「これで今回の装具追加は終了しました。お疲れ様です。よく頑張りましたね、早苗さん」
結局。
これは私をイカせてくれるご褒美なんかではなく。
私を更に苦しませるものだった。
私は開放されても立ち上がることができなかった。
立とうとして力を入れると、2本のディルドを食い締めてしまい、足から力が抜け崩れ落ちる。
これを春香ちゃんの部屋の前で何回も繰り返していた。もう這って帰るかここで寝るかしかないのかな…
そう思ってると、美希さんが来てくれて、私に肩を貸してくれた。
ふと気になって、美希さんの胸を揉もうとしてみる。
…やっぱり。
胸枷ついてる。
ていうか、首にあるでっかいチョーカーみたいなのってもしかして首輪なのかな?
そう思って美希さんの喉元を見てると、あることに気づいた。
何かを必死に飲み込もうとしているように見えるのだ。
そういえば、マスクでよく見えないけど、口も何か大きなものを頬張ってるように見える。
…これも何かの拘束だったりするのかな?
ーーーこの拘束って、将来私もされるのかな?

私の部屋についた。
なんとなく、美希さんに紙とペンを渡してみた。
美希さんは何を書こうか悩んだ後、「ごめんね」とだけ書いて、私をベッドに寝かせてそのまま行ってしまった。
…やっぱり私に何か隠してるみたい。