薄着の季節 痴漢や盗撮ご注意を 県警が電車内で注意
2016年4月21日(木) AM 06:00

駅や電車内での盗撮や痴漢の被害を防ごうと、群馬県警子ども・女性安全対策課と鉄道警察隊は20日、
JR両毛線などで、鉄道を利用する女子高校生らに対して被害防止を呼び掛ける啓発活動を実施した。
衣替えの季節を控え、軽装になる人が増えると見込まれることから、被害を防ごうと、県警が22日までの3日間実施する。

啓発活動では警察官が車両に乗り込み、犯行の手口や被害を防ぐための手段を記したチラシを利用者に配布したり、
車内に不審者がいないか目を光らせた。

県警が昨年1年間に認知した盗撮事案は50件、痴漢などの身体接触事案は9件だった。
そのうち盗撮12件(24.0%)、痴漢2件(22.2%)が駅構内や電車内での犯行だった。

県警によると、駅の階段やエスカレーター、車両内で居眠りをした際などに被害に遭うケースが多く、
最近では車の鍵や腕時計、靴の中に小型カメラを仕込んでスカート内部を撮影するなど犯行の手口が巧妙化しているという。

子ども・女性安全対策課は、例年、薄着の人が増える夏場を中心に盗撮や痴漢などの犯罪が増える傾向にあると分析し、
「被害防止を呼び掛けると共に、子どもや女性を狙った卑劣な犯行の摘発に全力で取り組みたい」としている。

http://www.jomo-news.co.jp/ns/8214611671291472/news.html