」
あいつは驚いたように俺を見た。
「どういうつもりなんだ、アンドレ。俺と二人になるのを避けてただろう。なぜ逃げ回る?」
「別に」
「ふざけんな」
あいつを壁に押し当てた。まっすぐにあいつの目を見る。
あいつは目をそらした。
「一回やったくらいで恋人気取りになるな」
「この野郎!」
顎をつかんで顔を近づけ、無理やり口づけた。舌で口内を蹂躙する。
最初はされるがままだったあいつがだんだん俺の唇と舌に応え始めた。
お互いの手が身体をまさぐり合う。
0116名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 20:30:48.00ID:X1QyP2y4
あいつの目を見る。あいつも目をそらさない。大きな、黒い瞳がうるうるしている。年上のくせに、童顔なやつだ。
もう隠せない。こいつが欲しい。もう、どうすることもできないほど。
「素直になれ。この野郎」
あいつの口元に指を差し込んだ。
「忘れろ。今は隊長のことも、何もかも。俺が忘れさせてやるよ」
俺があいつのモノを咥えると、あいつは震えながら両手で顔を隠した。
「なんだよ、隠すなよ。何も後ろめたいことなんかないだろう。『ただ愛のみが欲望に全てを許し与えても少しも羞恥心を失わずにいる』ってサン・プルーも言ってたろ」
「あ・・そう、だっけ・・」
あいつは息を弾ませて、心ここにあらずという風情だ。俺の決めゼリフなんて聞いてやしない。
くそばか。「愛している」って、言ったんだよ、この野郎。

終わった後、あいつは無言で服を着た。あいつの手を取って無理に体をこちらに向けさせる。
「いつまでこんなことを続けるんだ。まだ隠し続ける気か?」
「アラン・・」
俺が本気なのを見て取って、あいつの目が動揺する。
「隊長に言ってやる。お前が俺と寝てるって」
「やめてくれ、アラン」
「はっきりしろよ」
あいつはうなだれた。
「頼むから、これ以上みじめにさせないでくれ。俺は・・」
あいつは泣いた。
俺の目にも涙が浮かんでいた。
手を離した。ズルと、あいつの身体がずれ落ちた。
「行っちまえ、お前なんか」
あいつが俺をすがるような目で見ているのを感じる。俺は目をつぶって顔を横にそむけた。
よろよろと去っていくあいつの足音がした。
0117名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 20:31:56.78ID:X1QyP2y4
・・・
俺たち一班全員は軍記違反で裁判抜きの銃殺刑に処せられるところだった。
もうすぐ死ぬかもしれないと思った一週間のあいだ、ずっとあいつのことだけを考えていた。
危機一発で刑を免れたのは、俺たちを釈放させろと数千人ものパリ市民がデモを組んだからだと営倉で噂を聞いていた。
事態を収拾するために隊長が駆け回ったのは間違いない。
営倉から出ると、久しぶりの太陽が目に眩しい。
やつれて無精ひげを生やした俺たちを衛兵隊の皆が迎えてくれた。

あいつの姿を探す。いた!
ふらふらとあいつに引き寄せられる。
目と目が合う。こいつにキスしたい。誰に何と言われてもいい。
あいつはためらいも見せず、皆が見ている前で俺を抱き寄せ、何も言わずに口づけした。
俺はあいつの腕をつかんで、激しくキスし返した。
「いいぞー、アンドレ!よっ色男」
「ひょーひょー、見せつけるね、お二人さん」
「そのまま押し倒しちまえ、アラン」
衛兵隊の皆が囃し立てる。なんだか皆すごくうれしそうだ。ジャンなんて笑い泣きしている。
「アンドレ・・」あいつの耳元で聞いてみる。「俺たちの関係ってダダ漏れだった?」
「ん、まあね。俺がカミングアウトしたんだよ。オスカルもいるところでね」
胸がドク・・ンとした。

隊長は少し離れて、木の下に立ち、俺たちに向けてほほえんでいた。まるで、ずっと前から俺たちのことはわかっていたと言わんばかりの顔だ。
アンドレは俺の腰に腕を巻きつけたまま、隊長の方を見て少し照れ笑いをしてみせた。

―終わり―

原作AL×AでCP作りにくいと思ったのはALとOがかぶっているせいかも?と、Oの存在感をフェードアウトしてみた。いくつかの話の無理やりパッチワークでお粗末でした。
0119名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 21:05:46.48ID:RONTu3J3
原作アランのツンデレぶりがたまらんです
こんなにすぐに原作バージョンが読めるとは!GJ
0120名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 21:22:40.32ID:EQjbuhq1
原作AL×Aは難しいかな?って思ってたけど、きれいにまとまっていてGJです!
あなたの作品は素晴らしいw
0121名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 21:23:53.00ID:Wt/WvX7Y
乙乙です!
こういうのささっと書けるのすごいなあ
アランは一途なワンコだね。このオスカルは腐女子だなw
0123名無しさん@ピンキー2015/08/21(金) 18:12:50.10ID:3Y3XasBx
>>122 うーん、どうなんでしょう。この話ではその件について何も情報はないと思います。
またこのO様はこのAに対して特に執着を示してないように見えます(最後の段落から)。
しかしもしこのAがO様とも寝た上でALを選んでいるのだとしたら、このO様の寛大さには括目すべきものがあるのではと推測します。
0124名無しさん@ピンキー2015/08/21(金) 18:19:10.48ID:Ayxscu8f
速攻公衆トイレで
意外にもスタイル良くてかわいかった....。
一見地味 脱いだら桁外れに凄かった

snn2♪h.n萌et/s12/555moe.jpg
♪をcに変更 萌を抜いて
0127名無しさん@ピンキー2015/08/22(土) 17:31:20.83ID:VQ/yHKEu
アランを翻弄する小悪魔系お姉さんアンドレが読みたいなあ
でもここってBLもいいんでしたっけ
注意書きしてあればいいのかな
0128名無しさん@ピンキー2015/08/22(土) 18:29:55.02ID:IC6i1h2h
個人的にはBLは嫌だなぁ
BLの時には注意書きしてくれるとありがたい。
読まずに飛ばすから
0130名無しさん@ピンキー2015/08/23(日) 03:28:50.36ID:Ze8e/oas
>>125
エロ関係もし放題だったしな
よくそんな臭くて不潔な所で生活出来たもんだと今は思う
0131名無しさん@ピンキー2015/08/23(日) 04:41:04.30ID:n4OG/z3F
ちょっと涼しくなってきたし、近頃変わり種ストーリーが続いたので、そろそろ正統派の、AOじっくりねっとりラブラブストーリーが読みた〜い…

職人さんのご降臨をお待ちしてます。
0133BL注意2015/08/23(日) 08:15:56.00ID:8BJBrtPq
正統派でなくてすみません(変わり種しか書けない・・)。ちゃんとした職人様が来るまでのつなぎに。

AL×A 原作風パラレル バージョンII ※BL注意 >>113に引き続き『イーストエンダーズ』キャラ流用につき、Aが超ヘタレです。
『クローディーヌ…!』と藤沢周平『用心棒日月抄シリーズ』からも一部場面借用。
【危険】OAまたはOAL至上主義の方は気を悪くされるリスク高いです。
>>113とは別バージョン。前作でカットしたシーンのリサイクル。具を足して、温め直して卵とじしてみました。お腹が減っている方にのみお勧めします。無駄に長く全6話。


ディアンヌが逝ってしまってから、朝も夜もわからなくなった。
寝ていても、起きていても、同じような空気にもやがかかっている感じだ。
飯を食う気になれない。食っても味がしない。
隊長たちが家に来てから最初のうち隊員が交代で顔を出すようになった。あいつは隊長や他の隊員と一緒に、誰よりも多く来た。
最初は人の声も遠くからぼんやりとしか聞こえなかった。徐々に人の声に聞こえるようになってきた。
俺はだんだん起き上がり、ぼつぼつ人と話をするようになった。隊に復帰する見通しもついた。

この頃は他のやつはもう誰も来ない。しかしあいつは一人で、何だかんだと理由をつけてはやってくる。
「将軍から軍規の見直し要綱が配られたから。班長だから知っておいた方がいいと思って」
「ほら、季節の果物の屋台が出てたから買ってきたぞ」
「昔だんなさまにもらった秘蔵のワインを持ってきた。お前と一緒に飲もうと思って」
最初は世話をやかれて鬱陶しかった。
もうディアンヌもいない、おふくろは生きる意欲を失って死の床に伏している。大事に思う人間なんて一人もいやしない。
それなのに。
少しずつ、部屋を片づけ、掃除するようになった。髭も剃り、身なりを整えて、あいつが来るのを待つようになった。

あいつは単に親切なだけだ。俺がどうこういうわけじゃない。俺が誤解する前にはっきりさせたほうがいい。
明日から隊に復帰するという夕方、あいつは顔を出した。
あいつの顔をじっと見ると、ちょっと赤くなった。念のためにちょっと様子を見に来ただけだと、もごもご言い訳する。
「じゃあ、俺は帰るから。明日、遅れるなよ」
そそくさと立ち上がろうとするあいつの手首をつかんだ。空気が凍りつくのを感じる。ああ、やっちまった。
あいつの目を見ないで言う。
「・・こうなるのが怖かった」
「アラン、信じてくれ。お前が男であっても、俺は・・」
あいつの声が震えていた。思わずあいつの顔を見た。空気が変わった。
どっちが先に手を出したのか覚えていない。
気がついたときには、仰向けに倒れたあいつの身体にしがみつき、お互いむしゃぶりあうように口づけを繰り返していた。
0134BL注意2015/08/23(日) 08:16:50.69ID:8BJBrtPq
あいつのシャツを脱がせようとする。床の上では肩を抜きにくい。
「アラン・・」
「なんだよ」
「ベッドに移らないか?」
若干頬が赤らんでいる。俺の目を避けて顔を少し横にそらしているが、あいつの顔には決意が伺えた。
「よし」
なんだか変な回答しかできなかった。はやる心を押さえて、あいつの腕を引いて起こし、ベッドに誘導した。
あいつが自分でシャツを脱ぐ。下も。
本当にこれが現実に起こっていることなのか、うまくいきすぎて信じらない。
俺は手早くシャツを脱いだ。あいつは目をそらせた。頬がいっそう赤くなって目が潤んでいる。もしかして・・胸毛フェチ?
「胸毛、好きなのか?」
「う、まあ・・」
あいつは、ばれたらしかたないというかんじのしぶい顔をしてみせた。
あいつの頭を抱きかかえ、あいつの頬を胸に押し付けてジョリジョリさせてみる。
「やめろっ」
あいつは手で胸を押し返して頭を離しながら、手を俺の胸に這わせた。
「寝たことあるのか?胸毛男と」
「うん」
「へー、初めてじゃなかったのか、男」
「一度、パレロワイヤルで男娼を買ったことがある」
「ふうん。で、良かった?」
「まあまあ、かな・・」
あいつは俺の手の動きに応えて息を弾ませ始めた。

あいつのブツをゆるやかに握りながら、うす平べったい乳首を唾を含ませた舌でゆっくりとすくいあげた。
乳首がだんだん立ち上がってくるのを舌先が捉える。
眉をきゅっと寄せて声を上げまいとするのを攻め立てる。あいつはとても感じやすかった。
「う・・」
あいつは愛撫に合わせて、楽器のようにしなやかに体をそらせた。
一物が期待にみなぎって痛いほどになっている。入れる場所を求めてそり上がり、へそにつかんばかりにびくびくうごめいている。
あいつの手を取って俺のをつかませる。
「あ、こんなに・・」
女みたいなことを言うやつだ。壊されちゃう、ってか?
「こいつでお前をめちゃめちゃにしてやるよ」
「勘弁してくれ」
「ま、そのうちな。今は俺に慣れろ」
0135BL注意2015/08/23(日) 08:17:21.87ID:8BJBrtPq
俺の掌に悶えていたあいつが、いきなり体を丸めると俺の腰のあたりに頭を移動させた。反撃開始だ。
あっと思う間もなく、あいつは猛り狂った俺のを口に含むと、舌先でカリを刺激し始めた。
「うわっち」
思わず声が出ちまう。
あいつは竿を手で擦りながら先頭部分をれろれろと舐めた。
「あっ・・」
あいつの髪を掴む。やっぱり男は上手い。
で、出る・・。
「出せよ。飲んでやる」
幸福感が快感を倍増させる。
ああくそ、俺としたことが。こんなやつに翻弄されるなんて。

寝物語にあいつは身の上話をぽつぽつ話すようになった。
なんだって隊長にそんなにべったりなんだ?
うーん。なんか、雛が最初に見たものを親だと思い込むようなものかな。
へー。親ねえ。
感情を出せる唯一の人間だったからな。お互いに。ちょっと変わった育て方されていたから、あいつ。姉君たちの間にも混ざれなくて。大人のなかに子ども一人。俺も親が死んで一人ぼっちだったから。まあ、祖母は同じ屋敷にいたけど、元々そんなに傍にいなかったし。

「自分が男向きだっていつ気が付いた?」
「オスカルが士官学校に行くようになって護衛に付いて行ったから。年長の男たちが着替ている場面とか目にする機会があって。あー、自分はそうなんだなって」
「隊長は知っているのか?」
「まさか」
「なんで隠す?」
「それはその・・。一応あいつに惚れているから」
あいつはごにょごにょ言った。
「ふーん。お前、俺と寝てながら、よく言えるね。とんだ浮気性だな」
「あいつは特別なんだ。女だから好きなんじゃない。オスカルだから」
「胸毛ないだろ?」
「だからそういう関係じゃないよ。お前とは違う」
「ふん、で、俺は何なんだ?」
「お前は恋人だよ」

なんで片目になったのか、あいつは決して話さない。おそらく隊長がらみで危険を冒して怪我をしたのだろう。聞かなくてもわかる。
なんでそんなに隊長に一生懸命なんだ。
もうお前を一人ぼっちにはさせやしないってあいつに言いたかった。でもそんな甘ったるいこと言えやしない。
言葉の代わりに口づけであいつを封印する。あいつの腕が俺の首に回った。
0136BL注意2015/08/23(日) 08:18:18.00ID:8BJBrtPq
※「おい、いつ隊長に言うんだ」
「そのうち」
「いい加減にしろ。先週もそう言ってたろ」
「ショックを受けると思うし。俺だけが幸せになったら悪いと思って」
「じゃあ俺から言ってやる」
「やめてくれ・・頼む」
「はっきりしろよ。結局は彼女を傷つけるってわからないのか?」
「あいつは俺がいなければだめなんだ」
「ふざけんな。じゃあ俺と寝るのやめろ」
「やめられるのか、お前は?」
「へっ、お前みたいなヘタレ野郎いつでも捨ててやるよ」
「・・言うから。待ってくれ」
(※3,4回繰り返す)


「アラン、話がある。あいつは・・妊娠しているんだ。俺の子だ」
「なんだって?」
「へっ、お前、隊長と寝たのか」
「一度だけ」
「ふざけんな」
胸倉をつかむ。あいつは俺の目を避けて言った。
「あいつは胸を病んでいるんだ。これ以上悲しませたくない」
「だからって同情で寝るのか」
「同情じゃない。俺はあいつにノーとは言えないんだ。頼む、オスカルには俺たちのことを言わないでくれ」
あいつは涙を流しながらうなだれた。
「あいつには隠し通す。決めたんだ」
あいつの喉元から力なく手を離した。
「そういうことか・・」
「すまない」
あいつは嗚咽した。
「わかったよ。大事にしてやんな。行けよ」
涙が流れないように上を向いた。
あいつが自分の子どもをほうっておけるような人間じゃないことはわかってた。
これでいいんだ。
0137BL注意2015/08/23(日) 08:19:44.37ID:8BJBrtPq
・・・
バスティーユ陥落後、俺はパリを離れ、地方都市での国民衛兵の組織化に奔走した。
隊長とあいつがパリで家庭をかまえているということは風の便りに聞いていた。
数年ぶりに久々にパリに戻ってきた際、革命勃発時に知り合ったベルナール・シャトレに会い、パリの情勢について聞いた。
隊長は1年前に乳飲み子を残して亡くなったという。肺病だったそうだ。
「そうだったのか・・。アンドレは?」
「前は国民衛兵の厩で仕事をしていたが、オスカル・フランソワが亡くなってからは家に閉じこもっているそうだ。まあ無理もないが。時々ロザリーが様子を見に行っているよ」

教えられた長屋の一角を訪ねて扉を叩いた。中から何かくぐもった声が聞こえた。ドアを開ける。
暗い部屋の中にやつれた面影の髭面の男が見えた。痩せた幼児があいつの肩にへばりついている。
「しけたつらしてやがるぜ。ハンサムが台無しだ。ちゃんと飯食っているのか?」
「アラン・・」
濃い褐色の髪と目をした女の子が顔を上げて俺を見た。2歳くらいか、ちびだけど隊長そっくりだ。
「こいつが隊長の忘れ形見か。一人で子育てはたいへんだろ。これからは俺が手伝ってやるよ」
「アラン、俺は」
あいつはうなだれた。懐かしいあいつの匂いがする。
「ばかだな。なぜすぐに俺のところへ戻って来なかった」
「どの面下げて今さら、お前にあんな仕打ちをしておいて・・」
「水くさいこと言うな。お前が俺にぞっこん惚れていることなんて知っているよ。この世に生を受ける前からな」
「・・アラン」
あいつの目がうるうるしてきた。
「ああ、また、そんなでっかい目をして」
大げさにため息をついて、あいつの眼元にあふれる涙を指でふきとってやる。
あいつの頭を肩の子どもごと抱き寄せた。女児はめずらしいものを見つけたという顔で俺の額をぺちぺちと叩いた。

―終わり―
0139名無しさん@ピンキー2015/08/23(日) 09:12:10.13ID:ewz9UnxV
GJ!
その後のアラアン+ちびの生活を妄想してさらに萌え
0140名無しさん@ピンキー2015/08/23(日) 16:03:58.85ID:V3YXHgOG
アランと関係持ってるのにオスカルを抱いたアンドレにドン引きしたけど
オスカル亡き後、残された3人に救いがあってウルっときたわ
0141名無しさん@ピンキー2015/08/23(日) 16:34:20.60ID:4SpazJzD
GJ!
おもしろかったよ〜
3人で幸せに暮らして欲しい
アランなら二人を守ってくれそう
0144名無しさん@ピンキー2015/08/24(月) 21:29:31.75ID:eQsPs0zR
オスカルにたいしては下僕だけどアランに対しては女王様なアンドレ
0146さわさわナイト2015/08/26(水) 11:57:12.11ID:jP141vKV
※OA 正統派OAに挑戦

夜更けて男は彼女の自室を訪れた。
「何か用でも?」
彼女は寛いだ服装で、コルセットなしでシャツを羽織っているだけだった。

彼はお姫様抱っこで彼女をベッドまで運び、そっと敷布の上に横たえた。
彼女は身を起こすと、彼がシャツを脱ぐのを見守った。
彼がはなからその気で、最短時間で脱げる服にわざわざ着替えてきたことが見て取れた。
(私もここで脱ぐべきなのだろう・・な)
彼女がシャツを脱ごうとすると、彼の手がそれを止めた。男はまず自分の服を全て脱ぎ去った後、彼女のシャツを肩からすべらて、トラウザを下から抜いた。その手際の良さに彼女は感心した。
作業を終えた彼が身体を起こすと、彼の男性器が奇妙な形にそりあがり、まるで彼女を狙い撃ちする銃のような姿勢を取っているのが目に入った。
(こういう風になるのか・・)
普段これでは服の下には治まるまい。この時だけ変化するものなのだろう。男と女の身体がかくも違うとは、不思議なものだ。

彼はベッドの上に乗ると、半身を起こした彼女の上に覆いかぶさってきた。屹立した男性器が彼女のへそあたりに突き当たる。
(う・・)
丸腰どころか丸裸の状況に武器を突きつけられ、本能的な恐怖が体の底から湧き出てきた。
(こわ・・い)
しかしここまで来てひるむ姿は見せられない。
彼は彼女の緊張を知ってか知らずか、彼女の手を取ると屹立した男根を触らせた。
彼女はその物体を撫でながら質量を確認した。
(これが、こんなものが、入るのか・・?)
指なら入れたことはあるが・・、本当にこれが入るのだろうか?
しかしあそこは究極、赤ん坊の頭が出てくるところのはずだ。それならば、指<ペニス<赤ん坊、で大参事にはなるまい。
すばやく考えを巡らせながら、彼女は深呼吸した。
(落ち着け。姉上たちもロザリーもやってきたことだ)

ふと、指先が根本の睾丸に触れた。彼女がその塊をさわさわと触ると、彼が吐息をもらした。
手触りはあまりよくなかったが、ころんとした形状とやわらかい皮膚の感触はなにか安心感を彼女に与えた。
(そういえば、ここは男の急所じゃなかったか? 緊急時には、ここをギュっと握れば動きを止められると読んだことがある)
初めての不安による緊張から、武器を入手する算段がついた安堵感が彼女をほぐした。
(大丈夫だ。もう・・こわくない)
彼女は頬を染めながら彼の口づけに応えて舌を受け入れると、彼の首に手をまわした。

―終わり―
0149名無しさん@ピンキー2015/08/26(水) 12:13:41.86ID:UTWGGtcx
こわいと思いながらも妙に冷静なオスカル。いざとなったら急所突く気満々。なんかかっこいい…
0151名無しさん@ピンキー2015/08/26(水) 14:14:39.82ID:1FnRhH9K
アンドレの誕生日にうpあざ〜っす!
アンドレの大事なところを武器扱いしてる冷静なオスカルにワロスw
0152名無しさん@ピンキー2015/08/26(水) 19:40:55.81ID:X2yUs1g3
トラウザ?と思ったけどダウントンアビー好きの職人さんかな
投下ありがとうございます
0153名無しさん@ピンキー2015/08/26(水) 21:20:07.88ID:jP141vKV
>>152 ズボン パンツ トラウザ で迷って、後で考えようと思ってたら忘れてました。
トラウザーでしたね。
0154名無しさん@ピンキー2015/08/26(水) 21:39:02.21ID:X2yUs1g3
あっ、すみません。トラウザでもトラウザーでもいいと思います
ベルばらだとたいていキュロットかズボン(パンタロン)の表現が多いので
トラウザー珍しいと思って‥
いちゃもんじゃないのでお許しを
0155名無しさん@ピンキー2015/08/26(水) 21:57:42.47ID:jP141vKV
>>154 いいえー。わかりにくい言葉使っちゃったかなと思いました
あと絵見たら、キュロットでしたね
(トーマス好きです・・コソッ)
0159名無しさん@ピンキー2015/08/29(土) 17:15:37.57ID:SWNOF1Oq
じいはプラトニックな愛がいい
でないとじい受けになってしまう
0160名無しさん@ピンキー2015/08/30(日) 00:57:10.74ID:3lNmX+lH
じいってハンス坊ちゃま‥のじいのこと?
自慰じゃないよね?
坊ちゃまが幼い頃「じい、あそこが変だ」と半勃起したのを見せにきて
そこらの女中におかしなこと吹き込まれるよりは、と手コキ処理してあげるのを連想した
0165女心2015/08/31(月) 08:35:10.63ID:Da7BpuGI
話の流れを折ってごめん。
O×王妃、OA ※軽ーく百合注意

その夜、美貌の近衛連隊長は宮殿の一角に与えられた控室で休んでいた。夜半、ひそやかに戸を叩く音に目が覚めた。
「・・オスカル」
小さく声を潜めているが、間違いなく王妃のそれだった。
驚いて飛び起きた彼女が扉を開けると、ヴェールを被りシンプルな夜着をまとっただけの王妃が飛び込んできた。彼女の腕にすがりつく。
「アントワネットさま!どうなさったのです?御付きの者は?」
走ってきたのだろうか、声もなく、王妃は息をきらしていた。
オスカルは彼女を長椅子に座らせて、自分も脇に座り、その背をやさしく撫でた。
子どもの頃、怖い夢を見たときなどに、よくばあやがやってくれたしぐさだ。しばらくしてアントワネットの呼吸が落ち着いてきた。

「アントワネットさま、お顔をあげてください」
オスカルは彼女の髪に口づけた。
やっと王妃は顔を上げて微笑んだ。と、その瞳から涙が零れ落ちた。
「・・あなただけがたよりです。・・このようなこと、ほかの誰にも言うことはできません」
彼女はまた言いよどんだ。涙が次から次へと流れ落ちる。
オスカルはやさしく彼女の髪を撫でた。
普段は高く結い上げられ装飾を施されている王妃の金髪は、今は後ろで緩やかに結ばれているだけだった。その飾り気のなさが王妃を幼く、弱く見せた。
王妃はうつむいたままだ。
「・・あなたなら、オスカル。私の・・私の秘密を守ってくれるでしょう?」
「ご安心ください、アントワネットさま。オスカル・フランソワ、この命に代えてもをアントワネットさまをお守りします」
「助けてください。気が狂いそうです。王は・・、王はいつまでも私を妻として扱ってくださらないのです、形だけは夫婦であっても・・。オスカル、たすけ・・て」
王妃は彼女に取りすがってむせび泣いた。

彼女はしばらく王妃を抱いたまま、泣かせておいた。泣き声が少しずつすすり泣きに変わってくると、彼女の手を取って口づけした。
「アントワネットさま。私にできることでしたら、何なりとおっしゃってください。」
王妃は顔をあげ、涙を流しながらオスカルの腕を強くつかんだ。その目が強く訴える。
「お願いです・・オスカル。・・私を、愛して」
この様子を見ては、とても拒むことができない。
彼女はそっと王妃の唇に口づけした。王妃は震えながら目を閉じ、うっとりと口づけを返した。
彼女はその身体を強く抱きしめた。

しばらくして、王妃は落ち着きを取り戻した声で言った。
「オスカル、ありがとう。わたくしのことを心配してくれて・・。もう大丈夫です、帰ります」
王妃は体を起こすと、何か問いたげな視線で彼女を見ながらさびしげに微笑んだ。
「でも、あなたに女の心をもとめるのは無理なことだったのでしょうか・・」
立ち上がりながら王妃が一人言のようにかすかにつぶやいた言葉が彼女の耳を打った。
ヴェールを再びまといった王妃を部屋まで送り届け、自室に戻った彼女は再び横になった。
(女の・・こ・・ころ・・)
目をつぶっても、王妃のあきらめたような微笑みが残像のように脳裏に残った。
0166女心2015/08/31(月) 08:35:52.22ID:Da7BpuGI
新王ルイ16世の性的不全については、かなり長いこと宮廷雀たちの格好の話題となっていた。
社交界には深入りしないオスカルだったが、王妃に関する噂については人あたりの良い従者のアンドレに常にチェックさせていた。
どうやらルイ16世は何らかの病気または障害をもっていて、妻の身体に挿入はできても射精ができないということらしかった。
オスカルも一度だけ、宮廷雀の一人がそうした噂を取り巻きに話してみせる場にたまたま出くわしたことがあった。
やんごとない身分の男だったが、王の寝室でのできごとをまるで自分がそこに臨席してきたことのように面白おかしく話していた。
いわく、国王陛下は王妃の身体を撫でまわし、ご自身の用意ができると王妃に挿入し、中で二分間じっとしたうえで抜き取り、別室に行って自分の手で終わりを迎えるのだと。
いわく、王妃が踊り歌い着かざり遊び歩かずにはいられないのは、女盛りを生殺しの状態で何年も放置された反動なのだと。
取り巻き連中はどっと笑った。その時は激高したオスカルが剣を抜こうとして、慌てたアンドレに止められたのだ。

アントワネットさまはおさびしいのだ・・。ヨーロッパ一のフランスの王妃としてあらゆる人にかしずかれ、宝石と花にうずもれて、オペラや競馬や舞踏会で毎日を送っておられていても・・。
おいたわしい・・。私のような者に助けをお求めになるなんて。
・・しかし、私はアントワネットさまの願いに十分に応えられなかったのだ。これはいかん。
私は11歳の時から、将来のフランス王妃をお守りするのだと一心に努めてきたというのに。
オスカルは固い表情で、手をぎゅっと握りしめた。

翌朝早く、彼女は従者を呼んだ。駆けつけた彼は夜着のままの彼女の姿を見て驚いた。
「いいから、近くに来てくれ。お前の助けが必要なんだ。ただ、事情があって具体的な理由は話すことはできない、いいな?」
彼は内心の動揺を隠して頷き、ベッドに近づいた。
「アンドレ、・・ベッドの上で『女心を理解できてない』と言われた時には、どうすればいいんだ?」
「はぁっ?」
(なぜ俺に聞く?お前の方が女なんじゃないか・・!)
彼はいぶかしく思ったが、彼女は何事かを決意している時の、断ることのできない真剣な目をしている。この目には到底逆らえない。
「・・その、話せる範囲でいいから、状況を説明してくれないか?」
彼女は、ある女性に頼まれたことと、去り際に彼女が残した言葉について述べ、彼女の願いに十分に応えられなかったことを気にしていると彼に話した。
「で、お前はその女性に・・ベッドの上で・・具体的に何をしたの?」
「何って、たぶん、夫が妻にするようなことをすればいいのだと思って・・。唇にキスをして、身体をぎゅうっと抱きしめて。それから背中をしばらく撫でた」
「それで、終わり?」
「うん、あとはどうしたらいいかわからなくて。あと、夫は妻に何をしなければいけないのだろう?」

(王妃さまが夜這いに来られたのか・・。無理もない。だが、オスカルもたいへんだな)
事情通の彼はすぐに誰が来たのかを察した。同時に、何事にも一所懸命な彼女が少し可哀そうになった。
(せめて俺が助けてやらなきゃ。オスカルはこういう経験はまるでないんだろうから。・・と言って、俺もないけど)
彼は今まで本で読んだり職場の男たちの猥談を聞いたりして得た知識を頭の中で動員した。
「彼女を驚かさないように、ちょっとずつ体に触っていけばいいんじゃないかと思うけど。まず胸に、次に・・」
「ちょっとやってみたんだけど、うまくいかなかったんだ」
「うーん、それは・・」(ムードの問題では・・)彼は言いよどんだ。
「わからん。お前やってみせろ」
「わかった。じゃ、実習するから、ちょっと横になって」
二人は着衣のまま寝台に横たわった。
「まず、夫が妻にキスする」
「うん、した。でもそのあとは?」
(ムードも何もあったもんじゃないな)
「じゃ、ちょっと俺がその女性だと思ってやってみて」
彼女は顔を近づけると、彼の唇に口づけした。
0167女心2015/08/31(月) 08:36:39.60ID:Da7BpuGI
彼女は唇を離して、問うように彼の顔をのぞきこんだ。
「今度はもっとゆっくりやってみて」
彼の目が彼女を見た。
彼女が再び口づけると、彼は唇をついばんだ。彼のやわらかな唇がやや湿り気を帯びて彼女の唇を撫でた。
彼女の唇がかすかに開いた。唇に舌を這わせていた彼がはそのまま舌を差し込んだ。彼の舌が彼女の舌を絡めとる。
彼は口を離した。彼女の顔が赤くなっている。
「何か、感じた?」
「ん、何か・・わき起こってくるような、欲しがっているような、そんな感じ」
「その調子だ」
彼は指を彼女の襟元からすべり込ませて胸の先にそっと触れた。指がやわらかく胸の突起を撫でた。
彼女はかすかに吐息をもらした。彼女の身体がわずかに熱を持ち出してきた。

彼は今度は少し荒々しく彼女に口づけした。彼女も自分の舌を彼の舌の動きに合わせた。
夜着の紐をほどきながら少しずつ手を移動すると、彼女の息づかいが変わってきた。
彼の指の動きに耐え、彼女の反応が顕著になってくると、彼は彼女の上に覆いかぶさった。
彼女に体重をかけないように片手で自分の身体を支えながら、もう一方の手が夜着の裾を捲り上げる。指が太腿から徐々に内側に移動して、やがて彼女の秘所にたどりついた。
しばらくあたりを撫でまわしている。彼女はじれて自分の太腿を彼にこすり付けた。
彼の指が芯を捉え、なぶった。
「・・んん、ああ・・」
彼女はつい声を上げた。
「我慢しないで、声を出して」
彼女の芯が熱くなり、ぬめってきた。彼の指がすべるように彼女を責めたてる。
やがてこれ以上耐え切れないほどの強い衝動が彼女を包んだ。
「あっ、ああ」
彼女は白い喉をそらし、体をびくんと反らせた。

彼は彼女のひくひくする内部に指を差し入れた。
「ちょっと痛いかも。力を抜いて。そっとやれば大丈夫だと思う」
もぐり込ませた彼の指先が内部の収縮に締め付けられた。何度か指を抜き差ししたあと、彼はぐったりしている彼女から指を抜いた。
「これくらいかな。女同士ではこれ以上は難しいだろう」
「ん・・」
まだ荒い息をついていたが、彼女の顔には満足感が表れていた。何かをつかんだらしい。
彼女は目を閉じたまま、今夜の再挑戦に思いを巡らしていた。
(これなら、きっとアントワネットさまに満足いただけるだろう。良かった・・)

「ご苦労だったな、アンドレ。下がっていいぞ」
彼は部屋を出た。ドアが閉まってから、ため息をつく。
先程からキュロットのある部分が非常に窮屈になっていた。

パレ・ロワイヤル付近に彼の姿が見られるようになったのは、それから間もなくのことだった―。

  ―終―

××シーンは映像版『荊の城』から一部借用。ルイの性的不全と寝室内の様子は以前見た歴史ドキュメンタリーの記述を使用。過去スレのO×16世SS(Aで予行練習する話)にも影響を受けました。
0168名無しさん@ピンキー2015/08/31(月) 09:48:52.85ID:2WWZOrJU
GJ!
王妃OというよりOAメインだね
練習後のガチ百合もいつか読みたい
0169名無しさん@ピンキー2015/08/31(月) 14:17:37.93ID:qpErU+yF
GJ、GJ
オスカル×アントワネットの百合モノも萌えるわ〜
0172城の後2015/09/03(木) 08:59:48.09ID:hq/uo1wl
OA

ローランシー家に戻った後、ひとしきり騒動があった。
先に逃したロザリーとル・ルーは村人に付き添われて帰館していた。姉とその家族は心配と興奮のさなかにあった。
義兄はこの地方の名士なので、明日には各方面の重役たちに事情を説明しに行かなければならない。姉夫婦にできる限り簡潔に状況を話したが、それでもかなり遅くまでかかった。
深夜、ようやく彼女にあてがわれた客間に引き取った。疲れ果てて二人とも口もきけない。
部屋に入るとそのままベッドに倒れこんだ。
何も言わずにお互いの唇をむさぼり合う。

彼は掌を痛めて包帯を巻いていて、自由に手が動かせない。
彼女はもどかしく彼の服を脱がせ、自分の服も脱ぎ捨てると、彼の肌に舌を這わせた。
彼はなすがままになりながら、熱い息をはいていた。
肌と肌を擦り合わせるだけで、全身が震え、体の奥が痛くなった。
身体が熱をもって、どうにも抑えがきかなくなっているのを感じる。
彼の昂りに手を伸ばして触れた。充分な硬度がある。彼の上にまたがり、自分の入り口に当てるとその上に腰を下ろした。
彼女が腰を擦り合わせるようにすると彼がうめき声をあげた。
密着した部分の熱が全身を回る。吐息が漏れる。腰の動きだけで全身を揺らす。
生きている、生きている。気持ちが高まってくる。

いつもなら彼が両手で彼女の腰を支えてくれるところだが、今日は手の痛みでそれができない。
彼女はベッドの縁を掴むと、腰を彼に擦りつけて激しく揺さぶった。
彼が声を漏らす。
彼が深く深く突き刺さっているのを感じる。身体を揺らすごとに奥の方に小刻みな刺激が沸き起こってきた。
これ以上は耐えられない。
官能的な渦巻きが彼女を捉え、彼女は絶頂を迎えた。
崩れ落ちるように前のめりに倒れてゆく。
彼は繋がったまま上体を起こすと、自由にならない手でかろうじて彼女を横たえた。横たわった姿勢のまま背後から彼女に接する。
わずかに動かせる彼の指がぎこちなく彼女の叢に入り、核を探しまわると、彼女は息を乱した。再び彼女の身体が熱を帯びてくる。
彼女は後ろに手を伸ばして彼の太腿に触れた。
肘に体重をかけるようしながら彼が彼女に腰を打ち付けた。膣奥を激しく突き上げる彼の動きに彼女は意識が遠ざかっていった。

鳥の鳴き声と差し込む日光に気が付く。あのまま眠ってしまったらしい。
彼は彼女を後ろから緩やかに抱く形で深く寝入っている。
彼女は起き上がった。客室にある大きな鏡台に裸の彼女が映る。
「ふむ」
なんだか最近、胸が少し大きくなったような気がする。
朝の光を受けて、血行のよい彼女の顔が見えた。頬はばら色で、喜びに輝いている。
モンテクレール伯爵夫人も処女の生血なんて物騒なものじゃでなくて、もっと別の美容法があると気づけば良かったのに。
鏡に映る彼女の口元が自然に頬笑んだ。

―終―
0173名無しさん@ピンキー2015/09/03(木) 11:10:17.57ID:JsynTz5z
おおお、OAだGJ!
モンテクレール夫人のこと、ごもっともだわw
あの時計技師、生かされてたけど何もなかったのかね
0174名無しさん@ピンキー2015/09/03(木) 11:34:19.00ID:cXFyrfAT
GJ!GJ!ありがとう!!
やっぱ愛し合うもの同士のセクスが美容に一番イイね!!
0177名無しさん@ピンキー2015/09/03(木) 18:48:39.64ID:CGw3KQ6W
クールだけどちょっと可愛らしいオスカル様
GJです。
0178名無しさん@ピンキー2015/09/03(木) 23:51:14.39ID:hxuAh71g
モンテクレール夫人は若い娘に固執してたけど
三十路オスカルは超絶美人だったから例外だったのに
非処女だと知ったら理不尽に怒り狂いそうだな
0179名無しさん@ピンキー2015/09/04(金) 08:51:25.26ID:MXrwKN9G
はっ!今気が付いたけど
オスカルはモンテクレール夫人に
30過ぎてるのに処女だと見抜かれてたのか(原作)
それとも、美しすぎるから非処女でもいいと
思われてたのか?
0180名無しさん@ピンキー2015/09/04(金) 12:10:57.64ID:reRavoZZ
乙女たちにしろ、オスカルにしろ、夫人にはチェックしようもないと思う
せっかくボディ入手したのに(推定)非処女だから使わない―とかあったのかな?
0183名無しさん@ピンキー2015/09/04(金) 16:45:53.52ID:LdYzm3kn
ガロリーヌは「とんだ発展家さんだ」そうだから手広く遊んでたっぽい
0184名無しさん@ピンキー2015/09/05(土) 14:40:48.65ID:je6AzT/1
オスカルに憧れるくらいだし現代のギャルとは程度が違うんじゃないかな
玉の輿に乗りたい野心もあったみたいだし簡単に体は許さんでしょ
殺人マシーンとも抱き合いたくて抱き合ったわけじゃないし
0186名無しさん@ピンキー2015/09/10(木) 18:37:14.54ID:lCSdAZ3Y
黒衣の伯爵夫人でオスカルとアンドレが地下牢に閉じ込められた時に
時計技師さえいなければ妄想し放題だったのになあ
0188名無しさん@ピンキー2015/09/10(木) 19:05:49.02ID:NOUhyKvc
見えないのをいいことにあんなことやこんなことをするOA
0189名無しさん@ピンキー2015/09/10(木) 19:54:49.42ID:lCSdAZ3Y
時計技師は盲目だけど喘ぎ声とかHしてるときの音とか聞かれたら気まずいやんけ
0192名無しさん@ピンキー2015/09/10(木) 23:28:58.82ID:DaqoQHmo
子どもに見せるのは虐待だ。ちゃんとフォローしてあげてね
0193名無しさん@ピンキー2015/09/11(金) 00:06:02.80ID:fTGCTwFe
エロパロ的にはモンテクレール城に囚われて快楽調教を受けるオスカル
普段はねっとりレズビアン、たまにご褒美として棒要員のアンドレとするのを許される
そんな話が読みたい
0194名無しさん@ピンキー2015/09/11(金) 01:44:27.63ID:n2HiE9/h
>>190 昼間の森の中はどうだろう?

風に吹かれてオスカルの金髪が顔にかかると、アンドレは近づいて彼女の髪をかきあげた
「駄目だ、アンドレ。まだ私たちはそういう関係じゃないんだから」
「いいんだよ、パラレルなんだから。俺の髪も長いし」
「すぐロザリーたちが戻って来る」
「しばらくは大丈夫だよ。それよりアニメ観て『青△いいな』と思っていたんだ。今がチャンスだ」
二人は軽く争い、バランスを崩して草の上に倒れた
アンドレは後ろから彼女の軍服の鋲を外しながら、首筋に唇を触れた
「いいかげんにしろ」
オスカルの声がだんだん弱くなっていく
そのとき声がかかった
「オスカルおねえちゃま・・」
ぎくっ
風に紛れて近づいてくる足音に気付かなかった
息を殺して眠ったふりをする
「お昼寝?」
「ぐー」
「ル・ルーちゃん、こっちに戻っていらっしゃい」
「オスカルおねえちゃまたち、眠っているみたい。せっかくのお花を見せようと思ったのに」
「きっとお疲れなのよ。しばらくあっちに行ってましょう」
風がさらさらと草をなびかせた
連日の捕り物の疲れが出たのか、二人ともそのままぐっすりと寝入ってしまった 
どっとはらい
0196名無しさん@ピンキー2015/09/11(金) 09:47:55.05ID:GZWN52AB
ピクニックでの二人の意味深な見つめ合いからの軽いイチャコラですな、gjgj
突っ込みを一つ、あの時のアンドレは両目ありの短髪でしたぜ
0197名無しさん@ピンキー2015/09/11(金) 14:56:18.70ID:NiDbXipd
>>196 指摘ありがとう。「髪も長めだし」にすればよかったかな
たしかに「長い」だとおリボンかと思ってしまうかも
黒い騎士の頃より髪が長い(=本編とは異なるパラレル)ってつもりだった
0198名無しさん@ピンキー2015/09/11(金) 21:00:04.65ID:n2HiE9/h
アニメOA エロなしごめん(生着替えをアニメでやってみたかったので)

大雨の中、長時間の警備を終えて、兵舎に戻った兵士たちはみな濡れ鼠になっていた。
「あ、しまった、剣忘れたー!」
兵舎の相部屋から飛び出してきた男に、たまたま廊下を歩いていたダグー大佐とオスカルはあやうくぶつかるところだった。
上半身裸のまま、濡れて張り付くズボンを無理に引き上げながら、兵士は慌てて二人に謝った。
「ラサール・ドレッセル!なんて恰好だ。まったく最近の兵士の風紀ときたら・・」ダグー大佐がぶつぶつ叱りつける。

開いたままのドアの向こうには兵士たちの姿があった。皆、着替え中だ。
湿気立つ部屋の中にざっと30人ほどの兵士がいるのが彼女の目に入った。約半数が上半身裸で、約1/4がほぼ全裸、1/4が下半身裸の姿であることが見て取れた。
最後のグループに属する兵士の1人の背格好にやけに見覚えがあった。
ドクンと心臓が打つ。
フィルターが絞られ、他の兵士たちの姿がぼやけて、彼の姿だけに焦点が合った。
その兵士が俯いていた頭を上げると、緑色の目が彼女の青い目と出合った。
オスカルはとっさに顔の血管を絞り、顔が赤むのを阻止した。彼女は意思の力で顔面に流れる血流を調整することができる。幼少の頃から父親に仕込まれた過酷な訓練の賜物だ。
脳内自粛モザイクがかかった部分のイメージは密かに脳内に保存した。彼女にはビジュアルメモリーがある。後で安全な場所に戻った時にゆっくり画像を開けばいい。
ここまで1秒もかからなかった。

彼女はダグー大佐を振り向いて、こともなげに言った。
「兵士たちには寝室と独立した更衣室もないのか?」
「はっ。浴場は別途ありますが、遠方でして。兵士たちは宿舎内で着替えをするのが習いになっております」
「ふむ、衝立くらいあった方がいいかもな。衛生班と相談して調達してくれ」
「はっ」
大佐がドアを閉め、上官二人が歩き去る靴底の音が廊下に響いた。
「ふへー」
兵士たちが一様にどよめいた。
自分の××を目撃されたと特に信じた数人の兵士たちは、新隊長からどんな反応があるかと固唾を飲んで待っていたが、その無対応にがっかりした。卑猥な悪口を言い立てる者、内心ひそかに深く傷つく者もいた。
(ちぇ、衝立なんか入れられたらあいつの特出しが見られなくなるじゃないか。くそつまんねえ職場でほとんど唯一の楽しみだってのに)
兵士の1人は不満げにひとりごちた。

―おわり―
0199名無しさん@ピンキー2015/09/12(土) 04:31:18.64ID:bLdpTyTU
オスカルの特殊能力ワロタ
アニメの彼女は頬赤らめたりしないもんなあ
0200名無しさん@ピンキー2015/09/12(土) 06:11:36.31ID:kSUvkh5f
>>198
う〜ん。
エロはそれほどないけど、末尾のモノローグ
から判る通り、これはガチホモネタでしょ。
やっぱり冒頭にその旨明記すべき。
ルールは守りましょう。
0202名無しさん@ピンキー2015/09/12(土) 08:14:33.89ID:Yv0NpU90
>>198 今さらですが訂正させてください。
 >その無対応にがっかりした。 で、終わりにして、その後の3行はカット。
不愉快に思われた方、すみませんでした。
0203名無しさん@ピンキー2015/09/12(土) 09:24:27.47ID:RYXRjvF0
私は全然平気でしたよ!
でも、不快に感じる人もいるみたいだから次から気をつけたらいいよ!
上からでごめん!
懲りずにまたSS投下してくださいね!
0204名無しさん@ピンキー2015/09/12(土) 12:42:01.38ID:bLdpTyTU
ガチホモネタとは思わないよ〜
最後の数行はお遊びおちかなって感じだし
色々変わりネタ書いてくれてありがとね
0205名無しさん@ピンキー2015/09/12(土) 17:35:02.78ID:VUt+ZV+e
特出しって何だろうとぐぐったらストリップ用語なのかw
すごい言葉知ってるなあ
0206名無しさん@ピンキー2015/09/12(土) 21:25:04.03ID:IvguT1ZT
特出し私も知らなくてggったわw
ホモネタだとわからなかった

ここの職人さん「ひとりごち」好きだな
0207名無しさん@ピンキー2015/09/12(土) 21:41:05.93ID:Yv0NpU90
>>198です。コメント、ご注意ありがとう
「特出し」ってストリップ用語だったのか・・・
吉田秋生の『カリフォルニア物語』に出てきた言葉だけど、単に”パンツをはいてない状態を目撃される”ことかと思ってたw
0209名無しさん@ピンキー2015/09/14(月) 16:53:21.04ID:G0wFLrDB
O×AL ※パラレル 百合背負い無理チュー場面から Aのモノローグ

大雨の中 いきなり剣を抜いて走り出したあいつを 彼女は追いかけた
一歩遅れて俺も彼女を追いかける
彼女が力まかせにあいつを止めた 
あいつが彼女の顔を見る 手を伸ばして 彼女の手を捉える 
あいつの顔が近づき 二人の唇が重なるのが 
スローモーションがかかったように やけにゆっくり見えた
彼女は抵抗しなかった
その手が震えながら ためらいがちにあいつの背を抱いた
今まで一度たりとも見たことのない 彼女の表情
まるで世界に二人しか存在していないかのようだった

頭の中で彼女の声が響くような気がした
(アンドレ、私の望んだことだ 祝福してくれ)
あいつは 彼女が初めて見つけた答えなんだろう 
やぼなことはしたくはなかったが こんなところを誰かに目撃されたらまずい
後ろからあいつの手をつかみ 耳元に小さく告げた
「ここでは人目につく 夕食後に司令官室へ来い」
あいつはとまどったように俺を見つめ それから走り去った
彼女は顔をそらした 
俺に上気した顔を見られたくなかったのだろう
笑ってやれたらいいのにと思う でも何も言えなかった

二人がその夜どんな逢瀬をもったのか 俺は知らない
彼女に“あいつが来るから部屋にいろ”とだけ告げて 俺は司令官室を出た
うつむいた彼女の表情に光が差したその瞬間
軍服をまとった氷の花が 溶けて開き出すように美しかった
いつもは司令官室に近い控えの部屋で仮眠するが この時は救護室にもぐりこんだ
目を伏せた彼女の表情が悩ましく いつまでも脳裏に張り付いていた
何年も何年も 何百回も何千回も
自分の腕の中でさまざまに花開く 彼女の肢体を思い描いてきた
彼女を夢想の中で犯し 彼女が自分を慰めている姿を想像してきた
他の男に抱かれる彼女の姿までも妄想した
彼女が密かに恋したあの外国の貴公子なら おずおずとぎこちなく差し出された彼女を デザートのように美味しくいただいてしまうだろうとか
彼女の部下だったあの貴族の男なら 耽美な雰囲気で酔わせて いつの間にか彼女を蕩けさせ籠絡してしまうだろうとか
0210名無しさん@ピンキー2015/09/14(月) 16:53:57.69ID:G0wFLrDB
空きベッドに横たわり 目を閉じる
司令官室につながる狭い仮眠室で 二人が抱き合う様が浮かぶ
あいつの胴体に白い脚をからめる彼女の姿
あいつの背をかきむしる彼女の爪
あるいは 後ろから獣のように繋がる二人
彼女の肩に落ちる あいつの汗
彼女の乳房をもみしだく あいつの掌
唇が半ば開き 喉をそらし
声を耐えている彼女の顔

どこまでも俺を苦しめ続けた 抜け出すことはできなかった苦しい妄想
この苦しみは もうすぐ終わる
年若く青いあいつが 彼女を力強く奪ってしまった 
他の男にも 俺にも決して与えられなかった 彼女が本当に求めるものを 
あいつなら与えられるのだろう 
彼女が選んだ男だ

次の朝 彼女と目が合ったとき わざとにやりと笑ってみせた
彼女は恥らいながら つややかな笑顔を見せた
匂うような気配が立つ
お前が幸せならば それでいい
お前が生きていればいい
お前が幸せならば 俺でなくてもいい
結局はそこに思い至った 彼女の笑顔が 俺の願いなのだと
固い牡蠣の殻をこじ開けて 密やかに眠る真珠を愛でる
それが俺でなくてもいい

二人は関係を秘密にしながら 頻繁に逢瀬をもった
あいつと愛し合ったあと 彼女は香りが立つように美しくなる
その変化は周りにはばればれだ
周囲のほうがはらはらしている
無骨で不器用な どこか似通っている二人
彼女にはあいつがお似合いかもしれない
喜ぶべきだ
彼女がやっと自ら求めるものを見つけたのだから
・・・
終りです。オチなかった。ごめん・・
0211名無しさん@ピンキー2015/09/14(月) 17:32:36.77ID:c1rqfxn4
切ないね、だけど愛する人の為に身を引くアンドレは真の漢
0219名無しさん@ピンキー2015/09/15(火) 15:11:42.54ID:GQgl515H
OA ロンドンの休日 >>215って言ってたら何かワイてきたので書いた(自演になってしまったね、ごめん)
※トイレ内描写あり、BL未遂注意

「なんて雨の多い国なんだ。防水コートが必要なのも無理ないな」
「そうぼやくな。王女も無事帰国されたことだし、俺たちも観光して帰ろう」
「観光って、バッキンガムとかか?ベルサイユの方が百倍も立派じゃないか」
「じゃあ、ロンドン・アイ?」
「何十分も街を眺めているだけなんてごめんだ。それより、ロンドンは昔から犯罪の巣窟だ。これも一種の外伝なんだから、外伝恒例の未解決事件の解決といこうじゃないか」
彼女はコートの内ポケットから観光案内所で入手した「ロンドン・ミステリー・ウォーク」ガイドを取り出した。
「″霧の街を漂う謎の殺人鬼″って、オスカル、まさか切り裂きジャックを解決する気じゃ・・」
「そう、そのまさかだ」
「スコットランドヤードでも解決できなかった事件だろ。一体どうやって?」
「初歩だよ、初歩、アンドレ。賊は娼婦を狙っている。娼婦に化けて街頭に立てば向こうから寄ってくるだろう」
「娼婦に化けてって、一体誰が・・。八ッ」
「そう、お前だ!アンドレ」(以下、ドタバタ省略)
 ・・・
その日の暮れ、テムズ河畔のウエストミンスター橋近く場末酒場が立ち並ぶ街頭に、コートをひっかけた背の高い女のような姿が現われた。
タイトなミニスカートからハイヒールを履いたたくましい生足が覗く。
女に化けた彼は黒髪にスカーフを巻き、真っ赤な唇を目立せるような毒々しい化粧を施していた。
(ったく未解決事件と聞くと首をつっこむんだから・・)彼は心中でぼやいた。

一刻ばかりそこに立っていたが、声をかけるのは酔客ばかりだった。
トイレに行きたくなった彼は、物陰で見張っている彼女だけにわかるサインを送ると、駅構内の公衆便所に向かった。
(さてと、どっちに入ったらいいんだ?捜査上は女用が望ましいのだろうが、公務じゃないし。万が一、発覚したら外交問題だ・・)
彼は男性小用に入った。
排出の解放感にふうっと息を吐く。
すると、横から手を伸ばして彼の一物を握る男がいた。
「うわっち」
びっくりして途中で止まってしまった。
あわてて男の手を振り払い、一物をしまって向き直ると、襲いかかってきた大柄な男の股間をハイヒールのつま先で蹴り上げた。
男はどっと床に崩れ落ちた。
 ・・・
「あいつはドラッグクイーンばかりを狙った連続痴漢の容疑者だ。去年の暮あたりから被害届が沢山出されていたんだが、誰もおとり捜査をやりたがらなくて・・。助かったよ。きっと警視総監からフランス王

室充てに感謝状が届くだろう」
スコットランドヤードのレストレード警部と名乗った、大きな目の警察官が説明してくれた。
 
「さて、行くか」
「あ、ちょっと待って。まだ終わっていなかった」
彼は先ほど中断させられた続きを行いに、トイレに入り直した。
「切り裂きジャックは解決はしなかったが、別の未解決事件の犯人が見つかったみたいだし、良かったじゃないか。さて、俺たちも帰ろう。今ならまだユーロスターの最終に間に合うだろう」
戻ってきた彼がポンと彼女の肩を叩く。
彼女はジロと彼を見た。
「手洗ったか?」
「もちろん」
「このコート、高かったんだからな」
「知ってるよ」
二人はロンドン警視庁の建物を出ると、夜の街を歩き出した。

 おわり
(エロはどこー??)
0220名無しさん@ピンキー2015/09/15(火) 15:27:52.80ID:geVKHXz7
アクアキュータムOAっぽくて良かったっすw
アンドレの女装はどう頑張ってもドラッグクイーンだよねえwww
レストレード警部まで出していただいてシャーロキアンの自分歓喜w
0221名無しさん@ピンキー2015/09/15(火) 16:17:36.37ID:k5w6tf2I
コートは水を弾くから心配いらなくてよオスカルさま
事件解決gj!
0223名無しさん@ピンキー2015/09/15(火) 16:37:13.17ID:rrsvZUuA
アクアキュータムのCMも兼ねてGJ!!w

ログの「衛兵隊の特出し」を見たオスカル様の話読んで
ベルばらにおいて「ぽろりもあるよ!」はヒロインの胸ではなく男衆のふぐりか!
0224名無しさん@ピンキー2015/09/15(火) 17:54:25.63ID:4/KSO2V1
女装アンドレにオスカルが冗談でお嬢さんお綺麗ですねとかちょっかい出してたら
二人とも変な気分になってきてそのまま合体とか読みたい
0225名無しさん@ピンキー2015/09/15(火) 20:28:07.96ID:geVKHXz7
男装オスカルと女装アンドレ18禁か
倒錯的でいいわ〜、ぜひ読みたいね〜
0227名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 00:31:15.43ID:qkz9m9Hb
OA ロンドンの休日おまけ 女装プレイの境地までは到底いけないけど、ちょっと頑張ってみた(エロなし)

「どうする?朝までパブで飲むか?」
彼が彼女を見た。
二人はセントパンクラス駅にいた。電光掲示板には「ロンドン発ユーロスター パリ・ブリュッセル行き:最終列車は電気系の不具合で運行中止」と出ている。
彼はまだ女装したままだった。着替えは手持ちのトランクに入っている。
「そんな恰好じゃ、また襲われるだろ。しかたがない。この駅付属のホテルがあるはずだから、一泊しよう」
「外国の駅ホテルのことまで、よく知っているな」
「スパイスガールズの『ワナビー』クリップビデオで見たんだ。ここだ」
二人は重厚な駅ホテルの入り口に着いた。年配で太り気味の盛装したドアマンが重々しい態度で睨みをきかせている。
彼は自分の服装に躊躇した。
「俺たち何に見える?F to MとM to Fの性同一性障害逆カップルか?こんな格好じゃ入れてくれないんじゃないかな」
「ここは男色紳士の英国だぞ。心配無用だ」
彼女は堂々とフロントに向かうと「部屋を1つ頼む。一泊だ」と告げた。「ダブルで」と小声で付け加える。
レトロな鉄格子扉のエレベーターで上の階に昇り、部屋に入ってみると、リビングとベッドルーム、浴室だけのシンプルな部屋だった。
「オスカル、見てみろ」
部屋をチェックしていた彼が歓声を上げた。
居間の壁一面を覆うカーテンを開けると、壁をくりぬくような形をした大きな丸窓があり、その向うには大時計の裏側が見えた。
ホテルのガラス窓から駅のホームを見下ろせる構造になっていた。
「鉄なら大喜びだな、このホテル」
彼ははしゃいでいる。

「ちょっと来て」
(やれやれ、まるで子どもだな)
彼女がため息をつきながら近づき、窓の外を覗き込むと、すかさず髪の隙間から彼の手が首筋に入り込んだ。
そのまま彼女を自分の方に向き直らせ、口づける。コートの前を開き、シャツのボタンを外すと手を差し込んで乳房に触れた。
「んっ・・、駄目だ。ホームの乗客に見られる」
「コートを着たままなら、わからないよ」
彼女を後ろの窓に押し付けながら胸を揉み始めた。
「この、ド変態」
「お褒めの言葉をどうも」
彼女のズボンも無理やり脱がせる。彼の方は服を脱ぐ必要もなかった。
「ミニスカートってこういう時には便利だな」
シチュエーションに燃えるタイプなのか、彼はすっかり楽しんでいてどんどんことを進めていく。
彼女の方は一向に落ち着けなかった。
明日のロンドンのタブロイド紙に「露出狂倒錯カップル ホームの乗客が写メ激写!!」の見出しが出てしまうのではと、気が気ではない。
「アンドレ、やめろ。離せ」
抵抗してみせてもまったく通じなかった。
(やむをえん。奥の手を使うか)
彼女は色っぽい声を出して嘆願した。
「お願いだ。その・・ベッドへ・・」
「もう?」
彼は少し残念そうに、彼女を抱き抱えたまま窓を離れた。

彼女はすぐ彼の手を振り払ってシャワー室に籠り、一日の疲れを熱い湯で洗い流した。
髪をタオルで拭きながら浴室を出ると、彼は夜食のルームサービスを注文していた。
続いて彼も湯を浴び、化粧も落とした。
夜食を食べ、冷蔵庫からエールビールを出して、二人でくつろぐ。ようやく人心地がついてきた。
「なかなか盛りだくさんな一日だったな」
「まあね。休日って感じじゃなかったけど」
「しかし飯はまずい国だな、パンもぱさぱさだし、ビールも・・」
「明日になればフランスのワインとパンに会えるさ」

※18禁には永遠にたどり着けそうもないのでもう終わります。ごめん・・orz
0228名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 01:04:59.71ID:ytfr+k6f
>>227
アンドレ、残念!
オスカルがシャワーから出てきたらそのまま襲っちゃっても…(´∀`*)ウフフ
0229名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 07:50:26.78ID:QAbp0kRe
>彼女のズボンも無理やり脱がせる。彼の方は服を脱ぐ必要もなかった。
 「ミニスカートってこういう時には便利だな」

ド変態アンドレキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!って思ったのに…
オスカル様の意気地なしー(´Д⊂ヽ
0230名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 07:58:36.64ID:RaWv77Vx
>「この、ド変態」
「お褒めの言葉をどうも」

こういうやりとりがOAらしくていいわ〜
GJでした!ありがとう!
次はエロもよろしくです!
0231名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 08:16:56.62ID:qkz9m9Hb
OA ロンドンの休日おまけ 続き(リベンジ)

居間の大窓が駅ホームに面している割に、先ほどから列車の音はまったく聞こえなかった。防音装備はしっかりしているらしい。
彼女は彼の手を引いてベッドにいざなった。寝室に窓はなく、彼女は安心した。
口づけをかわしながらお互いにバスローブを脱ぎ捨てる。
彼女の手が彼の背中のカーブを撫で降ろした。
舌をからませながら肌と肌を擦り合わせているうちに、彼女のなめらかな肌がしだいに熱を帯びてきた。
彼女は足の指先で彼の足の指を挟み、そっと引っ張った。
彼は両手で粘土細工のように彼女の乳房の形を変えて愛撫した。
舌で先端を転がし始めると、彼女は身を捩った。
彼の膝が彼女の太腿を割り、脚を広げさせた。
彼女の胸先を舐っていた唇がだんだん腹の下まで降りてくる。
濡れ始めた場所を彼の指が撫でまわす。彼女は身体が溶け出すのを感じた。
彼女が指の動きだけで軽く達すると、彼は指を挿入した。内部を探るように指をゆっくり動かす。
彼女は声を上げるのが止められなくなり、シーツの端を噛んで耐えた。
彼がその布を取り除かせる。
「もっと声を聞かせて」
彼は指を抜き去ると、彼女の入口付近を彼の先端で擦りあげた。
彼女は喘ぎ声をあげて乱れた。
誰にも聞かれない安心感からか、羞恥心の押さえがきかなくなってしまったようだ。
彼女が大きく達すると、彼は彼女の両脚を高く持ち上げ、彼の肩に足を掛けさせるようにして挿入してきた。
あまりの快感の波に涙が出てくる。彼女は意識が朦朧としてきた。
中で動かれるたびに、大きな声を抑えられない。
彼女の肌が紅潮した。
さらに奥まで押し込まれ、振り回され落ちていくような感覚に思わずシーツをつかむ。
彼が激しく突き上げると、彼女は絶叫した。
あごが仰け反り、全身が痙攣する。
彼女の絶頂と共に膣がぎゅううっと収縮する。彼も限界を迎え彼女の中に射精した。
二人とも動けない。荒い息だけが寝室に響いた。

おわり
(なんだか料理の手順本みたいだ ボソ)
0233名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 14:15:58.25ID:yvapeKfN
この職人さん、エロなしのシチュエーションとか会話とかさくさく進んで
すごく上手だと思うんだけどエロシーン苦手なのかな
彼が彼女が彼が彼女が、って料理本の手順とご本人も書いてるけど
ただ進行状況を淡々と描写してるだけであまりエロさを感じないな
0235名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 21:58:45.10ID:qkz9m9Hb
>>233 正確なご指摘ありがとう。修行してきます。

 <皮を薄くむいた人参は、角切りにしてから、面取りをしましょう>
 「あ、角を丸めちゃいや・・」
 頬を一層赤らめながら人参は手の上で震えた。 (変態包丁人)
0237名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 22:46:15.91ID:QFHe1yRA
>>235
アンドレの変態包丁人イイ!
その調子でオスカルを料理したってーww
0238名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 23:49:55.80ID:qkz9m9Hb
OA ロンドンの休日おまけ(たぶん)最終 ※エロなし

先ほどから押し黙って車窓の外を眺めていた彼女が、ふいに口を開いた。
「・・アンドレ、全裸の上にコートを着たらそれがエロなのか?」
彼の目がふっと細められ、かすかな笑いが一瞬浮かんだ。
「オスカル、それは違うよ。形だけのものじゃない」
「わからん。私には」
「エロの意味は一人ひとり違うものなんだ。考えてみろ。もしアランが全裸の上にこのコートを着ていたら、どうしてだと思う?」
「アラン?やつがこんな高価なコートを着るとは想像しにくいが、そうだな・・」
彼女は考え込んだ。
「たぶん、中の服を全部質に入れてしまったとか、あるいは服を着るのが面倒だからコートでごまかしているとかの理由ではないのか?」
「じゃ、もしフェルゼン伯だったら?」
「通りすがりの市民の前で急にコートを開けてみせて、黄金バット笑いをするためだろうな」
「ジェローデルなら?」
「んー、コートの下が実は裸という、誰も気づきそうもないギャップを抱えている自分にひそかにドキドキするためとか?」
彼の顔がいたずらっぽい表情に変わった。
「じゃあ、もし俺だったら?」
彼女は急に赤くなって口ごもった。
「そ、それはその・・」
「何?」
彼女は顔をそむけながら、ぼそぼそとつぶやいた。
「たぶん、私だけに知らせて、何かよからぬことをするつもりだろう」
彼の手が彼女の顔を自分の方に向けさせ、その顔が近づいてきた。
「なんで赤くなってる?」

彼女が何か答える前に、ユーロスターはバリ北駅ホームに到着した。
彼が立ち上がって荷物を取り出す。彼女は彼を待たずにホームに降り、先だってずんずん歩き始めた。
パリの秋風が火照った彼女の頬を冷やす。
(なんで赤くなるって、・・いかにもやりそうだからに決まっているだろう!)
彼女は心の中で毒付いた。
「待てよ、オスカル」
両手に荷物を抱えた彼が慌てて彼女を追いかけた。

 終わり
0239名無しさん@ピンキー2015/09/17(木) 00:19:03.73ID:V85/pYjQ
>>238
フェルゼンとジェローデルの方向性の違う変態性に爆笑しました!
ありがとう!!
0246名無しさん@ピンキー2015/09/17(木) 17:27:00.99ID:HWRKz17P
オスカルにローター仕込んで全裸コートにブーツで羞恥プレイさせたい
0250名無しさん@ピンキー2015/09/18(金) 17:56:19.78ID:0vda5Hxu
オスカル全裸コートはおいしそうな素材だが、どうしたらその格好をする気になるのかが謎だ
昔どっか(ここかも)で読んだように、ラサールとか部下の助命のためならやりそうなんだけど
0251名無しさん@ピンキー2015/09/18(金) 19:00:30.39ID:p4FapH/b
エロパロなんだから理由づけなんかどうでもいいのさ
嫌いな人のために注意書きさえしてあればモブ姦でもOK
0252名無しさん@ピンキー2015/09/18(金) 19:13:48.48ID:C/nEOO7j
アンドレとノリノリで全裸コートプレイしてても違和感ないわ
0255名無しさん@ピンキー2015/09/20(日) 12:44:04.77ID:huTj3HM1
O×王妃(※ほんのわずか百合注意)、OA (※一部BL用語使用ご注意方)
>>165(王妃の夜這い話)の続きらしい。エロ貧困、パラレルでたらめ話です。

王妃は短期間のうちにすばらしく技能を向上させた彼女に夢中になり、頻繁に夜の訪問を重ねた。
オスカルは王妃の要望に応えようと従僕との実習を熱心に続けてきた。
やはり自分で体感したことは応用もしやすい。
自習もしてみたが、どうもやり方が下手なのか、彼にやってもらう方がずっと気持ちがいいのでこちらのほうはまったく上達しなかった。
彼はいろいろな技をどこからともなく仕込んできては、彼女に教えてくれた。

やがて彼女は王妃と自分の性感の違いに気が付いた。王妃は手や舌の愛撫で達した後も指で内部を刺激されることをことのほか好んだ。
指が2本、3本と増え、もっと奥まで届くことを王妃が熱望していることに気が付くと、誠実な彼女は何らかの手立てを講じずにはいられなかった。
彼女の忠実な従僕がパレロワイヤル付近の怪しげな店で張型というものをいくつか手に入れてきてくれた。
基本的に男性器を模したもので、色も素材も様々だが、どれもこれもなかなか見苦しい形をしていた。
中に1つイルカに似た形状のピンク色のものがあって、やわらかいので初心者にはお勧めということだったので、これから始めることにした。
自分自身は指1本入れることさえ違和感を感じるので、練習するのは辛かったが、真面目な彼女はきちんと予習してから本番に臨んだ。
彼に手伝ってもらいながら試してみると、十分に準備ができていれば、そう痛くはならないことがわかった。
とはいえ、苦しいという感覚の方が大きく、わざわざこんなものを挿入する必要性はまったく理解できなかった。
ある日彼女が王妃の様子を伺いながらおそるおそる使ってみると、非常に反応がよかった。
王妃に合わせて少しずつ使い方に慣れていった。使う種類も増えた。
最初は手で持って動かしていたが、挿入しながら抱きしめることを王妃が求めるので、従僕の助言でハーネスというものを付けてみることにした。これだと両手が使えるという



ガーターベルトスタイルストラップというものが最も安定性がよく、さまざまに動いても外れないということなので、例によって従僕が調べて仕入れてきた。
彼女が装着して鏡に映してみると、腰と太腿で黒皮ベルト状のハーネスによって固定された、若干先を反らせながらそそり立つ黒いディルドが彼女の金髪と不思議にマッチして

いた。
「ふむ、なんとも奇妙な姿だな」
彼女は鏡の前で腰に手を当ててポーズをとってみせた。
「これで黒い仮面に黒いマントを付けたら、ぴったりだと思わないか?夜な夜な貴族の館に忍び込んで令嬢を襲う怪盗黒いディルド・・」
(しゃれにならん)
彼はちらちらと落ち着かなげに鏡の前の彼女を見た。白い太腿に黒皮のガーターベルトが巻きついた姿が扇情的過ぎる。
「アンドレ、説明書によると『男性に対しても使用可』と書いてある。ひとつ、練習までに・・」
「ぜぇっったい、嫌!」
「つれないやつだな。うーん、やはり本番前に一度は様子を見たいのだが」
彼女は鏡に向かってさまざまに腰をひねってみた。考え込む。
「・・ロザリー・・?」
「だめだったら!あの子はお前に惚れてるんだから。はまっちゃったら責任とれないだろ」
「そうか・・」
彼女はため息をついた。
従僕は沈黙がじわじわと自分を包囲していくのを感じ取った。
(しかたがない、オスカルのためだ)
「わかったよ。俺がやるよ」
彼女の表情がぱああっと明るくなった。
「本当か?恩に着る」
「ただし、入れられるのは嫌だ。俺にはやおい穴はないしな。俺が付けるからお前が自分で感覚を覚えろ」
「わかった」
0256名無しさん@ピンキー2015/09/20(日) 12:45:12.12ID:huTj3HM1
彼女は喜々としてディルド一式を取り外すと、彼に渡した。
(やれやれ、自前のものがあるのに、こんなものを付けなきゃならないとは情けない)
ベッドの上でいつものように指と舌で彼女の乳房を攻め上げ、股間の敏感な部分を愛撫して、十分に潤ってから指を入れて中の様子を探る。
狭いながらも緩急あって、指で触るとびくびくと反応する部分があった。
「ここらへん何か感じる?」
「う・・」
「たぶん、ここに当たるようにすれば、そう間違わないんじゃなかな」
彼は指を抜いてディルドを装着したベルトを手に取った。
ガーターベルトを付けると自分の突起物にぶつかるので、ウエストより若干上で腰ベルトだけでディルドを固定し、ずれないよう手を添えて使うことにした。
張型にローションをたっぷり塗りつける。
先端を彼女の女性器にこすり付け、ゆっくりと沈めていく。
彼女は顔をしかめて違和感に耐えている。
(可哀そうに。まだ処女(一応)なのに・・)
彼は舌で彼女の乳首を舐めながら、指でクリトリスを撫で始めた。
彼女の吐息が漏れ、反応が劇的に官能的なものに変わってくる。
半分くらい入れたところで、先端で先ほどのポイントを刺激してみた。
「くっ・・」
彼女は声を上げた。どうやら感じているらしい。
そのまま三点責めを続けていると、彼女が自分から大きく脚を開き、さらに向かえ入れようとしているのが伝わってきた。
腰を押し付けるようにしてハーネスの固定力だけでぐっと中に押し込んだ。
「あっ」
彼女の頬が紅潮して、目が半開きになった。
「ああ、アンドレ、すてきだ」
(あっそう)
しばらく腰を動かしながらさまざまに彼女の反応をみた。
さすがに達することは無理だったようだが、それなりに満足できたようだ。
だんだんぐったりしてきたので、彼女に声をかけてからそれを抜き出した。
黒いディルドは彼女の愛液でぬらぬらと光っていた。
(ちくしょう、作り物の分際で)

ハーネス付ディルドはいたく王妃様のお気に召したようで、彼女も自信をもって夜のお仕えに励んだ。
ときどきは従僕がパレロワイヤルに行って新作を仕入れてきた。
探究熱心な彼女はすべて十分に実習してから使用に及んだ。
彼女の貢献のおかげで国王陛下と王妃の寝室問題も無事解決し、世継ぎの御子たちが次々と生まれた。
王室におけるジェルジェ家のおぼえはますますめでたく、王妃は取り巻きよりもオスカルの助言を重用した。
極端な浪費や無策の人材登用は避けられ、国王は平民から登用した優秀な官僚に支えられて、民の心情を配慮した善政に尽力した。

やがてベルサイユ宮殿設営以来の赤字が顕在化し、事態の収拾を図るために三部会が召集されたが、暴動は起きずに議会の力によって立憲君主制の国に移行したとのことである

。世界史上最も平和な政権移行は「フランスの無血革命」と称えられた。遠く離れた東洋の国の高校教科書にもそう記載されている。

 ―終―

(変なところで改行ごめん)
0257名無しさん@ピンキー2015/09/20(日) 13:17:48.86ID:x+B4Igdq
GJです!傾国の美女ならぬ建国の美女かw
アンドレはそのうちどさくさに紛れて本物でやっちゃったと信じよう
0258名無しさん@ピンキー2015/09/20(日) 13:24:46.19ID:hz2rIv/A
>>255
続きありがとう!
アンドレが切ないながらも何かユーモラスで草生えるwww
オスカルとの変態イチャイチャも読みたいですー
0260名無しさん@ピンキー2015/09/21(月) 08:12:05.60ID:YlOEZ818
>「ああ、アンドレ、すてきだ」
オスカルもすっかりそのきだから
本物つっこんじゃえ!

GJ!ありがと!
0261名無しさん@ピンキー2015/09/21(月) 10:51:38.38ID:A8lsKG1P
>>260 別バージョン

「ああ、アンドレ、すてきだ」
(むっ)
「抜くよ」
「え、なに?」
「別のを入れるから」
「あっ・・ああっ」
「こっちの方がいい?」
「え・・と」

 おそまつさま
0263名無しさん@ピンキー2015/09/21(月) 18:56:21.26ID:xClvU8e4
んんっ。
あ、あ……これは。
温かくて、弾力があって、わたしの中をくるおしく貫いて……。
「い、い……!」
0265名無しさん@ピンキー2015/09/21(月) 20:06:15.97ID:IlapNLNc
まあここまでやってたら本物に移行するのは時間の問題だな
勉強熱心なオスカルだからアントワネット様のためにという建前で
実際の男性器の性能を試さないわけにはいくまいw
0266名無しさん@ピンキー2015/09/22(火) 22:57:17.55ID:VhNWy+v1
>>261
(むっ)がカワイイ
試してるうちに作り物そっちのけで励む二人キボンw
0269名無しさん@ピンキー2015/09/23(水) 20:27:39.28ID:RdaueHHb
ブラびりの時、もうちょっとうまく迫ってれば落ちたかも
(ジェロなら落とせた?)難攻不落でもなさそうなところが危うくてよい
0271名無しさん@ピンキー2015/09/24(木) 22:11:29.34ID:1Wp301DG
>>269
落ち込んで涙ぐんでるオスカルを慰めつつ、徐々に口説いていけばよかったのにねえ
いきなり告白の後、キスしたりベッドに押し倒されたら大概の女性は固まるわ
0273名無しさん@ピンキー2015/09/25(金) 07:53:30.26ID:HlbInoRO
オスカル様は『大概の女性』じゃないわよ!
そこら辺の女と一緒にしないで!
0275名無しさん@ピンキー2015/09/25(金) 18:42:40.67ID:9B6kaqDT
OAが結ばれることも含めて、アランやジェローデル4人の関係性
は全て必然だったんだ、改めて本当に素晴らしいなと思う
0276名無しさん@ピンキー2015/09/27(日) 15:09:34.12ID:RH192ZVd
A×D >>209(O×AL)の続き、原作から遠く離れたでっちあげパラレル。エロ貧困 
※OA主義の方、ごめんなさい。>(_ _)<
三原順『踊りたいのに』、映画『ホテル・ニューハンプシャー』、竹宮恵子『変奏曲』から若干ヒントを得ています。
Aのモノローグ

休暇が明けてもアランが戻ってこないのをオスカルが気にしている。俺は様子を見にアランの家に向かった。
アランは妹の結婚式のためとの理由で休暇を取っていた。
俺はその妹には会ったことがないが、兵士たちががっかりして話しているのを耳にした。
オスカルの話では、アランに似ず可憐な娘で、どこかロザリーに似た面差しだという。

アランの家はパリのうらびれた住宅街の一角にあった。
戸をノックしても何も答えがない。扉の前に佇む俺の姿を見て、隣近所の人たちがひそひそ話を始めている。
ドアを押し破って入った家の中にはアランの母親らしい老婆が座っていた。何を聞いても答えず、変わりにわずかな顔の動きで上の階を示した。
悪い予感がした。
「アラン・・」
階段を上りながら声をかけた。
二階の部屋に、無精髭面でだらしない服装をしたアランが一点を見つめていた。やつれ果てている。録に眠っておらず、飲み食いもしてない様子だ。
床上には黒髪を乱し青ざめた顔の若い娘が眠っていた。左手の手首が包帯でぐるぐる巻きになっている。
俺の姿を認めたアランがつぶやいた。
「やっと眠ったんだ、昼夜逆転しちまってる。ちくしょう、あの貴族野郎め、小金に目がくらんで・・」
アランはゆらりと立ち上がった。俺はあいつのふらつく肩を支えて、耳元で言った。
「何があったか知らないが、とりあえず何か食って少し寝ろ。お前の妹は俺が見張っておいてやる」
アランは焦点の定まらない目でしばらく俺の顔をぽかんと見ていたが、力なくうなづくと下に降りて行った。

花嫁衣裳らしいドレスが裂けて床に落ちていた。
何があったか、およその察しはついた。破談のショックで自殺を図ろうとしたのだろう、たぶん。
俺は眠っている娘の顔を見た。これがディアンヌか。たしかにロザリーに似た顔付きだが、雰囲気はかなり違う。
どこか儚く、陰がある。
婚約者に裏切られた絶望のあまり、自分を破壊しようとする暗い衝動―。・・俺に、似ている?
なんとなく同士に会ったような気がして、放っておけなかった。
俺は床の端に座り、娘の上にそっとかがみこんでしばらく寝顔を見ていたが、いたずら心に軽く口づけしてみた。
深い意図はなかった。
ただ、何か、世の中に少しでも未練をもってくれればいいのにと思った。
きれいな娘だ。新しい恋もすぐに訪れそうなものだ。兵士のうちの誰かだって・・。
0277名無しさん@ピンキー2015/09/27(日) 15:10:05.17ID:RH192ZVd
驚いたことに娘は無意識のうちに口づけに応えた。
「・・・」
元婚約者の名前を呼んでいるのだろうか。頬にかすかな微笑みが浮かんでいる。
楽しい夢を見ているのだろうか、二度と目を覚ましたくないと思うような。
ふいに、娘の心を覗き見たような気がした。
この娘はおそらく婚約者を信じて身体を開き、純潔を与えたのだろう。
その相手に去られた打撃、恥とおそらく覚え始めた快感への罪の意識にさいなまれて、衝動的に手首を切ったのかもしれない。
痛ましいと思った。
ふと思いついたことがあった。俺がこの娘を引き取ればいいのではないかと。
娘の身体を抱き寄せて唇の間に舌を差し入れた。
娘は眠ったまま俺の首に手をまわしてもっと深い口づけをねだった。
「んん」
目が覚めているのだろうか、娘は半目を開けて身体を押し付けてきた。
夜着の上から胸に触れるとピクンと震えた。赤い唇が開く。
もう一度口づけしながら腰や太腿を撫でまわすと、脚を摺り寄せてきた。
成り行きにまかせて娘の夜着を開いた。
真っ白な胸、腕、腹、腰、太腿―、どこもかしこも白い肌に漆黒の茂みが挑発的に覗いていた。
娘はほっそりした腰つきからは想像もできないほど豊かな肢体をしていた。

その豊かな胸に顔を埋めてみたくなったが、さすがに眠っている相手にそれはまずいと思った。
娘の夜着の前を再び合わせて、リネンで体を覆った。
肩から背中にかけて手を撫で下ろす。
娘はうっとりとした表情で眠り続けた。
椅子に腰かけて彼女を見守りながら、俺もつい眠ってしまったらしい。
人の動く気配に目が覚めた。
娘はベッドの上で身体を縮ませ、俺の方を凝視していた。大きな黒い目だ。
俺は眠たげな声で挨拶した。
「おはよう、眠り姫さん」
「誰?」
「私は兄上の友人です。心配しないで」
「アランに何か頼まれたの?私のことは放っておいて」
「そういうわけにはいかない。あなたを崇拝する男はたくさんいる。私もその一人です」
俺は娘の顎に手を添えて見つめながら、ゆっくりと覆いかぶさるように身体を近づけた。
娘が嫌がれば突き飛ばせるように、十分間を取ったつもりだ。
娘は驚いて固まっている。その身体をリネンごとギュっと抱きしめた。娘は抱きすくめられて息もできず、震えていた。
「大丈夫、あなたの嫌がることは何もしません」
背中を撫でながら安心させるように言った。娘は黙っていた。
両手で彼女の姿勢の向きを変え、後ろから抱き締めるようにした。
乱れた黒髪をかきあげながら耳元に口づけする。彼女は抵抗しなかった。
指先で彼女の唇を撫でた。指を口の中に入れて舌に触れる。
夜着の隙間からもう一方の手を差し込んで、そっと胸に触れた。
片方の手で口内を触りながらもう片方の手で豊かな乳房を揉みしだくと、娘は切なげに身じろきした。
「怖がらないで、何もかも忘れさせてあげるから」
娘は顔を伏せて俺の胸に押し付けた。「・・忘れさせて!」くぐもった娘の声が聞こえた。
0278名無しさん@ピンキー2015/09/27(日) 15:10:50.83ID:RH192ZVd
額に口づけし、両手で胸を刺激しながら段々に唇の触れる場所を下げていった。
そっと娘の身体を床の上に仰向けに倒す。
夜着のボタンを一つ一つ外していった。
先ほどの見事な乳房が再び現れた。両手で乳房を持ち上げるようにしながら、赤い先端に唇を当てて転がす。
「あっ」
娘は身体を震わした。
本格的に指と舌先でなぶり始めるとすぐに反応を見せた。
感度が高い娘なのだろう。この身体を断念するほど元婚約者は金に困っていたのか。惜しいことをしたものだ。
どこまでも白くなだらかな肢体が床の上に曝された。娘は恥らっているのか顔を背けて指を噛んでいる。
彼女の息遣いを見ながら、下肢に口をこすりつけて彼女を高めていった。
魚が飛び跳ねるように身体を反らせ、喘ぎ声がもれる。頬を赤らめ、声をもらすまいと布を噛んでいるその様子に征服欲をそそられる。
舌先で繊細な突起を執拗にすり上げると彼女の茂みが激しく震えた。
ゆらゆらと動く腰を捉え、脚を開かせて身体を押し付けるように挿入した。苦しげな喜びの声が女の喉から漏れる。
身体を弾ませるように何度も打ち付ける。彼女の身体が痙攣した。彼女は叫び声を必死に我慢している。
彼女の敏感な部分を指で撫でまわしながら、震える全身を貫くようにさらに奥に押し付けると、彼女は俺の肩に噛みついた。
唸り声を押さえながら、彼女は激しく絶頂に至った。
俺は彼女の中に精を放った。

アランが階段を上ってくる音が聞こえてきた。
まだ腕の中でぐったりしている彼女に聞いた。
「アランにばれちゃうな。どうする?俺と結婚する?」
「とりあえずあなたの名前は?」
「アンドレ・グランディエ」
「私は本当は金髪の人しかだめなのだけれど・・いいわ」
「軽口をたたけるようなら上等だ」
アランが部屋に入ってきた。事態に驚いて目を白黒させている。
ディアンヌは身をすくませてアランにおずおずと微笑みかけた。

ディアンヌと俺は秘密裡に結婚式を挙げた。彼女がすぐに懐妊したからだ。
ことの早さにオスカルは驚いていたが、喜んでもくれた。彼女はディアンヌの自殺未遂のことまでは知らない。
おばあちゃんには結婚のことを打ち明けていたが、病で臥せっているので式には出られなかった。
アランの母上も神経痛と認知症のため出席はしなかった。
アランとオスカル、それにシャトレー夫妻だけが立ち会って改革派の教会で簡素な式を持った。
彼ら、それにユラン伍長ら衛兵隊の一部はこのところロベスピエールとしきりに会合を持って、暴動が大きくなった事態に備えている。
オスカルにアランと結婚しないのかと聞いたことがあるが、パリが落ち着いてからだと笑っていた。

後日談:アンドレは視力の低下が著しく、パリ出動には参加しなかった。革命後はベルナールの助けで革命派の厩番の仕事についた。
マロンは曾孫の誕生前にジェルジェ家で亡くなった。
オスカルとアランはバスティーユ攻撃の翌日に簡略の結婚式を挙げ、生き残った兵士たちがシャトレ夫妻、グランディエ夫妻と共に参列した。
革命後間もなくしてオスカルはロベスピエールと決裂し、アランと共に国境の防衛に去った。
グランディエ家には黒髪・黒目の元気な子どもたちが次々と生まれた。ディアンヌとアンドレはまたオスカルとアランの一人息子をわが子同然に育て上げた。

 ―終―
0279名無しさん@ピンキー2015/09/27(日) 15:15:33.88ID:RH192ZVd
>>278 暴動が大きくなった事態に備えている。
訂正→暴動が大きくなった場合に備えている。 でした。
0281名無しさん@ピンキー2015/09/27(日) 16:32:03.12ID:Fp6zN+fP
アンドレはオスカルを諦めさえすればきっと普通の平凡な幸せを手にすることが
出来たと思う。
なので、こういう話は妙に納得できるわ〜。
GJです!ありがとう!
0282名無しさん@ピンキー2015/09/27(日) 16:55:33.16ID:RH192ZVd
>>280 あっ、説明なさすぎましたね。
『ホテル・ニューハンプシャー』に姉(女優)が妊娠して、生まれてくる子どもは弟夫婦で育てるよって話があったのでその設定借りました。
軍人夫婦で僻地勤務じゃ育てられまいと妹夫婦が赤子の時から引き受けたという設定で。省略しすぎですみません。
0284名無しさん@ピンキー2015/09/27(日) 18:06:58.61ID:QW6pa39P
アンドレ×ディアンヌありかもと前々から思っていたので嬉しい
年齢差結構ある感じかな?
0289名無しさん@ピンキー2015/09/28(月) 23:02:48.44ID:4WIbshs5
>オスカルとアランの一人息子をわが子同然に育て上げた。
くらいだから、もし最初の子が婚約者の子でもアンドレは
きっと他の子と変わらず可愛がって育てただろう
アンドレってそういう奴
0290名無しさん@ピンキー2015/09/28(月) 23:58:52.33ID:HijiVfme
OA 舞踏会 実写版映画、映画『恋人たちの予感』、光瀬龍著・牧美也子 (イラスト)『吹雪の虹』の各シーンからヒントを得ています。
OFただ一度だけのダンス場面から ※パラレル嘘話、エロ超貧相

外国の伯爵夫人と称した貴婦人はドレスをひるがえして庭に走り出た。
長いスカートに隠れた足元の砂利がぐらつき、裾を踏んで前につんのめりそうになる。
「おっと」
横から伸びた手が彼女の胴体を支えた。
彼女は伏せていた顔をあげてその男を見た。まぎれもなく、館に残してきたはずの、彼女の従僕だった。
見慣れた普段のお仕着せとは異なる宮廷服に身を包み、ビロードの帽子をかぶっている。貴族にしては地味だが、どこかの執事といってもいいほど

の正装ぶりだった。
「どうして・・」
彼女は目を見張った。
「しいっ」
従僕は人指し指を口元に当てると、ウインクした。
「変装だよ。迎えに来た」
もったいぶった態度でお辞儀をしてから、彼はうやうやしく貴婦人の手を取った。
「どうぞ、奥さま。馬車までエスコートしましょう」

そのとき、突然逃げ出したダンスのパートナーを追いかけて、遅れて庭に出てきた貴公子の声が聞こえた。
「伯爵夫人、どうなさったのです・・」
声を聞くやいなや、貴婦人は身を乗り出していきなり従僕に口づけした。
従僕は驚いたものの、されるがままだった。貴婦人の手が男の頭を抱え、指先が黒髪にもぐりこんだ。
「伯爵夫人・・」
近づいてきた貴公子は二人の様子に気付き、はっとした。
「こ、これは失礼を」
彼は慌ててお辞儀をして、立ち去った。
「くっ・・」
顔を離した貴婦人の唇から音が漏れた。彼女は笑っていた。
従僕は黙ってその顔を見つめた。
下まぶたに次第に涙が盛り上がり、彼女の目からこぼれ出た。涙は後から後から流れた。
涙が流れるに任せ、顔を拭いもせず、彼女は微笑んだ。
従僕はしずかに彼女の髪を撫でた。二人はしばらくそうしていた。

いつの間にか涙は止まっていた。彼女が顔をあげるとかすかな光りが眼に反射して見えた。
「ついて来い」
彼女は彼の手を引いて、ほの暗い庭の中を歩き出した。
裾を踏まないように腰のところでドレスを大きくたくし上げたので、足首が大胆に裾から覗いた。
(おいおい、貴婦人はそんな歩き方はしないぞ)
彼はあきれながらも黙って従った。
0291名無しさん@ピンキー2015/09/28(月) 23:59:27.88ID:HijiVfme
庭の中央から死角となっている茂みにたどり着くと、彼女は目を伏せて彼に告げた。
「私は初めてなんだ。やさしくしてくれ、頼む」
「え、ちょっと待って。何を?」
「お前、いくらなんでもこの状況でわからないわけじゃないだろう?」
「それはそうだけど・・、でもなぜ急に?」
「さあ・・。ドレスの記念だとでも思えばいい」
彼女はふわと彼に身を投げかけた。受け止めた彼の胸に彼女の双丘の形が服を通してもはっきり伝わった。
(うわ。コルセットの寄せて上げる効果ってすごいな、本当に)
唇の弾力が彼の唇をおしつつんだ。
彼女はほっそりしたウエストを彼に押し付けた。
これは本当に彼女だろうか?何か妖しい雰囲気をまとっていた。
従僕はまるで正体不明の外国の貴婦人に翻弄されているような気分に陥った。もしそうだとしても、とうてい抵抗できやしないと彼は思った。
彼女は口づけを深めた。口づけは長く続いた。
唇を離すと彼女がささやいた。
「お前が欲しい」
(ええい、ままよ)
彼は意を決した。

従僕は黙って外套を脱ぐと、地面に敷いてその上に彼女を座らせようとした。
「一張羅だろう。汚れるぞ」
「いいよ」
彼は取り繕って何でもないように振る舞った。いったん彼女をそっと抱きしめてから、静かに外套の上に押し倒した。
彼の手が彼女の肩をためらいがちに撫で始めた。
闇のなかで彼女は目を閉じた。
(この男は心得ている・・)
従僕の指先は、つい先刻まで抱かれて踊ったなめらかな貴公子の手とは違い、ざらついていた。

貴公子の手はよく手入れされていた。踊り始めに手を取られたときに初めて気づいた。
彼女は次第に熱をもってくる従僕の愛撫に身をゆだねながら、貴公子の指先の感触を思い出していた。
自分の腰に添えられたその手に支えられ、その瞳に見つめられて踊った。
溶かされるような陶酔にふるえた。
これがその人の腕に抱かれる最初で最後なのだと知っていた。
もう、これ以上を求めることはない。

従僕の手がドレスの裾をまくりあげた。
スカートの下にさらにパニエがあり、さらに下にズロースがあった。
複雑な布の構造が邪魔で、触りにくい。彼の手がズロースの上からやみくもに彼女の脚を撫でまわした。
彼女はかすかに眉をひそめ、吐息をもらした。
(あ・・だめかも、やっぱり)
彼の長い髪が彼女の頬にかかった。彼は震えていた。
「こわいのか?」
彼女は聞いた。
「・・うん、ちょっと緊張し過ぎたみたいだ。夢が覚めるんじゃないかって」
「夢?これが?」
「そう。女装したお前を抱いている夢」
「女装って言うな」
彼女は笑った。
彼女の指が服の隙間からもぐりこんで彼の胸を撫でた。彼の身体がびくんと揺れた。
彼女はもう一方の手で彼の頭を捉えた。その舌が唇をこじ開けて侵入してくる。
彼の身体の奥の方から熱を帯びた力が再び湧きあがってきた。
彼は勇気を振り絞って彼女のズロースに手をかけた。
指先が彼女の隠された所をぎこちなく探しまわる。
彼女はわずかに身をそらした。
うわごとのようにかすかな声が彼女の喉から漏れた。
0292名無しさん@ピンキー2015/09/29(火) 00:00:01.55ID:HDkSYBgK
服を着たままの営みはあわただしく終わった。
二人の息が正常に戻ると、目を閉じたまま彼女は言った。
「お前は一人で帰れ」
「わかった。でも馬車まで見送らせてくれ」
「・・いいから、あっちへ行ってくれ」
彼は服装を整えて立ち上がると、黙って茂みの外へ出た。
もとより彼女を残して行くつもりはないが、一人にしてほしいという彼女の気持ちは感じていた。
誰も近づかないよう、少し離れたところから見守ればいい。彼は庭の中央にある泉の近くまで下がると、茂みの周辺を見張った。

彼女は一人になるとつぶやいた。
「たったこれだけのことだ・・」
初めて突かれた場所にいつまでも痛みの感覚が残っていた。
かの貴公子も、誰も、皆することは同じだ。
盛大な魂の苦しみの後に結局たどり着くものは肉体の交合だとはなんと滑稽なことだろう。
馬や犬ならば何年も片恋に苦しんだりしないで、さっさと片を付けられるものなのに。
人はただ本能にたどり着くためだけに恋を必要とするのかもしれない。

眼尻から涙がつと零れ落ちた。彼女は大きく息を吸って、吐いた。
不思議とまるで泳いだ後のようなすがすがしい気持ちがしていた。
帰るべきところ、行きつくべきところにたどり着いたという感覚だろうか。
しばらくすると結い上げた頭がさすがにずきずきしていることに気付いた。
早く帰ってこの窮屈な飾りやコルセットを取り去ってしまおう。明日からはきっと新しい日々が始まる。
起き上がった彼女は、自分が敷いていた外套に気が付いた。布に付いた草や土を払う。
彼女はふと外套を抱きしめると、着ていた男の匂いを吸い込んだ。

茂みを出ると、従僕が少し離れた場所で待っていた。外套を手渡す。
「汚れてしまったな。後でばあやにどやされるぞ」
「慣れているよ」
緑の木々を夜風が通り抜けてほのかに肌寒い。
「さあ、帰ろう」
彼女はさっき言ったことは忘れたようだった。二人は馬車に乗り込み、そのまま走り去った。

  終わり

(ひょっとしたらジェローデルが覗いていたかもしれないが、真相は杳として知れぬままである・・かも)
0293名無しさん@ピンキー2015/09/29(火) 07:26:23.69ID:9ItpYxhp
GJ!GJ!
アンドレ優しいなぁ〜
オスカルも今は辛いけど「彼女はふと外套を抱きしめると、着ていた男の匂いを吸い込んだ」
本当の恋、次の恋に気づくのもそう遠くないのかも
0298名無しさん@ピンキー2015/09/30(水) 17:45:32.70ID:vf57GP11
王妃×O 『ジャンヌ・バロア回想録』 ※微エロ
 ・・・
  「いいのよ、オスカル。さあ、もっと声を聞かせてちょうだい」
  「アントワネットさま、いけません。そんな・・ああ」
  近衛連隊長は耐え切れずに顔を振った。その金髪が額に汗で張り付いた。
  王妃は宮廷中の貴婦人のひそかな憧れである男装の麗人にこのような痴態をさせられ
る自分だけの喜びに顔を輝かせた。
  ああ、すてき。与えられるだけでなく、与えることができるなんて。
  お友達をこんなに喜ばせることができるなんて、私はなんて幸せ者なのかしら。
 ・・・

「くだらん」
ジェローデルは本を閉じた。
膝の上に『ジャンヌ・バロア回想録 II −アントワネット醜聞伝−』が乗っている。
傍からはこの本であることがわからないよう、特別の革表紙を作らせていた。
本はパリで一大ベストセラーとなったジャンヌの『回想録』の続編だった。
1、2巻とも、入手はなかなか難しい。彼も一市民に変装してひそかに早朝から書店に並ん
で購入したのだ。
ジャンヌが寝物語で王妃から聞き取った内容を再現するという形式で、絢爛豪華な宮廷の
日常、ロココ調の小道具使いと臨場感あふれる王族・貴族の痴態のあからさまな様子が
大人気であった。

第1巻にはデュ・バリー夫人に王太子妃(当時)が官能を開発される様子、味をしめた
アントワネットが侍女たちを日替わりで楽しむ様、王妃とジャンヌの出会いと性愛の
交歓、首飾り事件の”真相”が描かれていた。
お相手には事欠かず退屈にとりつかれていた王妃がジャンヌとの出会いによって
開かれる嗜虐性がことに話題を呼んだ。
とりわけコルセット姿の王妃がジャンヌを鞭打つシーンは、その場面を表す絵が何種類
もパリで出回るほどの人気ぶりだった。

第2巻はポリニャック伯夫人、ドレスメーカーのベルタン嬢やお抱え画家など、王妃を
取り巻く様々な女性たちによる王妃総受けハーレムのありさまが描かれていた。
本の売り上げは上々だった。
中でも王妃の傍に侍る美貌の連隊長の章は目玉だった。
「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ大佐の章」では、それまで一方的に性の快楽を
与えられる側だった王妃が近衛連隊長の堅い軍服の下に初心な女性を発見し、その蕾を
花開かせていく様子を情緒豊かに描いていた。
ジェルジェ大佐の存在自体がそれほど市民に知られるところではなかったことから1巻ほど
の話題にはならなかったが、近衛兵士は皆ひそかに読んでいた。
とくに連隊長の細身の身体を包む軍服の下に −王妃よりは劣るものの− かなりのボリュー
ムのある肢体が隠れているところは兵士の間で多いに話題になった。
堅めの本のカバーをもっともらしくかぶせて、おおっぴらに控室で読む兵士までいるくら
いだった。
上官の目に触れないよう、ジェローデルは彼らを注意して回った。
0299名無しさん@ピンキー2015/09/30(水) 17:46:27.31ID:vf57GP11
彼は近衛隊の自分に与えられた控え室で休憩中だった。
(なんと不謹慎な)
ため息をつきながら本の皮表紙をいらだたしげに指ではじく。
(こんなスキャンダル本にも一抹のリアリティがあるべきだ
(まったく、オスカル嬢が王妃の性奴隷だなんて、こんな素晴らしい主題をこんなにも稚拙
 に書ける著者の知性の欠如には呆れさせられる)
彼は肘宛てで肘を支えながら自分のあごを乗せた。
(場面場面の描写は門切型で、あまりにも新鮮味がなさすぎる。
(特に、王妃がかなり小ぶりな彼女の胸の感度が良いことを発見して狂喜するシーンは
 残念なレベルだ。もっと、こう、彼女のほのかな胸先の震えが読者の目に見えるような
 感じで書いてもらいたいものだ)
王妃の指が近衛隊長の初めての女の感覚を発見した時に士官が顔を赤らめつつも声を漏ら
すまいと耐えるシーンは近衛兵士の人気投票で常に上位だったが、ジェローデルはこの点
にも大いに不満だった。
(あの程度の表現で喜ぶとは、皆、ギャップ萌えのツボを分かっていない!
(最後の瞬間まで彼女の無表情ぶりをひっぱるべきだ。今にも落ちそうに見えてなかなか
 落ちず、ぎりぎりのところで大いに崩れる、それが彼女の魅力なのに)
(あれでは最初から嬉しそうではないか。あの人はそんな人ではない・・。
 もっと、こう・・)
ジェローデルは緩やかな前髪に隠れた眉を顰め、奥歯を噛みしめた。
(ああ、私に書かせればいいのに・・!)

数か月後、『回想録』の謎の海賊版が闇市場に出回った。
『ジャンヌ・バロア回想録 II 異聞 −軍靴の麗人−』と題し、著者は銀色仮面というペ
ンネームで正体を隠していた。
本はまだ10代であった王太子妃と男装の麗人の近衛士官との出会いに始まり、二人の息の
長い愛欲の関係を折々の王室イベントに絡ませた壮大なロマンスとして描いていた。
オリジナル本とは異なる設定で、ジャルジェ大佐が女性であることは彼女と士官学校時代
からの親友である一士官と王妃だけが知っている秘密ということになっていた。
男装の麗人の秘密が暴かれそうになる度に親友の士官が助け出すというパターンが少々
目立ったものの、耽美な内容と軍装や武器をエロティックな小道具に使っての話が一部の
マニアに受け、闇市場ではコアなファンがついていた。

「ふん。おしげもない装丁、上等の紙質、余白の多用。儲けることを端から考えていない
素人仕事。貴族様の道楽ってとこだね」
ジャンヌは鼻で笑った。
闇本が話題になればなるほどオリジナルも売れ、彼女を応援する声が広がれば極刑は難しく
なるとの弁護士の助言を受け、彼女は後追いで二次創作を認める宣言を公式に出していた。
彼女の懐に一文も入るわけではなかったが、その太っ腹ぶりに人びとは喜び、ジャンヌの
減刑を嘆願する文書が次々と裁判所に届いていた。
0300名無しさん@ピンキー2015/09/30(水) 17:47:28.82ID:vf57GP11
オスカルはカッカしていた。
『回想録 II』に加え『異聞』の出版により、男装の近衛連隊長の存在が庶民に一気に知ら
れるようになってしまった。
これまでは宮廷の貴婦人からに限られていた怪しげなラブレターも、このところ身分を超え
て老若男女から連日のように舞い込むようになっていた。
手紙はすべてアンドレが開封していたが、たわいないファンレターに交じって、想像上の
彼女の絵姿や性的ファンタジーを綴った力作も結構あった。
(これって『異聞』つながりでまとめて闇本で出版したら売れるんじゃないかな?)
彼は密かに思ってみたが、口に出したら血を見そうなので黙っていた。
手紙は一応オスカルも目を通した後、彼女の命令ですべて焼却されることになった。
アンドレは特に出来の良い作品はこっそりと取っておくことにしたが、うっかり誰かに
見られないよう、書類ばさみの表紙に「近衛隊衛生事務連絡控1−3」と書いておいた。

 (終わり)
0301名無しさん@ピンキー2015/09/30(水) 18:46:55.03ID:hwJZEett
>ジャルジェ大佐が女性であることは彼女と士官学校時代
からの親友である一士官と王妃だけが知っている秘密ということになっていた。

ジェローデルwwww
願望混ざってるw
0302名無しさん@ピンキー2015/09/30(水) 18:51:01.92ID:vf57GP11
>>229 誤字修正、他にもあったら失礼
士官が顔を赤らめつつ
→「士官」を「彼女」に変える
彼女と士官学校時代からの親友である一士官と王妃だけ
→最初の「彼女と」を取る
0303名無しさん@ピンキー2015/09/30(水) 19:32:14.22ID:tdlYllLZ
>>298
GJ
来週のアニばらは、首飾り事件でジャンヌが捕まって裁判で王妃のスキャンダルを
でっち上げる回だからタイムリーな作品ですなあ
アンドレが取っておいた出来の良い作品も読みたいぞ〜
0305名無しさん@ピンキー2015/09/30(水) 22:16:48.79ID:HGtCUF/Y
>>298
>王妃がかなり小ぶりな彼女の胸
オスカルの胸はUKサイズの8(オスカルが着た例のトレンチコートのサイズはUKサイズで8)だから
どんだけ小さいのだろう
身長178cmにしては
0306名無しさん@ピンキー2015/10/01(木) 02:35:18.04ID:1f6A/tlB
胸囲はあるけど乳房は小さいとかw
脱いだら女性ボディビルダーみたいに筋肉隆々とかだったら嫌だわー
0307アンドレ2015/10/01(木) 08:31:34.36ID:dUdbCvoO
レズが嫌いな男子なんていません!
0308名無しさん@ピンキー2015/10/01(木) 10:59:42.72ID:L7sj8nns
UKサイズ8ってS〜Mぐらいだっけ
オスカルにLやXLを着せるわけにはいかないからだろうけど身長あるんだから小さすぎるわな
脳内でCカップ位の適度な美乳で補完してるw
ついでにいうと王妃は子供4人も産んでるから巨乳でも乳輪も乳首もでかいだらしなーい感じの垂れパイだと思ってる
0309名無しさん@ピンキー2015/10/01(木) 14:36:23.29ID:8q8tWwMn
ジャンヌ回想録の大ヒットでパリジェンヌの間でオスカル様の薄い本が流行る
0310名無しさん@ピンキー2015/10/02(金) 20:29:43.60ID:yp84S4lI
OA My girl ※ロリ、未成年淫行未遂ご注意 エロ貧困

過去スレの青狸SS(A×10代O)、源氏物語(若紫)、竹宮恵子『私を月まで連れてって! 』
に影響を受けています。
原作世界とはカスリもしないご都合トンデモ設定。革命も身分差もない別次元で、なぜか
彼女だけが10代になってしまった(二人は恋人同士)ということでご容赦ください。
(Oだけ10代になる原因は不明。青狸にタイム風呂敷をかけられたか、『火の鳥』の若返り
カプセルに入れられたか、エベーラにモノニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NMN)を
細胞注入されたかしたのではないかと思われます)。

「目が覚めたか」
「どういうことだ。ベッドがやけに大きい」
何か天変地異が起こったらしい。彼女は気を失っている間に20歳くらい若がえっていたこ
とをようやく理解した。医師には原因も対策もお手上げだったという。
「・・いくつくらいなんだろう?」
「13、4くらいじゃないか、この胸の感じだと」
彼女は下ばきを脱いでみた。
「わあ、ちょっと!」
「なんだ。いつも見ているだろう」
「でも、その、子どもの時は見てないし。・・その、まずいんじゃないのか未成年なんて。
毛も生えていないじゃないか」
「いや、よく見てみろ。ちゃんと生えているぞ」
「ぁああ」
「なんだ、騒ぐな」
(ううう、鼻血出そう。イケナイ世界を開発してしまいそうだ。中坊相手に欲情するなん
て。こんな男だったのか、俺は・・)
「ああ、もう。落ち込むなウザイ」
彼女は重たげな大人用夜着を脱ぎすてると、スレンダーな肢体を彼に押し付けた。
「駄目だってば!まだ処女なんだろう、お前」
「まあそうだろうな。でも別にとっておくものでもないだろう。
できるかどうか、やってみよう」
「無理だって。それに淫行条例違反になる」
「ばれなきゃ平気だ。本人がいいって言っているんだからいいだろう」
「だめ駄目だめっ・・あ・・だ・・め」
「子どもの頃からずっと好きだった」
「嘘つけ」
「ばれたか。でも、もしやり直せるなら子どもの頃からこうしたかったのは本当だ」
「俺だってそうだよ。ああ、オスカル・・」
「アンドレ・・」
 <中略>
「あ、痛たた・・。やっぱり無理だな、やめとこう」
(こうなるんじゃないかと思っていたよ(涙))

彼女は元の身体には戻らなかった。
一族の協力で周囲には彼女はオスカルの姪ということで通した。
彼女の身体が成長するまで待ち、二人は結婚した。
子どもたちも生まれ、仲睦まじく、穏やかに年月がゆき過ぎた。
彼はとても幸せそうだったが、彼女は年々不満が高まっていくようにみえた。

 終わり
0311名無しさん@ピンキー2015/10/02(金) 20:54:02.30ID:yp84S4lI
OA 庭先の出来事 ※エロ貧困

「遠い目をしている・・」
彼女がささやきかけた。彼女を抱えながら、ぴく・・と彼が反応した。
目はあらぬほうに向けながら、彼の手は彼女の服の上からその胸に触れた。
彼は耳元で彼女に何かをささやいた。彼女は頬を染め、頭を上にあげて彼にもたれさせかけた。
彼の指がうごめく。
「あ・・ふ」
彼女の胸先が彼の指の動きに合わせて変化するのがわかる。
彼が自分を押し付けるようにして彼女の身体をいっそうひきよせると、彼女は嘆くような声をもらした。
「あ・・だめだ」

「おい、始まっちゃったよ。どうする?」使用人Aが尋ねた。
「どうするって、どうしようもないでしょ。誰かに見られたらまずいし、通行止めにするしかないじゃない」使用人Bが答えた。
「どうやって?もしだんな様がいらしたら止められないでしょう?」まだ年若い使用人Cが心配そうに聞いた。
「いいから、『ただ今清掃中』のパネルを持ってきなさいよ」使用人BがAに言った。
「ねえ、画家のムッシュウはどうするの?ばあやさんの部屋でお待ちでしょ」使用人Cが尋ねた。
「いい紅茶にブランデ−を入れて持って行って。きっと話がはずんで気にならなくなるわ」使用人Bは答えた。
「パネル持ってきたよ。ところでこれはいつ外すの?」使用人Aが尋ねた。
「そうね・・。二人には見られないほうがいいわね」使用人Bは考えこんだ。
「立ったままだし、20分ってとこね」
使用人B「いいこと、二人に気づかれないようにね。ラジャー?」
使用人A・C「ラジャー!」

庭先からは気持ちのよさそうな二人の甘い声が漏れ聞こえてくる。
「やれやれ」使用人Bはため息をついた。
「うらやましいこと。こっちは仕事仕事で、貴公子も従僕も現れないまま34よ」
彼女は気を取り直して周辺の拭き掃除を再開した。
実際こんなことに繊細に反応していたら貴族の奉公人なんてやっていられないのだった。

おわり
0312名無しさん@ピンキー2015/10/02(金) 21:13:09.34ID:IhZIR5rY
>>310
面白いなーこういうネタ好きですわ
オスカルが年々不満げになっちまったのはアンドレの性欲が衰えてきたのに反して
オスカルの性欲が旺盛になったからかな。20歳違いじゃ仕方ないw

ここ最近色々なネタで投下してくれてる職人さんだと思うけど、
発想が豊かで文章が軽快ですばらしい!
0314名無しさん@ピンキー2015/10/02(金) 21:44:28.76ID:DHB2rV9B
>庭先からは気持ちのよさそうな二人の甘い声が漏れ聞こえてくる。
ここんとこをもっと詳しくお願いします!
GJでした!ありがとう!
0316名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 01:07:16.50ID:UmgHCn+V
OF(A) 庭園 ※エロなし。フェルゼンファンの方ごめんなさい。
里中満智子『アリエスの乙女たち』・志摩ようこ『リリアーナの黒髪』から科白の一部を借用。

王妃への謁見を終えて下がった彼女は宮廷の庭園の一角を一人歩いていた。
「オスカル!」
声をかけられて振り向くと、スウェーデン人の貴公子の瞳が熱を持って彼女を見つめていた。
「二人になれる機会を待っていたんだ。あの日の貴婦人をずっと探し廻って、ようやく見つけたというのに、君は・・」
彼女は目を伏せた。
「あれは一度だけのことだ。もう終わったと言ったはずだ。忘れてくれ」
「そう言うな。君の想いに応えたいんだ。もう離したくない」
彼は彼女の手を捉えて自分の方に引き寄せた。
「お前の一生はアントワネットさまの上に定められてしまっているんだろう?」
彼はぎくりとした。額に汗が浮かぶ。
「・・それはそれ、これはこれだ」
「ふざけるな」
彼女は彼の手を払った。
歩き出そうとした彼女に彼は後ろからすがりついた。
「オスカル、お前のあの姿を忘れられないんだ。わかってくれ」
甘い香りがふわりと彼女を包んだ。貴公子が付けている異国の香水の匂いだった。
あの舞踏会の時にもその匂いに包まれたはずだ。
(香が付いてしまう。・・帰ったらお仕置きされるな)
彼女の身体が期待にぞくりとした。

彼女の今の男は異常に嫉妬深かった。
ふだんはとても穏やかなのに、彼女が他の男性と親しげに話すのを目撃するだけで ―彼女の仕事柄、それは避け
がたいことなのだが― 寝室で豹変した。
特に、近衛隊の副官とは行動を共にすることが多いせいか、その男と(彼女の男基準で)必要以上に近づいている
とみられた夜にはお仕置きと称して、縛られたり、あらぬ姿勢を強いられたりした。
それが何よりのスパイスとなって彼女を燃え上がらせるので、実はわざと刺激していることは彼には内緒にしていた。
彼女の男は根が単純なのか、面白いように毎回ひっかかった。

彼女が今夜のお楽しみに思いをはせてうっとりした表情になったのを誤解して、貴公子は彼女をきつく抱きしめ、
首筋に唇を押し当てた。
「あ、痕を付けるな」
彼女は慌てた。
あんまり度が過ぎて彼女の男を逆上させたら、楽しみどころでなくなってしまう。ギリギリの線を彼女は心得えていた。
「ここまでだ」
「オスカル、待ってくれ」
「これっきりと言ったらこれっきりだ」
彼女が一瞥すると、貴公子はショックを受けてうなだれた。今まで彼が想いをかけて落ちなかった相手はいなかったのだ。

向かい風が彼女の金髪を翻した。
「さあ、帰るか。私を待っていてくれる男のところへ」
彼女はベルサイユの庭園を歩き出した。

 ―終わり―
0317名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 06:02:17.27ID:AJyccliQ
GJ!
このオスカル相手じゃフェルゼンでも落とせそうにないどころか下手すりゃ利用されそう
0318名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 06:45:43.52ID:gzzpMFUa
GJです
「それはそれ、これはこれ」じゃねーよww
アンドレも引っかかってるふりしてわざとやってたら面白いね
0320名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 08:36:11.94ID:UmgHCn+V
OA ドレス ※エロなしごめん >>290とは別バージョン、没原稿の修正版。
どちらかというとアニメ寄り、実際年齢より15, 6年くらい若い感じ。
竹宮恵子『風と木の詩』の一場面(パット(パスカルの妹)とセルジュ)に影響を受けています。

瀟洒な馬車が館の裏口にひっそりと停められ、ドレスの上にローブを肩掛けた背の高い貴婦人が降り出た。
侍女数人を従えた年老いた女中が彼女を迎えに出た。
「ずいぶんとお早いお帰りですこと」
老女中は貴婦人のローブを受け取りながら声をかけた。
「長居するとボロが出るからな」
貴婦人は老女中に笑ってみせた。
「ちょっと庭で風に当たってくる。今日はもういいからお休み、ばあや」
「何をおっしゃるんです。そのコルセットは一人で外せやしませんよ」
「大丈夫、脱ぐだけだから。なんとかするよ」
貴婦人は老女中の掲げたろうそくから顔をそむけるように、闇の庭に消えていった。
老女中は心配そうにその背中を見送った。
(お可哀そうに。普通のお嬢さまとしてお育てしていれば・・)

庭の木々を通る夜風が肌寒い。
(そうか、スースーすると思ったら、こんな恰好だからな)
生まれて初めてのドレス姿。この姿で、つい先刻まで男の腕に抱かれて踊っていた。
もう諦めると決めて行った。
いや、始まった時に既に諦めるしかない恋だと知っていた。
いつか自然に消滅すると軽視しすぎていたのだ。まさかこれほど長い片恋になろうとは。
どこかでこれを終わらせねばならなかった。

歩道脇に敷き詰めた石を踏む足音が聞こえた。
「もう帰ってきたのか」
背後から幼馴染の従僕の声がかかった。
(ああ、何か温かい飲み物でももらおうか)
声のする方に振り向いた。
従僕は近づくと、右手でぐいっと彼女のあごを上げ、顔を近づけてまじまじと見た。
「はなせっ」
彼女は男の手を払った。
「・・お前、帰ってから明るい所で誰かに顔を見られたか?」
「いや?」
「そうか。こっちに来て」
彼は彼女の手をひっぱって歩き出した。
炊事場の裏の植え込みの陰に彼女を押し込み、「そこにいろ。すぐ戻る」と言って消えた。

数分で彼は戻ってきた。
「とりあえずこれで顔を拭いとけ」
暖かい湯を浸した布を手に押し付けられた。
「貴婦人は目元をハンカチで押さえるものって知らないのか?泣いたのがバレバレだぞ」
「そんなに酷いか?」
「ああ。両目の下に筋ができている。ちょっと見せて」
布で顔を拭った彼女のあごをもう一度持ち上げて顔を見る。
「少しましになったな」
「ん、すまん」
彼女は目を伏せた。
さっきはいきなり顔を持ち上げられて、一瞬、口づけされるのかとドキンとした。
毎日見慣れている顔なのに。
0321名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 08:36:43.59ID:UmgHCn+V
彼女は従僕に頼んだ。
「部屋に戻るまでついて来てくれるか?もしも誰かに会ったときのために・・」
彼は彼女を隠すように前を歩いて、彼女の部屋まで送り届けた。
「今、明かりを持ってきてやる」
一旦出た後、ろうそくを持って彼は部屋に入ってきた。
「アンドレ、頼みがある。・・コルセットの紐を緩めてくれないか?後ろだから手が届かないんだ」
「ええ?おばあちゃんに頼めよ」
「もう下がっていいって言ってしまったから。頼む、お前しかいないんだ」
「わかったよ。おばあちゃんに言うなよ、俺が殺されるから」
彼は彼女の後ろにまわった。

背中のドレスの留め金を一つ一つ外して上着をはだけると、コルセットに締め付けられた白い膨らみが
ろうそくの明かりで浮かび上がった。
「すごいな。どうやって外すんだ、これ」
「上の留め金から一つづつ紐を抜いていくんだ」
左肩の下に白く少し盛り上がった刀傷があった。
(そうか、これがあるから、肩の開いた服は着られないんだ・・)
彼は切なくなった。
この傷痕にそっと口づけたいと思う。でもそんなことはできやしない。
「私の傷痕は酷いか?」
彼の心を読んだかのように、彼女が声をかけた。
「そんなことはないよ。少し痕が残っているだけだ」
彼は指先で傷痕を撫でた。彼女の肩がびくんと震えた。

「済んだよ」
彼の手が離れると、彼女は彼の方に向き直った。
緩めたコルセットを押さえていた彼女の手が離れ、コトン、と音を立ててコルセットが床に落ちた。
灯りが彼女の双丘の影を作っていた。
彼は凍ったように立ちつくして彼女を見つめた。
考える前に思ったことをそのまま口にしていた。
「信じられないほどきれいだ」
「そう・・か」
彼女はなんでもない風に答えた。
彼は声を絞り出した。
「・・オスカル、なぜ?」
「誰か一人くらい、私が本当に女だって知っていてもいいだろう」
彼は何か言わなければと思ったが、何を言えばよいのか皆目わからなかった。
「赤く咲いても白く咲いてもバラはバラだ。
 男の恰好をしていてもお前が女でなくなるわけじゃない」
彼女が微笑んだ。
「ふっ。面白い言い方だな。さしずめ今日の私は赤いバラか?」
0322名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 08:37:22.92ID:UmgHCn+V
彼女が彼に近づくと、彼は後ずさりした。
「何も取って食おうというわけじゃない」
「それ以上近寄るなっ。何をするかわからないぞ!」
壁まで追いつめられると、彼は降参するように両手を上げた。
彼女は彼の胴体に手をまわしてぎゅっと身体を押し付けた。
彼女の裸の胸が服の上から彼の胸にむぎゅと当たる。
彼は慌てて目をつぶったが遅かった。
彼の身体に若干の変化が生じ始めていた。
(あぁぁ、情けない。神様、オスカルに気付かれませんように)
彼の顔がみるみる赤く染まっていく。
彼女は不思議そうに彼をじっと見つめた。
それから両手で彼の頭を捉え、唇を彼の額に触れさせた。
彼女は彼から顔を離すと言った。
「ありがとう」
「え?何が?」
彼はまだ両手を掲げて万歳の格好を続けていた。
「さっきは布をありがとう。じゃ、お休み、アンドレ」
「う、うん。お休み」
(ドレスだから、気づかなかったのかな?とりあえず、ほっ)

彼が去ると彼女はベッドに横たわり、枕に頭をあずけた。
先ほどの彼の若干滑稽な格好を思い出して彼女はくすりと笑った。
(これでいいんだ。もう乗り越えられる。よかった)
彼女は目を閉じた。

 ―終―
0324名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 12:13:59.43ID:zYzCmdHJ
GJ!!二人ともかわいいよねー
赤く染まっていくアンドレの顔を想像するだけでキュンキュンしますわ

>「赤く咲いても白く咲いてもバラはバラだ。
  男の恰好をしていてもお前が女でなくなるわけじゃない」

アニメアンドレのセリフの使い方も効果的でうまいですなあ
0325名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 12:59:37.01ID:8mPit11p
最近ここへ投下するの増えたのは非現代ものSSを読みたい欲求があるからだと思う
最近のサイトは現代ものが多いからね
0326名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 14:05:53.20ID:21OmsEW4
18世紀でも現代でもどちでもいいよ!
エロければ!
職人さんが書きやすいほうでエロたのんます!
0327名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 15:16:48.74ID:CCLtAPsb
OA パラレルブラびり ※強(引)姦注意、エロ薄ごめん。本職人さんが来られるまでのごまかしに・・。

彼女は一人、自室で思いにふけっていた。
今日、彼女は旧友に会った。偶然の再会だった。
異国から来た貴公子で、彼女はかつてその人に憧れ、恋焦がれた。
彼女自身もまた、生まれ落ちた性とは異なる役割を持つ異端者だった。
そこはかとなく疎外された者としての共通点が二人を引き付け、その人は許されぬ恋の苦しみを彼女にだけは打ち明けた。
諦めることを織り込み済みの初恋だった。それは時に彼女を幸福にし、時に苦しめた。
再会時、彼女の気持ちは既に清算済みだった。とっくに心の中で別れを告げていた相手だ。
再会はむしろ、彼女が求めているのはもはやその人ではないと確認する機会となると思われた。
彼女は単純にそれがうれしかった。
その時、貴公子がいきなり彼女の髪に手を差し込んで引き寄せた。
彼女は慌ててその手を払ったが、遅かった。
香水と合わさった甘く男性的なその人の匂いがした。
一度だけ彼に抱かれて踊った夜、その匂いに包まれて陶然となった記憶が彼女によみがえった。
ざわざわと身体に沸き起こる感覚に彼女はうろたえた。
もう過ぎた恋、捨て去った想いのはずなのに・・!
 
どうその場を乗り切ったのか覚えていない。自室に帰ってようやく彼女は一息ついた。
突然貴公子の手が自分のうなじに差し込まれ、髪を持ち上げられた時の戦慄。甘いうずき。
その人に近づくとそのような感覚を呼び起こされることが、確かに前にもあった。
うっすらとは知っていた。ただ、自覚したことはなかった。
今は違う。彼女の身体は既に知っている、その感覚がどこから来るのかを。
ずっと知っていたのに気付かなかった。自分がその人の心だけでなく、身体をも求めていたのだと。 
突然首筋を触れられて、体が震えた。
髪をかきあげるその手にそのまま身をゆだねてしまいたいとさえ思った。
彼女は混乱していた。否定したい。でもできない。
想い切った今になって、どうしてこんなことを知ってしまったのだろう。
どうしていつまでも子どもの頃のままでいられないのだろう。
思いがけぬ身体の反応は、常に理性で人生をコントロールしてきたつもりだった彼女を打ちのめした。

「どうした、灯りもつけないで」
馴染みのある声が彼女を思いから引き戻した。
部屋はすでに暗く、灯りをともす時間はとっくに過ぎていた。
彼の声は気さくで穏やかで、いつものように彼女の気持ちを静める効果を持っていた。
「そのままにして、そばに来てくれ」
明るいところから暗い部屋に入ってまだ目が慣れないのだろう、彼は手さぐりで近づいてきた。
「オスカル?」
彼の接近が、このところ彼女の知られざる一面を開いてきた彼の指や唇の動きを思い出させて、彼女はひそかに頬を赤らめた。
彼の匂いがする。彼の欲望が高まってくると少しその匂いが変わる。そんなことは最近知った。
彼女はぽつぽつと昔話を始めた。彼は付き合ってくれた。
0328名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 15:18:02.04ID:CCLtAPsb
彼が声をかけたとき、彼女は自分が何を待っていたかに気がついた。彼が来るのを期待していたのだと。
少し落ち着きたかった。
彼は何も言わずに彼女の話を聞いてくれるだろう。彼に寄りかかって安らいだ気持ちを得らえるだろう。
そうしているうちに罪悪感も逡巡もすっかり消え、いつものように彼に包まれて溶かされていくのだろうと彼女は思っていた。
何気ない話をかわしながら、彼は少しずつ彼女に身を近づけてきた。彼が高ぶってきているのがわかる。
今は、彼女は的確にそれを言い当てることができた。
何か空気の重みが変わる。彼の目の色がかすかに変わり、彼の匂いに新たなトーンが加わる。
その変化が空気を伝わって、触れてもいないのに彼女の身体にも変化をもたらす。
このまま、彼の方に身を持たれかければ、いつものように大きな波に流されて、今日の落ち着かない気分を
上書きしてくれるだろうということはわかっていた。
ただ、今、それをするのを潔しとしなかった。
他の男によって喚起された身体のほてりを鎮めてほしいと思うことは、たとえ口に出さなかったとしても、
彼女にはできなかった。
もう少し安らいだ気分にとどまっていたかった。

だが彼はいつもと違う彼女を敏感に察知した。
「どうした?何かあったのか?」
彼女は黙っていた。昔の想い人に偶然会って、髪に触れられたら燃え上がったとは後ろめたくて言えなかった。
「フェルゼンに会ったのか?」
彼女はぎくりとした。一言も言っていないのに、なぜわかるのだろう?
「そうだな!何があったんだ?」
「アンドレ・・」
気まずそうな彼女の声が彼を激昂させた。
彼の手が彼女の腕を強く掴んだ。いつものように反応しない彼女にいら立っているのだろうか?
「はなせ。今日はだめだ」
「いやだ」
彼女は驚いた。彼はこれまで、どんなときにも彼女の言葉に逆らったことはなかった。
一瞬、見知らぬ彼がいるようだった。暴力でねじ伏せられ、ひどく傷つけられるのではという恐怖に身がすくんだ。
「やめろ、人を呼ぶぞ」
「呼べば」
激しい感情が彼の中で渦巻いているのが暗闇の中でも見えるようだった。
彼は腕の力で彼女を引っ張り上げると、彼女をベッドまで引きずり、床の上に彼女を投げるように倒した。
驚いて上半身を持ち上げようとする彼女を彼は身体で押さえつけた。
彼に仰向けに押し倒されたとき、彼女の中で何かが変わった。彼女は恐れを上回る喜びにめまいがした。
彼女は自分の中に欲望があるのだとはっきりと知った。
0329名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 15:18:36.07ID:CCLtAPsb
彼は力任せに彼女のブラウスを引き裂いた。
(・・意外に簡単に裂けるものだな)
彼があまりに興奮しているので、彼女はむしろ冷静になった。
彼はいっぱいいっぱいで、彼女に時間をくれなかった。
性急に唇を奪い、彼女の抵抗をものともせず、さっさと彼女のキュロットを脱がせ、彼女の下半身を露にした。
「あ、待て。早い」
彼は余裕もなく無理に挿入してきた。
彼女の内部は既に十分に潤っていた。
彼女は何も言わなかった。彼の背に手を回すこともしなかった。
こちらの都合など構わない性急な彼の行為に戸惑い、驚き、少し怒っていた。
それでいてすっかりその行為におぼれていた。でもそれを告げるのは少し悔しかった
彼は息を切らしながら、切なげに彼女の身体をかき抱いた。
彼の指がまるで楽器を奏でるかのように、彼女の身体を鳴らす。
彼の唇が彼女の乳房にむしゃぶりついて、その先端を舌でからめ取り、吸い、甘噛みした。
言葉にならない声がもれる。
彼女の中で何かが開花していった。
体中の火が掻き立てられ、声が自然に漏れるのを止めようもなかった。
味わったことのない強い快感が彼女を満たし、彼女は耐え切れずに声を上げた。

容赦なく彼女を責め立てる男の愛撫に身を任せながら彼女は思った。
結局、昔の男に掻き立てられた官能はこの男に植え付けられた体の記憶だった。
もう迷うことはない。
長い間ひそかに求めていたものが今確かに与えられるのだと彼女にはわかった。
彼女は意識を手放して、絶頂を迎えた。

終わった後、彼は少し申し訳なさそうに彼女の額にキスした。
「大丈夫?」
「ん、やっぱりお前がいい」
「なんだか含みのある言い方だな」
彼女は笑って彼の首に手をまわした。

−終−

(流れとしては>>316に続く。キャラ若干違ってますが・・)
0330名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 15:20:29.80ID:CCLtAPsb
OA 仮装の夜 ※薄エロごめん
>>290 の続き、327の前段らしい。過去スレの黒い騎士コスプレSSに影響を受けています。

ひと月ほど前のドレス姿での舞踏会以来、彼女はまったく何事もなかったようにふるまっ
ていた。
しかし二人の間には見えない壁のようなものができていた。
それは、ちょっとでも慣れなれしくしたら彼女から火花が散るような、触れてはいけない
領域だと彼には感じられた。
(ただ一度だけか―。それでいいのかもしれないな)
彼女は元気だった。
以前のように憂いに沈んだりやけ酒を飲んで暴れたりということもなくなった。
最近は、宮廷で話題となっている謎の盗賊を捕まえるのだと日々走り回っていた。
引きずり回されてくたくただったが、本来の彼女が戻ってきたような気がして、従僕はう
れしかった。

変化はある日突然訪れた。
彼女の依頼で彼は無理やり髪を切らされ、盗賊の扮装をすることになったのだ。
「うん、いいぞ。なかなかサマになっている」
彼女は満足そうだった。

彼女の部屋で二人きりになると彼女が言った。
「なんか感じが違うな、お前」
仮面を付けた彼の目が光って見えた。
彼はふざけてマントを翻し、彼女の背後を取ると、声色を変えて言った。
「騒ぐな」
彼女の口元を片手でふさぎ、もう片方の手で彼女の手首を後ろにやんわりとひねりあげる。
片手を押さえられ、彼女は自然と胸を逸らすような姿勢になって横目で彼をにらんだ。
「それで?この前の続きをするか?」
「・・本気?」
心なしか彼女の目が潤んで見えた。
(これは・・いけるかも)
彼の手が耳元からあごにかけて撫であげると、彼女は喉をそらせて彼にもたれかかった。
絹糸のような金髪が鼻先をくすぐる。
(もしかして、この衣装のせいなのか?)
彼女の耳をかぷっと噛むと、彼女はわずかに震えた。
彼は着ていた黒マントを外し、彼女の身体を包み込んで抱きしめた。
彼女はうっとりと眼を閉じて、ただ身を任せている。
0331名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 15:20:59.45ID:CCLtAPsb
マントに手を差し込んで、手探りで彼女の服をすべて脱がせていった。
黒いマントの合わせから彼女の白い肌が覗く。
彼の指の動きでその肌に次第に赤みが差してきた。彼はその変化を楽しんだ。
両手で彼女の動きを封じてから、胸の先のほの赤い突起をぱくっと咥えて舌先で転がすと、
彼女は頭を左右に振って彼の腕から逃げ出そうとした。
彼は腕の力を強めて行為を続けた。
彼女はすっかり彼に体重を預けてなされるがままになった。
片手を彼女の膝の間に無理に割り込ませた。指先が彼女をなぶり始める。
彼女は膝から崩れ落ちそうになった。その腕を取って支えると彼女が苦しげに言った。
「ア・・ンドレ」
「何?」
「立ったまま・・なのか?」
「盗賊にはベッドは似合わないような気がするけどな」
「勘弁してくれ」

彼はマントでくるむように彼女を抱き上げて、ベッドの上まで運んだ。
身体をベッドに落とされると、彼女は困ったような顔で眉をしかめた。 
「お前も脱いだらどうだ」
彼女の頬が赤い。
「う・・ん、それもいいけど、すぐ逃げられるようにしておいたほうが」
「卑怯者」
「お静かに、お嬢さん。人に見られたら困るだろう?」
「鍵は閉めたのか?」
「もちろん」
「・・お前、狙ってたな」
「もちろん」
彼女は諦めたように横を向いた。彼はその表情にぞくぞくするような喜びを味わった。

彼女の裸体を現わそうとすると彼女が抵抗を示したので、再びマントでくるんだ。
彼の手がマントの中の彼女の身体を撫で始める。
身体が隠れている方が安心するのだろうか、彼女の身体は素直に反応を示し出した。
声を上げないように我慢しながら、彼女は身体を震わせた。
彼女を十分に翻弄してから、彼は着衣のまま最小限の衣服だけ取り去り、彼女の中に入っ
ていった。
体内の抵抗に逆らって押し入ってくる感覚に彼女は耐えた。
まだ苦しいのだろう、彼女の身体がぴんと緊張する。
彼女にあまり負担をかけられない。彼は身体を動かすことを躊躇した。
突然、彼女は筋肉に力を入れ、彼をぎゅっと締め付けた。
前にも後ろにも動かすことができなくなるほど強く捕まえられ、彼は低い唸り声を抑えき
れなかった。
「逮捕・・したぞ」
息を切らせ肌を紅潮させながら、挑戦的に彼女は言ってのけた。
「ちょっとそれ、おやじギャグ」
彼は脱力して彼女に体重をかけた。
彼女の身体の緊張感が消え、彼の身体の一部がより深く彼女の体内に沈み込むと彼女は呻
き声をあげた。
彼はそうっと動き始めた。
彼女の甘い吐息が漏れ、動きに応えて彼女は身体をしならせた。
だんだん、息がすすり泣きのような声に変わっていった。
身体が重なったまま徐々に動きが加速していく。彼の汗が飛んだ。
0332名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 15:21:29.88ID:CCLtAPsb
息が整ってくると彼は身を起こした。
マントをはがして彼女の肢体を眺める。
彼女は身体を弛緩させ、眠っているように目を閉じて動かなかった。
しばらくその顔を見守ってから、そっと口づけすると、薄い寝具を彼女に掛けて彼は部屋
を出て行った。
彼女は目を開けた。まだ肌が汗ばんでいる。
「ん・・悪くないかもな」
彼女はつぶやいた。
彼女は葬り去った初恋に捕まった、若く遠い日のことを思い出していた。
そういえばあの時も仮面舞踏会だった。
「結局、あまり成長していないってことなのかな」
ふふっと微笑むと、彼女は引き込まれるように眠りに落ちていった。

 ―終―

(フェルゼンはあの時仮面つけてなかった・・という事実についてはどうか華麗にスルーで
お願いします。(仮面舞踏会なのにマナー違反じゃないのかと子どもの時思ってた))
0333名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 15:41:40.83ID:CCLtAPsb
>>330 全部独立した話ですが、時系列的流れとしては >>290舞踏会、>>330仮装の夜、
>>172城の後、>>327パラレルブラびり、>>316庭園、前スレ>>951ジェローデル求婚直後
と続くらしい。以上、後付けですがパラレル″出来てるOA″シリーズでした。人びとのキャラは毎回若干違っています。
連投失礼。 
0334名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 17:17:36.36ID:NxpM6N+J
GJ!
そんなに賑わってるスレでもないから、むしろ連投ありがとう
このオスカルさまは年齢相応に駆け引きするところにドキドキします
また待ってます

過去ログ見ると、職人さんに対してヤジったり、赤ペン先生や学級委員が来たり、定番シチュをガイシュツネタとか言い出す人が多くて、
「未熟な書き手をアテクシが一人前にして差し上げるわ」みたいなスレだったから、いま投下が多くて本当に嬉しい
いつの時代設定でも、エロがあってもなくても、投下してくれるだけでありがたい
職人さんの作品への愛を感じるし、おもしろいです
0335名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 19:26:25.64ID:AJyccliQ
誰かまとめサイトつくってくり
まとめて読みたい
今回のも面白かったGJ!
0337名無しさん@ピンキー2015/10/06(火) 11:04:25.21ID:o3KfXcmc
>>333
すごいな!たくさんの萌えをありがとうございます
あなたの書くオスカルとアンドレの幼なじみならではの軽妙な会話が好きです
0338名無しさん@ピンキー2015/10/07(水) 00:07:27.07ID:X3z6YCuj
いいわー。なんか、いいわー。
0339名無しさん@ピンキー2015/10/07(水) 00:30:40.77ID:VYnEXZBO
こんな感じでまったり楽しみたいですね
今も書いてくださる職人さんありがとう!です
0342名無しさん@ピンキー2015/10/10(土) 03:11:45.81ID:HVTcYlFy
合わないのはどんどんスルーさせていただくから
どんなCPもいらっしゃいだよ
0343名無しさん@ピンキー2015/10/11(日) 10:14:21.40ID:O63Kudf/
>>341
そうだね
ラブラブOAだけなら絶対に荒れない
それは確か
なぜなら・・・
0346名無しさん@ピンキー2015/10/11(日) 12:36:37.14ID:O63Kudf/
OAラブラブ以外は無理だろ
この間も文句こなかったっけ?
アンドレヘタレってきちんと注意書きがあったのに
ダメだったな
0348名無しさん@ピンキー2015/10/11(日) 15:21:26.99ID:c5hl8vr/
あっさり目が続いてるので男性向けグチョグチョエロな感じをお願いします
0353名無しさん@ピンキー2015/10/14(水) 18:08:15.48ID:sE+u3c6+
18世紀、現代、どちらでもいいから
ぐちょぐちょ匂って来そうなのお願い
0354名無しさん@ピンキー2015/10/14(水) 20:28:45.17ID:fXb+w6ne
ジャンヌの出版した王妃×オスカルの薄い本を読んで興奮冷めやらず
オスカルを襲っちゃうアンドレをください
0357名無しさん@ピンキー2015/10/19(月) 18:07:19.40ID:vPzDhqeL
フランスで婚姻署名を調べて識字率割り出す調査あったらしいよ
当時字が書けない人は記号とかマークとかしてたんだって。
名前書けるだけじゃ読み書きスラスラ出来たかは分からないけど、一つの目安として調べたらしい。

放送大学の「文学のエコロジー」の8章に詳しいこと書いてある。
ざっくり署名率
1686-90年 男27% 女14% 全体21%
1786-90年 男47% 女27% 全体37%
1816-20年 男54% 女34% 全体44%
1872-76年 男78% 女66% 全体72%
パリを擁するセーヌ県では92%
北部が署名率高く南部が低い
プロテスタンティズムの国家と隣接している地域が署名率高い。
19世紀になると男女差がなくなっていく。
0358名無しさん@ピンキー2015/10/20(火) 16:10:24.76ID:IrzvUv8r
いくら投下がないからってよりにもよってエロパロでそんな情報いらんよ
あほか
0359名無しさん@ピンキー2015/10/20(火) 16:36:46.24ID:XSSglXef
本スレと間違えたw
あっちも似たようなこと前話してたから
投下して気づいたw
0365名無しさん@ピンキー2015/10/21(水) 17:07:50.84ID:/gnOG1YX
ルソーの難しい本読んでると見せかけて
中身はオルガンやBLだったりするムッツリオスカル様
0366名無しさん@ピンキー2015/10/21(水) 17:57:20.29ID:6ZS7HrN1
>>365
オスカル「アンドレ、私達でBL出来るぞ!」
アンドレ「なんだってー!?」
0370名無しさん@ピンキー2015/10/21(水) 20:52:29.11ID:QlteAnXA
パラレルならジャンヌ姉さんが爆死する前にアラン×アンドレの薄い本を執筆してもらいたかったわ…
0373名無しさん@ピンキー2015/10/21(水) 23:17:04.53ID:Ff+B77HO
オスカルはオルガンやジャンヌ回想録を読んでちゃんと理解できたのかね
0376名無しさん@ピンキー2015/10/22(木) 16:57:12.78ID:HkoWA5J+
ベルナールに内緒で自作の自分とオスカルの長編百合小説を保管するロザリー
0378名無しさん@ピンキー2015/10/24(土) 02:41:35.61ID:vkqtbFPf
>>377
多分、アンドレがオスカルの耳ふさいでる、っていうか聞こえない様にしてそう。
0382名無しさん@ピンキー2015/10/27(火) 02:38:50.35ID:of/dmckT
>>381
オスカルは「カマトト」ではない、と何度
言ったら。

「かまとと」という言葉は
「 知っているくせに知らない【ふりをする】
こと。
世慣れていない【ように振る舞う】こと。」

オスカルは天然でウブ、純情、関西弁でいう
「おぼこ」。
0384名無しさん@ピンキー2015/11/06(金) 02:23:20.97ID:ObkIJoIu
アンドレ「おぼこ!?ハァハァ」
オスカル「どうしたアンドレ、息が荒いぞ?」
アンドレ「お、おぼこー!」
オスカル「アンドレ、何をする!?」
アンドレ「ナニをするんだー!」
0385名無しさん@ピンキー2015/11/06(金) 04:01:36.74ID:4Qbdce6m
処女のオスカルに辛抱たまらなくなるアンドレ。
分かる、分かるよ、その気持ち・・・

元来明朗なにーちゃんをこんな恋の狂気に陥れるオスカルは、無邪気にして天然魔性の罪な女だなぁ。
独特なフェロモンを自覚してないし。

だからこそアンドレも、よりのめり込んだんだろうが。
0387名無しさん@ピンキー2015/11/06(金) 09:09:50.63ID:X1KLgYIq
王妃マリーのエロは?
0390名無しさん@ピンキー2015/11/06(金) 18:20:09.25ID:p/Ds5AYl
アンドレは娼婦のお姉さんばかり相手してたから
オスカルとした時はあまりの締り具合に感激したと思う
0392名無しさん@ピンキー2015/11/07(土) 05:02:34.01ID:+cpGeHSH
>>388
言わずまがなだが、アンドレは
処女厨ではなく、オスカル厨。

オスカルを誰にも触れさせたく
ないのが基本姿勢。
オスカルの処女が欲しくて、
しかもその後もずっと独占し
続けたいという。

原作で言うとったやないか。
「おまえを他の男に渡すくらい
ならこのまま旦那さまに射殺
されてしまった方がましだ!」
「誰にも渡しはしない…」
とか。
0393名無しさん@ピンキー2015/11/07(土) 08:41:04.00ID:yFNKq6t6
アンドレ 「オスカル!聞いてくれ!ルイ16世陛下は包茎だ!」
オスカル 「なにーーー!!」
アンドレ 「オスカルーー!!」
オスカル 「アンドレーー!!」
0395名無しさん@ピンキー2015/11/07(土) 14:34:06.84ID:RCKNQrLw
王妃マリーのエロは?
0397sage2015/11/07(土) 23:36:42.14ID:RCKNQrLw
〜革命秘話・ヴァレンヌの夜〜
逃亡に失敗、ヴァレンヌで捕えられた国王一家。
国王の裏切りに怒った民衆が宿舎を急襲、美しい
王妃マリーアントワネットは輪姦されてしまう。
しかし、外国からの非難を恐れる革命政府はその
事実を隠匿、汚名を隠したい王室とも利害が一致
王妃の受難は歴史から抹消された。
0398名無しさん@ピンキー2015/11/08(日) 01:30:29.64ID:jV36vCMu
>>393
「包茎!包茎!包茎の人ー!」
叫んでパリを練歩き、包茎の人を集めてルイ16世陛下を安心させるオスカル
でも叫んばされるのはアンドレ
0401名無しさん@ピンキー2015/11/08(日) 16:00:27.75ID:dVE7SjYc
「アンドレ、包茎とは何だ?」と聞かれて
自分はむけてるから絵に描いて説明するアンドレ
0405名無しさん@ピンキー2015/11/09(月) 13:31:24.49ID:CpHzeXnc
ニコラスのほうがでかそう
耐久性はアンドレのほうがありそうだが
04063982015/11/09(月) 18:39:09.84ID:PND2XGkF
空耳アワーネタは通じなかったか(ぼそ)
0407名無しさん@ピンキー2015/11/10(火) 00:02:43.20ID:sL6w+7/+
これまでの人生で包茎男子とは関わりがなかったから、思い立ってWikiってみた。
画像にビックリだ…
勃起すると皮に締め付けられて、スゲ痛そう。
これじゃルイ16世も、sexに逃げ腰になるわ。
0408名無しさん@ピンキー2015/11/10(火) 20:57:28.22ID:PDZRLiqK
おぼこって関西弁だったの?純情でうぶな娘
普通の日本語だと思ってたわいな
十八娘って書いておぼこだったよな?
0411名無しさん@ピンキー2015/11/11(水) 20:52:48.97ID:CkgkoPPr
>>410
へえ〜そうどっしんたんや
しらへんかったなぁ〜
たしかにおぼこいってゆわはりますなぁ〜
ほな また おおきに
0412名無しさん@ピンキー2015/11/11(水) 21:48:01.11ID:XdcBF63N
小保方晴子?
0417名無しさん@ピンキー2015/11/13(金) 03:30:55.24ID:MUkzNtoT
オスカル「畏れながら陛下、私が剥いて差し上げます」
ルイ16世陛下「痛くないのでしょうか…」
オスカル「私を信じてください」

オスカル「(アンドレみたいにすればいい訳だな)」
0418名無しさん@ピンキー2015/11/13(金) 07:25:58.15ID:d+Mpu6yr
>>398
www
0419名無しさん@ピンキー2015/11/13(金) 20:08:01.23ID:OsWv0E4M
ルイ16世「オスカル、そなた痩せてるのう。小姓みたいな体付きだなあ」
オスカル「陛下、わたくしは時々男に間違われます」
0420名無しさん@ピンキー2015/11/13(金) 22:28:20.55ID:wjFZSKKj
オスカルがよそで何をするにもアンドレは実験台にされてるんだろうなあ
0422名無しさん@ピンキー2015/11/15(日) 06:41:02.13ID:D1DYyPzT
オスカル「アンドレ、お前を剥いていいか?」
アンドレ「なんだってーー!?」
0424名無しさん@ピンキー2015/11/18(水) 04:50:04.33ID:EhnHiruB
それは人それぞれだと思うな。
亡くなった作家の中島らもが、「巨乳は気持ち悪い」って書いてた。
0426名無しさん@ピンキー2015/11/18(水) 21:20:33.07ID:OsLIxPh6
アニメの衛兵隊員、男臭さムンムンでゴツくて怖いよ…
あんな奴等にオスカルが拉致られたら絶対に輪姦されてるわ
0429名無しさん@ピンキー2015/11/19(木) 13:42:38.63ID:dKBX4gIw
本編でオスカルが「お母さま・・・・・・」と震えてるところが自分的名場面なんだ。
0430名無しさん@ピンキー2015/11/19(木) 17:43:21.07ID:TGH2HPoE
「母上・・・」だぞ!

あのオスカルはめちゃ可愛くてわしも好き!
0431名無しさん@ピンキー2015/11/19(木) 19:35:29.45ID:LyO06lCt
あんな上玉の美男美女が不良部隊に入ったらヤられまくりだろう
0432名無しさん@ピンキー2015/11/20(金) 08:47:01.85ID:eJta/sTf
「母上…母上…」と窓枠にもたれて涙を流してるシーンが、拉致監禁の事後だと妄想すると萌える
0433名無しさん@ピンキー2015/11/20(金) 11:00:31.15ID:IXHb9KYh
アンドレさえ来なければ美人伯爵令拉致嬢凌辱が見れたのに
0437名無しさん@ピンキー2015/11/20(金) 15:40:52.24ID:eJta/sTf
>>435
オスカルのビジュアルは原作で、衛兵隊員のビジュアルはアニメで妄想してねw
0441名無しさん@ピンキー2015/11/20(金) 18:05:01.68ID:z020ZenC
可愛い少年兵みたいな隊員に犯されて気持ち良くなるオスカルですね
0444名無しさん@ピンキー2015/11/21(土) 11:06:56.04ID:gUAqwVwH
自分はあえてジョゼフ×オスカルのショタおねを押したい
侍女に教育されて大人なテクニックを身に着けた殿下が初心な美熟女オスカルを翻弄するなんてどう?
0445名無しさん@ピンキー2015/11/21(土) 12:18:54.03ID:m0Vei58H
>>444
これまたキレイに数字揃って素晴らしいわ
ぜひ読みたい お願いします
あくまでもおフランス文学ぽくお願いいたします
0446名無しさん@ピンキー2015/11/21(土) 18:07:09.36ID:e/cegQUN
オスカルとアントワネットが両側から16世陛下の小さなアレにご奉仕するのが読みたい
0449名無しさん@ピンキー2015/11/22(日) 21:03:45.67ID:ENgkBg7O
お気になさらないでください陛下、粗チンでも立派に機能しております
お子様を4人もお作りなさったのですから
0450名無しさん@ピンキー2015/11/23(月) 01:57:59.98ID:19wclK+z
アンドレのデカチンを出し入れしていたオスカルのおまんこは、
ジェロの細長くて硬いちんぽではスカスカで物足りないだろうな
0454名無しさん@ピンキー2015/11/26(木) 21:27:52.33ID:tW/Lkqql
ロリコンには萌えないので
パラレルルイ15世×大人オスカルでひとつお願いします
0455名無しさん@ピンキー2015/11/26(木) 21:46:14.80ID:IrfVsEXj
エピソード6の化粧したルイ15世と大人オスカルだったら
有無を言わさず無理やり愛妾にされそう
0457名無しさん@ピンキー2015/11/27(金) 10:42:43.98ID:iqzggBPM
アニメスレで裸抱擁はイメージっつっけど
そしたら野外で着衣のまま
いたしたのかな
それもよきかな
0458名無しさん@ピンキー2015/11/27(金) 11:35:31.13ID:m3GOLp67
気になって動画見てきた
蛍のシーンはオスカルが上の女性上位でイタしてたと勘違いしてた
アンドレの横からのキスは確かに謎体位だわ
0459名無しさん@ピンキー2015/11/27(金) 14:21:04.23ID:An3UpErQ
アニメは最後までやってなさそう
抱き合ってキス(notディープ)して満足しちゃってそう
0460名無しさん@ピンキー2015/11/27(金) 14:33:06.27ID:3RGXmGP3
日没後にあのシーン始まって森出たの明け方だし
ヤッテルネ、確実に
0461名無しさん@ピンキー2015/11/27(金) 18:12:49.34ID:FZhQk4CM
アンドレの太くて硬いちんぽはオスカルの膣奥まで届いていたのだろうか?
0463名無しさん@ピンキー2015/11/27(金) 18:43:40.11ID:UmmjAjGx
翌朝衛兵の前で夫婦になったと爆弾発言してるんだからいたしたでしょ
ゆうべヤりましたと涼しげな顔で告白するオスカル様素敵すぎるw
0465名無しさん@ピンキー2015/11/28(土) 21:42:14.72ID:v9fLg/NA
>>463
衛兵の前じゃなくていまわの際にロザリーに伝えた
横でアランは聞いていただろうが…
0466名無しさん@ピンキー2015/11/28(土) 22:16:47.76ID:p758J2pH
アニメで衛兵隊員の前で夫婦になった発言してなかったっけ?
0467名無しさん@ピンキー2015/11/28(土) 22:30:37.46ID:14M60A8w
アニメ話しの流れだからね
部下の前でぶっちゃけてたね
0470名無しさん@ピンキー2015/11/29(日) 17:33:57.69ID:pCcFbLNP
アニメのオスカルは全ての感情を抑え過ぎてて尼僧みたいなので
その仮面をひんむいてエロエロにしてやって下さい
アンドレでもアランでもモブでも誰でもいいですエロければ
0471名無しさん@ピンキー2015/11/29(日) 22:00:49.77ID:8tfsgl3e
エロくないです、ごめん・・。
AL×A、モブ×A ※BL、凌辱、輪○(Aファンの方、ごめんなさい)。
表サイト漫画、過去スレSS(特に「甘い毒杯」)、『メッシュ』『ベルセルク』『岳』『ガンダム』『戦え!軍人くん』などから様々に影響を受けたり、科白を借りたりしています。
衛兵隊に移って間もない頃の話:

奥深い宮殿の夜道を走り戻ってきた彼女は、息をきらせながら声をかけた。
「待たせたな、アンドレ」
答えはなかった。待機させていたはずの従卒の姿を求め、彼女は不審げに周囲を見回した。
「アンドレ、返事をしろ!」
足元を見ると、数日前の雨の影響で柔らかくなった土壌に、ブーツの踵を引きずったような跡が残っていた。胸騒ぎがした。
(まさか、あいつら、アンドレを引きずって?あ、あいつら!)
彼女は慌てて兵舎に向かって走りだした。
(一人にするのではなかった・・!もしもお前の身に何かあったら、ばあやになんて言えばいいんだ?)

今夜、彼女は従卒を連れて夜勤の兵士たちを見回っていた。
数十分前、王妃との密会の帰り途中にあったフェルゼン伯が数人の兵士に誰何されている場面に偶然行きあたった。フェルゼンを逃がした後、人目に付かない門に案内しておいたほうがいいと思いついて一人で彼に追いつき、数言会話を交わして戻ってきたところだった。
新女隊長と彼女の背後に常に寄り添う隻眼男の存在を日頃面白く思っていなかった一班の班長がいたずらにこの従卒を少し脅しておこうと思いついた。夜勤中の同僚たちを半ば脅すように話をもちかけ、班員たちは若干躊躇しながらもその指示に従った。
待機中の従卒は一人になったところを背後から数人がかりで襲われ、兵舎の食堂まで引きずり連れ込まれた。

彼はさるぐつわを噛まされ、後ろ手に両手を縛られ、床に転がされた。キュロットが切り裂かれ、下半身が半ば露出された状態で、数人の兵士が彼の脚を押さえつけていた。
一班の班長をしている黒髪の男が何ごとか冗談を言いながら、食卓油を手に取って彼の臀部と股間を撫でまわすと、彼は屈辱に身をよじりながら眉をしかめ、呻き声を洩らした。
0472名無しさん@ピンキー2015/11/29(日) 22:01:54.60ID:8tfsgl3e
「そこまでだ」
食堂の扉が蹴り開けられた。兵士たちは、息を切らせた女隊長が銃を片手に戸口に立っている姿を見た。彼女は青い焔を目に宿し、仁王のごとく男たちをねめつけると、銃を構えた。
従卒の腰を抱えていた男がズボンを引き上げながら慌てて立ち上がった。
「じょ、冗談だって、隊長さん。ちょっとからかってやろうと思っただけだ。まだ遂(や)っちゃいないよ、先っぽだけ・・」
「動くな、被害が大きくなるぞ」
彼女はカチャっと音を立てて男の股間に焦点を合わせた。男は慌てて両手で禁所を隠し、再びズボンが足元に下がり落ちた。
「ふん、いい恰好だな」
彼女は鼻で笑うと、銃を下した。
「もういい、行け!各自、所定の位置に戻れ!」
彼女の勢いに引きずられるように兵士たちは動き出した。一班の班長はズボンをはきながら、忌々しげに振り返りながら去っていった。ガランとした食堂に彼女と従卒だけが残された。
彼女は腰のサッシュを解くと彼の腰に掛け、短剣で彼の両手を縛っていた縄を切った。
彼は自由になった手で口元に噛まされていた布を解き、サッシュを腰に巻きつけると、俯いたまま立ち上がった。
「大丈夫か?すまなかった、一人にして」
「なんでもないさ、こんなこと」
彼は穏やかな目で安心させるように彼女を見た。


半刻ほどして、ジェルジェ家に戻る馬車が兵舎を出発した。従卒は予備の制服に着替えていた。
「疲れただろう、ゆっくり休め」
館に着き、彼女にいたわりの言葉をかけられて、彼はそのまま自室に下がった。
自室に常備してある洗面用の水で布を濡らし、身体を拭う。触られた下半身に残るべたつきを丹念に拭きとると、ようやく生き返った心地がした。
寝着に着替えてベッドに座り、手がかすかに震えているのに気が付くと、ぎゅっと握り締めた。
ベッドに身体を投げ出し、目を閉じる。何でもない、こんなことは。前にもあったことだ。前のときは、どうやって諦めたんだっけ・・?

扉にためらいがちなノックの音がした。返事をするとさっき別れたばかりの彼女の顔が覗いた。ブランデーの瓶とグラス2つを持参している。
「寝酒だ。一緒に飲もう」
彼は起き上がって彼女を見た。彼女はグラスに酒を満たすと1つを彼に渡し、彼はそれを飲み干した。二人とも、努めて何気なく振るまおうとしていた。
(手が震えているのを気づかれないようにしなければ・・)
自分は飲まずに彼の様子をじっと見つめていた彼女は、手にしたグラスを近くに置くとベッドに近づき、彼の頭を自分の胸に引き寄せるように抱きしめて言った。
「よくがんばった」
彼は彼女に抱えられたまま、黙ってそのぬくもりを感じていた。
0473名無しさん@ピンキー2015/11/29(日) 22:03:48.47ID:8tfsgl3e
彼女は彼をハグしながら、あることを思いだしていた。

幼少時から彼を彼女の護衛に付けた父将軍に慧眼があったのだろうか?
酒乱癖のある彼女が今日まで氷の花と賞賛されつつ貞操を守ってこられたのも、すべて彼が彼女に降り注ぐ危険や誘惑を一身に引き受けていたからだった。

子どもの頃から誰が見てもきらきらしい容貌を持つ彼女の傍らにあって、彼は地味な存在だった。せいぜい、よく見れば端正という顔立ちで、特に人目を惹くところはないはずだった。
しかしなぜか彼は、近づいた男たちをそそるような思いがけない魅力を秘しているようだった。
男装の麗人と知って彼女に近づく男たちも、ゼウスも涎を垂らすような美青年だと思って言い寄ってくる男色の男たちも、なぜだか目前で彼を見るとマタタビを前にした猫のように彼の方に引き付けられた。

彼女が思い出したのは、何年も前の出来事のことだ。彼にせがんでパリの安酒場に連れて行ってもらったことがあった。
その頃、鬱積した気分を持て余していた彼女は深酒し、絡んできた酔っ払いと乱闘騒ぎを起こした。
激高した酔客に数人がかりで押さえつけられ、乱暴されそうになった彼女の身代わりに彼はその身体を差し出し、彼女は難を逃れたのだ。
「頼む、代わりに俺を・・」
彼が懇願したとき、空気がシン・・と静まった。飲酒と乱闘に勢いづいたどさくさで、意識を失っている彼女の衣服を剥がそうと群がっていた男たちの目の色が変わった。

酒場で彼女が意識を取り戻したとき、全裸の彼に覆いかぶさった大男の姿が目に入った。図体の大きな男に後ろから抱きすくめられ、彼は歯を食いしばって耐えていた。
彼女はその自らの酒癖が招いた光景に戦慄した。

その時は、事態が公になるのを望まない店主とその場に居合わせた弁護士の仲介によって、暴行はなかったこととしてもみ消され、彼自身もそれを望んだ。
翌日のタブロイド紙には偶然その場に居合わせたというジャーナリストの手による、安酒場で大暴れする近衛隊の青年将校と激高する酔客の喧嘩話の記事が王室への不満をそそるような切り口で掲載された。
0474名無しさん@ピンキー2015/11/29(日) 22:04:40.30ID:8tfsgl3e
あのことをなぜ今の今まで忘れていられたのだろう?記憶からすっかり落ちていた。
彼女は彼の髪を撫でながら、いぶかしく思い、頭を振った。あまりの辛い記憶のために無意識に封印していたのだろうか。
酒場を後に、ぐったりと彼女の肩に持たれた彼を支えながら、よろめいて夜道を歩いた記憶が彼女によみがえってきた。
そのとき彼女は、あまりに彼に済まないと思い、半ば気を失っていた彼の唇にそっと口づけしたのだった。そのことさえすっかり忘れていた。

その日までは能天気で、どちらかというと少々軽率なところがあった彼だったが、それを期に何につけて内に内にと籠るようになり、無口になった。またどこか面変わりもし始めた。
すべては、彼女を守るために・・。
彼女は胸がいっぱいになった。
(アンドレ・・)

彼女の指が彼の髪に食い込んだ。彼女の胸に頭を預けていた彼は、彼女の変化に顔をあげた。彼女の目には涙が浮かんでいた。
「いつも私のために怪我しているな、お前。いっつも、私の身代わりになって・・」
彼はふうっ・・と息を吐き、思いを口にした。
「これがお前じゃなくて、よかった・・」
彼女の目から涙が流れ出た。

後記:彼女がついに彼への愛を自覚するには、後日、パリで怒れる民衆に馬車を襲われた際に彼女をかばって彼が暴民たちに輪姦される時まで待たねばならなかった。

―終わり―
0477名無しさん@ピンキー2015/11/30(月) 05:56:47.93ID:J7axyjt5
投下ありがとうございます!
アンドレは魔性の男だね
貞操は守られているけれどオスカル様の立場ないw
0478名無しさん@ピンキー2015/11/30(月) 18:38:50.99ID:fPzNRcyt
※BL、エロなし(or薄)、小ネタ しょうもない話の三連発すみません。

1)ロザリー・Aのどうでもいい会話:

「ねえ、アンドレ。独身主義ってわけじゃないんでしょ?私なんて、どう?」
「お前、オスカルのことが好きだったんだろ?」
「もちろん!でも、オスカルさまは全然振り向いてくださらなくて、あまりにも高嶺の花なんですもの。私も適齢期だし、あなたぐらいがちょう

どいいわ」
「それはどうも。うれしいけど、俺、女の子には興味なくて・・」
「もう!どうして、どいつもこいつもホモばっかりなの?」
ロザリーはふくれた。
「BLが今の主流だからなぁ」
アンドレは気の毒そうに彼女を見た。
「そうだ、こないだオスカルがひっつかまえた黒い騎士なんてどうだ?」
「仮面かぶっているなんてブサ男でしょ、どうせ」
「それが、なかなかのハンサムなんだ。残念ながらストレートだったけどな」
「ストレートですって?」
ロザリーの目がきらりと光った。

おしまい


2)AJ、AO OAのどうでもいい会話:

「聞いてくれ、オスカル・・」
「言い訳無用だ。この間ジェローデルと二人で連れ込み宿から出てきたろう」
「あれは、その、はずみというか・・ゴニョ」
「何だ?はっきり言え」
「俺は長い間自分のことをストレートだと思い込んでいた。お前をずっと愛していたからな。だけど、体験してみてわかった、実は・・」
「要はお前はゲイで、私のことを好きだと思っていたのは私を男に見立てていたからなんだろう?認めろ!」
「まあ、そうなんだけど・・。お前を愛しているのは事実だ。たとえ本当は女なんだとわかっていても、諦められない」
「そう言われて、嬉しがれとでも?」
「オスカルッ、男でも女でもかまわない!好きだ!」
「はなせっ」
(Hシーンに突入)
「オスカル、後ろに入れても・・いいか?」

おしまい


3)A・AL 甘々会話:

「すまなかった。あんまり久しぶりだったから、つい、余裕がなくて・・」
「ふん、がっつきやがって」
「・・まさか、初めてだったとは」
「うるせえ」
「俺なんかが最初の相手で、悪いな」
「・・・ボソ」
「何?」
「お前だから、かまわなかった」
アンドレは後ろからアランの肩を抱きすくめるといきなり左耳に噛り付いた。
「なっ、ふざけ・・」
「・・もう一回やる?」
「やりたけりゃ、やれば」
アランはふいっと横を向いた。
(アラン、かわいいよ、アラン!)
アンドレは両腕に力を込めた。

おわり
0479名無しさん@ピンキー2015/11/30(月) 22:19:05.31ID:uukUvg9/
ワロスw
ロザリーとオスカルが腐女子になればみんな幸せになる
0480名無しさん@ピンキー2015/12/02(水) 12:10:00.10ID:lB4jAj1/
最近ホモネタ(キャラの年齢的にBLとちゃう)しかない…

以前は801板にそれ用のスレがあって棲み分けしてたように記憶してるんだが、何故消滅したのかな。
0481名無しさん@ピンキー2015/12/02(水) 12:41:52.69ID:iBEaDcGl
OA エロ貧 ※子どもの心的外傷後ストレス障害にかかる話題あり。ご注意
図書室 映画『つぐない』の一場面を下敷きにしています。ありがちな話ですみません。

「うう・・」
「んっ、んん」
奇妙なうめき声に気が付いて、ル・ルーは本から顔を上げた。
「あ、そんな・・ああ」
(オスカルおねえちゃまの声だ!)
ル・ルーは図書館の片隅にあるクラブサンの下から、みつからないように布の端をそっと上げて部屋の様子をうかがった。
クラブサンには足元まで分厚いビロードの布がかぶせてあって、こちらの姿は傍からはわからない。

図書室の窓には分厚いカーテンがかかっていて、日光を遮断していた。布の隙間からはよく見えなかったが、向こう側の壁と一体化した本棚の前に不自然な恰好で争っているような大人二人の姿があった。
「ああ・・いや」
オスカルは本棚に縋り付くように向かっていた。彼女の後ろからのしかかるように身体をぴたりと押し付けている男はアンドレに間違いなかった。
二人は身体を重ねて揺れ動きながら、なんだか苦行中のように苦しそうな唸り声を漏らしていた。ただ、彼女の方がよほど苦しそうで、いやいやするように首をふった。
「あ、だめ、もう・・」
彼女は身震いした。逃れようとするのをとどめるようにアンドレは彼女の身体を両手で押さえつけた。
「だめだよ、まだ」
彼が身体を打ち付けると、彼女は悶えながら身体を痙攣させた。
「・・あああ」
堪えきれないように抑えた悲鳴が聞こえる。
0482名無しさん@ピンキー2015/12/02(水) 12:44:31.20ID:iBEaDcGl
(一体何?ケンカ?拷問?処刑?)
ル・ルーは二人に見つからないように、再びクラブサンの下の奥深くに隠れた。ドキドキしている。ふだんとあまりに異なる二人の様子に驚きを隠せなかった。
(いつもはあんなに横柄なオスカルおねえちゃまが、なんだか、アンドレの言いなりになっているみたい)
どうやら二人の騒動は収まったようだ。なだめているような男のささやき声が聞こえる。
(普段は忠実な従僕が実は恐喝とか?「ジキル博士とハイド氏」?)
ル・ルーはショックのあまり胸を押さえた。
二人が部屋を後にする音が聞こえた。

(そうだ!あの本・・)
ル・ルーはクラブサンの下奥の本棚にたどり着いた。
ちょうど一番下の棚に『ヨーロッパ医術大全』『生命の不思議』『魔女狩りの歴史』『暗黒神話』『諸怪志異』『マッドメン』などなど、なにやら怪しげな題名の本が並んでいた。
中身は医術書や科学、歴史書やフィクションなど様々だったが、共通しているのはどこか淫靡な挿絵が入っていることだった。
彼女はいつも図書室に来るとクラブサンの下にもぐりこんで、このコレクションを眺めていた。最初は偶然、ロザリーとかくれんぼしていたときに入り込んで見つけたのだ。
図書室には普段ほとんど人の出入りがなく、ル・ルーはここで好きなだけ夢想を楽しめた。
ル・ルーは知らぬことだったが、これらの本は幼少時のオスカルとアンドレが膨大な蔵書から集めてきた選りすぐりのひそかなコレクションだった。
理由はわからなかったものの、何かいけないものを見ているという自覚があり、ル・ルーはこれらの本のことを誰にも話さなかった。

ル・ルーは『黒魔術』と書かれた分厚い書を取り出した。
中ほどにたき火を囲んだ全裸・半裸の男女群の挿絵がある。
ヤギの頭の扮装をかぶった男の膝に後ろ抱きにかかえられている女の横顔を改めてじっくり見てみると、その顔はおそらく苦痛と嫌悪感にゆがめられているようだった。
さっきみた彼女の表情にそっくりに見えた。
「これだ・・!」
ル・ルーは確信した。
「きっとアンドレはこの魔術を身に付けているんだ。それで、いつもはへこへこしているくせに、誰も見ていないところではオスカルおねえちゃまを支配しているんだわ!」
ル・ルーは急いで本の頁をめくった。
「これを読めば、きっと術を解く方法がわかるはず。待ってて、オスカルおねえちゃま!きっと助けてあげる」

ル・ルーはじきに解読法をあきらめた。本はラテン語で書かれていたからだ。

ル・ルーがあの時の意味を理解したのは、故郷に戻って2年ほど経ったときのことだった。彼女は一人で散歩している途中だった。道端で野良犬がつがっている姿 ―子どもの頃からしょっちゅう見かける、そのあたりでは別に珍しくもない風景― を見かけたのだ。
「なあんだ」
(こんなことなら、前から知ってたわ)
彼女は頬がかすかに赤らむのを感じた。自分の壮大な空想が恥ずかしくなったのだ。
(オスカルおねえちゃまたちったら、そういうことだったのね)。

一家はまもなくベルギーに亡命する手はずになっていた。次にこの村を見られるのは何年も先になるかもしれない。ル・ルーはそっと涙をぬぐって、散歩を続けた。

おわり
0483名無しさん@ピンキー2015/12/02(水) 15:13:32.96ID:p0jyVxBP
GJ
ル・ルーたんマセガキだわと思ったけど、嫁にいく娘もいる御年頃だわね
0484名無しさん@ピンキー2015/12/02(水) 16:12:40.96ID:hqKeLfFo
年齢に関係なくBLはBLなんだが
投下ほとんどないんだし注意書きしてあるんだからスルーすれば?
0487名無しさん@ピンキー2015/12/02(水) 19:07:23.49ID:iBEaDcGl
OA ブラビリ回避 ※エロ無ごめん

「フェルゼンに会ったのか?」
彼の言葉に彼女は動揺した。表情がこわばり、身体が微かに震えた。
彼は彼女の様子を気遣いながら、そっと、頭に手を添えてその髪を撫でた。
彼女はぎゅっと目を閉じた。彼は辛抱強く彼女の頭を撫で続けた。
彼女の目から涙が噴き出した。
「アンドレ、フェルゼンが・・・」
彼は髪を撫でている手にかすかに力を加えた。
(泣けよ、オスカル。泣いて忘れちまえ!)
彼女は彼の腕に取りすがり、声をあげて泣いた。
「あああ」

朝日が部屋に差し込んだ。まだ明けきってはいない。
「んん」
(温かい・・)
夢うつつのまま彼女は寝返りを打とうとして、彼女を包む物体のぬくもりをいぶかしく思った。
彼女の頭は彼の胸元にもぐりこむような形で寝具に押し付けられた。
(えっ?)
「おはよう」
彼女の動きに起こされ、彼は眠たげな表情で挨拶した。
(夕べ私は、あのまま・・?まさか!)
「なっ!?」
彼女はベッドの上に飛び起きた。顔が真っ赤だ。
二人とも着衣のままだった。彼はお仕着せの上着だけを脱いだ状態で、彼女のベッドに横たわっていた。
取り乱した様子の彼女を落ち着かせるように彼は話しかけた。
「夕べ、お前が俺のシャツをつかんだまま寝てしまったから、しかたなかったんだ」
「あ、う・・そうか、すまなかった」
彼女はまだうろたえていた。
覚えていないが、彼の胸で子どものように泣きながら眠ってしまったのだろう。
そういえば、彼の腕に抱え上げられた記憶があるような気がする。子どもの頃の夢をみているのかと思っていた。うんと子どもの頃に、怖い夢を見て、ばあやにつかまってぐっすり眠ったときのような夢を。
「まだ早い。もう少し寝てろ」
彼は上着を羽織ると、部屋を出て行った。

彼女はぬくもりの残る敷布に顔を埋めた。普段とは異なる、しかし、なじみのある男の匂いがする。
昨夜はあれほど心が引き裂かれるようだった痛みが、なんだか鏡に移った光景のように距離を置いた遠くに感じた。
(人の心とは不思議なものだ。たった一晩で・・。睡眠とは偉大なものだな)

「そうだ!天気もよいし、せっかく早起きしたのだから、遠乗りに行こう」
彼女は再び飛び起きた。
乗馬服に着替えて部屋を出る彼女の足取りは軽かった。

おわり

めも:一条ゆかり『砂の城』の一場面を借りました。エレーヌばりにフェルゼンに「私を見て!」と迫るオスカルさまの姿もちょっとは見てみたかったかも・・。
0490名無しさん@ピンキー2015/12/04(金) 11:57:55.95ID:V0AfarQk
FO  ※Aファンの方、ごめんなさい
逢びき ちっともエロくないです。
シューヴァル&ヴァールー『サボイ・ホテルの殺人』、山本おさむ『コキーユ - 貝殻 -』から一部科白を借りました。

オスカルは単身、パリ郊外のフェルゼン邸を訪ねているところだった。
会話が途切れ、彼女は見るともなしに降りはじめた雪を窓越しに眺めていた。
(ロザリー、この寒空にどこへ・・。パリに戻ったのか?)
軍服の上着を脱いだシャツ姿の彼女の肩は華奢で、どこかさびしげに見えた。
フェルゼンは背後から窓辺の彼女に近づくと、その肩に手をおいた。
夕刻に差し掛かり、室内は暗くなりかけていた。
彼女は黙ったままぎこちなく彼のぬくもりを感じた。これほど近くにフェルゼンがいるのに慣れていない。

彼はふと後ろから彼女の手を取った。
「オスカル・・」
彼女は鼓動が早まるのを感じ、うろたえた。このような感覚は久しぶりだった。
「雪の中を無理に帰ることもないだろう。今日は泊まっていけばいい」
「ああ。降り止まなければ、頼むかな」
彼女は口の中が乾くのを感じた。声の変化を気付かれまいと早口で答えた。

彼はグラスにワインを注いで1つを彼女に渡した。
自分のグラスに目を落としながら彼は話しかけた。
「もうあれから十年も経つ」
「・・うん」
「一度もお前とこの話をしたことがなかったな。話すのは辛いか?」
「もう大丈夫だ」
「お前はやれる限りのことをした。前王の決定を覆すことは誰にもできなかったんだ」
「わかっている」
オスカルは俯いた。
「お前があのとき命がけで陛下に諌言してくれたことには感謝している」
しばらくの間、二人は黙っていた。


「オスカル、アンドレが処刑場へ引き立てられるとき、彼は私を見たんだ」
「そうだったか?」
「最初、彼は君の方を見て、微笑んだね。安心させるように。そのあと彼はまっすぐに私の目を見た」
彼女は黙ったままだった。雪の音を聞いていた。
「まるで私を射るような目だった。胸に矢が刺さったように感じた」
彼は続けた。
「そう、私には彼の声が聞こえたと思った。『フェルゼン伯、頼む。俺の分までオスカルを護ってくれ』と」
彼女は睫毛を伏せた。
「あれから、いつも、君を見るたびに胸がチリ・・と痛んだ。君が気になってしかたがなかったんだ。彼が私の中に残していった矢のせいじゃないかな」
フェルゼンはさびしそうに笑った。
0491名無しさん@ピンキー2015/12/04(金) 11:58:55.33ID:V0AfarQk
室内は灯をともすのに十分なほど暗くなっていた。
「君は忠実な友を失った。私は生涯の愛を捧げた人に自由に会うこともかなわなかった。自分の苦しみしか見ず、ずっと君に甘えてきた」
「いいさ」
「私たちは二人ともさびしい人間だ」
「そうかもな」
いきなり彼は彼女を後ろから抱きしめた。
雪の降る音が室内に聞こえるようだった。
彼女は身動きしなかった。
「すまない、オスカル」
フェルゼンは彼女の首筋に額をすりよせるように、背後から彼女を包み込んだ。
「・・さびしいからこうしてしまうんだ」
男のぬくもりと匂いを首元に感じる。
彼女はふううっと息を吐いた。
心は不思議なほど冷静だった。しかし身体は男の匂いに反応した。
彼女のかすかな変化を感じ取ったのか、彼はそのまま両手を大胆に動かして彼女の胸に触れ、シャツを脱がせ始めた。
「手慣れたものだな」
「これしか取り柄がなくてね」
二人はぎこちなく笑いあった。

フェルゼンは彼女を寝台まで伴った。彼女は子どものように彼に手を引かれて従った。
彼は二人の衣服を取り除いていった。
自分の手がわずかに震えているのに気づき、フェルゼンはひそかに苦笑した。
数多の人妻・美青年と次々浮名を流してきたというのに、彼女に対してだけは未経験者のような気持ちにさせられる。
ためらいながら彼女に手を伸ばすと、彼女の目が問うように彼を見た。
「オスカル、私はお前に愛されていることを知りながら、アントワネットさまを諦めきれなかった。そんな私でもいいのか?」
「いい。いつかはと思っていた」
「私を許せ、オスカル」
彼女は腕を伸ばして彼の頭を胸に引き寄せた。

「オスカル、初めてじゃないのか?」
彼女は答えなかった。
「・・アンドレと?」
「聞かないでくれ」
「わかった、すまない」

彼女の身体は彼の触れるままに素直に反応した。
彼に貫かれ、彼女は切なげに息を切らした。
その身体は細くはかなげで、現世の人間でないかのように男には感じられた。
彼女のあげる声でさえ、まるで苦行のようだと彼は思った。

彼はかすかにまどろみを感じていた。彼女の衣擦れの音が聞こえた。
「行くのか?まだ雪が・・」
「このくらいなんでもない」
「オスカル、また会おう。会えるな?」
「・・ああ」
彼女は手を伸ばして彼の額の髪を撫でると、部屋を出ていった。
雪の夜道を慎重に馬を走らせる彼女の姿が見えなくなるまで、彼は窓辺から見送った。

終り
0494名無しさん@ピンキー2015/12/04(金) 22:19:06.00ID:efsNyRNb
いい!いいね…フェルゼン結構好きだから嬉しかった
本当はフェルゼンの方がオスカルよりも想いが大きいように思えた
0496名無しさん@ピンキー2015/12/05(土) 17:04:04.64ID:TNG0Jht9
ジェロは変態プレイも行けそうw
仮面でフェルゼン王妃のエロもいいかもね
0498名無しさん@ピンキー2015/12/06(日) 10:53:55.51ID:Qixp/L4f
J(G)O  ※博愛主義者のO様につき、著しいキャラ崩壊にご注意ください
エロ薄(というか無し)ごめん。雑誌「ブルータス」特集、『日出処の天子』他から科白を借りています。

「隊長、本当ですか!近衛隊を辞められるというのは」
「ああ、ジェローデル大尉」
上官は司令官の入口に立つ副官の姿を見て、室内に入るよう促した。
「本当だ。来週の両陛下謁見式を最後に衛兵隊に移る。次の隊長には君を推薦しておいた。君には世話になったな」
副官はぐっと口を結んで上官を見た。
つかつかと彼女の机に近づくと、彼は憮然とした表情で詰問した。
「それは・・もう私たちの関係も終わりということですか?」

彼女は彼の目の色が変っているのに気付いた。
暗い所では茶色がかったオリーブグリーンに見える彼の瞳は彼が感情的になると透明度が高くなる。
興奮しやすい上官に比べ、常にポーカーフェイスの副官は冷たい印象をもたれがちであったが、その目の与える印象が大きいのではないかと彼女は思った。
近くにいる者にとって彼はかなりの情熱家だったが、それを知る者は多くはなかった。
彼が熱くなりその目が薄く透き通ってくるさまを眺めるのは彼女の楽しみの1つだった。

彼女は彼の目を見返した。
「君とはよい友人だ」
「オスカル嬢!」
彼は憮然とした表情で彼女の手首をつかんだ。
「私の童貞を奪っておいて・・」
「・・15年も前のことを今さら」
「私を捨てないでください」
「勤務中だ。控えろ」
彼は彼女の手を取ると無理にその甲に接吻した。
「いつなら二人きりで会えますか?」
「・・勤務修了後、控室に来るがいい」
「わかりました」
まだ何か言いたげな視点を残しながら副官は立ち去った。

(ふう、わずらわしいな。他のどんなことよりも男女のことがわずらわしい)
彼女は襟元に指を差し込んで風を入れた。
副官は近衛隊で彼女の女房役を長年勤めてきた。
性愛のパートーナーとしても有能で、言葉や小道具で執拗に彼女をいたぶる彼の嗜虐性は実は彼女の好みに合っていた。
唯一欠点があるとすれば、脚好きで、足の指を1本1本丹念に舐めることに執着するため、Sexにことのほか時間がかかることだった。
忙しい彼女にはそうそう彼に合わせる時間をつくれず、手近な従僕で間に合わせることが多かった。

(これが最後にならんとも限らない。今日はじっくりあいつの相手をしてやるか・・)
心身馴染んだ副官としょっちゅう会えなくなるのは惜しいが、職場を異にすればそうそう会う理由もなくなることは自明だった。
社交の場に顔を出す習慣のない彼女にとって、職場で性愛の相手を調達するのが習いだったから。
(まあ、新たな職場にいけば、新たな出会いもあるだろう。それもまたよし。いざとなればあれがいるしな)

彼女の従僕は彼女に奉仕し虐げられることに喜びを感じるタイプだった、というよりそうなるように長年かけて彼女が仕込んだのだが。
嫉妬深いのは玉に疵だったが、表面上は自分の立場をわきまえて常に己を押さえていたので、他の男のように彼女をわずらわすことはなかった。
(ま、私が育てただけあって、あれが結局一番私に合うかな)

副官に合う時間をつくるため、引き継ぎ作業を早めなければならない。彼女は必要な書類を取りに立ち上がった。

終わり
0499名無しさん@ピンキー2015/12/06(日) 10:59:26.45ID:Qixp/L4f
>>498 誤字失礼 視点→視線、パートーナー→パートナー の間違いです 他にもあったらごめんなさい
0501名無しさん@ピンキー2015/12/06(日) 12:08:02.04ID:DyWKa4S6
このくらいたくましくないと隊長なんかできないよな
GJです!
0502名無しさん@ピンキー2015/12/06(日) 15:37:47.88ID:Wk7ll1oZ
ジェローデルは脚フェチっぽいなと思っていたよ
足コキとかしたら「ああっ」と昇天しそうだな
0504名無しさん@ピンキー2015/12/06(日) 18:03:20.46ID:Qixp/L4f
10代OA 自由研究 ※エロ無、季節違いごめんなさい
アニメ第1話の殴り合い場面と小池一夫・小島剛『乾いて候』(腕下主水と3人目の妻の馴れ初め)から雰囲気借りました。

昼食後、彼が片付けの仕事から戻ると剣を二本抱えた少女(少年にしか見えなかったが)が待ち構えていた。
「アンドレ、今日は真剣を使うぞ」
「また?服が切れるとおばあちゃんに怒られるんだけど」
「切られないように本気出せばいいだろ。お前、真剣の方が動きが早くなるから、練習にいいんだ」
二人は中庭に出ていつものように剣の稽古を始めた。

剣先がぶつかりあい、ひらめく。
「おっ・・と」
少年の剣が飛んだ。
にやり。少女は笑うと腕を伸ばした。彼女の剣の切っ先が彼のベストを切りかけた。
「あっ」
彼は手首を押さえた。
「切ったのか?」
「・・・」
「見せてみろ」
彼女が剣先を外しながら近づくと、少年はいきなりその手首を捉えて彼女の足をはねあげた。
「袖口だけな」
彼は少女をすくいあげるようにして地面に倒し、自分の身体で押さえつけた。

「騙したな」
「最後まで闘いを諦めるなと教えたのはお前だろ」
「卑怯者」
「そんなの戦闘相手に通用すると思う?」
彼女は彼を押しのけようとじたばたしたが、少年は勝ち誇った笑顔を見せた。
「素手なら負けない」
「ほざけ」
彼女は地面に押さえつけられた。
「・・くっ」
「まいった?」
「まだまだっ」
彼女は体をねじって空間を開けると、片膝で少年の股間を蹴り上げた。

「うっ」
少年は衝撃のあまり頭の中に赤い光りが飛び交うのを感じた。
「ふふん。油断するからだ」
「・・ううう」
「おい、大丈夫か?」
「・・・死ぬかも」
「大げさな」
「お前、どんだけ痛いと思っているんだ」
「ヤバい時はここを狙えと教えたのはお前だろ」
「それは賊相手の時であって、俺に使うな、ウウ」
真っ青な顔で脂汗を流している彼を見て、彼女も心配そうな顔になった。
「すまなかった。そんなに辛いとは・・(効き目絶大だな。覚えておこう)」
彼女はぐったりしている彼に肩を貸した。
「歩けるか?今日はもういい。部屋で休め」
0505名無しさん@ピンキー2015/12/06(日) 18:04:19.53ID:Qixp/L4f
彼女は彼を部屋まで届けると、彼を寝台に横たえて患部をなでなでした。
「止めろー、今は・・。苦しい」
一気に患部に血液が集合したため、貧血になった彼は再びぐたっと倒れた。
患部が腫れているのを気にした彼女は彼のキュロットの釦を外して緩めた。
(可哀想に、こんなに腫れて・・)。
しばらくたつとそれは腫れが引いて縮小した。もう一度なでてみるとしばらくいて再び拡大した。
(ふうん。これは・・)

彼女は彼の部屋をいったん出ると、ワインをくすねて戻ってきた。
「アンドレ、起きろ」
少年は自分のズボンを脱がされていることに気が付いて飛び起きた。
「わっ。何を」
「苦しそうだったから緩めた。気にするな」
少年は慌ててキュロットを直した。
気まずそうにしている少年に気付けのワインを飲ませる。

「お前、キュロットのここのところがさっきちょっと膨らんでいたんだけど、もう戻ったな」
少年はワインを吹き出しそうになった。
(一体、何を言い出す・・?)
「それ、さわったら大きくなるんだろう?」
「・・何で知っているんだ?」
「学校で私の前でさすって大きくして見せるやつがいるんだよ、わざと」
「オスカル!それ、犯罪だよ!」
「そう?別に私は痛くもかゆくもないけど」
「ほかに何かされなかったか?」
「他のやつが胸に触ってきたことはあったな。実技の時にわざとよろめいて。ぶん殴ってやったけど」
「何だって!」
「今はもうやらなくなったから大丈夫だ」
「でも、さっきの、その、それを見せつけるやつは?教官に言ったの?」
「いや。無視してたんだけど、何度もやるもんだから、そういうときは『素チン』って言うと効果あるよってジェローデルが言うんで、言ってみ

たらもうやらなくなった」
「ジェローデル?」
「ほら、あのちびっちゃいやつさ。ヘーゼルの髪が長くて。2、3回、学校の帰りに会ったろ」
少女は指先をくるくる回してウェーブヘアの真似をしてみせた。
「あ、うん」
あいつか。彼はその貴族の少年の姿を思い出して、何となく嫌な気持ちがした。
「あいつ、でかい兄貴がいるから、えらそうなやつが嫌な気分になるすべを心得ているんだって。
 わざと教官の前で上級生を挑発して殴らせるようにして、そいつに罰受けさせたり。人扱いがうまいんだ」
「ふうん、そう」
彼は面白くなさそうな顔で話を聞いていた。
0506名無しさん@ピンキー2015/12/06(日) 18:06:21.61ID:Qixp/L4f
それで、お前のそこの話に戻るけど」
(戻らなくていいから!)
「さわったら大きくなって、ほっといたら元に戻るのか?必ず?」
「うん、まあ、だいたい」
(何で俺はこんなことに答えなきゃいけないんだ!)
「オスカル、そんな話を他の男の前ではするなよ。特にジェローデルの前では」
「なんで?しないよ」
少女は目をキラキラさせている。探究心が刺激された時はこういう目になるのだ。
こうなったら自分の気の済むまでしばらく話題をそらさせない。
彼女はちらちらと彼の股間を見やった。実験したくてたまらなくなっているに違いない。

(まったく。ここをいじって遊ぶなっていうのはしつけの第一歩なんだけど、男兄弟がいないとそういう機会もないんだな。
 ここは俺がちゃんと教育してやんなくちゃ)
「これについては人前で話したり、さわったりするものじゃない。微妙な話題なんだ」
「ふうん」
「大きくなったらわかるよ」
「お前はわかるのか」
「うん」
「じゃあ、教えてみろよ」
「・・うっ」
「第二次性徴ってやつなんだろ?」
「知ってるじゃないか」
「先月の生物の授業でやったんだ。そうだ、夏休みの自由研究、何にしようかと思っていたんだ。ちょうどいい、それの観察にしよう」
「冗談じゃない。俺を人体実験に使ったってすぐ分かるだろう」
「じゃあ、こうしよう。屋敷の者には誰にも見せないから。それなら
わからない」
「嫌だ」
「頼む。私の一番大切なものをあげるから!」
「えっ・・」

彼女はたびたびこういうことをする。
普段女の子扱いすると激怒するくせに、彼にだけは正攻法でうまくいかないと下手に出る。
新学期が始まり、彼女の観察記録はその精密なイラストと詳細な観察文により見事優等に輝いた。
少年は彼女の一番大切なもの、昆虫が封じ込められた琥珀をもらった。オスカルの今は亡き祖父がくれた宝物だ。

おわり

(エロにならん・・。武蔵野の追い水みたいだ)
0507名無しさん@ピンキー2015/12/06(日) 18:44:58.57ID:C+6/wmKB
GJ!エロにならなくてもチビはわちゃわちゃしてるだけでいいのさ
0508名無しさん@ピンキー2015/12/07(月) 01:37:19.75ID:H/Jae2Js
あーなーたにー女の子のー1番大切なーものをあげるわー
0509名無しさん@ピンキー2015/12/07(月) 02:51:38.24ID:4izU5ciN
GJ
男だらけの中で生活してたら強くならざるを得ないよね
このオスカルがジェローデルの童貞を奪うのか…萌える
0512名無しさん@ピンキー2015/12/08(火) 01:56:45.69ID:bQ0aOP7Z
アントワネットとロザリーのエロトークに
ついていけず、居心地悪そうにしているオスカル姐さん
0513名無しさん@ピンキー2015/12/08(火) 21:56:07.34ID:zxPV1lAs
O、AL、A ※エロなしほのぼので、ごめん
生着替えの逆バージョンをやってみたいが、司令官室のドアをノックせずに部下が開けるとは考えにくい→ここはOの方から出てきてもらうしかない
→なんかそんな話見たことあったな・・ということで、『僕地球』から場面借りました。元ネタに引きづられて緊張感のない話になり失礼。

「隊長、衛生班から予備のタオルの配布です」
司令官室のドアをノックしながらアランが声をかけた。
「ああ、鍵は開いている。入って置いて行ってくれ」
隊長の声がした。
「失礼します」
アランは室内に入った。司令官室に続く控え室へのドアの隙間が空いており、部屋の主はそちらにいるらしい。
(雨に濡れて着替え中か?野郎どもの巣の中で、鍵もかけないとは無防備な・・)
アランが畳まれたタオルを最寄の机に置いて下がろうとしたとき、声がかかった。
「ああ、アランか。ちょうどいい、乾いたタオルを1本取ってくれないか」
(ちょっ・・。このアマ、俺をなめてんのか?それとも、まさか・・誘ってる?)
内心の葛藤を押さえながらアランは控え室に入っていった。
控室の一角に衝立の仕切りがあり、その向こうには仮眠ベッドが置いてある。衝立の陰から白い腕がすっと伸びた。
その二の腕の白さに思わず目を奪われる。
彼は衝立に近づき、その手にタオルを渡した。
「すまんな」
タオルで頭を擦っているのだろう音がする。
仕切りには布が貼ってあり、微妙に向こう側のシルエットが透けて見えた。
衝立の向こうで彼女が髪を振っている様子がわかる。
(この場を立ち去らなければ、早く・・)
考えとは裏腹に、アランはその場にピンで止められたように動けなくなった。
(胸、意外にあるんじゃ・・?)
彼女は髪にタオルを巻きつけているのだろう。両腕を上げた姿勢のシルエットが映る。
0514名無しさん@ピンキー2015/12/08(火) 21:56:48.14ID:zxPV1lAs
そのまま彼女は衝立から出てきた。
髪にタオルを巻き、上半身には何も身に着けず、下は薄手のズロースが肌に張り付いていた。
鍛え上げられているがすんなりと伸びた白い肢体に、形のよい乳房が重たげに揺れている。
(やっぱり、あるんだ)
彼は血が逆流するのを感じた。
アランの脳裏に、彼の手の中で彼女の胸が形状を変えるさまがありありと浮かぶ。
ごくりと唾を飲み込み、汗が噴き出る手を握りしめた。
(た、隊長、あんたがその気なら、お、俺は・・)
「なんだ、アラン。まだいたのか。何か用か?」
彼女は立ちん坊になっている彼の顔をいぶかしげに見た。ふたんと同じその表情には何ら他意はないように見える。
「い、いえ、失礼します」
アランはくるっと反対側を向くと慌てて部屋を出ようとした。
「あ、待て。タオルもう一本くれ」
アランは後ろを振り返らないようにタオルを後ろ手で渡した。
彼女は受け取ったタオルを両肩から掛けた。
「そうだ、アラン」
「は、いい」
「ディアンヌ嬢に私の心からの祝いの言葉を伝えてくれ」
彼女はにっこり笑った。
「あ、ありがとうございます」

アランはギクシャクしながら今度こそ立ち去ろうと戸口に突進し、紅茶のセットをトレーに載せて運んできたアンドレにぶつかりそうになった。
「おっ、アラン」
「アンドレ。ちょうど温かい飲み物が欲しいと思ってたんだ」
彼女はうれしそうに声をかけた。
アンドレは硬直したアランの真っ赤な顔と彼女の服装を見て、瞬時に事態を理解したようだった。
何事もないかのように、手慣れたしぐさで彼女に紅茶を給仕しながら、どきまぎしているアランと目で会話した。
(お前、なんだってここにいるんだ?)
(俺のせいじゃない!この女が勝手に・・)
(まあ、うろたえるなよ。みっともないから)
くつろいで紅茶を楽しむ彼女を残して、アランとアンドレは一緒に部屋を出た。

アランは勢いづいてアンドレに詰め寄った。
「なんなんだあの女!?露出狂か?」
「いや、そうじゃないよ、単なる習慣だ。いつも軍服を着てる反動で、いったん脱ぐとなかなか服を着たがらないんだ。
 人前であの格好でうろうろしないように言っているんだけど」
「お前、あれ見て平気なのか?」
「慣れているからね」
彼は肩をすくめてみせた。
(ある意味すげえヤツだな・・)
顔色一つ変えない従卒の顔を見ながら、アランは今見た光景は当面忘れられそうにないと思った。

おわり
0516名無しさん@ピンキー2015/12/10(木) 06:37:03.58ID:RJdZX1+l
大貴族の伯爵令嬢から見たら底辺の男なんて人間扱いされない存在
家具や動物と一緒だから裸を見られても平気なんだよ
0517名無しさん@ピンキー2015/12/10(木) 09:07:57.37ID:Q4pitNzw
OR 若紫 オスカルが単に男性だったら
※おやじくさいO、超ウソ話にご注意ください。またAにBL風味がまぶしてあります。いろいろ既存の本からネタもらいました。

今日もベルサイユ宮鏡の間に続く婦人控え室では、貴婦人たちが化粧直しをしながら情報交換に余念がない。
話題はいつもの通り、王妃を筆頭とする社交界の花々の情事の噂、とりわけ三貴公子をめぐる恋のさや当て最新情報だった。
はっきりとは言わないながらも当て推量で、お互いに自分たちの間で誰が今、三人のうちの誰と最も懇ろなのか把握しようとする。
三貴公子とは今を時めく容姿端麗にして文武両道の三名、陸軍連隊長、近衛隊長、近衛隊副隊長のことを指した。
年配の婦人たちからは御三家と呼び持てはやされ、嫁入り前の妙齢の娘を持つ母親たちからは「目が合っただけで妊娠する」と警戒された。
情事の候補者である人妻たちは期待と興奮にさざめきあった。
彼らとの情事を経験することは、美貌を誇り社交界の華を自認する貴婦人たちのステータスとなっていた。

もっとも三人のストライクゾーンはそれぞれ違っていたため、三人全員と馴れ初めるという栄誉を持つ女性は王妃を含めごく少数に限られていた。
スウェーデンの貴公子フェルゼンは、特に肌が細やかで豊乳な婦人たちを好んだが、数を誇るタイプで女癖が悪く、同時に両刀遣いとしても有名だった。
ジェローデル家の三男坊は気位高く、身持ちの堅い貞女を攻略することにかけては天才的であった。
しかし彼が情熱的を燃やす女性がことごとく貧乳型だったため実は男色家なのではという噂もあった。
ジャルジェ家の第六子かつ長男である准将は体育会系で、自分から落とすことにも言い寄られることにもさほど興味がなく、こだわりない雑食型だった。
「お腹がすいていれば割と何でも食べるタイプ」と言われ、たまたまそういう気分のときに目の前を横切った娘なら誰でも食うとの評判であった。
彼はまた身分にこだわらず、侍女たちにも気軽に手を付けた。

この日、舞踏会から早めに引き上げようとするオスカルをフェルゼン伯が呼びとめた。
「この間誘ったオールメン仮面舞踏会のこと、考えてみてくれたか?」
「フェルゼン、私にその世界の趣味はない。言っておいたはずだ」
「経験もないくせに知ったことを。一度試してみるといい、きっととりこになるぞ」
彼は全世界をとろかすような笑顔を浮かべオスカルの尻を撫でた。
背筋をぞわっとした感覚が走り抜けた。オスカルは慌てて彼の手を振り払い、立ち去った。
フェルゼンの高笑いがベルサイユ宮の廊下に響いた。
0518名無しさん@ピンキー2015/12/10(木) 09:08:28.55ID:Q4pitNzw
アンドレは柱の陰からその様子を見ていた。 
(フェルゼン伯だ。まったく人妻・美青年となると見境ないんだから。オスカルがノンケで良かったと思うよ、この時ばかりは)
彼はため息をついた。
彼は幼馴染の青年をひそかに愛していたのだ。しかしがちがちの異性愛者であるオスカルが彼の気持ちを慮ってくれる可能性は全くなかった。
(俺はまだいい。諦めて、いつかは本当の恋をして・・。だが、あの娘は)
先ほど舞踏会でかいま見た、王妃のダンスの相手を務めるオスカルを見ながら涙をこらえている若い娘の面影が浮かび、アンドレは胸がちくりと痛んだ。
パリで身を得る瀬戸際にまで追い詰められたことがあるロザリーは、自分をその境遇から救ってくれたオスカルをあがめ、一途に恋い慕っていた。
(俺の想いは諦めるしかない。しかし、もしオスカルが誰かを娶らなければならないとしたら、心からあいつを慕う、あの娘のような女がいいんじゃないかな)

五人続いた姉妹の後の待望の跡継ぎ、才色兼備かつ運動神経抜群、そのうえ女と見まごうほど美青年のジェルジェ准将は何をしても許される環境にあった。
そのせいか、女心の機微とか細やかな心遣いというものには疎かった。
廊下でオスカルに追いついたアンドレは彼に忠告した。
「さっき王妃様と踊っていたお前の姿をロザリーがどんなに切ない目で見ていたのか、気が付かなかったのか。少しはあの娘の気持ちも考えてやれよ」

館に戻ってオスカルは自室で休んだ。
先ほどのアンドレの言葉が妙に気にかかる。
と、ドアを控えめにノックする音が聞こえた。ドアを開けると夜着姿のロザリーが彼の腕に倒れ込むようにすがりついてきた。
彼女は震えている。
「オスカルさま、どうしていつまでも手出ししてくださらないの?ロザリーはもう大人です。
 初めてお会いした12歳の日から、いつかオスカルさまに抱かれたいとずっと想っていました」
ロザリーは目を伏せて、自分の夜着の紐を解くとするすると脱ぎ捨てた。
月光に照らされて、少女から女へと変貌しつつある肢体が現われた。
着衣の時はやせて小柄に見えたが、胸はたわわに揺れ、腰回りもたっぷりと豊満でさえあった。
彼女は俯きながら声を押し出した。
「ロザリーはずっとお待ちしていました。オスカルさま、私を・・抱いてください」
ロザリーは彼を見上げた。瞳に涙がきらめく。
オスカルは唾をのんだ。
(いつの間に、ロザリー・・。まだまだ子どもだと思っていたのに)
0519名無しさん@ピンキー2015/12/10(木) 09:09:26.51ID:Q4pitNzw
オスカルは彼女の涙を目じりからふき取ると、彼女のあごを持ち上げて目を見つめ、安心させるようにやさしく言った。
「わかった。それがお前の望みなら・・。おいで」
ロザリーは彼に抱きついて、彼の胸に顔を押し付けた。
彼の胴体のあたりにぷにぷにしたその胸が当たる。
彼の手が彼女を小さなあごを捉え、上を向かせた。
ロザリーは固く目を閉じ、これから起こることへの恐れと期待に震えている。
彼の唇が彼女の唇をふさいだ。
「口を開いてごらん、ロザリー」
甘い声で耳元でささやく。
彼の舌が彼女の腔内を最初はそっと、次第に大胆に蹂躙していく。
稚拙な動きながら彼女は一生懸命にオスカルの舌に応えようとした。
彼の中でいとしさと欲望が高まってくる。
彼は軽々と彼女を抱きかかえ、寝台まで運んでいった。彼女の身体を気を付けてそっと下ろし、無造作に自分の服を脱ぎ捨てる。

彼の視線が保護者的なそれから男のものに変わったのをロザリーは感じとった。
オスカルは彼女の胸につと手を伸ばして乳を揉み始めた。
恐れおののきながら、しかし抵抗はせず、彼女はなすがままに彼の手に身をゆだねた。
彼は彼女をそっと仰向けに倒し、胸を突き出させるようにしてその先を唇に含んだ。
彼女の胸先を刺激するオスカルの舌の動きに、乳首がじきに固くなってきた。ロザリーは息を乱して身を捩った。
頬が紅潮し、耐え切れずに声があがる。
「ああ・・オスカルさま」
彼はその豊満な胸を十分に満喫した。
片手を娘の腿の間にもぐりこませると、秘かな蕾にそっと触れた。指先でいたぶるように処女の蜜を誘う。
ロザリーは白い喉を反らした。
やさしく声をかけながらオスカルは力を入れて彼女の腿を押さえつけ、脚を広げさせ、指でその蕾を広げた。
彼女は頭を振って泣き声を上げ、膝を閉じようとした。
「きれいだよ、ロザリー。恥ずかしがらずに見せて・・」
ロザリーは恥らって顔を背けた。
「あ、いやです。いや、オスカルさま、あ・・」
彼女の茂みの下で桃色の突起がひくひくとゆらいだ。清らかで淫らな眺めだ。
彼は頭を下にすべらせていった。
「かわいいロザリー。私を信じて、まかせてごらん」
泣きべそをかきながら彼女は耐えて足を開いている。
オスカルはやさしく舌先で彼女の蕾を愛撫して、花弁がほころびるのを助けた。
姿を現した小さなピンクの突起を吸い込んだり舌先でいたぶったりしながら辛抱づよく彼女を促す。
「お、オスカルさま、オスカルさま、ああ、あっ、あああー!!」
ロザリーは声にならない叫び声を何度となく上げ、泣きじゃくりながら達した。
0520名無しさん@ピンキー2015/12/10(木) 09:10:04.68ID:Q4pitNzw
オスカルはぐったりと身体の力が抜けたロザリーに口づけした。
彼の長い指が彼女の内部をまさぐる。
彼が慎重に指を蠢かすと、ぴちゃぴちゃと水音が響きだした。
「あ、そんな、オスカルさま。あっ、やめて・・」
「本当に愛し合うのはまだこれからだよ、ロザリー」
「まだ?私もう十分です、オスカルさま」
「そんなこと言わないで、愛しているよ」
彼はロザリーの脚をさらに大きく開かせた。
彼の男性器は期待にそり上がり、一刻も早い鞘を求めて先端から先走りの涙を流していた。
ロザリーは凍り付いたようにそれを見つめた。
(あ、大きい。いや、こわ・・い・・)

オスカルは彼女の蕾に男性器を押し当てて挿入していった。
「い、痛いです。オスカルさま、ああ・・。お願い、抜いて」
「大丈夫、痛いのは最初だけだから、ねっ」
「いやです。・・いやっ!」
「こわくないから。もっと開いて、ロザリー。いい子だから、さあ」
「いやあ、やめて、痛いいたい痛い、いやー!!」
「ロザリー、愛している、愛している、愛している!!」
オスカルは彼女をなだめたりすかしたりしながら、なんとか本懐を遂げた。ぐすぐす泣いているロザリーを抱きしめて口づけする。
「泣かないで。愛しているよ、ロザリー」

意外にもオスカルはロザリーの新鮮な肉体におぼれた。結果、瞬く間にロザリーは妊娠した。
面倒なことは何でも避けたがるオスカルだったが、従僕の真摯な説得と彼女の懇願に押し切られ、また内心では宮廷の貴婦人たちによる恋愛遊戯にいささか食傷気味だったこともあり、ロザリーと内々に結婚す

ることを承諾した。
まもなくロザリーはポリニャック伯の養女となったため、二人の結婚は王室に公式に認めらるものとなった。
しっかり者の女房の尻に敷かれ、彼の素行は時々その目を盗んで浮気する程度に落ち着いた。その分仕事に精を出すようになった。

オスカルが社交界情事の第一線から退いてまもなく、緊迫していく情勢は貴族の浮かれた情事を許さないものになっていった。
アンドレはオスカルの従卒として移った衛兵隊で彼にぴったりの恋人を見つけた。革命勃発に際し彼はジャルジェ家を辞し、恋人と共に民衆側で戦った。
オスカルは王党派として、革命後は立憲君主国化を目指し、最終的には婚族を頼って亡命した。
最後の独身貴族二人もまた亡命した。フェルゼン伯の悲惨な最後は歴史書が伝えるところであるが、もう一人の安否は杳として知れないままである。

おわり
0521名無しさん@ピンキー2015/12/10(木) 12:07:59.84ID:t+j/xAc8
御三家いいわ
ロザリーの尻にしかれるオスカルが新鮮ですわ
0522名無しさん@ピンキー2015/12/10(木) 17:21:06.78ID:ZgnwNaY/
アンドレが衛兵隊で見つけたぴったりの恋人ってやっぱりアランなんだろうなw
なんだかんだでオスカルもアンドレも幸せそうでよかった
0523名無しさん@ピンキー2015/12/11(金) 23:20:04.68ID:/t8y0xvo
ジジババOA ※見たくない人が多いでしょうが・・ごめんなさい。エロ薄(無)嘘話。
元ネタは手塚治虫『火の鳥』「未来編」とか、映画『アイリス』とか『アムール』とか奥村博史の詩とか。

暖炉の上に飾られた小さな絵の中に金髪と黒髪の天使が寄り添っている。妻のお気に入りの絵だ。
彼女の母方の祖母の持ち物だったらしい。彼女はこの頃よくその絵を眺めている。
私の祖母が亡くなった時、最後まで世話になった館の女主人が人伝にそのわずかな遺品を私に渡してくれた。
それら遺品と一緒に、女主人から彼女の娘への唯一の贈り物としてこの絵が包まれていた。

私たちはパリからかなり離れた中規模の町で名前を変えて静かに暮らしている。
彼女の名前が一時期パリで知れ渡り、お互いに対立する勢力間の闘争に使われてしまった。その影響で難を避けてここまで来た。
最初は知己のないこの地で、食うために宿屋の下働きでも何でもやった。
妻は次第に町の子どもたちの識字教育に情熱を燃やす人々と出会い、小さな教会の一部を借りて教育に従事するようになった。
この地で私たちは一から生活を築いてきた。

子どもたちのうち三人が大人になるまで成長した。
皆それぞれ遠方にいる。
一人は商人になってアメリカへ渡った。滅多に頼りを聞かないが、どうやら順調にやっているようだ。
この子が今の私たちの生活を支えてくれている。
一人はジャーリストとなって命を狙われ、縁者を頼って外国に亡命した。今はベルギーにいるらしい。
もう一人はフランス軍に入って海外遠征に従事し、今は隊のなかで相当出世しているようだ。
皆どこか彼女に似て血気盛ん、親の言うことにはいちいちつっかかる独立心旺盛なやつらで、わが道を進んで行った。
年老いた二人がこの町に残された。
今の私たちにとっては季節の花や旬の魚や虫の音、そんなものが日々の大きな楽しみになっていた。

妻はこの頃一日のほとんどを長椅子に座って過ごすようになった。
寝巻を着たきりなので、数日ごとに着替えさせている。
「オスカル、着替えをするよ」
声をかけて彼女の身体を寝台へ移動させる。
元々細い体型だったが、この頃は身体がとても軽くなった。
あとどれくらい一緒にいられるのだろうかとふと心配になる。
温かい湯を絞った布で身体を拭く。
妻は気持ちよさそうに身をゆだねている。
彼女の腕を取る。私と同様、年相当に皺が寄り、しみが浮き出ている。
しかし私にとっては今でもこの世で最も美しい女性だ。

「アンドレ、湖のほとりに鷹がいる木を見つけたんだ。午後抜け出して見に行こう」
「うん、行こうな」
「ばあやに見つかるなよ」
妻の目は遠い過去に向いている。
話をするのは子どもの頃に二人で探索した屋敷の中や森や高原でのことばかりだ。
もういない人の話をしたりする。
心も子どもの頃に還っているようだ。

一緒に寝台に横たわり、妻の肩をゆっくりと撫でおろすと彼女は恍惚とした表情を浮かべた。
私は妻の肌に触れるのが好きだし、彼女も私に触れられるのを好む。
ただ性交に至るようなことは近年あまりない。年に1度もあるかないかだろうか。
妻に触れる。彼女も気が向いたときには私に触れてくれる。
お互いに労わり合うように撫で合い、子猫がじゃれ合うように満たし合う。
「アンドレ・・」
妻の声が、鈴の音のように心地よい。
私は妻の手を取って唇にあてた。
彼女は穏やかな瞳を私に向けていつものように微笑んだ。

終わり
0525名無しさん@ピンキー2015/12/12(土) 05:08:58.19ID:CNcjPEHq
>>563
ここはスルーするのが原則のスレですが、敢えて厳しい事を言わせて貰う。
どこがエロパロなんスか。
場違いも甚だしい。
個人サイトもしくはブログでやるべき。

近頃の「エロ薄」と注意書きすればどんな代物でも構わないという風潮も、いかがな物かと思う。
ここは自己満足の為の表現の場ではない。
05265252015/12/12(土) 05:11:12.30ID:CNcjPEHq
失礼。
(誤)>>563
(正)>>523
0527名無しさん@ピンキー2015/12/12(土) 08:08:07.55ID:hB0/xZsc
そうだな
エロ薄もしくは無の投下を続けてくれているのは注意書きからして同じ職人だろうけど
>>523はちょっとひどいね
他に載せる所がないからエロパロに投下してるんだろうけど
エロ無しのジジババ話とかもうエロパロから遠く離れ過ぎてる
0528名無しさん@ピンキー2015/12/12(土) 09:01:51.94ID:awDhnHh8
アランの精子は苦い。苦くてむせるゴーヤのような味
フェルゼン精子は甘ったるい。口に残るしつこい味
アンドレの精子は濃厚。飲みごたえのあるドロリとした感触
ド・ギーシュの精子は臭い
0530名無しさん@ピンキー2015/12/12(土) 18:20:43.93ID:qv9OZYID
アンドレのピストン運動を生々しく表現したオスカルの功績は大
0532名無しさん@ピンキー2015/12/13(日) 09:32:16.12ID:Z2P7eUnk
ジョゼフ殿下の精子は極上。味、濃さ、香り全て文句無しの最高級品
0533名無しさん@ピンキー2015/12/15(火) 20:33:38.06ID:Bdftx8YQ
>>531
そんな安らぎや穏やかさ、エロパロスレに求めていない。
別んとこに書きゃいいシロモノ。
0536名無しさん@ピンキー2015/12/15(火) 23:06:15.09ID:KM3EQcE6
OA レモン ※ストーリーなしやっているだけ、ゲロ甘、あまりエロくもない三重苦で大変失礼します。

夜、一日の仕事が終わり、彼女の部屋を訪ねる。就寝前の貴重な時間だ。
入口で一応声をかける。
「入っていいか?」
「ああ」
この時間には彼女はたいがい読書しているか、ワインを飲んでいるか、バイオリンを弾くかして夜を過ごしている。
扉の錠を締める。
彼女は彼に背を向けて窓の方を向いていた。窓は開け放したままでカーテンが風に揺れて舞い上がった。
「風が・・」
窓際に近づくと手を伸ばして高い所にある窓を締めた。
風の音が止み、静けさが部屋に満ちる。
彼女の方に振り返えると、予想通り、彼女は背を向けた方向を見ている。
いつも、この時間をどういう顔をしたらいいかわからずに、彼女は顔を見せまいとする。

後ろからわざと少し音を立てて彼女に近づく。肩に手を伸ばすと彼女はぴくりと反応した。
彼女の肩を自分に引き寄せた。髪に顔を埋め、首筋に唇を触れながらそっと服の上から胸に手を這わせた。
彼女はされるがままに固まっている。
指が彼女のブラウスの中に入り、直に肌に触れる。
指先が頂点を捉える。胸先をつまみあげ、ゆるゆると動かすと彼女はため息を漏らして頭を預けた。
「・・ふ」
かすかに眉をひそめ、目をつぶったまま頬を紅潮させ喉をそらせたその様はたまらなく官能的で、もっと乱したくなる。
耳から首へと口づけを這わせる。
ふっと力が抜けた瞬間を見計らって横抱きに身体を持ち上げ、床に運んだ。

服を脱ぐ間、彼女は目をそらせる。
はやる気持ちを押さえながら、彼女の服を静かにゆっくりとすべて取り去る。
彼女にかぶせるように口づけを与えた。
仰向けにそっと倒すとそのまま口づけを深める。
吐息が漏れ、彼女の気持ちが高揚してくるのが肌の熱さから伝わってくる。
胸を揉みながら舌をからめとる。
しばらく夢中で腔内を犯し合う。息が自然に乱れてきた。
つと体を起こすと、彼女に体重をかけないように腕で上半身を支えながら、顔を彼女の胸に近づけた。
唇を胸先に触れるか触れないかという接触を繰り返し、わずかに離れたところから息を吹きかけると彼女は困ったような顔をした。
そっと舌先でつつく。
胸先をつついては離し、また唇を近づけてはさみ、舌で触れ、甘噛みする。
強く吸い込むと彼女は顔を左右に振って髪を乱した。今にも泣きそうだ。
「辛い?」
「・・いや」
「どうして欲しい?」
彼女は切なげに眉根を寄せてふるふると頭を振ったが何も答えなかった。
「言わなきゃ、わからないよ」
手を彼女の腿の内側に這わせながら、舌で胸先をからめ取るように弄んだ。
指と唇と舌先の動きで強弱をつけて刺激すると彼女が耐えかねたように何かをつぶやいた。
「聞こえない」
「・・やめ・・ないで、そのまま・・」
「そのまま、何?」
彼女はいっそう頬を染め、顔を横に向けると頑なに唇を引き結んだ。
0537名無しさん@ピンキー2015/12/15(火) 23:06:45.75ID:KM3EQcE6
彼女の身体を抱き寄せた。
身体が火照っているのがわかる。彼女は恥じて目をぎゅっと閉じた。
「好きに・・しろ」
彼女は苦しげに言った。
不満げに掌でさわさわと毛を撫でる。
円を描くようにわざと核に触れないで手を這わすと、彼女の身体がじれて蠢いた。
吐息が漏れ、太腿が震える。
両手で乳房をもみしだきながら、彼女の肌に唇を押し付ける。だんだん下の方に口づけを移していく。
唇が下草に触れた。こじ開けるように鼻先を彼女の脚の付け根にねじ込ませた。
舌を彼女の内部に侵入させるとその身体がびくんとはねた。
抵抗し懇願するような彼女の嘆きが聞こえた。
彼女はいつも、感じているさまを最初は隠そうとする。
羞恥と快感が彼女の中でせめぎ合い、最後にはいつも快感が征服する。この瞬間にたまらなく興奮させられる。

鋭い叫び声が漏れ、彼女は激しく身を震わした。
大きく広げられた両脚の間で彼女のその場所が濡れそぼり、ひくついているのを確認した。
なだめるように掌で撫でると切なげな声が漏れ、彼女の身体がさらにびくびくと揺れた。
「ああ、もう・・」
「もう?」
「・・だめ・・きて」
少しずつ体重をかけながら侵入する。
ゆるゆると腰を動かしては止め、また動かす。
律動を始めると彼女は喘ぐような声を漏らして脚をからめてきた。
二人の身体が密着し、一気に奥まで突き入れる。
だんだん、息が荒く、動きが激しくなる。
彼女の身体が痙攣した。
「きて」
彼女の声を聞くか聞かないかのうちに達していた。

彼女の上に倒れ込む。
息が静まるまでしばらく抱き合ったままでいた。
しばらくして名残惜しげに身体を離し、起き上がる。
彼女は汗でぬれた前髪をかきあげて微笑んだ。
「このまま朝までここにいるか?」
「そうしたいところだけど、朝、部屋から出る姿を見られるわけにはいかないから」
口づけし、服を着て部屋を出る。

まだ深夜とはいえない。
夜に彼女の部屋を訪れることは従来珍しいことではなかったので、特に人目を気にすることはなかったが一応気を配る。
もっとも目ざとい女中たちは傍目にも明らかな変化にとっくに気が付いているのだろうと思う。
この頃彼女はもう男性に間違えられることが全くなくなった。

終わり
0538名無しさん@ピンキー2015/12/16(水) 00:41:48.97ID:gqONNNZK
OA アラス宿 ※軽く強(引)姦ご注意
OAは10代に酔っ払ってやっちゃったけど覚えていない・・と少し前にスレで書き込みがあったので、それ借りました。
こうの史代『長い道』の一場面と表サイトSS(酒場で酔っ払ったAがOに抱きつく話)の影響もあり。ありがちな上、長々と6話で失礼。


フランス北部・アルトワ州アラスには国境と港に近い地特有の活気が漂っていた。
ジェルジェ家の若き次期領主とその幼馴染の従僕は、今日も朝早くから領地を管理している地元の人たちを訪ねて回っていた。
二人が定宿に戻ってきた時には既に日が暮れていた。

宿の親父が腕を振るった海産料理と地元産の醸造酒を二人はゆっくりと味わった。
明日にはもう岐路に着く。
彼女の頭にはまだ、数日前にこの宿屋で出会った地元の若い弁護士の言葉が引っかかっていた。
べルサイユでは聞いたことのない王室批判に最初は驚き、憤った。
しかしここ数日の領地視察を経て、彼女はこの地の人びとが持つ歯に衣着せぬ文化に心地よさを感じ始めてもいた。
しばしば国外から侵略され、異文化を取り込んできた港町の気質だろうか。
(これからのフランスには国王陛下にはっきりと進言できる人材が必要なのだろう。もとより私が懸念する事項ではないのだが・・)
「随分異なるものだな」
ふと口に出た言葉を、従僕は珍しい料理と地元の酒のことと受け取った。
「うん不思議な酒だな。いくらでも入ってしまう」
普段、彼女よりよほど下戸の彼が今夜はどんどん杯を進めている。
飲みやすく気分が高揚する酒で、なんだか自然に笑いたくなってきた。
彼女ももともといける口なので、いい気分の彼につきあっているうちにすっかり寛ぎ、飲み過ごしてしまった。
0539名無しさん@ピンキー2015/12/16(水) 00:42:25.83ID:gqONNNZK
気付いた時にはかなり夜も更けていた。
「だいぶ遅くなったな。そろそろ休むか」
席を立とうとして、彼はぐらついた。酔いが脚に来ているらしい。
「なんだ、立てないのか」
「大丈夫、まだまだ、このくらい」
彼はふわふわした笑い顔をしてみせたが、若干呂律も回らなくなっているようだ。
「しっかりしろ」
彼女はしかたなく彼に肩を貸して階段を一歩一歩昇らせた。
二階にあてがわれた彼の部屋まで入り、ベッドの上に仰向けに寝かせた。

(とりあえず、万が一吐いたときのために横向きにしておいた方がいいのか?
 ここまで酔いつぶれるとは珍しいな・・)
眠っているような従僕の顔を眺めていると、彼は急に息を切らせて彼女の名を呼んだ。
「ハッ、オスカル・・」
「なんだ、苦しいのか?」
彼女が覗き込むと、彼はいきなり彼女の頭を引き寄せ、強引に口づけした。
勢いづいて彼女の身体が寝台の彼の上に倒れ込む。
「なっ?うっ・・」
逃れようともがいたが、彼女にも酔いがまわっているのか、なぜか力が入らない。
彼は意外なほど強い力で彼女を抱きすくめた。
彼女はばたばたと足を動かして身を離し、ようやく彼の唇を逃れると、その手を振り払って起き上がった。
「ふざけるな!」

叱りつけようとしたが、のほほんとした雰囲気でへらへらと笑っている従僕の様子に拍子抜けする。
「お前・・、わかってやっているのか?」
「オスカル・・」
黒く深い目がまっすぐに彼女を見つめた。彼女はなぜだか急にドキンとした。
「オスカル、好きだ。入れたい・・」
「ばかものっ、正気に戻れ!」
真っ赤になった彼女が彼の顔を張ろうとすると彼はひょいとかわした。
彼女は勢いを逆に利用され、彼の下敷きになる形でベッドに押し付けられた。
「はなせっ!」
「やだね」
彼はくすくす笑って、彼女をくすぐりだした。
「おい、やめろ」
内心焦りながらも、彼女もつい笑い出した。笑いが止まらくなってくる。
「あはは、苦しい。助けてくれ」
0540名無しさん@ピンキー2015/12/16(水) 00:43:07.39ID:gqONNNZK
彼の手が肩に掛り、彼女のシャツを滑らせて脱がそうとした。
「待て、無茶するな。破くな」
酔っている割には器用に彼の指が彼女のシャツの釦を外していった。
(まずい、この状況は・・)
さすがに彼女の頭が冷えてきた。
「ちょ、ちょっと待て。話し合おう、なっ」
彼はかまわず彼女のシャツを開いて胸を露にしていった。
「待て!アンドレ、目を覚ませ!」
「大丈夫、だいじょうぶ・・」
もみ合っている隙に彼の手が彼女の乳房に触れた。
手が胸の膨らみをたどり、すくいあげる。指先が乳首をつまみあげた。
背中にしびれるような感覚が走り抜ける。
(やばい。こいつ、上手い)
頭は妙に冷静だが、触れられた場所から次第に敏感な部分が広がっていくようだった。

彼は頭を下にずらすとチュッ、チュッと音を立てて彼女の腹あたりをキスし始めた。
どこからともなく(自分の腰のあたりから)メロディが聞こえるところをみると、彼は鼻歌を歌っているようだ。
(何なんだ、一体)
彼女はあきれた。
(酔ったからといって、こんな風になるものか?)
彼は起き上がると楽しそうに自分の服を脱ぎ出した。上着とシャツをはぎ取り、無造作にブーツとキュロットを下す。
彼女の目の前であっという間に全裸になった。
見てはいけないと思うのだが、つい、目が・・離せない。
普段の彼は、中性的とまでは言わないが、出来の悪い弟のようなものであまり男っぽさを感じさせなかった。
しかし衣服を取り去って現れた裸身は意外なほど逞しく、眩しかった。
女の肉体との違いを意識せざるを得ない。
(男、なんだ・・。一応こいつも)

相手が完全に正気でなさそうなことも手伝い、自分がシャツの前をはだけた半裸姿であることも忘れて
彼女はついつい初めて見るヒトの男根を凝視してしまった。
ふいにいたずら心が湧き上がってきた。
(酔っぱらっているんだし、ちょっとぐらい触っても、後で覚えていないかも・・)
彼女はそっと手を伸ばし、立ち上がりかけて少しカーブを描いている彼の男性器に触れてみた。
柔らかいとも堅いとも言えない、滑らかな皮膚の感触が手に心地よい。
それに触れて安心感を得られることに自分で驚いた。
彼女は不思議な高揚を覚えた。
(たの・・しい)
0541名無しさん@ピンキー2015/12/16(水) 00:43:49.15ID:gqONNNZK
触られて、彼女の手の中で彼のその部分は次第に硬く立ち上がってきた。
先端が濡れてくるのがわかり、彼女はどきまぎして慌てて手を離した。
彼の目が熱っぽく彼女を射すくめる。彼女はどんな顔をしたらいいのかわからなかった。
「あ、いやその、すまん、これは・・」
彼はまだどこか覚束なげな視線ながら、彼女を胸に引き寄せ抱きすくめた。
汗と酒と、圧倒的な男の匂いにくらくらする。
彼はもう一度彼女に口づけした。
わずかな唇の隙間から舌が侵入してくる。
酔っ払ってタガが外れているせいか、彼は大胆に彼女の口腔内を攻め立てた。
離れようともみ合っているうちに双方の口から吐息が漏れる。
「はあっ」

彼は彼女を掴んだまま自分の身体から少し離すと、その半裸の胸をじっと眺めた。
見られているという意識に身体の芯が熱くなる。
乳首が次第に硬く立ち上がってきた。
(ばかな、こんな・・)
彼の指に唇の表面を撫でられると、ざわとした感覚が走った。
なぜこんなに懐かしい気持ちになるのだろう。なぜ泣きたくなるのだろう。
ふいに彼の身体に脚を絡めたいという強い衝動を感じ、彼女は必死に押し殺した。
動揺して彼の胸を押しのけようとすると、彼は彼女の両腕を掴んで逆に身体を密着させた。
硬く屹立した男の欲望が彼女の腿に触れる。
彼女はもう何も考えられなくなった。

彼は彼女の胸に顔を近づけた。予感に彼女は目を瞑った。
胸先に触れるか触れないかという彼の唇の感触が彼女をじらせる。
いきなり胸先を吸われ、耐え切れずに彼女は声を洩らした。
両腕の自由を奪われ、舌で執拗に胸先を翻弄され、身を捩っても逃げられない。
彼女はすすり泣いて許しを乞うた。
これ以上の刺激には到底耐えられそうもない。
圧倒的な鋭い快感に捉えられ、彼女は低く悲鳴を上げた。達してしまったようだ。
満たされたという思いと同時に、さらなる刺激を切望して身体がうずく。
身体中全てがどうしようもなく熱い。
彼女はもう待てないと思った。しかしどうして欲しいと彼に言うこともできなかった。
恐ろしいほど彼が欲しい。こんなことを思う自分に涙がにじむ。
彼女の手が伸びて彼の男性に触れ、本能のままに動いた。
0542名無しさん@ピンキー2015/12/16(水) 00:44:20.79ID:gqONNNZK
彼は彼女のキュロットをはぎ取ると、ベッドの上に押し倒した。
掌が唇が彼女の身体中を這い回る。
彼女の内腿に彼の頭が割り込み、舌が叢をかき分けた。
最も敏感な場所を彼の舌が這い回り、彼女は喉をそらして荒い息を洩らした。
彼の手が彼女の両腿を開こうとしている。彼女は自分がしどとに濡れていることを知られたくなくて抵抗した。
彼は両手でたやすく太腿を押さえつけると体重をかけて彼女の両脚を開かせた。
「や・・め・・」
極限まで開かされ晒されて、彼女は唇をかみしめた。
「いい眺めだ・・な」
「・・言うな」
彼の指が彼女の茂みに入り込んだ。指先で性器を広げ、先端を露にする。
彼女の襞をたどり、撫で回した。
指が濡れて滑らかさを増していく。指先が蠢き、彼女を苛む。
「声出せよ、オスカル」
「誰・・が」
なぶるような言葉に膝が震えた。
濡れた彼の指が彼女の敏感な先端を剥いた。
彼女はのけぞって震えた。
胸の先を彼の舌が吸う。
「あっ、ああっ」
彼女は彼の首に手を回してしがみ付いた。
身体の奥が収縮し全身が跳ね返る。
彼は彼女をきつく抱きしめた。

彼は腰を押し付けるように彼女に挿入した。
彼女は両脚を出来る限り大きく開いて彼を迎え入れた。
ゆっくりゆっくり、熱く堅くぬめる塊が彼女の中に潜り込む。
(ああ、これが・・)
熱く濡れそぼっていたその場所が圧倒的な存在感に占められていく。
初めてにもかかわらず、それが待ち焦がれた感覚であることが彼女にはわかった。
彼女は喉を反らした。
「あっ・・、いい・・」
身体の中で波が打ち寄せては引くように律動が押し寄せ、何度も翻弄される。
自分の身体がこんな反応をすることになんだか泣きたくなってきた。
いつの間にか彼の身体に両脚を巻きつけていた。

身体の奥深くを突き上げられるたび、大きな声を上げたくなる。彼女は敷布を噛んで耐えた。
彼が動きを速めるとさらに強い渦に巻き込まれた。
身体の最奥に彼の脈動感が伝わり、全身がびくびくと震えた。
彼は低く呻いて身震いすると、彼女の上に倒れ込んだ。
彼女の耳元で荒い息をついている彼の身体を彼女は抱きしめた。
安堵感が身体に満ち、つと涙がこぼれた。
(・・不思議なくらいだ)
身体の興奮が徐々に静まるにつれ、むしろ多幸感に包まれるような気がした。
0543名無しさん@ピンキー2015/12/16(水) 00:44:52.49ID:gqONNNZK
気が付くと、彼の体重が彼女の上に重くのしかかっていた。
彼は軽くいびきをかいて眠っていた。
彼女は彼を起こさないようにそっと起き上がった。
苦労して彼に寝巻を着せると、あたりの痕跡を片付け、部屋を出て自分用の客室に入っていった。

次の朝、彼の様子に特に変わりはなかった。声も屈託ない。
「オスカルおはよう、夕べは飲みすぎたな」
「たまには羽目を外すのもいいさ。それよりお前、二日酔いじゃないのか?」
「そうでもないんだ。いい夢を見たし、なんだか体も軽い」
「それはよかったな」
彼女は平然と答えた。
彼は彼女の顔をそっと見たが、何か意識している気配はないように見えた。
(夢か、それとも、まさかね・・)
彼は頭を振った。

出発に当たり、彼女は宿の亭主に世話になった礼を述べた。
「そうだ、今度あの若い弁護士が寄ったら、話せてよかったと伝えてくれないか」
宿の親父の顔は誇りに輝いた。
「もちろんですとも!マクシミリアンは貧乏人からは金を取らない、清廉潔白で聞こえた弁護士でしてね」
「うむ」
頷きながら、彼女は何気なく付け足した。
「ところで、夕べの酒だが、何か言われでもあるのか?」
「気に入られましたか?陽気に酔える割に二日酔いしないと評判の酒なんです。この地方の愛好家の自信作でして、
 自家用に作っているものを特別にうちで分けてもらっています。お土産用に少しお持ちになりますか?」
「うむ、頼もう」
亭主に見送られ、二人はパリに向けて馬を出発させた。

終わり
0544名無しさん@ピンキー2015/12/16(水) 01:21:01.39ID:Kzdp40BK
久しぶりに来たらSS来てたー!

変にグロくないからあなたの文章好きですよ
0545名無しさん@ピンキー2015/12/16(水) 03:51:22.29ID:Xb8nM6zs
子どもの頃、アンドレとオスカルの契りを見て性に目覚めた
0546名無しさん@ピンキー2015/12/16(水) 07:37:40.37ID:OQQ7QlTt
GJ!
酔った勢いってのはありそうだ
拒否されなくてよかったぬ
0547名無しさん@ピンキー2015/12/17(木) 14:03:02.31ID:pczTEG3M
お土産としてもらったって事は、邸に戻ってからもそれを飲ませてってことか
0550名無しさん@ピンキー2015/12/19(土) 22:56:00.03ID:HPj4sR0m
本スレに書き込んだら怒られそうだからこっちに書くけど
新エピソードのドレスオスカルってオスカル本体の「女性の部分」なんだよね?
もしかしてオスカル本体がアンドレとSEXするまでずっと幻覚としてオスカルの前に表れるっていうオチだったりして
0551名無しさん@ピンキー2015/12/20(日) 01:31:11.93ID:8T1QtmwC
新作ずいぶんと踏み込んだ話なんだね。
まだよんでないけど…
場合によっては妄想膨らむね
0552名無しさん@ピンキー2015/12/20(日) 09:33:36.79ID:197aIm1k
>>550
せっくるするまでじゃなくて告白してキスするまでぐらいがいい
エロパロ的には同意だけどね
0553名無しさん@ピンキー2015/12/20(日) 12:00:07.55ID:E213kGFE
どっちにしてもOAいちゃいちゃシーンをちらっとでもおがめそうでwkwk
0554名無しさん@ピンキー2015/12/20(日) 15:31:57.03ID:PbDr/aXt
拝めそうではあるけど、あの顔か
アンドレはいいんだけどな
0555名無しさん@ピンキー2015/12/20(日) 18:49:17.74ID:JpdQhVfl
編集にオスカルを馬面に書かないように言われてるんだろうな
0556名無しさん@ピンキー2015/12/21(月) 22:31:38.70ID:K43SVttx
後編でオスカルとアンドレのイチャコラシーンはあるのかしら
下手したらフェルゼンと踊っただけでオスカルの女の部分が満足しちゃって
消えちゃいました〜ってENDも考えられる…
0558名無しさん@ピンキー2015/12/21(月) 23:26:00.58ID:R/yiczTl
あり得る。
でも出動前にアンドレの妻になろうって意識があったってことは
まだあの時点で女としての人生に未練?執着?があったのでは
どうなんだろう
0559名無しさん@ピンキー2015/12/21(月) 23:41:24.76ID:ZpMZuDPr
あんなに官能的な側近がいてお嬢様が性に目覚めない方がおかしい
0560名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 00:18:55.70ID:qx5uVW4n
>>559
OAの官能性は、相互作用だと思う。
何度も言われてる事だが、リボン・アンドレはどーでも良い描かれ方だった。
0562名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 09:56:41.28ID:zHAh2Hk4
>>556
さんざん期待させて落とす
あり得そうw


本作でもさんざんお預け状態だったアンドレだけど、新作でもお預け食らいそうw
そしてさらに野性味が増してセクシィ部長並みの色気を放つキャラに
しかし今の絵で今宵一夜の焼き直しをしたら生々しくなりそうだw
0563名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 10:31:28.23ID:QsocTGuF
ジャルジェ将軍が不細工な男をオスカルの従僕にしてれば
ジェローデルとすんなり結婚したかもしれない
0564名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 10:40:03.38ID:zHAh2Hk4
まさかだけど今宵一夜のきっかけがドレスオスカルじゃないよね
ドレスオスカル「いつまでも男またせてんじゃねーよ」
オスカル本体「うるさい、ベットに誘惑すればいいんだろ」
ドレス「よっしゃーその調子」
本体「こわ…い…」
ドレス「(ノ∀`)アチャー 」
アンドレ「もう、待たない」
本体「おまえのものに」
0566名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 14:33:47.69ID:ZD94Z6Wd
やっぱりオスカルもチンポをしゃぶりたいと日々思っていたんだろう
0567名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 14:59:49.74ID:bwsHeIAH
>>563
マジレスすると貴族の従僕は見目麗しくないとなれなかったらしいから
不細工な男が側に侍るってことはありえん
0569名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 15:50:25.75ID:ZD94Z6Wd
アンドレが不細工だったらジャルジェ家に引き取られていなかった
0570名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 15:56:54.55ID:P0BQwvMe
オスカルがブスだったら普通に女の子として育てられてたかも
近衛は美しくないと入れないからね
0573名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 21:23:06.69ID:P0BQwvMe
いやいや底辺の軍じゃ意味ないし
ジャルパパの思いを知らんの?
0574名無しさん@ピンキー2015/12/22(火) 22:36:16.63ID:kUO3vASE
海軍とかやるわけにはいかないしな
結局パパの権力が及ぶところじゃないとな
0577名無しさん@ピンキー2015/12/23(水) 06:48:55.35ID:N58UlFIH
いやいや待て待て、ドレスオスカルの結婚式のシーンに現れた仮面の結婚相手

彼が新エピでのオスカルの恋の相手だとは考えられないかね
アンドレとはまだ幼馴染、フェルゼンにはこれが恋なのかしら?って微妙な時期に
幻のドレスオスカルに導かれて新キャラと一回寝ましたwてへって超絶展開だったらめっちゃ笑うわ
0582名無しさん@ピンキー2015/12/23(水) 14:45:50.48ID:ohL7gzj6
この先の「女の…こ…ころ…」あたりで
弱った本体をドレスオスカルが乗っ取って大暴走とか
予想を裏切る展開でポカーーンとなりたい気もする…
0583名無しさん@ピンキー2015/12/23(水) 14:53:36.48ID:6OMm6yXD
>>582
大暴走して、アンドレやきもきして、本人は全然覚えていなくて憑き物落ちてサッパリというのもいいな
0584名無しさん@ピンキー2015/12/23(水) 19:57:07.62ID:zDk6hDDr
暴走したドレスオスカルがあちこちで男とやりまくるSS下さい
モブ相手でもいいし一穴一棒がいいならアンドレでもフェルゼンでも誰でもいいです
0586名無しさん@ピンキー2015/12/24(木) 00:50:52.15ID:rmdnQc2T
ドレスオスカルは実は淫乱とかだったらどうだろう
普段色々気持ちを圧し殺してるから…
0588名無しさん@ピンキー2015/12/24(木) 13:24:23.58ID:aBDopXMT
青姦の衝撃に比べたらドレスオスカルとおりぼんアンドレのセックルくらいへーきへーき
0590名無しさん@ピンキー2015/12/24(木) 15:23:22.46ID:GzDWa3vm
ドレスオスカルがアンドレ誘惑して一度寝て、オスカル本体を諦めるなというヲチだったりして
0591名無しさん@ピンキー2015/12/24(木) 17:01:28.69ID:a77wOzOz
ジェローデルとソフィアのが読みたい
あんまり人気ない組み合わせかな…
新エピ読んで以来ジェロが好きなんだよなあ、禁欲的な感じも素敵
0592名無しさん@ピンキー2015/12/24(木) 17:57:22.43ID:ZQ2y2L59
>ジェローデルとソフィアのが読みたい
ぐちょぐちょなやつなら読んで見たい
かしこまったやつならイラナイ
0593名無しさん@ピンキー2015/12/24(木) 18:08:02.42ID:bkEVOHrh
>>592
同じようなこと書こうと思ってたw
二人ともガチガチに抑制してるから理性をとっぱらって獣になったのが読みたい
0597名無しさん@ピンキー2015/12/25(金) 18:22:04.16ID:IZ5g77fO
オスカルおたおめ。
誕生日記念で誰かエロパロ求むよがちで。
0598名無しさん@ピンキー2015/12/25(金) 18:24:16.77ID:IZ5g77fO
誰か12巻読んだ?
ジャルパパド変態てことに勝手に萌えてるんだが。
0599るな子2015/12/25(金) 19:10:48.86ID:IZ5g77fO
個人的にAL×Oが読みたいので誰かお願いする
0600名無しさん@ピンキー2015/12/25(金) 23:15:38.55ID:XlDwGoau
>>598
そんなエピソードをまだ幼い子供達に話して聞かせるジョルジェットもなかなかw
あの話はウリアス様も密かに幸せになれてよかった
0601名無しさん@ピンキー2015/12/26(土) 16:42:57.33ID:Zoxv/G5w
ttp://digilander.libero.it/LittleCorner/tav_02_03_sito_SM.jpg
何語なんだろう?
0612名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 10:08:29.96ID:o/SScRcL
>>611
すげー、よく見つけたなあ
Laura Luziでぐぐったけどこの人が薄い本の作者なのかな
0614名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 11:23:45.50ID:5qeYnUse
エロなんて世間に腐るほどあるけど
でも、ベルばらじゃないと全然萌えないんだよね
0616名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 12:10:30.92ID:s5LmZjvV
日本のベル虹もこのくらいのレベルだったらいいんだけど
0618名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 13:37:02.85ID:5qeYnUse
>日本のベル虹もこのくらいのレベルだったらいいんだけど
一般主婦の暇つぶしだから、仕方ないんじゃない
0621名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 15:45:27.86ID:HX9YZT8i
西洋言語の人でも、日本の作品で二次活動すると台詞が縦書きになったりするんだとびっくり。
0622名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 19:31:37.26ID:4a6RgSBC
ttp://digilander.libero.it/la2ladyoscar/Calendar/passion.htm
10年くらい前のカレンダーらしい
0626名無しさん@ピンキー2015/12/28(月) 06:54:37.49ID:ye1xO3VY
海外のファンアートはアニメ絵ベースでもったりしたのが多いけど
この人のは萌えるな
0630名無しさん@ピンキー2015/12/30(水) 00:02:14.46ID:r4Ij1i7j
この人のオスカルの胸の描き方が好きだなあ
変に爆乳化したりしないとことか
0632名無しさん@ピンキー2015/12/30(水) 16:37:17.15ID:RiqEe7H6
>>601
の続きはどっかで読めるの?
HPさまよってもわからん
教えてちゃんスマソ
0633名無しさん@ピンキー2015/12/30(水) 19:35:20.31ID:5Dt230z5
>>632 読めない
たぶん同人誌を何冊か出していて、その中の一場面か、宣伝用?のポスターかなんかみたい
0634名無しさん@ピンキー2015/12/30(水) 19:49:17.67ID:/C68u0lB
632じゃないけど同じ事思ってたから633ありがとん
また何か情報あったら教えてクダサレ
0635名無しさん@ピンキー2015/12/30(水) 22:52:18.39ID:RiqEe7H6
>>633
お答えありがd
残念だけどHPのいろんなイラスト眺めて満足するよ
それにしてもこのスレでの人気w
管理人はここ何日か日本からのアクセス増えて??となってるかもww
0636名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 00:23:46.47ID:y99y1vgK
>>629
これは第六回、ってなっていて、第一回を見るとオスカルが妊娠してアンドレと
小さな家を探して住んで、みたいな話のようで読みたい、読みたいけど
イタリア語じゃあどうしようもない。海外の二次は大抵イタリア語かフランス語
なのでくやしー。せめて英語にしてほしいんだけど英語のはほとんどない・
0637名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 03:09:26.98ID:UCCHtti0
姫はじめおけおめ
幻覚を見るオスカルを心配したアンドレが将軍に相談
ストレス解消のためにオスカルの性欲処理を命じられるアンドレください

もしくは教会の参列者が男だけだったので婿選びのために
新郎含むそいつらに次々に犯されるとか
0638 【豚】 2016/01/01(金) 05:48:27.54ID:blJWeOEa
1月4日発売の後編の内容次第では職人さんが降臨してくれると願ってるお
0641名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 17:18:25.11ID:LF9dwu2x
>>611
ありがとサン
海外なら叩き婆や凸婆も手がでないだろうから
いいものがあるかもしれない!
と期待してしまうなようなサイトだにゃ

>>638
うまい下手で叩かれるならいいが爺婆で文句がでるようなら
書いてくれるかなあ
まあ職人さんには気にするなというしかないがな
0642名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 18:51:48.85ID:P16ojccs
この前はスレを私物化等文句ばかり言ってたのに調子いいもんだな
0643名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 19:00:33.67ID:hGp9aYok
>>641
いろんな人の絵とかSSとかあるみたいだから、編集(投稿?)サイトなんだろう
相当長くやっているみたい
0644名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 19:28:06.16ID:hGp9aYok
>>628 遅くなったけど、801スレ前スレのクリスマスプレゼントってやつのことだね
Eva Villaって書いてあるから違う人みたい
タイトル「Alain e Andre」、 e って and じゃないかな
0645名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 21:00:47.00ID:hGp9aYok
>>641 いやいや、論議を醸した話も結構ありそうだ。リンク切れで読めなかったけど、章ごとに警告が付いている英語SSもあった
こんなの
 レイプ(冬の話) 
  警告!!!レイプとセックスシーン
  警告!中絶(挿絵!!!)
  警告!結婚
ttp://digilander.libero.it/LittleCorner/Fanfics/Mainfanfics.htm
子どもの頃にアニメ観た人たちが大人になってやってることだろうから、「私の聖域を汚した!」とか怒った人もきっといるだろうね
0646名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 22:13:39.09ID:uLu5R37+
警告!セックス!(sexual intercourse!)
警告!やおいセックス!(yaoi intercourse!)
もあった

パリで酔っぱらって大げんかの時→やっちゃう
みたいな話もあった
0648名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 23:17:59.29ID:uLu5R37+
調子こいてlady oscar fanfictionでググったら
ジャルジェ将軍がSM嬢みたいな姿してる絵が出てきた
0649名無しさん@ピンキー2016/01/02(土) 05:22:01.99ID:lfh4R8F6
OA生存妄想など一向に楽しめない。
出産、ましてや共白髪なんて全く興味を持てないし、どうしてもその後の、世界史的にも最悪クラスのテロリズムが横行した歴史的背景を併せ考えざるを得ないから。
0650名無しさん@ピンキー2016/01/02(土) 06:38:38.94ID:Yf8UrvW6
そういうことはね、愚痴スレに書き込んだ方が良いですよ?
0651名無しさん@ピンキー2016/01/02(土) 07:14:57.91ID:PMyCN/Vm
単にスレ違いなもの投下しなければいいだけのことじゃん
なんでスレ違いを指摘した方が悪いみたいなことになってるんだ?
あほか
0652名無しさん@ピンキー2016/01/02(土) 10:19:04.30ID:kqgOZroc
>>648 見ちゃったw 後ろのジェロポスターに口紅キスマークがあるやつね
萌の世界は奥深いものだな
0653名無しさん@ピンキー2016/01/02(土) 13:34:08.30ID:lfh4R8F6
んん?
通りすがりの者のふとした疑問ですが、愚痴スレってどこなん?
池田関連スレって、どんだけ乱立してるのか。
2chオタじゃないから分からないよ。
冒頭の注意書きにも別に書かれてないし。
0654名無しさん@ピンキー2016/01/02(土) 14:28:32.57ID:Xwt97HOj
>>648>>652
ジャルジェ将軍がSM嬢みたいな姿してる絵
後ろのジェロポスターに口紅キスマークがあるやつ

画像検索したけど見つけられない
教えてつかぁさい
0656名無しさん@ピンキー2016/01/02(土) 16:41:05.33ID:3Ok79LEJ
長く生きればいいというもんでもないよとは思うけど、爺婆エロ妄想はご自由どうぞ
0657名無しさん@ピンキー2016/01/02(土) 17:37:08.90ID:kqgOZroc
>>654 さっきはあったけど、ないね。毎回同じ絵が検索に出てくるわけじゃないのかな
代わりにこれでもどうぞ(注意:挿絵に男の尻)
ttp://digilander.libero.it/la2ladyoscar/Fanfics/Sydreana/unsafe4.htm

>>646 すっげ リンク切れでタイトルしか読めないけど、
「警告!この話は正気を失った心が書いてます!」「やよいキスと醜い奴隷老人」「アランとニコラス」「アンドレとベルナール」
とか、懐深いな 暗い話も多そう
0658名無しさん@ピンキー2016/01/02(土) 21:23:22.57ID:fl5a4LOa
調子こきついでにもういっちょ

lady oscar fanficttion画像検索で、
よく知らんのだが海外のピクシブみたいなの見ると、
裸で二人がベッドで抱き合ってるのをたくさん描いてる人がいる
(抱き合ってる程度で大したことはない)
あと、対面座位で乳吸ってるのとか描いてる人もいた
当然mature案件なんで、見るには生年月日聞かれる


結構日本の二次絵描きの有名どころが(おそらく本人知らんのでは?)
転載されてるのも見る
0661名無しさん@ピンキー2016/01/03(日) 01:22:34.63ID:F+zv6SDA
>ジャルジェ将軍がSM嬢みたいな姿してる絵

検索して見てきたw
これはどういう状況のお話なんだろう
イタリア語が読めない自分がもどかしいw
0662名無しさん@ピンキー2016/01/03(日) 07:01:48.59ID:5wPqL4XL
>>660
その人のはちょっと複雑な絡みはほぼ写真トレスだよねw
まあここはサイトヲチじゃないしエロければいいんだが
0663名無しさん@ピンキー2016/01/03(日) 08:40:46.75ID:wKFncLHU
oscar andre mature
とか
oscar andre deviant
でも色々出て来た。

画像にはイラストも多いが、金髪美女によるオスカル・コスプレやフィギュアがあり、これがなかなか眼福。
0664名無しさん@ピンキー2016/01/03(日) 16:49:12.30ID:XPhLzzpT
西洋じゃアメコミの影響なのか少女漫画がないせいなのか、男の体はがっしり描かれているんだね
金髪・黒髪の外人が絡んでいる写真見たら萌えるかなーと思ったけど、身長差・体型差が大きすぎてだめ
BL元祖と言われた?二人だけあって、タッパや体の性差がそんなにないところがいいのかも
0666名無しさん@ピンキー2016/01/04(月) 02:49:09.21ID:lHCc/lgq
許されちゃうというか海外だとあまりにもパクリトレスレタッチが横行してて手がつけられないんだろう
公式画像を使ったアイコラも多いし
気に入った絵を使って何が悪いの?皆にもシェアしてあげる!と感覚が日本とは全く違う
0667名無しさん@ピンキー2016/01/04(月) 06:48:31.94ID:VQfGXeRk
何年も前も問題になって英語で抗議した管理人いたよね?
でも反省どころか>>666のとおりでどーしようもできなかったって
ヲチスレで読んだことあるよ
根本の考えが違うし何より外国語で注意ってのも難しいんだろう
0668名無しさん@ピンキー2016/01/04(月) 07:41:31.01ID:TKJGnBPm
じゃあヲチスレで叩かれている人たちも外国人ってことにして
許してあげたらw
0670名無しさん@ピンキー2016/01/04(月) 21:16:37.33ID:tJ8sovB4
後編の載ってるマーガレット買ってきた〜


アンドレとキスやセクロスしてるオスカルってオスカル本人だよね?
もしかして幻のドレスオスカルが代わりにやっちゃってるってオチじゃないよね?
0671名無しさん@ピンキー2016/01/05(火) 09:07:32.67ID:ooe0OjgW
>>648 ネタもらいました。話題中断してごめんなさい。
ピーピングトム  ※エロシーンなし小ネタのみ。アニメと原作ごっちゃ。ご注意、想像力の豊かな方は読むと食欲がなくなる恐れがあります。

「ジャルジェ准将、君がそこまで言うのなら」
ガタンと椅子の音を立てて将軍は立ち上がった。オスカルの頬は期待に紅潮した。
彼女はB中隊での将軍控室にいた。ブイエ将軍と将軍の部下数名、ダグー大佐が室内にいた。
彼女の従卒とB中隊一斑の数名は不安を押さえてドアの外で待っている。
軍から支給された銃を売ったラサール・ドレッセルB中隊員に対しブイエ将軍が即座に銃殺処分を命じたため、フランス衛兵隊長である彼女は将軍にラサールの

助命を乞うていたところだった。

ブイエ将軍は彼女をジロリと見た。
「ジャルジェ准将、君がガーターベルトとマントだけを見につけた姿で馬に乗ってパリを巡回するというのなら、今度のことは不問にしよう」
オスカルは息をのんだ。将軍の部下を始め、周囲の人間は凍りついた。
「日にちは銃殺予定日までの一週間以内。時間は何時でもいい。出発と帰りに寄ってくれればそれを正式な報告と見なそう。報告がなければ予定通り処刑を行

う」
オスカルは黙ったまま目を見開いて将軍を見つめた。
コノオヤジ、ショウキカ・・・?
「では健闘を祈る、ジャルジェ准将」
将軍の一行は部屋を出た。
(ガーターベルトとマントだけで・・。そんなことを私が・・)
オスカルは目を伏せた。額に汗が吹き出す。

ブイエ将軍の声はドアの外にも届いていた。兵隊たちはどよめき、顔を見合わせた。
「おい、ガーターだって、何色だと思う?」
「そりゃ黒だろ、昔っから金髪には黒が・・」
「いや、赤もなかなか似合いそうじゃないか?」
「けっ、黒だろうが赤だろうが、あんな男女のストリップなんて見たくもねえ」
「アラン、鼻血・・」
アンドレは青くなって震えた。
(オスカルがストリップだと?悪夢だ!おれのオスカルが、おれのオスカルが、ガーターベルトなんぞ付けて男どもの前に裸をさらすっていうのか・・!? 
オスカル、ストリップなんてやめてくれ)

室内では黙り込んだオスカルを副官のダグー大佐が気遣っていた。
「隊長・・、まさかお受けになるつもりでは・・」
「人ひとりの命が係っているんだ」
「隊長のお気持ちはわかりますが、将軍の命令は横暴です。お父上の立場もお考えください」
「ダグー大佐、父ならわかってくれる」
オスカルはかろうじて微笑んでみせたが、握りしめた手は震えていた。
0672名無しさん@ピンキー2016/01/05(火) 09:08:08.13ID:ooe0OjgW
ブイエ将軍の途方もない注文はたちまちに全軍に知れ渡った。人びとは格好の話題に飛びつき、期待と興奮をこめてあれこれと充て推量した。
ジャルジェ将軍は青筋を立ててベルサイユ宮でのブイエ将軍の部屋に乗り込んだ。
「やあ、レニエ。久しぶりだな」
「フランソワ。いや、ブイエ将軍。何ということを娘に命じられたのです。一応、あれでも嫁入り前ですぞ!!」
「まあ、そう、カッカするな。ちょっとからかってみただけだ。何も一兵卒のために伯爵令嬢がひと肌脱ぐこともあるまい」
「あの馬鹿はやりかねんのです!」
「ふふ・・。そうしてみると赤くなった顔はそっくりだな、さすが親子だ。まあまあ落ち着いて、ブランデーでもやりたまえ」
ブイエ将軍は控えの者に命じてグラスを二つ用意させた。
「さてと、レニエ、いや、ジャルジェ将軍。私も何もジェルジェ准将をさらし者にしたいわけじゃない。もし君が娘の代わりにやるというのなら、別にかまわ

ないよ」
「わ、私が?」
ジャルジェ将軍の脳裏に一瞬、ピンク色のガーターベルトを太腿に付けマントを来た自分の姿が浮かんだ。頬が赤くなる。
「ま、さか、フランソワ。30年前の士官学校で私にビューティコンテストの決勝を奪われたことをまだ恨んでいるのでは・・」
「あっはっは。何をそんな昔の小さな出来事を・・。まあ、あの時の君のカンカン姿は目に焼き付いて離れないけどね。
ペチコートに黒ストッキング、そうそう、ガーターベルトはローズピンクだったね。きっと君の娘にも似合うことだろう」
「君のセーラー服姿も見事なものだったがね」
「優勝したのは君だ」
「そういうことか、フランソワ・・。あの時の恨みで、君というやつは・・」
「レニエ、私は別に無理強いはしていない。ジャルジェ准将の方からいかような処分でも自分が受けると言ってきたのだ。まあ、君がやっても娘がやっても、

私としてはどちらでもかまわんよ」
「話にならん。失礼する!」
ジャルジェ将軍はブイエ将軍の高笑いを背に部屋を出た。腹が煮えくり返る。しかし、あんな男でも上官の命令は命令だ。父親として娘にストリップをさせる

わけにはいかない。
(私がやるしかあるまい。ジョルジョット、結婚の時に二度と女装はしないと誓ったのに。許してくれ・・)

結局、ジャルジェ准将も将軍も裸での馬巡回をやることはなかった。
近衛隊長を初めとする軍内のオスカルのファンクラブの面々、それに衛兵隊の有志が、彼女の代わりに自分がやるという嘆願書をブイエ将軍に次々と届け出、

収集が付かなくなったのだ。
近衛隊長のジェローデル少佐に至っては、企画書に紫のボディスーツ、ガーターベルトとストッキングを付けた自分の絵姿までを添えて提出した。
ラサールが釈放された日にはブイエ将軍の寛大さをことほぐ無礼講パーティが非公式に開かれ、コスプレ好きの将校と上級兵士たちが仮面と仮装を楽しんだ。
アランとアンドレは警備に駆り出され、騒がしい会場の外でさぼりながら一杯ひっかけた。
「結局、自分が仮装したかったんだね、親父たちは」
「まあ、言い出したやつっていうのが一番やりたがっているやつなんだよ、結局」
(オスカルがやると言い出さなくて、助かった)
アンドレは安堵感に息をついた。

おわり
0673名無しさん@ピンキー2016/01/05(火) 09:09:00.34ID:ooe0OjgW
一行長すぎの変な改行ごめんなさい。新作の話ぜひつづけてください
0674名無しさん@ピンキー2016/01/05(火) 12:49:05.17ID:+tEJaJLz
元ねた探しにいったけどみつからなかったわあ
ジェロは何故自分の姿絵添えたんだw
0675名無しさん@ピンキー2016/01/05(火) 20:59:15.56ID:HDFl5Cj1
新作オスカル読み方によってはビッチだ
幻オスカルあわよくばフェルゼンつまみ食いしそうな勢いだったw
0678名無しさん@ピンキー2016/01/06(水) 01:09:31.27ID:B5PWGENE
ladyoscar fanartか何かで画像検索したら下の方に
ボールギャグして四つん這いになったアンドレの上に
胸丸出しの変形軍服みたいのを着たオスカルが馬乗りになっている絵があった
アメコミ風だったがなぜか印象に残っている
0681名無しさん@ピンキー2016/01/06(水) 20:37:13.80ID:B5PWGENE
一生懸命探してしまったよw
ttp://www.deviantart.com/browse/all/traditional/drawings/?offset=82&view_mode=2&order=5&q=lady+oscar#skins
0683名無しさん@ピンキー2016/01/06(水) 23:01:33.51ID:foQAw0o8
ワシも見たよサンキュ
おりぼんアンドレと全裸のオスカルがベッド上で座って
キスしてるのがあってそれがツボった
0684名無しさん@ピンキー2016/01/07(木) 13:15:23.15ID:fdjDHYYP
>>671の途中から別バージョン。様々な影響を受けています。
OA ペイント ※時代考証めっちゃくちゃ、エロ貧小ネタのみご注意。

「アンドレ、もう決めたんだ。ぶつくさ言うな」
「しかし、何もお前が・・」
「何も減るもんじゃなし。人の命とどっちが大切だと思っているんだ?」
従僕の説得は何の効果もなかった。彼女は既にやると決意していた。
「夜明け前の未明の時刻に出ればいい。起きている人も少ないし、そう多くが見ることにはならないだろう」
「冗談じゃない。赤外線カメラ小僧が館の外に大勢待ち構えているんだぞ。次の日にはパリ中の人間が瓦版でお前の姿を見るだろう」
「まあそういきりたつな。私は平気だ。別に肌を見られることには慣れているし。士官学校には男女別の着替え室もなかったからな」
「なにィ!?」
「昔のことだ、カッカするな。それに、聞くところによると貴族の娘は平気で下僕の前で着替えをするものらしいじゃないか。お前もいい加減慣れろ」
「まあ、それには俺は異議はないけど」

「心配するな、私に考えがある。これを見てみろ」
彼女はタブレットを取り出してYoutubeを開くと「ハイドパーク・ネイキッド・バイクライド」のビデオを彼に見せた。
「なんなんだ、こいつら?老若男女が裸で自転車に乗って・・。新しい健康法か?」
「なんでも、環境問題改善のためのキャンペーンだそうだ」
「全裸で自転車に乗るのと、環境問題と、どんな関係が?」
「さあ。少ない衣服でも暮らせるとか、そういうことを言いたいんじゃないのか?それより、見せたいのはこっちだ」
「何か変な模様が身体中に描かれているな」
「そうだ、ボディペインティングだ。これをやれば顔や身体の特徴もそう目立ちはしまい」
「・・誰が塗る?」
「お前しかいまい」
「俺は、ごめんだ」
「じゃあ、誰か別の者に頼むか・・。アランとか?ラサールのためだと言えば協力するだろう」
「俺がやる!!」

彼女がネットで調べたボディペインティング用の材料とガーターベルトを、従僕はパレロワイヤルに赴いて買い込んできた。
模様は彼女の希望で、ライオンキングの扮装を真似た塗りになった。
黄金のインクを油で溶かして太い刷毛で彼女の全身を塗り、次に細い刷毛で模様をつけていった。
「ところでこれ、落とすときはどうするんだ?」
「油を塗って少し置いてから拭き取ればいいそうだ。そっちは自分でやれるから大丈夫だ」
(どっちかって言うと、そっちの方をやりたかったんだけど)
彼が細筆を動かすと、彼女はくすぐったそうに身をよじった。
「あっ・・ン。お前、さっきから乳首ばっかり塗っているな。ちゃんと平均的に塗れ」
「ごめん、つい」
彼は黙々と作業に熱中した。
彼女が息を洩らした。
「ぅう、あ・・、はっ。おい、そこばっかり塗るのは止めてくれ!」
「塗っても塗っても、はじいちゃうんだ」
「じゃ、最後にまわせ。・・頭がおかしくなりそうだ」

三時間もかかって彼の力作はついに完成した。
胸元と脚の付け根には金交じりの白い羽根が描かれ、背中から太腿にかけて荊と紅い薔薇が散りばめられた、なかなかの芸術作品だ。
彼女はライオンキングよりむしろシレーヌかスフィンクスのように見えた。
太腿には地のペイントに合わせて黄金のガーターベルトがはめられ、黒マントがますます彼女の輝きを引き立てていた。
(想像以上だ・・!俺ってペイントの才能あるかも?たった一晩の展示とは惜しいな・・)
反対していたのも忘れ、従僕は彼のピグマリオンにほれぼれと見入った。

未明のパリ巡回は無事遂行され、ブイエ将軍はラサールを釈放させた。衛兵隊の面々は大いに喜び、新隊長を認めた。
准将の勇気ある犠牲と生ける芸術作品としての彼女の評価は大いに賞賛され、遠く外国まで鳴り響いた。
後日、三部会の運営をめぐって軍と平民議員との間で衝突があった時にも彼女の説得で一名の死傷者も出さずに済んだ。
ただし代わりに准将は彼らの持っている彼女の似姿絵にサインをせがまれる羽目になった。

バスティーユが反乱軍に陥落した7月14日は季節も良く、毎年パリ市民・観光客入り乱れての全裸ボディペインティング・パレードが開催され、今日でもフランスの貴重な観光資源として知られる。
毎年必ずジャルジェ准将のペイントを真似る者がいると聞く。

終わり
0690名無しさん@ピンキー2016/01/09(土) 20:17:26.36ID:+qz4JvjE
ビッチなドレスオスカルがイケメンキャラの筆下ろしするSS下さい
0694名無しさん@ピンキー2016/01/10(日) 02:18:50.58ID:C2xoE5c4
新エピソードで空気なアンドレが可哀想なのでクリスティーヌとイチャコラするアンドレください
オスカルはフェルゼンの愛人に収まりそうなのでこの際無視で
0697名無しさん@ピンキー2016/01/10(日) 10:20:49.96ID:An8nXgCA
フェルゼンはスパイ説・両刀説あったし、
美青年と思ってオスカル口説いたら女だったってことで愛人の1人に
満たされずアンドレやジェローデルで虚しさを埋めるようとするも
よけいに寂しくて百合の世界に埋没(王妃とかジャンヌとかロザリーで)
そんな自分を変えたくて配置転換を申し出、衛兵隊の皆さんの信頼を体で得て
締めはアラン、「お前のような男に会いたかった」ってことで救われる
そんなの希望
0699名無しさん@ピンキー2016/01/10(日) 18:51:56.11ID:lDV5ALmu
オスカルはセクロスの時はM。
アンドレはMの皮を被ったS。

フェルゼン?
知らん、興味ない。
0703名無しさん@ピンキー2016/01/10(日) 23:54:02.43ID:H4MS7X5J
お尻の割れ目を隠したいときには伸び〜る便利ブロンドでござる
0706名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 00:17:19.46ID:qwRdQjzK
>>701 笑った 話の流れを折って失礼。
ベル×ロザ 目撃 ※デバガメご注意、エロ微少。Oの性格がかなり乙女です。

ひそやかに扉を叩く音がする。
「・・起きてくれ」
深く寝入っていた従僕はなかなか寝ざめなかった。
「アンドレ!起きろ!」
潜めた声で鋭く彼女は呼んだ。たちまち彼の頭は枕から起き上がった。
彼女に呼ばれたらどんなに深い睡眠からでも招集されてしまう。
慌ててシャツを羽織り、ドアを開けた。
「・・オスカル?」
「しっ!」
彼女は蝋燭を持ってに待っていた。
「ちょっと来てくれ。手間は取らせない」
先に立ってさっさと歩き出す。
「声は出すな」

金髪を乱して娘は頭を反らしている。彼女は全裸で、寝台に横わたる男の上にまたがっていた。
従僕はその光景を目にして凍りついた。
桃色の乳が揺れ動く。巨乳、いや爆乳と言ってもいいくらいだ。
「あ、あっ、あん、ベルナール、ベルナール!」
天井を向いてゆさゆさと揺れる二つの大きな丘。
男は荒い息をついて手を伸ばし、その乳を掴んだ。ボリュームのある乳房は到底片手では揉みきれず、掌からはみ出している。
ロザリーは頬を染め、吐息をついて、初々しく腰を動かした。だんだんその動きが早くなる。
「あっ、はあん・・」
可憐な声が艶っぽく響きわたる。
寝台脇に置かれた燭台に照らされ、白桃のような尻が上下し、ねっとりと男の性器を咥え込んでいる様子が余すところなく見えた。
従僕は目が離せなかった。一気に股間に血が集まるのがわかった。
だが、隣りで彼の女主人が一緒にその情事を目撃していることにも落着けなかった。

男がベッドに寝たきりである以上、当然騎乗体になるのだろう、が―。
オスカルと異なり、連日の変化を知らなかった彼はいきなりのハードシーンにめんくらった。
男は黒い騎士に扮したパリの新聞記者で、半月ほど前に彼らが捕えていた。
脱走の恐れがある客人(囚人)なので、覗き穴のある部屋に寝かせていた。
従僕自身しばらく床に伏していたので知らなかったが、毎日見守っていた女主人はロザリーと男の間に恋が芽生えているのに気付いていた。
ロザリーと男の間が初日のおずおずとしたふれあいを経て、次第に濃厚な交流になってきた過程を彼女はずっと見守ってきた。
従僕は今夜初めて彼女に言われ、覗き穴から恋人たちの密会を観賞する羽目になった。
0707名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 00:17:52.40ID:qwRdQjzK
室内の声が静かになるのを待って、二人は覗き穴を離れ、彼女の部屋に向かって移動した。
彼は今見たばかりの光景にまだショックを受けていた。
(・・なんというバストだ)
「見たか?」
「見た。・・すごいな」
「ああ、二人を安全に逃がす準備をしなければな」
「あ、うん」
(わざわざ俺にアレを見せたのって、それ言うだけのためだったのか?)
「明日の夜に出発できるよう、極秘で馬車を用意してくれ」
「わかった」
「あの・・」
彼は口に出すのをためらった。
「何だ?」
「お前、あの二人を今までずっと見ていたのか?」
彼女の顔が赤くなった。
「う、まあ。その、覗くつもりはなかったんだが、ロザリーのことが気になって」
「そうだろうな。妹みたいなものだからな」
彼女がうろたえるのを見て、彼はそれ以上追及するのを控えた。

(一体なんで俺に見せたんだ?オスカル・・)
心の中で自問する。
つい、ほんの数日前に起こった、自分がしでかした大失態(暴走とも言う)を思い出さずにはいられない。
あのすぐ後に、なぜこれを?
俺とのことなんかまったく記憶に留めてもいないから、連想もしないほど平気ってことか?
それほど俺は空気なのか―。
心がえぐられた。
片思いの達人ではあるが女心のエキスパートとは言えない彼は「次はもっとうまくやれ」との彼女の意図とも知らず混乱した。
0708名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 00:19:21.86ID:qwRdQjzK
彼女の方は意図が通じず、ややあてが外れた思いだった。
この数日の新恋人たちの発展ぶりに、彼女自身は感動していたのだ。
初心な娘がこんな風にくどかれ、相手に心を預け、身体を開き、身も心も蕩かされていくものなのか―。
その過程がいちいち新鮮だった。
ちくりと、自分たちもこんな風だったら良かったのにと思わずにはいられない。
数日遡っての従僕の突然の告白に彼女はまだ動揺していた。
年はくっていてもその方面の経験が全くない彼女には、彼のがっついた迫り方は恐ろしいだけだった。
なぜもっとうまく、例えばこんな風に、迫ってくれなかったのだろう。
そう思ったらつい、彼に恋人たちの逢瀬を見せたくなってしまったのだ。
だが彼には全く通じなかったようだ。
1つには、ここ数日の間に恋人たちの技能が格段に発展したせいもある。
数日前にはまだぎこちなく、ロマンチックな段階にとどまっていたのに、今夜の彼らは予想を超えた大胆さで、正直少々刺激が強すぎた。
(これじゃ、私が単なる出歯亀趣味だって披露したようなものじゃないか。失敗だ・・)
彼女は唇を噛んだ。
(・・どう言えば伝わるんだ?)

彼が掲げる蝋燭の灯りで、蒼白になっている彼女の横顔が見え、彼は気になった。
(オスカルにも刺激が強すぎたのかな?・・まだ処女なんだし。
 ちょっとガス抜きに、からかってみた方がいいかな?)
彼はわざと気軽な声で言ってみた。
「しかし激しかったな。あれじゃベルナールまた傷が開くかもな」
彼女はキッと睨むと、真面目な口調で彼にくってかかった。
「愛を交わす行為は神聖なものだ」
「ああそう、まさかお前もああいう風にやってみたいとか?」
彼女の顔色がみるみる変わるのがわかった。
(しまった、言い過ぎた)
てっきり怒るかと思ったのに、むしろ彼女は真っ赤になって彼の視線を避けた。
彼女は走るようにして自分の部屋の扉の前に付くと、彼の名前を呼んだ。
「アンドレ・・」
暗くてはっきりとは見えなかったが、彼女がこくんと頷いてから、扉の中に姿を消した・・ような気がした。
(え、まさか?)
扉が閉まった。
(まさか、俺に頷いたのか・・?)
彼女の部屋の前に立ちすくんで、扉を叩くべきかどうか彼は思案にあぐねた。

おわり
0709名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 01:29:13.70ID:3mEgXpDt
ええやん
ベルロザはエロいし
OAはかわいいしほほえましい
0711名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 14:21:47.41ID:f9CMXfuH
散々な評判なドレスオスカルだけど、
今そのドレスオスカルが初めて出た11歳のオスカルと、
12歳のアンドレの話を書いているところです。
0713名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 19:26:33.38ID:qwRdQjzK
>>711 楽しみです。ここで読めるのかな?
ベル×ロザ 目撃前編 ※>>706の続編じゃなくて前編でごめん。爆乳Hが珍しかったのでもうちょっと書いてみました。やってるだけ。

白いネグリジェ姿のロザリーが深夜、燭台を手にひそやかに館を歩いた。
人目を気にしながら、客室に滑り込む。
寝台の枕に身を委ね、待っていた男は喜びに目を輝かした。
「来てくれたんだね、ロザリー。約束通り」
「べ、ベルナール、わ、わたし・・」
「もっと近くへおいで」
男は娘に手を差し伸べ、おびえたような彼女をそっと抱きしめると口づけした。
「さあ、見せてくれ」
彼女は目を伏せ、震える指で胸元の釦を外していった。夜着の繊細な白いレースから、たわわな白い胸がまろび出た。
ほう・・っと息をつき、男は感に堪えかねたように言った。
「ああ、ロザリー・・」
ベルナールにじっと見つめられ、男性の前に初めて晒された乙女のふくよかな胸が震えた。
まろくふくらんだ乳白色の乳房、その先端に薄い色合いのやや大きめの乳輪。
先端がほの紅く色づいた小ぶりな乳首がつんと上を向いている。
(あのやせっぽっちの少女が、こんなに・・)
男は自らの幸運に感激した。
銃創で寝たきりだったこの1,2週間の間、看護する娘が屈むたびにドレスの胸元から深い谷間が覗き、男の煩悩を刺激してきた。
今夜、ついにこの胸は彼だけのものになる。

ドクンドクン、彼女の豊満な胸が激しく脈打っている。彼女はこれから未知の世界を知ることになるのだ。
「ロザリー」
彼女の緊張を見て取った男はその手を取って、安心させるように話しかけた。
「最初にガーゼを代えてくれた時、おまえの胸が私の身体に触れた。あれからずっとおまえのことが忘れられない。・・吸ってもいいか?」
「ベルナール。あ、あなたが望むなら・・」
男の舌先が彼女の乳の先をれろれろと舐め始め、娘は初めての刺激におびえた。
「いやっ、そんな・・」
「ロザリー、大丈夫だから。さあ、髪を解いて頭を振ってごらん」
彼女は後ろで1つにまとめていた髪を解いた。
腰まで届く金髪が滝のように流れた彼女の姿は、ウンディーネのようにはかなく美しかった。
男は夢中で彼女の胸にむしゃぶりついた。
彼女は耐えきれず、彼の頭を抱えてすすり泣くように声を洩らした。
0714名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 19:27:23.11ID:qwRdQjzK
「ロザリー。さ、おまえの薔薇を私の唇に近づけてくれ」
「そ、そんなこと・・」
「ロザリー、私は身体を動かせないんだ。・・助けてくれるね?」
娘は目をぎゅっと閉じて、恐る恐る彼の上で脚を開いた。羞恥心に頬が紅潮し唇がぶるぶると震える。
男は娘の尻を顔の前に引き寄せた。彼女の花園に鼻先を埋めてその匂いを堪能した。
彼女の薔薇が露を含んで朱く色づいている。
男は舌先で少しずつ探求していった。
金色の柔らかな叢が震え、彼女の声が艶っぽい響きを増していく。
「あっああ」
娘はぶるぶる震えて仰け反った。
彼女の乳がつんと上を向く。
男は下から両手で持ち上げるようにその重い乳房を掴んだ。
むにゅとむにゅと指と間からはみ出るような乳を揉みあげる。
指先で乳首を引っ張りながら、舌先で彼女の秘めやかな突起をねぶった。
「あああ、ベルナール!」
余りの強烈な刺激に打ちのめされ、娘はがっくりと崩れ落ちた。
ぐったりした彼女の髪を男の掌がいとしそうに撫でる。
真っ赤になりながら、娘はおずおずと男の顔を見上げて頬笑んだ。

男は彼女の背中を撫でながら、この数日ずっと頭から離れなかったことを口にした。
「ロザリー、おまえの乳で私の男性器を挟んでくれ」
「そんな・・」
娘は泣きそうになった。
「ロザリー、できるね?」
恐る恐る男の上にかがみこむと、彼女は両方の乳房で男の屹立した男根を挟み、両側から手で締め付けた。
これでいいのかと、彼女は不安げに男の顔を見た。男は励ますように頷いた。
「そうだ」
上目遣いの彼女の顔のすぐ下に、彼女の乳がむぎゅと彼の分身を締め上げるのが見える。男は身震いした。
「ロザリー、その調子だ。前後に動かしてくれ」
「ロザリー、もっと早く。そうだ、それくらいで」
男の息が荒くなった。
「ロザリー、口で私の性器を咥えてくれ」
彼女は男の言葉に素直に従って、いきり立った男根に唇を当て、口の中に飛び込んできたそれを腔内一杯で受け止めた。
咽そうになるのを堪える。
「ロザリー、それでいい、上手だ」
「ロザリー、歯を立てないで。もっと強く、喉の奥まで吸い込んで」
「ロザリー、ああそうだ、舌を動かして」
「ロザリー、その調子だ、そのまま・・」
クッと喉を鳴らして男は硬直した。
「ああロザリー、飲んでくれ・・」
ごくんと音を立てて、ロザリーは迸る男の苦い情熱を飲み込んだ。

「ロザリー、泣かないで。私を信じるんだ」
「しっ、し・・んじるわ・・」
「ロザリー、明日も来てくれる・・か?」
「・・来るわ」
まだ頬に涙の残る顔で、娘は無理に笑ってみせた。体中が男の愛撫の余韻に火照る。
「お休みなさい、ベルナール」
「お休み」
身なりを整えて、娘はそっと客室を出た。
(これからずっとこの調子なのかしら・・)
彼女は心のなかでほーっとため息をもらした。

終わり
0716名無しさん@ピンキー2016/01/12(火) 13:42:06.56ID:+1gGuyOo
>>713-712
エロいけど
お初のロザリーにそこまでやらせるのは酷だわ
ため息も出るっちゅうもんだね
0719名無しさん@ピンキー2016/01/12(火) 17:12:40.08ID:E0amcq+m
>>714
GJです エロくていいね
ベルナールがなんか言う度に最初に「ロザリー」ってしつこく言うの職人さんわざとだよね?

急にニコラス×オスカルが降りてきた
実は生きてたニコラス(ジャンヌは死亡)が盗賊団の首領となってオスカルを拉致
陵辱しまくるんだけど元々憧れてた存在なので愛が芽生えてしまう
0720名無しさん@ピンキー2016/01/12(火) 23:04:39.44ID:ajo8jGeL
>>719 どうも。はい、ベルナールの暑苦しい性格が出るかなあーと思って
(無意識に彼をdisってたかも、ファンの方いらしたらごめん)
>元々憧れてた存在 なるほどその見方があったか!
0721名無しさん@ピンキー2016/01/13(水) 06:37:18.08ID:EXsA53gs
やはりそうでしたか
あまりに連呼してるので催眠術か洗脳でもかけてるのかなって
暑苦しい性格出てますGJです
このベルナールはそのうち「私を信じるんだ」と赤ちゃんプレイを強要しそうだw
0723名無しさん@ピンキー2016/01/16(土) 17:41:52.02ID:1CriGEkc
アラン×ディアンヌ下さい
自殺未遂で錯乱したディアンヌが「抱いてくれなきゃ死んでやる」と兄に迫る
自分で書ければいいんだけど文才ないので職人さんお願いします
0725名無しさん@ピンキー2016/01/16(土) 19:57:33.93ID:Ct2tieAd
近親相姦は嫌だ気持ち悪い。
父親はただでさえ幼児虐待してるのにこのうえ近親相姦なんて最悪
0729名無しさん@ピンキー2016/01/17(日) 00:23:57.09ID:+ckndHH7
私からも>>723のお願いします
近親相姦NGだけどこれだけは萌えるんです
同じのに萌える人がいて嬉しい
0730名無しさん@ピンキー2016/01/17(日) 01:04:20.96ID:Lb4/gboS
>>723
刀自古なディアンヌか、怖・・・ まあ彼女、描かれてないけどいきなり自殺する位だから暗黒面ありそう
アランはどうしてやりたくてもその場でそれだけは無理!ってなりそうな気がする
いっそイザークと妹みたいに実は血縁なくて妹だけはそれを知っている・・・とかだったらいいな
0731名無しさん@ピンキー2016/01/17(日) 01:14:21.73ID:nDR1gV4Z
綺麗事を言うなら、注意書きだけ必須。
(ちょい前にこれを守らない人が出て、嫌な思いをした。)

本音を言うと、尊属関係相姦だけは本当に心底カンベンだ。
親と子、祖父母と孫とかね。
0732名無しさん@ピンキー2016/01/17(日) 06:30:33.46ID:BrEYqxmd
アラン兄妹よりアンドレ×ディアンヌが萌える!
近親でもないしまだ可能性があるというか結構お似合いだと思う
0733名無しさん@ピンキー2016/01/17(日) 08:06:23.41ID:ISuycPUD
>>731
同意
エロパロだし注意書きさえしてくれりゃなんでもありで良いとは思うけど
心情は近親、あとショタも勘弁してくれって思う。正直、気持ち悪い
0734名無しさん@ピンキー2016/01/17(日) 11:55:03.33ID:H//6EXEr
正直自分も近親とかはご勘弁願いたい
しかしいろんな趣味の人がいるもんだね
0736名無しさん@ピンキー2016/01/19(火) 23:01:53.22ID:evnuKcv/
幻Oさんとアンドレなら、Jamばらのオラオラ系アンドレ×幻Oさんがいい!

本体オスカルに見せつけるようにアンドレを誘惑しようとして
逆にガッツリ喰われちゃうドレスオスカル

気の強いドレスオスカルが荒々しく攻め立てるJamアンドレに対して
「くやしい…でも感じちゃう!ビクビクッ!」 で有名なクリムゾン的展開で
快楽に落とされるシチュとかすごい萌えるわ
0737名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 00:28:41.38ID:3x1ItS7l
いいね
Jamばらアンドレがオラオラ系かは?だけど
「平民の男のよさを教えてやるよ」「こんな男にくやしいっビクビクッ!」
で一転しおらしくなるドレスオスカル
0738名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 18:05:27.02ID:r6YMTTYo
>>736 気の強いドレスオスカルが荒々しく攻め立て →そのシュチュならジェロ希望
>>737 平民じゃないけど、アランの役かな、どっちかって言うと
Jamばらアンドレは・・・据え膳なら何でも残さず食う大味な感じ 
ドレスオスカル相手でも気が付かず、「あれ、ちょっと胸が足りないなとは思ったけど」とか
Jamばらオスカルは、それを見ても鼻で笑う感じかな
0739名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 18:09:23.11ID:r6YMTTYo
>>738 >気の強いドレスオスカルが荒々しく攻め立て →そのシュチュならジェロ希望
あ…まちがえた てっきり幻Oさんがせめ立てるのかと
0740名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 23:14:24.38ID:YY7QjwcH
え、幻Oが攻めじゃないと成り立たないんじゃないの。
だいたいジェロって、肝心のモノがあるのか、あっても役に立つのか、っていう個人的イメージ。
0742名無しさん@ピンキー2016/01/21(木) 00:41:44.75ID:mlUW0LAQ
ジェロは細くて白くて長いイメージ
あくまでお貴族的な
0743名無しさん@ピンキー2016/01/21(木) 00:49:04.51ID:Hz+dTo/r
新作でジェロ好きになっちゃったから読みたいなあ
色々歪んでそうだけどw
0746名無しさん@ピンキー2016/01/22(金) 01:16:50.63ID:IFkq10JV
ソフィアっていい年して処女っぽかったけど
ジェロとやっちまえばよかったのにな
0750名無しさん@ピンキー2016/01/23(土) 08:19:29.80ID:nXI683dy
アンドレは太さだの長さだのそんな些細なことは超越して
オスカルにぴったりフィットなんだよ
言わせんなよ
0751名無しさん@ピンキー2016/01/23(土) 20:43:21.61ID:SogB2xhf
Jamアンドレ×ドレスオスカルってミハエルとアントニーナみたい
平民見下しているくせに身体で征服されて…となるとそっくりかも
0753名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 14:55:45.48ID:pAbS+YC2
Jamアンドレもそうだけどアンドレ自体があまりそういう平民の粗野さのあるキャラじゃないから
「平民のよさを教えてやるぜグフフ」「くやしいっビクビクッ」だったら
アランかニコラスの方が合ってるな あれ二人とも貴族だっけ…
0756名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 16:48:39.56ID:OxaaGAF+
>>754
そうかなあ ロザリーとのやりとりが強烈だけど童貞だったし
映画オスカルには指導的(? さあ、ここまで来い!っていう熱血教師みたいな)
意外にエロ色なかったな
0757名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 16:52:13.68ID:nBilKfCl
オスカルの目の前でロザリー買春しようとした男が童貞なわけない
0758名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 16:59:20.27ID:w6x9FT/6
だよねーw
むしろなんであれで童貞だって言い切るのか
0760名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 17:40:36.39ID:OxaaGAF+
>>756
まあ自己申告だから事実は違ったかもね
映画で<少年から(脱して?)男の甘いワインを味わい始めるときだ>みたいな科白で映画オスカルに言い訳してたから
0761名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 18:58:11.51ID:nBilKfCl
上流階級の女は野生的でハングリー精神のある男に憧れる
0762sage2016/01/24(日) 21:08:35.12ID:EfKt9PcL
>>706〜>>708さんの話のその後が気になって、勝手に補完させていただいたところ、
長いわりにエロほぼナシのものになってしまいました。
OA アンドレ目線 甘々 オスカルかなり乙女 です。

ほんの少しの迷いの後、(ここで立ち去るのもあまりに不自然だろう)と、
俺は、半ばどうにでもなれという思いで扉を開けた。
オスカルは、灯りもつけないまま窓辺にたたずんでいた。
灯りをつけない暗い部屋、これじゃこの間と全く同じじゃないか。
俺はこの間のイメージをふりはらいたくて、
オスカルに問いかけもせずに、オスカルがいる窓辺に一番近い場所にある寝台の蝋燭に
灯りをともした。
オスカルは何も言わずに、じっと立ち尽くしたままだ。
(さすがにさっきのあれは刺激が強すぎたのだろう・・・)
俺は、努めて明るい調子でオスカルに話しかけた。
0763名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 21:11:32.40ID:EfKt9PcL
「俺は、あの二人が恋仲になってるなんて、全く気付かなかったから少々面食らったよ。
ふふ。ロザリーのやつ、ついこないだまで、オスカル様オスカル様って、お前のことしか目に入っていないような様子だったのにな。」
「・・ん・・・そうだな・・・」オスカルはまだどこか上の空だ。
「明日の夜には必ず二人を逃がす馬車を用意するよ。
しかし、ベルナールがこの屋敷にきて、今日で半月くらいか・・・。
こんなに短い間でもあんな風に心を通わせ合うようになるものなんだな。」
きっとオスカルは、俺の話に反応せず、今日はずっとぼんやりしたままなんだろう。
さっき頷いたように見えたのは、見間違いだったかもしれない。ワインでも持ってきてやって、ここらで部屋を後にしよう・・・。
そんな俺の一瞬の思案をお前の言葉がさえぎった。
0764名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 21:14:16.15ID:EfKt9PcL
「・・・ああ。そうだな・・・。あの二人はこの短い間でも、あんな風に愛を育んで・・・。
それなのに、お前と私は、もう何十年も一緒にいるのに・・・。
私は、お前をずっと傷つけてきたのかもしれないな。
お前が側にいるのが当たり前すぎて、お前の優しさに甘えてばかりで・・・。」
思いがけないオスカルの言葉に、俺は思わずオスカルの足元にひざまずき、
その手をとって訴えてしまった。
「オスカル・・・。そんなことを言わないでくれ。
お前に傷つけられたなど俺は今まで思ったことはない。
もしかして・・・この間のことで、そんな風に自分を責めているのか・・・?
許してくれ。オスカル。傷つけたのは俺の方だ。
お前のことを愛しているのに、こんな風に愛する人を困らせて・・・。
ああ・・・だけど、本当に愛しているんだ・・・。お前にとっては迷惑だろうが、
すまないが、もう言わずにはいられないんだ・・・!」
(なんて滅茶苦茶を言ってるんだ・・・。これじゃ余計にオスカルが困るだけじゃないか・・・)
そう思った俺の手を、お前の手が包み込み、お前も俺の前にひざまずいた。
0765名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 21:16:10.07ID:EfKt9PcL
「迷惑などと・・・思っていない。
・・・嬉しいんだ・・・。その、私も・・・気づいたから・・・。
お前を愛していたことに・・・。」
俺は、我が耳を疑った。だけど、もう一度小さくお前はつぶやいてくれた。
「アンドレ。私はお前を愛している。
ずっとお前が側にいてくれるのが当たり前すぎて、気付くのが遅くなってしまった。
だけど・・・愛しています。今は、あなただけを。」
もう何も考えられなかった。うつむいたオスカルの顔を上げさせ、その唇に口づける。
お前の頬が熱くなり、熱っぽい吐息が洩れてくるのがわかると、より深くお前の唇をむさぼり、
むさぼりながら、お前を立ち上がらせ、そのまま二人でもつれあうように寝台に倒れこんだ。
0766名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 21:18:43.48ID:EfKt9PcL
寝台の上で、俺はもう聞くまでもないことをお前に問いかけてみる。
「オスカル。いいのか?」
こくりと恥じらいながら頷くお前に俺は胸がいっぱいになる。
お前を抱き上げ、丁寧に寝台に横たわらせると、ゆっくりとお前の着衣を脱がせていった。
暗がりのなかに浮かび上がる、オスカルの裸体は想像通り、いや想像以上に美しかった。
小ぶりだが形の良い乳房に、その上の淡い薄桃色の蕾。
細くくびれたウエストに、真っ白なすらりと伸びた足。
長年思い焦がれたお前のこの姿。
本当に今宵こそお前が俺のものになってくれるというのか・・・。
俺がしばらく、その姿に見惚れていると、お前は恥ずかしそうに身をよじらせて、
「お前も早く脱いでくれ・・・」とつぶやいた。
0767名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 21:22:12.66ID:EfKt9PcL
手早く自分の身に着けていたものを脱ぎ捨てると、お前のうえに覆いかぶさる。
俺の手が、お前の素肌に触れるたび、
お前がいちいちびくりと体を震わせるのがかわいらしくてたまらなかった。
「オスカル・・・大丈夫だ。恐くないから・・・。」
切なげな表情で眉をひそめるお前に、俺はもう一度、深く口づけをすると、
ゆっくりと二つの乳房をなであげていった。
(今宵のこの幸運を神になんと感謝すれば良いのか・・・。
いや感謝すべきは神様ではなくて、ベルナールとロザリーになのかもしれないな・・・。)
「・・・んっ。あ・・・アンド・・・レ・・・」
俺の邪念に気づいたのか、お前が、今まで聞いたこともないような甘い声色で
俺の名を呼んだ。
「オスカル。愛しているよ。お前だけを。これまでもこれからも・・・」
俺は邪念を振り払い、目の前で甘い吐息をつきながら身をよじらせる、
長年愛し続けた女性を優しく抱くことだけに集中することにした。
(終)
0768名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 22:49:34.76ID:OxaaGAF+
おお、寝る前にSSが、ラッキー♪
アニメオスカル風だね 
0770名無しさん@ピンキー2016/01/25(月) 18:45:16.26ID:RA3h3ZAZ
OA? 二回戦 >>762 便乗して続き書きました。Oの性格がかなり甘若な感じ(ユリウス風)
※ご都合主義的かつデラ甘につき、糖質制限中の方はご注意ください

彼は眠っていた。彼女は床上に起き上がり、ろうそくの灯りに照らされた彼の裸身を眺めた。
肩、胸幅、胴、腰ー。まったく女の身体とは違う。
この身体に包まれたのか。この腕が私を捉え、指がー。
もう一度、彼に貫かれたいという痛みにも似た衝動が熱さともに身体に沸き起こってくる。
ふと彼が目を開けた。彼女は考えていたことを悟られるのではとカッと熱くなった。
彼は眩しそうに彼女を見ると、身体を起こし、そっと彼女の瞼に、次いで唇に口づけした。
彼女は口づけに応え、震えながら彼の唇の間から舌の先を差し入れた。
「!」
(オスカル・・)
彼の舌が彼女の舌を絡め取り、翻弄した。体内の火が再び掻き立てられる。
(はあっ・・)
唇を離し、彼は彼女の目を見つめた。
二人はまだ火照っている肌と肌を再び合わせた。
彼の手が彼女の胸をまさぐり、胸先にそっと触れた。彼女が身をよじって吐息をもらす。
「もう一度、いい?」
彼女が頷く。
「アンドレ、変なんだ。体が熱い」
彼女は赤くなりながら顔をしかめた。お前が欲しい、と言うことはできなかった。
彼女はおずおずと彼の胸に手を置き、彼の乳首に触れた。
彼はピクリと動くと彼女の肩を掴み、床に倒した。頭をその胸に埋める。
舌先で彼女の肌をたどる。彼女は力を抜いて身をゆだねたままだった。
彼は彼女の乳先に口づけた。先端をついばみ、舌の動きで彼女を啼かせた。
「あっ。ああ」
舌で執拗に乳首を攻め上げられ、彼女は背をそらせた。
自分が溢れてくるのがわかった。熱い、先ほど彼に突かれた部分が。
彼は彼女のへそから腹下へ、舌を這わせていった。
女の部分が熱を帯びて濡れ、彼の愛撫を待ち焦がれて震えているかのように感じた。
彼は彼女の両脚を大胆に開かせて顔を埋め、彼女の芯を舌で弄り始めた。
叫び声を堪え、彼女は敷布を噛んで身をよじった。
0771名無しさん@ピンキー2016/01/25(月) 18:46:39.29ID:RA3h3ZAZ
彼が再び体を重ねようとすると、彼女はためらいがちにつぶやいた。
「ア・・ンドレ、あの・・」
「何?」
「・・ロザリーたちがしたように・・」
彼女は頬を染めて俯いた。
(えっ、いきなり騎乗体?うれしいけど、初心者にはハードル高いんじゃ・・)
戸惑いを隠しつつ、彼は身体を入れ替えて彼女を自分にまたがせるようにさせた。
彼女は恥らいながらも腰を下げ、少しずつ女陰に彼の分身をのみ込んでいった。
はあっ・・。
どちらからともなく息が漏れる。
ぎこちなく、彼女が揺れ動き始めた。初心なしぐさとは裏腹に、その動きは的確だった。
耐え切れず彼は呻き声をあげた。
「ああ、オスカル・・」
彼女は次第に大胆な腰遣いを示し始めた。
「いいよ、クラ・・、アンドレ」
(え?)
揺さぶられながら、彼は彼女の腰を捉えた。
彼が突き上げると彼女は仰け反って乱れた。
「あああ、ぼく、もう・・・」
(こいつ、本当にオスカルなのか?顔は間違いなく本人だが、様子が・・。
なんだか話がうますぎるし。第一、胸が大きすぎやしないか?
俺は、狐か何かにたぶらかされているんじゃないのか?)
彼女が膣をぎゅううと締め付け、彼は思わず吐息を漏らした。
(ままよ。終わってから考えよう)
彼女が大きく腰を上下し始めたので彼はラストスパートに備えて神経を集中させた。

0774名無しさん@ピンキー2016/01/25(月) 21:24:54.47ID:uoQhz3aB
時空の歪みでオスカルとユリウスが入れ替わったんだろう
別パートの「シチューよりお前が食べたい」編、クラウス×オスカルもお願い
0777名無しさん@ピンキー2016/01/26(火) 00:54:31.94ID:iMnbNCZm
アンドレ×オスカルじゃない女
って少ないから正直萌えたわ
0778名無しさん@ピンキー2016/01/26(火) 01:10:22.27ID:FkSq45xW
アンドレにオスカル以外の女っつーとユリウスなら許せる
0779名無しさん@ピンキー2016/01/26(火) 15:48:20.24ID:NAFGJnCP
クリスティーヌに薬盛られて騎乗位で乗っかられるアンドレが読みたい
0781名無しさん@ピンキー2016/01/27(水) 20:40:21.36ID:1f4WXErY
アニメアンドレ死亡の現実に耐えられないのでOAのイチャイチャ甘々なお話ください。・゚・(ノД`)・゚・。
0782名無しさん@ピンキー2016/01/28(木) 13:19:46.14ID:rM3zWeuQ
O総受け小ネタ3編 >>498の続きっぽい ※罰当たりな内容につきご注意。微腐の匂い付き

O×AL 救護室

AL:(ハァハァ)「隊長、いいのか?いいんだろっ」
O:「あっ、あっ・・ああ」
AL:「あの腰ぎんちゃくよりいいんだろ?いいって言えよ!」
O:「いっ、いい・・」
スーッと救護室の横戸が開き、従卒の顔が見えた。救護ベッドの上の二人の様子を見て驚愕のあまり目が大きくなる。
中の二人は絡んだままの姿勢で凍りついた。
従卒はそのまま扉を閉めた。
AL:「・・おい、いいのか、放っといて」
O:「いい、草むしりに言ったんだろう。それより続けろ」
AL:「あっ、はい」
A:走りながら。「オスカルのばかーっ!」
AL:(あの男の傷ついた表情・・、ちょっと好みかも・・)

O×J(G) 視姦

J:「隊長、お久しぶりです。どんなにお会いしたかったことか・・・」
O:「よく訪ねてきてくれた、ジェローデル大佐、あ、今は少佐か」
J:「オスカル嬢!ああ、懐かしい、あなたのこの肌・・。あなたのいない近衛隊は冬の枯野のようです」
O:「・・ところで、ジェローデル。いつまで私の従僕をあの隅に立たせておくつもりだ?」
J:「私は、彼が見ている方が燃えるのです」
O:「そうか、好きにしろ」
A:無表情で。(オスカルのばか・・。ジェローデルめ、いつか突っ込んでやる!)

OA 甘々?

A:(ハッハッ・・)「オスカル、頼む。もう他の男とやるのは止めてくれ・・」
O:「あっ、あ・・。そうは言っても、付き合いというものが・・」
A:「ふーん。じゃあ、抜いちゃうよ?」
O:「あっ、だめ・・、やめないで」
A:「もう、他のヤツと寝ない?」
O:「寝ない、寝ない。ああっ、あーっ!」
A:溜息。(ベッドでの睦言なんて信用できないよな・・)
O:息を切らしながら。(・・3人いっぺんにやれば問題解決するのか?)

終わり
0787名無しさん@ピンキー2016/01/28(木) 22:38:21.55ID:rM3zWeuQ
>>782 間違い失礼。大佐→大尉でした。
(ダグー大佐ってジェロ(近衛隊隊長?)より偉かったんだ。意外・・)
0788名無しさん@ピンキー2016/01/29(金) 00:15:34.41ID:TJ5aexBI
百合キスをOAでやってみた。話自体は超ありがちかつお下品ネタで面目ないです。

「んっ・・」
部屋に入るやいなや、いきなり彼女は唇をふさがれた。
両手首を壁に押し付けられた形で彼女は抵抗できなかった。
彼の舌が彼女の舌にねっとりと絡みつく。
執拗かつ官能的なその感触に彼女は身体の芯が痛くなった。
(あ・・なんで、こんなに・・)
彼はいったん彼女の唇を解放すると、彼女の手を押さえつけたまま、今度は耳元に唇を這わせた。
男の熱い息が肌をざわつかせる。
この唇が触れるだけで、どうしてもこうも疼かされてしまうのか。
「や・・め」
彼女は眉を顰めて顔を背けた。軍服の上からも胸の震えがわかる。
男は彼女の首筋に頬摺りするように顔を寄せると、耳元で小さく聞いた。
「欲しい?」
彼女が答えないでいると、彼は軍服の上から彼女の乳首を?んだ。
彼女はたじろいだ。
「やめろ、歯型が残る」
「じゃあ脱いだら?」
彼女は唇を?んだ。彼は黙ったまま楽しげに見守っている。
彼女が俯くと、髪が顔にかかってその表情が見えなくなった。
震える手が自分の上着の前釦を外していく。
下着は付けておらず、硬くしまった乳房が少しずつ姿を現した。
唇の端を上げて、男は満足げな表情を見せた。
乳首を舌先でつついたり、息を吹きかけたりして充分に彼女を苦しめてから、今度は舌先で乳首を息をつく間もないほど舐った。
「うっ・・」
彼女の身体が跳ねるように悶えた。
「ァ・ンドレ」
「何?」
「・・して・・」
「ここで?」
頬を紅潮させて辛そうに彼女は頷いた。ギュッと目をつぶっている。
彼は彼女のキュロットの釦を外し、床に膝をついてブーツと共に脱がせた。
「自分で触ってみて」
愉悦を込めた声が命じる。
催眠術にかかったように、細い指先が金色の毛の間を探り始めた。
俯いた髪の合間から彼女の赤い唇が開き、舌が覗いているのが見える。
彼は楽しそうに眺めた。
「いい子だ・・」
男が頭を太腿の間に潜り込ませると、彼女の乳房がふるふると震えた。
「ああっっ」
0789名無しさん@ピンキー2016/01/29(金) 00:17:14.00ID:TJ5aexBI
「カーット!」
突然、監督から声がかかった。
男は現実に戻るのに苦労しながら、仕方なく彼女から身を離した。
「いい加減にしろ、カメラ、何やってんだ!ここはアップって言っただろ!もっと接近して!
せっかくいい絵が撮れるって時に遠慮してんじゃねえよ!!」
「だ、だあって・・」
「・・なあ?」
アラン監督に怒鳴られ、撮影チーフのジャンとカメラアシスタントのピエールは真っ赤な顔を見合わせて頷き合った。
二人ともズボンの股間が腫れ、歩くのにも不自由な感じになっている。
「ちっ、しょうがねえなぁ、童貞は。トイレで抜いて来い!15分休憩!」
ADとAD見習いの二人はこの間に飲み物を買いにコンビニに走らされた。
ガウンを羽織った主演女優は控え室のソファーに手持ち無沙汰に座った。
絡み相手の男優は彼女の傍に座り、肩を抱くようにして何事か囁いている。女優は頬を赤く染めて何か言い返した。
「ちぇ、いちゃいちゃできていいよな・・」
AD見習いのラサールは飲み物を皆に配りながら、ついつぶやいた。
「そうぼやくなよ、いったん役に入ると戻るのはたいへんなんだよ。あのままムードを維持してもらったほうが再開しやすいんだ」
ADのフランソワがとりなす。
若い割に苦労人の彼は、各スタッフに気を配って場の雰囲気をまとめるのが上手だった。
超低予算チームAV『司令官室の秘め事』(仮タイトル)撮影班がワンマンな監督のもとでこれまで決裂しないでこれたのも、
ムードメーカーとしてのフランソワの尽力によるところが大きかった。
「よおーし、じゃあ、始めるぞ。シーン15から、スタート!」
監督の声がかかる。
女優と相手役はすんなりと役に戻っていった。カメラは二人の絡みにじっくりと焦点を合わせている。
マイクは二人のわずかな息遣いまできちんと拾っている。
(よおし、これはいける。
二人ともノリノリだし、金髪・黒髪カプは王道だし、傑作になるぞ・・!)
監督はカメラのファインダーを覗きながらほくそ笑んだ。

0792名無しさん@ピンキー2016/01/29(金) 11:14:00.71ID:Rg1aauS+
>『司令官室の秘め事』(仮タイトル)

おい、発売日はいつだよ、DMM.R18でダウンロードはできるのかね
0796名無しさん@ピンキー2016/02/05(金) 12:40:41.29ID:Syz4BwHO
バレンタイン・フェアを色んなとこでやってるので、ダンナや自分用に行ってみてる。

という事で、バレンタイン・ネタはありませんかのう。
当時のフランスではチョコでなく、恋人同士でその他のお菓子や花などを贈りあったんだろうけど。
0799名無しさん@ピンキー2016/02/09(火) 00:49:41.50ID:h/aqrCIF
オスカルの膣内はほわっとしています。
そして門はキュッと締まっていて、臀部はなめらかです。
0800名無しさん@ピンキー2016/02/11(木) 00:36:02.46ID:pMjjET9L
天国で結ばれたアンドレとオスカルのエロとか
ジェローデルとソフィアのプライドをかけたエロとか読みたい
0801名無しさん@ピンキー2016/02/11(木) 20:26:39.18ID:aUbfoP9v
ネットでベルばらの男性向け同人誌みつけた
といってもオムニバス形式だけど
0803名無しさん@ピンキー2016/02/13(土) 17:07:54.82ID:mRrtlAxY
>>538の続編
OA 正夢 

夢を見ていた。何だかとてつもない快感に捉われている。
股間の一点に血液が集中するような、継続的な刺激がやわやわと男を包んでいた。
彼の男性器を執拗に這い回り、包む、生温かく滑りのある動き。
舌が彼の男根に絡みついている。
細く長い指が根本を掴んで支えている。
唇が先端を吸い込み、呑み込まれるように喉の奥にまで導かれる。
ぐっと深く吸い込まれると全身が痺れるような快感に声が漏れた。
「ふっ」
自分のものではない吐息が聞こえる。
(夢?)
再び舌先が先端の滴を舐めとり、最も敏感な切れ目に舌先が入り込もうとする。
つるつると滑るその先端をもどかしげに舌が舐めまわした。
「あっああ、もう・・」
彼は声を洩らした。
ふと、その刺激が消えた。布ずれのような音と人が動く気配がする。
ぼうっとした頭の状態でも、誰かが自分の身体の上に跨ろうとしているのがわかった。
彼の男性を掴んでいる誰かの指がその角度を変えさせようと動かした。
(呑み込まれる・・!)
硬く大きく屹立した彼の性器が誰かの体内に取り込まれる。肉体が迫ってくる。
自分の股間の物体が恐ろしいほどそそり立って、侵入すべき進路を要求している。
まるで別の生物に乗っ取られ、支配されているかのようだ。
彼を意のままに従わせる強烈な指令に動かされ、彼は切なげに身震いして腰を突きだした。
「う。あ・・」
彼の声ではない声が聞こえる。
わずかに重みのある乳房が2つ、先端を硬く尖らして彼の裸の胸に触れた。
ぞくりとするその感触。
金色にけぶる何ものかが彼の上にのしかかり、ぎこちなく揺れ動き始めた。
「・・んっ・・」
聞き覚えのある女の声。しかしいつにない艶がある。
「んあ・・、はっ・・」
ギシッ、ギシ・・。
寝台が振動にきしむ。

彼は自分が全裸で寝台の上にいることをおぼろに認識した。
(夢じゃない、オスカル。おまえ・・!)
身体の一点でつながっているのはまぎれもない彼の想い人だ。
でも、二人はこんな関係じゃなかったはずだ、少なくとも現在までのところは・・。
思わず出した手の指が彼女の尻に食い込んだ。彼はそれを掴んで力強く律動を繰り広げた。
「あっ、ああ、おまえっ!」
彼女は驚いて叫んだ。
「・・オスカル!」
彼は夢中で彼女を突き上げた。彼女の身体が痙攣を始めた。
「あ、ああっ・・、中に出すな!」
叫び声と共に彼女が飛び跳ねるように身体を離した。
白い迸りが彼女の下腹から胸にぶちまかれる。
彼女は後ろに倒れた。
彼は息を付きながら、少し上半身を起こした。
自分の身体の上に両脚を開いたまま彼女が倒れている。
ぐったりと、半ば気絶しているかのようだ。
彼女の毛と女陰は二人が交わした体液に濡れ、蝋燭のほのかな灯を受けて光っていた。
夜はまだ明けきらず、朝というにはまだ早い時間らしい。
(これは・・?夢・・じゃ、ないんだよな)
彼はしばらく凍りついたまま彼女の肢体を眺めていたが、彼女の寝息を聞いてその裸体に毛布をかぶせた。
自分も毛布に入り、裸のまま彼女の身体を引き寄せる。
少し冷えた彼女の肌が少しずつぬくもりをもってきた。
(初めて、じゃないよな?一体、いつから?)
0804名無しさん@ピンキー2016/02/13(土) 17:08:35.22ID:mRrtlAxY
そういえば泥酔した挙句、なんだか幸せな夢を見たことが何度かあったっけ。
現実にはありえないような妖艶な彼女の姿を夢に見るなんて、別に珍しいことでもないのだけれど。
たしかにおかしいとは思っていた。
今までは夢の中でも彼女はいつもそっけなくて、辛い思いばかりで、うまくいったことなんてなかった、少し前までは。
ここ数か月だ。なんだか夢の中で首尾よくいくようになったのは。
つまり、これが原因だったのか。
あの夢を見たときはいつも、現実だった・・?
あんまりだ、記憶がないなんて。

目覚めたときに彼女の残り香に包まれているような気がして、早朝から自分を解放したことも一度や二度ではない。
あれがすべて現実だったのか?
夢の中で、彼女の吐息が彼を擽り、彼女のほのかな喘ぎ声が聞こえ、その舌が彼の肌を這い、指が彼の股間を掴む。
彼女の肌が自分の身体に摺り寄せられ、すっかり自分自身を彼女に包まれてしまう。
思い出すだけで股間が疼いて痛くなってくる。
細くしかしやわらかな彼女の身体を抱きしめた。
彼女はスースー眠っている。
(勝手に入れたら、怒るかな・・?)
恐る恐るその乳房に手を触れ、先端に口づけすべく彼は頭を下にずらした。

終わり
0805名無しさん@ピンキー2016/02/13(土) 18:08:37.44ID:Vt1jvwhs
その後もあの酒使ってたのかオスカルタン
もう告白しちゃえよw
GJ!
0807fusianasan2016/02/14(日) 15:58:16.00ID:+QHznAXp
GJ
酔って寝てる相手に色々するのってエロいよな
オスカルタンたらいつのまにかおしゃぶりまでいけない子
0808名無しさん@ピンキー2016/02/15(月) 05:06:22.94ID:bYE7prA2
OA 眠り >803 さらに続き

眠りの中で光が満ち溢れていた。
眩しくはない、でも瞼を開くことができない。
身体がまったく動かなくて、感覚だけが研ぎ澄まされているようだ。
肌に感じるすべらかな感触にうっとりとする。
皮膚の上を微かな刺激が走る。触れては離れ、擦るように、撫でるように、そっと。

子どもの頃、庭につるつるとした肌触りの木があった。
細長いその木に登り、枝に座って幹にしがみつくと不思議な高揚を感じたものだ。
その時の気分にどこか似ている。
何か懐かしいような、それでいて未知の体験のような。いつもと少し違う風景、いつもと違う感触。
ひんやりとなめらかな木の肌。
だが、今、肌の上を走るこの感覚は温かい。それでいて懐かしい。

太腿の内側を掌が這う。
ざわざわと体の中から馴染みのある感覚が呼び起こされる。この感覚はここ最近覚えたものだ。
一たび現れたら彼女を捉えて離さない、身体の奥底からの、波のような圧倒的な衝動。
これを知ったのはほんの数か月前のことだった。
だが、心のどこかで、ずっと前から知っていたような気がする。
懐かしくて、力強くて―。

半ば眠ったまま、彼女は手を差し出して身体の上の物体を包んだ。
手の下の皮膚を通じて引き締まった男の背中の筋肉の動きが伝わる。
ふとその背が丸まると、乳首のあたりを新たな感触が包んだ。
乳首を強く弱く吸う、何か生温かく蠢くものがある。
間断かつ執拗な刺激に次第に先がピンと固く突き出てくる。それを弄るようにさらに舌が絡み、吸い上げた。
耐えきれず彼女が喘ぐと、感激に堪えぬような、抑えた男の声が小さく響いた。
「ああ、オスカル・・」
彼女は急速に覚醒した。
寝台の上で彼に身体を押さえ込まれている。
驚いて起き上がろうとした彼女の動きを利用して、彼はその両脚を開かせた。
抗議する間もなく、大きく開げられた箇所に黒髪が被さり、舌が這いまわった。
くぐもった声を上げながら彼女の白い裸身がたわんだ。
責めたてられ、涙を流して悶え乱れ、やがて喉を見せてのけぞった。
自然に両脚がこれ以上ないほど大きく広げられる。
瞬間に彼の男性器が深く硬く侵入してきた。
彼女は声にならない悲鳴を上げて彼の背に爪を立てた。
0809名無しさん@ピンキー2016/02/15(月) 05:07:50.10ID:bYE7prA2
荒々しかった二人の息が静まってきた。
彼女が完全に自分を取り戻す前に、彼はその唇を口でふさぐと舌を存分に絡ませた。
二度も達した後なのに、まだ体の中に熱い火種が残っていて、いくらでもかき立てられそうだ。
(エンドレスだな・・)
「んんっ」
ハアと息をついて、彼女は彼の胸を押し返し、逃れた。
「アンドレ、おまえ、人が眠っているところを勝手に・・」
「どの口が言う」
「わたしは許可を得たぞ!」
「俺は覚えてないけど」
「おまえ泥酔していたからな」
「やっぱりあの酒か。で?これまで何回くらい・・?」
「3、いや、4回かな・・」
沈黙が室内に満ちた。彼女はきまり悪げに面を伏せた。
「・・なんで黙っていた?」
「だから・・、あの酒を飲まないとああいう風にならないだろ、おまえ」
「ああいう風ってどういう風?」
「人が変わったみたいに・・、その、強引というか・・」
彼のしつこい愛撫を思い出して彼女は顔を赤らめた。
「あのね。俺はいつだってエロな下心を隠しているんだよ!いつもは表に出さないだけ」
「じゃ、あの酒のせいで別の人格が出てきたわけじゃないのか」
彼女の顔がパッと明るくなった。
「良かった!もう酒がなくなってしまったから、この先どうしようかと思ってたんだ。これからもよろしく頼む」
「あ、ああ・・、うん」

チチチ・・。
夜は完全に明け、カーテン越しの朝の光と共に鳥の声が聴こえてきた。
「ああっ、今朝は国王陛下の謁見が前倒しになったんだ。早く出なければ。お前も用意しろ」
寝台から飛び降り、瞬く間に服を身に着けると、彼女は疾風のごとく彼の部屋を飛び出して行った。
(良かったんだ・・よな。なんとなく腑に落ちないけど。なんか順序が違うんじゃないのか?)
彼は解け乱れた黒髪に手櫛を入れると、その手で首筋を掻いた。

終わり
0810名無しさん@ピンキー2016/02/15(月) 05:11:06.26ID:bYE7prA2
OA 最初から 〉808さらに続き 

数週間が経っていた。彼は始めはわくわく、次第にじりじりしながら彼女の訪れを待った。
(一体、いつ来るんだ?)
彼女の方は、酒の助けなしでどうことを進めたらいいのか戸惑い、先送りにしていた。
(一体、どんな顔して行けばいいんだ?)

(今日も、来ないのかな・・)
夜、半ば諦めて寝る支度に服を脱ぎかけているところに、ひそやかに扉を叩く音がした。
(来た!)
急いで戸を開けると、扉の向こうにラフなシャツとキュロット姿の彼女が立っていた。
表情はぎこちなく、目を合わせようとしない。固く緊張しているのがわかる。
「入って」
彼はその手首を掴んで中に招き入れた。
入ろうとして足がもつれたのか、倒れるように彼女が態勢を崩した。
そのまま扉の背に身体全体で押し付けるようにして、支えた。
ドクッ、ドクッ・・。
二人とも緊張しすぎて、二重の心臓の鼓動が聴こえるかのようだ。
「いい・・?」
彼が耳元で囁く。
彼女はコクンと頷いた。

「あっ」
いきなり彼がシャツの上から乳房を掴んだ。
コルセットは身に付けていない。
しなやかなシャツの布地の下で乳首が固くなるのを確認して、彼は裾から大胆に手を入れ、彼女の乳房を弄んだ。
「くっ・・」
扉を背にしているので、声を上げまいと彼女が堪えているのがわかる。
シャツの釦を下からもどかしく外しながら、露わになる肌を唇が登っていく。
乳首に唇が到達すると、彼女が彼の頭を抱え込んだ。
彼は床に膝を付いた。キュロットを下ろさせ、強引に鼻先を股間に割り込ませる。
既にしどとに濡れている。
指を一本忍び込ませながら舌先を蠢かすと、彼女の太腿から膝の後ろにかけて震えが走った。
「く、ああっ」
彼女の長い指が彼の髪を掴んだ。

身体を支えきれずに倒れ込むところを手で支え、寝台までどうにか歩かせる。
仰向けに横たわらされて、彼女が不安げに彼を見た。
その目を見ながら彼はゆっくりと服を脱いだ。
彼女が熱望しながら自分を待っているのが伝わってくる。
体を重ねると、彼女が自分から両脚を開いて彼の性器に手を添え、導き入れた。
彼が腰を擦り付けるようにして深く挿入すると彼女は喜びとも安堵ともつかぬ表情を見せた。
いま彼女と身体が一つにつながっている。不思議な気がする。
何ものも彼らを引き離せないような絆ができていると感じる。
何も心配することはない。彼女が何も言ってくれなくてもいい。
少しずつ腰の動きを速めると彼女は耐えきれずに艶やかな嘆き声を上げた。

終わり
0811名無しさん@ピンキー2016/02/15(月) 05:11:47.58ID:bYE7prA2
おまけ

「頼みがあるんだけど」
「なんだ」
「次来るとき、軍服のままで来てくれないか?」
「なぜ?」
「一度、あの軍服を脱がせてみたいと思っていたんだ」
彼女は目を大きく見開いてまじまじと彼の顔を見た。
(ちょっと早すぎたかな・・?)
見つめられて彼は居心地悪げに顔を赤らめた。
「おまえ・・、変態だな」
(結構、そうしたいと思っている奴、軍にいると思うけど・・。でもま、言わない方が無難だな)
すっかり落ち込んでいると思って、彼女は声をやわらげた。
「まあ、いいだろう。そのうちな」
彼が顔を上げた。パーッと表情が明るくなる。
(最初は前だけ釦を開けて、そのまましばらく胸をもんで。あ、キュロット先に脱がせて上着着たまま後ろからってのもいいな。うわ、エロいぞ・・)
ただでさえ大きい目をきらきらさせている。頭の中でシミュレーションしているのがまるわかりだ。
(喜びすぎだ)
彼女は憮然とした表情でバタンと音を立てて部屋を出て行った。

終わり
0818名無しさん@ピンキー2016/02/18(木) 21:57:38.70ID:lBpXPZsA
そうかな
色白の体に亜麻色の体毛がふさふさと生えてそうだが
毛の色が薄いから一見毛深くなさそうに見えるの
0819名無しさん@ピンキー2016/02/21(日) 18:48:01.72ID:Ib3bE26s
新刊で、髪から陰毛からなにから
とにかくボーボーだったじゃないか
0820名無しさん@ピンキー2016/02/21(日) 19:02:30.11ID:StAD0mXu
新作みてジェロに色気を感じるようになった
見た目もだけど、家庭環境で性格歪んでそうな辺り最高
0824名無しさん@ピンキー2016/02/22(月) 07:05:00.56ID:vKY7vqbP
女性嫌いって宮廷で噂になってたほどだからあの見た目もあって
ホモ扱いはされてただろうな
0825名無しさん@ピンキー2016/02/22(月) 20:14:57.99ID:gOPxJYqk
青レモ・ブラびり 強〇小ネタのみ ※同人誌やSS、他漫画に影響を受けています

OA 青レモ版

ビリッ。
鋭い音を立てて彼女のシャツが引き裂かれた。
彼の手に布の一辺が残っている。
彼は自分のしたことが信じられないというような様子で立ち尽くしていた。
彼女は凍り付いた表情で目を大きく見開いたまま、顔を横にそらした。
(見られた・・)
(見てしまった。想像以上だ。本当に、あるかなきかの胸なんだな・・)
二人とも途方にくれた。
(どうしよう?このあと・・)

終わり

OA ブラびり版

ビリビリビリ――。
気が付いた時には、彼女のシャツの薄い布地を引き裂いていた。
彼女は凍り付いた。
あきらめたように頭を敷布に埋め、静かに涙を啜りあげた。
彼の手が震え、握りしめていた布の切れ端が床に落ちた。
もう戻れない。一線を越えてしまった。
誰よりも大切に思っている彼女を自分の手で傷つけた。
取り返しはつかない。
彼は絶望に追い詰められて彼女の上に覆いかぶさり、ベソベソ泣きながらその胸に顔を埋めた。
彼女は石のように固まったままだ。
頬に彼女の薄い胸が触れた。
思いの丈を込めて彼女の胸に舌を這わせ、先端を吸った。
舌の中で彼女の乳首が次第に固くとがってくる。
すすり泣きが喘ぎ声に変わっていった。
彼は夢中で彼女の双方の乳首をしゃぶった。
抑えつけられたままの彼女の両腿が震え出す。
「ア・・ンドレ」
彼女は息を切らせながら言った。
「いつまでやっているんだ。そろそろ下に移動しろ」

終わり
0826名無しさん@ピンキー2016/02/22(月) 20:24:35.41ID:gOPxJYqk
※小ネタのみ

編集部(以下、編):ティーンズWebマガジン『すももラバーズ』、「教えて!みんなの体験」コーナーです。
今月の相談者は愛知県在住の高校生Yさん。彼女の悩みは?

Y:彼とのセックスでイケないんです・・。

編:では回答者の皆さん、どうぞ。

O:さあ?いけなかったことなんてないし。アンドレに聞いてくれ、万事あいつにまかせているから。

ジャンヌ:そんなの気合いじゃない?

ANT:あなたの苦しみはよくわかります。この身がくたくたになるまで踊り歌い遊び歩いても、虚しさは超えられませんでした。でも本当に愛する人が現れれば、その苦しみから解放されるでしょう。

ポリ:彼の親友を愛人にしたらどうかしら?

ロザ:男の人ってデリケートな生き物で、なだめたりすかしたりしてその気にさせなきゃならないから、なかなか難しいのよね。あなた次第よ。
わたしのおすすめは自分で前もって気分を高めておいて、本番になったら心から愛する人を思い浮かべるの、これは絶対効果あるわよ。
でも、間違っても最中に違う人の名前を呼んだりしないでね。後のフォローが面倒だから。

編:基本は相性、あとは精神力でギャップを埋めるというアドバイスでした。参考になったでしょうか?
ではまた来月ー。

おわり
0829名無しさん@ピンキー2016/02/23(火) 10:17:02.02ID:1aX87FcX
>>826
ロザリーで声出して笑ったw
それぞれの回答もみんな言いそうでウケルw
0831名無しさん@ピンキー2016/02/23(火) 13:34:02.81ID:avC8GEgd
>>825
オスカルの薄い胸は以下のようかな
ttp://ifitandhealthy.com/keira-knightley-weight/
0833名無しさん@ピンキー2016/02/23(火) 14:42:02.85ID:CwlM8/sC
アンドレったらテクニシャン
ベルナールは・・・かあいそう・・・
0836名無しさん@ピンキー2016/02/25(木) 00:11:06.09ID:adhz0XnS
また出たオスカルの胸問題。
何回めのループだ…

一応原作では、谷間が描かれてるんだけどな。
0837名無しさん@ピンキー2016/02/25(木) 00:54:55.92ID:GIUMGQxc
Google画像でググったらロリなオスカル?みたいな画像が出る
>超能力少女バラバンバ(1985) 永井豪原作のエロアニメ(確か原作は宇宙海賊バラバンバ)
0838名無しさん@ピンキー2016/02/25(木) 03:07:48.61ID:WQjtem98
たまに綺麗な金髪のおねーちゃんのからみが見たくなって
エロ動画とかあさるんだけど、
胸がでかすぎたり、垂れてたりで
なかなかオスカルに思えるようなのはいないね
0839名無しさん@ピンキー2016/02/25(木) 19:08:25.92ID:IY0Hw+R0
>>838 うん。金髪 美乳でぐぐろうが blonde topless nude でやろうが
美人も金髪も美乳も多くいれども 三点揃っている人なんていない
神殿に飾りたくなるのも無理ないよ
0840名無しさん@ピンキー2016/02/25(木) 21:19:42.83ID:+3JsyOBd
皆ハードル高いのね
海外のポルノ女優は下手くそな入れ乳や垂れ乳が多いから
日本のAV女優の体型の方が好き
脳内でオスカルに変換してるw
0841名無しさん@ピンキー2016/02/25(木) 22:58:18.26ID:377AGTNF
洋画 濡れ場で検索するとたまに金髪美人美乳の濡れ場に出会える
0843名無しさん@ピンキー2016/02/25(木) 23:32:39.30ID:8OoToVlB
xvideos、xhamster、pornhubがベタなサイトだな
blond teen Russianで検索するとOさんに近いイメージの女優さんが見つかるお^^
0845名無しさん@ピンキー2016/02/26(金) 21:30:55.19ID:BaOx+tD9
おっぱいが大き過ぎても小さ過ぎても駄目
オスカルのイメージ通りの金髪美女を探すのは難しいわ
0846名無しさん@ピンキー2016/02/27(土) 09:46:44.18ID:gjon62KI
一杯書いてくれてたエロパロ職人さんが支部に行っちゃったから寂しいな
またテイストの違う職人さんこないかな
0849名無しさん@ピンキー2016/02/27(土) 17:14:00.87ID:vJonLVtk
最近コピペがどうとかエラーでない?
他のスレで四苦八苦してる人いた。
0850名無しさん@ピンキー2016/02/28(日) 00:53:01.18ID:HpYffv1x
そういや、女帝エカテリーナのゴージャスエロ動画(というかポルノ映画)を見たことがある
残念ながらドイツ語だったけど

西欧時代劇エロが結構あって、ドレスとかぺろっとめくってヤッてるから
その辺はお笑いだけど面白い
0853名無しさん@ピンキー2016/02/28(日) 23:25:19.67ID:WqXvrgAA
OA サベンヌ 無理やりでっちあげ話。壊れているO様失礼


一行は昨夜と同じ宿で遅い夕食を摂っていた。兵士たちの他に客はいなかった。
事件解決後という気分が一行を満たしていた。
兵士たちは城一つが背後で爆破されるのを見たのだ。
時として人の命をやり取りせざるを得ないのは軍人の習いとしても、皆も危うく死ぬところだったのだ。
もしあと少し遅かったらという恐怖がどこか彼らを刹那的な気分にさせ、それを埋め合わせるかのように兵士たちは飲み騒いだ。
女隊長も今夜の騒ぎは無礼講と見逃した。

オスカルは自分の肩が震えていることに気が付き、慌てて酒をあおった。
いくら飲んでも酔えなかった。
「オスカル、この辺にしておけ。顔色がよくないぞ」
彼女の従卒が声をかけた。
「うん?ああ」
「あいつらに付き合うことないぞ。一応解決したんだし、先に休んだらどうだ。
あいつらが羽目を外しすぎないよう、俺が見ているから」
「すまないが、そうさせてもらおうか。一応、最後に報告に来てくれ」
「わかった」
「兵士諸君。諸君のおかげで事件は一応の解決をみた。今夜は大いに飲んで疲れを癒してくれ。しかし明日の出発には遅れるな。私は先に休ませてもらう」
「はっ、隊長」
兵士たちに頷くと、彼女は宿屋であてがわれた部屋に引き上げた。

ベッドの背もたれに身をゆだねると、今更ながら身体が震え出してくる。
目の前でみすみす彼らを死なせてしまったのも残念だったが、自分も命を失っていたかもしれないのだ。
喉元に剣先が突き立てられようとした瞬間の全身が総毛立つような思いが蘇り、自分の身体をギュっと抱きしめた。
恐怖からの解放でオスカルは笑い出した。身体がガタガタと震え、治まらない。震えながら笑う。
ふいに、身体の奥底から刹那的な衝動が立ち上ってくるのを感じた。
(ああ、また)
命のやり取りをするような経験をすると、その後必ず獣じみた、どこか怒りにも似た、強烈な欲求が沸き起ってくる。
ひとたびこれに捉えられたら、なんとかして衝動を治めるまではどうすることもできない。
(助けてくれ、誰か・・、アンドレ!)

夜も静まった頃、アンドレはオスカルの部屋の扉をノックした。
「オスカル、俺だ。もうみんな休んだぞ」
「ああ、入れ」
彼女はガウン姿でくつろいでいた。
「鍵を閉めろ」
言われるままに鍵を回し振り向くと、彼女はガウンの腰紐を解いているところだった。
(オスカル!?)
「近くへ来い」
アンドレが暗示にかかったようにふらふらと前に出た。
オスカルは目を上げた。いつにない妖艶な雰囲気をまとっている。
無造作に彼女はガウンの前を開いた。
蝋燭の明かりがなだらかな女性らしい身体のラインに陰影を作るのが見え、アンドレは頭に血が上るのを感じた。
「アンドレ、頼みがある。・・私を抱いてくれないか」
布を肩から滑り下ろすオスカルの手の動きに従い、雪のように白い肩と胸元が現れた。
豊満とは言えないが美麗な乳房は十分な高さがある。
先端がほのかな薔薇色に染まり、つんととがっている。
しなやかな筋肉を皮膚の下に隠した下腹、その下には引き締まった太腿に挟まれて金色の叢が淡く影を作っていた。
「すまないが、おまえにしか頼めないんだ、こんなこと」
オスカルは一歩前に踏み出した。アンドレは頭の中が白くなった。
0854名無しさん@ピンキー2016/02/28(日) 23:26:19.20ID:WqXvrgAA
「アンドレ、アンドレ!しっかりしろ」
アンドレは頬をぴちぴちと叩かれていることに気が付いた。頭の後ろへんがズキズキと痛む。
「おまえ、急に後ろに倒れたから驚いた」
心配そうな表情でオスカルが見ている。
彼女は立ち上がり、水差しからグラスに水を注ぐと再びしゃがみこんで彼に与えた。
アンドレはオスカルに頭を支えられながらコクコクと水を飲んだ。ふと、オスカルが床に片膝を付いた姿勢でいることに気がついて、含んだ水を吹き出しそうになった。
ガウンの前が開いたままで、彼女のそれが・・・ているのが見える。
再び意識が遠くなるのを感じ、アンドレは手を固く握り込んで必死で耐えた。
(ここでまた気を失ったら、末代までの恥だ)
「起きられるか?ちょっと休め。驚かしてすまなかった」
オスカルに支えられて、アンドレはどうにか寝台にたどり着いて仰向けになった。
まだ頭が痛み、くらくらする。
だが、今はもっと別のところが急激に窮屈になっていた。
「お、オスカル、頼む」
「何だ?」
「キュロットの釦を外してくれ、お願いだ」
オスカルはぎこちない手つきでアンドレの腰の釦を外した。
緩められたキュロットの隙間から膨張した男性器がにょきと外に飛び出した。
ふう・・・と息をつく。
(助かった)

オスカルは驚く様子もなく、しばらく彼の様子(男性器含む)をうかがっていたが、寝台にアンドレが身体をゆだねるとその性器に手を添えてこすり始めた。
「ああっ、オスカル、何を!」
「おまえ調子悪んだろ、そのまま寝てろ。緊急事態なんだ、ちょっとこれ借りるぞ」
「借りるって、ちょっと待って!すぐ復活するから」
「いいから寝てろ。すまないが、おまえの身体が必要だ。私がやるからおまえはじっとしてろ」
抗議する間もなく、オスカルはアンドレのそれを口に含んで湿らせると、先端を自分の性器に当てて入り口を探そうとした。
ぬるぬるとした感触にこすられてアンドレの男性器は硬く反りあがった。
「うっ・・・」
到底我慢できない。今すぐ挿入しなければ気が狂う。
アンドレは無理に起き上がるとオスカルを下に組み敷いて、突き入れようとした。
先端から透明な液を漏らしている男根を突き刺そうと入り口を探すが、あたりをぬるぬると滑るばかりで入るところが見つからない。
「く、ああ」
性感の高まりにオスカルは乱れ、背を反らした。
アンドレの雁首が小さな突起の上をすべるたびに低く唸りながらのけぞり、乳先がぶるぶると震える。
我を失ってオスカルは自分のそこをアンドレにこすりつけた。
「いっ、いい・・・」
オスカルの花びらが充血し膨らみを増した。アンドレの男根をすっぽりと包み込んでいる。
「ああ、おまえ、入っているんだな」
(違う、これは素股だって!)
0855名無しさん@ピンキー2016/02/28(日) 23:26:50.70ID:WqXvrgAA
彼が身を起こそうとするとオスカルは慌てて引き止めた。
「あ、だめ!もう、このまま・・」
彼女が腰をくねらせるたびに、こすれ合っている箇所からくちゅくちゅと淫靡な音が高まる。
「はっ、最高だ、アンドレ。あ、もう・・」
(ちょっと、これ、違うんだけど・・)
息を弾ませ、さらに身体を擦り付けるようして彼女は悶えた。
とがった乳首が胸元に触れ、くすぐる。
アンドレは耐えきれなくなってきた。もう漏れそうだ。
(頼むから、今すぐ入れさせてくれ!)
オスカルは喉を反らせて身震いした。アンドレの肩を掴んだ彼女の指が痛いほど強くくい込んだ。
「あああっ、もうだめ!」
全身をぶるぶると震えさせ、硬直した彼女が獣のような唸り声を上げ始めたので、アンドレは慌てて掌でオスカルの口をふさいだ。
「・・・・!」
激しく達する様を見て、彼も耐えきれず、彼女の腹に精液をぶちまけた。

「アンドレ、すごくよかった。すまなかったな、ありがとう。・・・もう、行っていいぞ」
オスカルは力尽きて寝具に埋まりながら絶え絶えにつぶやき、やがてことんと眠りに落ちた。
(あの・・・。まさかオスカル、今のがセックスだと思っているんじゃ・・・?)
オスカルはうつ伏せのまま満足げに寝息を立てている。
(俺は、これからどうしたらいい?)


〜後日談〜

「アンドレ、またあれを頼む」
「あれより先に行きたいんだけど」
「ええ?挿入は痛くて無理だったろ。あきらめろ。わたしは今のままで十分満足だ」
「頼む、オスカル、入れさせて。痛くないから・・」
「痛くないって、おまえ、わたしの身体じゃないか、勝手なこと言うな。だめなものはだめだ!」
アンドレは片手をぎゅっと握りしめてうなだれた。
(一度でいい、お前のすべてが欲しい・・)

〜終〜
0856名無しさん@ピンキー2016/02/29(月) 00:13:45.83ID:AcNsV4R8
>>853
アンドレ気絶www の後の復活www
笑かしてもらいました。ありがとう!
ところで「サベ ン ヌ」じゃなくて「サベ ル ヌ」ではないの?
0858名無しさん@ピンキー2016/02/29(月) 00:57:36.33ID:e8vLgoJv
>>855
リラックスしてる日に酒のませて酔わせたら
うまいこと入りそうな気もするな
いろんなところが弛緩してるその隙に

>>851
おおロッコ・シフレディじゃないすか
この人のポルノ版ハムレットはおすすめ
0859名無しさん@ピンキー2016/02/29(月) 06:05:13.74ID:o5W3vRGq
>>855
gjgj!!
アンドレを使ったオスカル様の072ですなwアンドレすげー可哀想www
次回、彼にも良い思いをさせてあげたって〜

>>858
このスレにイタリアの種馬を知っている方がいるとはw
若いころの彼は美形でアレも大きくて最高ですわ
0860名無しさん@ピンキー2016/02/29(月) 19:11:20.99ID:MtgTUkis
>>851
どっひゃー@@こんなのネットで見れるの どうみても本番、仕事でここまでやるんだびっくり
しかしエロいかっていうと、なんか違うなあ 見えないほうがエロいかも
0862名無しさん@ピンキー2016/02/29(月) 20:39:20.06ID:YCpHMkJY
18世紀のあの衣装であちこち汁とかつけずにするの大変そうだなあ
自分達で洗うわけじゃないから別にいいのかw
0863名無しさん@ピンキー2016/02/29(月) 22:31:12.37ID:/aQ05HX4
OAっぽいエロドーガあったらまた貼っていただけると有り難いです!
0866名無しさん@ピンキー2016/03/01(火) 09:22:52.74ID:qY5TJLtR
大体エロ動画って陰部アップとフェラが入るからイマイチ
ロマンチックなのないかな
0867名無しさん@ピンキー2016/03/01(火) 12:20:25.54ID:+sponNlj
動画ありがとさんです!
エロ動画は男目線男好みに作られるからズコバコばかりだよね
女性はロマンチックでエロいのが好みだけど中々ないよね
0868名無しさん@ピンキー2016/03/02(水) 00:44:56.92ID:5483gr3U
googleの画像検索あたりでググる時にromanticとかfor womenとか入れると
>>867が求めているのが引っかかるときもある…かもしれない
Xvideoとかの中ではfor womenは女性が攻めてるエロを指してるタグだったりするんで、
まあ運しだい
0870名無しさん@ピンキー2016/03/02(水) 02:13:34.90ID:ut4YqTZe
>>869
童貞か
年配になるとホルモンの関係で薄くなるから、老婦人ものをオススメしておく
0872名無しさん@ピンキー2016/03/02(水) 03:35:14.31ID:DKZpO6Dg
60代以降の女性は乳首とか色素が抜けて美しいピンク色だよね
下の毛もほんのり淡い感じになってw
>>869はそういうのを追求すればいいんじゃないか
0875名無しさん@ピンキー2016/03/02(水) 16:38:06.63ID:Ke5QU6Ph
>>871
GJGJGJ!
実写オスカルもこんなもんだし
つかファニーヒルのほうがスレンダーだし
アンドレだし
0877名無しさん@ピンキー2016/03/03(木) 00:16:20.50ID:KEDFMYdc
アンドレ役の人老けたなー
原作のアンドレはもっとカワイイ系のイメージ
0884名無しさん@ピンキー2016/03/07(月) 13:42:09.26ID:r1ZijUg9
>>879
オルレアンかポリニャック絡みの陰謀を捜査するため、仮面舞踏会に潜入する二人
オスカルはドレスを着用、アンドレも仮面を着ける
ドレスを着たオスカルのあまりの美しさに目が眩み、つい手を出してしまうアンドレ…

と、ここまで妄想しましたw誰か書いてください
0885名無しさん@ピンキー2016/03/08(火) 12:59:35.92ID:GOp5Pq2O
>>879
金髪じゃないよ、どう見ても茶髪
それにオスカルこんな女性的な顔立ちじゃない
0886名無しさん@ピンキー2016/03/08(火) 14:31:29.25ID:8kdBatGV
>>885
おまえには脳内補正の力はないのだなw
完璧OAなんているはずナイだろ
0887名無しさん@ピンキー2016/03/08(火) 17:53:00.03ID:Bnwkd5Fa
自分もイメージ違うな
唇とかもうちょい薄くて目付きももっとシャープな感じ
そこは人それぞれだと思うからあくまで個人の感想だけどね
0888名無しさん@ピンキー2016/03/09(水) 00:20:31.88ID:Z8XXzslI
シャラポワみて、オスカルこんな感じかな?
って思った。
ちょっと可愛過ぎるかな…
0890名無しさん@ピンキー2016/03/09(水) 12:24:11.43ID:UksMSY/I
>>889

いや〜、マドンナは違うっしょ。
丸顔過ぎるし、凛々しさや清麗さがない。
ドンピシャとはほど遠い。

マドンナにはマドンナらしい良さがあるけれども。
0891名無しさん@ピンキー2016/03/09(水) 13:56:27.79ID:pNbXNyN7
ひとそれぞれ好き好きあるけど
オスカルは容姿にも気品さがあるよね
0892名無しさん@ピンキー2016/03/10(木) 00:27:23.78ID:EBSnD0H9
それぞれ心の中のオスカルが違うから
仕方がないよ
どんな漫画や小説でも、ブーイングのない実写ってないしさ
0894名無しさん@ピンキー2016/03/10(木) 15:20:28.05ID:itqaJ1+7
あるある!職人さんも少なくなったし(多分今ひとりが頑張ってくれている)
SSの穴埋めにOAっぽいAV見つけたら頼みます!
0895名無しさん@ピンキー2016/03/10(木) 17:21:58.69ID:f34UET0a
上の動画全部とロマンス小説の画像を貼った者だけど、「金髪じゃない」とか
「オスカルこんな女性的な顔立ちじゃない 」とか言われたら、ここに貼るの萎えるわー
0897名無しさん@ピンキー2016/03/10(木) 18:15:46.81ID:itqaJ1+7
>萎えるわー
そだね・・・それで職人さんも減っちゃったんだし・・・ショボ〜ン
0899名無しさん@ピンキー2016/03/11(金) 00:03:29.76ID:pWFRCPxT
もうSSだけじゃなくて、ベルばらエロ雑談でもいいじゃないか、と最近思う。
0903名無しさん@ピンキー2016/03/12(土) 13:14:03.38ID:OOBwvX5x
外人AV見てるとやっぱ外人サンのはおっきいね!
ついついアンドレのもこんなかなぁ?
ジェロのは?アランは?って思いながら見てしまうわw
0904名無しさん@ピンキー2016/03/12(土) 13:16:57.78ID:CqznUyoh
アンドレは馬並み
ジェローデルは細長い
フェルゼンはでかちん
のイメージ
0907名無しさん@ピンキー2016/03/12(土) 21:54:15.96ID:7xDjibmQ
若い頃のシャロンストーン
http://www.clover-koizumi.com/salontodays/photo/nVxkbKSexOZlI_tmp.jpg
http://blog-imgs-72.fc2.com/d/o/n/dongabacho0429/20150730114802254.jpg
http://www.moneynote.net/wp-content/uploads/2014/09/ss00.jpg
http://imgc.allpostersimages.com/images/P-473-488-90/27/2774/3LLTD00Z/posters/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3.jpg

アンドレイ・ペジック
http://hep.eiz.jp/wp-content/uploads/2011/12/andrej_pejic_01.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/93/9007b8b657227593d7d03457a59594c1.jpg
http://blog-imgs-57.fc2.com/o/t/o/otokomaewatcher/andrej-pejic1.jpg
0908名無しさん@ピンキー2016/03/12(土) 22:00:38.43ID:EFKr2v6y
なるほどと思うがちょっと可愛い
自分のイマージではもっとシャープだな

まぁこれまで貼られたどれも実写映画のカトリオーナよかオスカルらしいけどなーw
0910名無しさん@ピンキー2016/03/13(日) 07:17:32.37ID:Ojog/aU7
いたけど教えなーい
どうせ髪の色が違うとかタトゥーがあるとかいちゃもんつけるだろw
0912名無しさん@ピンキー2016/03/13(日) 12:06:38.80ID:Vsb7KkS6
>>910
大人気ない…
しかしまぁ、きっとアンドレには見えないね。
その語り口から、そんな気がするw
趣味も性格も悪そうだもん。
0913名無しさん@ピンキー2016/03/13(日) 12:53:47.83ID:Ojog/aU7
>>912
あらあらw
私に文句を言う暇があるなら海外のPornosterのForumで黒髪黒目のイケメン男優を探せば?
あなた好みのアンドレがいっぱい見つかるかもよw
0914名無しさん@ピンキー2016/03/13(日) 13:14:17.67ID:jTeA1bea
孫もいるような婆さんたちが集ってるところで
下らん意地の張り合いはせんでくれ
0915名無しさん@ピンキー2016/03/13(日) 13:59:54.40ID:eK/jUMh0
オスカル様の高貴で美しい顔が、顔射で汚されるのが見たい
0916名無しさん@ピンキー2016/03/13(日) 17:29:05.96ID:mHNsmJiq
ベルばらのイラストを印刷したり絵葉書を用意しよう
絵にラップをかければ使い回しできて経済的
0921名無しさん@ピンキー2016/03/15(火) 01:17:57.68ID:pXm+dsxC
>>920
どっちの時?

クリスティーヌはオルレアン公の愛妾だからテクに長けてしまったかもしれないけど、
アンドレはやっぱり、初心なオスカルの、羞じらう顔でのたどたどしい舌使いの方に興奮すると思いたい。
0925名無しさん@ピンキー2016/03/15(火) 13:32:18.40ID:pgNrf8yi
全部同じ人?
最初と最後のがいいわー
アンドレに可愛げって大事よね
0927名無しさん@ピンキー2016/03/15(火) 17:21:42.83ID:1X/Lbr5F
私は最後がイイー!
アンドレは可愛げさと人の良さが必須!
チョコボールの意味が分からん??
0930名無しさん@ピンキー2016/03/15(火) 19:31:29.84ID:pVquGEQP
>>929
あれ、よく見たらゲーム・オブ・スローンズのジョン・スノウかな?
違ったらごめん
0931名無しさん@ピンキー2016/03/15(火) 19:58:32.98ID:boMVwd4l
え、ヒュー・ダンシーだよね?
ドラマハンニバルの人
エラが張り過ぎてるし華奢だしちょっと・・・
0932名無しさん@ピンキー2016/03/15(火) 20:35:59.71ID:pVquGEQP
>>931
ハンニバルは見てない…その俳優さんは知らなかったわ
教えてくれてありがとう
0935名無しさん@ピンキー2016/03/17(木) 01:02:47.15ID:mEW3iEcz
缶詰のホワイトアスパラガスみたいだ…
個人的にはそれ、ジェロの方のイメージ。
0936名無しさん@ピンキー2016/03/18(金) 12:49:44.09ID:BzbPW/zu
アンドレのは太さ硬さなどの表面上のことなど飛び越して
オスカルに心身ともにぴったりフィットなイメージ
0939名無しさん@ピンキー2016/03/19(土) 02:35:07.06ID:ffmhc/Ln
アランがシャトレ家に出入りしていた事実
絶対ロザリーとやってるよね
0942名無しさん@ピンキー2016/03/19(土) 08:45:19.67ID:CRcS7zWt
ベルロザは鉄板で赤ちゃんプレイやってる
フランソワが生まれた後は授乳プレイもやってる
マザコンと母性愛の組み合わせだからいいことだ
0943名無しさん@ピンキー2016/03/19(土) 20:19:03.23ID:WA1F2Y/b
もしアラロザが夫婦になってたらオスカル萌え語りで盛り上がる
0944名無しさん@ピンキー2016/03/20(日) 11:09:33.49ID:cZjMmqFa
>>943
そしてロザリーはアランをオスカルとして
アランはロザリーをオスカルとして
ヤリまくるw
0945名無しさん@ピンキー2016/03/20(日) 16:25:41.20ID:xPTeVSf5
「隊長は俺のものだー」

「だめー!オスカル様は私のものよ」
0946名無しさん@ピンキー2016/03/20(日) 16:41:44.49ID:4HIdrNtr
もしも夫婦でオスカル萌え語りまくるのは
アンドレロザリー夫婦がしっくりくるな

アランはロザローとオスカルの萌え語りとかしない気がする
ロザリーにオスカルさまの事思い出してるのね…
(別に責めてるわけでなく)
と言われて
バカ言えって抱き寄せるイメージ
0950名無しさん@ピンキー2016/03/20(日) 23:34:15.40ID:G8VCWdhi
エロくはないが、少なくともベル同人誌には見える(男の髭が邪魔だけど)
ttp://mandarake.co.jp/information/2008/05/18/21nkn06/index.html
0951名無しさん@ピンキー2016/03/20(日) 23:44:09.76ID:nAhvoqk8
>>949
このスレ的に、ロザリー=巨乳、って決定事項なんでつか?
原作にそういう絵はなかったと思うのだが。
0952名無しさん@ピンキー2016/03/21(月) 00:08:08.28ID:+QkE3b/F
>>950
おお、アニメ三銃士じゃないすかw
アトス×アラミスの虹は大好物です^^
0954名無しさん@ピンキー2016/03/21(月) 17:52:02.86ID:zyj+rflB
>>953 女装の男もそそる 和装だと男女差が少ないせいか、八犬伝の信乃とか
―と思ってたらアニメ版にはオスカルさまみたいなビジュアルがいるね(東方八犬異聞 里見莉芳)
0955名無しさん@ピンキー2016/03/21(月) 18:23:21.30ID:cIZXh9IT
>>948
ユムシが分からなくてぐぐったらエグイ画像見てしまったじゃないかあ!
0956名無しさん@ピンキー2016/03/21(月) 19:32:40.40ID:NQF7RUYN
昔のラブホってベルサイユ宮殿をイメージした建物が多いね
0957名無しさん@ピンキー2016/03/21(月) 21:41:30.92ID:+QkE3b/F
うちの近所にもあるよ「ホテル ベルサイユ」
30年くらい前から営業してるわ
0959名無しさん@ピンキー2016/03/22(火) 01:50:01.23ID:Q6xQ0DJi
アラスの室内はそれぞれアンドレやオスカルの
部屋をイメージした仕様になっているんですね
0965名無しさん@ピンキー2016/03/23(水) 01:02:32.04ID:gpO39Rel
>>957
ウチの近所には「ホテル マリア・テレジア」という、堂々たるラブホがある。
ちゃんとテレジア・イエローの外壁で、その内外のゴージャスさは地元で有名。
地上波TV全国ネットにも取り上げられたw
>>964
それは病気だ…
0967名無しさん@ピンキー2016/03/23(水) 02:00:58.48ID:XSRoRXyn
漫画で時々あるシチュエーションだけど手錠でOAが繋がれて鍵ができるまで時間がかかるとしたらワクワクするよね
0968名無しさん@ピンキー2016/03/23(水) 11:00:48.30ID:p4vtTcb5
>>964
オスカルと抱き合う時はいつも腰を引いてるアンドレだったがある時急にオスカルが抱きついてきて…
0970名無しさん@ピンキー2016/03/23(水) 11:34:47.49ID:7svYLCr2
お腹に硬いものを感じたオスカル
「アンドレ?こんな所に小刀隠しているのか?どら?私に見せてみろ!」
0971名無しさん@ピンキー2016/03/23(水) 17:03:29.67ID:b/j0QBXv
>>955
自分もユムシって分からなくてググっちまったよw
いやぁ・・・形状もさることながら色合いがもうなんとも
・・・アラン・・・
0973名無しさん@ピンキー2016/03/23(水) 18:51:04.64ID:rWzgN+Ky
O×D 小ネタのみ ※百合ご注意 他映画・漫画から科白借りています。

司令官室の扉を開けて、黒髪の若い娘が外に出ようとしていた。
後ろから軍服の腕が延びてその肩に触れ、肩を引き寄せると娘の顎を持ち上げて口づけした。金髪が娘の顔に被さり、その頬が隠れた。
娘はうっとりと目を閉じて、されるがままになっている。
部屋の外にいた長身の黒髪の従卒は、コンコンと近くの壁を叩いてみせた。
娘の肩がビクンと震えた。金髪の上官は慌てることなく、ゆうゆうと娘の身体を離して名残惜し気に声をかけた。
「またね、ディアンヌ」
「・・はい、オスカルさま」
頬を染めてうつむきながら娘は答え、従卒の視線を避けるように足早に走り去った。
男はジロリと上官を見た。
去っていく娘を視線で追う彼女の満足気なまなざし、上気した頬、どこか濃厚な雰囲気が漂っている。
急いで着込んだらしく上着の袖に若干不自然な皺が寄っている。情事のあとであることがありありとわかった。
「ソファのクッションが落ちたままだぞ。おまえ、また悪い癖が・・」
「まあ、そうひがむな」
彼女はニッと笑ってみせた。
「清楚ながらなかなか情熱的な娘だ。気に入った」
「知らんぞ、アランに顎を割られても」
「大丈夫だ、合意の上だ」
彼女は上機嫌で午後の演習準備を始めた。

初めて娘を窓越しに見かけたときから気に入っていた。
今日の昼休み、娘の方から話があると訪ねてきたのだ。しかしそれは彼女にとって驚きではなかった。
娘と初めて顔を合わせた時から、いずれこの時が来るのはわかっていた。
それは数週間前のことだった。兄を訪ねて面会に来た帰り際の娘に声をかけた。
娘は最初、上官の姿におびえて逃げようとした。その腕を捉えて彼女は壁際に追い詰めた。
娘は彼女の金髪の見事さに打たれ、抵抗も忘れて頬を染めた。美少女は皆、彼女を見るとそういう反応を示すのだ。
その時は時間の関係で唇を盗むくらいしかできなかったが、今日はたっぷり時間をとれた。

(なかなか開発しがいのありそうな娘だ。これからが楽しみだな)
鼻歌混じりに部屋を出ようとして、ふと、従卒が苦虫をかみつぶしたような顔で見ていることに彼女は気が付いた。
(素人童貞の前で・・、くそ、俺なんて・・・)
彼女はつかつかと彼に近づいてその唇にキスすると、彼の心を読んだかのように笑ってみせた。
「心配するな。私はバイセクシャルだ」

おわり
0975名無しさん@ピンキー2016/03/23(水) 22:11:27.44ID:7tAn+QPs
>>973
GJ、今度は是非アンドレに見せつけるような濃厚な百合百合をお願いします
0979名無しさん@ピンキー2016/03/27(日) 21:27:17.93ID:yDcGCaGS
別世界サベルヌ後
※N×O(直接描写なし) ニコラスファンの方、ごめんなさい。パレラルかつ時代設定丸無視です。
ご注意:陰鬱な内容です。小ネタのみ。レ○プ・暴力・心的外傷・性的不○言及あり。アニメキャラ借りています。

「その後、体調はいかがですか?」
「ああ、出血が止まった後もしばらくは吐き気と頭痛に悩まされましたが、もう落ち着きました」
「モーニングアフターピルの副作用ですね。それで、その・・」
「大丈夫でした。すぐ先生に相談してよかった」
安心させるかのように彼女は老医師に微笑みかけた。
「あんな目に遭いながら・・・。あなたは強い方だ」
彼女は暗く目を光らせた。
「あんな男に私を傷つけさせやしない。それだけです」
医師が心配そうな目で彼女を見たので、彼女は表情をやわらげた。
「ラソンヌ先生、あなたが話を聴いてくださったおかげでなんとかやってこれたのです。ありがとう」
「私はただ医師としてなすべきことをしたまでです」

「それで、アンドレの方なのですが、訊いていただけましたか?」
「ええ、その・・、彼の問題は精神的なものから来ているのではないかと思います。あなたにはけっして打ち明けますまいが・・」
「彼は私が襲われているところを目撃したのです。ショックを受けても無理はない」
彼女は喉元の襟を緩めて空気を入れた。
「実際に何が問題なんです?いくら聞いても絶対に口を割らない。そのくせずっと落ち込んだままです」
「私がお伝えするわけにはいきません。医師の守秘義務があります」
「先生、最初に確認したはずです。何が彼を悩ませているのか私だけには伝えると」
「男のコカンいや、沽券に関わることですから」
「つまり、あれですか、ED?」
「あわわ、いやその・・」
「なんだそんなこと。別に命にかかわるわけじゃないんでしょう?」
「オスカルさま、あなた様にはおわかりにならないのです!!」
「ラソンヌ先生、声が大きいです」
「勃起は男らしさの象徴なのです。どれほど、どれほど多くの男性が悩んでいることか!!」
「わかりました、先生、どうか落ち着いてください」

屋敷に戻る馬上で彼女は考えを巡らせた。
「おまえをそこまで追い込んだのは私の責任だ。言ってやらねばな。
『アンドレ、気にするな。勃起だけが男らしさではない。心優しくあたたかい男性こそが、真に男らしい頼りになる男性なのだ』と。
あはは、まるで愛の告白のようだな」
少し心が軽くなってきた。彼女は馬の脚を速めた。

おわり
0983名無しさん@ピンキー2016/03/28(月) 20:43:03.38ID:33SPbk/l
>>981 お疲れ様
>>979 続き OA 小ネタ 過去スレ同趣旨SSの影響大です

「まあそう構えるな。ちょっとした口直しってことだ。つべこべ言わず付き合え」
彼女は館の彼の部屋にいた。夜中に突然押しかけてきたのだ。
彼はベッドの上で寝着姿のまま身をすくめ、彼女はガウン姿でその前に仁王立ちになっていた。
「俺はだめだ、だめなんだ。もう終わりだ」
「そう悲観するな。何も挿入だけが性交じゃないぞ。楽しみ方はいろいろある」
「なんでおまえがそんなこと知ってるんだ」
「父上の蔵書だ。図書室見てないのか?西北棚下の『神学大全別巻T-VII』の中身は全部艶書だぞ」
彼女はそう言いざま、ざっくばらんにガウンの前を開いてみせた。
普段使いの素っ気無い白コルセットではなく、赤皮鋲付のボンデージ・コルセットと下着が彼女の肢体を締め付けていた。
彼は目を丸くして見とれた。
「それ誰が選んだ?」
「ラソンヌ先生の紹介の店で見立ててもらった。変か?」
「いや、似合うけど・・、俺の守備範囲とちょっと違うっていうか」
「どんなのが守備範囲なんだ、言ってみろ」
「いやそれは・・」
「おまえの言う通りの格好をしてやる」
「えっ?」
彼の顔が見る見る赤くなったかと思うと鼻血が噴き出し、彼は慌てて手で押さえた。
「これを使え」
「どうも」
彼女が取り出したハンカチで彼は鼻を押さえた。彼女は黙ってその様子を眺めていた。
彼はまだ顔を赤らめたまま身体をもぞもぞ動かした。
「オスカル・・」
「何?」
「・・治ったみたい」
「それはよかったな」
彼女はほっとした表情で笑った。
「あの、・・さっきの、まだ有効?」
「注文によるな」
彼の顔が期待に輝いた。
「あ、ちょっと待て。念のためチェックしてみよう」
彼女は彼の夜着をさっさとめくり上げると、その一物を無造作にひっぱり出した。
(うおおおっ)
「ォ・・スカル、こ・・れもだんなさまの蔵書で?」
「ほごが(そうだ)」

おわり
0985名無しさん@ピンキー2016/03/28(月) 22:49:28.59ID:/ec8sXdu
よかったね!アンドレ!
てゆうかオスカルがトラウマになってなくてよかった
0986名無しさん@ピンキー2016/03/29(火) 00:09:38.27ID:uW4bxdYH
本当に、オスカルが傷付いていなくて良かった。
その上アンドレをケアしてあげるなんて…
逞しいなあ。

なんかほのぼのする。
続きが読みたいです。
0990名無しさん@ピンキー2016/03/29(火) 10:20:44.68ID:u70Ra9vO
>>989
海外(たぶんイタリア?)のファンサイトから拾ってきたから作者はわかんないです
0991名無しさん@ピンキー2016/03/29(火) 18:42:23.95ID:3LGn2OB+
集めてんのかYOww

しかしなんでも似合うね、オスカルw
0992名無しさん@ピンキー2016/03/30(水) 10:50:32.57ID:umiPadeT
初投稿です。すみません


目がさめると目の前に彼の顔があった
こんな近くで眺めることがなかったせいか、端正なことに今さら気づかされる
長く密生したまつげは優美な曲線を描いた瞼を縁取っている
細い鼻梁の下、ふっくらと柔らかな唇は少し開いていて、
その唇が私の体のいたるところに触れたことを思い出し胸がつまる

睫毛が揺れゆっくりと目が開いた
「起きていたのか」声は少しかすれている
その眼差しは穏やかで慈愛に満ちている
彼は手を伸ばし私の髪から頬、そして口元に指を滑らせ唇をなぞる
私も誰より近くに寄り添いながら知らなかった彼の肉体に、おずおずと触れる
掌を彼の毳に覆われた胸に当てる
硬く滑らかで温かい
そのまま引き締まった下腹部に滑らせる
彼が私を引き寄せ額を押し付けると、下半身に硬度を持ち始めたものが触れる
柔らかな唇が私の唇を包みこみ、強く抱きしめられる
彼の体がゆっくりと私の中に押し入ってくる
昨夜の性急さとは全く違い緩やかにうごめくと私は安堵感に包まれる

その日に彼の命は失われた
なめらかな肌は銃弾に貫かれ熱い血潮が流された
私は彼に寄り添い冷たくこわばって行くのを成すすべなく見守った

今私も銃弾を受け血と共に命が流れ出すのを感じる
手足がこわばり動けない
息が苦しく意識は朦朧とする
でも彼がそばにいてくれるのはわかる
彼と一緒ならば死すら厭わない
0993名無しさん@ピンキー2016/03/30(水) 14:54:52.70ID:DenrUshI
>>992
詩だね 毳(むくげ)なんて言葉があるの知らなかった 
美しくて幸せそうでエロくて悲しい ありがとう
0995名無しさん@ピンキー2016/03/30(水) 23:16:03.85ID:Y3vEM2tJ
>>983 OA続き 
(原作世界を体現した美麗作品の後にでっちあげ話は気が引けますが・・。しかもエロにならず、ごめんなさい。埋め立て用ってことで) 

「ごめん、これで拭いて」
「ん」
彼女は差し出された敷布の端で顔や胸元にかかった彼の飛沫を拭いた。
彼は恐る恐るといった面持ちで彼女の表情を伺っている。
「順調に回復しているみたいだな」
彼女が無理に笑ってみせると、ほっとした表情が彼の顔に浮かんだ。
「じゃあ、わたしは戻る」
彼が気まずいだろうから早く立ち去ろうと、彼女はベッド隅に置いたガウンに手を伸ばした。
立ち上がり際の彼女の胴体を彼の両腕が捉えた。そのまま彼女の身体はベッドの上に転がされた。
彼は彼女に被さるように身体を傾けた。体重が掛からないように肘の力で上半身を支えている。やけに真剣な顔つきをしている。
彼女はいぶかしげに彼を見上げた。
「まだ何か?」
彼はためらいがちに目を伏せた後、思い切ったようにまっすぐに彼女と目を合わせた。
彼女はカッと身体が熱くなるのを感じた。なぜかその目を見続けることは到底できないと思った。
うろたえて彼女は彼の身体を押し戻そうとした。
彼は片手でその手首を捕まえた。
「はなせ」
「・・いやか?」
「いやだ」
「俺が相手だから?」
「そうじゃない。ただ、まだ・・」
彼女は口をつぐんだ。自分の言葉に驚いたように目を見開いている。
彼は手首を掴んだまま黙って彼女を見つめた。その目に痛ましげな色合いが浮かぶ。
彼女の下瞼に涙が溜まってくるのが見え、彼は目をそらして手を放した。
そっと、彼は彼女の頭を抱きかかえ、彼女の身体を横抱きにするように寝台に体を預けた。
声を出さずに彼女は泣いた。とめどもなく流れ出る涙が彼の夜着に吸い込まれていった。
片手で彼女の頭を撫で下しながら彼はその髪を指で梳いた。
「・・アンドレ」
「うん」
「ちょっと思ったより時間がかかりそうだ」
「待つよ」
「10年でも?」
「うっ・・。もうちょっと、まけられない?」
くくく・・と彼女は笑い出した。
いつの間にか涙は止まっていた。
「じゃあ、1か月?」
「それで手を打った」
安心したように深く息を吐いて、彼女は彼に身体を擦り付けた。
(コルセットの鋲が痛いな・・)
彼は何も言わなかった。

おわり
0996名無しさん@ピンキー2016/03/31(木) 00:41:40.01ID:ukT+/Isk
やっぱりオスカルの傷は、本当はまだ癒えてなかったんだね…
0997名無しさん@ピンキー2016/03/31(木) 20:46:14.49ID:15T/AP9W
F×Oです
ご注意ください


名前を呼ばれ思わず彼の手を振りほどき逃げ出してしまった
噴水の側まで駆け続け、やっと立ち止まり息を整える
彼の腕が私を抱き、彼の瞳が私をつつみ、彼の唇が私を語った
思慮深く澄んだ瞳で覗きこみ、訝しげに名を呼んだ
彼の言葉を反芻すると喜びと羞恥で顔が赤らみ、昂ぶって涙がとめどなくあふれ出る

後ろの微かな衣擦れに振り返ると、宮殿の明かりを背にした人影が目に入った
「マダム お気を悪くされましたか?誠に失礼いたしました」
彼の声音は未だ聞いたことのない慇懃無礼で他人行儀な調子だが、追ってきてくれたのだ
とまどい立ちすくむ

彼の手が私の腕を捉え引き寄せる
目を凝らしてもその表情は伺い知ることはできない
私の唇に柔らかく温かな唇が重ねられる
熱い舌が唇を割り込み口内を蠢き私のものを捉えようとする
成り行きに混乱し縮こめていた舌を彼のに絡ませる
思考の一部はこの状況を否定し彼の腕を振りほどくべきだと示唆するが、
体は抗えない
息苦しさで彼の胸を押し唇を離す
呼吸することすら忘れていた

荒く息をつくのを暫く彼は窺っていたが、促すように私の腰に腕を回し歩き始める
宮殿から少し離れると辺りは闇に包まれる
歩みを止めると彼は草の上に腰を降ろし、私の腕を引いて腿の上に横抱きに座らせる
彼の腕は私の体を支えるようにも捉えるようにも抱き身動きできない
唇が降りてきて耳元から頬をかすめ頸をたどる
ぞくりと震え、振りほどこうとするが彼は捕らえた獲物を離さない
彼の指は器用に私の胸元をはだけさせ、舌は露わになった胸や首筋を執拗に這い回る
いつの間にか指先はドレスの裾から下着の中に忍び込んでいる
その動きは擽るように微かに、誰も触れたことのない内腿を彷徨い亀裂に潜り込もうとする

身を硬くして拒もうとするが手馴れた指の動きにとても抵抗できそうもない
自分ですら知らなかった敏感な部分を優しくなぞられ、体が震え熱を帯びてくる
指が中に忍び込み何かを探すかのように蠢めく
内部から熱い液体が湧き彼の指はスムーズに抜き差しする
甘い感覚に浮遊しながら体はまだ別のものを求めている
彼の手が私の指をいざない、熱く硬くなったものに触れさせた
その大きさに怖気付く反面、その容量を求める自分がいる

彼は上着を脱ぎその上に私を横たえた
彼の体が腿を割り熱い塊が徐々に押し入れられる
引き裂かれる痛みに身を攀じるが、彼は怯むことなく残忍に進む
ようやく収まったのか最深部に彼を感じる
ゆっくりと動き始め、やがて速さを増したかと思うと、引き抜かれ下腹に熱いほとばしりを受ける

荒い息をついて私の上に倒れこんできた汗ばんだ首筋を、けだるい幸福感に浸り抱く
合わせた胸の動悸がおさまると、彼は身を起こし胸元のスカーフを抜きとり私の体を清めてくれた
彼の腕にすがり立ち上がって、先ほどの噴水に舞い戻る
「従者を呼びましょう。どちらですか」
「結構」できるだけそっけなく響くよう答える
「またお会いできますね」
恭しく手に口付けながら上目遣いに彼は射竦めるように私の目を捉える
肯定とも否定ともとれぬように目を逸らし、動揺を押し隠して彼から立ち去る
主君を裏切り踏みにじろうとも、恋い焦がれた逢瀬を拒むことが私にできるだろうか
0998名無しさん@ピンキー2016/04/01(金) 07:55:09.53ID:6oJIimCU
>>997
GJ フェルゼン気が付いていないのか プレデターに食われる乙女かぁ、彼ならあり得たかもしれない展開 
10011001Over 1000Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
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