■有田聖孝の凋落 ― 11.もう一枚の契約書 (3/9)

「テーブルに手をつけてこちらにお尻を向けなさい」
聖孝はテーブルの横に立ち、手をついて上半身を支えると沙羅に向かって
尻を突き出して挿入を待つ姿勢になる。沙羅は聖孝のショーツを太腿まで
引き下ろしてアナルの周りに潤滑ゼリーを塗っていく。
潤滑ゼリーを塗られている聖孝は屈辱に尻をわなわなと振るわせている。
「すっかり従順になったわね。お尻に入れて欲しくてたまらないんでしょう?」
沙羅は聖孝を完全に支配下においたことを喜びながら、更に羞恥を煽る。

沙羅はスカートの下に穿いていたペニスバンドにディルドを取り付ける。
皇国ホテルの客室で初めて聖孝のアナルを犯したときは細身のディルドだったが
会う度に徐々に太くしていて、今日のディルドは成人男性の標準的なペニスのサイズに
匹敵するものになっている。沙羅は聖孝の太腿に引っかかっていたショーツを
完全にはぎ取り、少し脚を拡げさせるとディルドを挿入した。
沙羅に初めてアナルを犯されたときから、回数を重ねるたびにスムーズに
挿入されるようになっていた。今日のディルドはかなりの太さであるにもかかわらず、
挿入される時の痛みもほとんどなく、挿入されただけで快感を感じるように
なってきていた。以前は排泄器官としての機能しかなかった聖孝のアナルは
今や性器としての機能を果たすようになったと言えるだろう。

「今日はあなたにもう一つ命令をするわ、逝くときには『イクー』って
言うのよ。逝ったときに一度でも言わなかったら契約は取り消しなんだから。」

屈辱の命令に聖孝は顔をしかめて悔しがる。屈辱の言葉を口にしないためには
逝かなければいいのだが、毎回気絶するまで逝かされていることを考えると
それを避けることはできないだろう。