>>500
最後に微笑む余裕みせたりなど、まあそこそこのレベルだろうけど、
本当にトップクラスのフリーダイバーさんは3分程度で息をそれほど吐かないし、横隔膜もひくつかせたりはしないよ。

個人差もあるけれど、横隔膜を動かし続けるのはそれ自体が酸素の浪費。
フィジカルの限界に近いところまで横隔膜あまり動かさず、急にものすごく苦しくなって一気にフィジカルの限界に達するのがトップクラスだと、ご本人様の発言で伺いました。
たとえば6分潜れるフリーダイバーの場合、本当に苦しくなり猛烈に横隔膜動かすのは5分半過ぎてからで、
逆に身体が激しく動き猛烈に苦しくなってからBOするまではあっと言う間。

昔のシンクロ選手が2分半とかそれくらいから横隔膜動かして、ほっぺた膨らませて息を反芻したりして更に2分くらい粘れるというのは、
2分半の時点ではまだ全然フィジカルの限界には近づいてはいないということなんだそうです。
横隔膜動かしたり、息を反芻すること自体が酸素余計に浪費するから、フリーダイバーのスキルというのはそのブレイクタイムを如何にして後ろ倒しにするかなのだそうです。
ただ、さほど苦しさを自覚しないうちにフィジカルの限界近くまで来て、突然気が遠くなってそのままというのは、理想的だけど危険性も高いのでその辺りが難しいそうです。
反対に身体が怠けて、フィジカルの限界はまだ遠いのにすぐにBOするクセがついてしまったりすると、まず上位にはいけないそうですから。