それ以後、こうして人の目を盗んでは、秘密の恋人と情事にふけっている二人だった。こんな
所を片思い赤ダルマにでも知られたら無事では
すまないが、そこは知恵の回るケロロのこと、
上手くごまかしていた。

 「summer」と書かれたネームプレートが
掲げられた夏美の自室では、普段ならまず聞こえることのない甘い嬌声が響いていた。
「あ……あん……んん…はぁん」
ケロロにディープキスの洗礼を受ける夏美の目はトロンとしており、切なげに濡れている。
ちゅ、むちゅ、くちゅ……
淫靡な音がケロロの欲望をさらに駆り立てる。
右手をさり気なく夏服の胸元に差し込み、豊満な乳房をまさぐると、夏美の体がぴくりと震えた。
「やあ……ん…だ、だめぇ……んん」
夏美はわずかながらに抵抗したが、ケロロは
いとも簡単にそれを押さえつけた。
「そんなことしても無駄でありますよ。夏美殿は今や身も心も吾が輩のものでありますからなあ。その証拠に」
そう言ってから、伸縮自在な右手を胸もとから
下へ滑らせ、パンティの隙間から股間に差し込んだ。
「ああっ!」
激しく痙攣しながら思わず叫ぶ夏美。
「ほーらこんなに濡らしちゃって」
ケロロは囁きながら手をゆっくりと動かす。
くちゅくちゅと言う水音に似た音がした。
「やぁ…ん…いじわる…んあっ!」
夏美は弱々しくケロロの手を自分の秘部から
どかせようとするが、彼の言う通り無駄なことだった。このままでは手コキでイカされそうだ。
「素直でない悪い娘にはお仕置きであります」
ケロロは言葉と同時に手を動かす速度を早くした。
ピチャピチャという音が響き、同時に夏美の口から声にならない喘ぎが漏れる。
「あっあっあっあっあっイク、イク、イッちゃううう」
「いっちゃえよ、夏美ちゃん」
ケロロは低い声で囁いた。
「んっはあああん!!」
夏美はケロロの思惑通りに絶頂に達してしまう。こうなると、ペコポン最終防衛ラインでも何でもなく、もはやただのペコポン人の女でしかない。
「はあ、はあ、はあ……」
肩で息をする夏美の顔に、ケロロはゆっくり近づいていった。