井川遥編その10

漂う煙の向こう側から、遥は天女の笑みで微笑み、話しかけてきた。
「いかがですか、先生?私の特製のプレゼント、気に入っていただけました?」
「オオオ、すごいですぅ!」
「フフッ、気に入ってくれたみたいね。私のオチンチンが中に入ってると想像してみて?」
「オォゥ!」その言葉だけで姉歯は激しく興奮した。PC筋がキュッと収縮し、エネマグラのヘッドがグニッと前立腺に食い込む。
「フヒャァ〜〜!」どうやらオーガズムを迎えたようだ。
「どう?素敵?」
「キッ、効くぅ〜〜!」
「フフフ、イイ感じみたいね」
遥は、指を這わせて尻えくぼに近いツボを探った。人差し指をそのポイントにマークすると、葉巻の火口を、そっとツボに近づけた。
姉歯の腰にヒリヒリとした熱さが伝わってくる。
「アッ・・・」身じろぎする姉歯を遥は制した。
「動かないでくださいね、熱いのが苦手ならば・・・」ぶらんとたれたペニスに、遥の息吹を感じた。ブルブルと震えながら、熱さと、股間にかかる遥の息づかいに、神経がざわめきたった。
股間に潜った遥は、手先の感触でツボを探り当て、今そこに、葉巻の火口を近づけようとしているのだ。
「よく効くお灸を据えて差し上げてるんです・・・」
チリチリと、痛みとも熱さとも捉え難い刺激が強くなってきた。
「プラス・・・井川流は・・・フフフ・・・」
遥はたっぷりと唾液にぬめらせた舌先をペニスに伸ばし、ゆっくりと尖らせた舌先でなぞってゆく。横くわえにして舌をヌルヌルと滑らせてやる。わざと歯を立て、皮を軽く噛む。
「ああ!」ジ〜〜ンと甘い痛みに意識が飛んでしまいそうになった。
噛まれて引っ張られると、鋭い刺激がシンボル全体に張りつめた。
袋の皮も噛まれ引っ張られた後は、吸盤のように唇で吸い上げてきた。
姉歯が腰をよじろうとすると、遥は葉巻の火口をチョンと押しつけた。
「ツッ!」ブルッと皮膚の下で筋肉に緊張が走る。
「動いちゃダ・メ・・・熱いでしょ?」
股間にフッ、フッと遥の息吹が触れる。
遥は唾液でヌルヌルになったペニスに、再び唇を吸い付かせた。 淫らな音をたてながら、半立ちの男根はツルリと、遥の唇に吸い込まれた。合わせて火口がチョン、と別のツボに当たる。
「ハァッ、アッ!」遥の口中で熱い舌がうねり、ペニスを快楽のうねりに巻き込んでゆく。
熱さの刺激の度に、嫌がおうにもPC筋がキュッと収縮し、引き込まれたエネマグラのヘッドが前立腺に食い込む。
「ヒャア!ア!アアゥ!」
「ジッとして・・・」
ンパ・・・パ・・・・パ・・・・ひどくゆっくりと、遥の柔らかい唇が竿を吸い込んでは、吐き出す。
ジリジリと産毛を焦がして、火口がツボを刺激する。動かなければ皮膚に触れることはない。
ザラリと感じる舌の表面がそのたびに亀頭の敏感になった裏筋をザラザラと擦り上げてくる。ゾクゾクと震えがこみ上げてくる舌使いに、体がジッとしていられないようだ。