「ったく・・・」
さっきの和希の必死の表情を思い出し、大悟は苛立たしそうに短髪の頭をガリガリとかきむしった。
それと同時に和希に抱き締められた時の感触が蘇ってくる。
(やべっ・・・)
そう思った時には既に遅かった。大悟の感覚と感情に股間のモノが反応し、屹立してきたのである。
和希がゲイであったように大悟もまたそうなのであった。しかも和希ほど明確にではないが大悟も和希に単なる教師と生徒の関係以上の好意を抱いていた。
(くそ・・・)
期せずして高まってしまった劣情を吐き出すかのように大悟は自らのモノを握り締め、激しくしごきあげた。寸前に見た和希のまわし姿を思い浮かべて。