(とうとう私は、永久拘束されるんだ・・・)
 4人の言葉を聞きながら、私はそう思った。暫くすると、頭部を含めた全身にさらなる圧迫感を感じる様になった。
 (樹脂が入れられてる・・・)
 既に私は、身動き一つできない状態になっている。そこにさらに樹脂が流し込まれている。
 (本当に何もできなくなる・・・)
 それがいつまでも続く。それに対する恐怖は既になかった。
 (少しでも長くこのままでいたい・・・)
 そんなことさえ考えていた。
 「全て終了した。さようなら」
 佳奈さんのその言葉を最後に、何も聞こえなくなった。