ボクはミリアさんに覆いかぶさった。しっかり抱きしめると、ミリアさんもボクにすがりついてきた。
肩先に回された腕が小刻みに震えている。なめらかなミリアさんの皮膚は、しっとりと汗ばんでいる。
ミリアさんの柔らかい乳房が胸に熱い。乳房だけじゃない。ミリアさんの吐息も肌のぬくもりも膣内の体温もすべてが熱かった。
熱くきつい肉壁がボクをにゅぐにゅぐと締めつけてくる。ミリアさんの意思とは関係なく膣が動いているんだ。
ミリアさんの中の熱さを感じながらボクはしばらくじっとしていた。ミリアさんの声に痛みのトーンがないとわかるまで。
「あっ――ああ……あああ」
ミリアさんの息遣いがようやく落ち着いてきた。
「少し、動くからね」
できるだけ、やさしい声で言い、ゆっくりと律動を始めた。
ペニスの先端部をミリアさんの奥から退けてゆき、再び、奥へとゆっくり侵入していく。
「あっ…ああああ」
自分の中心に進んでいく痛みにミリアさんは声を上げて悶えた。
ボクはゆっくり、ゆっくりと自分のモノをミリアさんの中でピストンさせた。その度に、ミリアさんの身体が仰け反った。
それでも、何度も繰り返すうちに、ボクたちの動きはスムーズになっていった。
ミリアさんの中から溢れる液体が徐々に多くなり、それが潤滑油の役割をしてボクの動きを滑らかにする。
「あ、ああ……ああ〜」
ボクの動きに合わせてミリアさんの身体が揺れる。全身から汗が流れ、豊かな乳房が身体の動きに合わせて弾む。