ISスレとかにも「〇〇(ヒロイン名)髪こき!」とかしつこいのがよく来てたが
もうこのスレ住人の仕業、せいって事にしておいて犯るかw


「お、お前…」
一夏は絶句する。
「うん…見ての通り、僕は…いやもうバレた今は「私は」って言うべきかな?はは」

フランスからきたシャルは、美男子ではなくて。
「何でこんなバカな真似を―」
衝撃の真実を目の当たりにした一夏は、相手への配慮をまるで欠いた不遠慮なセリフを吐いて。
「…ほんと、バカな真似だよね」
「あ!?…す、スマン。今のは俺の完全な失言だ。謝る」

シャルに謝る流れに。
「そもそもがデリケートなISに携わる者に、そりゃ人に言えない事情やらなんやら、あって当然だよな」

しかし。

「ううん、いいんだ一夏。僕も…いや、私も本当は馬鹿げた事だとしか思ってなかったから」

思いの外、その愚直な素直さがシャルの警戒心を和らげていた。
「そう、か」

「まあ面と向かって「バカ」は流石にキツいものはあったけどね!」少し意地悪い笑顔でシャルは、一夏の鼻頭に人差し指を突きつける
「う、重ねてスマン」
「でも、こんな早々にバレちゃうとはなぁ…予定外過ぎだ」

「一応聞いていいか?俺以外に、この事がバレるとマズイって理由」
一夏のその問いかけに、シャルは瞬間とても「暗い顔」をした。
それでもすぐに切り替えて―

「…宣伝だからかな?ざっくりと大雑把に言い表すなら、ね」
「せ、宣伝?!」
一夏が愕然としたが。
「ほら、ISて本来」
「あ!」
シャルのその一言で理解した。

自分もまた「男で例外」である事と、それがどれだけの「宣伝」になるかを。