ボルトボーイとして戦い始めた当初はすぐ女に戻れたが、
なかなか戻れにくくなってきた上、

「新、男っぽくなったね。」

親友の舞香が指摘するように胸がほぼ平らになって、
腕とかが少し逞しくなってきたのだが、

「大丈夫、新が男になっても嫌わないよ。」

すると巨大な塊が現れて周囲のものを無差別に取り込んでいき、
舞香を庇おうとしたら、
地が黄色で黒の筋のあるぴっちりとしたスーツと、
黄色いアンテナのある赤いヘルメットを着けた男が現れ、

「と・・・父さん。」
「新・・・お前も変身して戦うんだ。」

舞香には秘密にしたかったが、そんな事を気にしている訳にもいかず、
ボルトアップと叫ぶと、胸や尻の辺りに残っていた丸みが消え、
背が高くなって、
硬く引き締まった筋肉がついてくるとスーツなどが装着されていくと、
父さんと一斉に腰のホルスターから光線銃を取り出して、

「新、合図を出すから中心部を撃て。」
「分かった。」

舞香に秘密を知られてどうしようと思う反面、
無事だった父さんと協力して戦えたのは良かったと思っていると、
母さんが、

「響、もう心配したんだから。」
「す、すまない。」
「今までだって・・・」

両親に呆れながらも新がヘルメットを外すと舞香が抱き締めてきて、

「男の新も良いわね。」

舞香に抱き締められた新の陰茎はスーツ越しでも勃っているのがはっきりし、

「もう新ったら、隠し事は無しって言っているじゃない。」
「ま、舞香。」