ミリアさんの産道に入れては抜き、入れては抜き、を繰り返すと、ミリアさんの胎内からじゅくじゅくと蜜が溢れて漏れてゆく。
腰がぶつかる音が部屋に響く。ボクはもう射精寸前だった。
「も、もう…ダメです…シオン様ァ!!」
ミリアさんが悲鳴に近い声を上げた。ミリアさんも絶頂が近いみたいだ。
膣がきゅきゅっとペニスを締め上げてくる。レインがイクときの前兆と同じだ。
「あっ、ああああ――」
身体を震わせ、くくっと喉が鳴り、ひときわきつい締めつけが来た。
もう、本当にイキそうなのかもしれない。ボクももうこれ以上持ちそうにない。精巣から湧き出る快楽を、ミリアさんへの感謝の気持ちとして、今、放つ。
「あっ、ミリアさん、出るっ、出すよっ!!」
「はいっ、くださいっ、私の中に、シオン様のっ!!……あアアア――!!」
爆発した。
ペニスの先端からミリアさんの中へ、ドクドクとボクの想いを注ぎ込む。
ミリアさんの膣にボクの精液がまき散らされ、襞々の隅々まで満たしてゆく。乳液の弾丸が胎内を打ち抜くと、ミリアさんはひときわ高い悲鳴を上げた。
膣全体が収縮し、ボクを締め上げた。もっと欲しい、もっと欲しいと言わんばかりに。
ミリアさんの中の、赤ちゃんの部屋に注がれていくボクの白い血。
ミリアさんの身体が崩れ落ちた。ミリアさんという聖杯に、最後の一滴まで白く濁った情欲を注ぎ、その器をいっぱいにする。
ボクもミリアさんの背中に身体を預けた。
「はあはあ」
「はあはあ」
お互い、息を荒げていた。