海士は閉鎖的な共同社会の中で特別な地位を築いていたので地域社会における発言権は極めて強く、時には漁協レベルだけではなくて村長や村会議員にも物申すくらいの実力があったそうです。
中には一家一族9人全員養う強者すらいたりなど家庭内における地位は絶対的なものがあって、夫は海士の言いなりになり舟の上から手綱を引っ張る役目始め絶対的な信頼関係で動いてて、
海士の夫になる者は短命だからと敢えて都会に出稼ぎに出た時に気の弱そうなインテリ男性を捕まえて婿養子にしてしまう事例が多く、舳倉島方面の家は女系婿養子を取るパターンがかなり多かった。

文化背景についてはこんな感じなのですけど、このスレ的にハマりそうな潜水漁撈関係の特徴に関する聞き書きはとても少なくて素っ気ないものでした。