「ふう、遅くなったな」
今日はクリスマス。
妻と5歳になるかわいい娘が男の帰りを待っているのだ。
男は早足で家へ向かっていた。

「なっ、何だこれは」
家に着いた男が見たのは巨大なブーツに押し潰された自宅だった。妻と娘は
無事なのか。男は思った。
無残に押しつぶされた家へ近づきがれきを除けていく男。
「うわああああああああああ」
そこで男が見たのは、がれきと巨大なブーツに押し潰された最愛の妻と娘の
肉隗だった。男はその場に崩れ落ちた。いったい誰がこんなひどいことを。
許せない、絶対に許せない。男は怒りに震えるのだった。