普段のMちゃんからは想像できないくらいお喋りでしたが、やはりMちゃんの
家庭の経済状況が良くないことがハッキリとわかり、なんだか辛かったのを覚えています。
でもそれ以上に辛かったのは、誰を責めるわけでもなく、そんなことを健気に
笑いながら話す彼女の姿でした。

その日の彼女の服装は、色あせがはじまったTシャツにいつもの古いスカート
(本人は気づいていないようでしたが)穴の開いた靴下という格好で
そんな話を聞いた直後だっただけに、なお一層哀れさが募りました。
しばらくすると、彼女が「暑いから」と言いながら靴下を脱ぎましたが
多分穴が開いているのに気づいたから脱いだのだと思います。

でも気を取り直して、テレビを見たり宿題を教えあったりしているうちに
午後5時くらいになり、僕がMちゃんの家まで送りました。
彼女は何度も「ありがとう」と言い、また来ても良いかと尋ねられたので
僕はいつでも来て良いよと言いその日は別れました。

とりあえず今日は終了です。
書き始めると色々思い出して来てしまいました。
明後日の夜にまた来ます。