肺活量が大きくなるなら、息こらえ時間が長くなる為なら何でもやる執念で、
試合で負けた後は悔しくて、目一杯深呼吸してプールの底に逆立ちして敢えて最後まで上から押さえ付けてもらったりしたそうです。
ものすごく苦しくなって目がチカチカからヂカヂカに変わり、こめかみにズンズン来るのを通りこすと不思議なくらい楽になるゾーンがあったそうです。
それで視界が狭くなりかけても絶対に失神しないという強い意志を持って頑張ると手脚がブルブルと震えるそうですがもうそれは限界寸前でそのまますっと楽になって落ちてしまったそうです。
そんなの何度かやってしまうとプールサイドに上がっても足が宙に浮いているような不思議な感覚でしばらくはボーッとしていたそうです。

だからおばさんになってもどこか抜けてて冴えないのは酸欠脳だからしゃあないと笑っていました。
物事を深く考えたり悩んだりしない性分だからちょうど良いんだと豪快に笑い飛ばしていました(笑)