■有田聖孝の凋落 ― 11.もう一枚の契約書 (9/9)

「融資にあたって、リアンアロー社の株式以外にもう一つ担保を
設定させて もらうことにしたの。あなたのペニスは返済完了まで
私が預かることにしたわ。こちらの契約書に印鑑をくれたら、
融資の契約書を渡すことにします」
その契約書には今回の融資の返済が完了するまで貞操帯で性器の使用を
制限するとの内容が書かれていた。聖孝は必死で抵抗したが将司会長から
今回の融資の判断を一任されている沙羅の力は絶対的で、聖孝が交渉の末に
勝ち取ったのは契約書の中身に『ラグビーの試合・練習に支障が
出ないようにすこと』『月に1度、彩音とのデートの時は貞操具をはずすこと』
の二点を条件に加えることだけだった。