胸を叩かれ続けて感じてしまったのか、愛液が滲み出している。これだけ濡れているなら指も容易く入ると確信した僕は、躊躇なく挿入した。
「はぁぁっ! ううっっ……やああぁぁんんっ!! これが……マスターの、性……戯っ!」
彼女にした事を今返されている後輩。だがその相手が僕だからなのか、心なしか歓喜に打ち震えているように感じられる。
僕の指が蜜の滴る子壺の開拓を進める程、後輩は腰砕けになって段々とガニ股となっていく。
後輩の身体に残されている布地が、両腕、膝下の両脚部分しか残っていないのが、扇情を煽り立てる。
立っていられず僕の肩を両腕で掴む事で、崩れ落ちるのを辛うじて防いでいたが、僕を支えにできた事で自分からも腰を振り出し始めた。
まるで羞恥心という感情を捨て去ったかのように、胸を揺らしながら左右前後に腰をくねらせ、僕の指を貪欲に味わう。
やがて限界が近いのか、後輩は小刻みな痙攣を繰り返して、僕の指の締め付けに緩急をつけてゆく。
「あ、そこ、そこぉ……来る、来ちゃいます…………マスタああああああぁんんっ!!」
僕が秘部の一番奥深くに指を入れた瞬間、後輩は激しく身悶えて一瞬絶句した後、僕の事を呼びながら果てた。



僕は意識が朦朧としている後輩を床に寝かせると、観客……の中でも女性陣の多い方向に向く。
そしてゆっくりと……身体に残った忍び装束もどきを、観客に見せつけるように脱ぎ出した。
一応『いつもの』は淫らな踊りがメインなので、背中と右肩の布地に頭の頭巾が失われていても、僕だけでも踊りながら脱いでおかないと……。
まるで誘うかのように、視線が集まったら今度は焦らすかのように、腰をくねらせリズムに合わせて、ゆっくりと脱いでいく。
女性陣の気配がざわつき、中には両手で顔を隠す人もいたが、そういう人間に限って指の隙間から覗き見ているのが感じられる。
中には熱い視線を送り続ける男性陣の姿もいたが……意識したら萎えそうなので、無視して踊りを続けた。
時間をかけて忍び装束もどきの殆どは脱ぎ終わり、残りは僕の下半身の股間を覆う布地のみ。
彼女と後輩の演武を見たせいか、肉棒が布地を突き破らんとばかりに自己主張している。
ゆっくりと、指を一本一本……最後の一枚に手をかけていく。女性客が息を呑みながら見守る中、ついに僕のペニスは外へと解き放たれた。
ドクンと脈打ちながら、僕のモノはまるで散々狭い所に閉じ込められ、待たされたとばかりに凶暴な自己主張をする。
目を潤ませたり物欲しそうな顔までする女性客の視線を浴びながら、僕はまだ横になったままの後輩に歩み寄っていった。



今の後輩の姿は両手足以外は隠すものはなく、発育のよい胸も、流線美が素晴らしいくびれも、何も生えていない股も全て丸見えだ。
いや、両手足が布地で覆われているせいで、露出している性器の部分が強調され、雄を一層誘うかのような淫奔さを滲み出していた。
後輩を………抱きたい。その衝動は、ひりつくような欲望に変わって、僕のペニスに激しく流れ込む。
出会いは最悪だったが、やがて慕われ、再開した際には秘めた想いを打ち明けられ、処女まで捧げたいと告白される。
僕には彼女がいるけど、ここまで想われて拒絶するという、無碍な真似など出来るわけがなかった。
「マスター………」
意識を取り戻した彼女は身体を起こしながら、僕を誘うような、潤んだ瞳で見つめて来る。この時、僕は雌を狩る雄となった。
そう思った瞬間、何かに解き放たれたように、僕は後輩を後ろから抱きかかえ、熱い肉棒を突き入れていた。
「……ああぁぁぁっっ!!!!」
おしっこをさせるようなポーズで後輩を持ち上げ、ぱっくりと開いた股間の花びらに向けてずぶり、とペニスを突き刺す。
後輩は大きく身体をそらせる。さっきの指責めで蜜が溢れたそこへ、僕は激しく腰を突き立てる。
「い、痛い……!」
後輩の身体がこわばった。きつい………処女である為にあまりにもきつい膣に、僕の欲望はますます膨れ上がっていく。
後輩の悲痛な声にも、腰の動きは止まるはずもなかった。その時………後輩が小さな声で言った。
「……お願いです。もっとそうっと……優しくしてください……。焦らなくても私は、マスターのものですから。マスター……だから………」
僕は、一度動きを止めた。僕を支配していた雄の支配衝動が、後輩の言葉にゆっくりと溶かされていくようだ。
狩猟者は………自ら腕の中に飛び込んできた獲物を狩ることは、できないと言う………。