「…あれ?」

(私)はいつの間にか、あの雛見沢分校の校舎内、その教室にいて―

「どうしたの(魅音)?ぼ〜っとしてさ」
「え?!…あ!さ、悟史!?…くん……」
「わ!?な、何だよ(魅音)!人の名前を叫んだりして。しかも君、付け、て…新手の嫌がらせかい?」

(あ――そう、だ。(私)はここでは(魅音)の姿、立場でいる事で、ここに「居る事を許されてた」んだよね…)

「あ、あはは〜!おじさん寝ボケけてて〜ごめんね〜」
なんとか(姉)の物真似でその場を取り繕う(私)。
「もう勘弁してくれよ…いきなり倒れたからビックリしたよ」
「え?そうだった?ちょっと記憶が無いんだけど?」

悟史くんはその言葉を聞いて。
「そうやって…」

とても暗く沈んだ表情で。

「…沙都子の事や、僕ら北条家の事もうやむやに――」


  『違うッ!!!』


違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違うちがうがうちがうちがうちがうちがう!!!