私は千晶さんと別れてエレベーターに乗り、ラバーと革の匂いがするフロアーへと向かった。
 フロアーに到着するとすぐにカウンターに行き、椅子に座る。しかし、拘束はされなかった。
 (誰かがスイッチを入れないと動かないんだ・・・)
 そんなことを考えていると、エレベーターの扉が開き、スタッフの人がカウンターまでやってきた。
 「これお願いします」
 「分かりました」
 こうして、また私の1日が始まった。

 3日目の業務が終了すると私は、地下のフロアーへと向かった。貞操帯の鍵を開けて貰うためだ。
 (大丈夫かな・・・)
  大便の方は、まだ余裕があった。でも、マンションの部屋で何度も絶頂したことを知られたら。