https://www.youtube.com/watch?v=pEQEiCEZ0Fc

「ワンツ〜ワンツ〜」
チータの声がこだまする。
元気に歌い力強く行進する彼女。
ふと彼女の足元を見ると無残な姿となった幼虫の死骸が大量に散乱している。
足を踏み下ろすたびに足元にいる幼虫達が中身をドピュッと出され哀れな姿になっていく。
その足元の阿鼻叫喚な光景と力強い足踏みとのコントラストに僕は一瞬で心を持っていかれた。
彼女は気づいていないのか、いや、気づいていながらも行進しているのだろう。
足元の小さな命を気にも留めず彼女は今日も歩き続ける。