色艶のあるタイプはほとんどいなくて、どちらかと言うとトドやオカメさんみたいなのが多かった。当たり前だよね。
それでスキンの時は、ダイビングプールの底でウググ、ググっと蛙の合唱やってるけど苦しさが増すに連れてテンポがどんどん速くなってきてググググ、ググってなった後でまとめて息出してしまったり急速浮上したりする人か増えるけど、
それを超越するとテンポが遅くなって蛙の歌も小さくなる。
それでも不思議な事にみんな大した事故もなくちゃんと元気にやってるのだけど、蛙の歌が聞こえなくなって静まり返ってからの事はあまり記憶に無いんだよな。
気がついたらちゃんと水面に上がっててプールサイドに戻ってる。
ちゃんと身体が覚えているんだよね。
たまに気が抜けたようになって水中でお寝んねしている子が出たりするけど、
コーチが引き揚げてて、お目覚めですかレレレのレなんだけど、みんなボーッとしているからまるで危機感や悲壮感は無かった。
海で遭難する人や潜水漁で事故などは数年に1回ぐらいはあったけど、お気の毒様や能力過信して海の神様にお呼ばれされてしまったよって、なんかとぼけたような海の街でしたね。
もちろん今は監視が行き届いていて事故も減ったみたいだけど、完全ゼロにはどうしてもならないから。