ハッテン場で見かけた「バケモノ」U
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元スレが荒れた為新スレを立てまして候。
コテハン禁止、アラシはスルーで、まったりと和めるバケモノの話を
いたしませう。 関西のサウナ行ったの。しつこく追い掛けてくるじじいがいたけど断ったのよ。
ピンとくる相手もいないから個室で寝ていたら上からドスン!て音と共に落ちてきたわ。
ドアと天井の高さ250センチ、隙間20センチから忍び込む50位のさっきの親父。あんたは忍者か!てツッコミ入れようかと思ったわ。
けど顔が鳩山みたいで いくら彼の努力を買っても ダメな物はダメだったわ。 >>488
もしかして、ブラックボックスっていうビデボじゃね?
オレが97年にデビューした店 中野区の夜の公園には
野生化したホモが異常繁殖してますよ。
中野区の主要な公園には、夜な夜なホモが集まり、
公然とセックスしほうだいで、
ある意味ホモにとっての淫らな無法地帯。
朝になれば中野区の公園には深夜にホモがセックスしまくった残骸の
ザーメン入りのコンドームが散らばっているし。
>>492
その店、行ったことある。
珈琲店の上だったかな。 ブラックボックスって店で、北海道から上京してた
猪俣優也っていうゲイリブ活動家が入店拒否されて
いたわw ニッペに学ラン着たじじいがいた
兵隊の幽霊のような不気味さがあった ハッテン海岸でジジイにシャブられた時、
ジジイの唾がクセーなぁと思いつつ
そのままシャブられてイった。
タオルで軽く拭いただけでちゃんと
洗わないまま帰宅したら、
次の日ケジラミ貰ってたー!
絶対あのジジイの唾の中に何かいた。
高齢者は高確率で何か持ってる 今は無い発展場だけど、休日の昼に行ったら誰もいなかったのね
仕方ないから誰か来るまで待ってたわ
しばらくしたら40代から50代位の痩せたオヤジが来たのよ
タイプじゃないからスルーしたらだんだんそのオヤジがおかしくなっていったの
独り言をぶつぶつ言いながら指をさしながら歩いてるの。
怖いから個室に入って鍵をかけたのよ。
そうしたら全ての部屋を確認しながら動いてるのよ。
ドアをバタンと開ける音やヨシって奇声をあげてるの
あたしの個室もガンガン叩かれたわ
しまいには受付の店員さんの所でドアを叩きながら喚いてるの
静かになって30分して個室から出て帰ろうとしたらオヤジは帰ったらしいの
あたしは急いで帰ったわ
薬中なのか統失なのかわからないけど、発展場では色々な人がいるのね >>500
なにそれ怖〜w
人が少ない発展場は選択の余地がないからね〜 地よい秋の夜長に悪夢に魘されるようになったのは、あの日あの場所で、
妖怪に呪いを掛けられたからでございます。
場所は言わずと知れた入谷24、時刻は午前2時。まさに牛の刻でございました。
あの人間とも妖怪とも判断し兼ねるモノノケが現れたのは...
身長130センチ余り骨と皮だけのその老人は、眼光だけが異様に鋭く、
只者とは思えないオーラを放っていたのでございます。
何だろう、河童にしては皿が無い、子泣き爺にしては貧弱すぎる。
一見小人のようだがさぞ名の在る妖怪変化に違いない!!
これは!拾い物だ。この妖怪さんの顛末を見逃したら百年の悔いが残る。
目指す小人はモニタールームに入った。
胸躍らせ後を追うアタクシ。
サムソンビデオのホノ明かりの中、不気味な動きをする小人。
やや!義経の八艘飛び宜しく男から男へと飛び移る。
しかも飛び移る先の男は上玉ばかり・・・
並や、それ以下は見向きもしない確かな視力。
さりとて解せないのは、飛び移られた先の上玉が誰一人小人を拒絶せず股間を自由にさせている。
上玉を金縛りにする妖術まで心得ているらしい。侮れない!全く空恐ろしい妖術使いだ。
目ぼしい男を弄り尽くすと部屋を出て行く小人。
次は六尺ルームに入った。気配を殺し後を追うアタクシ。
六尺ルームの入り口で小人に腕を引かれる。終に気取られてしまった・・・
歯の無い洞窟のような口から読経のような声がする。
「す、すいぎんなんこう・・スイギンナンコウ・・水銀軟膏・・・・・」
えっ、何?復活の呪文!?それとも調伏の祈祷!?
アタクシはその不思議な旋律を聴きながら、何時しか意識が遠退きましてございます。
でも・・水銀軟膏って、確か販売禁止になった毛虱退治の薬だったわよねえ・・
昭和を代表する野外ハッテンバ。50年代前半に閉鎖されるまで、それは賑わっておりました。
昼日中から全裸で闊歩するツワモノや雑木林の影で乱交する猛者までいて、
その乱痴気ぶりはしばしばテレビの3面記事でも紹介され、時々半ホモ半ノンケが興味本位で紛れ込んできたものでございます。
生きは良い良い、帰りは怖い。男狂いの無間地獄の入り口とも知らずに・・・
権田原のバス停の辺りを行きつ戻りつしていたその男を見止めたのは、
梅雨の晴れ間の蒸し暑い日の事でございます。夕暮れ間近のこれから
権田原が賑わって来る頃合。男は所在無げに辺りを窺っているようでした。
服の上からもガ体の良さが良く分かる、30手前の年頃の厳つい顔立ちの好いたらしい
男であらしゃいました。
「お前、ホモか?」などと突然言うかと思えば、
花も恥らう高校男子のアタクシの腕を引くじゃありませんか!
さてはサツの取り締まりかと、身構えるアタクシ。
上気してほんのり汗の臭いのする男との駆け引きがしばらく続きましてございます。
朴訥と男は語る。「テレビで見た。ここに来れば男と遊べると」
何のことは無い、こいつも半ホモ、半ノンケの類だったと、ほっと胸を撫で下ろすアタクシ。
そうと分かれば話が早い。じゃらじゃらじゃら、じゃらつき合わせて見受けの相談。
早速藪に連れ込んで、男遊びの筆下ろし、序に鍛え抜かれたオイドの初釜まで目出度く
馳走になりましてございます。
これが馴れ初め。権田原の森を蝶のように舞い踊れと、
不肖アタクシが「お蝶」と名づけましてございます。
後日聞いた話では、お蝶さんはれっきとした妻子持ちの機動隊員。
道理でガ体が見事なはず。
行きは良い良い、帰りが怖い。これがお蝶さん、男狂いの始まりでごんす。
やだ、復活されたのかしら?
嬉しいわ。
推測だけど、日が短くなると文章をお書きになるのかしらね…。 最初、このスレがまだあったことに気が付いておられなくて
他の過去にお話を書かれたスレにも↑の話を書き込みされているわね。
そちらにはもう一つ別のお話もあるわ。
私のような下衆なものが申しても良い言葉じゃないと思うけど
これから、本当に楽しみだわ。 くくく・・・しおしお・・
新宿24。ロッカールームの片隅から、鵺が啼くよな啜り泣きが聴こえる。
さんざお転婆をしたあげく、早めに家に帰ろうと着替えを急ぐ宵の口。
まだ出る頃には早かろうと、声の在り処をたずねてみれば、ラウンド鬚のガッチリ熊が
こちらを見ながら泣いている。
ラグビィ野郎か、いや、アマチュア相撲の選手かしらん?
もじもじ何か言いたそう。
「僕、信じられない。パンツ盗られちゃった・・」
意外な告白に目がテンになるアタクシ。僕と言うよりワシと言った方が
しっくりくる人相なのに、毎度毎度24に来るたびにパンツを盗まれるらしい。
「いったいどうしたらいいの!」と語りまた泣く。
ハッテンバのロッカーで見も知らぬ熊に、こんなことをいきなり相談されたアタクシこそ、
一体どうしたらいいのかしらん!
黙っていればなかなかイケてる熊なのに・・いろんな意味で勿体無い。
「ハッテンする時は、パンツはロッカーに仕舞いなさい」
それしか言葉はありません。
納得したのか深く頷く熊一匹。
「パンツをちゃんと仕舞えばいいんだ!じゃ、これから僕と遊ばない?」
天然なのか、ワザとなのか、なんとも回りくどい誘い方。丁重に辞退して
その日は帰らせて頂きましたと、さ。
坩堝のような24グループは、只怖いだけのバケモノさんばかりでなく、
時にはこんなお茶目なヒョウキン者も出るんだと、
改めて奥の深さを思い知りまして御座います。
館林市近郊に位置する多々良沼は、現在群馬県下一ホットな野外ハッテン場であらしゃいます。
ここでのハッテンスポットは国道から少し入った雑木林に囲まれた駐車場。
10台程駐車できるスペースとお誂え向きに古びた公衆便所が鎮座している。
常連の訳知りさん曰く「水戸や宇都宮、果ては福島から通い詰めているスキモノも」
お出でだとか。まったく、ホモに距離は無いとは良く言ったものでございます。
かく言うアタクシも淫らな月光に誘われて沼に来た一人ではありんすが・・・
時間は午前1時。この時刻からがノンケのカップルなどの目障りな一般人が成りを潜め、ゲイ達が思う存分
ハッテンできる至福の時間帯でございます。
そして駐車場の中央ステージでは、月光の下素っ裸の太った男が四つん這いでケツヲ高々と突き出して、
ガラス製の太い注射器で公開浣腸をされている。
白い液体を十数回注入された頃、男は体を小刻みに震わせながら周りのギャラリーに
聴こえるよう大声で呻いた。
「ご主人さま、ワタシの汚いケツマンコに沢山の浣腸をご馳走さまでした」
「仰向けになれ」と男のケツを蹴り上げる。呻吟し倒れ転がる男。
怒張したマラとパンパンに膨れ上がった腹を土足で踏み躙るご主人さま。
力の限りふみつけられる男はやがて恍惚の喘ぎを漏らし始める。排泄を我慢しながら喜悦の言葉を叫ぶ男にも
やがて限界の時が迫る。
「ご主人さま、豚に粗相をお許し下さい」
絶叫する男に冷淡に言い放つご主人さま。
「限界だと?貴様は一体何様のつもりだ」苦悶しながら答える男。
「はい、私は移動式のザーメン便所。露出と恥辱責めに興奮する、変態性の人豚です」
「人豚?」何処かで聞いたような気がする。
記憶の糸を手繰るアタクシ・・・そうだ!呂皇后と戚夫人の逸話にある。
漢の高祖劉邦の死後、その側室の戚夫人の両目を抉り声と耳を潰した挙句両の手足を切断し、
その惨たらしい体を後宮の便所に打ち捨て、無念と怨念だけで行き続け蠢く様を「人豚」と称し
笑顔で見物していた中華三大悪女の呂后。
ゲイとしては面白くてゾクゾクする女同士のオドロオドロシイ愛憎劇だけど、
こちらは人豚当人も喜んでいる恥辱プレイ。比べれば微笑ましい恥辱プレイでございます。
人豚に対して、このご主人さまは之から呂后と呼びましょう 執拗に腹を踏みにじる呂后と排泄をせがむ人豚。
踏みにじる度にグエっと蛙を踏み潰すような声をあげ、脂汗を噴出させる。
やがて頃合限界と見た呂后は「よし、思い切り吹き上げろ」と許可を下す。
安堵の表情を浮かべ人豚は、両足を抱えケツを高々と持ち上げ「失礼します」と唱え
白い液体を肛門から迸らせる。
飛距離2メートルはあろう、弧を描き延延と白水を撒き散らす。
やがて最後の一滴まで放出すると、恍惚と縋る様に呂后を見上げた。
「次だ、お座敷を取って来い」冷酷に命じられるままギャラリーの車に一台ずつ声を掛ける人豚。 「ひどうかオナホール替わりに、人豚のユルマンをお使いください」
「変態に用は無い。あっち行け」
罵倒され汚物のように追い払われても、恍惚とガマン汁を垂らして喜ぶ浅ましさ。
さらに何度声を掛けてもガン無視の車もあれば、近づいただけで急発進して逃げ去る車もございます。
こうした生き恥を晒しながらもますます恥辱に喜ぶ人豚。
全く筋金入りのドMでございます。 そんなド変態にもようやく客が付く。
どんな物好きかと思えば70近い禿げた爺さん。
「ワシは太った男が好きでなあ、掘ってやるからケツ出せや」ニヤつく爺さんに、
「ご調教お願いします」と土下座をして人豚はケツを突き出す。
ゴムも着けずに早速マシンガンガン堀を始める爺さん。
只者じゃない物凄いパワーだ!30分程ガン掘られ「ブヒッ!マンコたまんねーす」と
一度目のトコロテンをする人豚。
爺さんは持久力も人並み以上だ。「わしはまだまだ逝かないぞ」と休憩も入れず
際限なく掘り続けている。 もう何時間掘り続けているのか、流石の人豚も意識は朦朧腰はフラフラ。
「もう勘弁して下さい」と爺さんに泣きをいれた。
空前絶後の絶倫爺さん。田舎の野外ハッテンバにもこんなバケモノが潜んでいたのかと、
感心するやら呆れるやら。
夜も白々明ける頃、家路につく呂后と人豚でありました。
薄々お気づきのことと思いますが、この呂后はアタクシ自身。人豚はアタクシの奴隷でございますと、さ。
HIVのましゃ・・性欲だけで命を繋いでる感がキモイ・・ またぞろ昔話をひとつ。
嘗て2丁目にスカイジムが在ったように、渋谷道玄坂に千雅という淫乱旅館がありました。
ここの主人は893から淫乱旅館経営に転身したという変り種で、その風体身形同様
経営方針も些か異彩を放っておりました。
一見強面ながら馴染みになると存外心優しく、当時まだ若かったアタクシに
男遊びのマナーやタブー。後学になる裏話などをよく聞かせてくれたものでございます。
和服をぞろりと着流して従業員に目を配り、加えて客が気持ち良く遊んで帰れるようにと
テッシュ一つ、浴衣の一枚にまで細心の注意を払っておいででした。
スナックでビールを飲みながら
小言混じりに従業員教育している場面を見掛けたのも一度や二度ではございません。
「だからさ、何度同じ事を言わせりゃ気が済むのさ。様子の良いお客は黙っていても出来るんだから愛想振りまかなくて
良いの。ちょっと難しそうなご面体お客には世話を焼くの。アタシ達はプロなんだから、
テメエの好みで仕事してちゃ給料出無いんだよ」
さすが大阪竹の家で、どっぷりホモに嵌まり込んだ叩上げの893はポリシーが確りしていると関心したものでございます。
この千雅、時として国賓クラスの外国要人の来店もあり、一流ホテルから
直に来訪予定の連絡が入ると、従業員一同蝶ネクタイの正装で出迎える仕来りもございました。
そこまでVIPでなくても、主人の竹の家時代からの知り合いがお忍びで通って来る事などは珍しくもありません。
「社長、監督がお越しです。何時もの個室にご案内しました」
従業員の耳打ちに一瞬顔を曇らせた主人。
「そうかい・・・じゃ、いつものように新宿で頃合の良いのを拾っておいで」
二人の会話が読めないアタクシは「監督って誰?」何を拾ってくるのかと尋ねてみた。
苦笑しながら答える主人の言葉に思わずチビリそうになる。世界的に名の知れた映画監督だ。
店の方に顔を出せない監督の好みの男を個室までデリバリィすると言う。
監督はズバリ労務者風の汚れがお好みらしい。
千雅の客筋には労務者風や監督好みの汚れは居ないので、お忍びで来店する度に
新宿や上野、浅草まで宿無しを拾いに行くのだと言う。
「竹の家じゃ労務者なんぞゴロゴロしていたが、ここは渋谷だからねえ・・・
タマを揃えるにも一苦労だわさ」
その汚れのチンカスや洗ってない肛門をぺろぺろ執拗に舐めまわすのがお気に入りだと言う大監督。
「三船敏郎に袖にされたのも、その余りのしつこさ故」と要らぬ解説までする千雅社長。
自ら「野郎女衒」だと自嘲気味に語る元893。いやはやどんなお商売でも苦労があると、人生勉強になったものでございます。 浅番。浅草大番の事でございます。
同じ浅草24が完全に魔窟に成り下がりましてからは、観音さまを詣でた後はこの
浅番に通うようになりましてございます。
客層はどちらも老人ホームながら、此方は偶に職人風のイケテル親父と遊べるので、
必然的にまともなハッテンサウナに思えます。
職人風のいなせな親父は日曜昼間が狙い目なので、アタクシはその時間帯を狙って通うようにしております。 その日もサウナで汗を流していたら早速渋い親父と目が合いましてございます。
親父は俳優の小林薫を太らせたような佇まいで、背中に般若の彫り物をしてござる。
暫く目と目で会話をし合うアタクシと彫り物親父。
程なく隣に席を移すと、「個室で遊ばないか」と囁き掛けて来た。
まあ!声も渋くて素敵だわ!!と感激したアタクシは、返事の替わりに親父の逸物を
軽く握りましてございます。
50代後半位に見える親父の逸物は既にギンギン。ガマン汁まで溢れさせるお転婆ぶりでありんす。
こんな男臭い筋者になら痛いのもガマンしてウケもしようと、柄になく上気いたしましてございます。 個室にて。
何やら紙袋をガサゴソ探る小林薫モドキ。さては六尺でも締めて盛り合うのだと
期待を膨らませてございます。バリタチの褌野郎とは芸も細かい!
妄想はピークに達してございます。
しかし・・・紙袋から取り出したのはピンクのパンティに乳バンド、モトいブラジャー。
黒い網タイツまで出ておじゃる・・・
いや〜!!!と心の中で絶叫するも既に時遅し。
親父はそれらを嬉々として身に付け、最後に荒縄を手渡すと「これで縛って犯してくれ」と
低く渋い声で懇願したのでござんすわいな・・・ 一気にエロモードが下がったアタクシ。さて、どうしたらこの場を逃げおうせるかと、
猛烈な速さで思案を巡らせてございます。
此処は身動き出来ないように縛りあげ一目散に逃げるしかない。悲壮な覚悟をいたしてございます。
そうと決まれば実行あるのみ。亀甲縛りに見せ掛けて素早く手足を縛りあげ、逃げ出す機会を伺いましてござ候。 彫り物親父を縛りあげ、後は逃げ出すばかりとほっと一息ついた頃、何やら後ろから視線を感じたアタクシ。
振り返れば鍵を掛け忘れた扉を開けて、歌丸モドキの骸骨がじっと此方を眺めてござる。
待てよ。このまま親父を放置して逃げるのは容易い事なれど、それも何だか気の毒だ。
ここは少しでも親父を満足させてやろうと、ふっと間が差し仏心が湧いてきた。
ままよと歌丸に声を掛けた。「爺さん、良かったらこの下着女装と遊んで見るかえ?」
「仲間がいるなら連れてきな」
身動き取れない親父がもがく。「嫌だ。俺はアンタが良い」
「もう遅い。爺さんは仲間を呼びに行ってしまったよ」
いくら拒絶してももう遅い。
身動きすらままならないのだから観念しろよと引導を渡す鬼畜なアタクシ。 いつの間にやら歌丸が5匹に増殖している。
夫々が思い思いに彫り物親父を弄りたおしている。その有様たるや腐肉に群がるピラニアの如し。
どの位時間が経ったろう。ピラニアの一匹が「うっ」と呻いた。
「久しぶりに若い男をしゃぶったから、興奮してちびってゃった」ともじもじするピラニア。
ままよと紙パンツを脱ぎ捨て丸め、無理やり親父の口に捻じ込んだ。
白目を剥いて気絶寸前の可愛そうな親父。
そんな親父を余所に紙パンツの話題で盛り上がるピラニア軍団。 「アンタ、サルバじゃないの野暮な紙パンツねえ。ゴワゴワするし横漏れするのよ、サルバは」
「あたしゃパンツはアテントに決めてるの。3回位は失禁OKよ」
「まあ!おされに穿きこなすならリリーフの超薄ね。70離れの祝いにもらってから
アタシはリリーフ一筋どすえ」
「ちょっと爺さん達。白目剥いてるじゃないのなんとか早く極楽を見せてやりなさいよ」
ピラニアどもを一喝するアタクシ。
苦笑いを浮かべ漸く本来の目的を思い出した歌丸軍団。
モガキ苦しむ彫り物親父を熟練の技で甚振る歌丸軍団。
最初は激しく抵抗していたものの、いつの間にやら満更でもなさそうになってきた。
程なく呻き声と共に大量に精をらせた。
われ先にと飛び散った精を舐め取る軍団。
これで彫り物親父も新しい性向を目覚めさせたに違いない。
紆余曲折有ったにしろ結果オーライ。何か善行を施したような妙な満足感を得たアタクシは、
清清しい心持で、上野サウナに所場を移しましてございます。
目出度し目出度し。
千雅は新宿、上野に飽きた時、たまに通うのが良い。思わぬ話ノネタを拾うことがある。
浮かれ気分で入り口に入ると図体のデカイ男がフロント前を塞いでいる。
邪魔だわと思いながらも男の様子を眺めてみる。
しかし、本当にプロレスラー並みのガタイだわ。何か揉めているのかしらん?
聞くとは無しに濁声が耳に入る。
「ゴムくれよにいちゃん」あら!挿れたくてガマンできないのねえ・・と、微笑ましいのはここまで。
「汚い穴に突っ込むんだからよ、ゴムが要るんだよ」
何て言う言い草かしらと些かむっとするアタクシ。しかしむっとしたのはアタクシだけではありんせん。
横合いから大ベテランの姐さん曰く。
「その汚い穴を何時も舐めているのがこのアタシだよ!」小柄な姐さんの気迫が大男をたじろがせる。
「女を買う金が無くて安く抜こうと千雅に来たんだろうが、テメエが気持ち良くなりたけりゃ
相手のケツマンコ舐める位のサービスはしておやり」
まあ!素適よ姐さんと、心のうちで快哉をあげるアタクシ。
のっけから良いモノを見学出来たと喜びに震えながら、今宵は何か嵐の予感がすると
期待を膨らませましてございます。まだ宵の口。夜はこれからでございます。 夜半過ぎ、廊下トンビをしていたら言い争うよな声がした。
大部屋の暗がりで何やら揉めているようだ。
さっきフロントでゴムを強請っていた奴が、浴衣の襟を掴み上げ廊下に男を引きずり出す。
「おい、役者の分際でケツを狙いやがるとは了見ならねえ!」と、ボルテージが上がるゴムくれ男。
ホモのハッテンバでケツを狙うとか狙われたとか、野暮で無粋も程がある。引きずり出された間抜けは誰と、
顔を眺めて驚いた。こいつは確かに名のある役者、ゴムくれ男に殴られながら
「顔は止めて」と身を伏せる。
新宿西口パレス座じゃ偶に見かけるこの手のいざこざ。あちらはうっかりノンケに手を出したホモが、
腹いせ替わりに軽いパンチを食らうだけ。しかし此方のゴムくれ男、ガチで幹二朗をタコ殴りしておじゃる。
もうその辺で気が済んだやろうと、元893の眼力でゴムくれ男を見据える野郎女衒。
この手の揉め事を捌く手だれはさすが玄人、傍観しているアタクシまで何だか背筋が寒くなる。
「ここはホモさんが愉しくSEXするところ。」と、凄む声音も恐ろしい。
「承知の上で来たくせにケツをマンコにされたくらいで、大立ち周りされたら商売の邪魔。とっとと
帰ってくんなまし」ここは野郎女衒に道理があると納得するギャラリー一同。
「けど、宿代は返しませんで」はっきり告げる元893に時ならぬ失笑が漏れ聴こえる。 ゴムくれ男を叩き出してもまだ幹二朗は震えてござる。
一転猫撫で声で語るちゃっかり者の野郎女衒。此れは此れで薄気味悪い。
「またおイタが過ぎましたなあ・・、個室で大人しくしていれば安生良い男はんが
抱けますやろに、何故何時も大部屋に忍んで誰彼構わずケツを狙いますのや。
懲りずに騒ぎを起こしてからに・・これも立派な営業妨害どすえ」
明らかに不愉快顔の元893。さらにネッチリ嫌味は続く。
「顔の売れた平さんだ。これも立派な不祥事でおます。同じ俳優でも山村(聰)さんや
高倉(健)さんはお行儀が良くてキレイな遊びをしなさるのに、どうしてあんさんは
ドベな強姦もどきをするのやら・・」と、溜息一つ洩らしてみる。
「忠臣蔵の時代から、喧嘩は両成敗で無いと遺恨が残る。平さん、あんたも今日を限りに
もう千雅には来ないでおくれやす」何気に出入り禁止を言い渡された幹二朗丈。
一部始終を見ていたギャラリィー達から時ならぬ拍手喝采が沸き起こりましてございます。
渋谷区の某公園に出没する眉毛書いてるマッチョお爺様。
奇形過ぎるイチモツの勇者w 即身仏とは衆生救済を願い、
厳しい修行のすえ自らの肉体をミイラにして残したお坊さん の事でございます。
このところ男日照りの高木から聞いた話でございます。
肉棒に掻き回される快楽を求め、その日高木は上野大番に向かいましたとか、
入り口に入って早々漂ってくる異臭に職場(老人介護施設)出勤した時のような
感覚に囚われ、一瞬このまま入場して良いものかと躊躇するも、余りに本理想の上玉を見止め
穴の疼くままにロッカールームまで進みましたとか。
「で、どの位の上玉どしたんえ?」問うアタクシに顔を赤らめ、遠い目をして答える高木。
「そりゃもう、上玉中の上玉でおます。顔は藤本隆宏、体は佐々木健介。全身からバリタチオーラを
放っていたわ・・一目見ただけでアタイのマンコは濡れました」
なるほどバリウケには最上のご馳走に映るはずと納得するアタクシ。
ロッカーからサウナ、喫煙所へと異臭も気にせずストーカーになったケツマン乙女な高木。
大部屋に上がる階段でその爺さんを見掛けた時、既にこの日の敗北は決まっていたのでございます。
よろよろ階段を上る小柄で痩せこけた爺さんは、生身の人間と言うより木乃や即身仏に近い
風貌をしていた由。
上玉を狙う高木には目の穢れ、邪魔者以外の何者でもありんせん。
一際強い臭気を感じ、ふと先を上る即身仏の足元を見る。
何かを落としながら蠢いている。不振に思いながら落とされた塊を見つめる高木。
「キャッ!ユンコだわ」と飛び退くケツマン乙女。認知症かしらん?きっと肛門括約筋が弛緩しているのだわ。と、
如何にも介護職らしい判断をする。
糞小便は慣れているわと、余裕で塊を避け件の上玉を追うてみる。
階段を上り切った場所に目指す上玉が仁王立ちで此方を見つめている。
これは脈有りだわと粘っこい秋波を送ってみる。しかし、邪魔な即身仏。
こともあろうに上玉の傍に立つ。身の程知らずの即身仏めと、上玉の肉棒をそっと握ってみた。
刹那、汚い物でも除けるように手を払われた。
動揺は驚愕へと続く、何と!上玉が即身仏を背中から優しく抱きしめ大部屋に誘っている。
不条理に激しく震えるケツマン乙女。
「アタシはピチピチの40代よ!そんなアタシを差し置いてどうしてあの爺さんなの!?」
そんな魂の叫びをあげながらも上玉と即身仏の濡れ場を凝視する高木。
糞で汚れた即身仏の穴を舐めているわ、悔しい。
今度は口吸いだわ、あらフニャフニャのティンポを吸茎してあげるのね、羨ましい。
正上位からぶっとい肉棒を生で挿入してる・・嗚呼、ケツが疼く。
まあ、突かれる度に小便を漏らしているわ、ビデオモデルのタカみたいに。
アタシだって潮を吹くまで掘られたいのに・・・切ない。
本理想と即身仏の浅ましい限りの盛り合いを眺めているうちに、ふと虚しくなるも
マンコの疼きがますます高まる哀れな高木でございました。
結局一度も掘られないまま、寂しく鹿沼市への家路についたそうでございます。
「一体あの男はどう言う類のマニアだったのかしら?」神妙な面持ちで高木が聞く。
「そりゃ、アータ俗に言う桶専綿専に決まっているわ・・でも、聞くところでは
桶綿は良い男が多いらしいし、アータだってあと30年もすれば桶綿にもてもてよ」と、慰めてみる。
ぱっと目を輝かせる単純な高木に、「其れまでの間は駒ケンに通って、せいぜい桶綿の生態を研究することね」と、アドバイスしてみる。
以後の高木でございますか?ホホ・・、休みの度に駒込に通い詰めているようでございます。 甲種合格で入隊した陸軍で晴れて自らの男好きを開眼した大中村の姐さん、
大東亜戦争では戦車部隊で南方戦線で戦っておられましたとか。
そこで運命の悪戯から米軍捕虜になりましてございます。
「捕まったのがアメリカで良かったわ。若しソ連に捕まっていたら、シベリア送りで
凍え死んでいたわよ・・・」などと、
己の運の良さをしみじみ語っていたものでございます。
転んでも只では起きない姐さん、ちゃっかり米軍将校の男妾(オンリー)の座に納まり
終戦間もない祖国に進駐軍と共にご帰還あそばしましてございます。
革のブーツにサングラス、白いマフラー靡かせて、親すら呆れるアメリカかぶれ。
こうして姐さんの戦後は始まったのでございます。
講和会議やら朝鮮戦争で相次いで旧知の進駐軍が日本を離れ、オンリー稼業に
影が差した頃、姐さんは男好きとして新たな活路を開拓し始めたのでございます。
東京も昭和20年代も終わり頃になると、完全に復興し切れていないながら
あちこち自然発生的に、男好きが集まるハッテンバが出来始めたのでございます。
公衆便所に映画館、不忍池など暗がりの多い公園がその手の趣向に好都合なのは、
今も昔も同じこと。中でもこの当時の姐さんは映画館を主な狩場にしていたとか。 軍隊時代の名残でどこか垢抜けない、ウブなじゃが芋みたいな青年を男遊びの世界に
導くことを醍醐味としていた姐さんは、浅草の東京倶楽部や電気館など男遊びのベテランが
通う小屋より、純なお上りさんを多く絡め取ろうと、現在の伊勢丹辺りにあった帝都名画座。
細い階段を5階位昇った場所に在ったことから通称テッペン座と呼ばれた小屋に
足繁く通っておられましたとか。
後ろの方で立ち見をしている場慣れしていないじゃが芋くんのズボンの前を撫で撫で揉み揉み。
それでチンコをピンピンに起てればこっちの思う壺、後はチンコを引っぱり出して射精するまで
弄るだけ・・・「こうやってゲイ界にデビューさせたのは何百人いたことやら」と、姐さん。
新宿にホモバーが3、4件しか無かった時代にこれだけ活躍されていたとは、
当に驚愕の至りでございます。
しかし移ろい行くのが世の常、良い時代は長くは続かないものでございます。
新宿の街が完全復興しオリンピック景気に沸く頃から、さしものテッペン座も
阿婆擦れやフテ子、プロなどが出没するようになって
次第にハッテンバとして廃れて行ったとか。
映画館に見切りをつけた姐さんが次に狩場としたのがいわゆる便所。
後年三島由紀夫が頻繁に通ったことで知られる日比谷公園公衆便所や、
現在ではU13などとこじゃれた言われ方もする上野駅13番線便所。
新宿西口便所など都内の名立たるハッテン便所を行脚する日々・・・
そして遂に辿り着いたのが新橋土橋便所でございます。
男盛りもとうに過ぎた大中村の姐さん、土橋便所に行き着いた時
ここが終の狩場になると悟ったそうでございます。
そして実際土橋便所の名主として、男好き人生をまっとうされたので
ございます。
昭和が終わる頃、枯葉が落ちるように果敢なくなられた姐さん。
そして数年後この土橋便所も再開発の為取り壊され、
共に伝説となりましてございます。
ああ、2ちゃんねるがあって本当に良かったと思える瞬間だわ。
国立国会図書館のwebアカーイブなんかにもきちんと保存すべきね。 高名な映画評論家の来店を告げられた元893。金離れの良い上客の来店に色めき立ちながらも、
差配には寸分の隙も無い。早速マネージャーらしき従業員を手招きすると、「淀川さんは目が肥えているからねえ・・・、
首周りと手は連れて行く前にちゃんとチェックしよし」等と意味不明の指示をする。 何でもこの映画評論家さんはヴィヨルン・アンドレセン張りの美青少年を弄り倒すのがお好みで、
年齢も25を過ぎると興味を削がれるらしく、届けられた相方も顔より先に首周りと手の甲をチェックなさるとか。
年季を積んだ映画評論家はそれで凡その年齢が読めると見えて、
「(この子は)随分若造りしてますけど、大分糖が立ってますねえ」とチェンジを希望されますとか。
老いたりと言えどもその拘りと眼力は侮れません。
ここが野郎女衒の腕の見せ所とばかりに、これから水揚げされるタマの首周り、手の甲、項の匂いまで入念に品定めして、最後に顔をネットリ見据え、
「よし、上玉や。揚げ代一本(百万)でお届け」
と、喜色満面手を叩く。 野郎女衒のお仕事は、顔出しNGのお客様の部屋まで好みの男を届けるばかりじゃありんせん。
中には採算度外視のこんな心温まる出来事もありんした。
交番のお巡りさんが道に迷ったお客を連れて来た事がございます。見ればそのお客さまは
白い杖をついてござる、どうやら極度の弱視か盲目のよう。
外に出るのも難儀なのに、わざわざ千雅まで足を運んで下さったこのようなお客様にこそ
良い思いをして帰って頂くことが野郎女衒の真骨頂だと、
元893は俄然張り切ったと思し召し下さい。
「で、アータ。どんな男が好きなのかえ?」
単刀直入に野郎女衒が切り出せば、
「俺は見た目は分からないので・・・ただ獣の臭いのするアニキに抱かれてみたい・・・」
と、考えようでは筋が通っているようで実にマニアックな好みを吐露する盲目。
「獣の臭いねえ・・、アータは胸毛がモジャモジャ生えている毛深い男の臭いが好きなんだね」
!流石、海千山千のヤリテババア。何の躊躇もなく断言した
従業員に手を引かれ個室に案内される件の盲目。見送りながらも頭の中で
今夜の客の中で条件に合う獣の臭いを放つメンツはいないかと逡巡する野郎女衒。
ロッカールームをガン見しながら「あら、いたわ」と、したり顔。
どんな口説き文句を述べたのやら、諾とする毛深いアニキ。そうと決まれば話は早い、野郎女衒
自らアニキを個室に案内されてございます。
余程満足されたのでございましょう。後日その盲目さんは背負い籠一杯に山菜を摘んで御礼方々
裏を返しに来られたそうでございます。目出度い。
○文字姐さんは今回のハッテン場摘発の件どうお考えかしらね… >>1
ハッテン場行くやつなんて化け物しかいないじゃないのさ。 摘発ハ忘れたころにやって来る。
つい先日、大久保のデストラクションが摘発され逮捕者が出ましたとか。真にお気の毒な話ですが、
摘発に至る迄には内偵捜査も度々あったはず。それに気付かなかった経営者にも些か非があるかと存じます。
此処暫くこう言った類の摘発がなかったので経営者もたかを括っていたのか、何れにしろ不細工な話でおます。 そう言う意味では、今は無いスカイジムの初代オーナーは抜け目が無かったと言うか、賢いお方でした。日ごろから警察方面には極めて用心深く警戒を怠らず、いざ摘発の危険を察知すればさっさと営業権を他人に譲り、自らは尻に帆かけてとんずらする狡賢さ。
営業権譲渡後、改めて簡易宿泊所の許可を得てラシントンパレスが取り壊されるまで、バケモノ屋敷として営業できたのでございます。
こう言ったお商売に限らず、便所や公園、映画館などで囮で張り込んでいた私服警官に仕掛けた途端に御用になるなど警察絡みのいざこざは大昔からつきものでございます。
お上に特別のパイプがあった千雅は別として、平成以前の有料ハッテンバは常に摘発の危険に怯えていたやに伺います。
嘗て山谷に砂川屋と言う宿がありました。昭和30年代に摘発されて廃業した、おそらく日本初のホモ旅館でございます。
ホモ旅館の元祖と言えば大阪竹の家と、一定年齢以上のお仲間さんは思い込んでおられますが、ところがどっこい
竹の家は砂川屋廃業後にシステムをすっかり真似て開業。言った者勝ちと砂川屋の資料が余りに少ないので、
いつの間にか日本初のホモ旅館=竹の家が定着したのでございます。
ただ砂川屋の轍は踏まぬようにその方面の対策は徹底していたので、日本国中はおろか海外からゲイツアーが訪れ、人の重さで床が抜けるほど繁盛したのでございます。
後年、その竹の家の用心棒が開業したのが渋谷千雅でございます。
こと左様に警察との鼬ごっこがハッテンバ家業の宿命。そして、摘発されても潰されてもまた新たな営業形態を生むのがゲイの強かさでございます。
しかし、何故デストラクションだったのか?ドラゴンも相当ヤバそうなのに・・・
因果関係は不明なれど時折聴こえてくるのがこのテの捕り物騒ぎ。摘発ハ忘れたころにやって来る。努々用心怠りませぬように。 BYGSビルの地下二階便所がハンッテン便所だった頃。いつも程良いメンツが屯していた優良物件でございました。
何故か此処では外国人に良く番を掛けられ、人生で初めて黒人とナニした思い出の場所でもございます。
しかし、何事も良いことは長く続かないもの。思わぬバケモノの登場でこの事務所(便所)は廃れたのでございます。
昼日中。ルミエール辺りをうろつくアタクシをナンパしてきた物好きな若い衆がいたとお思い下さい。外見はそこそこ好み。
ホテルにしけこむ前にあそこを確認しなければとBYGSビル地下二階へと若い衆を誘いましてございます。
小指と小指絡ませてスケベ心一杯でエスカレーターを駆け下りる。行き着く先は発展便所・・・そんなレインボーカラー満載の下心も
一瞬で打ち砕かれましてございます。
新しいビルだけに小奇麗な、けれど何処か卑猥な香りを漂わすハッテン事務所。しかしこの日は異様な気配に満ちておりました。
そこには必死の形相で個室の扉を叩く掃除の婆さんが割れ鐘のような声で叫んでいた。
「何してるんだい、早く出てこい」「男同士でナニやってんだい」「警察呼ぶよ」
まさに修羅場でござんした。アタクシを含め数人のギャラリーが事の成り行きを固唾を飲んで注視していたとお思い下さい。 突然扉がバンと開き、中から出てきたふたり連れが無言で婆さんをグーで一撃、脱兎の如く逃げ去りましてございます。実に鮮やかな幕切れでありんした。
しかし、それがこの婆さんとハッテン雀達との壮絶な戦いの始まりだったのでございます。
虚仮の一念何とやら、以後鋭い眼力の婆さんが意固地になって地下二階を徘徊し、淫らな気配を察知しようものならあの耳障りな濁声で突然ガナリ出すようになったのでございます。
誰言うとなくこの婆さんを便所オバケと言い慣わすようになりましてございます。
意固地になった年寄りほど扱いにくいモノはござんせん。さしものハッテン雀達も根負けして一人去りふたり去り。ハッテン便所としての機能を失って行ったのでございます。
あんな死にぞこないの便所オバケ一匹にしてやられるとは・・・釈然としない。敗北感すら覚える顛末でございます。
それで2丁目に出かけても全くBYGSビルには近寄らなくなりんしたが、思へばあれから十年余り。あの便所オバケも当にお隠れ遊ばしたはず。ひょっとしたら地下二階便所もハッテンバとして復活しているかも・・・
淡い期待を抱きつつ、今度2丁目に行ったならBYGSビルに寄ってみようと独りニヤつくアタクシでありんす。 大宝サウナで大変お世話になりました藤田さんの話でございます。
終戦から5年を待たずして発刊された、同性愛者向け同人誌アドニスに寄稿されていたという藤田さんは筋金入りの学生服フェチであらしゃいました。
戦前からのハッテンバで戦後間も無く復活した新宿御苑内の便所で、名前はおろか姿形も知らぬ学生から下穿き(猿股)を買い上げるのを密かな愉しみにしておられたのです。
個室に置かれた紙袋に入れられた下穿きを回収し、その下穿きの汚れ具合に応じた代金、50円〜100円を入れますとか。小便の染みだけのものや穿きこんでいない臭いの薄いものは安く、
穿きこまれ汚れも強く精子つきのモノは最高額でと、不特定多数の苦学生を援助なさっていたそうでございます。 昭和30年代にSM,ホモ、レズ等なんでもありの総合変態性欲雑誌「風俗奇憚」が発刊されてからは文通欄での出会いを利用しながら、
また昭和40年代後半にアドニス、風俗奇憚を下敷きに「薔薇族」などのゲイ雑誌が続々刊行されてからは薔薇族、アドン、さぶ、ザ・ゲイの通信欄を利用して仲間との出会いを育みながら下穿き収集に励む傍ら、
自らの口舌を持って真正包茎を露径に矯正する、口舌割礼なる荒業を開発されたのでございます。
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