エマ「おはよー!みんな!」
ドン「おはよー!」
ギルダ「おはよー!」
また新しい一日が始まる。でもやることはいつも一緒。起きて、挨拶して、食べて、遊んで、勉強して、食べて、入浴して、寝る。どれか一つが欠けた事など一度も無い。何故ならそれがこの孤児院の決まり、いや人として当たり前の生活リズムなのだから。
エマ「おはよー!」
ノーマン「おはようエマ。」
レイ「お前朝からよくそんなテンションでいられるな。」
エマ「そう言うレイは、朝以外もテンション低いよねー!」
レイ「ハイハイ、そうですか。」
ノーマン「そういえばレイ、挨拶してないよね。」
エマ「そうだよ!何で挨拶したのに返さないの?」
レイ「……おはよう。」
エマ「それでよし!」
もしこの生活リズムが少しでも狂ったら、どうなるのだろうか。私を含め、みんな無意識でここの決まりを守る子達ばかりだからそんな心配はいらないだろうけど…。
ノーマン「……。」
レイ「……。」
…そんな事有り得ないよね?