ジャンヌ
「いくらなんでもあのちっさいおじさんの英霊と私を間違えるとか、アーサー王と私を間違えるってレベルじゃありませんよ……」
リン「なーんだ、
あの辞書のおかげで不可能がない英霊とか凄そうだったのに」
ジャンヌ
「いや、まあ、あのちっさいおじさんが有名なのは認めますけどね
でもほら、フランス偉人伝で言ったら私の方が全然先輩なんですよ?」
リン「んー、でもやっぱりよくわかんないわね。アニメとか出てないの?」
ジャンヌ「んー、アニメにはちょっと出たことがあるんですがメインじゃありませんでしたし……」
あ!!じゃあこれ、『Fateアポクリファ』!!
これを読んでみてください。ジャンヌさん大活躍の人気シリーズなんですよ?
ちょっと分厚いですけど、時間を忘れる面白さですから!!」
リン
「へー、こんなの出てるんだ。
じゃあ、ちょっと読んでみる」

リン
「ふー……、読み終わった」
ジャンヌ「ど、どうでした?」
リン「うん!!面白かった!!」
ジャンヌ「そうでしょう、そうでしょう!!超有名英霊ジャンヌさん大活躍のシリーズですからね!」
リン
「特にアストルフォのとこ!!」ジャンヌ「おのれ、ピンク髪!!」

「ナレーション」 (〜7年後〜)

ジャンヌ
「……ふう、こんな乱暴な召喚は初めてです。あ、お久しぶりですね凛!!」

「……は!?」
ジャンヌ
「やっぱり、聖杯戦争は参加しないとですよね!!私もたまには聖杯とか取り合ってみたかったんですよ
え?ルーラーとかいらない?ご安心ください。私ほら、剣ももってますし、
ただのバターナイフでも+10ぐらいの性能にできますし、多分セイバーで行けますよね?
ええ、何を隠そう、セイバーに間違えられたことだってあるんです!」

「……で?」
ジャンヌ
「これは来ちゃいますかね?
ジャンヌゥゥゥゥゥブーム!
んー、舞台化は当然として、映画化、アニメ化、学校化、紙幣化、はては法律化まで視野に入れましょう!
第一条はもちろん
『ピンク髪の女子(外見のみも含む)は即・剃髪』
でよろしくお願いします!」

「そ……」
ジャンヌ
「大丈夫です、凛。
私もこれから頑張っていきますから(ニコッ)」

「そーゆー話じゃないから、これ!!」

       お し ま い