「ですが私も真尋さんもまだ学生ですから。ちゃんと責任とれる大人になってから赤ちゃん作りましょう」
常日頃から真尋の子供を妊娠することを望んでいたニャルラトホテプ。
そんな彼女が案外まともなことを言うので拍子抜けしてしまう。

「ですから今日は我慢してください。本当はこんな不粋なものはつけたくないんですけどね。真尋さんとは数ミリたりとも離れたくないんです」
「ん……そうか」
「もちろん、真尋さんが望むのであれば私はいつでもお待ちしておりますから。赤ちゃん欲しくなったら排卵日おまんこにたっぷり種付け射精して受精させてくださいね!」
そうふざけてはいるが欲望に忠実なニャルラトホテプがしっかりと将来設計していることは意外だ。
本当ならば本能のままに生で繋がりたいはず。
それに仮に赤子ができてもニャルラトホテプなら育てることもできるはずだ。
だが彼女は真尋のことを想いあくまで普通の人間として付き合いたいのだろう。