ようやくホームへの階段を上る彼女を真横から捉えた映像がモニターに大映しになった
濃紺のタイトスカートに包まれた豊かな尻を、やや後ろに突き出すようにして、一段ずつ階段を上る彼女、ハイヒールがまだ脚に馴染んでいないのか、歩きがなんだかぎこちない
足の運びから半テンポ遅れて、鳩尾辺りまで沈み込んでタメを作っていた巨大乳房が、溜め込んだエネルギーを一気に解放しながら跳ね上がっている
凄まじいまでの弾力だ
それでいて乳房の上下動がまるでスローモーションのようなゆったりとした動きにも見える
並外れたボリュームとスケールだからこその視覚効果というものなのか
マウスを使って彼女の肉体が生み出す奇跡の一瞬の数々を静止画像で切り出しながら、空いた手は知らず知らずのうちに硬くなった己自身を慰めていた
一段落したところで、表札にあった法人のHPを見てみた
彼女の現れた階段に繋がる、某路線の駅にある支社名を見つけるのに、さほどの時間は必要なかった