当時の俺は年上が好きで、ちょっと老け専だった。
恋人は年下だけど、近くに住んでいてフェラが上手いし、呼べばいつでも来るしで
本当に「便利で手軽」なので、好みの相手と会えない時にとりあえず抜くのに会ってた。
７年前の冬に、交通事故で両手と片足を骨折した。
まだ若かったので、当然溜まる。
それでほぼ毎日病院に呼び出して、階段の踊り場やトイレでフェラして貰っていた。
入院中は毎日入浴も出来ないし、結構臭かったと思う。
悪いな、って気持が、なんでこいつ毎日来てくれるんだろう？って疑問に変わり
来るたびに着替えやタオルを洗濯してきてくれたり、髭を剃ってくれたり
俺の好物を持ってきてくれたりする恋人が、だんだん健気で可愛く思えて来た。
そんな中、大雨が続いて、恋人が数日来られなくなった。
気がつけば恋人の事ばかり考えている自分に気がついた。
数日ぶりに恋人が見舞いに来てくれた時に、顔を見た瞬間胸一杯に熱い感情が広がって
ああ、俺こいつに惚れたのか。と思った。
退院して告白して、半年後に同棲を始めた。
それから一度も浮気してないし、年上にも興味が無くなった。
今は毎日セックスしてないけど、もうこいつ以外好きにならないと思う。