子供の頃、全日本女子プロレスをテレビ生中継していた頃の話し。
前の試合がかなり早く終わってしまって、次の試合まで時間があいてしまった。
生中継なので、リングをただカメラで映しているだけの状態だった。
仕方ないので、余興なのか、1人の女子選手が嫌がる男性スタッフを無理やりリングに入れると、その男性をボディスラムでコーナーポスト近くに投げ落とした。
仰向けの男性の上にその女子選手が被さるように乗っかると、リング下の女子選手がみんなリングに上がって来て、同じように被さるように乗っかった。
確か、5〜6人に乗られていたと思う。
普通、人の上に何人も乗っかるとバランスが崩れて倒れるんだけど、恐ろしい事に上に乗ってる選手がロープを掴んで倒れないように抑えていた。
この男性は素人の普通の人だし、女子プロレスラーは、一般の女子と比べたら体重もあるので、かなり苦しかったと思う。
子供の頃、学校でこういう遊びをして死にそうだったので、「あっ!この男性、女子選手に潰されちゃう!」って本気で思った。
次の試合が始まるまで、乗っかられていた。
よく生きていたと思う。
女子選手が降りても直ぐ立つことが出来ないで、なんかフラフラして帰って行った。