「何しに来たってお父さんなにしてるの・・・ちょっと待ってよ・・・。」

由美子は動揺していた。50代後半の父が自分と同年代の子のイチモツを
美味しそうに味わっているのである。少年の顔は目深に被った帽子のせいで
わからない。

「騙された。」由美子は実感した。自分が見てきた父親の姿は嘘で、
本当の父の姿はここにある。父に対する尊敬の気持ちと自分の足元が
ガタガタと音をたてて崩れた気がした。

由美子は目を少年の股間に向けた。もちろん反応している。
初めて見る男性器・・・不思議な感覚だった。妙な生暖かい気持ちに頭がボ〜ッとする。

「おら、なにしてんだよ!!!!!」声が聞こえて由美子は我に帰った。
少年が父の口を自分の性器に近づけようとしてた。

「やめて!!」由美子は俯き叫んだ。騙されたと思いつつも父の情けない
姿は見たくなかった。

空気が止まった。どれだけの時間が過ぎただろう。長いようで短い気もする。
由美子は空気に耐え切れず、俯いた顔を静かに上げて恐る恐る帽子の中の
少年の顔を見た。

するとそこには由美子の知っている顔があった・・・・。