>>66の続き

……渚の行為はまだ続いた。下着越しに茅野の秘所の形を確かめるように指をなぞり始めた。

「くっ……。」茅野は身をよじらせた。その部分は他人はもちろん、自分でさえ滅多に触れぬ場所なのだ。

茅野は覚悟を決め渚に身を委ねたとは言うものの、いざとなると戸惑いが隠せなかった。

……くちゅ、くちゅ

渚の指の動きに合わせ、茅野の秘貝から溢れた汁が淫靡な音色を奏で始めたとき、たまらずに茅野は言った。

「……な、渚!もう…汚れちゃうから……」

「あ…ご、ごめん!」

突然の茅野からの抗議に、興奮状態から覚めた渚は、慌ててスカートから手を抜き、茅野から離れた。

渚は気まずい表情で茅野に背を向けた。

「……すごいことをしちゃった……。」

渚がそう思い、茅野に謝ろうとしたとき、茅野の方から意外な言葉が出た。

「……私……、服脱ぐね……。それから続き…していいよ……。」

「茅野?」咄嗟に振り向くと、茅野はスカートのホックを外し足元まで下げて片足ずつ抜いていた。

「あっ!」驚く渚を尻目に茅野はブレザージャケットを脱ぎ、ネクタイを外してシャツも脱いだ。

下着姿となった茅野から慌てて目を逸らし、再び後ろを向いた渚に、茅野は少しためらいがちに言った。

「……渚にも脱いでほしいな……。」
そう言って最後に身を包んでいた下着を脱ぎにかかった。

パチンとブラジャーのホックの外れる音に続き、微かな衣擦れの音をさせ生まれたままの姿になっていく茅野を背中越しに感じた渚は、意を決して自らも服を脱ぎ始めた。