僕は後輩の中に埋め込んだ肉棒を、後輩の身体に負担がかからないように、今度はそうっと動かし始めた。
固くこわばっていた後輩の身体が、徐々に緩んでいく。僕の肉棒を呑み込んだ場所が、だんだん、僕を包み込むように柔らかく変わっていった。
「ん……」
後輩の吐息が、もう、甘くなっている。長い耳も気持ち良いかのようにピコピコしだした。
「はぅ……い、いい……」
後輩の腰が、少しずつ上下に動き出した。
ぷくりと尖ったピンクの乳首の目立つ形のいいおっぱいが、一緒に上下に揺れる。
僕は観客達に、二人の繋がりを見せつけるかのように、後輩の身体をさらした。
今までの演武と大勢の視線に見つめられる事で身体が火照ったのか、汗が後輩の肌をすべり落ちていく。
それはステージの上で乱れる本物、投影装置に映される幻を問わず、部屋の灯を映してきらきらと光っていた。
「くふ……」
若い肌をつたう汗の内、乳首を、乳房を、すべり落ちてゆく汗の感覚はくすぐったいのか、後輩がじれたような声を出す。
僕もたまらなくなって、後輩の中に向かってしきりと腰を突き上げた。
「あっ、あんっ、あん………くぅっ、うん……」
甘えたような、後輩のあえぎ声。その声に呼応するように、膣壁がひくひくと痙攣する。
「うっ……」
膣の収縮に、僕のペニスも息づく。それが気持ちいいのか、後輩の中の締め付けが強くなってきた。
ぐちゅっ、ぐちゅっ……と愛液のぬかるんだ音が聞こえてくる。
「あぁ……マスター……」
後輩は腰をゆすり続ける。揺れる乳房の乳首を両手でつまんで、くちゅくちゅとこね始めた。
「あっ、あんっ、マスター、マスター………」
何だか不思議な気分だ。だんだん、後輩をもっと乱れさせたいと思えて来る………そんな事を僕は考え始めていた。
「もっと気持ちよくなりたいでしょ……僕が気持ちよくしてあげるよ………」
耳元でささやくと、後輩の耳がピクッと震えると同時に、身体を急に固くした。そして激しく腰を振り始めた。
自分の気持ちいい場所に、僕のモノの先端を当てるかのように、抜ける寸前まで浅くしてから深く突き込む。
僕も、後輩の動きに合わせて、後輩のしたいようにしてやった。それが、マスターの役目だからだ。
「ああっ、マスター、すごい……いく、いっちゃう………」
膣の奥が、僕の先端を咥え込むようにくねくねと動く。これは僕にもすごい刺激だ。
「あんっ、あはぁぁっ、マスターっっっ! だ、だめです、いっちゃいますうぅっっ!」
ぴくぴく、ぴくぴくと後輩の中が小刻みに呼吸する。大きなうねりが、僕たちを呑み込むのが分かる。
「ごめん、僕ももう……」
「あんっ、お願い、マスター、私にください! マスターのを……私の中に出してっ!」
後輩の声がどんどん大きくなっていく。僕ももう、最後の瞬間に向かってただ走り続けるだけだ。
二人の腰の動きが一致して、僕の背中に射精の感覚が駆け登っていく。
「ああぁぁぁぁっっ、マスターっっ! い、いっちゃいますぅ――――っ!」
後輩が絶叫して、息を止めた。ぐっと後輩の身体が重くなった。……失神したのだろうか?
「うっ……」
そして、僕のペニスから大量の精液が吐き出される。どくっ、どくっという鈍い音が聞こえる気がした。



ぐったりとした後輩を脇目に、彼女が崩れ落ちていた場所に目を向けると、座り込んで背を向けている姿があった。
やばい……滅茶苦茶焼き餅を焼いている……。思えば後輩と再開した時も、やたらと対抗意識を抱いていたし演武の時もそうだった……。
「ねえ……お客さん達も見てるんだし、ちゃんと見えるようにしないと……お姉ちゃんも怒るよ」
僕は彼女に近づいて宥めようとする。姉の名を出されて一瞬震えるも、彼女の怒りは収まらず頬を膨らませながらこっちを振り向く。
「色んな視点・角度で映す投影装置があるでしょ。それに私は後輩の事を仲間としては認めたけど、抱いていいなんて一言もいってない!」
これは相当深刻だ…。いつもならお客さんの視線を集める行動を優先するのに、今の彼女はそんな気配りをする余裕がないくらい怒ってる。
「冒険の時やこの踊りとかで、裸を他の人にも見せてるけど……抱かれるのを許したのはあなただけなんだよ……。なのにあの子まで……」
観客達の前での彼女の爆弾発言。目の前が一瞬、くらりと揺れた。微妙に酔ったような感覚が、僕の肉棒の中を這い登ってくる。
怒りながら涙を浮かべ頬をほんのりと染めた顔、震える華奢な肩。僕を拒み続けるスラリとした背。 妙にエロティックだ………。