>>91そうか
 ※(>90からのIFストーリー)
 (…今日はちょっと冷やかしが過ぎた、かな?)
 佐々木は会社から帰宅し、自宅で着替え始める。少しばかり、慌てた安中の顔を思いだし、小さくほくそ笑む。
 と―

 「?」
 佐々木は自宅内に、違和感を感じた。
 (こ、この臭いは……血?!…)
 ごろん。

 目の前に何かが転がって、
 「イ、イヤあああああああああああああッ?!」

 それは―

 安中の生首だった。
 つい、さっきまで会社で雑談していたのに。
 (ど、どど、どういう事ッ?!…安中には、尋常じゃない面があるのを垣間見る時が
あったけど!…いくらなんで…もッ?!―ぐッ!!?)

 佐々木は、いつの間にか背後いた黒ずくめの姿の男に、その腹部を大きなナイフでザックリ刺されて。
 「ッ?!ぎゃあああッ!!」
 性別不明な悲鳴をあげ、鮮血を吹き出していた。

 「お前は秘密に迫りすぎた」

 (ひ、秘密ッ?!…って、何だ?!そんな事よ―り!いてえッ!やめ!やめ、て!いてえ!いたい、いたい!いたい!いてえ!いたああぁ……ぁ…)

 グリグリとナイフが佐々木の腹部を抉り、全身の着物を真っ赤にする頃。
 佐々木はその場に倒れ―

 安中の生首の前に、その頭を向かい合わせるようにし、生を終えた視線を送っていた。

 (や、安中…お前、何者だったんだ?――)
 そんな疑問を感じさせるような表情を浮かべながら


 BAD.END 「刺客」