>>397
実際にゼットンが1兆度の火の玉を発射したらどうなるのか?

1個当たり、太陽の470兆倍のエネルギーを火の玉である。これが地表で放出されたわけです。当然、地球は一瞬で蒸発し、太陽系の星々も順次消滅することになります。

被害はこれだけにとどまりません。高温の物体は光を放ちますが、さそり座のアンタレスなどは3000度で赤い光、太陽は6000度で黄色い光、
シリウスなどは1万2000度で青い光・・・・・・という具合に、温度が上がると、光の波長は短くなっていきます。

10万度なら紫外線、100万度ならスペクトル線、それを越えると放射線の一つγ線が放たれるのです。

生物は体重1kg当たり300Jのγ線を浴びると助かりません。γ線は光と同じ速度で広がりつつ弱くなっていきますが、ゼットンの火の玉から放たれたγ線がこの強度に薄まるのは200光年彼方になります。

つまり、ゼットンが1兆度の火の玉を吐くと、全天に輝く星々のうち、200光年以内にある星の惑星に住む人々がバタバタと倒れていくのです。
オリオン座のベテルギウス人やさそり座のアンタレス人は難を逃れますが、彦星人は16年後、織姫人は25年後に即死し、北斗七星人は150年以内に全滅します。