すみません、前のは書きかけでアップしてしまいました。

でも違いがあったのは施設の子と一般家庭の子の間だけではありませんでした。
同じ施設の子でも、ちゃんと親がいる子(生活能力が無い為入所してる、又は
親戚が養育は拒否するが仕送りぐらいならする)という子は、連休などは外泊したり、
一緒に出かけて好きなものを買ってもらったり、お小遣いをもらったりしていました。
でも私は親族がいなかったのでそういう体験もありませんでした。
もう少し大きくなった頃に聞かされたのですが、私はいわゆる「捨て子」というやつで
赤ん坊の頃に保護されて乳児院に入れられたのたそうです。私の本名はその時私が拾われた
場所にちなんで付けられたとも聞かされました。
私は住むところも食べるものにも不自由はしてない。でもなにかすごく大切なものが無い。
ただ、同級生や上級生などからの嫌がらせが始まったのはそのあと少し経ったころです。
ある日教室に入ると数人の子が「臭え〜!」と叫んだのです。「お前風呂入ってないんだろ!」
「市場で残り物の野菜とかもらって食ってんだろ!」
もちろんそんなはずはありません。施設でウサギを飼っていたのでその餌にするクズ野菜を
もらいに行くことは当番制でやっていたのでそのことをいってるんだと思いましたが。
そのうちに、クラスに「ともみ菌」というのが流行りだしました。
その頃の一年生は4クラスあり、それぞれのクラスに施設の仲間は一人ずつ振り分けられていましたが
他の子達も同じような誹謗中傷を受けていたようでした。
一度私の持ち物や机に触れると「うわ!ともみ菌がついたぞ!」と大騒ぎ。
「私は何も汚くないのに・・・」見かねた一部の友達が担任の先生に知らせても
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