「今日は全身フルコースサービスよ〜」ヤンちゃんが笑いを取りながらスポ着のシャツをまくり上げた。
「かっちょエエやんかぁ〜」顔付きからは確かに想像できない見事に割れた腹筋を机の脚でこねくり回す。
立ったままの姿勢で前のめりになって防戦一方の1年君、そのうち伸びきったパンツの裾からこんもりと肉球が顔を出し始めた。
はみ毛ならぬはみキンだ(笑)。
拍手喝采のヤンちゃん達、もう暴走が止まらない。
さんざんオモチャにされてパンツから手を離す頃には、もうボロ布みたいにダルダルに伸びきってボクサーだったのかトランクスだったのかもわからないほど。
そしてスーパーウルトラヤンちゃん登場で、
パンツのゴム引っ張ったり離したりしながら、「今から部活やろー?あんまりエッチなことされたら困るやんなあ〜」
「この辺で止めといたろかぁー」
ほんの少し安堵したようにヤンちゃんに何度もうなずく1年君。
見てた俺も一瞬緊張を解いた直後の出来事だった。
「あっ!」と1年君が腰を引いたのとほぼ同時に、「んなあわけないやろーっ!」という雄たけびとともにヤンちゃん一気にパンツを膝下までズリ下げた。
「キャァーー!」とか「ヒュウゥゥゥーー!」とかいう歓声だったと思うけど実際には違ったかもしれない。
女の子みたいにピターッと閉じた内腿の付け根に遠慮深そうに収まってる1年君のお地蔵様がはっきりと見えた。
ヤンちゃん達が無理矢理足を開くと、今度は「おおぉぉー!」という声がどこからとなく聞えた。
イケイケのヤンちゃん達、全裸の1年君に今度はエビ十字やら四方固めのプロレス技でなぶり始めた。
「見たコウモ〜ン」とか言って1年君のケツ穴公開して、ラケットの棒のほうを挿入するとことかを写メってた。
狂喜乱舞するヤンちゃん達の奇声にまぎれて時々弱弱しい泣き声みたいのが聞えてたけど、たぶんあれが1年君の声だろう。何言ってたのかはわからない。
そして仰向けにされた1年君の膝上にヤンちゃんがまたがると、ボロ布の下着を持って1年君の萎えたブツをもの凄いスピードでしごき始めた。
「イヤア〜!」この声だけははっきりと聞こえた。そのあとはヤンちゃん達の歓声でかき消されていた。
何が始まるのかくらいはオレっちにも理解できた。もう最後まで見るしかないと思った。